JP2003142294A - 高電圧発生回路およびx線発生装置 - Google Patents

高電圧発生回路およびx線発生装置

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JP2003142294A
JP2003142294A JP2001334151A JP2001334151A JP2003142294A JP 2003142294 A JP2003142294 A JP 2003142294A JP 2001334151 A JP2001334151 A JP 2001334151A JP 2001334151 A JP2001334151 A JP 2001334151A JP 2003142294 A JP2003142294 A JP 2003142294A
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Biju S Nathan
エス ナサン ビジュ
Ravindra P Prabhu
ピー プラビュー ラビンドラ
Balasubramannian Kandankumarath
カンダンクマラス バラスブラマニアン
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube

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  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランスの良い正負一対の直流高電圧を発生
する回路およびそのような高電圧発生回路を備えたX線
発生装置を実現する。 【解決手段】 一次巻線に入力された交流電圧を昇圧し
た交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の二次
巻線から出力するトランス(220)と、二次巻線の他
端における交流電圧に基づいて正の直流高電圧および負
の直流高電圧をそれぞれ発生する一対の整流形直流高電
圧発生回路(222,222’)と、正の直流高電圧が
アノードに供給され負の直流高電圧がカソードに供給さ
れるX線管(14)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧発生回路お
よびX線発生装置に関し、とくに、X線管用の直流高電
圧を発生する回路およびそのような高電圧発生回路を用
いるX線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線管を用いるX線発生装置は、X線管
に高電圧を印加するための高電圧発生回路を備えてい
る。高電圧発生回路は、交流電圧をトランス(tran
sformer)で昇圧して交流高電圧とし、これを整
流した直流高電圧をX線管に印加するようになってい
る。整流回路に整流型直流高電圧発生回路を用いてさら
に昇圧する方式もある。
【0003】直流高電圧はX線管のアノード(anod
e)・カソード(cathode)間に与えられる。ア
ノードにはグラウンド(ground)に関して正の直
流高電圧が与えられ、カソードにはグラウンドに関して
負の直流高電圧が与えられる。これら正負一対の直流高
電圧は絶対値を等しくしてある。正負一対の直流高電圧
は、昇圧トランスの一対の二次巻線から出力される一対
の交流高電圧をそれぞれ整流することによって得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、昇圧ト
ランスの一対の二次巻線の出力電圧をそれぞれ整流して
正負一対の直流高電圧を得る方式では、一対の直流高電
圧の絶対値を等しくするために、昇圧トランスは特性の
揃った二次巻線を2つ持つ必要があるが、昇圧率が高い
トランスでは2つ二次巻線の特性を精度良く揃えること
は困難である。このため、正負一対の直流高電圧につい
てある程度のアンバランス(unbalance)を許
容せざるを得ない。
【0005】また、二次巻線を2つ有する昇圧トランス
は体積が大きくなるので、高電圧発生回路をX線管とと
もに共通の容器に収容するインテグレート(integ
rate)型のX線発生装置等においては装置の小型化
が困難となる。
【0006】そこで、本発明の課題は、バランスの良い
正負一対の直流高電圧を発生する回路およびそのような
高電圧発生回路を備えたX線発生装置を実現することで
ある。また、インテグレート形とした場合の小型化が容
易なX線発生装置を実現することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
するためのひとつの観点での発明は、一次巻線に入力さ
