JP2003317106A - 走行路認識装置 - Google Patents

走行路認識装置

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JP2003317106A
JP2003317106A JP2002126289A JP2002126289A JP2003317106A JP 2003317106 A JP2003317106 A JP 2003317106A JP 2002126289 A JP2002126289 A JP 2002126289A JP 2002126289 A JP2002126289 A JP 2002126289A JP 2003317106 A JP2003317106 A JP 2003317106A
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Ryota Shirato
良太 白土
Hiroshi Mori
宏 毛利
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーンマーカの形状に関係なく、レーンマー
カを的確に検出する。 【解決手段】 前回処理実行時に、探索領域設定部22
で設定された探索領域に対して次回用いる処理として、
撮像画像の線成分に基づき検出を行う直線検出処理と金
属鋲等のレーンマーカの形状に相当するパターンに基づ
き検出を行うパターンマッチング処理との何れが設定さ
れたかを検出処理判断部23において判断し、これに応
じて直線検出処理部24又はパターンマッチング処理部
25においてレーンマーカの検出を行う。この検出結果
に基づき、この探索領域に対して次回行う処理の設定
を、次回検出処理判定部26において行い、レーンマー
カを的確に検出することができた場合には今回と同じ処
理を実行するよう設定し、的確に検出することができ
ず、且つ、直線検出処理とパターンマッチング処理とを
切り換えるための条件を満足するときには、次回は他方
の処理を実行するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像手段で撮像
した撮像画像から、道路上の通行区分帯表示用のレーン
マーカの候補点を検出し、この候補点に基づいて走行路
の道路形状を検出するようにした走行路認識装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像によってレーンマーカを
認識し、これに基づいて車線形状や自車両と車線との関
係を推定し、これらを車両の自動制御又は一部自動制御
に用いる技術が提案されている。例えば、特開平8−1
67023号公報に記載された発明においては、例えば
図12に示すような、レーンマーカとしての白線の左エ
ッジ検出用のテンプレートと、右エッジ検出用のテンプ
レートとを用意し、撮像画像においてこれらテンプレー
トとの相関演算を行って相関値を算出し、相関の最も強
い成分を、白線の左右端と路面との境界に相当するエッ
ジ成分とし、これらエッジ成分に基づいて、左右のレー
ンマーカをそれぞれ検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、一般に撮像画
像における物体の垂直方向の長さは、自車両から遠方に
位置するほど短くなる。このため、レーンマーカが連続
的な線である場合には、遠方に位置するレーンマーカで
あっても、十分なエッジ成分を検出することができる
が、レーンマーカが、例えば金属鋲を用いた場合等、離
散的な形状である場合には、遠方に位置するほど、垂直
方向の長さが短くなることから、レーンマーカの検出に
必要なだけの十分なエッジ成分を検出することができな
い。このため、例えば、レーンマーカとして白線が敷設
されている状態から、例えば金属鋲等の離散的なレーン
マーカが敷設された状態に切り替わった場合には、前記
金属鋲等を的確に検出することができないため、レーン
マーカを的確に検出することができないという問題があ
る。
【0004】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、レーンマーカが線
分形状である状態から金属鋲等の離散的な形状に切り替
わるような場合であっても、レーンマーカの検出を的確
に行うことの可能な走行路認識装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る走行路認識装置は、自車両
前方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像画像か
ら線成分を検出し、当該線成分に基づき前記レーンマー
カの投影画像を検出する第1のレーンマーカ検出手段
と、前記撮像手段の撮像画像から、離散的な形状のレー
ンマーカの投影画像相当の形状パターンに基づき前記レ
ーンマーカの投影画像を検出する第2のレーンマーカ検
出手段と、前記第1のレーンマーカ検出手段と前記第2
のレーンマーカ検出手段との何れかを、レーンマーカの
投影画像の検出に用いる適用検出手段として指定する検
出方法指定手段と、前記検出方法指定手段で前記適用検
出手段として指定された前記第1のレーンマーカ検出手
段又は前記第2のレーンマーカ検出手段による検出結果
に基づいて、自車両の走行路を検出する走行路検出手段
と、を備え、前記検出方法指定手段は、前記適用検出手
段として前回設定されたレーンマーカ検出手段の検出結
果に基づいて次回の適用検出手段の設定を行うことを特
徴としている。
【0006】また、請求項2に係る走行路認識装置は、
前記撮像画像に対し、1又は複数の探索領域を設定する
探索領域設定手段を備え、前記第1のレーンマーカ検出
手段及び第2のレーンマーカ検出手段は、前記探索領域
設定手段で設定された探索領域から前記レーンマーカの
投影画像を検出するようになっていることを特徴として
いる。
【0007】また、請求項3に係る走行路認識装置は、
前記検出方法指定手段は、前記探索領域設定手段で設定
された探索領域を、実際の走行路上の領域として表した
ときの当該領域の自車両進行方向の長さが、予め設定し
たしきい値を超えるときには、前記適用検出手段として
前記第1のレーンマーカ検出手段を指定することを特徴
としている。
【0008】また、請求項4に係る走行路認識装置は、
前記検出方法指定手段は、前記第1のレーンマーカ検出
手段での検出の結果、前記離散的な形状のレーンマーカ
の敷設パターンに応じたパターンで離散的に出現する線
成分が検出されたときには、前記第2のレーンマーカ検
出手段を次回の適用検出手段として指定することを特徴
としている。
【0009】また、請求項5に係る走行路認識装置は、
前記第2のレーンマーカ検出手段は、前記形状パターン
と前記撮像画像との相関度合を検出しこの相関度合の強
い領域に基づき前記レーンマーカの投影画像を検出し、
前記検出方法指定手段は、前記第2のレーンマーカ検出
手段での検出の結果、相関度を有する領域が、予め設定
したしきい値を超えて連続することが検出されたとき、
前記第1のレーンマーカ検出手段を次回の適用検出手段
として指定することを特徴としている。
【0010】さらに、請求項6に係る走行路認識装置
は、前記第2のレーンマーカ検出手段は、前記形状パタ
ーンと前記撮像画像の水平方向一元成分との相関度合を
検出するようになっていることを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る走行路認識装置
によれば、撮像手段の撮像画像から線成分を検出し、こ
れに基づきレーンマーカの投影画像、つまり、白線等の
検出を行う第1のレーンマーカ検出手段と、金属鋲等の
離散的な形状のレーンマーカの投影画像に相当する形状
