JPH08138524A - カード型ヒューズ - Google Patents
カード型ヒューズInfo
- Publication number
- JPH08138524A JPH08138524A JP27354994A JP27354994A JPH08138524A JP H08138524 A JPH08138524 A JP H08138524A JP 27354994 A JP27354994 A JP 27354994A JP 27354994 A JP27354994 A JP 27354994A JP H08138524 A JPH08138524 A JP H08138524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type fuse
- overcurrent
- card
- protection means
- temperature coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 入力端子11と出力端子12とがそれぞれ所
定の数だけ形成された金属打ち抜き成形体10の出力端
子12の中間に正温度係数抵抗素子(PTC素子)25
からなる過電流保護手段20を設け、かつ入力端子11
と金属打ち抜き成形体10の分割側17の先端部をそれ
ぞれ露出された状態でケース30をかぶせるものであ
る。 【効果】 上記の如く構成したカード型ヒューズの一回
路に過電流が流れると、その過電流が流れた回路の正温
度係数抵抗素子の温度が上昇し、素子の温度がトリップ
温度以上になると、抵抗値が急激に増加して過電流を遮
断する。したがって正温度係数抵抗素子の先端側に接続
した電線や補機等を保護することができる。なお、過電
流が流れなくなると正温度係数抵抗素子は正常の抵抗値
に自動的に復帰する。
定の数だけ形成された金属打ち抜き成形体10の出力端
子12の中間に正温度係数抵抗素子(PTC素子)25
からなる過電流保護手段20を設け、かつ入力端子11
と金属打ち抜き成形体10の分割側17の先端部をそれ
ぞれ露出された状態でケース30をかぶせるものであ
る。 【効果】 上記の如く構成したカード型ヒューズの一回
路に過電流が流れると、その過電流が流れた回路の正温
度係数抵抗素子の温度が上昇し、素子の温度がトリップ
温度以上になると、抵抗値が急激に増加して過電流を遮
断する。したがって正温度係数抵抗素子の先端側に接続
した電線や補機等を保護することができる。なお、過電
流が流れなくなると正温度係数抵抗素子は正常の抵抗値
に自動的に復帰する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の電気接
続箱に搭載するのに好適なカード型ヒューズに関するも
のである。
続箱に搭載するのに好適なカード型ヒューズに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車内にはヒューズやリレー等を組み
込んだ電気接続箱が使用されており、係る電気接続箱に
使用されるヒューズとしては、一般にブレード型ヒュー
ズが使用されている。
込んだ電気接続箱が使用されており、係る電気接続箱に
使用されるヒューズとしては、一般にブレード型ヒュー
ズが使用されている。
【0003】しかし最近のカーエレクトロニクスの進歩
により、電線回路数が増加すると共にヒューズの使用個
数も増加し、これに伴って電気接続箱が大型化するとい
う問題があった。
により、電線回路数が増加すると共にヒューズの使用個
数も増加し、これに伴って電気接続箱が大型化するとい
う問題があった。
【0004】そこで、図2ないし図4に示すようなカー
ド型ヒューズ、すなわち、金属打ち抜き成形体10の中
間に過電流保護手段20を設けてなるカード型ヒューズ
が使用されるようになってきた。
ド型ヒューズ、すなわち、金属打ち抜き成形体10の中
間に過電流保護手段20を設けてなるカード型ヒューズ
が使用されるようになってきた。
【0005】図2ないし図4に示したカード型ヒューズ
は、図5に示したヒューズ回路に適用した例を示してい
る。図2に示すように、金属打ち抜き成形体10は、入
力端子11と出力端子12とがそれぞれ所定の数だけ形
成されており、出力端子12の中間には過電流保護手段
20としての可溶部21が設けられている。可溶部21
は、金属打ち抜き成形体10の幅を小さくして抵抗を高
くし、異常電流が流れた際に溶断するようになってい
る。
は、図5に示したヒューズ回路に適用した例を示してい
る。図2に示すように、金属打ち抜き成形体10は、入
力端子11と出力端子12とがそれぞれ所定の数だけ形
成されており、出力端子12の中間には過電流保護手段
20としての可溶部21が設けられている。可溶部21
は、金属打ち抜き成形体10の幅を小さくして抵抗を高
くし、異常電流が流れた際に溶断するようになってい
