JP2003317593A - 温度保護素子 - Google Patents
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 2つの電極6,7の間に導電性ポリマー
5を介在させたポリマーPTC素子1と、ポリマーPT
C素子1の一方の電極7に接合された金属部材2とを備
え、ポリマーPTC素子1の他方の電極6と金属部材2
との間に通電した状態を、周辺の環境温度が所定の温度
を超過することを契機として解除する温度保護素子を構
成し、導電性ポリマー5には、環境温度が所定の温度を
超過すると熱膨張する特性を与え、金属部材2には、熱
膨張により過熱した導電性ポリマー5の発熱によって溶
融する材料を選択して使用する。
Description
の電気機器の回路を構成し、周辺の環境温度が所定の温
度を越えると回路への通電を解除して当該電気機器の安
全を確保するための温度保護素子に関する。
度が限界値を越えると回路への通電を解除して機器の安
全を確保する温度保護素子が使用されている。こういっ
た類の温度保護素子としては、比較的安価な筒形ヒュー
ズ、つめ付きヒューズ、プラグヒューズ等があるが、こ
れらは一般的に定格電流が小さいため(2A(アンペ
ア)程度)、例えば電子レンジのように使用する回路電
流が比較的大きな(15〜20A程度)家電製品には使
用することができない。そこで、こういった家電製品に
は、バイメタルを使ったブレーカを温度保護素子として
代用している場合がある。
イメタルタイプのブレーカは部品点数が多く構造が複雑
で、上記のような各種ヒューズと比較して非常に高価で
あり、家電製品の製造コストを引き上げる一因となって
いる。
であり、構造が単純で安価に調達可能な温度保護素子を
提供することを目的としている。
めに、以下の手段を採用した。すなわち本発明の温度保
護素子は、2つの電極の間に導電性ポリマーを介在させ
たポリマーPTC素子と、該ポリマーPTC素子の一方
の電極に接合された金属部材とを備え、前記ポリマーP
TC素子の他方の電極と前記金属部材との間に通電した
状態を、周辺の環境温度が所定の温度を超過することを
契機として解除する温度保護素子であって、前記導電性
ポリマーに、前記環境温度が前記所定の温度を超過する
と熱膨張する特性が与えられ、前記金属部材には、熱膨
張により過熱した前記導電性ポリマーの発熱によって溶
融する材料が選択されていることを特徴とする。
カーボンブラックとを混練した後、放射線によって架橋
することで構成される高分子樹脂体である。導電性ポリ
マーの内部には、常温の環境下ではカーボンブラックの
粒子が繋がって存在するために電流が流れる多数の導電
パスが形成され、良好な導電性が発揮される。ところ
が、周囲の環境温度の上昇や導電パスを流れる電流の超
過等によって導電性ポリマーが熱膨張すると、カーボン
ブラックの粒子間距離が拡大して導電パスが切られ、導
電性が急激に低下してしまう(抵抗値が急激に増大す
る)。これを導電性ポリマーの正の抵抗温度特性、すな
わちPTC(Positive Temperature Coefficient)とい
い、本発明ではこの特性を利用している。
の回路に、ポリマーPTC素子の他方の電極と金属部材
との間に通電されるようにして設置する。常温の環境下
でこの回路に所定の電流が流れると、導電性ポリマーは
良好な導電性を発揮し、回路の通電状態が確保される。
護素子を含む回路周辺の環境温度が上昇し、あらかじめ
設定された限界温度(所定の温度)を超えると、導電性
ポリマーは周囲から伝わる熱に影響されて膨張し、内部
の導電パスが切られて抵抗値を急激に増大させる。さら
に、抵抗値を増すことで過熱した導電性ポリマーの発熱
によって金属部材が溶融してポリマーPTC素子の他方
の電極との間で断裂し、不可逆的に通電状態が断たれ
る。
して電気機器の安全を確保するのであるが、その構造
は、2つの電極の間に導電性ポリマーを介在させたポリ
マーPTC素子と、比較的融点の低い金属部材とからな
り、バイメタルタイプのブレーカと比較すると部品数が
少なく構造も単純で、製造コストもかなり安価に抑えら
れる。