パターンに基づきレーンマーカの投影画像、つまり、金
属鋲等を検出する第2のレーンマーカ検出手段とを設
け、適用検出手段として指定された第1又は第2のレー
ンマーカ検出手段による検出結果に基づいて走行路検出
を行う。このとき、例えば適用検出手段として第1のレ
ーンマーカ検出手段が設定された状態で、第1のレーン
マーカ検出手段によりレーンマーカを的確に検出するこ
とができなくなったときには、適用検出手段を第2のレ
ーンマーカ検出手段に切り換えるようにしたから、例え
ば、レーンマーカが白線である状態から金属鋲等の離散
的な形状に切り替わった場合等であっても、第1のレー
ンマーカ検出手段で的確にレーンマーカを検出できない
状態となった時点で、金属鋲等を検出する第2のレーン
マーカ検出手段による検出に切り替わることになり、レ
ーンマーカの形状に応じてこれに適したレーンマーカ検
出手段を用いてレーンマーカの検出を行うことができ
る。
【0012】また、請求項2に係る走行路認識装置によ
れば、撮像画像に対し、1又は複数の探索領域を設定
し、第1及び第2のレーンマーカ検出手段では、この探
索領域設定手段で設定された探索領域からレーンマーカ
の投影画像を検出するようにしたから、前記探索領域と
して、例えば前回レーンマーカとして検出された領域の
近傍を設定することによって、レーンマーカの検出を効
率よく行うことができる。
【0013】また、請求項3に係る走行路認識装置は、
探索領域のうち、自車両進行方向の実際の長さがしきい
値よりも長い探索領域については、第1のレーンマーカ
検出手段を適用検出手段として設定し、線成分に基づき
レーンマーカの検出を行うようにしている。ここで、撮
像画像上で同一の大きさの探索領域を複数設定した場
合、自車両から遠方の探索領域ほどその自車両進行方向
の実際の長さが長くなる。また、金属鋲等のレーンマー
カの場合、自車両から遠方に位置するほど、撮像画像上
では線分状となり、線成分に基づきレーンマーカの検出
を行う第1のレーンマーカ検出手段を用いて、レーンマ
ーカの検出を行うことができる。したがって、探索領域
の自車両進行方向の実際の長さがしきい値よりも大き
く、レーンマーカが撮像画像上では線分状となると予測
される場合には、第1と第2のレーンマーカ検出手段と
の切り換えを行わず、レーンマーカが白線或いは金属鋲
である場合に関わらず、第1のレーンマーカ検出手段に
固定してレーンマーカの検出を行うことによって、線分
状のレーンマーカに対し、離散的な形状のレーンマーカ
を検出するための第2のレーンマーカ検出手段によって
検出を行うことによる、誤検出を回避することができ
る。
【0014】また、請求項4に係る走行路認識装置は、
線成分に基づきレーンマーカの検出を行う第1のレーン
マーカ検出手段での検出の結果、離散的な形状のレーン
マーカの敷設パターンに応じたパターンで離散的に出現
する線成分が検出され、離散的な形状のレーンマーカで
あると推測して第2のレーンマーカ検出手段を次回の適
用検出手段として指定するようにしたから、第2のレー
ンマーカ検出手段への切り換えを的確に行うことができ
る。
【0015】また、請求項5に係る走行路認識装置は、
第2のレーンマーカ検出手段において、離散的な形状の
レーンマーカの投影画像相当の形状パターンと撮像画像
との相関度合を検出することによってレーンマーカを検
出するようにし、このとき、相関度を有する領域が、予
め設定したしきい値を超えて連続することが検出され、
つまり、ある程度の相関度を有する領域がある程度連続
し、すなわち線分であると予測される場合には、第1の
レーンマーカ検出手段を次回の適用検出手段として指定
するようにしたから、第1のレーンマーカ検出手段への
切り換えを的確に行うことができる。
【0016】さらに、請求項6に係る走行路認識装置
は、第2のレーンマーカ検出手段は、形状パターンと撮
像画像の水平方向一元成分との相関度合を検出するよう
にしたから、レーンマーカが金属鋲等の離散的な形状で
あり、自車両から遠方に位置するため、撮像画像におい
てその垂直方向の長さが短く例えば1画素未満であるた
めにレーンマーカの投影画像を得られないような場合で
あっても、的確にレーンマーカ候補点を検出することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した走行路
認識装置の一実施形態を示す概略構成図である。図1に
おいて、CCDカメラ等で構成されるカメラ1は、例え
ば、車幅方向中央の、車室内のフロントウィンドウ上部
に取り付けられ、車両前部の道路を含む車両の周囲環境
を撮像する。カメラ1で撮像した撮像情報は、処理装置
2に入力され、カメラ1からの撮像情報に基づいてレー
ンマーカの候補点(以下、マーカ候補点という。)の検
出を行い、検出したマーカ候補点に基づいてレーンマー
カの形状を推測し、これに基づいて走行路の形状や走行
路に対する自車両の相対関係を表す道路パラメータを算
出等を行う。
【0018】図2は、処理装置2の機能構成を示すブロ
ック図であって、カメラ1の撮像情報は、前処理部21
に入力され、ここで、撮像情報に対しレーンマーカの特
徴を強調するためのsobelフィルタ処理等の処理が
行われた後、探索領域設定部22においてレーンマーカ
を検出するための探索領域が設定される。そして、検出
処理判断部23において、探索領域設定部22で設定さ
れた各探索領域に対し、レーンマーカの検出を行うため
のロジックとして、線成分をレーンマーカの特徴として
検出を行う直線検出処理と、レーンマーカが画像に投影
されたときの画像に相当する形状を特徴として検出を行
うパターンマッチング処理との何れの処理を行うかの判
断が行われ、検出処理判断部23で直線検出処理が選択
された探索領域に対しては、直線検出処理部24におい
て前記直線検出処理が行われ、パターンマッチング処理
が選択された探索領域に対しては、パターンマッチング
処理部25において前記パターンマッチング処理が行わ
れる。
【0019】そして、次回検出処理判定部26におい
て、前述の直線検出処理部24又はパターンマッチング
処理部25により行われたレーンマーカの検出結果に基
づいて、この探索領域に対し、次回レーンマーカの検出
処理を実行する際には、前記直線検出処理とパターンマ
ッチング処理との何れを行うかの判断が行われ、その判
定結果が所定の記憶領域に格納される。
【0020】そして、前記直線検出処理部24又はパタ
ーンマッチング処理部25で検出されたレーンマーカの
検出結果に基づいて、レーンマーカ候補点算出部27に
おいてレーンマーカの候補点が算出され、算出されたレ
ーンマーカの候補点に基づいて道路形状推定部28にお
いて道路形状の推定が行われる。そして、このようにし
て推定された道路形状に基づいて、例えば、図示しない
先行車両に追従して走行する追従走行制御処理等を行う
ようになっている。
【0021】図3は、処理装置2で実行されるレーンマ
ーカを検出するためのレーンマーカ検出処理の処理手順
の一例を示すフローチャートである。なお、起動時に
は、必要に応じてそれぞれ初期値が設定されている。こ
のレーンマーカ検出処理では、起動されると、まずステ
ップS1で、検出対象となる離散的な形状のレーンマー
カの形状に基づいた、このレーンマーカを検出するため
のマーカパターンの算出を行う。
【0022】ここで、レーンマーカMaが0.1〔m〕
の円盤状であるものとし、図4(a)に示すように、自
車両前方L〔m〕、横方向A〔m〕の位置に存在するも
のとする。図4(a)では、カメラ1の光軸をZ軸、車
両の左右方向をX軸としている。なお、Z軸は車両の進
行方向と一致している。前記レーンマーカMaは、この
XZ平面上では、中心座標(L,A)の位置に直径0.
