JP2003317997A - 高電圧発生装置およびx線発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置およびx線発生装置

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Masami Tomizawa
雅美 富澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管電圧の制御範囲が広く、極めて安定した電圧
制御を行なうこと。 【解決手段】直流電圧を第1のパルス幅(WA)で所定
の周波数で導通する第1のスイッチ2を通し、これをロ
ーパスフィルタ3を通し、第2のパルス幅(WC)で第
1のスイッチ2と同期して導通する少なくとも1つの第
2のスイッチ4,5を通し、ここで得られた脈流電圧を昇
圧して第1のパルス幅と第2のパルス幅との積(WA×
WC)にほぼ比例する高電圧を得、第1のパルス幅と第
2のパルス幅を変更することで、昇圧手段6から出力さ
れる電圧を制御し、この電圧をX線管9に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば産業用非破
壊検査や医療の分野で用いられるX線発生装置、および
このX線発生装置に適用される高電圧発生装置に係り、
特に電圧の制御範囲が広く、極めて安定した電圧制御が
行なえるようにした高電圧発生装置およびX線発生装
置、さらに管電流の制御範囲が広く、極めて安定した管
電流制御を行なえるようにしたX線発生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば産業用非破壊検査や医
療等の分野で用いられ、X線管を使用するX線発生装置
では、X線管の陽極と陰極との間に高電圧を印加して、
X線を発生させるようにしている。
【0003】この場合、高電圧を得るために、昇圧トラ
ンスのみで昇圧するか、コッククロフト・ウォルトン型
昇圧回路(以下、CW回路と称する)を併用して昇圧す
るようにしている。
【0004】図9は、この種の従来の昇圧トランスのみ
のタイプのX線発生装置の概略構成例を示すブロック回
路図である。
【0005】図9において、直流電源101で商用交流
電源から直流電圧Aが作られ、トランジスタからなるス
イッチ102,103で脈状電圧に変換され、昇圧トラ
ンス104で昇圧される。
【0006】この昇圧後の脈状の高電圧は、整流・平滑
回路105で直流高電圧になり、X線管106に印加さ
れてここからX線が発生する。
【0007】X線管106の管電圧は、電圧制御部10
7にフィードバックされる。
【0008】電圧制御部107は、スイッチングパルス
C1,C2(交互に発生させる)のパルス幅を変えて、
管電圧が電圧設定部108で設定された値と一致するよ
うに制御する。
【0009】また、X線管106を流れる管電流は、同
様な回路で陰極109のフィラメントヘの印加電圧を変
えて、熱電子量を変えることで制御される。
【0010】一方、X線の透過能力を高めるためには、
X線管106の管電圧を高くして、高エネルギーのX線
を発生させる必要があるが、透過し易い被検体の場合に
は、管電圧が高すぎると透過画像のコントラストが低下
して好ましくない。
【0011】そのため、被検体に合った管電圧を選択す
る必要がある。
【0012】また、X線管106の管電流の大きさによ
って、X線の量が変化するが、同様に被検体に合った管
電流を選択する必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のX線発生装置においては、管電圧の制御
範囲が狭いという問題がある。
【0014】すなわち、これは、昇圧の効率を上げるた
めに、スイッチ102,103のスイッチングを、80
KHZ程度の高周波数で行なっていることから、周期が
13μSと短かく、低管電圧側でパルス幅が短かくなり
すぎ、精度が出なくなるためである。
【0015】そこで、これを解消するために、電圧制御
部107でさらに直流電源101を制御して、直流電圧
Aを変える方法が提案されてきている。
【0016】しかしながら、X線管106の管電圧制御
の応答速度が遅くなり、外乱に対して安定した精度良い
制御を行なうことができなくなるという新たな問題が生
じている。
【0017】また、管電流に対しても、同様に制御範囲
が狭いという問題があり、同様にこれを解消しようとす
ると、安定した精度良い制御を行なうことができなくな
るという新たな問題が生じている。
【0018】本発明の目的は、電圧の制御範囲が広く、
極めて安定した電圧制御を行なうことが可能な高電圧発
生装置およびX線発生装置を提供することにある。