膨張して過熱すると発熱量と放熱量とがいずれ平衡状態
となる特性を与え、金属部材には、その融点が導電性ポ
リマーが熱膨張を開始する温度以上であって、かつ熱膨
張して過熱した導電性ポリマーの発熱量と放熱量とが平
衡状態となる温度以下である材料を選択するのが好まし
い。これによると、万が一金属部材が溶断せずに通電状
態が継続したとしても、導電性ポリマーは発熱量と放熱
量とが平衡してある温度を保つので、導電性ポリマーが
焼失して2つの電極が短絡するといった危険がなく、安
全である。
膨張して過熱すると発熱量と放熱量との平衡状態に至ら
ず熱暴走する特性を与え、金属部材には、その融点が導
電性ポリマーが熱膨張を開始する温度以上であって、か
つ熱膨張して過熱した導電性ポリマーが熱暴走を起こし
て自ら破壊する温度よりも低い材料を選択してもよい。
これによると、導電性ポリマーが熱膨張を開始する温度
から熱暴走を起こして破壊する温度までの範囲が非常に
広く、その温度範囲内に融点が存在する材料を金属部材
として採用すればよいので、安全性を確保しつつも材料
選択の幅が広がり、より安価な材料を選択することが可
能である。
方の電極と金属部材との間に過電流が流れたときに発熱
して自らの温度を金属部材の融点よりも高温にする特性
を与えてもよい。本発明の温度保護素子を含む回路に、
たとえ常温の環境下であっても何らかの原因で過電流が
流れると、上記と同様に導電性ポリマーがジュール熱に
よる自己発熱を生じて熱膨張し、過熱した導電性ポリマ
ーの発熱によって金属部材が溶融してポリマーPTC素
子の他方の電極との間で断裂し、不可逆的に通電状態が
断たれる。つまり、本来の温度保護素子としての機能に
加えて過電流保護素子としての機能が付加されるので、
汎用性が格段に高まる。
極の間に導電性ポリマーを介在させた第1のポリマーP
TC素子と、同じく2つの電極の間に導電性ポリマーを
介在させた第2のポリマーPTC素子と、前記第1のポ
リマーPTC素子の一方の電極と前記第2のポリマーP
TC素子の一方の電極との間に架設されてそれぞれに接
合された第1の金属部材と、前記第1のポリマーPTC
素子の他方の電極と前記第2のポリマーPTC素子の他
方の電極との間に架設されてそれぞれに接合された第2
の金属部材とを備え、前記第1のポリマーPTC素子の
一方の電極と前記第2のポリマーPTC素子の他方の電
極との間で前記第1、第2の金属部材を介して通電した
状態を、周辺の環境温度が所定の温度を超過することを
契機として解除する温度保護素子であって、前記第1、
第2のポリマーPTC素子のそれぞれの導電性ポリマー
に、前記環境温度が前記所定の温度を超過すると熱膨張
する特性が与えられ、前記第1、第2の金属部材には、
熱膨張により過熱した前記導電性ポリマーの発熱によっ
て溶融する材料が選択されていることを特徴とする。
列に構成されているため、非常に小型でありながら回路
電流の比較的高い電気機器への対応が可能となる。
保護素子の第1の実施形態を図1ないし図4に示して説
明する。図1および図2において、符号1はポリマーP
TC素子、2は金属部材、3,4はポリマーPTC素子
1および金属部材2にそれぞれ通電可能に接合された端
子である。ポリマーPTC素子1は、矩形で板状の導電
性ポリマー5と、導電性ポリマー5と同形状、同寸法で
その両側面に接合された金属製の電極6,7からなる。
このような構造のポリマーPTC素子1は、厚さが均一
な導電性ポリマーの生板の両面に、電極6,7となるニ
ッケル箔をそれぞれ圧着したワークを切り出したもので
ある。端子3,4は、本実施形態の温度保護素子を電気
回路中に設置する際の接続端子となる。
とカーボンブラックとを混練した後、放射線によって架
橋することで構成される高分子樹脂体である。導電性ポ
リマー5の内部には、常温の環境下ではカーボンブラッ
クの粒子が繋がって存在するために電流が流れる多数の
導電パスが形成され、良好な導電性が発揮されるが、周
囲の環境温度の上昇や導電パスを流れる電流の超過等に
よって導電性ポリマー5が熱膨張すると、カーボンブラ
ックの粒子間距離が拡大して導電パスが切られ、導電性
が急激に低下してしまう(抵抗値が急激に増大する)と
