JP2002169912A - 暗号復号化装置、課金装置、およびコンテンツ配信システム - Google Patents

暗号復号化装置、課金装置、およびコンテンツ配信システム

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JP2002169912A
JP2002169912A JP2000365576A JP2000365576A JP2002169912A JP 2002169912 A JP2002169912 A JP 2002169912A JP 2000365576 A JP2000365576 A JP 2000365576A JP 2000365576 A JP2000365576 A JP 2000365576A JP 2002169912 A JP2002169912 A JP 2002169912A
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JP2000365576A
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Junichi Maruyama
純一 丸山
Akira Kanehira
晃 兼平
Takashi Tsunehiro
隆司 常広
Motoyasu Tsunoda
元泰 角田
Shinya Iguchi
慎也 井口
Eiga Mizushima
永雅 水島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツ配信システムにおいて、有償コンテ
ンツの著作権を保護し、コンテンツの使用に際しては従
量制で課金する。 【解決手段】コンテンツ配信サーバ120はコンテンツ
を暗号化して配信し、コンテンツ再生装置110は該暗
号化コンテンツを復号化するために課金装置130を利
用する。課金装置130は、該復号処理の使用を制限す
るバリュー値のカウンタを有し、該カウンタは復号化処
理を行うとコンテンツの属性に応じて従量制で増減され
る。ユーザは対価を支払うことで、バリュー値を課金装
置130に補充することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバに蓄積され
たオーディオ、ビデオ、あるいはテキストなどのコンテ
ンツデータを、ユーザの所持するコンテンツ再生装置に
対して適宜配信する技術に関し、特に、コンテンツの著
作権保護および有償コンテンツへの課金を可能にする課
金装置、並びに前記課金装置を用いたコンテンツ配信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオやビデオなどのコンテ
ンツデータを、インターネットなどのネットワークを介
して配信しようとする試みがなされている。これはコン
テンツを蓄積したコンテンツ配信サーバを用意し、ユー
ザはPCなどの端末からネットワークを介してコンテン
ツ配信サーバにアクセスし、コンテンツ配信サーバに蓄
積されたコンテンツの中から目的とするコンテンツを取
得し、クレジットカードなどの決済手段で対価を支払う
システムであり、例えば特開平11−96237号に記
載のようなシステムが提案されている。該システムで
は、コンテンツ配信サーバが各ユーザ毎のコンテンツ取
得履歴のデータベースを有し、コンテンツデータの配信
に伴って生じた課金を管理し、月単位などで区切って一
括してクレジットカードによる決済を行う手法をとって
いる。また該システムでは、いわゆるストリーミング形
式のコンテンツ配信にも対応しており、コンテンツデー
タを小単位に分割し、配信サーバが小単位毎に逐一デー
タの配信を管理し、課金を施すことで従量制課金を実現
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなコンテン
ツ配信システムで扱われるコンテンツデータはデジタル
化されており、複製が容易であるため、正当な権利を有
する装置以外では使用できないようにする機能を設けた
り、ネットワークを介して行われるデータの送受におい
ても第3者の盗聴を防ぐ工夫を設けたりするなど、コン
テンツの著作権を保護することが重要である。
【0004】また有償のコンテンツデータを配信するシ
ステムにおいては、コンテンツの代金の徴収手段が問題
となる。例えばコンテンツを取得した後、料金を一括し
て支払うシステムでは、コンテンツ取得が確実に終了し
たことを確認する手段が必要となり、コンテンツの取得
がなんらかの事由で中断された場合などは、再接続など
の手順が必要になり、処理が複雑になってしまう。ま
た、いわゆるストリーミング配信形式のコンテンツに関
しては、コンテンツストリーム1本の取得につきいく
ら、といった形式での課金方法もあるが、この場合、視
聴を途中で終了しても、課金は全て行われてしまうとい
う問題がある。
【0005】これらの問題を解決するための方法のひと
つに、例えば上述した特開平11−96237号におい
て提案されているような、コンテンツを使用した量に応
じて課金する従量制課金方式があるが、該システムのよ
うに課金状況をコンテンツ配信サーバの所持する履歴情
報によって管理し、クレジットカードを使用して課金処
理を行う決済手段では、システム利用に対してはあらか
じめユーザがサーバに登録する必要があること、またコ
ンテンツのやり取りと決済との間に時差が生じ、ユーザ
が課金された金額をリアルタイムで知ることができない
こと、などの不都合が生じる。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、コンテンツの著作権を保護する機
能と、従量制によるコンテンツの課金機能を有するコン
テンツ配信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力された暗号情報を復号化して出力す
る暗号復号化処理を行う手段を有する暗号復号化装置で
あって、前記暗号復号化処理の実行を制御する制御情報
を格納し、不正アクセスに対して耐性のある記憶手段
と、前記暗号復号化処理で処理した情報の量および該情
報に定められた属性に応じて、前記記憶手段に格納され
た制御情報を更新する手段と、前記制御情報に基づいて
許可される場合に限り、前記暗号復号化処理の実行を許
可する手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また本発明は、上記暗号復号化装置におい
て、情報を入力および出力する通信相手をそれぞれ認証
する認証手段と、前記通信相手と通信する際、前記認証
手段によりそれぞれの通信相手が適当な通信相手として
認証された場合に限り、情報の入力および出力を行い、
さらに該入出力はそれぞれ暗号化して行う暗号通信手段
とをさらに備えたことを特徴とする。これにより、正当
な権利を有する装置以外でコンテンツが不正に利用され
ることを防ぐ。
【0009】また本発明は、上記暗号復号化装置におい
て、前記暗号復号化処理を施すべき入力情報が複数の情
報構成要素に分割された情報であり、該分割された各情
報構成要素ごとに属性情報を有し、前記暗号復号化処理
を情報構成要素に施したとき、その情報構成要素の属性
情報に基づいて前記制御情報を更新することを特徴とす
る。
【0010】また本発明は、取得した情報の対価に応じ
て該情報の取得者に課金を行なう課金装置であって、暗
号化された入力情報を復号化して出力する暗号復号化処
理を行う手段と、取得する情報の対価の支払いのための
価値を表すバリュー値を格納する記憶手段と、前記暗号
復号化処理で復号化処理して取得した情報の量および該
情報の属性に応じて、前記記憶手段に格納されたバリュ
ー値から、取得した情報の対価に相当する値を減少させ
る手段と、前記バリュー値が所定値以上である場合に限
り、前記暗号復号化処理の実行を許可する手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】また本発明は、任意のコンテンツを配信