【0019】さらに、本発明の目的は、管電流の制御範
囲が広く、極めて安定した管電流制御を行なうことが可
能なX線発生装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明の高電圧発生装置は、直
流電圧を出力する直流電源と、直流電源からの出力を入
力としスイッチング動作を行なう第1のスイッチと、第
1のスイッチからの出力を入力とし高域成分を除去する
ローパスフィルタと、ローパスフィルタからの出力を入
力としスイッチング動作を行なう少なくとも1つの第2
のスイッチと、第2のスイッチからの出力を入力とし高
電圧に昇圧して出力する昇圧手段と、第1のスイッチに
所定の周波数で第1のパルス幅で第1のスイッチングパ
ルスを与えると共に、第2のスイッチに第1のスイッチ
ングパルスと同期して第2のパルス幅で第2のスイッチ
ングパルスを与え、第1のパルス幅と第2のパルス幅を
変更することで、昇圧手段から出力される電圧の制御を
行なう電圧制御手段とを備えている。
【0021】従って、請求項1に対応する発明の高電圧
発生装置においては、直流電圧を第1のパルス幅で所定
の周波数で導通する第1のスイッチを通し、これをロー
パスフィルタを通し、第2のパルス幅で第1のスイッチ
と同期して導通する少なくとも1つの第2のスイッチを
通し、ここで得られた脈流電圧を昇圧して第1のパルス
幅と第2のパルス幅との積にほぼ比例する高電圧を得、
第1のパルス幅と第2のパルス幅を変更することで、昇
圧手段から出力される電圧を制御することにより、電圧
の制御範囲が広く、極めて安定した電圧制御を行なうこ
とができる。
【0022】また、請求項2に対応する発明のX線発生
装置は、上記請求項1に対応する発明の高電圧発生装置
において、昇圧手段から出力される電圧が印加されるX
線管を付加している。
【0023】従って、請求項2に対応する発明のX線発
生装置においては、昇圧回路から出力される電圧をX線
管に印加することにより、上記請求項1に対応する発明
の場合と同様にして、管電圧の制御範囲が広く、極めて
安定した電圧制御を行なうことができる。
【0024】さらに、請求項3に対応する発明のX線発
生装置は、直流電圧を出力する直流電源と、直流電源か
らの出力を入力としスイッチング動作を行なう第1のス
イッチと、第1のスイッチからの出力を入力とし高域成
分を除去するローパスフィルタと、ローパスフィルタか
らの出力を入力としスイッチング動作を行なう少なくと
も1つの第2のスイッチと、第2のスイッチからの出力
が印加される熱源を陰極に有するX線管と、第1のスイ
ッチに所定の周波数で第1のパルス幅で第1のスイッチ
ングパルスを与えると共に、第2のスイッチに第1のス
イッチングパルスと同期して第2のパルス幅で第2のス
イッチングパルスを与え、第1のパルス幅と第2のパル
ス幅を変更することで、X線管の熱源の温度を変更して
X線管を流れる管電流の制御を行なう電流制御手段とを
備えている。
【0025】従って、請求項3に対応する発明のX線発
生装置においては、直流電圧を第1のパルス幅で所定の
周波数で導通する第1のスイッチを通し、これをローパ
スフィルタを通し、第2のパルス幅で第1のスイッチと
同期して導通する少なくとも1つの第2のスイッチを通
し、ここで得られた第1のパルス幅と第2のパルス幅と
の積にほぼ比例する実効電圧の脈流電圧をX線管の熱源
(陰極のフィラメント)に印加し、第1のパルス幅と第
2のパルス幅を変更することで、X線管の熱源の温度を
変えて(熱電子を変えて)、X線管を流れる管電流を制
御することにより、管電流の制御範囲が広く、極めて安
定した管電流制御を行なうことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による高電圧発生装置、およびこれを適用したX線発
生装置の概略構成例を示すブロック回路図である。
【0028】なお、図1のブロック回路図では、電流の
行きと戻り(+側と−側)を等価と捉え、一組として描
いている。
【0029】図1において、直流電源1は、整流器(ダ
イオード)、チョークコイル、コンデンサ等からなり、
商用交流電源からの出力を整流、平滑化して直流電圧を
作り、出力する。
【0030】直流電源1からの出力は、スイッチングト
ランジスタからなるスイッチ2(第1のスイッチに相
当)に入力し、スイッチング動作により周波数νの脈状
の電圧に変換する。
【0031】スイッチ2からの出力は、チョークコイ
ル、コンデンサ等からなるローパスフィルタ3に入力
し、高域成分を除去することで、脈状の電圧をピークが
低く幅の広い脈状の電圧に変換する。
【0032】ローパスフィルタ3からの出力は、それぞ
