JP2003316255A - 地積測量図自動レイアウト装置及びプログラム - Google Patents

地積測量図自動レイアウト装置及びプログラム

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JP2003316255A
JP2003316255A JP2002116900A JP2002116900A JP2003316255A JP 2003316255 A JP2003316255 A JP 2003316255A JP 2002116900 A JP2002116900 A JP 2002116900A JP 2002116900 A JP2002116900 A JP 2002116900A JP 2003316255 A JP2003316255 A JP 2003316255A
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JP2002116900A
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Hiroharu Ito
弘治 伊藤
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JEKKU KK
JECC Co Ltd
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JEKKU KK
JECC Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書式に従うだけでなく、土地形状や分筆地のつ
ながりが分かり易い綺麗な分属図作画データを、短時間
で自動的に作成可能とすること。 【解決手段】複数の測点“1”〜“13”で規定され求
積地B,C及び残地Aから成る土地区画A〜Cの地積測
量図を地積測量図用紙の作図エリアに自動配置するに際
し、まず、土地区画図形に複数の縮尺及び回転位置を設
定する。この土地区画図形が作図エリアに収まらない場
合、土地区画を求積地・残地間境界線“7”−“8”−
“9”で分割して作図エリアに収まれば、そのときの縮
尺及び回転位置の分割図形に基づき分属図を作成する。
収まらないときは、土地区画を求積地間境界線“2”−
“5”−“8”又は任意測点“4”,“5”,“6”で
分割して作図エリア配置可能ならこの分割で分属図を作
成する。これでも配置不能であれば、土地区画図形を作
図エリアサイズで一律分割して分属図を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土地登記の際に
提出される地積測量図について自動的に最適レイアウト
された分属図などの図面を作成するための地積測量図自
動レイアウトシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】公共性の高い土地の登記図面(地積測量
図)は、法務局にて誰でも自由に閲覧することができる
ようになっており、指定された一枚の用紙の所定領域
(B4用紙の右半分)内に記載することが規定されてい
る。しかしながら、例えば、長尺形状の土地区画などに
ついて分筆登記をする場合、地積測量図を所定の縮尺で
は指定の用紙内に作図できないことがある。そこで、こ
のような場合に対応して、指定どおりに用紙内に入りき
れない地積測量図については、数枚の図面に分割し、こ
れらの図面を連結して分属表示を行うことができ、これ
らの分割図面は「分属図」と呼ばれている。
【0003】分属図を作製する場合、分割された各図面
間のつながりが分かりにくいと、図面の不明確さから土
地境界論争を発生することも考えられるので、土地形状
や分筆地のつながりを容易に把握することができるよう
な分属図であることが必要になる。このため、所定の書
式が定められている(不動産登記法、不動産登記法施行
令、不動産登記事務取扱手続準則)。例えば、不動産登
記事務取扱手続準則の遂条解説書には、分筆地積図を分
属する事例として、分割した土地(求積した部分)と残
地(求積しない部分)との境界線で分属したり、これ以
外の境界線で分属したり、境界線以外の屈曲点を結ぶ線
