JP4483218B2 - 時空間送信ダイバーシチマルチキャリアcdma方式による受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システム - Google Patents

時空間送信ダイバーシチマルチキャリアcdma方式による受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システム Download PDF

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本発明は、MC−CDMA(Multicarrier−Code Division Multiple Access)方式による受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システムに関する。
高速伝送を行う無線通信システムは、マルチパスフェージングによる影響を受け易く、無線リンクの品質が劣化し易い。このため、マルチパスに起因するマルチパス干渉(MPI:Multi Path Interference)に耐性を有するMC−CDMA方式を、このような無線伝送システムに用いることが提案されていた(例えば、非特許文献1)。このMC−CDMA方式は、広帯域無線伝送を実現するために有効なものである。
図1及び図2は、従来のMC−CDMA方式の送信装置及び受信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。
図1に示すように、送信装置1は、送信データ系列を誤り訂正符号化しさらにインターリーブを施すエンコーディング・インターリーブ部11と、マッピング部12と、MC−CDMA送信部13と、送信アンテナ14とを有している。
MC−CDMA送信部13において、マッピング部12から入力されたデータ系列は、シリアル/パラレル(S/P)変換部131でシリアル/パラレル変換される。これにより、連続するNc/SF個のシンボルが並列データ系列に転換される。ここで、整数NcはFFT/IFFTのポイント数を表し、整数SFはNcの約数とする。
次いで、コピー部132によって、シンボル毎にSF個のコピーが行なわれる。
次いで、拡散部133によって、SF個にコピーされたシンボル毎に、拡散系列Ci1,Ci2,…,CiSF(Cij∈{−1,1})の乗算が行なわれる。ここで、iはユーザ番号とする。
次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)部134によって、乗算された計Nc個のシンボルが時間軸のデータに変換される。
次いで、パラレル/シリアル(P/S)変換部135によって、パラレル/シリアル変換され、ガードインターバル(GI)付加部136によって、ガードインターバルが付加される。ガードインターバルは、遅延波によるシンボル間干渉を回避するために用いられる。
図2に示すように、受信装置2は、受信アンテナ21と、MC−CDMA受信部22と、デマッピング部23と、デコーディング・デインターリーブ部24とを有している。
MC−CDMA受信部22において、まず、ガードインターバル除去部221で、受信した信号からガードインターバルが除去される。
次いで、シリアル/パラレル変換部222によって、シリアル信号がパラレルに変換される。
次いで、高速フーリエ変換(FFT)部223によって、時間軸上のデータが周波数軸上のデータに変換される。
次いで、逆拡散部224によって、送信部で用いた拡散系列と同じパターンの逆拡散系列Ci1,Ci2,…,CiSF(Cij∈{−1,1})の乗算が行なわれる。
次いで、伝搬路推定器227によって、プリアンブル信号やパイロットサブキャリア等の既知信号から得られたサブキャリア毎の伝搬路推定値が出力される。
次いで、等化・合成器225によって、伝搬路推定器227からの伝搬路推定値を用いて、各サブキャリアの伝搬路歪みが補償され、合成される。そして、合成されたシンボルはパラレル/シリアル変換部226によって、パラレル/シリアル変換される。
最後に、デマッピング部23で全てのシンボルが復調され、デコーディング・デインターリーブ部24で、誤り訂正符号の復号処理がなされ、受信データ系列が取り出される。
S.Hara,R.Prasad, "Overview of Multicarrier CDMA", IEEE Commun. Mag., pp.126−144, Dec.1997
しかしながら、MC−CDMA方式では、DS−CDMA(Direct Sequence CDMA)などのスペクトル拡散方式の利点であるRake受信機によるマルチパスの分離が出来ないために、DS−CDMA方式では得ることができるパスダイバーシチ効果が得られず、特性が劣化するという問題点があった。また、MC−CDMA方式では同一シンボルを複数のサブキャリアにコピーして送信するため、周波数ダイバーシチ効果が期待できるが、サブキャリア間の相関が大きい場合には、周波数ダイバーシチ効果が劣化するという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、時空間送信ダイバーシチ(STTD:Space Time Transmit Diversity)を適用することにより特性の改善を図ることができるMC−CDMA方式の受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、MC−CDMAのサブキャリア数が増えた場合にも、STTDのハードウェア規模が大きくならず、少ないハードウェア規模で実現することができるMC−CDMA方式の受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システムを提供することにある。