れスイッチングトランジスタからなるスイッチ4、およ
びスイッチ5(第2のスイッチに相当)に、並列して入
力する。
【0033】ここで、ローパスフィルタ3からの脈状の
電圧は、スイッチ2のスイッチング動作と同期して周波
数ν/2で、スイッチ4、スイッチ5により交互にスイ
ッチングする。
【0034】なお、スイッチ4、スイッチ5では、−側
をスイッチング動作するようにしている。
【0035】各スイッチ4、スイッチ5からの出力は、
それぞれトランスからなる昇圧回路6に入力する。
【0036】各スイッチ4、スイッチ5からの出力の+
側は、トランスの一次巻線の中点に接続し、各スイッチ
4、スイッチ5からの出力の−側は、一方はトランスの
一次巻線の一端に、他方はトランスの一次巻線の他端に
それぞれ接続する。
【0037】これにより、昇圧回路6では、スイッチ
4、スイッチ5のそれぞれの導通によるトランスの一次
巻線に流れる電流の向きが互いに逆向きになり、昇圧回
路6からの出力は、高電圧に昇圧されると共に、周波数
ν/2で+側パルスと−側パルスとが交互に現われる脈
流電圧となる,昇圧回路6からの出力は、整流・平滑回
路7に入力し、直流高電圧に変換して、X線管9に印加
する。
【0038】電圧制御部10は、スイッチ2、スイッチ
4、スイッチ5に、これをそれぞれ導通させる信号を与
える。
【0039】すなわち、スイッチ2には、周波数ν(約
80KHZ)で第1のパルス幅でスイッチングパルスA
(第1のスイッチングパルスに相当)を与える。
【0040】スイッチ2は、このパルス幅の間、スイッ
チが導通となる。
【0041】また、このスイッチングパルスAと同期し
て、第2のパルス幅で周波数ν/2(すなわち1つお
き)で互いに交互になるように、スイッチングパルスC
1、スイッチングパルスC2(第2のスイッチングパル
スに相当)を作成し、それぞれスイッチ4、スイッチ5
に与える。
【0042】第1のパルス幅あるいは第2のパルス幅を
変更することで、昇圧回路6からの出力が変化する。
【0043】昇圧回路6からの出力は電圧測定部8にも
入力し、ここで測定されたX線管9の管電圧を電圧制御
部10に入力する。
【0044】ここで、電圧測定部8は、管電圧を抵抗で
分割して測定値とする。
【0045】電圧設定部11は、設定された管電圧を電
圧制御部10に入力する。
【0046】電圧制御部10は、第1のパルス幅と第2
のパルス幅を変更することで、昇圧回路6から出力され
る管電圧の測定値が設定値と一致するように電圧の制御
を行なう。
【0047】次に、以上のように構成した本実施の形態
による高電圧発生装置、およびX線発生装置の作用につ
いて、図2を用いて説明する。
【0048】図2は、各部の電圧の時間変化を示すタイ
ムチャート図である。
【0049】図1において、スイッチ2のスイッチング
パルスA(A点)は、周波数ν、第1のパルス幅WAの
矩形パルスで、スイッチ2は第1のパルス幅WAの間、
導通になる。
【0050】スイッチ2からの出力は、A点とほぼ同じ
電圧波形であるが、ローパスフィルタ3からの出力(B
点)は、このパルス波形がピークが低く幅の広い脈状に
変換される。
【0051】この波高値Vpは、ほぼ第1のパルス幅W
Aに比例する。
【0052】スイッチ4のスイッチングパルスC1(C
1点)は、周波数ν/2、第2のパルス幅WCの矩形パ
ルスで、スイッチングパルスAに同期している。
【0053】スイッチ5のスイッチングパルスC2(C
2点)は、同様に周波数ν/2、第2のパルス幅WCの
矩形パルスで、スイッチングパルスAに同期している
が、スイッチングパルスC1と1/2周期ずれている。
【0054】昇圧回路6からの出力(D点)は、図示の
ように、周波数ν/2で+側パルスと−側パルスとが交
互に現われる脈流電圧となる。
【0055】このパルスの幅はWCで、高さはVp、す
なわち第1のパルス幅WAにほぼ比例するため、整流・
平滑回路7を通って出力される直流電圧は、第1のパル
ス幅WAと第2のパルス幅WCとの積(WA×WC)に
ほぼ比例する。
【0056】実際の電圧制御は、通常、第2のパルス幅
WCを最大(周期の約80%)に設定し、第1のパルス
幅WAを変えることで行なう。
【0057】そして、第1のパルス幅WAが下限値(周
期の約10%)に達し、さらに電圧を下げたい時には、
第2のパルス幅WCを下げてゆく。
【0058】上述したように、本実施の形態による高電
圧発生装置、およびX線発生装置では、直流電圧を第1
のパルス幅WAで周波数νで導通するスイッチ2を通
し、これをローパスフィルタ3を通し、第2のパルス幅
WCでスイッチ2と同期して導通するスイッチ4,5を
通し、ここで得られた脈流電圧を昇圧回路6で昇圧し、