いう特性を備えている。
い短冊状に形成したもので、ポリマーPTC素子1を構
成する一方の電極7に通電可能に接合されている。端子
3は、ポリマーPTC素子1を構成する他方の電極6に
通電可能に接合され、端子4は、ポリマーPTC素子1
に一切接することなく金属部材2に通電可能に接合され
ている。これらは本実施形態の温度保護素子を電気回路
中に設置する際の接続端子となる。
の環境温度が限界温度(所定の温度);p℃を超過する
ことを契機として、回路電流;qA(アンペア)の電気
回路の通電状態を解除するべく機能するように、ポリマ
ーPTC素子1を構成する導電性ポリマー5、および金
属部材2には次のような特性が与えられている。まず、
導電性ポリマー5には、図3に示すように、回路電流で
あるqAの通電により発熱し、環境温度の高さに関係な
く自らの温度をそのときの環境温度よりも高温に保つと
ともに、環境温度が限界温度であるp℃を超過すると熱
膨張を開始する特性が与えられている。
していなくても通電されれば僅かながら抵抗を生じて発
熱する。そのため、通電状態にある導電性ポリマー5の
温度はそのときの環境温度よりも常に高温になる(通電
状態になければ導電性ポリマー5の温度は環境温度と同
等にしかならないが、自ら発熱する分だけ高温にな
る)。つまり、環境温度が限界温度であるp℃に達した
ときに、導電性ポリマー5の温度はp℃よりも高いr℃
となる。そこで、導電性ポリマー5には、作動温度をr
℃として自らの温度がr℃を超過すると熱膨張を開始す
る特定が与えられているのである。
て過熱すると発熱量と放熱量とがいずれ平衡状態となっ
て自らの温度をほぼ一定に保つ特性が与えられている。
平衡状態に至ったときの導電性ポリマー5の温度は作動
温度のr℃よりも高いs℃前後となる。このような特性
は、導電性ポリマー5中のカーボンブラックの含有量や
架橋の際の放射線の照射量を適宜調節し、導電性ポリマ
ー5の熱膨張時の抵抗値を適宜に設定することにより与
えられる。
ポリマー5が熱膨張を開始する温度(r℃)以上であっ
て、かつ熱膨張して過熱した導電性ポリマー5の発熱量
と放熱量とが平衡状態となる温度(s℃)以下である材
料が選択されている。ここでは、金属部材2の融点をt
(r≦t≦s)℃とする。
C素子1を構成する導電性ポリマー5、および金属部材
2に上記のような特性を与えられた温度保護素子を、回
路電流がqA(アンペア)の電気機器の回路に、端子
3,4間に通電がなされるようにして設置し、常温の環
境下でこの回路にqAの電流を通電すると、端子3、電
極6、導電性ポリマー5、電極7、金属部材2、端子4
の順(もしくはその逆)に電流が流れる。ポリマーPT
C素子1を構成する導電性ポリマー5は、常温の環境下
では良好な導電性を発揮し、回路の通電状態が確保され
る。
含む回路周辺の環境温度が上昇し、あらかじめ設定され
た限界温度であるp℃を超えると、導電性ポリマー5は
周囲から伝わる熱に影響されて膨張し、内部の導電パス
が切られて抵抗値を急激に増大させる。さらに、抵抗値
を増すことで過熱した導電性ポリマー5の温度は金属部
材2の融点であるt℃を超えてs℃に向かい、その発熱
によって電極7との間で金属部材2が溶断し、端子3,
4間の通電状態が不可逆的に断たれる。
に機能して限界温度を超えた電気機器の安全を確保する
のであるが、その構造は、2つの電極6,7の間に導電
性ポリマー5を介在させたポリマーPTC素子1と、比
較的融点の低い金属部材2とからなり、バイメタルタイ
プのブレーカと比較すると部品数が少なく構造も単純
で、製造コストも安価に抑えられる。
端子3,4間の通電状態が継続したとしても、導電性ポ
リマー5は発熱量と放熱量とが平衡してs℃前後に保た
れるので、導電性ポリマー5が焼失して2つの電極6,
7が短絡するといった危険がなく、安全である。
電性ポリマー5に、環境温度が限界温度であるp℃を超
過すると熱膨張を開始する特性と、熱膨張して過熱する
と発熱量と放熱量とがいずれ平衡状態となって自らの温
度をほぼ一定に保つ特性とが与えられているが、導電性
ポリマー5に、後者の特性にかえて次のような特性を与
えてもよい。すなわち、図4に示すように、熱膨張して