れた交流電圧を昇圧した交流電圧を一端がグラウンドに
接続された単一の二次巻線から出力するトランスと、前
記二次巻線の他端における交流電圧に基づいて正の直流
高電圧および負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対の
整流形直流高電圧発生回路と、を具備することを特徴と
する高電圧発生回路である。
【0008】(1)に記載の観点での発明では、昇圧ト
ランスの、一端がグラウンドに接続された単一の二次巻
線の他端における交流電圧に基づいて一対の整流形直流
高電圧発生回路により正の直流高電圧および負の直流高
電圧をそれぞれ発生するので、バランスの良い正負一対
の直流高電圧を発生することができる。また、二次巻線
が単一なのでトランスの体積が小さくなる。
【0009】(2)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、一次巻線に入力された交流電圧を昇圧し
た交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の二次
巻線から出力するトランスと、前記二次巻線の他端にお
ける交流電圧に基づいて正の直流高電圧および負の直流
高電圧をそれぞれ発生する一対の整流形直流高電圧発生
回路と、前記正の直流高電圧がアノードに供給され前記
負の直流高電圧がカソードに供給されるX線管と、を具
備することを特徴とするX線発生装置である。
【0010】(2)に記載の観点での発明では、昇圧ト
ランスの、一端がグラウンドに接続された単一の二次巻
線の他端における交流電圧に基づいて一対の整流形直流
高電圧発生回路が発生する正の直流高電圧および負の直
流高電圧をX線管のアノード・カソード間に印加するの
で、バランスの良い正負一対の直流高電圧をX線管のア
ノード・カソード間に印加することができる。また、二
次巻線が単一なのでトランスの体積が小さくなり、イン
テグレート形のX線発生装置の小型化が容易になる。
【0011】(3)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、直流電圧を交流電圧に変換するインバー
タと、前記インバータから一次巻線に入力された交流電
圧を昇圧した交流電圧を一端がグラウンドに接続された
単一の二次巻線から出力するトランスと、前記二次巻線
の他端における交流電圧に基づいて正の直流高電圧およ
び負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対の整流形直流
高電圧発生回路と、前記正の直流高電圧がアノードに供
給され前記負の直流高電圧がカソードに供給されるX線
管と、前記X線管のアノード電圧およびカソード電圧を
それぞれ検出する一対の電圧検出回路と、前記一対の電
圧検出回路の検出信号に基づいて前記インバータを制御
する制御回路と、を具備することを特徴とするX線発生
装置である。
【0012】(3)に記載の観点での発明では、(2)
に加えて、直流電圧をインバータで交流電圧に変換して
トランスの一次巻線に入力するとともに、アノード電圧
およびカソード電圧をそれぞれ検出し、その検出信号に
基づいてインバータを制御するので、管電圧を安定化す
ることができる。
【0013】(4)上記の課題を解決するための他の観
点での発明は、直流電圧を交流電圧に変換するインバー
タと、前記インバータから一次巻線に入力された交流電
圧を昇圧した交流電圧を一端がグラウンドに接続された
単一の二次巻線から出力するトランスと、前記二次巻線
の他端における交流電圧に基づいて正の直流高電圧およ
び負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対の整流形直流
高電圧発生回路と、前記インバータから入力された交流
電圧に基づいて電流を発生する電流発生回路と、前記正
の直流高電圧がアノードに供給され前記負の直流高電圧
がカソードに供給され前記電流がフィラメントに供給さ
れるX線管と、前記X線管のアノード電圧およびカソー
ド電圧をそれぞれ検出する一対の電圧検出回路と、前記
X線管の電流を検出する電流検出回路と、前記一対の電
圧検出回路の検出信号に基づいて前記インバータを制御
する第1の制御回路と、前記電流検出回路の検出信号に
基づいて前記電流発生回路を制御する第2の制御回路
と、を具備することを特徴とするX線発生装置である。
【0014】(4)に記載の観点での発明では、(3)
に加えて、X線管の電流を検出し、それに基づいてX線
管のフィラメント電流を制御するので、管電流を安定化
することができる。
【0015】前記一対の整流形直流高電圧発生回路はそ
れぞれコッククロフト回路を有することが、電圧の倍率