で分属することが記載されている。
【0004】しかしながら、分かり易い分属図の作成
は、上述した書式を熟知し十分な作製経験のある熟練者
などの力を借りないと非常に困難である。つまり、上記
遂条解説書に記載されている作画書式に従って、地積測
量図分属図を作画させるためには、図面作成に熟知した
ユーザが長時間検討した上でないと仕上げることができ
ない。
【0005】例えば、明確な分割線や屈曲点で分割する
ように書式で指示されているのに対して、従来は、所定
の縮尺で全体の概略図をCRT画面上に描画し、用紙の
右半分や左半分の形状と重ね合わせて、熟練したユーザ
が視覚による判断で1つ1つ分割線を決定する。また、
長寸図面の分属については、CRT画面上の概略図を視
覚により判断する方法では、きわどい屈曲点などで分割
をする場合に用紙の分割線をなかなか判定しずらいの
で、一旦、詳細図面(長寸の縮尺図面)を書き上げた後
に、実際の用紙をあてはめながら、分割線の位置を決定
する必要がある。従って、CRT画面上の概略図を視覚
で判断したり、所定の縮尺で全体図を作画したり、実際
の用紙をあてはめながら分割線位置を決定するなど、分
属作画データを作製するために、多大の手間と時間を要
する。
【0006】従って、準則遂条解説書の内容や、土地形
状、分筆地のつながりを分かり易く書く技術を知らない
人でも、土地形状や分筆地のつながりが分かり易い分属
図を、綺麗に、且つ、誰でも容易に短時間で作成するこ
とができるような自動作画システムの実現が望まれると
ころである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情に鑑み、分属図の書式を熟知せず図面作製技術に
熟達していないユーザでも容易に操作可能であり、単
に、書式に従うだけの方法で分割するだけでなく、土地
形状や分筆地のつながりが分かり易くしした綺麗な分属
図作画データを、短時間で自動的に作成することができ
る地積測量図自動レイアウトシステムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の主たる特徴に
従うと、複数の測点(“1”〜“13”)で規定される
求積地(B,C)及び残地(A)から成る土地区画(A
〜C)の地積測量図を、地積測量図用紙(図9)上に予
め定められた作図エリア(AR,AL)に配置するため
の地積測量図自動レイアウト装置であって、土地区画を
表わす図形について、複数の縮尺(1/250,1/5
00など)及び回転位置(θ:“例1”〜“例4”)を
設定する条件設定手段〔S72〕と、設定された縮尺及
び回転位置での土地区画図形のサイズが作図エリアのサ
イズ以下にならないとき、当該土地区画を求積地・残地
間境界線で分割して得られる求積地及び残地を表わす求
積地及び残地図形について、設定された縮尺及び回転位
置でのサイズを算出する第1算出手段〔S74〜S7
7,A1,A3〕と、各縮尺及び各回転位置での求積地
図形及び残地図形のサイズを作図エリアのサイズと比較
する第1比較手段〔A2,A4〕と、求積地図形及び残
地図形のサイズが作図エリアのサイズ以下のときの縮尺
及び回転位置(θ0)で、求積地図形及び残地図形を作
図エリア内に作図するための図形データを生成する第1
分属図生成手段〔A8〕と、求積地図形及び残地図形の
サイズが作図エリアのサイズ以下にならないとき、当該
土地区画を求積地間境界線又は測点で分割して得られる
土地区画部分を表わす求積地間境界線分割図形又は測点
分割図形について、設定された縮尺及び回転位置でのサ
イズを算出する第2算出手段〔A5〜A7(〔ロ〕又は
〔ハ〕の場合)=B3・B7,C3・C6〕と、各縮尺
及び各回転位置での求積地間境界線分割図形又は測点分
割図形のサイズを作図エリアのサイズと比較する第2比
較手段〔A5〜A7(〔ロ〕又は〔ハ〕の場合)=B4
・B8,C4・C7〕と、求積地間境界線分割図形又は
測点分割図形のサイズが作図エリアのサイズ以下のとき
の縮尺及び回転位置(θ0)で、当該求積地間境界線又
は測点分割図形を作図エリア内に作図するための図形デ
ータを生成する第2分属図生成手段〔A8〕と、求積地
間境界線分割図形及び測点分割図形のサイズが作図エリ