過熱すると熱暴走を起こし、平衡状態に至らずに温度を
上昇させ続けていずれ自ら破壊する特性である。この場
合の破壊とは、温度の上昇により激しく酸化してPTC
特性を有さない状態に性質を変化させてしまうことをい
う。このような特性は、上記と同様に、導電性ポリマー
中のカーボンブラックの含有量や架橋の際の放射線の照
射量を適宜調節し、導電性ポリマー5の熱膨張時の抵抗
値を適宜に設定することにより与えられるが、上記のよ
うに熱膨張時の発熱量と放熱量とが平衡状態となる特性
を与えられた導電性ポリマーと比較すると、熱膨張時の
抵抗値が低く抑えられることになる。
ポリマー5が熱膨張を開始する温度(r℃)から熱暴走
を起こして破壊する温度(u℃)までの範囲が非常に広
くなり、金属部材2の選定に際してはその温度範囲内に
融点が存在する材料を採用すればよいので、材料選択の
幅が広がり、より安価な材料を選択することが可能であ
る。また、熱膨張時の抵抗値を低く抑えることにより、
熱膨張時に端子3,4間に印可される電圧が抑えられる
ので、結果的に当該温度保護素子をより高電圧の回路に
使用することも可能になる。
電性ポリマー5に、端子3,4間にqAをはるかに超え
る過電流が流れたときに発熱して自らの温度を金属部材
2の融点よりも高温にする特性を追加して与えてもよ
い。このような特性を追加すれば、温度保護素子を含む
回路に、たとえ常温の環境下であっても何らかの原因で
過電流が流れると、導電性ポリマー5がジュール熱によ
る自己発熱を生じて熱膨張し、過熱した導電性ポリマー
5の発熱によって金属部材2が溶融して電極7との間で
断裂し、不可逆的に通電状態が断たれる。つまり、本来
の温度保護素子としての機能に加えて過電流保護素子と
しての機能が付加されるので、汎用性が格段に高まる。
の第2の実施形態を図5および図6に示して説明する。
なお、上記第1の実施形態において既に説明した構成要
素には同一符号を付して説明は省略する。図5および図
6において、符号11,12はともにポリマーPTC素
子(第1、第2のポリマーPTC素子)、13,14は
ともに金属部材(第1、第2の金属部材)、15,16
はポリマーPTC素子11,12にそれぞれ接合された
端子である。ポリマーPTC素子11,12の構造や形
状は、上記第1の実施形態にて説明したポリマーPTC
素子1と同じで、ポリマーPTC素子11は、矩形で板
状の導電性ポリマー17と、導電性ポリマー17と同形
状、同寸法でその両側面に接合された金属製の電極1
8,19とからなり、ポリマーPTC素子12は、矩形
で板状の導電性ポリマー20と、導電性ポリマー17と
同形状、同寸法でその両側面に接合された金属製の電極
21,22からなる。2つのポリマーPTC素子11,
12は、同一面内にそれぞれの一辺を平行に離間させて
配置されている。
細い短冊状に形成したもので、ポリマーPTC素子11
の一方の電極18とポリマーPTC素子12の一方の電
極21との間に架設されてそれぞれに通電可能に接合さ
れている。金属部材14は、ポリマーPTC素子11の
他方の電極19とポリマーPTC素子12の他方の電極
22との間に架設されてそれぞれに通電可能に接合され
ている。2つの金属部材13,14は可能な限り離間し
て配置されている。
極18に、金属部材13には一切接することなく通電可
能に接合され、端子16は、ポリマーPTC素子12の
電極22に、金属部材14には一切接することなく通電
可能に接合されている。これらは本実施形態の温度保護
素子を電気回路中に設置する際の接続端子となる。
の環境温度が限界温度(所定の温度);p℃を超過する
ことを契機として、回路電流;qA(アンペア)の電気
回路の通電状態を解除するべく機能するように、ポリマ
ーPTC素子11,12を構成する導電性ポリマー1
7,20、および金属部材13,14には、上記第1の
実施形態におけるポリマーPTC素子1を構成する導電
性ポリマー1、および金属部材2と同様の特性が与えら
れている(図3参照)。
C素子11,12を構成する導電性ポリマー17,2
0、および金属部材13,14に上記のような特性を与
えられた温度保護素子を、回路電流がqA(アンペア)
