JP2003318569A - 電気部品取付装置 - Google Patents
電気部品取付装置Info
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Abstract
良を起こし難く、しかも接圧調整が容易な電気部品取付
装置を提供する。 【解決手段】 第1の筐体1に凹部11aを形成し、こ
の凹部11aに電気部品4を収納保持する。そして、第
1の筐体1を第2の筐体2に合体したとき、電気部品
(レシーバ)4に取付けた弾性を有する接触端子4aが
第2の筐体2に取付けられた印刷配線板(プリント基
板)3の所定の導体層31に弾性的に接触し、両者が互
いに電気的に接続されるようにする。更に、電気部品4
に形成した保護部材4bが印刷配線板3に当接し、電気
部品4と印刷配線板3との間の距離が予め定めた一定以
下にならないように規制する。
Description
A(Personal Digital Assistant ;携帯情報端末)な
どの電気機器に使用するスピーカ、レシーバなどの電気
部品に設けた接触端子に外力が加わるのを有効に防止す
ることができる電気部品取付装置に関する。
機器において、スピーカ、レシーバなどの電気部品を取
付ける場合、図4に示すように、電気機器を構成する第
1の筐体101に凹部102を形成し、この凹部102
に電気部品103を収納し、第1の筐体101を第2の
筐体104に接合・合体させたとき、電気部品103に
設けた弾性を有する接触端子105が第2の筐体104
に取付けられた印刷配線板(プリント基板)106に接
触し、両者が互いに電気的に接続されるように構成する
ことが多い。
うに構成した場合、電気機器に大きな外力や衝撃力が加
わると、つまり、電気部品103に設けた接触端子10
5に前記弾性力を越える大きな外力が加わると、接触端
子105そのものが元の状態に復帰できなくなる虞があ
る。その結果、印刷配線板106との間で充分な接触力
を確保できなくなったり、極端な場合には、接触端子1
05が変形して印刷配線板106に接触できなくなった
りする、という問題があった。
も薄型化していることが多いことから、このような薄型
構成の電気機器にあっては、接触端子と印刷配線板との
間の空間的な余裕が大幅に狭められていることが多い。
そのため、大きな衝撃力が外から加わると、その外力が
接触端子に直接伝わり易く、これによって接触端子が破
損して接触不良をもたらすといったトラブルを招く虞が
あり、これに対する対策が求められている。
ーバなどの電気部品では、これを組み付けるときやこれ
ら部品の製造のときに、例えば公差を上回るような大き
な誤差などを生じていると、前述した場合と同様に、接
触端子とこれが接触する印刷配線板との接触状態が不確
実で、不安定になる虞がある。しかも、通常、電気部品
に設けた接触端子の接触先である印刷配線板との接圧は
適正値が予め設定されていることが多いので、この電気
部品を組付けたときに、この接圧調整を行う際には、接
触端子の取付状態、組付部材との組付状態、或いは印刷
配線板の組付部材との組付状態などを調整することが必
要になり、その結果、接圧の設定調整作業に困難を伴う
場合が多い。
題を解決するものであり、電気機器に大きな衝撃力が作
用しても接触不良を起こし難く、しかも接圧調整が容易
な電気部品取付装置を提供することを目的とするもので
ある。
置は、電気部品に取付けた弾性を有する接触端子を印刷
配線板に形成した導体層に弾性的に接触させ、両者が互
いに電気的に接続されるように構成すると共に、電気部
品と印刷配線板との間に接触端子に不要な外力が加わら
ないようにするための保護部材を介在させた。
取付ける筐体に大きな外力が加わっても接触端子には外
力がほとんど加わらず、その弾性力が阻害されることが
なく、常に印刷配線板との間の電気的接続を良好な状態
に保持できるという作用を有する。
部品に一体に保護部材を形成する構成とした。
必要がなく、その構成が極めて簡単になり、しかも、接
触端子との間で容易に最適の大きさに設定することがで
きるという利点を有する。
の筐体に凹部を形成し、この凹部に電気部品を収納し、
第1の筐体を第2の筐体に合体したとき、電気部品に取
付けられた弾性を有する接触端子が第2の筐体に取付け
られた印刷配線板の所定の導体層に弾性的に接触し、両
者が互いに電気的に接続されると共に、電気部品に形成
された保護部材が印刷配線板に対向し、電気部品と印刷
配線板との間の距離が予め定めた一定以下にならないよ
うに規制する構成とした。
落下、その他で、筐体に大きな外力が加わっても、接触
端子と印刷配線板との接触に余り大きな影響を与えるこ