これを整流・平滑して、第1のパルス幅WAと第2のパ
ルス幅WCとの積(WA×WC)にほぼ比例する直流高
電圧を得、第1のパルス幅WAと第2のパルス幅WCを
変更することで、昇圧回路6から出力されてX線管9に
印加される電圧を制御するようにしているので、大きな
電圧の制御範囲が得られると共に、直流電源を制御する
方式と比べて、応答性が良く極めて安定した精度良い制
御を行なうことが可能となる。
【0059】また、電圧の制御範囲が広くなるため、一
つの装置で種々のX線管に対応することができ、高電圧
を発生する部分(高電圧発生装置)としての標準化を図
ることができ、安価な装置を供給することが可能とな
る。
【0060】さらに、一つの装置で種々のX線管に対応
させる場合には、出力の小さなX線管に対しては、第2
のパルス幅WC(あるいは第1のパルス幅WA)を、X
線管種に対応した固定値にする(あるいは上限値を低く
設定する)ことで、広くできる電圧の制御範囲を狭く制
限して、X線管9および高電圧発生装置を保護する使用
方法とすることも可能となる。
【0061】この場合、電圧の制御範囲が広いため、制
限に大きな自由度ができ、対応できるX線管種が増加す
るという利点がある。
【0062】(第1の実施の形態の変形例) (変形例1)前記第1の実施の形態において、図1で
は、発明に重要でない要素については省略している。
【0063】例えば、X線管9の陰極(カソード)のフ
ィラメントの点灯回路、スイッチに付随する保護回路
や、電流を共振させて効率を上げるためのコイルやコン
デンサ等々は、省略している。
【0064】(変形例2)前記第1の実施の形態におい
て、直流電源1としては、商用交流電源を用いるもので
なくても良い。
【0065】例えば、電池や発電機を用いるようにして
もよい。
【0066】(変形例3)前記第1の実施の形態におい
て、各スイッチ2,4,5は、+側、−側のどちら側を
スイッチングするようにしても良い。
【0067】すなわち、スイッチ2は+側をスイッチン
グしているが、−側をスイッチングするようにしてもよ
い。
【0068】また、スイッチ4,5についても同様であ
り、+側をスイッチングするようにしてもよい。
【0069】この場合は、昇圧回路6への接続は+−逆
転して行ない、−側を昇圧回路6の一次巻線の中点に接
続するようにする。
【0070】(変形例4)前記第1の実施の形態におい
て、各スイッチ2,4,5は、複数個のスイッチング素
子で構成するようにしてもよく、+側、−側の両方をス
イッチングするようにしても良い。
【0071】図3は、スイッチ4,5と昇圧回路6の変
形例を示す回路図である。
【0072】ここでは、スイッチ4',5'はそれぞれ+
側、−側の両方をスイッチングしており、スイッチ
4',5'それぞれの導通による昇圧回路6'の一次巻線
に流れる電流の向きが互いに逆方向になり、前記第1の
実施の形態と同じ作用をしていることがわかる。
【0073】(変形例5)前記第1の実施の形態におい
て、整流・平滑回路7としては、整流器(ダイオー
ド)、チョークコイルコンデンサ等からな一般的な回路
を用いても良いが、昇圧と整流・平滑とを同時に行なう
CW回路を用いるようにしても良い。
【0074】この場合には、昇圧回路6(トランス)の
昇圧率が下げられるため、小型の回路で済むという利点
が得られる。
【0075】図4は、整流・平滑回路以降の変形例をそ
れぞれ示す回路図である。
【0076】これは、CW回路12、CW回路13、C
W回路14を用いた例であり、(a)はアノード接地、
(b)は中点接地、(c)はカソード接地の場合をそれ
ぞれ示している。
【0077】CW回路自体は、整流器(ダイオード)と
コンデンサのラダーからなり、図示しているものは一例
である。
【0078】なお、ラダーの段数は、実際の数よりも少
なく描いている。
【0079】(変形例6)前記第1の実施の形態におい
て、昇圧回路6と整流・平滑回路7の両方を、CW回路
に置き換えるようにすることも可能である。
【0080】図5は、CW回路のみで昇圧する変形例を
示すブロック回路図である。
【0081】図5において、直流電源15は、中点接地
の+側、−側の端子を有する電源である。
【0082】スイッチ16は、+−側それぞれをスイッ
チングする。
【0083】ローパスフィルタ17は、+−側それぞれ
のパルス波形を、ピークが低く幅の広い脈状に変換す
る。
【0084】スイッチ18,19は、+−側への入力の
それぞれを再度スイッチングする。
【0085】スイッチ18,19からの出力は、前記図
4のCW回路12、またはCW回路13、あるいはCW
回路14に入力する。
【0086】CW回路からの出力は、X線管9に印加す