アのサイズ以下にならないとき、設定された何れかの縮
尺及び回転位置(θ0)の土地区画図形が作図エリアの
サイズで分割された一律分割図形を作図エリア内に作図
するための図形データを生成するフリー分属図生成手段
〔A5〜A7(〔ニ〕の場合)=B5・C5・D3・D
4,A8〕とを具備する地積測量図自動レイアウト装置
(請求項1)が提供される。なお、括弧書きは対応する
実施例の記号等を示し、以下においても同様である。
【0009】また、この特徴に従い、複数の測点
(“1”〜“13”)で規定される求積地(B,C)及
び残地(A)から成る土地区画(A〜C)の地積測量図
を、地積測量図用紙(図9)上に予め定められた作図エ
リア(AR,AL)に配置するための地積測量図自動レ
イアウト機能を有する図形情報処理装置(PC)に対し
て、土地区画を表わす図形について、複数の縮尺(1/
250,1/500)及び回転位置(θ:“例1”〜
“例4”)を設定するステップ〔S72〕と、設定され
た縮尺及び回転位置での土地区画図形のサイズが作図エ
リアのサイズ以下にならないとき、当該土地区画を求積
地・残地間境界線で分割して得られる求積地及び残地を
表わす求積地及び残地図形について、設定された縮尺及
び回転位置でのサイズを算出するステップ〔S74〜S
77,A1,A3〕と、各縮尺及び各回転位置での求積
地図形及び残地図形のサイズを作図エリアのサイズと比
較するステップ〔A2,A4〕と、求積地図形及び残地
図形のサイズが作図エリアのサイズ以下のときの縮尺及
び回転位置(θ0)で、求積地図形及び残地図形を作図
エリア内に作図するための図形データを生成するステッ
プ〔A8〕と、求積地図形及び残地図形のサイズが作図
エリアのサイズ以下にならないとき、当該土地区画を求
積地間境界線又は測点で分割して得られる土地区画部分
を表わす求積地間境界線分割図形又は測点分割図形につ
いて、設定された縮尺及び回転位置でのサイズを算出す
るステップ〔A5〜A7(〔ロ〕又は〔ハ〕の場合)=
B3・B7,C3・C6〕と、各縮尺及び各回転位置で
の求積地間境界線分割図形又は測点分割図形のサイズを
作図エリアのサイズと比較するステップ〔A5〜A7
(〔ロ〕又は〔ハ〕の場合)=B4・B8,C4・C
7〕と、求積地間境界線分割図形又は測点分割図形のサ
イズが作図エリアのサイズ以下のときの縮尺及び回転位
置(θ0)で、当該求積地間境界線又は測点分割図形を
作図エリア内に作図するための図形データを生成するス
テップ〔A8〕と、求積地間境界線分割図形及び測点分
割図形のサイズが作図エリアのサイズ以下にならないと
き、設定された何れかの縮尺及び回転位置(θ0)の土
地区画図形が作図エリアのサイズで分割された一律分割
図形を作図エリア内に作図するための図形データを生成
するステップ〔A5〜A7(〔ニ〕の場合)=B5・C
5・D3・D4,A8〕とから成る手順を実行させるた
めの地積測量図自動レイアウトプログラム(請求項5)
が提供される。
【0010】また、この発明による地積測量図自動レイ
アウト装置においては、条件設定手段は、回転位置
(θ)に関して階動回転角(α)を設定し、第1及び第
2算出手段〔S74〜S77,A1・A3;A5〜A7
(〔ロ〕,〔ハ〕)=B3・B7,C3・C6〕は、土
地区画図形、求積地及び残地図形、或いは、求積地間境
界線又は測点分割図形のサイズを、設定された階動回転
角ずつ回転させた回転位置で算出し、フリー分属図生成
手段〔A5〜A7(〔ニ〕)=B5・C5・D3・D
4,A8〕は、設定された階動回転角に基づく回転位置
の土地区画図形を作図エリアのサイズに分割するように
構成することができる(請求項2)。
【0011】この発明による地積測量図自動レイアウト
装置においては、さらに、土地区画図形(A〜C)のサ
イズが作図エリア(AR)のサイズ以下のときの縮尺
(1/250,1/500)及び回転位置(θ0)で、
土地区画図形を作図エリア内に作図するための図形デー
タを生成する非分属図生成手段〔S79〕を具備するよ
うに構成することができる(請求項3)。
【0012】また、この発明による地積測量図自動レイ
アウト装置においては、第1分属図、第2分属図、フリ