し、該コンテンツの取得に対して課金を行うコンテンツ
配信システムであって、コンテンツを蓄積して配信する
ためのコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツを取得
し出力するためのコンテンツ再生装置と、前記コンテン
ツの取得に際して課金を行うための課金装置とを備え、
前記コンテンツ配信サーバは、前記コンテンツ再生装置
から送信されるコンテンツ送信要求を受信する手段と、
前記コンテンツ再生装置が発行するコンテンツ再生装置
鍵を取得する手段と、前記課金装置が発行する課金装置
鍵を取得する手段と、前記コンテンツ送信要求で要求さ
れたコンテンツを前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化
し、さらに該暗号化したコンテンツを前記課金装置鍵で
暗号化し、2重暗号化コンテンツとして出力する手段と
を備え、前記コンテンツ再生装置は、ユーザから指示さ
れたコンテンツの送信要求を前記コンテンツ配信サーバ
に送信する手段と、コンテンツ再生装置鍵を発行する手
段と、前記課金装置から出力される前記コンテンツ再生
装置鍵で暗号化されたコンテンツデータを取得する手段
と、前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化されたコンテン
ツデータを前記コンテンツ再生装置鍵を用いて復号化
し、平文のコンテンツを取得する手段とを備え、前記課
金装置は、課金装置鍵を発行する手段と、前記コンテン
ツ配信サーバから出力される2重暗号化コンテンツを取
得する手段と、該2重暗号化コンテンツを課金装置鍵を
用いて復号化し、前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化さ
れたコンテンツデータを取得する手段と、前記コンテン
ツ再生装置鍵で暗号化されたコンテンツデータを前記コ
ンテンツ再生装置に送る手段とを備えていることを特徴
とする。
【0012】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記コンテンツ配信サーバは、少なくとも
1つ以上のコンテンツ再生装置に、少なくとも1つ以上
のコンテンツを並行して同時に配信する手段を有し、前
記コンテンツ再生装置は、少なくとも1つ以上のコンテ
ンツ配信サーバから、少なくとも1つ以上のコンテンツ
を並行して同時に取得する手段と、少なくとも1つ以上
のコンテンツを並行して同時に再生する手段と、前記取
得手段と再生手段を並行して同時に実行することが可能
な手段とを有することを特徴とする。
【0013】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記課金装置は、復号化する情報の対価の
支払いのための価値を表すバリュー値を格納する記憶手
段と、復号化処理して取得した情報の量および該情報の
属性に応じて、前記記憶手段に格納されたバリュー値か
ら、取得した情報の対価に相当する値を減少させる手段
と、前記バリュー値が所定値以上である場合に限り、前
記暗号復号化処理の実行を許可する手段とをさらに備え
たことを特徴とする。
【0014】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、配信されるコンテンツが複数の情報構成要
素に分割された情報であり、該分割された各情報構成要
素ごとに属性情報を有し、前記課金装置は、復号化処理
を情報構成要素に施したとき、復号化処理して取得した
情報構成要素の情報量および該情報構成要素の属性に応
じて、前記記憶手段に格納されたバリュー値から、取得
した情報の対価に相当する値を減少させることを特徴と
する。
【0015】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記課金装置の記憶手段に格納されたバリ
ュー値を増加させる手段を、さらに備えたことを特徴と
する。
【0016】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記コンテンツ配信サーバは、前記コンテ
ンツ再生装置の位置情報を取得する手段を備え、コンテ
ンツの配信に際しては前記コンテンツ再生装置の位置に
応じたコンテンツを配信することを特徴とする。
【0017】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記コンテンツ配信サーバが配信するコン
テンツは、前記バリュー値を増加させるものを含み、前
記課金装置は、該バリュー値を増加させるコンテンツを
復号化処理したとき、前記記憶手段内のバリュー値を増
加させることを特徴とする。
【0018】また本発明は、上記コンテンツ配信システ
ムにおいて、前記バリューを減少させるコンテンツおよ
び前記バリュー値を増加させるコンテンツを配信するコ
ーディネータを有し、前記コーディネータは、前記コン
テンツ配信サーバを有し、コンテンツホルダから前記コ
ンテンツの供給を受け、コンテンツの配信と代金の徴収
を代行し、その対価にコンテンツホルダから手数料を受
け取り、広告クライアントから広告コンテンツの供給を
受け、広告コンテンツの配信を代行し、その対価に広告
クライアントから広告料を受け取ることを特徴とする。
【0019】さらに本発明は、コンテンツを蓄積して配
信するためのコンテンツ配信サーバと、前記コンテンツ
を取得し出力するためのコンテンツ再生装置と、前記コ
ンテンツの取得に際して課金を行うための課金装置とを
備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信
方法であって、前記コンテンツ配信サーバから暗号化さ
れたコンテンツを取得し、該暗号化されたコンテンツを
前記課金装置で復号化して、平文のコンテンツを取得す
るステップと、前記課金装置により復号化を実行したと
き、前記課金装置内に保持されている対価の支払いのた
めの価値を表すバリュー値を更新するステップとを備え
るとともに、前記コンテンツは、前記課金装置で復号化
されたとき前記バリュー値を減少させるコンテンツ、お
よび前記課金装置で復号化されたときまたは平文のまま
で前記バリュー値を増加させるコンテンツを含むことを
特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態が適用された
コンテンツ配信システムの概略構成を示す図である。
【0022】図1において、コンテンツ再生装置110
は、オーディオ、ビデオ、およびテキストなどのコンテ
ンツの再生を行う機能と、コンテンツ配信サーバ120
にアクセスしてコンテンツの取得を行う機能を備えた装
置であり、課金装置接続手段111、コンテンツ配信サ
ーバ接続手段112、暗号通信手段113、入力手段1
14、およびコンテンツ再生手段115を有する。コン
テンツ再生装置110は、例えば、携帯型ビューア、セ
ットトップボックス、あるいはPCなどの形態をとるこ
とができる。
【0023】コンテンツ配信サーバ120は、コンテン
ツの蓄積と配信を行う装置であり、コンテンツ再生装置
接続手段121、暗号通信手段122、コンテンツ蓄積
手段123、コンテンツ暗号化手段124、および暗号
化コンテンツ配信手段125を有する。コンテンツ配信
サーバ120は、コンテンツ再生装置110からのコン
テンツ取得要求を受けて、適宜コンテンツを配信する。
【0024】課金装置130は、コンテンツ再生装置1
10が有償コンテンツの取得あるいは再生などの処理を
行う際に、課金を行う装置であり、コンテンツ再生装置
接続手段131、暗号通信手段132、暗号化コンテン
ツ復号化手段133、および課金手段134を有する。
課金装置130は、コンテンツ再生装置110に内蔵す
ることにしてもよいし、コンテンツ再生装置110に着
脱自在な形態をとってもよい。また課金装置130は、
半導体チップのような形態として、ICカードやメモリ
ーカードなどの記録装置などに付加したり、あるいはハ
ードディスクなどの磁気記録媒体に付加して、該課金機