本発明によれば、送信データを誤り訂正符号化しインタリーブするエンコーディング・インタリーブ手段と、エンコーディング・インタリーブ手段の出力信号を複素平面上の信号点に配置するマッピング手段と、マッピング手段の出力信号をNc/SF個(ただし、Ncは逆高速フーリエ変換のポイント数を表す整数、SFはNcの約数である整数)の並列信号に変換するシリアル/パラレル変換手段と、シリアル/パラレル変換手段から出力される並列信号に対して時間方向及び空間方向の符号化を行うNc/SF個の時空間コーディング手段と、Nc/SF個の時空間コーディング手段から出力される複数の信号に対して、それぞれ、並列にSF個コピーし、拡散し、Ncポイントの逆高速フーリエ変換を行った後、パラレル/シリアル変換するように構成した複数のMC−CDMA送信手段と、複数のMC−CDMA送信手段の出力信号をそれぞれを送信する複数の送信アンテナとを備えた時空間送信ダイバーシチMC−CDMA方式による送信装置が提供される。
本発明によれば、さらに、複数の受信アンテナと、複数の受信アンテナの受信信号それぞれに対して、シリアル/パラレル変換し、高速フーリエ変換し、逆拡散し、等化及び合成を行う複数のMC−CDMA受信手段と、複数のMC−CDMA受信手段の出力信号について時間方向及び空間方向の復号化を行う時空間デコーディング手段と、時空間デコーディング手段の出力信号を直列信号に変換するパラレル/シリアル変換手段と、パラレル/シリアル変換手段の出力信号を復調するデマッピング手段と、デマッピング手段の出力信号をデインターリーブし誤り訂正復号化するデコーディング・デインターリーブ手段とを備えており、送信された送信データを復元する時空間送信ダイバーシチMC−CDMA方式による受信装置が提供される。
さらにまた、本発明によれば、これら送信装置及び受信装置を備えた無線通信システムが提供される。
複数のMC−CDMA送信手段が、パラレル/シリアル変換した信号にそれぞれガードインターバルを付加するように構成されていることが好ましい。
複数のMC−CDMA送信手段の各々が、Nc/SF個の時空間コーディング手段から入力した信号を並列にSF個信号をコピーするNc/SF個のコピー手段と、Nc/SF個のコピー手段の出力に拡散符号を乗算して拡散する拡散手段と、拡散手段の出力を逆高速フーリエ変換するNcポイントの逆高速フーリエ変換手段と、逆高速フーリエ変換手段の出力をパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換手段と、パラレル/シリアル変換手段の出力にガードインターバルを付加するガードインターバル手段とを備えていることも好ましい。
複数のMC−CDMA受信手段が、受信した信号からそれぞれガードインターバルを除去するように構成されていることも好ましい。
複数のMC−CDMA受信手段の各々が、サブキャリア毎の伝搬路を推定し、推定した伝搬路から等化及び合成を行うように構成されていることが好ましい。
複数のMC−CDMA受信手段の各々が、受信した信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去手段と、ガードインターバル除去手段の出力をシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換手段と、シリアル/パラレル変換手段の出力を高速フーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、高速フーリエ変換手段の出力に送信側と同じ拡散符号を乗算して逆拡散する逆拡散手段と、サブキャリア毎の伝搬路を推定する伝搬路推定手段、逆拡散手段の出力を、推定した伝搬路から等化及び合成を行う等化・合成手段とを備えていることも好ましい。
複数のMC−CDMA受信手段の各々が、伝搬路推定手段によって推定した伝搬路推定値を合成する推定値合成手段をさらに備えており、時空間デコーディング手段が、合成した伝搬路推定値を用いて前記復号化を行うように構成されていることも好ましい。
拡散符号が、Walsh Hadamard符号であることも好ましい。
本発明における時空間送信ダイバーシチ方式を適用したMC−CDMA方式の送信装置及び受信装置によれば、マルチパスフェージング環境下において、MC−CDMAの周波数ダイバーシチ効果と、STTDからのアンテナダイバーシチ効果とを同時に得ることにより、無線リンクの回線品質及び伝送特性が改善され、より高速かつ高品質なブロードバンド無線アクセス伝送を実現できる。
