JP2003317009A - 課金処理サーバ、キー出力プログラム及び端末 - Google Patents

課金処理サーバ、キー出力プログラム及び端末

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JP2003317009A JP2002121630A JP2002121630A JP2003317009A JP 2003317009 A JP2003317009 A JP 2003317009A JP 2002121630 A JP2002121630 A JP 2002121630A JP 2002121630 A JP2002121630 A JP 2002121630A JP 2003317009 A JP2003317009 A JP 2003317009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生時にネットワーク接続できない端末を用
いるシステムにおいて、ユーザが暗号化されたコンテン
ツを自由に選択して再生する場合、既存の方式では、ユ
ーザの初期負担金額が大きくなってしまったり、課金が
不確実になる等の問題があった。 【解決手段】 ユーザがキー生成プログラムをダウンロ
ードした時点から時間計測を開始し、一定期間内にリセ
ットされない場合に自動的に課金を行う方法、または、
ダウンロード時に課金し、一定期間内にリセットされた
場合には払い戻しを行う方法、を用いることにより、ユ
ーザの自由度が高く、確実な課金方式を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテンツの管理を
行う課金処理方法と、課金処理を行うサーバ、およびコ
ンテンツの再生を行う端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音楽や映像、ゲームなどのコン
テンツをユーザの手元に届ける配信方式としては、CD(C
ompact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等のパッ
ケージメディアに記録して配布する方法、インターネッ
ト等のネットワークを用いた配信方法、衛星放送等を用
いたデータ配信方法などがある。これらのコンテンツ
は、MPEG-2(Motion Picture Expert Group)、MPEG-4な
どの映像圧縮技術や、MP3(MPEG-1 Audio Layer 3)など
の音声圧縮技術が用いられることにより、大幅に情報量
が圧縮され、一定の記憶容量を持つパッケージメディア
に対して大量のコンテンツを記録したり、一定の帯域幅
を持つ伝送路を用いて効率的にコンテンツを伝送したり
することが可能となっている。
【0003】また、これらのコンテンツは著作権を保護
し、違法なコピー等を防ぐために、CSS(Content Scramb
ling System)等による暗号化や、SCMS(Serial Copy Man
agement System)等によるコピー管理手法が用いられて
いる。例えばCSSでは、映画などのコンテンツを暗号化
してDVDに記録し、ライセンスされた暗号解除キーを用
いなければ再生できないように管理する方式が用いられ
ている。SCMSではCDからMD(Mini Disc)へ音楽ソフトを
コピーする際に、コピーの回数を制限するよう管理され
ている。ユーザは、スクランブル等によって暗号化され
たコンテンツを利用する場合には、端末が予め持ってい
る暗号解除キーを利用したり、ICカードやオンライン認
証などによってサーバから暗号解除キーを取得したりす
ることによって視聴を行う。
【0004】このような著作権保護されたコンテンツの
流通方式として、超流通と呼ばれる方式が普及しつつあ
る。この方式は、予め暗号化されたコンテンツをパッケ
ージメディアや衛星放送、インターネットなどを通じて
大量に配布し、ユーザは手元にある配布されたコンテン
ツのうち、利用したいものを選択してサーバに対して視
聴要求を行い、課金処理によって対価を支払うことによ
って暗号解除キーを取得し、視聴するものである。この
方式では、ユーザの視聴要求に対して、どのように課金
処理を行うかが重要となる。代表的な課金方法は、ユー
ザがサーバに対して視聴要求を行い、コンテンツの暗号
解除キーをダウンロードする時点で課金を行う前払い方
式である。また、ユーザの視聴要求に対して、暗号解除
キーのダウンロード時には課金を行わず、ユーザがコン
テンツの再生後に再生履歴をサーバに対して申告した時
点で課金を行う、後払い方式もある。これらの課金方式
は、ユーザの視聴形態や端末の機能に合うように、それ
ぞれ選択されている。常にネットワークにアクセス可能
な端末では、視聴要求時に課金を行う前払い方式が多く
用いられる。また、視聴後にユーザが必ずサーバにアク
セスすることが確実な環境では、ユーザの安心感を増や
すために後払い方式が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】超流通方式等のコンテ
ンツ流通システムにおいて、コンテンツの利用時にネッ
トワークに接続不可能なモバイル端末を用いる場合に
は、前述のような既存の課金方式では、適切な課金を実
現することができなかった。
【0006】超流通方式のコンテンツ流通システムで
は、ユーザのモバイル端末に多数の暗号化されたコンテ
ンツが保存され、ユーザはこのうちいくつかをサーバに
視聴要求して暗号解除キーを取得し、視聴する形態が用
いられる。この中で、端末自体にネットワーク接続機能
を保持しないもの、例えば、在宅時にはネットワーク接
続可能だが、持ち運んでいる時はネットワーク接続不可
能であるモバイル端末を利用するシステムにおける課金
方式が課題となっていた。
【0007】例えば前払い方式では、暗号解除キーをダ
ウンロードする時点で課金が行われるため、ユーザが持
ち運んでいる間に、端末に保存されているコンテンツの
うちどれでも好きなものを利用可能にするためには、在
宅時に予め全てのコンテンツの暗号解除キーを購入して
おかなければならない。このようにネットワーク接続不
可能なモバイル端末において前払い方式を用いると、た
とえ実際に利用するのは保持するコンテンツの一部であ
ったとしても、予め全てのコンテンツの課金を行わなけ
ればならず、ユーザにとって非常に負担の大きなものと
なってしまう。
【0008】一方後払い方式では、ユーザが視聴後にサ
ーバに再生履歴を申告した時点で課金を行うため、ユー
ザは予め余分な課金を行われることはない。しかしこの
方式では、もしユーザが再生後に申告を行わなければ課
金することができず、コンテンツ提供者はコンテンツを
持ち逃げされるリスクを抱えることになってしまう。
【0009】このように既存の課金方式は、再生時にネ
ットワーク接続不可能な端末等における課金方式として
適切ではなかったため、ユーザが自由に再生コンテンツ
を決定でき、しかもコンテンツ提供者が確実に課金を行
うことのできる新しい課金方式が要求されていた。
【0010】従って本発明の目的は、サーバにおける時