能を提供することにしてもよい。また、bluetoothのよ
うな無線通信機能をもたせ、非接触の通信によって上記
機能をコンテンツ再生装置110に提供する形態として
もよい。
【0025】ネットワーク140は、コンテンツ再生装
置110とコンテンツ配信サーバ120の通信経路であ
って、例えばインターネット、オンラインシステム、あ
るいは無線通信網などである。コンテンツ配信サーバ1
20からコンテンツ再生装置110への情報伝達経路
と、コンテンツ再生装置110からコンテンツ配信サー
バ120への情報伝達経路とを異なるものにしてもよ
い。例えば前者には衛星放送やケーブルテレビ網などを
利用し、後者には電話回線や無線通信などを利用するこ
ともできる。
【0026】前記の装置構成によって実現される著作権
保護機能および従量制課金機能を備えたコンテンツ配信
システムの処理フローの概略は例えば次のようになる。
【0027】課金装置接続手段111とコンテンツ再生
装置接続手段131を利用して、コンテンツ再生装置1
10と課金装置130とが接続される。続いて、コンテ
ンツ再生装置接続手段121とコンテンツ配信サーバ接
続手段112を利用して、コンテンツ配信サーバ120
とコンテンツ再生装置110とが接続される。
【0028】前記の手段によって装置間の通信が確保さ
れた後、入力手段114によってユーザからのコンテン
ツの取得指示を受けたコンテンツ再生装置110は、ま
ずコンテンツ配信サーバ120にコンテンツの配信要求
を送る。それを受けたコンテンツ配信サーバ120は、
コンテンツ蓄積手段123に蓄積されたコンテンツ群の
中の該当するコンテンツを、コンテンツ暗号化手段12
4を用いて暗号化し、次に暗号化コンテンツ配信手段1
25を利用してコンテンツ再生装置110に送信する。
ここで暗号化されたコンテンツデータはそのままでは再
生することができないため、コンテンツ再生装置110
は課金装置130の暗号化コンテンツ復号化手段133
を用いて該暗号化コンテンツデータを復号し、同時に課
金装置130は課金手段134によってコンテンツ使用
に対する課金を行う。最後にコンテンツ再生装置110
は、復号化されたコンテンツデータをコンテンツ再生手
段115を用いて再生する。
【0029】前記処理の過程で行われる装置間の通信の
安全性を確保するために、暗号通信手段113、12
2、132が利用される。ここで言う暗号通信手段と
は、例えば通信相手を認証する手段と、情報を暗号化す
るための鍵を通信相手に発行する手段と、通信相手が該
鍵を用いて暗号化した情報を復号化するための手段と、
の組によって実現できる。
【0030】次に、本コンテンツ配信システムを構成す
る各装置のうち、コンテンツ再生装置110および課金
装置130について、さらに詳細に説明する。
【0031】まずコンテンツ再生装置110について説
明する。
【0032】図2は、コンテンツ再生装置110の概略
構成の一例を示す図である。CPU201は、コンテン
ツ再生装置110の各部を統括的に制御する。メモリ2
02は、ROMおよびRAMから構成される。ROMに
は、CPU201が本コンテンツ再生装置110の各部
を統括的に制御するためのプログラムが格納されてい
る。RAMは、CPU201のワークエリアとして機能
する。
【0033】通信装置204は、コンテンツ配信サーバ
120にアクセスするのに用いられる。無線通信手段で
あってもよいし、有線通信手段であってもよい。またそ
れらの通信手段を複数備えていても良い。コンテンツ配
信サーバ120以外に、他のコンテンツ再生装置110
やPCなどの各種装置と通信する手段を有していても良
い。
【0034】入力装置203は、例えば各種ボタンやタ
ッチパネルで構成され、ユーザからの再生指示やコンテ
ンツデータの入手指示などを受け付ける。表示装置20
8は、例えば液晶パネルで構成され、コンテンツのリス
トを表示したり、ビデオ再生装置207で再生されたビ
デオコンテンツを表示したりする。オーディオ再生装置
206は、暗号化されたコンテンツを復号し、オーディ
オ信号を得る。そして、オーディオ信号を本コンテンツ
再生装置110に内蔵されたスピーカー(不図示)や外
付けのヘッドフォンなどに出力する。ビデオ再生装置2
07は、暗号化されたコンテンツを復号し、ビデオ信号
を得る。そして、ビデオ信号を本コンテンツ再生装置1
10に内蔵された表示装置208や、外付けのモニター
などに出力する。
【0035】課金装置接続装置205は、課金装置13
0を接続し、課金装置130からデータを入手したり、
課金装置130へデータを送ったりする。インターフェ
ース209は、CPU201やメモリ202と本コンテ
ンツ再生装置110を構成する他装置との間のデータ送
受を司る。
【0036】次に、オーディオ再生装置206について
説明する。
【0037】図3は、オーディオ再生装置206の概略
構成を示す図である。図示するように、オーディオ再生
装置206は、暗復号化回路302と、デコーダ回路3
03と、インターフェース209を介して本コンテンツ
再生装置110の各部とデータ送受を行うためのI/O
回路301と、を有する。
【0038】暗復号化回路302は、外部装置との相互
認証機能を有し、また前記装置間でデータを暗号化して
送受する機能を備える。暗復号化回路302は、例えば
オーディオ再生装置鍵を発行する手段を有し、該オーデ
ィオ再生装置鍵で暗号化されたコンテンツを入力とし、
該オーディオ再生装置鍵で復号して、デコーダ回路30
3へ出力する。デコーダ回路303は、暗復号化回路3
02から出力されたオーディオデータを、必要に応じて
伸張、再生して、オーディオ信号を得る。そして、オー
ディオ信号をスピーカーなどに出力する。ここで図に示
すオーディオ再生装置206を構成する各部は、例えば
1チップ上につくりこまれる。
【0039】次に、ビデオ再生装置207について説明
する。
【0040】図4は、ビデオ再生装置207の概略構成
を示す図である。図示するように、ビデオ再生装置20
7は、暗復号化回路402と、デコーダ回路403と、
インターフェース209を介して本コンテンツ再生装置
110の各部とデータ送受を行うためのI/O回路40
1と、を有する。
【0041】暗復号化回路402は、外部装置との相互
認証機能を有し、また前記装置間でデータを暗号化して
送受する機能を備える。暗復号化回路402は、例えば
ビデオ再生装置鍵を発行する手段を有し、該ビデオ再生
装置鍵で暗号化されたコンテンツを入力とし、該オーデ
ィオ再生装置鍵で復号して、デコーダ回路403へ出力
する。デコーダ回路403は、暗復号化回路402から
出力されたビデオデータを、必要に応じて伸張、再生し
て、ビデオ信号を得る。そして、ビデオ信号を表示装置
やモニタなどに出力する。ここで図に示すビデオ再生装
置207を構成する各部は、例えば1チップ上につくり
こまれる。またビデオ表示装置にビデオ再生装置207
を内蔵させてもよいし、オーディオ再生装置206とビ
デオ再生装置207とをあわせて1チップ上につくりこ
んでもよい。また、これらの再生装置は、ソフトウエア
で実現してもよい。
【0042】なお、以降の説明では、オーディオ再生装
置鍵とビデオ再生装置鍵とを合わせてコンテンツ再生装
置鍵として記述する。
【0043】図5は、課金装置130の概略構成を示す
図である。課金装置130は、暗復号化回路501、課
金回路502、記憶回路505、および課金装置接続装
置205とのインターフェースであるI/O回路504
を有する。
【0044】暗復号化回路501は、認証機能と暗復号
化機能を有している。記憶回路505には暗復号化回路
501の動作を制限するバリュー値カウンタ503が設
けられている。バリュー値カウンタ503は、課金装置
130が蓄積しているバリューの量を記憶するための手
段を有する。バリューとは、コンテンツの価値を表す概
念であり、例えば金銭を代替するものである。バリュー
の量の記憶手段は、例えば、バリューが増加するとカウ
ンタが増加することにしてもよいし反対にカウンタが減