ー分属図或いは非分属図生成手段〔A8,S79〕で生
成される図形データにより表わされる求積地及び残地図
形、求積地間境界線又は測点分割図形、一律分割図形、
或いは、土地区画図形の回転位置(θ0)は、各図形の
基準方位(北方位)が作図エリアの基準方向(上〔+
y〕方向)に一致する基準回転位置(θ=0°)に近い
ものを優先する(“例1”〜“例3”)ように構成する
ことができる(請求項4)。
【0013】〔発明の作用〕この発明では、複数の測点
(“1”〜“13”)で規定される求積地(B,C)及
び残地(A)から成る土地区画(A〜C)の地積測量図
を、地積測量図用紙(図9)上に予め定められた作図エ
リア(AR,AL)に配置するに際して、まず、土地区
画(A〜C)を表わす図形について、複数の縮尺(1/
250,1/500)及び回転位置(θ:“例1”〜
“例4”)を設定する〔S72〕。
【0014】次に、設定された各縮尺及び回転位置で
は、土地区画図形が作図エリア(AR)に収まらないな
らないときには(S75,S77→NO)、当該土地区
画(A〜C)を求積地・残地間境界線(“7”−“8”
−“9”)で分割して得られる求積地(B,C)及び残
地(A)を表わす求積地及び残地図形について、設定さ
れた縮尺(1/250,1/500)及び回転位置
(θ)でのサイズを算出する〔S74〜S77,A1,
A3〕。続いて、各縮尺及び各回転位置での求積地図形
及び残地図形のサイズを作図エリア(AR,AL)のサ
イズと比較し〔A2,A4〕、求積地図形及び残地図形
が作図エリアに収まると(A2,A4→YES)、その
ときの縮尺及び回転位置(θ0)での求積地図形及び残
地図形に基づく図形データを生成する〔A8〕。そし
て、ここで生成された図形データを用いて土地区画(A
〜C)を求積地(B,C)と残地(A)に分割した分属
図を地積測量図用紙上の作図エリアに作画する。
【0015】一方、求積地図形及び残地図形が作図エリ
ア(AR,AL)に収まらないときは(A2,A4→N
O)、当該土地区画を求積地間境界線(“2”−“5”
−“8”)又は測点(“4”,“5”,“6”;
“7”,“8”,“9”)で分割して得られる土地区画
部分(B,C+A;“1”〜“6”,“4”〜“9”,
“7”〜“13”)を表わす求積地間境界線分割図形又
は測点分割図形について、設定された縮尺(1/25
0,1/500)及び回転位置(θ)でのサイズを算出
し〔A5〜A7(〔ロ〕又は〔ハ〕の場合)=B3・B
7,C3・C6〕、各縮尺及び各回転位置での求積地間
境界線分割図形又は測点分割図形のサイズを作図エリア
のサイズと比較する〔A5〜A7(〔ロ〕又は〔ハ〕の
場合)=B4・B8,C4・C7〕。続いて、求積地間
境界線分割図形又は測点分割図形が作図エリアに収まる
と(B4,C4→YES)、そのときの縮尺及び回転位
置での当該求積地間境界線又は測点分割図形に基づく図
形データを生成する〔A8〕。そして、ここで生成され
た図形データを用いて土地区画(A〜C)を求積地間境
界線又は測点で分割した分属図を地積測量図用紙上の作
図エリアに作画する。
【0016】また、求積地間境界線分割図形及び測点分
割図形が作図エリア(AR,AL)に収まらないときは
(B4,C4→NO)、設定された何れかの縮尺(1/
250,1/500)及び回転位置(θ)の土地区画図
形が作図エリアのサイズで分割された一律分割図形に基
づいて、分属図作画用図形データを生成する〔A5〜A
7(〔ニ〕の場合)=B5・C5・D3・D4,A
8〕。そして、ここで生成された図形データを用いて土
地区画(A〜C)を一律分割した分属図を地積測量図用
紙上の作図エリアに作画する。
【0017】この発明では、土地区画図形を、上述のよ
うに、土地区画や求積地・残地の形状及びサイズに応じ
て、求積地図形と残地図形、複数の求積地間境界線分割
図形又は測点分割図形、或いは、複数の一律分割図形
に、順次、分割して分属図が得られるようにしているの
で、分属図書式を熟知せず土地形状や分筆地積測量図の
作画技術に未熟なユーザでも、簡単に操作することがで
き、短時間で自動的に分属図作画用図形データを作成す
ることができ、大幅な時間短縮と経費節減を可能にす