間計測と、ユーザがコンテンツを再生したか否かを判定
するキー情報を用いることによって、ユーザのコンテン
ツ選択に対する自由度が高く、しかも確実な課金方式を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願では開示する代表的な発明の概要は、ネットワ
ークインタフェースとコンテンツが格納されるデータベ
ースと制御部とを備えた課金処理サーバであって、該制
御部は、前記インタフェースを通じてコンテンツIDと
ユーザIDを受け取り、前記データベースに格納された
前記コンテンツIDに対応するコンテンツ、および、該
コンテンツの再生を可能とするデコードキーあるいはリ
セットキーのいずれかを出力するキー出力プログラムま
たはデコードキーとリセットキーを暗号化した暗号化デ
ータ、を前記インタフェースを通じて出力するととも
に、前記ユーザIDにより特定されるユーザ口座に対し
て課金のための時間計測を開始し、前記時間計測開始か
ら所定時間内に前記インタフェースを通じて前記リセッ
トキーを受け取った場合は前記ユーザ口座に対する課金
をキャンセルし、前記リセットキーを受け取らなかった
場合は前記ユーザ口座に対する課金を行う課金処理サー
バである。さらに、入力装置と、コンテンツを格納する
記憶装置と、デコーダとを備えた端末で実行されるコン
テンツに対応したキー出力プログラムであって、前記入
力装置を通じてコンテンツの再生指示を受けると前記記
憶装置に格納されたコンテンツを前記デコーダでデコー
ド可能にするデコードキーを出力ステップと、前記入力
装置を通じて前記コンテンツの再生拒否指示を受けると
リセットキーを出力するステップと、前記デコードキ
ー、前記リセットキーを前記記憶装置に格納するステッ
プとを上記端末に実行させることを特徴とするキー出力
プログラムについても開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図示によ
り説明する。
【0013】本発明における課金方法を説明するため
に、コンテンツ流通システムとして、コンテンツ提供者
がユーザに映像や音楽、ゲーム等のコンテンツを配布
し、ユーザがコンテンツを利用する際にコンテンツの利
用料をコンテンツ提供者に対して支払うシステムを例と
して用いる。特に、コンテンツを著作権保護のために暗
号化し、CDやDVD、インターネットや衛星放送等を通じ
て予めユーザの端末に配布し、ユーザはコンテンツの利
用時にサーバに対して視聴要求を行い、課金処理を行っ
て暗号解除キーを取得することにより、暗号を解除して
コンテンツを利用するシステムについて説明する。但
し、本発明による課金方法はこのシステムに限ったもの
ではない。予めコンテンツを配布するのではなく、視聴
要求時に暗号解除キーと同時にコンテンツを配布しても
よい。コンテンツを再生するための端末はモバイル端末
でも据置き端末でもよく、PC(Personal Computer)、PDA
(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ゲーム機、
衛星放送受信機、カラオケ機械などを用いてもよい。ま
た暗号解除キー等の情報は必ずしも端末装置本体に格納
しなくてもよく、IC(Integrated Circuit)カード等に記
憶させてもよい。サーバと端末との通信は一般的なネッ
トワークを用いればよく、インターネット、電話回線等
を用いればよい。
【0014】図1に本発明による課金方法の一例を示
す。
【0015】ユーザのモバイル端末(101)とサーバ(102)
の動作を処理の流れにそって説明する。モバイル端末(1
01)には既に多数の暗号化されたコンテンツが記録され
ており、これらはコンテンツIDによって管理されている
とする。サーバにはユーザを特定するためのユーザIDと
課金を行うためのユーザの口座情報等が登録されている
とする。
【0016】ユーザはまずステップ(103)において、利
用したいコンテンツのコンテンツIDと、ユーザIDをサー
バに送信し視聴要求を行う。これに対しサーバは、ステ
ップ(104)においてユーザからの視聴要求を受け取り、
ユーザIDからサーバのデータベースを検索し、登録され
ている課金を行うためのユーザの口座情報を特定する。
続いてサーバは、ステップ(106)においてコンテンツID
とユーザIDに対応したキー出力プログラムを生成し、こ
れをユーザに対して送信する。これに対しモバイル端末
はステップ(105)においてキー出力プログラムを受信す
る。サーバはステップ(106)の処理後、直ちに課金処理
ステップ(107)を開始し、ステップ(108)に入る。ユーザ
は複数のコンテンツを利用したければ、モバイル端末に
おいてステップ(103)からステップ(105)の動作を繰り返
せばよい。例えば、モバイル端末に複数の音楽コンテン
ツを記録し、これを持ち運びながら、この中の好きな曲
を聴くことを想定する。この場合、在宅中にモバイル端
末をネットワークアダプタに接続し、音楽コンテンツを
記録すると共に、上記のステップによりコンテンツに対
応するキー出力プログラムをダウンロードしておけばよ
い。
【0017】ここで前記キー出力プログラムとは、モバ
イル端末上で動作するプログラムであって、ユーザがコ
ンテンツの再生を指示した場合には、暗号化されたコン
テンツの暗号を解除するためのデコードキーを出力して
コンテンツの再生を行い、ユーザがコンテンツの再生を
拒否した場合にはリセットキーを出力するプログラムで
ある。キー出力プログラム自体も解読されないように保
護されており、モバイル端末のユーザに改竄されないメ
モリエリアに保持される。キー出力プログラムは、ユー
ザの指示に対して、デコードキー、またはリセットキー
のどちらか一方しか出力しないしくみを持つ。例えば、
携帯電話や衛星放送受信機、ICカード等は、ユーザに改
竄されないメモリエリアを持っており、これに放送事業
者、通信事業者またはユーザがプログラムをダウンロー
ドして動作を行わせることができる。キー出力プログラ
ムはこうしたメモリエリアに格納され動作する。また、
キー出力プログラムは、あるユーザがあるコンテンツに
対して発した1回の視聴要求に対して一意に生成され、
ユーザの再生または拒否の指示に対してデコードキーま
たはリセットキーの一方のみ出力するように制御され
る。
【0018】また、実際に処理を行うプログラム自体は
ソフトウェアまたはハードウェアとして端末が保持して
おり、デコードキーとリセットキーを暗号化した暗号化
データをサーバからダウンロードし、端末のプログラム
が暗号化データの暗号を解除してキーを出力するように
してもよい。キー出力プログラムは、ユーザに改竄され
ないセキュアプログラムと、デコードキーやリセットキ
ー等のキー情報を暗号化した暗号化データによって実現
できる。例えば、セキュアプログラムのみからなるキー
出力プログラムを予めICカードに記録してユーザの端末
に配布し、視聴要求時に暗号化データをダウンロードし
てキーを出力するようにしてもよい。以下では、セキュ
アプログラムと暗号化データを一体としたキー出力プロ