少することにしてもよい。該バリュー値カウンタ503
の値が所定の範囲にある場合に限り、暗復号化回路50
1は前記暗号復号化処理を行なうことができる。すなわ
ち、ユーザが有料のコンテンツを取得する際にはこのバ
リュー値で対価を支払うので、バリュー値が所定値以上
ないときは復号化処理を行なうことができないようにし
て、コンテンツの取得ができないように制限している。
【0045】課金回路502は、暗復号化回路501に
よって処理された情報の量と属性によってバリュー値カ
ウンタ503を変化させる機能を有している。ここで暗
復号化回路501、課金回路502、および記憶回路5
05は、セキュリティを強化するため、いわゆるタンパ
・レジスタント領域(TRM: Tamper Resistant Module)5
06に格納するのがよい。
【0046】また、暗復号化回路501および課金回路
502などは、例えば、前記機能を有するプログラム
と、前記プログラムを格納するためのメモリと、前記プ
ログラムを実行するためのCPUとによって実現される
構成にしてもよい。
【0047】前記課金装置130を構成する各部は、例
えば1チップ上につくりこまれるようにしてもよいし、
あるいは、複数チップで構成されるようにしてもよい。
複数チップで構成する場合は、課金装置130の外部か
らチップ間の信号を読み取られないような工夫を施すこ
とが望ましい。
【0048】次に、本コンテンツ配信システムにおいて
各装置間で行われる通信の手順の一例について説明す
る。
【0049】図6は、コンテンツの再生時に課金をする
システムの一構成例である。ここで、コンテンツ再生装
置110および課金装置130は、それぞれデータを暗
号化するための鍵を発行する手段と、該鍵で暗号化され
たデータを復号化するための手段を持つ。ここで該鍵
は、各装置毎にユニークな鍵を予め各装置が有していて
も良いし、乱数などによって毎回作成しても良い。ただ
し、該鍵は認証によって所有を許可された正当な装置以
外には知られないようにする。
【0050】コンテンツ再生装置110は、コンテンツ
配信サーバ120に、コンテンツの配信要求と、コンテ
ンツ再生装置鍵Kpを送信する(601)。次に、課金装
置130が、コンテンツ配信サーバ120に課金装置鍵
Kcを送信する(602)。それを受けて、コンテンツ配
信サーバ120は、要求されたコンテンツDを、コンテ
ンツ再生装置鍵Kpで暗号化し、さらに該暗号化コンテン
ツE(Kp,D)を課金装置鍵Kcで暗号化する。次にコンテン
ツ配信サーバ120は、該2重暗号化コンテンツE(Kc,E
(Kp,D))を課金装置130に送信する(603)。ここ
で、2重暗号化コンテンツE(Kc,E(Kp,D))は、そのまま
ではコンテンツ再生装置110で再生することはできな
いため、コンテンツを再生するには、課金装置130が
必要になる。
【0051】課金装置130は、受信した2重暗号化コ
ンテンツE(Kc,E(Kp,D))を自身の保持する課金装置鍵Kc
で復号し、その際の処理量に応じてバリュー値のカウン
タVを変化させる(604)。続いて、復号化されたコ
ンテンツE(Kp,D)をコンテンツ再生装置110に送信す
る(605)。また、該課金装置130の保持するバリ
ュー値Vが所定の範囲の値をとる場合、課金装置130
は、2重暗号化コンテンツの復号を行うことができない
ようにする。そのため、ユーザは、コンテンツ再生のた
めにある程度のバリュー値の取得が必要になる。
【0052】該暗号化コンテンツを受信したコンテンツ
再生装置110は、自身の保持するコンテンツ再生装置
鍵Kpで該暗号化コンテンツE(Kp,D)を復号し、復号化さ
れた平文のコンテンツDを再生する。ここで、コンテン
ツ再生装置110が受信した暗号化コンテンツE(Kp,D)
は、該コンテンツ再生装置鍵Kpを持つコンテンツ再生装
置110以外では復号化することができないため、不正
コピーを防ぐことができる。
【0053】以上の処理において、コンテンツ再生装置
鍵Kpと課金装置鍵Kcは、それぞれの装置のもつ認証機能
と暗号通信機能を利用して安全に送受される。
【0054】図7に、以上に示したやり取りをフロー図
で表す。まず、コンテンツ再生装置110が、コンテン
ツ配信サーバ120と課金装置130の双方に自身の認
証を要求する(ステップ701〜704)。認証が正常
に行われた場合は、コンテンツ再生装置110が、コン
テンツ配信サーバ120にコンテンツの送信要求と共
に、コンテンツ再生装置鍵Kpを送信する(ステップ70
5)。つづいてコンテンツ配信サーバ120と課金装置
130との間で相互に認証が行われる(ステップ705
〜709)。コンテンツ配信サーバ120が課金装置1
30に認証を要求し、認証が正常に行われた場合は、課
金装置130がコンテンツ配信サーバ120に認証要求
と課金装置鍵Kcを送信する(ステップ708)。それを
受けてコンテンツ配信サーバ120は、要求されたコン
テンツDをまずコンテンツ再生装置鍵Kpで暗号化し、さ
らに課金装置鍵Kcで暗号化して課金装置130に送信す
る(ステップ710)。それを受けて課金装置130
は、課金装置鍵Kcで2重暗号化コンテンツE(Kc,E(Kp,
D))を1回復号化し、該コンテンツE(Kp,D)をコンテンツ
再生装置110に送信する(ステップ711)。最後に
コンテンツ再生装置110が、受信した暗号化コンテン
ツE(Kp,D)をコンテンツ再生装置鍵Kpで復号化し、コン
テンツDを再生する(ステップ712)。
【0055】前記各手順において、認証などの処理が正
常に行われなかった場合は、エラー処理(ステップ71
3)をして終了する。
【0056】また図8は、図6および図7を用いて説明
したコンテンツ配信システムにおける、装置間のデータ
送受手順の一例を示したシーケンス図である。
【0057】コンテンツ再生装置110は、コンテンツ
配信サーバ120から認証を受けるため、コンテンツ再
生装置110の公開鍵KPpとその公開鍵の証明書C(KPp)
を含む認証要求をコンテンツ配信サーバ120に送信す
る(801)。
【0058】これを受けて、コンテンツ配信サーバ12
0は、コンテンツ再生装置110の認証および公開鍵KP
pの正当性の検証を行う(802)。次にセッション鍵K
s1を生成し(803)、これをKPpで暗号化してコンテ
ンツ再生装置110に送信する(804)。
【0059】これを受けたコンテンツ再生装置110
は、暗号化されたKs1を秘密鍵Kpで復号化し、セッショ
ン鍵Ks1を得る。セッション鍵Ks1を確認した後(80
5)、コンテンツ再生装置110は、続いて課金装置1
30から認証を受けるため、コンテンツ再生装置110
の公開鍵KPdとその公開鍵の証明書C(KPd)を含む認証要
求を課金装置130に送信する(806)。
【0060】これを受けて、課金装置130は、コンテ
ンツ再生装置110の認証および公開鍵KPdの正当性の
検証を行う(807)。次にセッション鍵Ks2を生成し
(808)、これをKPdで暗号化してコンテンツ再生装
置110に送信する(809)。
【0061】これを受けたコンテンツ再生装置110
は、暗号化されたKs2を秘密鍵Kpで復号化し、セッショ
ン鍵Ks2を得る。セッション鍵Ks2を確認した後(81
0)、コンテンツ再生装置110は、続いてセッション
鍵Ks3を生成し(811)、セッション鍵Ks2およびKs3
をセッション鍵Ks1で暗号化した情報を含むコンテンツ
送信要求をコンテンツ配信サーバ120に送信する(8
12)。
【0062】これを受けたコンテンツ配信サーバ120
は、セッション鍵Ks1を用いて復号化し、Ks2およびKs3
を得る。セッション鍵Ks2およびKs3を確認した後(81
3)、セッション鍵Ks4を生成し(814)、コンテン
ツ配信サーバ120は、続いて課金装置130に認証を
受けるため、自身の認証データC(Server)を課金装置1
30に送信する(815)。ここで認証データC(Serve
r)は、セッション鍵Ks4と共にセッション鍵Ks2を用いて
暗号化されている。