を高くする点で好ましい。前記一対の電圧検出回路はそ
れぞれ分圧抵抗を有することが、回路を簡素化する点で
好ましい。
【0016】前記電流検出回路は電流検出抵抗を有する
ことが、回路を簡素化する点で好ましい。前記電流検出
抵抗は並列に接続されたキャパシタを有することが、検
出信号を平滑化する点で好ましい。
【0017】前記電流検出抵抗は電流計接続用の端子が
両端に設けられた直列抵抗を有することが、管電流の測
定を容易にする点で好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1にX線透視装置用のX
線照射・検出装置の模式的構成を示す。同図に示すよう
に、X線照射・検出装置では、照射部1と検出部3が、
C字状の支持腕5の両端にそれぞれ支持され空間を隔て
て互いに対向している。支持腕5はスタンド7によって
支持されている。
【0019】照射部1と検出部3の間の空間には透視の
対象9がクレードル11に搭載されて搬入される。照射
部1はX線管を内蔵し、破線で示すように、X線焦点F
から発散するコーン(cone)状のX線ビーム(be
am)を対象9に照射する。対象9を透過したX線が検
出部3によって検出される。以下に説明するX線発生装
置は、例えばこのようなX線照射・検出装置における照
射部1として用いられる。
【0020】図2に、インテグレート形のX線発生装置
の外観を略図によって示す。なお、本装置の外観は上部
カバー(cover)をはずした状態で示す。図3に
は、本装置を構成要素に分解した状態で示す。
【0021】両図に示すように、本装置はケース(ca
se)110を有する。ケース110は上部が大きく開
口した概ね長方形の金属ケースである。金属としては例
えばアルミニウム(Al)合金等が用いられる。ケース
110は側壁の1つを上方の延長してなる延長壁112
を有する。延長壁112が形成された個所の側壁は二重
壁となっている。
【0022】ケース110の中には、X線管容器120
および高電圧部130が取り付けられている。これらは
X線管容器120が上になるようにして取り付けられて
いる。X線管容器120はX線管を内蔵している。高電
圧部130はX線管容器120内のX線管にアノード・
カソード間電圧を供給する。高電圧部130は外側が電
気絶縁材料で覆われ、これによってケース110の内面
との間の絶縁を確保するようになっている。高電圧部1
30には、後述の高電圧発生回路および電圧センサが含
まれる。また、X線管にフィラメント(filamen
t)電流を供給する回路も含まれる。
【0023】X線管容器120は上面にX線出射用の開
口122を有する。X線管容器120はX線不透過性の
材料によって構成され、開口122以外からはX線を出
射しない構成になっている。X線管容器120および高
電圧部130を収容した状態で、ケース110の開口が
蓋140によって密閉される。蓋140は、X線管容器
120の開口122に対応する個所にX線出射窓142
を有する。X線出射窓142はX線透過性の薄板で密閉
された窓である。薄板の材料としては例えばアルミニウ
ム等が使用される。
【0024】密閉された状態で、ケース110には例え
ば油等の電気絶縁性の液体が充填される。注入された液
体は開口122を通じてX線管容器120内にも充満す
る。液体の充填は蓋140に設けられた注入口144を
通じて行われる。なお、注入口は逆止弁を有しいったん
注入した液は外部に漏れないようになっている。
【0025】蓋140は、また、内部液体の温度膨張を
吸収するためのベロー(bellow)146を備えて
いる。なお、ベロー146は内部液の膨張収縮に応じて
容積が変化する小型の容器である。
【0026】延長壁112の内面には回路基板152が
取り付けられている。回路基板152は、下半分をケー
ス110の二重壁の間に挿入した状態で取り付けられ
る。回路基板152上には、後述のインバータの回路が
形成されている。インバータと高電圧部130との接続
は、蓋140を液密に貫通する電気経路(図略)を通じ
て行われる。
【0027】蓋140の上には回路基板154,15
6,158が取り付けられている。回路基板154は、
蓋140の上面にX線出射窓142を避け板面が平行に
なるようにして取り付けられている。回路基板156,
158は、支持具166,168を介して蓋140の周
辺に板面を蓋140の上面に垂直にして取り付けられて
いる。回路基板152〜158はいずれもX線出射窓1
42から出射されたX線が当たらない位置に取り付けら
れている。
【0028】回路基板154,156,158には、後
述の制御回路が適宜の機能ごとに分けて形成されてい
る。制御回路と電圧センサとの接続は、蓋140を液密