1〔m〕の円として描かれることになる。したがって、
このレーンマーカMaの外周は、次式(1)で表される
ことになる。
【0023】
【数1】
【0024】図4(b)は、図(a)のレーンマーカM
aを路面の真横から見た図であって、カメラ1の光軸を
Z軸、自車両の上下方向をY軸として表している。路面
の傾きやカメラ1の取付方法によって生じる光軸と路面
との相対ピッチ角をη、カメラ1の路面からの取り付け
高さをHとすると、このZY平面上でのレーンマーカM
aの中心は、次式(2)で表される。なお、ここでは、
ηは十分小さいものとし、sinη=η、cosη=1
と仮定している。
【0025】 Y=η・L−H ……(2) 図5は、道路座標系XYZと撮像面の画像座標系xyと
の関係を示したものである。道路座標系XYZ上の1点
Qが、撮像面の画像座標系xy上の点qへ、焦点距離f
のレンズを通して投影される場合、投影後の画像座標系
xyにおける平面座標値(x,y)は、次式(3)で表
すことができる。
【0026】
【数2】
【0027】なお、前記(3)式中のfh 及びfv は、
レンズ焦点距離fを、カメラ1による画像情報が、撮像
画像として量子化されたときの、1画素の横方向及び縦
方向の大きさで割った値である。また、図5に示した各
座標軸の向きと整合性をとるため、fh 及びfv の符号
は負となっている。前記(1)〜(3)式から、前記円
盤状のレーンマーカMaは、撮像画像上、つまりxy平
面上に、次式(4)として映し出されることになる。
【0028】
【数3】
【0029】したがって、前記(4)式から、xの取り
得る値は次式(5)となり、このレーンマーカMaの画
像水平方向の最大の長さWは、Z=Lのときであって、
次式(6)で表される。
【0030】
【数4】
【0031】また、前記レーンマーカMaは、直径0.
1〔m〕の円であることから、yの取り得る範囲、すな
わち、xy平面に投影されるレーンマーカMaの画像上
下方向の幅は次式(7)となる。したがって、このとき
のレーンマーカMaの画像垂直方向の最大の長さPは、
次式(8)で表される。
【0032】
【数5】
【0033】したがって、画像垂直方向の最大の長さP
が“1”以上であれば、画像垂直方向に1画素以上の長
さのある像として映し出される。しかしながら、例え
ば、レンズ画角45〔deg 〕、カメラ1の地上高1.2
〔m〕、水平画像分解能が256画素という条件で、前
記(8)式を演算すると、Lは約7.5〔m〕程度とな
り、自車両前方7.5〔m〕よりも遠方に位置するレー
ンマーカは、画像垂直方向の大きさが1画素未満となっ
てしまうことがわかる。つまり、例えば直径0.1
〔m〕の円盤状のレーンマーカ等を検出する場合には、
水平成分だけを持つ一次元パターンを用いる必要があ
る。
【0034】そこで、レーンマーカのマーカパターンと
して、水平成分だけを持つ一次元パターンを設定する。
具体的には、まず、画像水平方向の最大長さWを前記
(6)式から算出する。このとき、式(6)中のLは、
実際の走行環境において誤検出の少ない範囲で、最遠方
から最近方の範囲、つまり車両進行方向の範囲を検出範
囲とし、この検出範囲の代表値をLとして設定する。な
お、代表値Lは、実験等によって予め検出しておく。
【0035】そして、算出した画像水平方向の最大長さ
Wの整数部の値分の画素数を、一次元パターンの水平方
向の長さとして設定する。例えば、整数部が、“4”で
ある場合には、図6に示すように、画素の濃度が“1”
である4画素と、その両端に設定された濃度が“0.2
5”の1画素ずつと、さらにその両端に設定された濃度
が“0”の2画素ずつと、からなる線分を、一次元パタ
ーンとして設定する。なお、図6において、横軸は、撮
像画像の水平方向の画素を表し、縦軸は、画素の濃度を
表す。つまり、例えば画素の濃度を“0”から“1”間
の値で表すものとすると、図6は、{0,0,0.2
5,1,1,1,1,0.25,0,0}という数列を
表し、これは、水平方向の4つの画素の濃度が連続して
“1”であり、且つその両端の画素の濃度が“0.2
5”であり、さらにの両端の画素の濃度が“0”である
という水平パターンを表す。
【0036】このようにして、マーカパターンが算出さ
れると、これを所定の記憶領域に格納した後、ステップ
S2に移行し、図7に示すレーンマーカの探索領域のy
座標値の設定を行う。ここで、各探索領域の撮像画像に
おける縦方向の長さ(yn −yn-1 )は、実際の走行路
面での、車両進行方向の長さと相関がある。したがっ
て、例えば各探索領域が実際の走行路面上では、車両進
行方向が同じ長さになるように設定してもよく、また、
撮像画像の縦方向の長さが同一となるように設定しても
よい。
【0037】撮像画像の縦方向の長さが同一となるよう
に設定した場合には、レーンマーカの消失点に近い領域
ほど、実際の走行路面では進行方向に対して長い領域が
探索領域として設定され、消失点から遠い領域ほど実際
の走行路面では、進行方向に対して短い領域が探索領域
として設定される。つまり、自車両近傍のレーンマーカ
ほど、その自車両進行方向に対する変化を短い距離間隔
で検出することができるので、以後数回の撮像画像に対
する処理の間に自車両が通過する区間を細かく探索する
ことができる。逆に、自車両から遠いレーンマーカほ
ど、自車両進行方向に対する変化を長い距離間隔で検出
することができるので、以後数回の撮像画像に対する処
理の後に、自車両が通過する区間がどの方向につながっ
ていくのかを、少ない情報量で把握することができる。
【0038】次いで、ステップS3に移行し、ステップ
S2で設定した探索領域に対し、これら探索領域の縦方
向の、実際の走行路面における車両進行方向の長さに基
づき、レーンマーカの検出ロジック、つまり、直線検出
処理とパターンマッチング処理とで、検出ロジックを切
り換える探索領域とするか、或いは白線等の実線或いは
破線のレーンマーカといった直線検出のみを実行する探
索領域とするか、の設定を行う。
【0039】すなわち、例えば、金属鋲等の離散的なレ
ーンマーカの場合には、図8に示すように、例えば1.