とはほとんどなく、常に良好な接続状態が得られるとい
う作用を有する。
保護部材を弾性部材で構成した。
取付ける筐体に大きな外力が加わっても弾性部材が変位
・変形することでその外力を吸収して接触端子に外力が
作用するのを抑え込むことができ、印刷配線板との間の
電気的接続をさらに良好な状態に保持できる。
保護部材の一部に切欠き又は孔を設けるとともに、前記
電気部品に前記切欠き又は孔に係合する取付け向き確認
用の突起を設けた。
に、その電気部品の向きや姿勢、つまり設置方向が容易
に確認できるので、誤って異なる方向に設置するのを防
止できるようになる。
ける電気部品取付装置について、図面を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施の形態における電気部
品取付装置の概略断側面図、図2は、同装置のII−II線
断側面図、図3は、同装置において取付けられる電気部
品の背面図である。
係る電気部品取付装置が適用された電気機器を示すもの
であり、この電気機器は、大略構成として、第1の筐体
(内側筐体)1と、第2の筐体(外側筐体)2と、これ
らを接合して形成された筐体の内部に配設する印刷配線
板(プリント基板)3とを備えており、この第1の筐体
1と印刷配線板(プリント基板)3との間にこの発明に
係る電気部品取付装置を備えた電気部品であるレシーバ
4が設置されている。なお、この実施の形態では、電気
機器として携帯電話機が用いられているが、これ以外
に、例えばPDA(Personal Digital Assistant;携帯
情報端末)などでもよい。
から突出して一体に形成されており、この突堤11で囲
まれた凹部11aを構成する内面部分にレシーバ4が収
納・保持されている。また、この第1の筐体1には、突
堤11で囲設された領域に透孔12が形成されている。
すなわち、このレシーバ4は、凹部11aに収納保持さ
れ、レシーバ4からの音声は透孔12を通して筐体外部
に放出されるように構成されている。
第2の筐体2に接合・合体可能なように構成されてお
り、両者を合体して筐体を形成したとき、後述するレシ
ーバ4に取付けられた弾性を有する接触端子4aが、第
2の筐体2に取付けられた後述する印刷配線板3の所定
の導体層31に弾性的に接触し、両者が互いに電気的に
接続されるように構成されている。
11の一方側に、この突堤11で囲まれた凹部11aに
収納するレシーバ4の位置決め(保持)とともに、レシ
ーバ4の取付け向きを容易に確認して収納させるための
切欠き(又は孔)11b(図2参照)を設けており、レ
シーバ4の対応する部位に設けた突起4cがこれに係合
するように構成されている。
で囲設した領域の中央部に対応する部位にリブ21を形
成しており、印刷配線板(プリント基板)3が固定また
は支承されて保持されている。
するレシーバ4に取付けられた接触端子4aが弾性的に
接触して双方の間が電気的に導通される導体層(ランド
やパッドなど)31が形成されている。
に印刷配線板(プリント基板)3の導体層(ランドやパ
ッドなど)31と適正な接圧で接触する接触端子4aを
左右線対称位置に突設させており、双方の接触端子4a
のバランスを取り易いようになっている。また更に、こ
のレシーバ4には、図1から図3に示すように、接触端
子4aと同方向に所要長さだけ突出する保護部材4bが
一体に4箇所、線対称状態で形成されており、第1の筐
体1を第2の筐体6に接合・合体したとき、保護部材4
bの下端面が印刷配線板3の上面に当接し、レシーバ4
と印刷配線板3との間の距離が予め定めた一定値以下に
ならないように4箇所で安定した状態に規制している。
なお、このレシーバ4では、接触端子4aの接圧を適正
値に設定したときの突出長さを予め求めておき、これに
合わせて保護部材4bの突出長さを形成することで、接
触端子4aの接圧を容易に設定・調整することができる
ようになっている。
ゴムブッシング(或いは防振ゴムなど)などの弾性部材
で構成してもよい。このようなゴムブッシングで構成す
れば、各部材の製造の際の誤差やそれらの組付けの際の
誤差が多少発生していても、このゴムの変位・変形など
によって効果的に吸収させることができる。
下、その他で大きな衝撃力が第1の筐体1、或いは第2
の筐体2やその他の部分に加わっても、それによってレ
シーバ4と印刷配線板3との間隔が保護部材4bによっ
て保持されている。したがって、このレシーバ4と印刷
配線板3との間隔が予め定めた一定以下になることはほ
とんどなく、そのため、レシーバ4に取付けた弾性を有
する接触端子4aにも余計な力が作用せず、接触端子4