の電気機器の回路に、端子15,16間に通電がなされ
るようにして設置する。そして、常温の環境下でこの回
路にqAの電流を通電すると、電流は二手に分かれて並
列に流れ、一方の電流は端子15、電極18、金属部材
13、電極21、導電性ポリマー20、電極22、金属
部材2、端子16の順(もしくはその逆)に流れ、他方
の電流は、端子15、電極18、導電性ポリマー17、
電極19、金属部材14、電極22、端子16の順(も
しくはその逆)に流れる。ポリマーPTC素子11,1
2を構成する導電性ポリマー17,20は、常温の環境
下では良好な導電性を発揮し、回路の通電状態が確保さ
れる。
含む回路周辺の環境温度が上昇し、あらかじめ設定され
た限界温度であるp℃を超えると、導電性ポリマー1
7,20は周囲から伝わる熱に影響されて膨張し、内部
の導電パスが切られて抵抗値を急激に増大させる。さら
に、抵抗値を増すことで過熱した導電性ポリマー17,
20の温度は金属部材13,14の融点であるt℃を超
えてs℃に向かい、その発熱によって電極18,21間
で金属部材13が溶断し、電極19,22間で金属部材
14が溶断し、端子15,16間の通電状態が不可逆的
に断たれる。
に機能して限界温度を超えた電気機器の安全を確保する
のであるが、その構造は、2つのポリマーPTC素子1
1,12と、比較的融点の低い金属部材13,14とか
らなり、バイメタルタイプのブレーカと比較すると部品
数が少なく構造も単純で、製造コストも安価に抑えられ
る。
断せずに端子15,16間の通電状態が継続したとして
も、導電性ポリマー17,20は発熱量と放熱量とが平
衡してs℃前後に保たれるので、導電性ポリマー17,
20が焼失して電極18,19や電極21,22が短絡
するといった危険がなく、安全である。
電の経路が並列に構成されているため、非常に小型であ
りながら回路電流の比較的高い電気機器への対応が可能
となる。
電性ポリマー17,20のそれぞれに、熱膨張して過熱
すると熱暴走を起こし、平衡状態に至らずに温度を上昇
させ続けていずれ自ら破壊する特性を与えてもよい(図
4参照)。これによっても、金属部材13,14の選定
に際して材料選択の幅が広がり、より安価な材料を選択
することが可能である。さらに、当該温度保護素子をよ
り高電圧の回路に使用することも可能になる。
電性ポリマー17,20に、端子15,16間にqAを
はるかに超える過電流が流れたときに発熱して自らの温
度を金属部材13,14の融点よりも高温にする特性を
追加して与えてもよい。これによっても、本来の温度保
護素子としての機能に加えて過電流保護素子としての機
能が付加されるので、汎用性が格段に高まる。
項1記載の温度保護素子によれば、2つの電極の間に導
電性ポリマーを介在させたポリマーPTC素子と、比較
的融点の低い金属部材とからなり、バイメタルタイプの
ブレーカと比較すると部品数が少なく構造も単純なの
で、安価な製造コストを実現できる。
電性ポリマーに、熱膨張して過熱すると発熱量と放熱量
とがいずれ平衡状態となる特性を与え、金属部材には、
その融点が導電性ポリマーが熱膨張を開始する温度以上
であって熱膨張して過熱した導電性ポリマーの発熱量と
放熱量とが平衡状態となる温度以下である材料を選択す
ることにより、万が一金属部材が溶断せずに通電状態が
継続したとしても、導電性ポリマーは発熱量と放熱量と
が平衡してある温度を保つので、導電性ポリマーが焼失
して2つの電極が短絡するといった危険がなく、安全で
ある。
電性ポリマーに、熱膨張して過熱すると発熱量と放熱量
との平衡状態に至らず熱暴走する特性を与え、金属部材
には、その融点が導電性ポリマーが熱膨張を開始する温
度以上であって熱膨張して過熱した導電性ポリマーが熱
暴走を起こして自ら破壊する温度よりも低い材料を選択
することにより、導電性ポリマーが熱膨張を開始する温
度から熱暴走を起こして破壊する温度までの範囲が非常
に広く、その温度範囲内に融点が存在する材料を金属部
材として採用すればよいので、安全性を確保しつつも材
料選択の幅が広がり、より安価な材料を選択することが
可能である。
電性ポリマーに、他方の電極と金属部材との間に過電流