2〔m〕間隔で配置した4つの金属鋲を一つのまとまり
とし、このまとまりを10〔m〕間隔で配置するといっ
た、設置パターンで設置されている場合がある。この場
合、図中の破線で示すように1.2〔m〕間隔で配置さ
れる4つの金属鋲のまとまりを、設置パターンの特徴と
みなすことができるので、ステップS2で設定した探索
領域の実際の道路面での車両進行方向の長さが、この部
分の長さよりも長い領域(図8の場合には3.6〜4.
8〔m〕程度)については直線検出処理が実行される探
索領域として設定し、それ以外の領域は検出ロジックを
切り換える探索領域として設定する。なお、ここでは、
3.6〜4.8〔m〕程度をしきい値とした場合につい
て説明したが、これに限るものではなく、離散的なレー
ンマーカのまとまりを直線検出処理で理論的に検出でき
る長さに基づきしきい値を設定するようにすればよい。
【0040】次いで、ステップS4に移行し、カメラ1
からの画像情報を入力し、走行路の撮像画像を取得す
る。次いで、ステップS5に移行し、画像情報に対し、
例えばsobelフィルタ等の、一次微分成分の強調処
理を行い、レーンマーカの特徴を強調させる。次いで、
ステップS6に移行し、レーンマーカを検出するための
探索領域の、撮像画像水平方向の位置を公知の手順で設
定する。例えば、前回処理実行時に道路形状を推定する
ことができた場合は、今回の撮像画像においては、前回
の道路形状を表すレーンマーカに近い形状でレーンマー
カが存在する可能性が高いと考えられることから、前回
推定した道路形状から、レーンマーカが映し出される位
置を予測し、この位置を中心として左右方向の所定の幅
を、探索領域として設定する。なお、この探索領域の幅
は、一定値であってもよく、また、道路形状の時系列的
な変化から、レーンマーカの位置の変動幅を見積もって
設定するようにしてもよい。また、前回処理実行時に道
路形状を推定することができなかった場合には、それ以
前の時点で推定した道路形状に基づいて、今回の探索領
域を設定するようにしてもよく、また、初期設定時の探
索領域を設定するようにしてもよい。
【0041】次いで、ステップS7に移行し、処理実行
中の探索領域を表す、変数iを、i=0に設定し初期化
する。そして、ステップS8に移行し、変数iで特定さ
れる探索領域に対して、レーンマーカの検出処理を行
う。このレーンマーカの検出処理は、図9に示すよう
に、まず、ステップS31の処理で、処理対象の探索領
域は、前記ステップS3の処理で直線検出領域として設
定されているか否かを判定する。そして、直線検出領域
として設定されている場合には、ステップS32に移行
し、探索領域に対し直線検出処理を行ってレーンマーカ
の検出を行う。
【0042】この直線検出処理は、公知の手順で行う。
例えばhough変換を行い、探索領域内で最も直線ら
しい線分を検出する。そして、レーンマーカの検出処理
を終了し、後述のステップS9に移行する。一方、前記
ステップS31の処理で、処理対象の探索領域が、前記
ステップS3の処理でロジック切換領域として設定され
ている場合には、ステップS33に移行し、次に、この
探索領域は、前回処理実行時に、直線検出処理実行領域
として設定されたか否かを判定する。そして、直線検出
処理実行領域であると設定されている場合には、ステッ
プS34に移行し、前記ステップS32での直線検出処
理と同様の処理を行い、直線検出処理によってレーンマ
ーカの検出を行う。
【0043】次いで、ステップS35に移行し、前記ス
テップS34での直線検出処理によってレーンマーカを
的確に検出することができたかどうかを判定する。この
判定は、例えば、探索領域内において直線として検出し
た検出直線の長さの、前記探索領域の縦方向の長さに対
する比率がしきい値以上であるか等に基づいて判断す
る。
【0044】次いでステップS36に移行し、この探索
領域は、次回処理実行時においても直線検出処理により
レーンマーカの検出を行う領域として設定した後、後述
のステップS9に移行する。一方、前記ステップS35
の処理で、ステップS34での直線検出処理によってレ
ーンマーカを的確に検出することができなかったと判定
された場合には、ステップS37に移行し、予め設定し
た検出ロジック切替条件を満足するか否かを判定する。
【0045】ここで、レーンマーカが、例えば図10
(a)に示すように、レーンマーカと路面との境界が線
になっている場合には、直線検出処理によって検出しや
すいのに対し、図10(b)に示すように、レーンマー
カと路面との境界が離散的な場合には、直線検出よりも
離散的な特徴、つまり、レーンマーカに相当すると予測
される画像を個別に検出できるパターンマッチング処理
の方が適当であると考えられる。
【0046】したがって、ステップS34での直線検出
処理において検出されるレーンマーカの特徴が、図10
(b)に示すように、離散的であり、且つその離散的な
間隔が、実際の道路面上において等間隔となるような位
置にある場合には、ステップS38に移行し、この探索
領域は、次回処理実行時には、パターンマッチング処理
を行う領域として設定する。一方、ステップS37で、
ステップS34での検出結果が、図10(a)に示すよ
うに、離散的な位置にない場合には、前述のステップS
36に移行し、次回処理実行時には直線検出処理を実行
する領域として設定する。
【0047】前記レーンマーカが離散的であり、且つそ
の離散的な間隔が、実際の道路面上において等間隔とな
るような位置にあるかどうかの判断は、例えば、探索領
域に対し、後述のステップS39によるパターンマッチ
ング処理を行い、このパターンマッチング処理によるレ
ーンマーカの検出結果に基づいて後述のステップS40
でのレーンマーカが適切に検出することができたか否か
の判断処理を行い、これに基づき判断する。
【0048】一方、前記ステップS33の処理で、処理
対象の探索領域が、前回処理実行時に、直線検出処理実
行領域として設定されていない場合には、ステップS3
9に移行し、パターンマッチング処理を行ってレーンマ
ーカを検出する。このパターンマッチング処理では、各
探索領域において、前記ステップS1で設定した図6に
示すマーカパターンとの相関値を算出する。例えば、ス
テップS1で設定した一次元パターンPiが撮像画像の
水平方向に、次式(9)で表されるn個の画素の濃度値
の配列で表されているものとし、探索領域内の長さnの
水平線分領域Pjを次式(10)で表すものとすると、
一次元パターンPiと水平線分領域Pjとの相関値Dij
は、(11)で求めることができる。
【0049】
【数6】
【0050】したがって、探索領域内の全ての水平線分