【0063】これを受けて、課金装置130は、セッシ
ョン鍵Ks2を用いて認証データC(Server)およびセッショ
ン鍵Ks4を復号し、コンテンツ配信サーバ120の認証
およびセッション鍵Ks4の確認を行う(816、81
7)。認証と確認が正常に行われた場合は、自身の認証
データC(Charge)と課金装置鍵Kcをセッション鍵Ks4で暗
号化してコンテンツ配信サーバ120に送信する(81
8)。
【0064】これを受けて、コンテンツ配信サーバ12
0は、セッション鍵Ks4を用いて認証データC(Charge)お
よび課金装置鍵Kcを復号し、課金装置130の認証およ
び課金装置鍵Kcの確認を行う(819、820)。認証
と確認が正常に行われた場合は、コンテンツデータDを
セッション鍵Ks3で暗号化し、さらに課金装置鍵Kcで暗
号化した2重暗号化コンテンツデータを課金装置130
に送信する(821)。
【0065】これを受けて、課金装置130は、課金装
置鍵Kcを用いて2重暗号化コンテンツデータを復号化
し、セッション鍵Ks3によって暗号化されたコンテンツ
データDを得る。そして該コンテンツデータの属性情報
に基づいてバリュー値Vを変化させた後(822)、暗
号化コンテンツデータをコンテンツ再生装置110に送
信する(823)。
【0066】これを受けて、コンテンツ再生装置110
は、セッション鍵Ks3を用いて暗号化コンテンツデータ
を復号化し、コンテンツデータDを取得し、該コンテン
ツデータを再生する(824)。
【0067】次に、図9に本実施形態が適用されたコン
テンツ配信システムの一例を示す。課金装置130は、
前述のように、暗号化コンテンツ復号手段と課金手段を
有し、暗号化コンテンツの復号化処理を実行した場合、
従量制で課金する機能を有する。該課金手段はバリュー
値カウンタ503を有し、そのカウンタの値によって前
記復号化処理の制限を行う。例えば、カウンタがある範
囲の値をとる場合に限り、前記復号化処理を利用可能な
ようにする。もしくはカウンタの値によって記憶装置9
06の機能を変えるようにしてもよい。例えば、カウン
タ値が一定値以上の場合は課金装置130の機能に加え
て付加サービスを利用できるようにすることもできる。
また課金装置130の記憶回路505に、コンテンツ取
得の履歴情報などを保存する機能を設けることもでき
る。この履歴情報を利用し、例えば一度課金したコンテ
ンツを再び利用する際には課金を行わないようにする、
利用回数を重ねると割引を行うようにする、などの処理
を行うこともできる。
【0068】本コンテンツ配信システムにおいて、バリ
ュー値とはコンテンツの価値を表す指標であり、コンテ
ンツの価値に見合うようにコンテンツホルダ902やコ
ーディネータ901などによって設定、発行され、コン
テンツの属性情報としてコンテンツに付加される。コン
テンツの配信に伴うコンテンツホルダ902とユーザと
の間の代金の授受はバリューを介して行われる。ユーザ
は対価を支払ってバリューの発行を受ける。ユーザは予
めバリュー値の補充された課金装置130を購入するこ
ともできるし、後からバリュー値のみを補充することも
できる。
【0069】さらに、図10に示すように、バリュー値
カウンタVの変化量は、コンテンツD全体に対して一括し
て設定されるだけでなく、コンテンツの構成要素(D1〜
D8)毎に設定することもできる。ここで言うコンテンツ
の構成要素には、例えば単位時間で区切られたコンテン
ツの小部分を充てることができ、この場合、コンテンツ
の各時刻毎の内容に応じてバリュー値の変化量α(Dx)を
設定することとなる。また、データのビット数やシーン
数などによってコンテンツを分割し、分割された各小部
分を構成要素Dxとみなすこともできる。これにより、例
えば映像のコンテンツをユーザに提供する場合に部分的
に課金を設定でき、重要な場面や人気の高い場面につい
ては部分的に課金額を変えたりするなど、柔軟な従量制
の課金を行うことができる。
【0070】また、例えばバリュー値カウンタVによる
暗号復号化処理の制限方法を、暗号復号化処理を行うと
バリュー値が減少し、カウンタが一定値以上の場合に限
り、暗号復号化処理を行うように設定した場合、D1、D
2、D3、D4、D7に示すようなバリュー値を減算させる属
性を付加したコンテンツは有償コンテンツとして扱い、
D6、D8に示すようなバリュー値を増加させる属性を付加
したコンテンツは、視聴したユーザに特典を与えるバリ
ュー増加コンテンツとして扱うことができる。これによ
り、有償コンテンツを見るとバリュー値が減るが、広告
などのコンテンツを見ればバリュー値が増加する、とい
ったサービスも提供できる。
【0071】また、ユーザは、課金装置のバリュー値を
対価に支払うことで、コンテンツ配信以外の各種サービ
スを受けることができることにしても良い。例えばバリ
ュー値の支払いの対価に他の物品を取得することができ
たりしても良い。
【0072】コンテンツ再生装置110は、前記のよう
に、オーディオ、ビデオ、あるいはテキストなどのコン
テンツの再生を行う機能と、コンテンツ配信サーバ12
0にアクセスしてコンテンツの取得を行う機能を備えた
装置である。この通信手段は、無線もしくは有線、ある
いはその両方でも良い。また、コンテンツ再生装置11
0は、課金装置130の接続装置を内蔵し、コンテンツ
配信サーバ120との間で行う通信を中継する手段を有
する課金装置130をここに接続することで、有償コン
テンツの取得および再生が可能となる。無償のコンテン
ツを再生する場合は、課金装置130の接続を必要とし
ないことにすることもできる。コンテンツ再生装置11
0は、課金装置130内のバリュー値のカウンタを表示
する機能を備えていても良い。
【0073】上述した例では1つのコンテンツ配信サー
バ120にアクセスする例で説明したが、該コンテンツ
再生装置110および課金装置130は、複数のコンテ
ンツ配信サーバ120にアクセスし、並行して同時に複
数のコンテンツを取得することが可能としてもよい。ま
た複数のコンテンツを並行して同時に再生する手段を有
していてもよい。例えば、表示装置の表示領域を分割
し、分割された画面それぞれに別のコンテンツを再生し
たり、別個のオーディオコンテンツとビデオコンテンツ
を同時に再生したりする。さらに、前記取得手段と再生
手段を並行して同時に実行する手段を有していても良
い。前記の並列処理を行う場合、課金装置130内のバ
リュー値カウンタの変化も各コンテンツ毎に同時に並行
して行われることにする。
【0074】コーディネータ901は、コンテンツを配
信するためのコンテンツ配信サーバ120を有し、コン
テンツの配信をコンテンツホルダ902に代わって代行
する業者であり、コンテンツホルダ902からコンテン
ツの供給を受け、蓄積しておき、ユーザの所有する再生
装置110からの要求に応じて適宜コンテンツを配信す
る。コーディネータ901は、ユーザからコンテンツ取
得および配信サービスの利用の対価を徴収し、コンテン
ツホルダ902に支払う。その際、配信および代金徴収
を代行する手数料をコンテンツホルダ902から受け取
る。またコーディネータ901は、広告クライアント9
03からの委託をうけ、ユーザに広告コンテンツを配信
し、配信した広告コンテンツの量に応じてその対価(広
告代理店としての報酬)を受け取る。広告コンテンツの
配信に際しては、個々の広告コンテンツに設定されてい
る配布対象地域情報と、配信対象のユーザの位置情報と
を合わせて利用し、配信する広告コンテンツを決定する
とよい。こうして地域に密接した広告コンテンツを配信
することで、広告効果を高めることができる。なお、コ
ーディネータ901は、ユーザからの要求に応じてコン
テンツを配信するが、その際に、上記のように選択した
広告コンテンツを同時に配信する。また目的のコンテン
ツ自体をユーザの位置情報に応じて変更してもよい。
【0075】コンテンツホルダ902は、オーディオ、
ビデオ、あるいはテキストなどのコンテンツを取得もし
くは製作する業者であり、コンテンツのバリューを設定