グラムの例について説明する。
【0019】デコードキーは、ユーザから送信されたコ
ンテンツIDに対応するコンテンツの暗号を解除するキー
である。リセットキーはサーバにおける課金の待機をキ
ャンセルするためのキーである。デコードキー、リセッ
トキーは解読されないように保護されており、コンテン
ツID、ユーザID、ユーザがサーバにアクセスした時間等
によって個別に管理されている。これらのキーは暗号化
されたデータ列を用いればよい。
【0020】コンテンツの再生回数は、コンテンツに付
属するメタデータによって管理してもよいし、デコード
キーによって管理してもよい。メタデータによる管理方
式を用いる場合、デコーダはコンテンツの再生をコンテ
ンツに付属するメタデータに従って行う。キー出力プロ
グラムは、コンテンツに対してデコードキーを一つだけ
出力し、適宜メタデータを書きかえることによって再生
回数を制御する。メタデータはユーザによって改竄され
ない。一方、デコードキーによる管理方式を用いる場
合、デコーダは一つのデコードキーに対してコンテンツ
を一回だけ再生する。キー出力プログラムは、再生開始
時間や再生回数等を変数として、コンテンツの再生を許
可する回数分だけ複数のデコードキーを作成すればよ
い。以下では簡単のために、デコードキーの出力後には
コンテンツの再生回数を制限しない例について説明す
る。この場合、キー出力プログラムはコンテンツに対し
てデコードキーを一つだけ出力し、デコーダはデコード
キーを用いて何回もコンテンツを再生してよいものとす
る。
【0021】以下、課金処理ステップ(107)について説
明する。ステップ(108)から開始する。
【0022】ステップ(108)において、サーバは、ユー
ザの口座に対して課金のための時間計測を開始し、課金
待機する。この時点では課金は行わず、口座を特定して
待機している状態である。ここから、サーバはモバイル
端末からのリセットキーの受信を待機し、時間計測によ
り一定のキャンセル期限(110)が経過するのを待機す
る。キャンセル期限(110)は、例えば1日、1週間など
用いるシステムによって適当に決めればよい。時間計測
は、開始時刻をデータとして記録し、一定の時間間隔で
キャンセル期限(110)と比較する方法などによって実現
すればよい。
【0023】一方、モバイル端末はステップ(105)にお
けるキープログラムの受信後、ネットワークから切り離
された状態で持ち運ばれているとしてよい。この間、ユ
ーザは好きな時に、モバイル端末に保持しているコンテ
ンツとキー出力プログラムによってコンテンツの再生を
行うことができる。ここで、ステップ(111)において、
ユーザがコンテンツを再生する場合と、コンテンツの再
生を拒否する場合とで場合分けされる。ユーザがコンテ
ンツの再生を指示した場合はステップ(112)に進み、コ
ンテンツの再生を拒否した場合にはステップ(113)に進
む。
【0024】ステップ(112)では、キー出力プログラム
がコンテンツのデコードキーを出力し、暗号化されてい
るコンテンツの暗号を解除して再生を行う。ユーザはこ
の場合、一定のキャンセル期限(110)後に自動的にコン
テンツ再生に対する対価として指定した口座に対して課
金が行われるので、特にサーバにアクセスする必要はな
い。
【0025】ステップ(113)では、キー出力プログラム
がリセットキーを出力する。リセットキーは、ユーザが
コンテンツを再生せず、拒否したことを証明するキーで
ある。ユーザはこの場合、一定のキャンセル期限(110)
以内にサーバにアクセスし、リセットキーを送信してコ
ンテンツを再生していないことを証明することによっ
て、課金を回避することができる。そこでユーザは、キ
ャンセル期限(110)以内に、ネットワークアクセス可能
になった時点で、ステップ(114)においてリセットキー
をサーバに送信する。ユーザは、例えたくさんのコンテ
ンツとキー出力プログラムを保持していたとしても、視
聴要求から一定のキャンセル期限(110)以内にリセット
キーをサーバに送信しさえすれば課金は行われないの
で、持ち運んでいる間に利用するかどうかまだ決めてい
ないコンテンツであっても、とりあえずキー出力プログ
ラムをダウンロードしておくという利用方法が可能であ
る。これにより、ユーザは安心して多数のコンテンツの
中から好きな時に好きなものを選択して利用できる。
【0026】サーバでは、ステップ(108)よりリセット
キーの受信を待機し、時間計測を行っている。ここでス
テップ(115)において、一定のキャンセル期限(110)内に
リセットキーが受信されたか否かで場合分けを行う。リ
セットキーが受信された場合にはステップ(116)に進
み、受信されない場合にはステップ(117)に進む。
【0027】ステップ(116)では、リセットキーが受信
された時点で、視聴要求の時刻から受信時刻までの待ち
時間(109)を参照し、待ち時間(109)が定められたキャン
セル期限(110)以内であれば、ユーザの指定されたコン
テンツに対する課金をキャンセルし、課金待機を終了す
る。これによりユーザは再生していないコンテンツに対
する課金を回避することができる。また、待ち時間(10
9)が定められたキャンセル期限(110)を過ぎていた場合
には、ユーザの口座に対して一定額のキャッシュバック
を行ってもよい。
【0028】ステップ(117)では、ユーザからリセット
キーが受信されずに一定のキャンセル期限(110)が過ぎ
た場合に、ユーザの口座から予め指定されたコンテンツ
再生の対価としての課金を行う。リセットキーが受信さ
れない場合とは、ユーザがコンテンツを再生した場合
か、コンテンツを再生しなかったがリセットキーを送信
しなかった場合である。これらの場合に課金が行われ
る。キャンセル期限(110)が過ぎた後でリセットキーが
受信された場合、一定額のキャッシュバックを行っても
よい。
【0029】以上のようなステップによって課金処理が
行われる。この方式により、モバイル環境においてネッ
トワーク接続不可能な端末においても、ユーザは視聴後
に課金する方式を利用可能となり、コンテンツ提供者は
確実な課金を行うことができる。
【0030】図2に本発明による課金方法の他の例を示
す。
【0031】図2は、図1において示した課金処理ステ
ップ(107)の他の例を詳しく説明したものである。
【0032】この例において、キー出力プログラムは、
ユーザがコンテンツの再生を指示した場合には、デコー
ドキーを出力してコンテンツを再生し、さらに再生後に
再生終了キーを出力する。一方、ユーザがコンテンツの
再生を拒否した場合にはリセットキーを出力する。キー
出力プログラムは、リセットキーとその他のキーを両方
出力することはない。再生終了キーは、ユーザがコンテ
ンツの再生を行ったことを示すキーである。
【0033】ステップ(201)において、サーバは、ユー
ザの口座に対して課金のための時間計測を開始し、課金
待機する。サーバはモバイル端末からのリセットキー及
び再生終了キーの受信を待機し、時間計測により一定の
キャンセル期限(110)が経過するのを待機する。