に貫通する電気経路(図略)を通じて行われる。
【0029】図4に、X線発生装置の電気的構成をブロ
ック(block)図によって示す。本装置は本発明の
実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発
明の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0030】同図に示すように、本装置はインバータ
(inverter)10を有する。インバータ10
は、図示しない外部直流電源から与えられる直流電圧を
例えば数十kHz程度の周波数の交流電圧に変換して高
電圧発生回路12に入力する。高電圧発生回路12は、
入力の交流電圧をトランスで昇圧しかつ整流して正負一
対の直流の高電圧を発生する。正負一対の直流の高電圧
は例えば+60kVおよび−60kVである。正の直流
高電圧はX線管14のアノード402に印加される。負
の直流高電圧はX線管14のカソード404に印加され
る。これによってアノード・カソード間には例えば12
0kVの電圧が加わる。
【0031】アノード電圧およびカソード電圧は、電圧
センサ(sensor)16,16’によってそれぞれ
検出され、制御回路18にフィードバック(feedb
ack)される。制御回路18は、アノード・カソード
間電圧すなわち管電圧が所定の値となるようにインバー
タ10を制御する。制御回路18には図示しない外部指
令装置から制御指令が与えられる。制御回路18はその
制御指令の下で管電圧制御を行う。
【0032】インバータ10は、また、交流電圧を電流
発生回路20に入力する。電流発生回路20は交流電圧
を電流に変換してX線管14のフィラメント406に供
給する。フィラメント406はカソード404を加熱す
るヒータ(heater)となっている。電流発生回路
20はフィラメント電流を調節することによりX線管1
4の管電流を調節する。フィラメント電流と管電流の関
係は予め求められており、その関係を利用して管電流調
節が行われる。
【0033】管電流はX線管14の管電流経路に直列に
設けられた電流センサ22によって検出され、その検出
信号が制御回路24に入力される。制御回路24は管電
流が所定の値となるように電流発生回路20を制御す
る。制御回路24には図示しない外部指令装置から制御
指令が与えられ、その制御指令の下で管電流制御を行
う。
【0034】図5に、高電圧発生回路12、X線管1
4、電圧センサ16,16’および電流センサ22から
なる部分の電気回路を示す。同図に示すように、高電圧
発生回路12は、トランス220、昇圧回路222,2
22’および抵抗224,224’を有する。
【0035】トランス220はインバータ10から一次
巻線に入力された交流電圧をn倍に昇圧して二次巻線か
ら出力する。nは例えばは50である。トランス220
の二次巻線は一端がグラウンドに接続されている。二次
巻線の他端には一対の昇圧回路222,222’が並列
に接続されている。一対の昇圧回路222,222’は
いずれも複数のダイオードとキャパシタの多段接続から
なる整流型直流高電圧発生回路によって構成される。こ
の整流型直流高電圧発生回路は、コッククロフト回路
(Cockcroft’s circuit)とも呼ば
れる。
【0036】コッククロフト回路は、入力の交流電圧を
ダイオードで整流してキャパシタに充電することを多段
階に行うことによって昇圧する。この例では、キャパシ
タ充電の段数が6であることにより、入力電圧を6倍に
昇圧した直流電圧が得られる。なお、段数は6に限らず
所望の昇圧倍数に応じて適宜に設定してよい。
【0037】一対の昇圧回路222,222’はダイオ
ードによる整流の極性が互いに逆になっており、これに
よって、一対の昇圧回路222,222’はグラウンド
に関して正負一対の直流高電圧を発生する。昇圧回路2
22は正の直流高電圧を発生し、昇圧回路222’は負
の直流高電圧を発生する。
【0038】このように、トランス220の同一の二次
巻線に並列接続した一対の昇圧回路222,222’に
よって正負一対の直流高電圧を発生するので、絶対値が
等しい正負一対の直流高電圧を容易に得ることができ
る。すなわち、良くバランスした正負一対の直流高電圧
を容易に得ることができる。また、トランス220は従
来のように二次巻線を2系統備持つ必要がないので、従
来のものよりも体積を小さくすることができ、これによ
って、インテグレート形のX線発生装置を小型化するこ
とが容易になる。
【0039】昇圧回路222の正の直流高電圧は、直列
抵抗224を通じてX線管14のアノード402に印加
される。昇圧回路222’の負の直流高電圧は、直列抵