る。
【0087】図示しない電圧制御部は、スイッチ16に
スイッチングパルスA1,A2を与え、スイッチ18,
19にそれぞれスイッチングパルスC1,C2を与え
る。
【0088】スイッチングパルスA1,A2は、周波数
νで第1のパルス幅WAで、互いに位相が1/2周期ず
れている。
【0089】スイッチングパルスC1,C2は、周波数
νで第2のパルス幅WCで、それぞれスイッチングパル
スA1,A2に同期して発する。
【0090】この結果、CW回路12,13,14の入
力点Dの電圧は、周波数νで+側パルスと−側パルスと
が交互に現われる脈流電圧となる。
【0091】このような入力に対して、CW回路12,
13,14により、昇圧および整流・平滑がなされて高
電圧が得られる。
【0092】この場合、前記第1の実施の形態の場合と
同様に、CW回路12,13,14を通って出力される
直流電圧は、第1のパルス幅WAと第2のパルス幅WC
との積(WA×WC)にほぼ比例するので、電圧の制御
範囲が大きくできると共に、応答性が良くなるため、安
定した精度良い制御を行なうことが可能となる。
【0093】(変形例7)前記第1の実施の形態におい
て、自己整流管タイプのX線管を交流入力で使う場合に
は、整流・平滑回路7を省略することができ、昇圧回路
6からの出力をX線管9に直接接続することができる。
【0094】(変形例8)前記第1の実施の形態におい
て、スイッチングパルスC1,C2の周波数を、一般に
ν/n(nは整数)とすることもできる。
【0095】(第2の実施の形態)図6は、本実施の形
態による高電圧発生装置、およびこれを適用したX線発
生装置の概略構成例を示すブロック回路図であり、図1
と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0096】すなわち、本実施の形態による高電圧発生
装置、およびX線発生装置は、図6に示すように、前記
図1における二つのスイッチ4,5と昇圧回路6を、一
つのスイッチ21と昇圧回路22に置き換えた構成とし
ている。
【0097】ここで、スイッチ21は、スイッチングト
ランシスタからなる。
【0098】なお、図6では一側をスイッチングしてい
るが、+側をスイッチングするようにしてもよい。
【0099】スイッチ21からの出力は、昇圧トランス
からなる昇圧回路22の一次コイルに入力する。
【0100】次に、以上のように構成した本実施の形態
による高電圧発生装置、およびX線発生装置の作用につ
いて、図7を用いて説明する。
【0101】図7は、各部の電圧の時間変化を示すタイ
ムチャート図である。
【0102】図6において、前記第1の実施の形態の場
合と同様に、スイッチ2のスイッチングパルスA(A
点)は、周波数ν、第1のパルス幅WAの矩形パルス
で、スイッチ2は第1のパルス幅WAの間、導通にな
る。
【0103】スイッチ2からの出力は、A点とほぼ同じ
電圧波形であるが、ローパスフィルタ3からの出力(B
点)は、このパルス波形がピークが低く幅の広い脈状に
変換される。
【0104】この波高値Vpは、ほぼ第1のパルス幅W
Aに比例する。
【0105】スイッチ21のスイッチングパルスC(C
点)は、周波数ν、第2のパルス幅WCの矩形パルス
で、スイッチングパルスAに同期している。
【0106】昇圧回路22からの出力(D点)は、図示
のように、周波数νで片側パルスのみが現われる脈流電
圧となる。
【0107】このパルスの幅はWCで、高さはVp、す
なわち第1のパルス幅WAにほぼ比例するため、整流・
平滑回路7を通って出力される直流電圧は、第1のパル
ス幅WAと第2のパルス幅WCとの積(WA×WC)に
ほぼ比例する。
【0108】上述したように、本実施の形態による高電
圧発生装置、およびX線発生装置でも、前記第1の実施
の形態の場合と同様の効果を得ることが可能となる。
【0109】(第2の実施の形態の変形例)前記第1の
実施の形態の変形例1乃至変形例8と同様である。
【0110】(第3の実施の形態)図8は、本実施の形
態によるX線発生装置の概略構成例を示すブロック回路
図であり、図1と同一要素には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0111】図8において、X線管9の陰極40にある
熱源としてのフィラメント41を加熱するための回路
は、高電圧を得るための回路と類似した構成をとってい
る。
【0112】なお、42はX線管9の陽極(アノー
ド)、43はX線管9のターゲットをそれぞれ示してい
る。
【0113】直流電源31からの出力はスイッチ32に
入力し、このスイッチ32からの出力はローパスフィル
タ33に入力する。