即ち、本発明では複数の送信アンテナから時間方向と空間方向とに符号化された送信データを送信し、受信側でその符号を復号することで、各アンテナ間の信号が分離でき、かつアンテナダイバーシチ効果が得られる。さらに、MC−CDMAの特徴である周波数ダイバーシチ効果も得られることから、厳しいフェージング環境でも伝送特性を改善することが可能である。
また、本発明は、MC−CDMAのサブキャリア数が大きくなった場合に発生する、時空間送信ダイバーシチのハードウェア規模の増大化に対しても、効果を発揮する。一般に、時空間デコーディングは、伝搬路推定値を用いることから、推定した伝搬特性毎に時空間デコーディングを行う必要があり、従って基本的にはサブキャリア毎で行う必要がある。しかしながら、本発明によれば、等化及び合成の後に、この合成方法と同一の方法で合成した伝搬路推定値を用いて時空間デコーディングを行っているため、時空間デコーディングに関するハードウェア規模を、常に1/SFで実現することができる。特にサブキャリア数が大きい場合には、この効果は非常に有効である。
図3及び図4は、本発明の好ましい実施形態におけるMC−CDMA方式の送信装置及び受信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。
本発明においては、MC−CDMAシステムに時空間送信ダイバーシチ(STTD:Space Time Transmit Diversity)技術が適用されている。STTDは、耐フェージング対策技術であり、送信側は複数のアンテナから時空間符号化された信号を送信し、受信側は各アンテナから送信された信号を分離して合成することによりダイバーシチを得る。STTD方式自体では、アンテナ間のフェージング相関が高い環境において、アンテナダイバーシチの効果が薄れることによりBER特性が劣化してしまう。
図3に示すように、送信装置3は、送信データ系列を誤り訂正符号化しさらにインターリーブを施すエンコーディング・インターリーブ部31と、マッピング部32と、シリアル/パラレル(S/P)変換部33と、Nc/SF個(ただし、NcはIFFTのポイント数を表す整数、SFはNcの約数である整数)の時空間コーディング(STTDエンコーダ)部34と、M個(ただし、Mは2以上の整数)のMC−CDMA送信部35−1〜35−Mと、M個の送信アンテナ36−1〜36−Mとを有している。
MC−CDMA送信部35−1〜35−Mの各々は、Nc/SF個のコピー部352と、拡散部353と、逆高速フーリエ変換(IFFT)部354と、パラレル/シリアル(P/S)変換部355と、ガードインターバル(GI)部356とを有している。
この送信装置3に入力された送信データ系列は、エンコーディングインタリーブ部31において誤り訂正符号化され、さらにインターリーブされた後、マッピング部32に入力されて複素平面上の信号点にマッピングされる。
次いで、シリアル/パラレル変換部33において、Nc/SF個の並列のシンボル系列に変換される。
このシリアル/パラレル変換部33から出力される計Nc/SF個の並列のシンボル系列は、それぞれ、連続するNシンボル単位(ただし、Nは2以上の整数)でSTTDエンコーダ部34に入力される。
STTDエンコーダ部34の各々は、連続するNシンボルの入力信号に対し、STTD符号化を行い、時間方向にNシンボル、空間方向にMシンボルの信号を出力する。
次いで、各STTDエンコーダ部34の出力である空間方向のMシンボルはM個のMC−CDMA送信部35−1〜35−Mに入力される。
次いで、MC−CDMA送信部35−1〜35−Mの各々において、入力された並列データ系列はコピー部352によって、SF個の並列信号にコピーされる。
次いで、拡散部353で、拡散符号Ci1,Ci2,…,CiSF(Cij∈{−1,1})が乗算される。拡散符号としては、Walsh Hadamard符号などを用いることが可能である。
拡散符号が乗算された信号は、Ncポイントの逆高速フーリエ変換部354で時間領域での各サンプル点の値に変換される。
次いで、パラレル/シリアル変換部355によって、パラレル/シリアル変換され、GI部356によって、ガードインターバルが付加された後、それぞれ異なるアンテナ36−1〜36−Mで同時に送信される。ガードインターバルは、遅延波による符号間干渉を回避するために用いられる。
図4に示すように、受信装置4は、L個(ただし、Lは2以上の整数)の受信アンテナ41−1〜41−Lと、L個のMC−CDMA受信部42−1〜42−Lと、Nc/SF個(ただし、NcはFFTのポイント数を表す整数、SFはNcの約数である整数)の時空間デコーディング(STTDデコーダ)部43と、パラレル/シリアル変換部44と、デマッピング部45と、デコーディング・デインターリーブ部46とを有している。
MC−CDMA受信部42−1〜42−Lの各々は、ガードインターバル除去部(−GI)421と、シリアル/パラレル変換部422と、高速フーリエ変換(FFT)部423と、逆拡散部424と、Nc/SF個の等化・合成器425と、伝搬路推定器427と、推定値合成器428とを有している。
この受信装置4において、複数の受信アンテナ41−1〜41−Lで受信した信号は、それぞれ異なるMC−CDMA受信部42−1〜42−Lで処理される。