る。
【0006】上記の如く形成された金属打ち抜き成形体
10には、図3および図4に示すように、入力端子11
と出力端子12の先端部をそれぞれ露出させた状態でケ
ース30をかぶせるものである。なお、図3において符
号31はカード型ヒューズを逆に挿入するのを防止する
ための逆挿入防止リブである。
10には、図3および図4に示すように、入力端子11
と出力端子12の先端部をそれぞれ露出させた状態でケ
ース30をかぶせるものである。なお、図3において符
号31はカード型ヒューズを逆に挿入するのを防止する
ための逆挿入防止リブである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカード型
ヒューズを使用すると、ブレード型ヒューズを使用した
場合に比して、ヒューズを小型化できるので、これに伴
って電気接続箱も小型化できるという利点がある。
ヒューズを使用すると、ブレード型ヒューズを使用した
場合に比して、ヒューズを小型化できるので、これに伴
って電気接続箱も小型化できるという利点がある。
【0008】しかし、上記のカード型ヒューズは、複数
の回路がケースで一体化されているために、一つの可溶
部21が溶断すると全体を取り替えなければならないと
いう問題があった。このように、一つの可溶部13が溶
断しても全体を取り替えるのではコスト高であり、低コ
スト化の要請に反するものである。
の回路がケースで一体化されているために、一つの可溶
部21が溶断すると全体を取り替えなければならないと
いう問題があった。このように、一つの可溶部13が溶
断しても全体を取り替えるのではコスト高であり、低コ
スト化の要請に反するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであり、その構成は、金属打
ち抜き成形体の中間に過電流保護手段を設けてなるカー
ド型ヒューズにおいて、前記過電流保護手段として正温
度係数抵抗素子を使用したことを特徴とするものであ
る。
決するためになされたものであり、その構成は、金属打
ち抜き成形体の中間に過電流保護手段を設けてなるカー
ド型ヒューズにおいて、前記過電流保護手段として正温
度係数抵抗素子を使用したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】正温度係数抵抗素子(PTC素子)は、素子の
温度がある温度(トリップ温度)以上になると、抵抗値
が急激に増加し、通常抵抗値の1000倍以上の抵抗値
を示すという性質を持った素子である。また、この正温
度係数抵抗素子は、過電流が流れなくなると正常の抵抗
値に自動的に復帰するという性質を持っている。
温度がある温度(トリップ温度)以上になると、抵抗値
が急激に増加し、通常抵抗値の1000倍以上の抵抗値
を示すという性質を持った素子である。また、この正温
度係数抵抗素子は、過電流が流れなくなると正常の抵抗
値に自動的に復帰するという性質を持っている。
【0011】このために、カード型ヒューズの過電流保
護手段として正温度係数抵抗素子を使用すると、過電流
発生によって素子の温度が高くなり、トリップ温度にな
ると急激に抵抗が増加して過電流を遮断し、これによっ
て正温度係数抵抗素子の出力端子側に接続した電線やリ
レー等の補機を保護することができる。また、過電流が
流れなくなると正温度係数抵抗素子は、正常の抵抗値に
自動的に復帰するためにカード型ヒューズを取り替える
必要もない。
護手段として正温度係数抵抗素子を使用すると、過電流
発生によって素子の温度が高くなり、トリップ温度にな
ると急激に抵抗が増加して過電流を遮断し、これによっ
て正温度係数抵抗素子の出力端子側に接続した電線やリ
レー等の補機を保護することができる。また、過電流が
流れなくなると正温度係数抵抗素子は、正常の抵抗値に
自動的に復帰するためにカード型ヒューズを取り替える
必要もない。
【0012】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は図5に示したヒューズ回路に本発明を適用
した例を示している。このカード型ヒューズは、金属打
ち抜き成形体10を有し、該金属打ち抜き成形体10
は、入力端子11と出力端子12とがそれぞれ所定の数
だけ形成されており、出力端子12の中間には過電流保
護手段20が設けられている点は従来のものと同じであ
る。
する。図1は図5に示したヒューズ回路に本発明を適用
した例を示している。このカード型ヒューズは、金属打
ち抜き成形体10を有し、該金属打ち抜き成形体10
は、入力端子11と出力端子12とがそれぞれ所定の数
だけ形成されており、出力端子12の中間には過電流保
護手段20が設けられている点は従来のものと同じであ
る。
【0013】本発明にかかるカード型ヒューズの特徴
は、過電流保護手段20として正温度係数抵抗素子(P