【0034】一方、モバイル端末はネットワークから切
り離された状態で持ち運ばれているとする。この間、ユ
ーザは好きな時に、モバイル端末に保持しているコンテ
ンツとキー出力プログラムによってコンテンツの再生を
行うことができる。ここで、ステップ(202)において、
ユーザがコンテンツを再生する場合と、コンテンツの再
生を拒否する場合とで場合分けされる。ユーザがコンテ
ンツの再生を指示した場合はステップ(203)に進み、コ
ンテンツの再生を拒否した場合にはステップ(204)に進
む。
【0035】ステップ(203)では、キー出力プログラム
がコンテンツのデコードキーを出力し再生を行う。ま
た、再生後にステップ(205)に進み、キー出力プログラ
ムが再生終了キーを出力する。再生終了キーはユーザが
コンテンツを再生したことを示すキーである。例えば、
コンテンツの再生終了時にアンケートの入力を促し、ア
ンケートの記入を行った場合のみ再生終了キーを出力し
たり、コンテンツ中に含まれる広告やCMを見た場合に
のみ再生終了キーを出力するようにしてよい。再生終了
キーにアンケートやユーザの再生履歴の情報を含めても
よい。ここで、ユーザがステップ(207)において再生終
了キーをサーバに送信するか否かによって課金処理が異
なる。
【0036】ステップ(204)では、キー出力プログラム
がリセットキーを出力する。ユーザはこの場合、一定の
キャンセル期限(110)以内にサーバにアクセスし、リセ
ットキーを送信することによって課金を回避することが
できる。そこでユーザは、ステップ(206)においてリセ
ットキーをサーバに送信する。
【0037】サーバでは、ステップ(201)よりリセット
キーと再生終了キーの受信を待機し、時間計測を行って
いる。ここで一定のキャンセル期限(110)内にリセット
キーまたは再生終了キーが受信されたか否かで場合分け
を行う。キャンセル期限(110)内にリセットキーが受信
された場合にはステップ(208)に進み、再生終了キーが
受信された場合にはステップ(209)に進み、リセットキ
ーと再生終了キーが受信されないまま一定のキャンセル
期限(110)を経過した場合にはステップ(210)に進む。さ
らに、視聴要求から一定のキャンセル期限(110)が経過
した後に、リセットキーまたは再生終了キーが受信され
た場合には、ステップ(211)に進む。ここでは、リセッ
トキーの受信期限と再生終了キーの受信期限が同じキャ
ンセル期限(110)である場合を示しているが、リセット
キーの受信期限と再生終了キーの受信期限をそれぞれ別
の期限として管理して処理を行ってもよい。
【0038】ステップ(208)では、リセットキーが受信
された時点で、ユーザの指定されたコンテンツに対する
課金をキャンセルする。これによりユーザは再生してい
ないコンテンツに対する課金を回避することができる。
【0039】ステップ(209)では、再生終了キーが受信
された時点で、ユーザの再生したコンテンツの対価とし
て一定の料金(第一料金)を課金する。ユーザはコンテ
ンツを再生した場合、再生終了キーを送信しなかったと
しても、キャンセル期限を経過した時点で自動的に料金
(第二料金)を課金される。しかし、例えば第一料金を
第二料金よりも安く設定することにより、ユーザは積極
的に再生終了キーを送信するようになり、サーバの課金
待機の負担を軽減できる。また、アンケートを記入した
場合や、広告やCMを見た場合にのみ再生終了キーを出
力するようにすれば、ユーザのアンケート記入やCM視
聴を促すことができる。
【0040】ステップ(210)では、ユーザからリセット
キー、再生終了キーが受信されずに一定のキャンセル期
限(110)が過ぎた場合に、ユーザの口座から予め指定さ
れた料金(第二料金)の課金を行う。
【0041】ステップ(211)では、視聴要求から一定の
キャンセル期限(110)が経過した後に、リセットキーま
たは再生終了キーが受信された場合に、リセットキーが
受信された場合と、再生終了キーが受信された場合それ
ぞれについて、ユーザの口座に対して一定額のキャッシ
ュバックを行う。
【0042】図3に本発明による課金方法の他の例を示
す。
【0043】図3は、図1において示した課金処理ステ
ップ(107)の他の例を詳しく説明したものである。
【0044】ステップ(301)において、サーバは、ユー
ザの口座に対してコンテンツ再生の対価としてのプリペ
イド料金を課金し、時間計測を開始する。サーバはモバ
イル端末からのリセットキーの受信を待機し、時間計測
により一定のキャンセル期限(110)が経過するのを待機
する。
【0045】一方、モバイル端末はネットワークから切
り離された状態で持ち運ばれているとする。この間、ユ
ーザは好きな時に、モバイル端末に保持しているコンテ
ンツとキー出力プログラムによってコンテンツの再生を
行うことができる。ここで、ステップ(302)において、
ユーザがコンテンツを再生する場合と、コンテンツの再
生を拒否する場合とで場合分けされる。ユーザがコンテ
ンツの再生を指示した場合はステップ(303)に進み、コ
ンテンツの再生を拒否した場合にはステップ(304)に進
む。
【0046】ステップ(303)では、キー出力プログラム
がコンテンツのデコードキーを出力し再生を行う。ユー
ザはこの場合、すでにコンテンツ再生に対する対価とし
ての課金が行われているので、特にサーバにアクセスす
る必要はない。
【0047】ステップ(304)では、キー出力プログラム
がリセットキーを出力する。ユーザはこの場合、一定の
キャンセル期限(110)以内にサーバにアクセスし、リセ
ットキーを送信することによってプリペイド料金の払い
戻しを受けることができる。そこでユーザは、ステップ
(305)においてリセットキーをサーバに送信する。
【0048】サーバでは、ステップ(301)よりリセット
キーの受信を待機し、時間計測を行っている。ここでス
テップ(306)において、一定のキャンセル期限(110)内に
リセットキーが受信されたか否かで場合分けを行う。キ
ャンセル期限(110)内にリセットキーが受信された場合
にはステップ(307)に進み、リセットキーが受信されな
いまま一定のキャンセル期限(110)を経過した場合には
ステップ(308)に進む。
【0049】ステップ(307)では、リセットキーが受信
された時点で、ユーザの指定されたコンテンツに対する
課金をキャンセルし、ユーザの口座にプリペイド料金を
払い戻す。これによりユーザは再生していないコンテン
ツに対する課金を取り戻すことができ、実際には支払っ
ていないのと同じになる。
【0050】ステップ(308)では、ユーザからリセット
キーが受信されずに一定のキャンセル期限(110)が過ぎ
た場合に、時間計測、課金待機を終了する。キャンセル
期限(110)が過ぎた後でリセットキーが受信された場
合、一定額のキャッシュバックを行ってもよい。
【0051】図4に本発明による課金方法の他の例を示
す。
【0052】図4は、図1において示した課金処理ステ
ップ(107)の他の例を詳しく説明したものである。
【0053】ステップ(401)において、サーバは、ユー