MC−CDMA受信部42−1〜42−Lの各々において、受信した信号は、まず、ガードインターバル除去部421に印加されてガードインターバルが除去され、シリアル/パラレル変換部422において、Nc個の並列信号に変換される。
次いで、それら並列信号は、Ncポイントの高速フーリエ変換部423において、周波数領域の各サブキャリアの信号に変換される。
次いで、変換された信号には、逆拡散部424において、SF個のサブキャリア毎に拡散符号が乗算される。ここで、乗算される符号は、送信装置3で用いた拡散符号と同一のCi1,Ci2,…,CiSF(Cij∈{−1,1})を用いる。
次いで、等化・合成器425において、サブキャリア毎の信号が、サブキャリア毎の伝搬路推定値を用いて等化され、等化後のSF個の信号が合成される。ここで、合成方法としては等利得合成やMMSEC(Minimum Mean Square Error Combining)など任意のものを用いることが可能である。
サブキャリア毎の伝搬路推定値は、伝搬路推定器427において、送信フレームの先頭に付加されるプリアンブル信号やデータサブキャリア間に挿入されるパイロットサブキャリアなどの既知信号を用いて推定される。推定値合成器428は、伝搬路推定器427で推定されたサブキャリア毎の伝搬路推定値に対し、等化・合成器425と同じ単位(SF個)で、同じ合成法を用いて合成を行い、STTDデコーダ部43へ出力する。
L個のMC−CDMA受信部42−1〜42−Lの等化・合成器425から出力されたパラレル信号は、STTDデコーダ部43に入力される。STTDデコーダ部43では、空間方向のLシンボル、時間方向のNシンボルの信号に対し、推定値合成器428からの伝搬路推定値を用いてSTTDデコーディングを行い、時間方向にNシンボルのシリアルデータを出力する。
このデータはパラレル/シリアル変換部44おいて、パラレル/シリアル変換され、その後、デマッピング部45で全てのシンボルが復調され、デコーディング・デインターリーブ部46で、デインターリーブした後、誤り訂正符号による復号処理がなされ、受信データ系列が取り出される。
図5は、N=2、M=2、L=1の場合のSTTDの原理説明図である。以下簡略化のため、この条件の場合を例にとりSTTDの原理を説明する。ここで、*は複素共役を表す。
送信ダイバーシチは、一般的に、フィードバック情報に基づいてアンテナの選択及び位相の制御を行うClosed Loop型である。しかしながら、本発明では、フィードバック情報を利用しないOpen Loop型であり、送信装置が複数のアンテナで送信し、受信装置が受信信号を分離して合成する送信ダイバーシチ方式を適用している。
図5によれば、STTDエンコーダ部に入力されたデータは、2シンボル単位で、処理が行われる。最初の時間シンボルにおいて、送信アンテナ#1からSが送信され、送信アンテナ#2から−S が送信される。次の時間シンボルにおいて、送信アンテナ#1からSが送信され、送信アンテナ#2からS が送信される。その後、サブキャリア毎に周波数軸上で拡散され、送信される。
表1は、このように送信アンテナが2本の場合の送信シンボルパターンである。ここで、Ci,jは、全てのiに対して、チップ長がSFである拡散符号を表している。
Figure 0004483218
図6は、本発明におけるSTTD方式の受信装置の原理構成を概略的に説明するブロック図である。
STTDの受信側において、伝搬路特性の変動が緩やかであると仮定(即ち、連続する2つの時間スロットでは伝搬路が変動しないと仮定)すると、送信アンテナ#1から到来する信号の伝搬路及び送信アンテナ#2から到来する信号の伝搬路はそれぞれ、以下の式(1)及び(2)で表すことができる。ただし、j=1,2,…,Nである。
Figure 0004483218
受信信号は、以下の式(3)及び(4)で表される。ただし、i=1,2,…,Nc/SFであり、n及びnはノイズ及び干渉成分を含む複素ランダム変数であり、r及びrは時間スロットt及びt+Tの受信信号である。
Figure 0004483218
この時、受信側のアンテナで受信された2つの時間スロット信号は、全てのサブキャリアの信号が逆拡散された後、以下の式で与えられる。
Figure 0004483218
合成後の信号はそれぞれ、以下の式(9)及び(10)で表すことができる。
Figure 0004483218
Figure 0004483218
各STTDデコーダ部43は、受信データ合成器431と、最尤推定器(MLD)432とから構成される。この受信データ合成器431からの出力信号S´及びS´は、以下の式(11)及び(12)で表される。
Figure 0004483218
Figure 0004483218
最尤推定器432は、受信データ合成器431からの出力信号S´及びS´と、本発明による推定値合成器428の出力信号h及びhとを用いて、送信データS及びSを復元する。
なお、この原理構成では、2つの送信アンテナと1つの受信アンテナとを有する構成について説明したが、図3及び図4のようにM個の送信アンテナとL個の受信アンテナに拡張することは容易に実現可能である。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