【0114】ローパスフィルタ33からの出力は、それ
ぞれスイッチ34およびスイッチ35に、並列して入力
する。
【0115】各スイッチ34、スイッチ35からの出力
は、トランス36に入力する。
【0116】各スイッチ34、スイッチ35からの出力
の+側は、トランス36の一次巻線の中点に接続し、各
スイッチ34、スイッチ35からの出力の−側は、一方
はトランス36の一次巻線の一端に、他方はトランス3
6の一次巻線の他端にそれぞれ接続する。
【0117】トランス36からの出力は、フィラメント
41に入力する。
【0118】電流測定部37は、X線管9の管電流を電
圧に変換して、電流制御部38に入力する。
【0119】電流設定部39は、設定された電流値を電
流制御部38に入力する。
【0120】電流制御部38は、スイッチ32、スイッ
チ34、スイッチ35に、スイッチングパルスA、スイ
ッチングパルスC1、スイッチングパルスC2を与え、
第1のパルス幅と第2のパルス幅を変更することで、X
線管9を流れる管電流の測定値が設定値と一致するよう
に管電流の制御を行なう。
【0121】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるX線発生装置の作用について説明する。
【0122】なお、X線管9を流れる管電流の制御は、
前記第1の実施の形態における管電圧の制御の場合と同
様に行なわれ、各部の電圧の時間変化は前記図2に示す
場合と同じになる。
【0123】図8において、スイッチ32のスイッチン
グパルスA(A点)は、周波数ν、第1のパルス幅WA
の矩形パルスで、スイッチ32は第1のパルス幅WAの
間、導通になる。
【0124】スイッチ32からの出力は、A点とほぼ同
じ電圧波形であるが、ローパスフィルタ33からの出力
(B点)は、このパルス波形がピークが低く幅の広い脈
状に変換される。
【0125】この波高値Vpは、ほぼ第1のパルス幅W
Aに比例する。
【0126】スイッチ34のスイッチングパルスC1
(C1点)は、周波数ν/2、第2のパルス幅WCの矩
形パルスで、スイッチングパルスAに同期している。
【0127】スイッチ35のスイッチングパルスC2
(C2点)は、同様に周波数ν/2、第2のパルス幅W
Cの矩形パルスで、スイッチングパルスAに同期してい
るが、スイッチングパルスC1と1/2周期ずれてい
る。
【0128】トランス36からの出力(D点)は、図示
のように、周波数ν/2で+側パルスと−側パルスとが
交互に現われる脈流電圧となる。
【0129】このパルスの幅はWCで、高さはVp、す
なわち第1のパルス幅WAにほぼ比例するため、フィラ
メント41にかかる実効電圧は、第1のパルス幅WAと
第2のパルス幅WCとの積(WA×WC)にほぼ比例す
る。
【0130】このフィラメント41にかかる電圧が変化
すると、フィラメント41の温度が変わり、熱電子が変
化することで、X線管9を流れる管電流が変化する。
【0131】電流制御部38は、電流設定部39で設定
された電流値と、電流測定部37で測定された管電流と
を比較して、両者が一致するように第1のパルス幅WA
と第2のパルス幅WCを変更することで、X線管9を流
れる管電流を制御する。
【0132】上述したように、本実施の形態によるX線
発生装置では、直流電圧を第1のパルス幅WAで周波数
νで導通するスイッチ32を通し、これをローパスフィ
ルタ33を通し、第2のパルス幅WCでスイッチ32と
同期して導通するスイッチ34,35を通し、ここで得
られた脈流電圧でX線管9のフィラメント41を、第1
のパルス幅WAと第2のパルス幅WCとの積(WA×W
C)にほぼ比例する実効電圧で加熱し、第1のパルス幅
WAと第2のパルス幅WCを変更することで、フィラメ
ント41の温度を変えて、X線管9を流れる管電流を制
御するようにしているので、大きな管電流の制御範囲が
得られると共に、直流電源を制御する方式と比べて、応
答性が良く極めて安定した精度良い制御を行なうことが
可能となる。
【0133】また、管電流の制御範囲が広くなるため、
一つの装置で種々のX線管に対応することができ、フィ
ラメント41を加熱する回路としての標準化を図ること
ができ、安価な装置を供給することが可能となる。
【0134】(第3の実施の形態の変形例) (変形例1)前記第3の実施の形態において、トランス
36は本質的な構成要素ではなく、必要に応じて省略す
ることが可能である。
【0135】ただし、この場合、アノード接地であるの
で、フィラメント加熱回路全体のグランドレベルが高電
圧になるため、絶縁が必要である。
【0136】この方式は、カソード接地の場合に、絶縁
が不要になって都合がよいという利点が得られる。