ザの口座に対してコンテンツ再生の対価としてのプリペ
イド料金を課金し、時間計測を開始する。サーバはモバ
イル端末からのリセットキーの受信を待機し、時間計測
により一定のキャンセル期限(110)が経過するのを待機
する。
【0054】一方、モバイル端末はネットワークから切
り離された状態で持ち運ばれているとする。この間、ユ
ーザは好きな時に、モバイル端末に保持しているコンテ
ンツとキー出力プログラムによってコンテンツの再生を
行うことができる。ここで、ステップ(402)において、
ユーザがコンテンツを再生する場合と、コンテンツの再
生を拒否する場合とで場合分けされる。ユーザがコンテ
ンツの再生を指示した場合はステップ(403)に進み、コ
ンテンツの再生を拒否した場合にはステップ(404)に進
む。
【0055】ステップ(403)では、キー出力プログラム
がコンテンツのデコードキーを出力し再生を行う。ま
た、再生後にステップ(405)に進み、キー出力プログラ
ムが再生終了キーを出力する。ここで、ユーザがステッ
プ(407)において再生終了キーをサーバに送信するか否
かによって課金処理が異なる。
【0056】ステップ(404)では、キー出力プログラム
がリセットキーを出力する。ユーザはこの場合、一定の
キャンセル期限(110)以内にサーバにアクセスし、リセ
ットキーを送信することによってプリペイド料金の払い
戻しを受けることができる。そこでユーザは、ステップ
(406)においてリセットキーをサーバに送信する。
【0057】サーバでは、ステップ(401)よりリセット
キーと再生終了キーの受信を待機し、時間計測を行って
いる。ここで一定のキャンセル期限(110)内にリセット
キーまたは再生終了キーが受信されたか否かで場合分け
を行う。キャンセル期限(110)内にリセットキーが受信
された場合にはステップ(408)に進み、再生終了キーが
受信された場合にはステップ(409)に進み、視聴要求か
ら一定のキャンセル期限(110)が経過した後に、リセッ
トキーまたは再生終了キーが受信された場合には、ステ
ップ(410)に進む。
【0058】ステップ(408)では、リセットキーが受信
された時点で、ユーザの指定されたコンテンツに対する
課金をキャンセルし、ユーザの口座にプリペイド料金を
払い戻す。これによりユーザは再生していないコンテン
ツに対する課金を取り戻すことができ、実際には支払っ
ていないのと同じになる。
【0059】ステップ(409)では、再生終了キーが受信
された時点で、ユーザの口座にプリペイド料金の一部を
払い戻す。ユーザは再生終了キーを送信することにより
一定額のキャッシュバックを得られるので、例えばアン
ケートを記入した場合や、広告やCMを見た場合にのみ
再生終了キーを出力するようにすれば、ユーザのアンケ
ート記入やCM視聴を促すことができる。
【0060】ステップ(410)では、ユーザからリセット
キー、再生終了キーが受信されずに一定のキャンセル期
限(110)が過ぎた場合に、時間計測、課金待機を終了す
る。また、キャンセル期限(110)が過ぎた後でリセット
キー、再生終了キーが受信された場合、リセットキーが
受信された場合と、再生終了キーが受信された場合それ
ぞれについて、ユーザの口座に対して一定額のキャッシ
ュバックを行う。
【0061】図5に本発明を用いたコンテンツ流通シス
テムの一例を示す。
【0062】本発明を用いることにより、ユーザがネッ
トワークに接続不可能なモバイル環境においてコンテン
ツを利用した場合でも確実な課金を行うことができるコ
ンテンツ流通システムを実現できる。
【0063】まずコンテンツ提供者は、コンテンツを著
作権保護のために暗号化して、CDやDVD、インターネッ
トや衛星放送等を通じて予めユーザの端末に配布する。
各コンテンツはコンテンツID(503)によって管理され、
それぞれ暗号解除のためのデコードキーを持つ。ユーザ
はこれらのコンテンツを衛星放送受信機(504)や、パッ
ケージメディア(505)として受け取り、モバイル端末(51
1)に保存する。コンテンツをサーバ(501)からネットワ
ーク(508)を通じて伝送し、ネットワークアダプタ(510)
等を通じてモバイル端末(511)に記録してもよい。
【0064】次にユーザは、利用する可能性のあるコン
テンツについて、ネットワーク接続可能な時点でサーバ
(501)に対して視聴要求を行う。ユーザは、ネットワー
クアダプタ(510)を用いて、ネットワーク(508)を介して
サーバ(501)にアクセスし、ユーザID(502)とコンテンツ
ID(503)を伝送する。ユーザID(502)、コンテンツID(50
3)は、ユーザとコンテンツを管理するための情報であ
り、ユーザの端末側においては、ICカード(509)または
モバイル端末(511)に保持しておけばよい。サーバ(501)
は、伝送されたユーザID (502)から登録されているユー
ザの課金用の口座を検索し、時間計測を開始する。ま
た、ユーザID(502)とコンテンツID(503)から、ユーザと
コンテンツに対応したキー出力プログラム(506)または
暗号化データ(507)を生成し、ユーザのネットワークア
ダプタ(510)に伝送する。ユーザは、これをモバイル端
末(511)またはモバイル端末に装着するためのICカード
(509)に格納する。キー出力プログラム(506)はユーザの
指示に従ってデコードキーと再生終了キー、またはリセ
ットキーを出力するプログラムである。キー出力プログ
ラム(506)は、予めモバイル端末(511)やICカード(509)
に格納しておいてもよいし、ダウンロードしてもよい。
暗号化データ(507)はデコードキー、再生終了キー、リ
セットキーを暗号化したデータであり、キー出力プログ
ラム(506)に従ってデコードキーと再生終了キー、また
はリセットキーを出力する。ここでは、ICカード(509)
とモバイル端末(511)を分離した形で示しているが、一
体となっていてもよく、キー出力プログラム(506)また
は暗号化データ(507)をモバイル端末(511)に格納しても
よい。また、ネットワークアダプタ(510)はモバイル端
末(511)や衛星放送受信機(504)と一体となっていてもよ
い。
【0065】ユーザはモバイル端末(511)に記録された
コンテンツと、ICカード(509)に格納されたキー出力プ
ログラム(506)及び暗号化データ(507)によって、ネット
ワーク接続不可能なモバイル環境においても、コンテン
ツを利用することができる。キー出力プログラム(506)
はユーザの指示により、コンテンツを再生する場合には
暗号解除のためのデコードキーを出力し、コンテンツ再
生が終了した場合には再生終了キー(511)を出力し、コ
ンテンツを再生しないように拒否の指示が与えられた場
合にはリセットキー(510)を出力する。キー出力プログ
ラム(506)は、ユーザによって改竄されないセキュアプ
ログラムと暗号化データ(507)からなる。予めICカード
(509)にセキュアプログラムのみからなるキー出力プロ
グラム(506)を記録しておき、視聴要求時に暗号化デー