し、該設定情報をコンテンツと共にコーディネータ90
1に提供し、配布されたコンテンツ量に応じてその対価
を受け取る。
【0076】広告クライアント903は、広告コンテン
ツの配布をコーディネータ901に依頼する広告提供者
であり、広告コンテンツのバリューを設定し、該設定情
報を広告コンテンツと共にコーディネータ901に提供
し、配布された広告コンテンツ量に応じてその対価を支
払う。
【0077】また広告コンテンツにバリュー増加の属性
を付加し、広告コンテンツを再生するとクーポンが貯ま
る、などの特典をつけることもできる。
【0078】アクセスポイント904は、ネットワーク
907への接続機能と、コンテンツ再生装置110との
通信機能とを有し、コンテンツ再生装置110がネット
ワーク907に直接アクセスできない場合に、コンテン
ツ再生装置110がネットワーク907にアクセスする
ための中継装置となる。また、アクセスポイント904
は、設置された地域の位置情報を記憶する手段と、該位
置情報をコンテンツ配信サーバ120に送信する手段を
有し、コンテンツ再生装置110とコンテンツ配信サー
バ120間の通信が行われる際には、コンテンツ配信サ
ーバ120に該位置情報を送信する。アクセスポイント
904とコンテンツ配信サーバ120は、図9に示すよ
うに別個の装置することもできるし、一つの装置とする
こともできる。アクセスポイント904とコンテンツ再
生装置110との通信手段は、例えばbluetoothや携帯
電話などの無線通信手段でもよいし、電話回線などの有
線通信手段でもよい。また、コンテンツ配信サーバ12
0からコンテンツ再生装置110への情報伝達には地上
波放送、衛星放送、ケーブルテレビなどの放送手段を使
用し、コンテンツ再生装置110からコンテンツ配信サ
ーバ120への情報伝達にはアクセスポイントを使用す
る、といった形態でもよい。
【0079】キオスク端末905は、対価を受け取って
課金装置130にバリュー値を補充する機能を持ち、例
えば、駅やコンビニエンスストア、レコード店などに設
置される。キオスク端末905はネットワーク907に
接続する機能を有し、コーディネータ901はキオスク
端末905を介して課金装置130とデータのやり取り
をすることができる。ユーザがICカードのような形態
の課金装置130をコンテンツ再生装置110から取り
はずし、その課金装置130をキオスク端末905に差
込み、所定の操作をしてコーディネータ901のサーバ
に接続する、などの形態である。例えば、課金装置13
0にコンテンツ取得の履歴情報を記録しておき、コーデ
ィネータ901はキオスク端末905を介して該履歴情
報を集計することで、市場の動向を推測したりする機能
を設けることもできる。
【0080】記憶装置906は、ネットワーク907に
接続する機能を有する記憶装置であり、ユーザ毎に割り
当てられた記憶領域を提供する機能を備え、コンテンツ
再生装置110の外部記憶装置として利用できる。記憶
装置906は、コンテンツ配信サーバ120や、コンテ
ンツ再生装置110、課金装置130と安全に情報をや
りとりするための暗号通信装置を備えていても良い。
【0081】次に、図11を用いて、図9に記載したア
クセスポイントを利用して広告コンテンツを配信する手
順について説明する。
【0082】まず、コンテンツ再生装置110が、アク
セスポイント904経由でコンテンツ配信サーバ120
に接続する(ステップ1101,1102)。ここでコ
ーディネータ901は、コンテンツ再生装置110がど
のアクセスポイント904からアクセスしてきたのかを
特定し、該アクセスポイント904の位置情報を取得す
る(ステップ1103)。次に該位置情報を利用して、
コンテンツ再生装置110に送信する広告コンテンツを
決定するが、この際、各広告コンテンツに定められた配
布対象地域情報に基づいて、コンテンツ再生装置110
の現在位置に適したコンテンツを選択する(ステップ1
104)。最後に前記手段によって決定された広告コン
テンツを図6に示した手順で暗号化し、コンテンツ再生
装置110に送信する(ステップ1105〜110
7)。
【0083】図12は、コンテンツの取得時に課金をす
るシステムの一構成例である。ここで、記憶装置120
0および課金装置130は、それぞれデータを暗号化す
るための鍵を発行する手段と、該鍵で暗号化されたデー
タを復号化するための手段を持つ。ここで該鍵は、各装
置毎にユニークな鍵を予め各装置が有していても良い
し、乱数などによって毎回作成しても良い。ただし、該
鍵は認証によって所有を許可された正当な装置以外には
知られないようにする。記憶装置1200は、例えば、
コンテンツ再生装置110に内蔵されあるいは接続され
た記憶装置である。
【0084】記憶装置1200は、コンテンツ配信サー
バ120に、コンテンツの配信要求と、記憶装置鍵Ksを
送信する(1201)。次に、課金装置130が、コン
テンツ配信サーバ120に課金装置鍵Kcを送信する(1
202)。それを受けて、コンテンツ配信サーバ120
は、要求されたコンテンツDを、記憶装置鍵Ksで暗号化
し、さらに該暗号化コンテンツE(Ks,D)を課金装置鍵Kc
で暗号化する。次にコンテンツ配信サーバ120は、該
2重暗号化コンテンツE(Kc,E(Ks,D))を課金装置130
に送信する(1203)。ここで、2重暗号化コンテン
ツE(Kc,E(Ks,D)))は、そのままではコンテンツ再生装置
110で再生することはできないため、コンテンツを再
生するには、課金装置130が必要になる。
【0085】課金装置130は、受信した2重暗号化コ
ンテンツE(Kc,E(Ks,D))を自身の保持する課金装置鍵Kc
で復号し、その際の処理量に応じてバリュー値のカウン
タVを変化させる(1204)。続いて、復号化された
コンテンツE(Ks,D)を記憶装置1200に送信する(1
205)。また、該課金装置130の保持するバリュー
値Vが所定の範囲の値をとる場合、課金装置130は、
2重暗号化コンテンツの復号を行うことができないよう
にする。
【0086】該暗号化コンテンツを受信した記憶装置1
200は、自身の保持する記憶装置鍵Ksで該暗号化コン
テンツE(Ks,D)を復号し、復号化された平文のコンテン
ツDを取得する(1206)。ここで、記憶装置120
0が受信した暗号化コンテンツE(Ks,D)は、該記憶装置
鍵Ksを持つ記憶装置1200以外では復号化することが
できないため、不正コピーを防ぐことができる。
【0087】以上の処理において、記憶装置鍵Ksと課金
装置鍵Kcは、それぞれの装置のもつ認証機能と暗号通信
機能を利用して安全に送受される。
【0088】記憶装置1200からコンテンツ再生装置
110へコンテンツを移動する際には、コンテンツ再生
装置110がコンテンツ再生装置鍵を記憶装置に送信
し、該鍵を使用して記憶装置1200がコンテンツを暗
号化し、コンテンツ再生装置110に送信する。
【0089】図13は、コンテンツの再生時に課金をす
るシステムの一構成例を示す図である。ここで、コンテ
ンツ再生装置110および課金装置130は、それぞれ
データを暗号化するための鍵を発行する手段と、該鍵で
暗号化されたデータを復号化するための手段を持つ。こ
こで該鍵は、各装置毎にユニークな鍵を予め各装置が有
していても良いし、乱数などによって毎回作成しても良
い。ただし、該鍵は認証によって所有を許可された正当
な装置以外には知られないようにする。
【0090】コンテンツ再生装置110は、コンテンツ
配信サーバ120にコンテンツの配信を要求し(130
1)、課金装置130に課金装置鍵Kcの送信を要求す
る。それを受けて、課金装置130はコンテンツ配信サ
ーバ120に課金装置鍵Kcを送信する(1302)。そ
れを受けてコンテンツ配信サーバ120は、要求された
コンテンツDを課金装置鍵Kcを用いて暗号化し、記憶装
置1300に送信し(1303)、記憶装置1300は
受信した暗号化コンテンツE(Kc,D)を格納する(130
4)。
【0091】次に、コンテンツ再生装置110は、コン