領域に対し、前記(11)式にしたがってマーカパター
ンPiとの相関値Dijを算出し、この相関値Dijに基づ
き、レーンマーカの一部と推測される成分を抽出する。
例えば、長さnの水平線分領域Pjのうち、その相関値
Dijが予め設定した相関値Dijのしきい値以下である水
平線分領域Pjについてその先頭画素の位置座標を算出
し、これに基づき先頭画素の位置関係を検出し、水平方
向に隣接する先頭画素のグループ毎に同一ラベル(番
号)を付与する。つまり、同一ラベルが付与されている
先頭画素は全て水平方向に隣接することになる。
【0051】なお、前記相関値Dijのしきい値は、例え
ば、マーカパターンと水平線分領域との画素の濃度が同
等でありレーンマーカであるとみなすことの可能な値に
基づいて設定すればよい。そして、先頭画素に同一ラベ
ルが付与された複数の水平線分領域からなる面積(つま
り画素数)がしきい値以下であるとき、この同一ラベル
が付与された水平線分領域群は、例えば金属鋲のような
点状のレーンマーカの領域であると判断する。なお、前
記同一ラベルが付与された水平線分領域群からなる面積
のしきい値は、例えば、金属鋲に相当する画像であると
みなすことの値に基づいて設定すればよい。
【0052】次いで、ステップS40に移行し、レーン
マーカを的確に算出することができたかどうかを判定す
る。例えば、レーンマーカとして検出された水平線分領
域の間隔が、金属鋲がレーンマーカとして通常配置され
るときの配置パターンと同一であるかどうかを判断す
る。そして、検出したレーンマーカの間隔が、通常の配
置パターンと一致するときには的確にレーンマーカを検
出することができたとしてステップS41に移行し、こ
の探索領域は、次回処理実行時にはパターンマッチング
処理を実行する領域として設定する。そして、ステップ
S9に移行する。
【0053】一方、ステップS40で的確にレーンマー
カを検出することができないと判断されたときには、ス
テップS42に移行し、検出ロジックの切替条件を満足
するか否かを判断する。つまり、例えば図11(a)に
示すように、直線検出処理によってレーンマーカを検出
しやすい領域であっても、断面Aでの水平エッジ成分を
みると、そのsobelフィルタ処理後の濃度の変化
は、図11(b)に示すように、レーンマーカの左側の
エッジ部で濃度が正値となり、レーンマーカの右側のエ
ッジ部では負値となる。このため、図11(b)におい
て点線で囲んだ、レーンマーカの左側のエッジ部に相当
する部分が、前記図6に示すマーカパターンとある程度
の相関を持つような形状となるため、相関値Dijはそれ
ほど高くはないが、連続的に検出されるようになる。
【0054】したがって、図11のように、線分である
とみなすことの可能な程度連続し、且つあまり高くない
相関値Dijが検出されたときには、ステップS43に移
行し、この探索領域は、直線状のレーンマーカである可
能性があるとして、次回処理実行時には、直線検出処理
を実行する領域として設定する。そして、ステップS9
に移行する。
【0055】一方、ステップS42で、相関値Dijが連
続的に検出されない場合には、前記ステップS41に移
行し、この探索領域は、次回処理実行時にはパターンマ
ッチング処理を実行する領域として設定する。このよう
にして、ステップS8のレーンマーカの検出処理が終了
すると、ステップS9に移行する。
【0056】このステップS9では、変数iをi=i+
1に更新し、ステップS10に移行し全ての探索領域に
ついてレーンマーカの検出処理が終了したかどうかを判
断する。そして、全ての探索領域に対するレーンマーカ
の検出処理が終了しないときにはステップS8に戻り、
全ての探索領域に対するレーンマーカの検出処理が終了
したとき、ステップS10からステップS11に移行
し、ステップS8のレーンマーカ検出処理で検出された
レーンマーカの特徴に基づいて、各探索領域毎にレーン
マーカ候補点の座標値を算出する。このマーカ候補点の
算出は、例えば、パターンマッチング検出処理によって
レーンマーカの検出が行われたときには、レーンマーカ
の領域であると判定された、先頭画素に同一ラベルが付
与された水平線分領域の代表点、例えば、これら水平線
分領域群から形成される図形の重心座標を、レーンマー
カ候補点として算出する。一方、直線検出処理によって
レーンマーカの検出が行われたときには、例えば、探索
領域毎に、直線検出処理においてレーンマーカとして検
出した直線上の任意の点をマーカ候補点として設定す
る。
【0057】そして、ステップS12に移行し、ステッ
プS11で算出されたレーンマーカ候補点に基づいて、
自車両前方の道路形状を推定する。この道路形状の推定
は、例えば、最小二乗法等の公知の手順で行えばよい。
そして、このようにして道路形状の推定が終了すると、
ステップS4に戻り、以後、予め設定されたサンプリン
グ周期でカメラ1からの画像情報を読み込み上記と同様
に処理を行って道路形状を推定する。
【0058】次に、上記実施の形態に動作を説明する。
走行路認識装置では、起動されると、まず、マーカパタ
ーンを算出する(ステップS1)。つまり、前記式
(6)において、予め実験等により設定されている自車
両前方の検出範囲の代表値をLとし、これに基づいてレ
ーンマーカMaの画像水平方向の最大の長さWを算出
し、その整数部の数値分の画素からなる濃度値“1”を
表す線分を、図6に示すようにマーカパターンとして設
定する。
【0059】なお、図6では、画素数は“4”である
が、前記画像水平方向の長さWが例えば“8.3”であ
った場合には、画素数が8の線分が、マーカパターンと
して設定されることになる。そして、このようにして設
定したマーカパターンを所定の記憶領域に格納する。
【0060】マーカパターンの設定が終了したならば、
撮像画像におけるレーンマーカの探索領域の垂直方向の
領域の設定を行い(ステップS2)、設定した探索領域
の垂直方向の長さが、3.6〜4.8〔m〕程度以上で
あるものについては、直線検出処理が実行される探索領
域として設定し、それ以外の領域は検出ロジックを切り
換える探索領域として設定する(ステップS3)。
【0061】そして、カメラ1の画像情報を入力し(ス
テップS4)、これに対してsobelフィルタ等の処
理を行ってレーンマーカの特徴を強調した後(ステップ
S5)、探索領域の水平方向の領域の設定を行い(ステ
ップS6)、探索領域毎に、レーンマーカの検出処理を
行って(ステップS6〜S10)、これに基づきレーン
マーカ候補点の検出を行い(ステップS11)、各探索
領域毎に検出されたレーンマーカ候補点に基づいて走行