抗224’を通じてX線管14のカソード404に印加
される。アノード402とグラウンドの間には抵抗66
2および664の直列回路が接続されている。これらは
電圧センサ16を構成する。カソード404とグラウン
ドの間には抵抗662’および664’の直列回路が接
続されている。これらは電圧センサ16’を構成する。
【0040】抵抗664,664’は、ケース110の
外部において例えば回路基板154上に設けられ、ケー
ス110の内部とは液密の電気経路を通じて接続され
る。抵抗664の両端電圧がアノード電圧検出信号とし
て制御回路18にフィードバックされ、抵抗664’の
両端電圧がカソード電圧検出信号として制御回路18に
フィードバックされる。
【0041】昇圧回路222では、初段のダイオードの
一端がグラウンドに接続されている。昇圧回路222’
では、初段のダイオードの一端が抵抗320,322の
直列回路を通じてグラウンドに接続されている。これに
よって抵抗320,322の直列回路にはX線管14の
管電流が流れる。
【0042】抵抗320,322の直列回路は電流セン
サ22を構成し、抵抗322の両端電圧が電流検出信号
として制御回路24にフィードバックされる。抵抗32
2にキャパシタ324が並列に接続され、また、抵抗3
20,322の直列回路に並列にキャパシタ326が接
続されて、フィードバック信号のローパスフィルタリン
グ(low−pass filtering)を行うよ
うになっている。
【0043】抵抗320,322およびキャパシタ32
4,326は、ケース110の外部において例えば回路
基板154上に設けられ、ケース110の内部とは液密
の電気経路を通じて接続される。
【0044】抵抗320の両端から一対の端子328,
328’が引き出されている。これら端子328,32
8’は電流計を接続するための端子である。端子32
8,328’の間に電流計を接続すると、電流計の内部
抵抗が抵抗320の抵抗値よりもはるかに小さいことに
より、抵抗320を流れていた電流が事実上すべて電流
計に流れるので、管電流を測定することができる。した
がって、管電流を測定する場合に、電流計を接続するた
めに管電流回路をいったん切断する必要はなくなる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、バランスの良い正負一対の直流高電圧を発生する
回路およびそのような高電圧発生回路を備えたX線発生
装置を実現することことができる。また、インテグレー
ト形とした場合の小型化が容易なX線発生装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線照射・検出装置の模式的構成図である。
【図2】X線発生装置の外観を示す略図である。
【図3】X線発生装置の分解図を示す略図である。
【図4】X線発生装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図5】X線発生装置の電気的構成の一部分についての
回路図である。
【符号の説明】
10 インバータ 12 高電圧発生回路 14 X線管 16,16’ 電圧センサ 18,24 制御回路 20 電流発生回路 22 電流センサ 220 トランス 122,222’ 昇圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビジュ エス ナサン インド国、カルナタカ ステイト、 560066、バンガロール、ホワイトフィール ド、イーピーアイピー、60、ジーイー・ビ ーイー・エルティーディー内 (72)発明者 ラビンドラ ピー プラビュー インド国、カルナタカ ステイト、 560066、バンガロール、ホワイトフィール ド、イーピーアイピー、60、ジーイー・ビ ーイー・エルティーディー内 (72)発明者 バラスブラマニアン カンダンクマラス インド国、カルナタカ ステイト、 560066、バンガロール、ホワイトフィール ド、イーピーアイピー、60、ジーイー・ビ ーイー・エルティーディー内 Fターム(参考) 2G085 AA01 BA19 CA02 CA15 EA03 4C092 AA01 AB27 BB21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線に入力された交流電圧を昇圧し
    た交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の二次
    巻線から出力するトランスと、 前記二次巻線の他端における交流電圧に基づいて正の直
    流高電圧および負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対
