JP2003316264A - 販売用タイヤ装着立体看板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤに装着して立体的に見せる立体看板を
提供する。 【構成】 自動車用タイヤの断面Ｕ字状部に入り込む左
右のタイヤ内挿入舌片と；この左右のタイヤ内挿入舌片
の内側に谷折り線で連続させて形成した左右の起立領域
と；この左右の起立領域に山折り線で連続させて形成し
た中央部の主看板領域と；を有するタイヤ装着立体看
板。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明は、自動車の販売用タイヤに装着し
て用いる看板に関する。

【０００２】

【従来技術とその問題点】自動車用のタイヤショップで
は、販売用タイヤを如何にして目立たせ、購買者にイン
センティブ（インパクト）を与えることができるかに腐
心している。

【０００３】

【発明の目的】本発明は、タイヤに装着して立体的に見
せる立体看板を提供してこのような要求に応えることを
目的とする。

【０００４】

【発明の概要】本発明による販売用タイヤ装着立体看板
は、その第一の態様では、自動車用タイヤの断面Ｕ字状
部に入り込む左右のタイヤ内挿入舌片と；この左右のタ
イヤ内挿入舌片の内側に谷折り線で連続させて形成した
左右の起立領域と；この左右の起立領域に山折り線で連
続させて形成した中央部の主看板領域と；を有すること
を特徴としている。

【０００５】谷折り線と山折り線は、主看板領域の中央
部が幅狭で両端部が幅広となるような円弧状とすること
が好ましい。

【０００６】この第一の態様の変形例としては、左右の
タイヤ内挿入舌片の少なくとも一方を二つに分け、この
二つのタイヤ挿入舌片の間に、タイヤ外面に位置する補
助看板領域を形成する態様がある。この補助看板領域を
付加することで、広告のバリエーションを増やすことが
できる。

【０００７】本発明の販売用タイヤ装着立体看板は、別
の態様によると、自動車用タイヤの左右のホイル用開口
を跨ぐ、略中央部に切り込みを有する略Ｃ字状をなして
いて、その周縁部に、円形山折り線を介して環状看板部
が形成され、切り込みの対向部にそれぞれ、一対のタイ
ヤ逃げ凹部とこの逃げ凹部間に位置するタイヤ内進入凸
部とが形成され、Ｃ字状の両先端部には、互いに係脱可
能な係合片部が形成されていることを特徴としている。

【０００８】

【発明の実施形態】図１ないし図３は、自動車用タイヤ
１０に装着する本発明に係るタイヤ装着立体看板２０Ａ
の第一の実施形態を示している。断面Ｕ字状をなすタイ
ヤ１０は、ホイールを有しない。タイヤ装着立体看板２
０Ａは紙製で、図３に平面（展開）形状を示すように、
全体として略円形をなしており、仮想直径線２１に関し
て対称に、仮想直径線２１に近い側から順に、円弧状山
折り線２２と円弧状谷折り線２３とを有している。

【０００９】円弧状山折り線２２と円弧状谷折り線２３
で囲まれた領域の両端部は、切除されており、この切除
領域２４と円弧状谷折り線２３で囲まれた領域がタイヤ
内挿入舌片２５を構成する。また、左右の円弧状山折り
線２２と切除領域２４に囲まれた中心部が、幅狭で両端
部に行くに従い幅の広くなる領域が主看板領域２６を構
成する。円弧状山折り線２２と円弧状谷折り線２３で囲
まれた領域は、起立領域（異径タイヤに対応するクッシ
ョン領域）２７である。主看板領域２６には適宜の看板
文字または図形が描かれる。

【００１０】上記構成の本タイヤ装着立体看板２０Ａ
は、図１、図２に示すように、円弧状山折り線２２が山
となり、円弧状谷折り線２３が谷となるように曲折さ
れ、その左右のタイヤ内挿入舌片２５の先端一部をタイ
ヤ１０のホイル用開口１１から断面Ｕ字状部内に挿入す
ることでタイヤ１０に装着される。この装着状態では、
主看板領域２６が立体的にタイヤ１０の外面に位置し、
効果的な宣伝媒体となる。タイヤ１０の径が若干異なっ
ても、起立領域２７の屈曲角度で吸収することができ
る。

【００１１】図４及び図５は、本発明に係るタイヤ装着
立体看板２０Ｂの第二の実施形態を示している。この実
施形態のタイヤ装着立体看板２０Ｂは、図５に平面（展
開）形状を示すように、図１ないし図３の実施形態のタ
イヤ装着立体看板２０Ａに比較して、タイヤ内挿入舌片
２５の中心一部を補助看板領域２８として延長した点が
異なる。すなわち、左右のタイヤ内挿入舌片２５には、
外径から円弧状谷折り線２３に達する一対の平行な切り
込み線２９が形成されており、この一対の切り込み線２
９と円弧状谷折り線２３で囲まれた領域が補助看板領域
２８を構成し、残部が二つに分かれたタイヤ内挿入舌片
２５’を構成している。補助看板領域２８の長さは適宜
設定することができる。補助看板領域２８にも看板文字
や図形を描き、宣伝表示とする。

【００１２】この実施形態では従って、タイヤ装着立体
看板２０Ｂを第一の実施形態と同様に折り曲げた後、図
４に示すように、タイヤ内挿入舌片２５’をタイヤ１０
内に入れ、補助看板領域２８をタイヤ１０の外面に沿わ
せる。この実施形態では、主看板領域２６に加え、補助
看板領域２８も宣伝表示領域とすることができる。