テンツ再生装置鍵Kpを課金装置130に送信する(13
05)。つづいて、記憶装置1300は該暗号化コンテ
ンツE(Kc,D)を課金装置130に送信する(130
6)。課金装置130は、受信した暗号化コンテンツE
(Kc,D)を課金装置鍵Kcで復号し、そのコンテンツDの属
性に応じてバリュー値カウンタVを変化させる(130
7)。次に復号化されたコンテンツDを今度はコンテン
ツ再生装置鍵Kpで暗号化し、コンテンツ再生装置110
に送信する(1308)。コンテンツ再生装置110
は、該暗号化コンテンツE(Kp,D)をコンテンツ再生装置
鍵Kpを用いて復号化し、コンテンツDを再生する(13
09)。
【0092】ここで、暗号化コンテンツE(Kc,D)は課金
装置鍵Kcを使用しないと復号化することができないた
め、安全に記憶装置1300上に保管することができ
る。またコピーも自由である。このため、コンテンツ配
信サーバ120から記憶装置1300へ暗号化コンテン
ツE(Kc,D)を送信するセッション(1301〜130
4)と、該コンテンツE(Kc,D)をコンテンツ再生装置1
10に送信するセッション(1305〜1309)と
は、分離することができる。
【0093】また、該記憶装置1300は、コンテンツ
再生装置110や課金装置130に内蔵されていても良
いし、ネットワーク上に接続されている記憶装置でも良
い。その場合、コンテンツ再生装置110または課金装
置130は、例えばネットワークアドレスなどを記憶す
る機能を有し、該記憶装置1300へのアクセス手段を
有するものとする。こうすることで、コンテンツ再生装
置110は大容量の記憶装置を内蔵する必要がなくな
り、また、複数のコンテンツ再生装置110を有してい
る場合も、コンテンツデータの共有を容易に行うことが
できる。
【0094】以上の処理において、コンテンツ再生装置
鍵と課金装置鍵は、それぞれの装置の持つ認証機能と暗
号通信機能を利用して安全に送受される。
【0095】以上、本発明の一実施形態について説明を
した。なお、本発明は、前記の実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能であ
る。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテンツ著作権を保護する機能と、コンテンツの使用
に対して、その使用量に応じて従量制で適宜課金する機
能を備えたコンテンツ配信を行うことが可能になる。ま
たコンテンツを視聴するとユーザが特典を得ることので
きるコンテンツや、ユーザの位置情報に応じた好適なコ
ンテンツを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す図。
【図2】課金装置の概略構成を示す図。
【図3】コンテンツ再生装置の概略構成を示す図。
【図4】オーディオ再生装置の概略構成を示す図。
【図5】ビデオ再生装置の概略構成を示す図。
【図6】コンテンツ配信システムのコンテンツ配信手順
を示す図。
【図7】コンテンツ配信手順を示すフロー図。
【図8】コンテンツ配信サーバ、コンテンツ再生装置、
および課金装置間のデータのやり取りの一例を説明する
ためのシーケンス図。
【図9】コンテンツ配信システムの概観を示す図。
【図10】コンテンツの属性情報の概念を示す図。
【図11】コンテンツ配信システムにおける広告コンテ
ンツの配信手順を示すフロー図。
【図12】コンテンツ配信システムのコンテンツ配信手
順を示す図。
【図13】コンテンツ配信システムのコンテンツ配信手
順を示す図。
【符号の説明】
110…コンテンツ再生装置 111…課金装置接続手段 112…コンテンツ配信サーバ接続手段 113、122、132…暗号通信手段 114…入力手段 115…コンテンツ再生手段 120…コンテンツ配信サーバ 121…コンテンツ再生装置接続手段 123…コンテンツ蓄積手段 124…コンテンツ暗号化手段 125…暗号化コンテンツ配信手段 130…課金装置 131…コンテンツ再生装置接続手段 133…暗号化コンテンツ復号化手段 134…課金手段 201…CPU 202…メモリ 203…入力装置 204…通信装置 205…課金装置接続装置 206…オーディオ再生装置 207…ビデオ再生装置 208…表示装置 301、401、504…I/O回路 302、402、 501…暗復号化回路 303、403…デコーダ回路 502…課金回路 503…バリュー値カウンタ 505…記憶回路 506…タンパレジスタント領域 901…コーディネータ 902…コンテンツホルダ 903…広告コンテンツ 904…アクセスポイント 905…キオスク端末 906、1200、1300…記憶装置 907…ネットワーク 908…通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04N 7/16 C H04N 7/16 7/173 610Z 7/173 610 640A 640 H04L 9/00 673A (72)発明者 常広 隆司 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 角田 元泰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 井口 慎也 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 水島 永雅 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5C064 BA07 BB01 BB10 BC01 BC17 BC18 BC22 BC23 BD02 BD04 BD08 BD09 CA14 CB06 CC04 5J104 AA01 AA07 AA16 EA06 EA17 KA01 NA02 PA07 PA11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された暗号情報を復号化して出力する
    暗号復号化処理を行う手段を有する暗号復号化装置であ
    って、 前記暗号復号化処理の実行を制御する制御情報を格納
    し、不正アクセスに対して耐性のある記憶手段と、 前記暗号復号化処理で処理した情報の量および該情報に
    定められた属性に応じて、前記記憶手段に格納された制
    御情報を更新する手段と、 前記制御情報に基づいて許可される場合に限り、前記暗
    号復号化処理の実行を許可する手段とを備えたことを特
    徴とする暗号復号化装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の暗号復号化装置におい
    て、 情報を入力および出力する通信相手をそれぞれ認証する
    認証手段と、 前記通信相手と通信する際、前記認証手段によりそれぞ
    れの通信相手が適当な通信相手として認証された場合に
    限り、情報の入力および出力を行い、さらに該入出力は
    それぞれ暗号化して行う暗号通信手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする暗号復号化装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の暗号復号化装置
    において、 前記暗号復号化処理を施すべき入力情報が複数の情報構
    成要素に分割された情報であり、該分割された各情報構
    成要素ごとに属性情報を有し、前記暗号復号化処理を情
    報構成要素に施したとき、その情報構成要素の属性情報
    に基づいて前記制御情報を更新することを特徴とする暗
    号復号化装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れか1つに記載の暗号
    復号化装置において、 前記制御情報は、前記暗号復号化処理を施した情報の対
    価を表す指標を含むことを特徴とする暗号復号化装置。