従来のMC−CDMA方式の送信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。 従来のMC−CDMA方式の受信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。 本発明のMC−CDMA方式の送信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。 本発明のMC−CDMA方式の受信装置の機能構成を概略的に説明するブロック図である。 STTD方式の原理説明図である。 本発明におけるSTTD方式の受信装置の原理構成を概略的に説明するブロック図である。
符号の説明
3 送信装置
4 受信装置
31 エンコーディング・インターリーブ部
32 マッピング部
33 シリアル/パラレル(S/P)変換部
34 時空間コーディング(STTDエンコーダ)部
35−1〜35−M MC−CDMA送信部
36−1〜36−M 送信アンテナ
41−1〜41−L 受信アンテナ
42−1〜42−L MC−CDMA受信部
43 時空間デコーディング(STTDデコーダ)部
44 パラレル/シリアル(P/S)変換部
45 デマッピング部
46 デコーディング・デインターリーブ部
352 コピー部
353 拡散部
354 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
355 パラレル/シリアル(P/S)変換部
356 ガードインターバル(GI)部
421 ガードインターバル除去(GI)部
422 シリアル/パラレル(S/P)変換部
423 高速フーリエ変換(FFT)部
424 逆拡散部
425 等化・合成器
427 伝搬路推定器
428 推定値合成器
431 受信データ合成器
432 最尤推定器(MLD)

Claims (12)

  1. 複数の受信アンテナと、該複数の受信アンテナの受信信号それぞれに対して、シリアル/パラレル変換し、高速フーリエ変換し、周波数軸方向で逆拡散し、等化及び合成を行う複数のマルチキャリアCDMA受信手段と、該複数のマルチキャリアCDMA受信手段の出力信号について時間方向及び空間方向の復号化を行う時空間デコーディング手段と、該時空間デコーディング手段の出力信号を直列信号に変換するパラレル/シリアル変換手段と、該パラレル/シリアル変換手段の出力信号を復調するデマッピング手段と、該デマッピング手段の出力信号をデインターリーブし誤り訂正復号化するデコーディング・デインターリーブ手段とを備えており、送信された送信データを復元する受信装置であって、前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、前記高速フーリエ変換した信号からサブキャリア毎の伝搬路を推定し、該推定した伝搬路推定値から等化及び合成を行うと共に該推定した伝搬路推定値を合成し、前記時空間デコーディング手段が該合成した伝搬路推定値を用いて前記復号化を行うように構成されていることを特徴とする時空間送信ダイバーシチマルチキャリアCDMA方式による受信装置。
  2. 前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段が、受信した信号からそれぞれガードインターバルを除去するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  3. 前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、受信した信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去手段と、該ガードインターバル除去手段の出力をシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換手段と、該シリアル/パラレル変換手段の出力を高速フーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、該高速フーリエ変換手段の出力に送信側と同じ拡散符号を乗算して逆拡散する逆拡散手段と、サブキャリア毎の伝搬路を推定する伝搬路推定手段、前記逆拡散手段の出力を、前記推定した伝搬路から等化及び合成を行う等化・合成手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、前記伝搬路推定手段によって推定した伝搬路推定値を合成する推定値合成手段をさらに備えており、前記時空間デコーディング手段が、該合成した伝搬路推定値を用いて前記復号化を行うように構成されていることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  5. 前記拡散符号が、Walsh Hadamard符号であることを特徴とする請求項又はに記載の受信装置。