タ(507)をダウンロードしてもよいし、両方をもつキー
出力プログラム(506)を視聴要求時にダウンロードして
実行してもよい。出力されたキーはモバイル端末(511)
やICカード(509)に記録しておけばよい。
【0066】その後、ユーザは、視聴要求をしたが実際
には再生しなかったコンテンツがある場合、一定のキャ
ンセル期限以内に再びネットワーク(508)を通じてサー
バ(501)にアクセスする。この時、ユーザはリセットキ
ー(512)または、再生終了キー(513)をサーバ(501)に伝
送する。サーバ(501)は、受信されたキーと計測した時
間によって処理を行う。例えば、視聴要求が行われたコ
ンテンツのうち、キャンセル期限以内にそのコンテンツ
に対応するリセットキー(512)が伝送されたものについ
ては課金を行わない。再生終了キー(513)が伝送された
ものについては、割引料金を適用して課金する。キャン
セル期限を過ぎてもアクセスがなければ、通常料金を課
金する。
【0067】このように本発明を用いることにより、モ
バイル環境に対応した確実な課金方法が実現できる。実
際の運用例として、海外出張中に映画のコンテンツを記
録したモバイル端末を持ち運び、好きな時に映画を見る
例が挙げられる。出張中、いつ時間が空くかわからない
が、空いた時間に映画を見たいとする。ユーザは出発前
に、モバイル端末に数本の映画コンテンツを記録し、サ
ーバにアクセスしてそれぞれのコンテンツのキー出力プ
ログラムをダウンロードしておく。海外出張中、モバイ
ル端末がネットワークに接続できない状況であっても、
キー出力プログラムを用いることによって好きな映画を
再生できる。時間がなくて見ることのできなかったコン
テンツについては、キー出力プログラムに対して再生拒
否を指示することによりリセットキーが得られる。帰着
後、利用しなかったコンテンツについては、キャンセル
期限以内に対応するリセットキーをサーバに伝送する。
これにより、再生したコンテンツ分だけ課金が行われ、
再生しなかった分については課金されない。キャンセル
期限以内にアクセスがなければ、キー出力プログラムを
ダウンロードしたコンテンツ全てが課金されるので、コ
ンテンツ提供者としても取り逃す心配がない。コンテン
ツ再生終了後、アンケート記入後、CM視聴後等にキー
出力プログラムが再生終了キーを出力し、サーバが再生
終了キーを受信した場合には割引料金を適用する方式を
用いれば、ユーザの短期利用やアンケート記入、CM視
聴を促すことができる。
【0068】この方式は、デコードキーをダウンロード
した時点で課金する前払い方式と比較すれば、後払いに
なるのでユーザにとっての初期負担が少なくて済むとい
うメリットがある。再生後にユーザの申請によって課金
する後払い方式と比較すれば、キャンセル期限を設けて
自動的に課金を行うしくみがあるため、コンテンツ提供
者が課金しそこなう心配がないというメリットがある。
【0069】図6に本発明で用いるサーバ構成の一例を
示す。これは図5のサーバ(501)の構成を詳しく示した
ものである。
【0070】サーバ(501)は、検索処理部(601)、データ
ベース(602)、ネットワークインタフェース(603)、プロ
グラム生成部(604)、課金処理部(605)から成る。
【0071】検索処理部(601)は、ユーザから伝送され
たコンテンツID、ユーザIDをデータベース(602)上のデ
ータと比較し、対応するコンテンツ情報やユーザ情報を
検索して取得する。
【0072】データベース(602)は、コンテンツ情報や
ユーザ情報等の情報を保持する。コンテンツ情報は、コ
ンテンツの種類や内容、コンテンツID、デコードキー等
である。ユーザ情報は、ユーザの名前、課金のための口
座情報、ユーザID、サーバへのアクセス状況、キー出力
プログラムのダウンロード時刻等の管理情報等である。
【0073】ネットワークインタフェース(603)は、ネ
ットワークに接続されており、検索処理部(601)、プロ
グラム生成部(604)、課金処理部(605)等の指示により、
コンテンツID、ユーザID、キー出力プログラム等の情報
を端末とやり取りする。
【0074】プログラム生成部(604)は、検索処理部(60
1)によって得られるコンテンツのデコードキーや、ユー
ザのアクセス情報から、ユーザとコンテンツに対応した
キー出力プログラムまたは暗号化データを生成し、ユー
ザの端末に伝送する。一例として、ユーザ端末のユーザ
に改竄されないメモリエリアにユーザ毎の端末秘密鍵が
保持され、サーバにて端末公開鍵を管理している場合
に、セキュアプログラムと暗号化データからなるキー出
力プログラムを用いる場合を示す。プログラム生成部(6
04)は、まずユーザとコンテンツに対応したリセットキ
ーを作成し、デコードキーと共に端末公開鍵を用いて公
開鍵暗号方式で暗号化し、暗号化データを作成する。セ
キュアプログラムは、この暗号化データと共にユーザ端
末の改竄されないメモリエリアにダウンロードされ、ユ
ーザが再生を指示した場合には端末秘密鍵を用いてデコ
ードキーを出力してコンテンツを再生し、ユーザが再生
を拒否した場合には端末秘密鍵を用いてリセットキーを
出力する。セキュアプログラムは、キー出力後に他のキ
ーが出力されないように暗号化データを削除する。予め
ユーザの端末やICカードにセキュアプログラムを保持し
ておく場合には、プログラム生成部(604)は暗号化デー
タのみを作成してユーザの端末に伝送すればよい。
【0075】課金処理部(605)は、ユーザ毎の時間計測
の管理を行い、ユーザの指定した課金のための口座に対
して課金処理を行う。予め指定されたコンテンツ料金を
口座から差し引いたり、返金がある場合には一定額を払
い戻したりする。課金処理部は必ずしも他の処理部と一
体である必要はなく、別サーバとして独立していてもよ
い。口座は課金サーバが独自に設けたものでもよいし、
一般的な銀行口座、郵便口座等でもよい。クレジットカ
ードによる決済を行ってもよい。
【0076】図7に本発明で用いる端末構成の一例を示
す。これは図5のモバイル端末(511)の構成を詳しく示
したものである。
【0077】モバイル端末(511)は、プログラムメモリ
(701)、演算装置(702)、入力装置(703)、コネクタ(70
4)、記憶装置(705)、デコーダ(706)、表示・再生装置(7
07)から成る。
【0078】プログラムメモリ(701)はキー出力プログ
ラム等のプログラムを保持するためのメモリエリアであ
る。プログラムメモリ(701)はユーザに改竄されないセ
キュアなメモリエリアを持つ。コンテンツのデコード等
の一般的なプログラムをプログラムメモリ(701)に格納
し、キー出力プログラムや暗号化データ等の秘密保持が
必要なプログラムやデータは、コネクタ(704)によって
結合されたICカード(509)上に格納してもよい。
【0079】演算装置(702)はプログラムメモリ(701)や
結合されたICカード(509)上に保持されるキー出力プロ
グラム等のプログラムからの指示により演算処理を行
う。例えば、暗号化データの暗号解除処理や、表示・再