aは、常時、印刷配線板3と良好な電気的接続を維持す
ることになる。
た場合には、接触端子4aそのものが変形し、印刷配線
板7との間で充分な弾性接触力が得られないということ
だけではなく、印刷配線板との接触位置も移動し、所定
の位置に接触しないということも起こり得ることが考え
られるが、本実施の形態によれば、接触端子4aに大き
な外力が加わること自体を阻止しているため、このよう
なことはほとんど起こり得ず、常に、良好な接触状態が
維持できるという利点を有する。
に、電気部品としてレシーバ4を例に挙げ、その取付装
置について説明したが、本発明は、レシーバ4に限定す
ることなく、スピーカ、その他の電気部品にも同様に適
用可能であることは言うまでもないことである。
レシーバ4に一体に形成しているが、保護部材4bは、
レシーバ4と一体でなくてもよい。要するに、レシーバ
4(電気部品)と印刷配線板3との間の距離を一定以下
にならないように規制するものであれば、如何なるもの
であってもよいことは言うまでもないことである。
ば、落下、その他で筐体などに大きな衝撃力が加わって
も、電気部品に設けた弾性を有する接触端子には保護部
材の働きによってほとんどその大きな外力が加わらず、
接触端子と印刷配線板との接触を常に良好な状態に保持
できるという効果を有する。
の突出長さを長短適宜に調整することで、接触端子と印
刷配線板の導体層との接圧を設定・調整することが可能
になるので、接圧調整作業が容易になるという効果も有
する。
置の概略断側面図である。
置のII−II線断側面図である。
置において取付けられる電気部品の背面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気部品に取付けた弾性を有する接触端
子を印刷配線板に形成した導体層に弾性的に接触させ、
両者が互いに電気的に接続されるように構成すると共
に、電気部品と印刷配線板との間に接触端子に不要な外
力が加わらないようにするための保護部材を介在させた
ことを特徴とする電気部品取付装置。 - 【請求項2】 前記保護部材を電気部品に一体に形成し
たことを特徴とする請求項1記載の電気部品取付装置。 - 【請求項3】 第1の筐体に凹部を形成し、前記凹部に
電気部品を収納し、前記第1の筐体を第2の筐体に合体
したとき、前記電気部品に取付けられた弾性を有する接
触端子が前記第2の筐体に取付けられた印刷配線板の所
定の導体層に弾性的に接触し、両者が互いに電気的に接
続されると共に、前記電気部品に形成された保護部材が
印刷配線板に対向し、電気部品と印刷配線板との間の距
離が予め定めた一定以下にならないように規制するよう
に構成した電気部品取付装置。 - 【請求項4】 前記保護部材を弾性部材で形成したこと
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電
気部品取付装置。 - 【請求項5】 前記保護部材の一部に切欠き又は孔を設
けるとともに、前記電気部品に前記切欠き又は孔に係合
する取付け向き確認用の突起を設けたことを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気部品取付装
置。
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JP2002122444A JP3995518B2 (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 電気部品取付装置および携帯情報端末 |
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---|---|---|---|---|
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JP6383045B1 (ja) * | 2017-04-25 | 2018-08-29 | 新コスモス電機株式会社 | 電子機器および警報器 |
JP2021097141A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 電気機器 |
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2002
- 2002-04-24 JP JP2002122444A patent/JP3995518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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