路の形状の推定を行う(ステップS12)。
【0062】ここで、例えば、探索領域として、図7に
示すように、撮像画像上において垂直方向の長さが等し
くなるように設定し(ステップS2)、このときこの探
索領域の垂直方向の長さが、走行路上の実際の長さ、図
7の場合例えば3.6〜4.8〔m〕よりも長いものに
ついては、直線検出処理を実行する領域として設定され
る(ステップS3)。
【0063】したがって、レーンマーカの検出処理を行
った場合には、図9のステップS31からステップS3
2に移行し、この探索領域に対して直線検出処理が行わ
れる。図7の場合、レーンマーカは連続白線であるか
ら、探索領域に対しハフ変換等を用いてレーンマーカの
検出が行われ、これに基づき道路形状が推定されること
になる。そして、以後、レーンマーカの検出処理時に
は、ステップS31及びステップS32の処理を繰り返
し行うことになり、すなわち、探索領域の垂直方向の長
さが、実際の走行路上の長さで、3.6〜4.8〔m〕
程度以上として設定されたときに、直線検出処理のみが
行われることになる。
【0064】このようにすることによって、画面全体の
処理に要する処理時間を短縮することができる。また、
図7に示すように、撮像画像状において垂直方向の長さ
が等しくなるように、探索領域を設定した場合には、自
車両よりも遠方の探索領域については、直線検出処理の
みが行われることになり、離散的な形状のレーンマーカ
が小さく撮像される領域で、パターンマッチング検出処
理が行われることによって、レーンマーカが誤検出され
ることを防止することができる。
【0065】一方、例えば、探索領域として設定された
垂直方向の長さが、走行路上の実際の3.6〜4.8
〔m〕程度よりも短い場合には、図3のステップS3の
処理で、この探索領域は、検出ロジックを切り換える領
域として設定される。したがって、ステップS8のレー
ンマーカの検出処理においては、図9のステップS31
からステップS33に移行する。そして、探索領域の初
期値として例えば直線検出処理の実行領域が設定されて
いる場合には、ステップS34に移行し、直線検出処理
が行われる。そして、レーンマーカが連続した白線であ
って、ステップS34の直線検出処理において、レーン
マーカの候補点が的確に検出された場合には、ステップ
S35からステップS36に移行し、この探索領域は次
回も直線検出処理を行う領域として設定する。
【0066】このため、次に、レーンマーカの検出処理
実行時には、ステップS31からステップS33を経て
ステップS34に移行し、引き続き直線検出処理によっ
てレーンマーカの検出が行われる。一方、探索領域の垂
直方向の長さに基づいて前記ステップS3の処理で、探
索領域の垂直方向の長さは、その実際の走行路上の長さ
が3.6〜4.8〔m〕程度未満であって検出ロジック
切替領域として設定され、また、レーンマーカが図8に
示すように、金属鋲等の離散的なレーンマーカである場
合には、ステップS31からステップS33を経てステ
ップS34に移行し、直線検出処理が行われる。そし
て、離散的なレーンマーカであるため、探索領域内で十
分な長さの直線を検出することができない場合には、ス
テップS35からステップS37に移行し、このとき、
図10(b)に示すように、検出したレーンマーカが、
離散的であり、且つその離散的な間隔が、実際の道路面
上において等間隔となるような位置にある場合、つま
り、的確に離散型のレーンマーカを検出することができ
ている場合には、検出ロジック切替条件を満足するもの
として、ステップS37からステップS38に移行し、
この探索領域は、次回もパターンマッチングを行う領域
として設定される。
【0067】したがって、次にレーンマーカの検出処理
を行った場合には、ステップS31からステップS33
を経てステップS39に移行し、パターンマッチング処
理が行われる。つまり、探索領域毎に、ステップS1で
設定したマーカパターンと探索領域内における各水平線
分領域とについて相関値Dijを算出する。このとき、マ
ーカパターンと水平線分領域の画素の濃度とが類似する
ほど、相関値Dijは小さくなるから、マーカパターンの
画素の濃度分布と類似する水平線分領域が、相関値Dij
がしきい値以下となる水平線分領域として抽出されるこ
とになる。そして、相関値Dijがしきい値以下となる水
平線分領域の先頭の画素のうち水平方向に隣接するもの
に同一ラベルが付与され、同一ラベルが付与された水平
線分領域群から形成される図形の面積が、しきい値以下
となる水平線分領域群が、レーンマーカの領域と判断さ
れる。
【0068】したがって、例えば、レーンマーカではな
い物体が撮像されており、この撮像物体を構成する水平
線分領域がマーカパターンと類似していたとしても、撮
像物体の面積がしきい値以下でない場合には、これがレ
ーンマーカであると誤認識されることはない。そして、
レーンマーカが図8に示すように、所定の間隔で検出さ
れた場合には、的確にレーンマーカの検出が行われたと
して、ステップS40からステップS41に移行し、こ
の探索領域は、次回もパターンマッチング処理を行う領
域として設定する。この処理を各探索領域について行
い、各探索領域でのレーンマーカの検出処理が終了する
と、図3のステップS11に移行し、例えば、先頭画素
に同一ラベルが付与された水平線分領域群で形成される
図形の重心座標が、レーンマーカ候補点として算出さ
れ、各水平線分領域群毎に検出されたレーンマーカ候補
点に基づいて道路形状の推定が行われる。
【0069】そして、次回レーンマーカの検出処理が行
われた場合には、ステップS31からステップS33を
経てステップS39に移行してパターンマッチング処理
が行われる。この状態から、例えばレーンマーカが、図
8に示すように所定の間隔で配置されている状態から、
何れかのレーンマーカが敷設されていない等といった所
定間隔で配置されない状態となると、ステップS39で
パターンマッチング処理が行われたときに、レーンマー
カが所定の間隔で検出されないことから、レーンマーカ
が的確に検出できないと判断し、ステップS40からス
テップS42に移行するが、離散的なレーンマーカであ
るから、ステップS39のパターンマッチング処理で算
出される相関値Dijは連続的とならない。このため、検
出ロジック切替条件を満たさないから、ステップS42
からステップS41に移行し、次回もパターンマッチン
グ処理を行う領域として設定される。したがって、金属
鋲等のレーンマーカが、一時的に所定の間隔で敷設され
ていない場合であっても、引き続きパターンマッチング