  6. 1つの送信データを誤り訂正符号化しインタリーブするエンコーディング・インタリーブ手段と、該エンコーディング・インタリーブ手段の出力信号を複素平面上の信号点に配置するマッピング手段と、該マッピング手段の出力信号をNc/SF個(ただし、Ncは逆高速フーリエ変換のポイント数を表す整数、SFはNcの約数である整数)の並列信号に変換するシリアル/パラレル変換手段と、該シリアル/パラレル変換手段から出力される並列信号に対して時間方向及び空間方向の符号化を行うNc/SF個の時空間コーディング手段と、該Nc/SF個の時空間コーディング手段から出力される複数の信号に対して、それぞれ、並列にSF個コピーし、周波数軸方向に拡散し、Ncポイントの逆高速フーリエ変換を行った後、パラレル/シリアル変換するように構成した複数のマルチキャリアCDMA送信手段と、該複数のマルチキャリアCDMA送信手段の出力信号をそれぞれを送信する複数の送信アンテナとを備えた時空間送信ダイバーシチマルチキャリアCDMA方式による送信装置と、
    複数の受信アンテナと、該複数の受信アンテナの受信信号それぞれに対して、シリアル/パラレル変換し、高速フーリエ変換し、周波数軸方向で逆拡散し、等化及び合成を行う複数のマルチキャリアCDMA受信手段と、該複数のマルチキャリアCDMA受信手段の出力信号について時間方向及び空間方向の復号化を行う時空間デコーディング手段と、該時空間デコーディング手段の出力信号を直列信号に変換するパラレル/シリアル変換手段と、該パラレル/シリアル変換手段の出力信号を復調するデマッピング手段と、該デマッピング手段の出力信号をデインターリーブし誤り訂正復号化するデコーディング・デインターリーブ手段とを備えており、送信された1つの送信データを復元する受信装置であって、前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、前記高速フーリエ変換した信号からサブキャリア毎の伝搬路を推定し、該推定した伝搬路推定値から等化及び合成を行うと共に該推定した伝搬路推定値を合成し、前記時空間デコーディング手段が該合成した伝搬路推定値を用いて前記復号化を行うように構成されている時空間送信ダイバーシチマルチキャリアCDMA方式による受信装置と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  7. 前記送信装置における前記複数のマルチキャリアCDMA送信手段が、パラレル/シリアル変換した信号にそれぞれガードインターバルを付加するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  8. 前記送信装置における前記複数のマルチキャリアCDMA送信手段の各々が、前記Nc/SF個の時空間コーディング手段から入力した信号を並列にSF個信号をコピーするNc/SF個のコピー手段と、該Nc/SF個のコピー手段の出力に拡散符号を乗算して拡散する拡散手段と、該拡散手段の出力を逆高速フーリエ変換するNcポイントの逆高速フーリエ変換手段と、該逆高速フーリエ変換手段の出力をパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換手段と、該パラレル/シリアル変換手段の出力にガードインターバルを付加するガードインターバル手段とを備えていることを特徴とする請求項又はに記載の無線通信システム。
  9. 前記受信装置における前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段が、受信した信号からそれぞれガードインターバルを除去するように構成されていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記受信装置における前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、受信した信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去手段と、該ガードインターバル除去手段の出力をシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換手段と、該シリアル/パラレル変換手段の出力を高速フーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、該高速フーリエ変換手段の出力に送信側と同じ拡散符号を乗算して逆拡散する逆拡散手段と、サブキャリア毎の伝搬路を推定する伝搬路推定手段、前記逆拡散手段の出力を、前記推定した伝搬路から等化及び合成を行う等化・合成手段とを備えていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 前記受信装置における前記複数のマルチキャリアCDMA受信手段の各々が、前記伝搬路推定手段によって推定した伝搬路推定値を合成する推定値合成手段をさらに備えており、前記受信装置における前記時空間デコーディング手段が、該合成した伝搬路推定値を用いて前記復号化を行うように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記拡散符号が、Walsh Hadamard符号であることを特徴とする請求項10又は11に記載の無線通信システム。
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