【００１３】図６ないし図８は、本発明に係るタイヤ装
着立体看板２０Ｃの第三の実施形態を示している。第
一、第二の実施形態のタイヤ装着立体看板２０Ａと２０
Ｂは、タイヤ１０の左右のホイル用開口１１のいずれか
一方に装着するタイプであったのに対し、この第三の実
施形態のタイヤ装着立体看板２０Ｃは、左右のホイル用
開口１１に跨らせて装着するタイプの実施形態である。

【００１４】このタイヤ装着立体看板２０Ｃは、図８に
平面（展開）形状を示すように、全体として略円形形状
をなす紙製基板の中心部に切り込み３０を入れた略Ｃ字
状をなしており、切り込み３０の対向部に、一対のタイ
ヤ逃げ凹部３１と、その間のタイヤ内進入凸部３２が対
向させて形成されている。また、Ｃ字状の両先端部に
は、その一方に係合片部（切り込み部）３３が形成さ
れ、他方に係合部隠し兼看板部３４と、係合片部３３に
係脱可能な係合片部３５とが順に形成されている。この
係合片部３３と３５とを係合させることで、Ｃ字状の両
先端部を結合することができる。さらに、タイヤ装着立
体看板２０Ｃの周縁部に円形山折り線３６が形成されて
おり、この円形山折り線３６の外側が環状（円錐台状）
看板部３７を構成している。係合部隠し兼看板部３４も
宣伝表示に用いることができる。

【００１５】この第三の実施形態のタイヤ用立体看板２
０Ｃは、係合片部３３と３５を外した状態で切り込み３
０内にタイヤ１０を進入させ、タイヤ１０の左右のホイ
ル用開口１１を跨ぐ形とする。その状態で、係合片部３
３と３５が接近するように変形させ、タイヤ内進入凸部
３２をホイル用開口１１内にいれ、タイヤ逃げ凹部３１
内にタイヤ１０の周縁部を入れる。そして、図６、図７
に示すように、係合片部３３と３５を係合させれば、環
状看板部３７が円錐台状になる。よってこの実施形態の
タイヤ装着立体看板２０Ｃは、タイヤ１０の軸線と直交
する方向からの視認性が高い。

【００１６】図９に、以上の第一、第二、第三の実施形
態のタイヤ装着立体看板２０Ａ、２０Ｂ、２０Ｃを組み
合わせて使用した陳列態様例を示した。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、タイヤに
装着して立体的に見せる立体看板を提供することがで
き、従来のタイヤ販売では期待できなかった高い宣伝効
果を期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるタイヤ装着立体看板の第一の実施
形態を示す、タイヤに装着する前の斜視図である。

【図２】同タイヤ装着立体看板をタイヤに装着した状態
の斜視図である。

【図３】同タイヤ装着立体看板の曲折前の平面図であ
る。

【図４】本発明によるタイヤ装着立体看板の第二の実施
形態を示す、タイヤに装着した状態の斜視図である。

【図５】同タイヤ装着立体看板の曲折前の平面図であ
る。

【図６】本発明によるタイヤ装着立体看板の第三の実施
形態を示す、タイヤに装着する前の斜視図である。

【図７】同タイヤ装着立体看板をタイヤに装着した状態
の斜視図である。

【図８】同タイヤ装着立体看板の曲折前の平面図であ
る。

【図９】第一、第二、第三の実施形態のタイヤ装着立体
看板を用いた陳列例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ タイヤ １１ ホイル用開口 ２０ タイヤ装着立体看板 ２２ 円弧状山折り線 ２３ 円弧状谷折り線 ２４ 切除領域 ２５ ２５’ タイヤ内挿入舌片 ２６ 主看板領域 ２７ 起立領域（異径タイヤに対応するクッション領
域） ２８ 補助看板領域 ３０ 切り込み ３１ タイヤ逃げ凹部 ３２ タイヤ内進入凸部 ３３ ３５ 係合片部 ３６ 円形山折り線 ３７ 環状看板部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車用タイヤの断面Ｕ字状部に入り込
   む左右のタイヤ内挿入舌片と；この左右のタイヤ内挿入
   舌片の内側に谷折り線で連続させて形成した左右の起立
   領域と；この左右の起立領域に山折り線で連続させて形
   成した中央部の主看板領域と；を有することを特徴とす
   る販売用タイヤ装着立体看板。
2. 【請求項２】 請求項１記載の販売用タイヤ装着立体看
   板において、上記谷折り線と山折り線は、円弧状である
   販売用タイヤ装着立体看板。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載の販売用タイヤ装
   着立体看板において、上記左右のタイヤ内挿入舌片の少
   なくとも一方は、二つに分かれており、この二つのタイ
   ヤ挿入舌片の間に、タイヤ外面に位置する補助看板領域
   が形成されている販売用タイヤ装着立体看板。
4. 【請求項４】 自動車用タイヤの左右のホイル用開口を
   跨ぐ、略中央部に切り込みを有する略Ｃ字状をなしてい
   て、その周縁部に、円形山折り線を介して環状看板部が
   形成されており、 上記切り込みの対向部にそれぞれ、一対のタイヤ逃げ凹
   部とこの逃げ凹部間に位置するタイヤ内進入凸部とが形
   成されており、 Ｃ字状の両先端部には、互いに係脱可能な係合片部が形
   成されていることを特徴とする販売用タイヤ装着立体看
   板。