によるレーンマーカの検出が行われることになる。
【0070】そして、この金属鋲等の離散的なレーンマ
ーカが敷設されている状態から、連続した白線のレーン
マーカが敷設された状態となると、ステップS39でパ
ターンマッチング処理39を行った場合に、レーンマー
カの検出が正しく行われないため、ステップS40から
ステップS42に移行する。そして、相関の強い領域が
連続することから、検出ロジック切替条件を満足すると
判断し、ステップS42からステップS43に移行し、
この探索領域は、次回は直線検出処理を行う領域として
設定される。
【0071】したがって、次回レーンマーカの検出処理
を行った場合には、ステップS31からステップS33
を経てステップS34に移行し、以後、上記と同様にし
て直線検出処理が行われることになる。そして、この状
態から再度、金属鋲等のレーンマーカが敷設されている
状態となると、直線検出処理34において的確にレーン
マーカを検出することができず、また、検出ロジック切
替条件を満たすことから、ステップS37からステップ
S38に移行し、次回はパターンマッチング処理を行う
領域として設定される。
【0072】このように、レーンマーカの検出の結果、
レーンマーカの検出を的確に行うことができたかどうか
を判定し、これに基づいて、次にレーンマーカの検出を
行うときには、直線検出処理によって行うか、パターン
マッチング処理によって行うかを判断し、レーンマーカ
の敷設状況に適した処理によってレーンマーカの検出を
行うようにしたから、レーンマーカの検出を的確に行う
ことができる。
【0073】また、直線検出処理の結果、レーンマーカ
の検出を的確に行うことができない場合であっても、こ
のときの、レーンマーカに相当する投影画像の検出状況
から、金属鋲のレーンマーカが敷設されていると予測さ
れる場合には、パターンマッチング処理に切り換えるよ
うにし、逆にパターンマッチング処理の結果、レーンマ
ーカの検出を的確に行うことができない場合であって
も、このときのレーンマーカに相当する投影画像の検出
状況から、白線のレーンマーカが敷設されていると予測
される場合には、直線検出処理に切り換えるようにして
いるから、レーンマーカの形状に応じて的確に切り換え
ることができる。
【0074】また、このように、レーンマーカの検出を
的確に行うことができない場合であっても、条件を満足
しない場合には切り換えを行わないから、ノイズ等によ
って一時的に的確に検出を行うことができなかった場合
に、レーンマーカの形状が変化していないのにも関わら
ず、誤って、レーンマーカの検出処理が切り換えられて
しまうことを回避することができる。
【0075】また、金属鋲等の離散的な形状のレーンマ
ーカの場合、自車両から遠方に位置するレーンマーカほ
ど、垂直方向の長さ、つまり車両進行方向の長さが短く
なる。したがって、レーンマーカのマーカパターンとし
て二次元パターン、つまり、レーンマーカの縦及び横の
長さを特定するパターンを設定した場合、垂直方向の長
さが一致しないことからマーカパターンと一致しないと
判定される場合がある。
【0076】しかしながら、上述のように、マーカパタ
ーンとして線分からなる一次元パターンを設定している
から、撮像画像において垂直方向の長さを十分得られな
い場合であっても、マーカパターンとして的確に検出す
るができる。したがって、マーカ候補点を的確に検出す
ることができるから、このマーカ候補点に基づき推定す
る道路形状の推定精度を向上させることができる。
【0077】また、このとき、図6に示すように、画素
の濃度を“1”だけでなく、レーンマーカMaの背景画
像に相当する“0”と、さらにレーンマーカMaの画像
水平方向の最大の長さWの小数点以下部に相当する中間
値も付加して、マーカパターンを設定している。したが
って、このように設定したマーカパターンに基づいてレ
ーンマーカに相当する水平線分領域を検出すれば、レー
ンマーカMaの背景画像に相当する“0”をマーカパタ
ーンとして設定することによって、ノイズ等の影響を受
けた水平線分領域が除去されることになるから、ノイズ
等に埋もれていないレーンマーカのみを検出することが
でき、レーンマーカの検出精度を向上させることができ
る。また、前述の小数点以下部に相当する中間値をマー
カパターンとして設定することによって、1画素未満の
オーダでマッチングの相関値Dijを算出することがで
き、1画素以下の精度でレーンマーカの検出を行うこと
ができ、より高精度にレーンマーカ候補点の検出を行う
ことができる。
【0078】なお、上記実施の形態においては、図6に
示すように濃度“1”の画素両端に設けられた中間値及
び濃度“0”の画素の線分をマーカパターンとして設定
した場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えば、濃度“1”の画素のみからなる線分をマー
カパターンとして設定するようにしてもよく、また、画
素濃度“1”の線分からなるマーカパターンにおいて、
そのパターンの両端に濃度“0”の線分を設定したパタ
ーンをマーカパターンとして設定するようにしてもよ
い。つまり、画素の濃度の配列が{0,0,0,1,
1,1,1,0,0,0}となるようにマーカパターン
を設定してもよい。
【0079】また、上記実施の形態においては、起動時
に、マーカパターンを設定するようにしているが、例え
ば、予めマーカパターンを算出して所定の記憶領域に格
納しておき、レーンマーカ検出処理実行時には、この所
定の記憶領域に格納したマーカパターンを読み出し、こ
れに基づいてレーンマーカの検出を行うようにしてもよ
い。
【0080】また、上記実施の形態においては、検出範
囲の代表値をLとして、マーカパターンを一つだけ設定
するようにした場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、検出範囲を複数の範囲に分割しこれに応じ
てそれぞれの範囲についてマーカパターンを設定し、マ
ーカパターンを走査するときには、走査位置に応じたマ
ーカパターンを選択し、これに基づいて走査を行うよう
にしてもよい。
【0081】また、上記実施の形態においては、レーン
マーカとして0.1〔m〕の金属鋲を想定した場合につ
いて説明したが、これに限るものではなく、離散的なレ
ーンマーカであれば適用することができる。この場合に
は、レーンマーカが撮像画像上に投影されたときのレー
ンマーカの最大の横方向長さに基づいて一次元パターン
を設定すればよい。
【0082】また、上記実施の形態においては、探索領
域の自車両進行方向の実際の長さが、しきい値よりも大