が流れたときに発熱して自らの温度を金属部材の融点よ
りも高温にする特性を与えることにより、本来の温度保
護素子としての機能に加えて過電流保護素子としての機
能が付加されるので、汎用性が格段に高まる。
つの電極の間に導電性ポリマーを介在させたポリマーP
TC素子2つと、比較的融点の低い金属部材2つとから
なり、バイメタルタイプのブレーカと比較すると部品数
が少なく構造も単純なので、安価な製造コストを実現で
きる。しかも、通電の経路が並列に構成されているた
め、非常に小型でありながら回路電流の比較的高い電気
機器への対応が可能となる。
す図であって、温度保護素子を一方の側面から斜視した
図である。
形態を示す図であって、温度保護素子を他方の側面から
斜視した図である。
に設置した場合の、通電時間とポリマーPTC素子の表
面温度との関係を示すグラフである。
器の回路に設置した場合の、通電時間とポリマーPTC
素子の表面温度との関係を示すグラフである。
す図であって、温度保護素子を一方の側面から斜視した
図である。
形態を示す図であって、温度保護素子を他方の側面から
斜視した図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 2つの電極の間に導電性ポリマーを介在
させたポリマーPTC素子と、該ポリマーPTC素子の
一方の電極に接合された金属部材とを備え、前記ポリマ
ーPTC素子の他方の電極と前記金属部材との間に通電
した状態を、周辺の環境温度が所定の温度を超過するこ
とを契機として解除する温度保護素子であって、 前記導電性ポリマーに、前記環境温度が前記所定の温度
を超過すると熱膨張する特性が与えられ、 前記金属部材には、熱膨張により過熱した前記導電性ポ
リマーの発熱によって溶融する材料が選択されているこ
とを特徴とする温度保護素子。 - 【請求項2】 前記導電性ポリマーに、熱膨張して過熱
すると発熱量と放熱量とがいずれ平衡状態となる特性が
与えられ、 前記金属部材には、その融点が前記導電性ポリマーが熱
膨張を開始する温度以上であって、かつ熱膨張して過熱
した前記導電性ポリマーの発熱量と放熱量とが平衡状態
となる温度以下である材料が選択されていることを特徴
とする請求項1記載の温度保護素子。 - 【請求項3】 前記導電性ポリマーに、熱膨張して過熱
すると発熱量と放熱量との平衡状態に至らず熱暴走する
特性が与えられ、 前記金属部材には、その融点が前記導電性ポリマーが熱
膨張を開始する温度以上であって、かつ熱膨張して過熱
した前記導電性ポリマーが熱暴走を起こして自ら破壊す
る温度よりも低い材料が選択されていることを特徴とす
る請求項1記載の温度保護素子。 - 【請求項4】 前記導電性ポリマーに、前記他方の電極
と前記金属部材との間に過電流が流れたときに発熱して
自らの温度を前記金属部材の融点よりも高温にする特性
が与えられていることを特徴とする請求項1記載の温度
保護素子。 - 【請求項5】 2つの電極の間に導電性ポリマーを介在
させた第1のポリマーPTC素子と、同じく2つの電極
の間に導電性ポリマーを介在させた第2のポリマーPT
C素子と、前記第1のポリマーPTC素子の一方の電極
と前記第2のポリマーPTC素子の一方の電極との間に
架設されてそれぞれに接合された第1の金属部材と、前
記第1のポリマーPTC素子の他方の電極と前記第2の
ポリマーPTC素子の他方の電極との間に架設されてそ
れぞれに接合された第2の金属部材とを備え、前記第1
のポリマーPTC素子の一方の電極と前記第2のポリマ
ーPTC素子の他方の電極との間で前記第1、第2の金
属部材を介して通電した状態を、周辺の環境温度が所定
の温度を超過することを契機として解除する温度保護素
子であって、 前記第1、第2のポリマーPTC素子のそれぞれの導電
性ポリマーに、前記環境温度が前記所定の温度を超過す
ると熱膨張する特性が与えられ、 前記第1、第2の金属部材には、熱膨張により過熱した
前記導電性ポリマーの発熱によって溶融する材料が選択
されていることを特徴とする温度保護素子。
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