【0137】(変形例2)前記第3の実施の形態におけ
る出力電圧変更の方式は、前記第1の実施の形態におけ
る方式と同じであるので、前記第1の実施の形態の場合
と同様な変形が可能である。
【0138】(変形例3)前記第3の実施の形態におい
て、前記第1の実施の形態の場合と同様に、直流電源1
としては、商用交流電源を用いるようにしても、電池や
発電機を用いるようにしてもよい。
【0139】(変形例4)前記第3の実施の形態におい
て、前記第1の実施の形態の場合と同様に、各スイッチ
32,34,35は、+側、−側のどちら側をスイッチ
ングするようにしても良い。
【0140】(変形例5)前記第3の実施の形態におい
て、前記第1の実施の形態の場合と同様に、各スイッチ
32,34,35は、複数個のスイッチング素子で構成
するようにしてもよく、+側、−側の両方をスイッチン
グするようにしても良い。
【0141】(変形例6)前記第3の実施の形態におい
て、前記第2の実施の形態の場合と同様に、スイッチ3
4,35を一つのスイッチにより構成するようにしても
良い。
【0142】(その他の実施の形態)尚、本発明は、上
記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階で
はその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施す
ることが可能である。また、各実施の形態は可能な限り
適宜組み合わせて実施してもよく、その場合には組み合
わせた作用効果を得ることができる。さらに、上記各実
施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示さ
れる複数の構成要件における適宜な組み合わせにより、
種々の発明を抽出することができる。例えば、実施の形
態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除さ
れても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題
(の少なくとも一つ)が解決でき、発明の効果の欄で述
べられている効果(の少なくとも一つ)が得られる場合
には、この構成要件が削除された構成を発明として抽出
することができる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高電圧発
生装置によれば、直流電圧を第1のパルス幅で所定の周
波数で導通する第1のスイッチを通し、これをローパス
フィルタを通し、第2のパルス幅で第1のスイッチと同
期して導通する少なくとも1つの第2のスイッチを通
し、ここで得られた脈流電圧を昇圧して第1のパルス幅
と第2のパルス幅との積にほぼ比例する高電圧を得、第
1のパルス幅と第2のパルス幅を変更することで、昇圧
手段から出力される電圧を制御するようにしているの
で、電圧の制御範囲が広く、極めて安定した電圧制御を
行なうことが可能となる。
【0144】また、本発明のX線発生装置によれば、上
記昇圧手段から出力される電圧をX線管に印加するよう
にしているので、管電圧の制御範囲が広く、極めて安定
した電圧制御を行なうことが可能となる。
【0145】さらに、本発明のX線発生装置によれば、
直流電圧を第1のパルス幅で所定の周波数で導通する第
1のスイッチを通し、これをローパスフィルタを通し、
第2のパルス幅で第1のスイッチと同期して導通する少
なくとも1つの第2のスイッチを通し、ここで得られた
第1のパルス幅と第2のパルス幅との積にほぼ比例する
実効電圧の脈流電圧をX線管の熱源(陰極のフィラメン
ト)に印加し、第1のパルス幅と第2のパルス幅を変更
することで、X線管の熱源の温度を変えて(熱電子を変
えて)、X線管を流れる管電流を制御するようにしてい
るので、管電流の制御範囲が広く、極めて安定した管電
流制御を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高電圧発生装置、およびこれを適
用したX線発生装置の第1の実施の形態を示すブロック
回路図。
【図2】同第1の実施の形態の高電圧発生装置、および
X線発生装置における各部の電圧の時間変化を示すタイ
ムチャート図。
【図3】本発明による高電圧発生装置、およびこれを適
用したX線発生装置の第1の実施の形態の変形例4を示
す回路図。
【図4】本発明による高電圧発生装置、およびこれを適
用したX線発生装置の第1の実施の形態の変形例5を示
す回路図。
【図5】本発明による高電圧発生装置、およびこれを適
用したX線発生装置の第1の実施の形態の変形例6を示
すブロック回路図。
【図6】本発明による高電圧発生装置、およびこれを適