きいときには、直線検出処理に基づいてレーンマーカの
検出を行うようにした場合について説明したが、例え
ば、探索領域を実際の走行路上の領域として表したとき
の、当該領域の自車両からの距離が、予め設定したしき
い値を超えるときには、直線検出処理を行うようにして
もよく、この場合も同等の作用効果を得ることができ
る。
【0083】ここで、カメラ1が撮像手段に対応し、図
9のステップS32及びS34の処理が第1のレーンマ
ーカ検出手段に対応し、ステップS39の処理が第2の
レーンマーカ検出手段に対応し、ステップS31及びS
33の処理が検出方法指定手段に対応し、図3のステッ
プS2及びS6の処理が探索領域設定手段に対応し、ス
テップS11及びS12が走行路検出手段に対応してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した、走行路認識装置の一例を示
す概略構成図である。
【図2】図1の走行路認識装置の機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】レーンマーカ検出処理の処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図4】レーンマーカのマーカパターンの設定方法を説
明するための説明図である。
【図5】レーンマーカのマーカパターンの設定方法を説
明するための説明図である。
【図6】マーカパターンの一例である。
【図7】白線からなるレーンマーカを撮像した撮像画像
の一例である。
【図8】金属鋲からなるレーンマーカの配置パターンの
一例である。
【図9】図3の処理で行われるレーンマーカの検出処理
の処理手順の一例である。
【図10】レーンマーカを撮像した撮像画像の一例であ
る。
【図11】マーカパターンとの相関度に基づき、パター
ンマッチング処理から直線検出処理に切り換える場合の
動作を説明するための説明図である。
【図12】テンプレートの一例である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 処理装置 21 前処理部 22 探索領域設定部 23 検出処理判断部 24 直線検出処理部 25 パターンマッチング処理部 26 次回検出処理判定部 27 レーンマーカ候補点算出部 28 道路形状推定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA16 CA12 CA16 DA06 DB02 DC03 DC09 DC36 5H180 AA01 CC04 LL01 LL15 5L096 BA04 CA02 FA03 FA38 FA69 JA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両前方を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の撮像画像から線成分を検出し、当該線成
    分に基づき前記レーンマーカの投影画像を検出する第1
    のレーンマーカ検出手段と、 前記撮像手段の撮像画像から、離散的な形状のレーンマ
    ーカの投影画像相当の形状パターンに基づき前記レーン
    マーカの投影画像を検出する第2のレーンマーカ検出手
    段と、 前記第1のレーンマーカ検出手段と前記第2のレーンマ
    ーカ検出手段との何れかを、レーンマーカの投影画像の
    検出に用いる適用検出手段として指定する検出方法指定
    手段と、 前記検出方法指定手段で前記適用検出手段として指定さ
    れた前記第1のレーンマーカ検出手段又は前記第2のレ
    ーンマーカ検出手段による検出結果に基づいて、自車両
    の走行路を検出する走行路検出手段と、を備え、 前記検出方法指定手段は、前記適用検出手段として前回
    設定されたレーンマーカ検出手段の検出結果に基づいて
    次回の適用検出手段の設定を行うことを特徴とする走行
    路認識装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像画像に対し、1又は複数の探索
    領域を設定する探索領域設定手段を備え、 前記第1のレーンマーカ検出手段及び第2のレーンマー
    カ検出手段は、前記探索領域設定手段で設定された探索
    領域から前記レーンマーカの投影画像を検出するように
    なっていることを特徴とする請求項1記載の走行路認識
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検出方法指定手段は、前記探索領域
    設定手段で設定された探索領域を、実際の走行路上の領
    域として表したときの当該領域の自車両進行方向の長さ
    が、予め設定したしきい値を超えるときには、前記適用
    検出手段として前記第1のレーンマーカ検出手段を指定
    することを特徴とする請求項2記載の走行路認識装置。
  4. 【請求項4】 前記検出方法指定手段は、前記第1のレ
    ーンマーカ検出手段での検出の結果、前記離散的な形状
    のレーンマーカの敷設パターンに応じたパターンで離散
    的に出現する線成分が検出されたときには、前記第2の
    レーンマーカ検出手段を次回の適用検出手段として指定
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    走行路認識装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のレーンマーカ検出手段は、前
    記形状パターンと前記撮像画像との相関度合を検出しこ
    の相関度合の強い領域に基づき前記レーンマーカの投影
    画像を検出し、 前記検出方法指定手段は、前記第2のレーンマーカ検出
    手段での検出の結果、相関度を有する領域が、予め設定
    したしきい値を超えて連続することが検出されたとき、
    前記第1のレーンマーカ検出手段を次回の適用検出手段
    として指定することを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の走行路認識装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のレーンマーカ検出手段は、前
    記形状パターンと前記撮像画像の水平方向一元成分との
    相関度合を検出するようになっていることを特徴とする
    請求項5記載の走行路認識装置。
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