    の整流形直流高電圧発生回路と、を具備することを特徴
    とする高電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記一対の整流形直流高電圧発生回路は
    それぞれコッククロフト回路を有する、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の高電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 一次巻線に入力された交流電圧を昇圧し
    た交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の二次
    巻線から出力するトランスと、 前記二次巻線の他端における交流電圧に基づいて正の直
    流高電圧および負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対
    の整流形直流高電圧発生回路と、 前記正の直流高電圧がアノードに供給され前記負の直流
    高電圧がカソードに供給されるX線管と、を具備するこ
    とを特徴とするX線発生装置。
  4. 【請求項4】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、 前記インバータから一次巻線に入力された交流電圧を昇
    圧した交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の
    二次巻線から出力するトランスと、 前記二次巻線の他端における交流電圧に基づいて正の直
    流高電圧および負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対
    の整流形直流高電圧発生回路と、 前記正の直流高電圧がアノードに供給され前記負の直流
    高電圧がカソードに供給されるX線管と、 前記X線管のアノード電圧およびカソード電圧をそれぞ
    れ検出する一対の電圧検出回路と、 前記一対の電圧検出回路の検出信号に基づいて前記イン
    バータを制御する制御回路と、 を具備することを特徴とするX線発生装置。
  5. 【請求項5】 直流電圧を交流電圧に変換するインバー
    タと、 前記インバータから一次巻線に入力された交流電圧を昇
    圧した交流電圧を一端がグラウンドに接続された単一の
    二次巻線から出力するトランスと、 前記二次巻線の他端における交流電圧に基づいて正の直
    流高電圧および負の直流高電圧をそれぞれ発生する一対
    の整流形直流高電圧発生回路と、 前記インバータから入力された交流電圧に基づいて電流
    を発生する電流発生回路と、 前記正の直流高電圧がアノードに供給され前記負の直流
    高電圧がカソードに供給され前記電流がフィラメントに
    供給されるX線管と、 前記X線管のアノード電圧およびカソード電圧をそれぞ
    れ検出する一対の電圧検出回路と、 前記X線管の電流を検出する電流検出回路と、 前記一対の電圧検出回路の検出信号に基づいて前記イン
    バータを制御する第1の制御回路と、 前記電流検出回路の検出信号に基づいて前記電流発生回
    路を制御する第2の制御回路と、を具備することを特徴
    とするX線発生装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の整流形直流高電圧発生回路は
    それぞれコッククロフト回路を有する、ことを特徴とす
    る請求項3ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載
    のX線発生装置。
  7. 【請求項7】 前記一対の電圧検出回路はそれぞれ分圧
    抵抗を有する、ことを特徴とする請求項4ないし請求項
    6のうちのいずれか1つに記載のX線発生装置。
  8. 【請求項8】 前記電流検出回路は電流検出抵抗を有す
    る、ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のうちの
    いずれか1つに記載のX線発生装置。
  9. 【請求項9】 前記電流検出抵抗は並列に接続されたキ
    ャパシタを有する、ことを特徴とする請求項8に記載の
    X線発生装置。
  10. 【請求項10】 前記電流検出抵抗は電流計接続用の端
    子が両端に設けられた直列抵抗を有する、ことを特徴と
    する請求項8または請求項9に記載のX線発生装置。
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