  5. 【請求項5】取得した情報の対価に応じて該情報の取得
    者に課金を行なう課金装置であって、 暗号化された入力情報を復号化して出力する暗号復号化
    処理を行う手段と、 取得する情報の対価の支払いのための価値を表すバリュ
    ー値を格納する記憶手段と、 前記暗号復号化処理で復号化処理して取得した情報の量
    および該情報の属性に応じて、前記記憶手段に格納され
    たバリュー値から、取得した情報の対価に相当する値を
    減少させる手段と、 前記バリュー値が所定値以上である場合に限り、前記暗
    号復号化処理の実行を許可する手段とを備えたことを特
    徴とする課金装置。
  6. 【請求項6】任意のコンテンツを配信し、該コンテンツ
    の取得に対して課金を行うコンテンツ配信システムであ
    って、 コンテンツを蓄積して配信するためのコンテンツ配信サ
    ーバと、前記コンテンツを取得し出力するためのコンテ
    ンツ再生装置と、前記コンテンツの取得に際して課金を
    行うための課金装置とを備え、 前記コンテンツ配信サーバは、 前記コンテンツ再生装置から送信されるコンテンツ送信
    要求を受信する手段と、 前記コンテンツ再生装置が発行するコンテンツ再生装置
    鍵を取得する手段と、 前記課金装置が発行する課金装置鍵を取得する手段と、 前記コンテンツ送信要求で要求されたコンテンツを前記
    コンテンツ再生装置鍵で暗号化し、さらに該暗号化した
    コンテンツを前記課金装置鍵で暗号化し、2重暗号化コ
    ンテンツとして出力する手段とを備え、 前記コンテンツ再生装置は、 ユーザから指示されたコンテンツの送信要求を前記コン
    テンツ配信サーバに送信する手段と、 コンテンツ再生装置鍵を発行する手段と、 前記課金装置から出力される前記コンテンツ再生装置鍵
    で暗号化されたコンテンツデータを取得する手段と、 前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化されたコンテンツデ
    ータを前記コンテンツ再生装置鍵を用いて復号化し、平
    文のコンテンツを取得する手段とを備え、 前記課金装置は、 課金装置鍵を発行する手段と、 前記コンテンツ配信サーバから出力される2重暗号化コ
    ンテンツを取得する手段と、 該2重暗号化コンテンツを課金装置鍵を用いて復号化
    し、前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化されたコンテン
    ツデータを取得する手段と、 前記コンテンツ再生装置鍵で暗号化されたコンテンツデ
    ータを前記コンテンツ再生装置に送る手段とを備えてい
    ることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のコンテンツ配信システム
    において、 前記コンテンツ配信サーバは、少なくとも1つ以上のコ
    ンテンツ再生装置に、少なくとも1つ以上のコンテンツ
    を並行して同時に配信する手段を有し、 前記コンテンツ再生装置は、少なくとも1つ以上のコン
    テンツ配信サーバから、少なくとも1つ以上のコンテン
    ツを並行して同時に取得する手段と、少なくとも1つ以
    上のコンテンツを並行して同時に再生する手段と、前記
    取得手段と再生手段を並行して同時に実行することが可
    能な手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】請求項6または7に記載のコンテンツ配信
    システムにおいて、 前記課金装置は、 復号化する情報の対価の支払いのための価値を表すバリ
    ュー値を格納する記憶手段と、 復号化処理して取得した情報の量および該情報の属性に
    応じて、前記記憶手段に格納されたバリュー値から、取
    得した情報の対価に相当する値を減少させる手段と、 前記バリュー値が所定値以上である場合に限り、前記暗
    号復号化処理の実行を許可する手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とするコンテンツ配信システム。
  9. 【請求項9】請求項7または8に記載のコンテンツ配信
    システムにおいて、 配信されるコンテンツが複数の情報構成要素に分割され
    た情報であり、該分割された各情報構成要素ごとに属性
    情報を有し、 前記課金装置は、復号化処理を情報構成要素に施したと
    き、復号化処理して取得した情報構成要素の情報量およ
    び該情報構成要素の属性に応じて、前記記憶手段に格納
    されたバリュー値から、取得した情報の対価に相当する
    値を減少させることを特徴とするコンテンツ配信システ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項7から9の何れか1つに記載のコ
    ンテンツ配信システムにおいて、 前記課金装置の記憶手段に格納されたバリュー値を増加
    させる手段を、さらに備えたことを特徴とするコンテン
    ツ配信システム。
  11. 【請求項11】請求項7から10の何れか1つに記載の
    コンテンツ配信システムにおいて、 前記コンテンツ配信サーバは、前記コンテンツ再生装置
    の位置情報を取得する手段を備え、コンテンツの配信に
    際しては前記コンテンツ再生装置の位置に応じたコンテ
    ンツを配信することを特徴とするコンテンツ配信システ
    ム。
  12. 【請求項12】請求項7から11の何れか1つに記載の
    コンテンツ配信システムにおいて、 前記コンテンツ配信サーバが配信するコンテンツは、前
    記バリュー値を増加させるものを含み、 前記課金装置は、該バリュー値を増加させるコンテンツ
    を復号化処理したとき、前記記憶手段内のバリュー値を
    増加させることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  13. 【請求項13】請求項7から12の何れか1つに記載の
    コンテンツ配信システムにおいて、 前記バリューを減少させるコンテンツおよび前記バリュ
    ー値を増加させるコンテンツを配信するコーディネータ
    を有し、前記コーディネータは、前記コンテンツ配信サ
    ーバを有し、コンテンツホルダから前記コンテンツの供
    給を受け、コンテンツの配信と代金の徴収を代行し、そ
    の対価にコンテンツホルダから手数料を受け取り、広告
    クライアントから広告コンテンツの供給を受け、広告コ
    ンテンツの配信を代行し、その対価に広告クライアント
    から広告料を受け取ることを特徴とするコンテンツ配信
    システム。
  14. 【請求項14】コンテンツを蓄積して配信するためのコ
    ンテンツ配信サーバと、前記コンテンツを取得し出力す
    るためのコンテンツ再生装置と、前記コンテンツの取得
    に際して課金を行うための課金装置とを備えたコンテン
    ツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法であって、 前記コンテンツ配信サーバから暗号化されたコンテンツ
    を取得し、該暗号化されたコンテンツを前記課金装置で
    復号化して、平文のコンテンツを取得するステップと、
    前記課金装置により復号化を実行したとき、前記課金装
    置内に保持されている対価の支払いのための価値を表す
    バリュー値を更新するステップとを備えるとともに、 前記コンテンツは、前記課金装置で復号化されたとき前
    記バリュー値を減少させるコンテンツ、および前記課金
    装置で復号化されたときまたは平文のままで前記バリュ
    ー値を増加させるコンテンツを含むことを特徴とするコ
    ンテンツ配信方法。
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