TC素子)25を使用した点にある。すなわち、出力端
子12の中間を切断し、該切断した位置に正温度係数抵
抗素子25を介在したものである。正温度係数抵抗素子
25の一端側の電極は金属打ち抜き成形体10の本体側
16に、また正温度係数抵抗素子15の他端側の電極は
金属打ち抜き成形体10の分割側17にそれぞれ電気的
に接続されているものである。
は、過電流保護手段20として正温度係数抵抗素子(P
TC素子)25を使用した点にある。すなわち、出力端
子12の中間を切断し、該切断した位置に正温度係数抵
抗素子25を介在したものである。正温度係数抵抗素子
25の一端側の電極は金属打ち抜き成形体10の本体側
16に、また正温度係数抵抗素子15の他端側の電極は
金属打ち抜き成形体10の分割側17にそれぞれ電気的
に接続されているものである。
【0014】上記のように構成された金属打ち抜き成形
体10の外周には、入力端子11と金属打ち抜き成形体
10の分割側17の先端部をそれぞれ露出された状態で
ケース30をかぶせるものである。このケース30に
は、従来のように、カード型ヒューズを逆に挿入するの
を防止するための逆挿入防止リブを設けることが好まし
い。
体10の外周には、入力端子11と金属打ち抜き成形体
10の分割側17の先端部をそれぞれ露出された状態で
ケース30をかぶせるものである。このケース30に
は、従来のように、カード型ヒューズを逆に挿入するの
を防止するための逆挿入防止リブを設けることが好まし
い。
【0015】上記の如く構成したカード型ヒューズの一
回路に過電流が流れると、その過電流が流れた回路の正
温度係数抵抗素子の温度が上昇し、素子の温度がトリッ
プ温度以上になると、抵抗値が急激に増加して過電流を
遮断する。なお、過電流が流れなくなると正常の抵抗値
に自動的に復帰する。
回路に過電流が流れると、その過電流が流れた回路の正
温度係数抵抗素子の温度が上昇し、素子の温度がトリッ
プ温度以上になると、抵抗値が急激に増加して過電流を
遮断する。なお、過電流が流れなくなると正常の抵抗値
に自動的に復帰する。
【0016】なお、カード型ヒューズのヒューズ回路構
成は実施例のものに限定されるものではなく、任意に変
更し得るものである。また、正温度係数抵抗素子を挿入
する位置は、金属打ち抜き成形体10の中間であればよ
く、特に限定するものではない。
成は実施例のものに限定されるものではなく、任意に変
更し得るものである。また、正温度係数抵抗素子を挿入
する位置は、金属打ち抜き成形体10の中間であればよ
く、特に限定するものではない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るカード型ヒ
ューズは、金属打ち抜き成形体の中間に過電流保護手段
を設けてなるカード型ヒューズにおいて、前記過電流保
護手段として正温度係数抵抗素子を使用したため、過電
流が流れた際、正温度係数抵抗素子の温度が高くなり、
トリップ温度になると急激に抵抗が増加して過電流を遮
断する。したがって正温度係数抵抗素子の出力端子側に
接続された電線やリレー等の補機を保護することができ
る。また、過電流が流れなくなると正温度係数抵抗素子
は、正常の抵抗値に自動的に復帰するためにカード型ヒ
ューズを取り替える必要もない。したがってコスト高を
解消することができる。
ューズは、金属打ち抜き成形体の中間に過電流保護手段
を設けてなるカード型ヒューズにおいて、前記過電流保
護手段として正温度係数抵抗素子を使用したため、過電
流が流れた際、正温度係数抵抗素子の温度が高くなり、
トリップ温度になると急激に抵抗が増加して過電流を遮
断する。したがって正温度係数抵抗素子の出力端子側に
接続された電線やリレー等の補機を保護することができ
る。また、過電流が流れなくなると正温度係数抵抗素子
は、正常の抵抗値に自動的に復帰するためにカード型ヒ
ューズを取り替える必要もない。したがってコスト高を
解消することができる。
【図1】本発明に係るカード型ヒューズの一実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】従来のカード型ヒューズの金属打ち抜き成形体
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図3】従来のカード型ヒューズを示す正面図である。
【図4】従来のカード型ヒューズを示す側面図である。
【図5】回路構成の一例を示す説明図である。
10 金属打ち抜き成形体 11 入力端子 12 出力端子 16 金属打ち抜き成形体の本体側 17 金属打ち抜き成形体の分割側 20 過電流保護手段 25 正温度係数抵抗素子(PTC素子) 30 ケース。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属打ち抜き成形体の中間に過電流保護
手段を設けてなるカード型ヒューズにおいて、前記過電