用したX線発生装置の第2の実施の形態を示すブロック
回路図。
【図7】同第2の実施の形態の高電圧発生装置、および
X線発生装置における各部の電圧の時間変化を示すタイ
ムチャート図。
【図8】本発明によるX線発生装置の第3の実施の形態
を示すブロック回路図。
【図9】従来の昇圧トランスのみのタイプのX線発生装
置の概略構成例を示すブロック回路図。
【符号の説明】
1…直流電源 2…スイッチ 3…ローパスフィルタ 4…スイッチ 4’…スイッチ 5…スイッチ 5’…スイッチ 6…昇圧回路 6’…昇圧回路 7…整流・平滑回路 8…電圧測定部 9…X線管 10…電圧制御部 11…電圧設定部 12…CW回路 13…CW回路 14…CW回路 15…直流電源 16…スイッチ 17…ローパスフィルタ 18…スイッチ 19…スイッチ 21…スイッチ 22…昇圧回路 31…直流電源 32…スイッチ 33…ローパスフィルタ 34…スイッチ 35…スイッチ 36…トランス 37…電流測定部 38…電流制御部 39…電流設定部 40…陰極 41…フィラメント 42…陽極 43…ターゲット A…スイッチングパルス C1…スイッチングパルス C2…スイッチングパルス WA…第1のパルス幅 WC…第2のパルス幅 Vp…波高値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇山 喜一郎 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝アイティー・コントロールシステム株式 会社内 Fターム(参考) 4C092 AA01 AB10 AC01 AC08 BB20 CD03 CE06 CE11 5H730 AA04 AS04 AS16 BB02 BB25 BB86 DD04 EE01 EE06 EE59 FD01 FD31 FG02 FG03 FG15 FG16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を出力する直流電源と、 前記直流電源からの出力を入力としスイッチング動作を
    行なう第1のスイッチと、 前記第1のスイッチからの出力を入力とし高域成分を除
    去するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタからの出力を入力としスイッチン
    グ動作を行なう少なくとも1つの第2のスイッチと、 前記第2のスイッチからの出力を入力とし高電圧に昇圧
    して出力する昇圧手段と、 前記第1のスイッチに所定の周波数で第1のパルス幅で
    第1のスイッチングパルスを与えると共に、前記第2の
    スイッチに前記第1のスイッチングパルスと同期して第
    2のパルス幅で第2のスイッチングパルスを与え、前記
    第1のパルス幅と前記第2のパルス幅を変更すること
    で、前記昇圧手段から出力される電圧の制御を行なう電
    圧制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする高電圧発生装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の高電圧発生装置に
    おいて、 前記昇圧手段から出力される電圧が印加されるX線管を
    付加して成ることを特徴とするX線発生装置。
  3. 【請求項3】 直流電圧を出力する直流電源と、 前記直流電源からの出力を入力としスイッチング動作を
    行なう第1のスイッチと、 前記第1のスイッチからの出力を入力とし高域成分を除
    去するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタからの出力を入力としスイッチン
    グ動作を行なう少なくとも1つの第2のスイッチと、 前記第2のスイッチからの出力が印加される熱源を陰極
    に有するX線管と、 前記第1のスイッチに所定の周波数で第1のパルス幅で
    第1のスイッチングパルスを与えると共に、前記第2の
    スイッチに前記第1のスイッチングパルスと同期して第
    2のパルス幅で第2のスイッチングパルスを与え、前記
    第1のパルス幅と前記第2のパルス幅を変更すること
    で、前記X線管の熱源の温度を変更して前記X線管を流
    れる管電流の制御を行なう電流制御手段と、 を備えて成ることを特徴とするX線発生装置。
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Cited By (7)

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