生装置(707)に文字や映像を表示する処理を行う。
【0080】入力装置(703)はボタンやキー、ペンなど
によって、ユーザの指示を入力する装置である。プログ
ラムメモリ(701)に格納されたプログラムはユーザの入
力によって動作が分岐する。
【0081】コネクタ(704)はモバイル端末(511)とICカ
ード(509)、ネットワークアダプタ(510)等の装置を結合
するインタフェースである。これを通じてモバイル端末
(511)はユーザIDやコンテンツIDの情報をサーバに伝送
したり、キー出力プログラムをダウンロードしたりす
る。衛星放送受信機(504)やパッケージメディア(505)を
読み込むドライブを接続し、コンテンツをモバイル端末
(511)中に記録する場合にも用いる。モバイル端末(511)
とICカード(509)やネットワークアダプタ(510)、衛星放
送受信機(504)、パッケージメディア(505)を読み込むド
ライブ等の機器は一体となっていてもよい。
【0082】記憶装置(705)は、ユーザIDやコンテンツI
D等の情報やコンテンツを記録する装置である。ハード
ディスク等のディスク媒体やIC等のメモリ媒体を用いれ
ばよい。
【0083】デコーダ(706)は、符号化されたコンテン
ツを復号化してコンテンツの再生を行う。例えばMPEG-2
方式で符号化された映画等のコンテンツを映像として再
生し、表示装置(707)に表示する。デコーダ(706)は、プ
ログラムメモリ(701)や演算装置(702)によってソフトウ
ェアとして実装されてもよい。
【0084】表示・再生装置(707)は、プログラムの状
態を表示したり、コンテンツを再生して表示したりす
る。例えばデコーダ(706)によって復号されたデータを
映像や音声として再生したり、ユーザに再生か拒否かの
選択を促す画面を表示したりする。
【0085】図8に本発明でも用いる端末の画面表示の
一例を示す。
【0086】端末のディスプレイ(801)に、ユーザにコ
ンテンツ再生の選択を促す画面を表示した例を示す。ユ
ーザが端末に暗号化された映画コンテンツを保持し、す
でにサーバに対して視聴要求を行ってキー出力プログラ
ムを取得済みである状態を示している。ここで、ユーザ
はコンテンツを再生する場合には再生ボタン(802)を選
択し、コンテンツの再生を拒否して課金をキャンセルす
る場合には拒否ボタン(803)を選択し、現時点では再生
するかしないかを判定せず、保留する場合にはキャンセ
ルボタン(804)を選択する。ここで、ユーザが再生ボタ
ン(802)を選択した場合には、キー出力プログラムはデ
コードキーを出力して、コンテンツを再生する。拒否ボ
タン(803)を選択した場合には、リセットキーを出力す
る。キャンセルボタン(804)を選択した場合には、なに
もせずに保留する。ユーザは同じコンテンツに対して再
生と拒否を両方選択することはできない。以上の様に本
願では、コンテンツに対する課金を行う方法であって、
ユーザからの視聴要求に対して、ユーザを特定して課金
のための口座を特定するステップと、ユーザとユーザの
要求するコンテンツに対応するプログラムを生成しユー
ザに伝送するステップと、ユーザに対して時間計測と課
金待機を開始するステップと、ユーザから送られるキー
の受信を待機するステップと、キーが受信された場合に
受信時刻に応じて処理を行うステップと、課金待機の開
始から一定の期限が過ぎた場合にキーが受信されたか否
かに応じて処理を行うステップからなることを特徴とす
る、課金処理方法。又、コンテンツに対する課金を行う
方法であって、ユーザからの視聴要求に対して、ユーザ
を特定して課金のための口座を特定するステップと、ユ
ーザとユーザの要求するコンテンツに対応するプログラ
ムを生成しユーザに伝送するステップと、ユーザの口座
に対してプリペイド料金を課金し、時間計測を開始する
ステップと、ユーザから送られるキーの受信を待機する
ステップと、キーが受信された場合に受信時刻に応じて
処理を行うステップと、課金待機の開始から一定の期限
が過ぎた場合にキーが受信されたか否かに応じて処理を
行うステップからなることを特徴とする、課金処理方法
を開示する。
【0087】
【発明の効果】コンテンツ流通システムにおいて、本発
明における課金方式を用いることにより、再生時にネッ
トワークに接続できない端末でも、ユーザは多数のコン
テンツの中から好きなものを選択し、再生した分だけの
料金を支払うことができ、コンテンツプロバイダはユー
ザに対して確実に課金することが可能な課金方式を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる課金方法の一実施例である。
【図2】本発明で用いる課金方法の他の実施例である。
【図3】本発明で用いる課金方法の他の実施例である。
【図4】本発明で用いる課金方法の他の実施例である。
【図5】本発明で用いるコンテンツ流通システムの一実
施例である。
【図6】本発明で用いるサーバ構成の一実施例である。
【図7】本発明で用いる端末構成の一実施例である。
【図8】本発明で用いる端末の画面表示の一実施例であ
る。
【符号の説明】
101…モバイル端末; 102…サーバ; 103, 104, 105, 10
6, 107, 108, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 20
1, 202, 203, 204, 205, 206, 207, 208, 209,210, 21
1, 301, 302, 303, 304, 305, 306, 307, 308, 401, 40
2, 403, 404, 405, 406, 407, 408, 409, 410…処理ス
テップ; 109…待ち時間; 110…キャンセル期限; 501…
サーバ; 502…ユーザID; 503…コンテンツID; 504…衛
星放送受信機; 505…パッケージメディア; 506…キー出
力プログラム; 507…暗号化データ; 508…ネットワー
ク; 509…ICカード; 510…ネットワークアダプタ; 511
…モバイル端末; 512…リセットキー; 513…再生終了キ
ー; 601…検索処理部; 602…データベース; 603…ネッ
トワークインタフェース; 604…プログラム生成部; 605
…課金処理部; 701…プログラムメモリ; 702…演算装
置; 703…入力装置; 704…コネクタ; 705…記憶装置; 7
06…デコーダ; 707…表示・再生装置; 801…ディスプレ
イ; 802…再生ボタン; 803…拒否ボタン; 804…キャン
セルボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 昌広 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 田邊 尚男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 関本 信博 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークインタフェースとコンテンツ
    が格納されるデータベースと制御部とを備えた課金処理
    サーバであって、該制御部は、前記インタフェースを通
    じてコンテンツIDとユーザIDを受け取り、前記デー
    タベースに格納された前記コンテンツIDに対応するコ
    ンテンツ、および、該コンテンツの再生を可能とするデ
    コードキーあるいはリセットキーのいずれかを出力する
    キー出力プログラムまたはデコードキーとリセットキー
    を暗号化した暗号化データ、を前記インタフェースを通
    じて出力するとともに、前記ユーザIDにより特定され
    るユーザ口座に対して課金のための時間計測を開始し、
    前記時間計測開始から所定時間内に前記インタフェース
    を通じて前記リセットキーを受け取った場合は前記ユー
    ザ口座に対する課金をキャンセルし、前記リセットキー
    を受け取らなかった場合は前記ユーザ口座に対する課金
    を行うことを制御することを特徴とする課金処理サー
    バ。
  2. 【請求項2】ネットワークインタフェースとコンテンツ
    が格納されるデータベースと制御部とを備えた課金処理
    サーバであって、該制御部は、前記インタフェースを通
    じてコンテンツIDとユーザIDを受け取り、前記デー
    タベースに格納された前記コンテンツIDに対応するコ
    ンテンツ、および、該コンテンツの再生を可能とするデ
    コードキーあるいはリセットキーのいずれかを出力し、
    前記コンテンツの再生終了を検知した場合に再生終了キ
    ーを出力するキー出力プログラム、若しくはデコードキ
    ーとリセットキーと再生終了キーを暗号化した暗号化デ
    ータの何れか一方を前記インタフェースを通じて出力す
    るとともに、前記ユーザIDにより特定されるユーザの
    口座に対して課金のための時間計測を開始し、第1の期
    間内に前記インタフェースを通じて前記再生終了キーを
    受け取った場合、前記ユーザ口座に第1の料金を課金
    し、前記第1の時間より長い第2の期間内にユーザから
    のアクセスがなかった場合、前記ユーザ口座に第2の料
    金を課金することを制御することを特徴とする課金処理
    サーバ。
  3. 【請求項3】前記制御装置は、前記インタフェースを通
    じてリセットキーあるいは前記再生終了キーを前記第2
    の期間後に受け取った場合、受け取った時刻に応じて前
    記ユーザ口座に課金することを制御することを特徴とす
    る請求項2記載の課金処理サーバ。
  4. 【請求項4】ネットワークインタフェースとコンテンツ
    が格納されるデータベースと制御部とを備えた課金処理
    サーバであって、該制御部は、前記インタフェースを通
    じてコンテンツIDとユーザIDを受け取り、前記ユー
    ザIDにより特定されるユーザの口座に対して課金する
    とともに時間計測を開始し、前記データベースに格納さ
    れた前記コンテンツIDに対応するコンテンツ、およ
    び、該コンテンツの再生を可能とするデコードキーある
    いはリセットキーのいずれかを出力するキー出力プログ
    ラムまたはデコードキーとリセットキーを暗号化した暗
    号化データ、を前記インタフェースを通じて出力し、時
    間計測開始から所定時間内に前記インタフェースを通じ
    てリセットキーを受け取った場合は前記ユーザ口座に対
    する課金を払い戻すことを制御することを特徴とする課
    金処理サーバ。
  5. 【請求項5】ネットワークインタフェースとコンテンツ
    が格納されるデータベースと制御部とを備えた課金処理
    サーバであって、該制御部は、前記インタフェースを通
    じてコンテンツIDとユーザIDを受け取り、前記ユー
    ザIDにより特定されるユーザの口座に対して課金する
    とともに時間計測を開始し、前記コンテンツの再生を可
    能とするデコードキーあるいはリセットキーのいずれか
    を出力するプログラムであって、前記デコードキーを出
    力した後前記コンテンツの再生終了を検知した場合に再
    生終了キーを出力するキー出力プログラム、または、デ
    コードキーとリセットキーと再生終了キーを暗号化した
    暗号化データ、を前記インタフェースを通じて出力し、
    時間計測開始から所定時間内に前記インタフェースを通
    じてリセットキーを受け取った場合は前記ユーザ口座に
    対する課金を払い戻し、第1の期間内に前記インタフェ
    ースを通じて前記再生終了キーを受け取った場合、前記
    ユーザ口座に課金した料金の一部を払い戻すことを制御
    することを特徴とする課金処理サーバ。
  6. 【請求項6】前記制御装置は、前記インタフェースを通
    じてリセットキーあるいは、前記再生終了キーを前記所
    定期間後に受け取った場合受け取った時刻に応じた料金
    を前記ユーザ口座へ払い戻すことを制御することを特徴
    とする請求項5記載の課金処理サーバ。
  7. 【請求項7】入力装置と、コンテンツを格納する記憶装
    置と、デコーダとを備えた端末で実行されるコンテンツ
    に対応したキー出力プログラムであって、前記入力装置
    を通じてコンテンツの再生指示を受けると前記記憶装置
    に格納されたコンテンツを前記デコーダでデコード可能
    にするデコードキーを出力ステップと、前記入力装置を
    通じて前記コンテンツの再生拒否指示を受けるとリセッ
    トキーを出力するステップと、前記デコードキー、前記
    リセットキーを前記記憶装置に格納するステップとを上
    記端末に実行させることを特徴とするキー出力プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】前記デコードされた前記コンテンツの再生
    終了を検知すると再生終了キーを出力するステップと、
    前記再生終了キーを前記記憶装置に格納するステップと
    を前記端末に実行させることを特徴とする請求項7記載
    のキー出力プログラム。
  9. 【請求項9】前記デコードキー、リセットキー、再生終
    了キーの出力は暗号化された各種キーの暗号を解除する
    ことで行うことを特徴とする請求項7又は8に記載のキ
    ー出力プログラム。
  10. 【請求項10】コンテンツの再生処理を行う端末であっ
    て、キー生成プログラムを格納するプログラムメモリを
    保持し、ユーザがコンテンツの再生を指示した場合には
    コンテンツを再生するためのデコードキーを出力し、コ
    ンテンツの再生を拒否した場合にはリセットキーを出力
    し、デコードキーまたは、リセットキーのどちらか一方
    のみを出力する機構を持つことを特徴とする、端末。
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