流保護手段として正温度係数抵抗素子を使用したことを
特徴とするカード型ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27354994A JPH08138524A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | カード型ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27354994A JPH08138524A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | カード型ヒューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138524A true JPH08138524A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17529374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27354994A Pending JPH08138524A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | カード型ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138524A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7532101B2 (en) | 2002-04-25 | 2009-05-12 | Tyco Electronics Raychem K.K. | Temperature protection device |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27354994A patent/JPH08138524A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7532101B2 (en) | 2002-04-25 | 2009-05-12 | Tyco Electronics Raychem K.K. | Temperature protection device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4152743A (en) | Transient voltage suppression system | |
US4837546A (en) | Fuse block | |
EP1884977B1 (en) | Fuse system with serviceable connections | |
JP2624593B2 (ja) | ヒューズ | |
JP2872002B2 (ja) | ヒューズ | |
JP2001250466A (ja) | ヒューズ素子及びヒューズ取付装置 | |
WO2006047231A2 (en) | Fuse linked relay | |
JPH043381Y2 (ja) | ||
JP3242849B2 (ja) | 大電流ヒューズユニット | |
US3265839A (en) | Thermally-operable circuit breaker | |
JP4009793B2 (ja) | レアショート判断機能付きヒューズ素子、同ヒューズ及び同ヒューズの製造方法 | |
JP5339843B2 (ja) | バッテリー直付けヒューズユニット | |
JPH08138524A (ja) | カード型ヒューズ | |
US5847635A (en) | Blade-type fuse element having a load portion | |
EP0715371B1 (en) | Electrical connection box | |
US6700768B2 (en) | Fuse housing | |
JP4069219B2 (ja) | センサー付きヒューズ | |
US5889453A (en) | Relay with overload protection | |
JP4009917B2 (ja) | センサー付きヒューズの製造方法 | |
US6619990B2 (en) | Short-circuit current limiter | |
JP3301531B2 (ja) | 過電流に対する回路保護装置 | |
EP0420351A2 (en) | Fuse | |
JPS629662Y2 (ja) | ||
KR200147059Y1 (ko) | 자동차의 퓨즈박스용 단자 체결부재 | |
JP2933198B2 (ja) | ヒュージブルリンク |