る。しかも、作図される図形の縮尺及び方位(θ0)は
各分属図間で同一であるから、地積測量図用紙の作画エ
リアに描かれる分属図は、土地形状や分筆地のつながり
が分かり易く、綺麗なものとすることができる。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単
なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の構成変更が可能である。
【0018】図1は、この発明の一実施例による地積測
量図自動レイアウト機能を有する図形情報処理システム
のハードウエア構成例を極く概略的に示す概略ハードウ
エアブロック図である。この例では、図形情報処理シス
テムの制御部としてパーソナルコンピュータ(PC)が
用いられ、PCに地積測量図自動レイアウト機能をもた
せている。PCは、中央処理装置(CPU)1の外に、
読出専用メモリ(ROM)や、ランダムアクセスメモリ
(RAM)、ハードディスク(HD)などの記憶装置
2、キーボードやマウス等の入力操作子を含む入力装置
3、CRTやLCDなどのディスプレイを含む表示装置
4などが、バス5を介して互いに接続されている。
【0019】システム全体を制御するCPU1は、所定
のプログラムに従って種々の制御を行い、システムに搭
載した図形処理などに関する各種ソフトウエアプログラ
ムによって、図形や、文章、表などのデータの取込み、
作成、編集などの各種処理を行う。特に、自動レイアウ
ト機能を含む地積測量図作成プログラムに従って所定の
地積測量図レイアウトを自動的に行い、所望のレイアウ
トがなされた分属図を含む地積測量図データを出力する
ことができる。
【0020】記憶装置2は、読出専用メモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び外部記憶
装置が含まれる。ROMには、基本プログラムや、上述
した種々の処理を実行するための各種応用プログラム、
各種固定データ/パラメータが記録される。RAMは、
現在作業中の各種データ/パラメータ等を一時記憶する
のに用いられ、例えば、分割数算出処理済みフラグレジ
スタや分割数バッファレジスタなどが設けられる。
【0021】外部記憶装置は、ハードディスク(HD)
や、フレキシブルディスク(FD)やコンパクトディス
クROM(CD−ROM)等の他の可搬性記録媒体を含
む。HDには、ROMと同様に各種応用プログラムを記
憶したり、上述した種々の処理に伴う各種データを記録
することができ、例えば、画地データベース、条件書式
データベースなどを構築することができる。また、可搬
性記録媒体も、種々の応用プログラムや各種データを記
憶したり或いは取り出するのに用いることができる。
【0022】入力装置3はキーボードやポインティング
デバイス(マウス等)などの入力操作子を含み、表示装
置4はCRTやLCDなどのディスプレイを含む。ユー
ザ(オペレータ)は、ディスプレイ(4)に表示される
各種画面を視認しつつ、入力操作子(3)による所定の
キー操作或いは画面上の操作ボタン操作などによって、
画地自動取込みや地積測量図自動レイアウトなどを含む
地積測量図作成処理やその他の図形処理における各種ユ
ーザインターフェース機能を遂行することができる。
【0023】PCのバス5には、インターフェース(I
/F)6を介して、イメージスキャナー7、レーザープ
リンタ8、プロッタ(ラスタプロッタやペンプロッタ)
9などの入出力装置が接続され、スキャナー7により各
種図面から画像データを取り込むことができる。プリン
タ8又はプロッタ9は、地積測量図自動レイアウト結果
に基づく図面などを紙出力することができる。
【0024】〔画地データベースの構造〕或る土地区画
を複数の画地に分筆する場合、これらの画地(「分筆画
地」という。)は、1乃至複数の求積地と1つの残地に
分類される。この発明の一実施例においては、これらの
分筆画地の形状をポリゴン(閉合結線)化し、求積地と
残地の境界線、他の(求積地間の)境界線、及び、全て
の屈曲点(測点)に関する情報をデータベース化して、
画地データベースを構築する。
【0025】図2は、この発明の一実施例による画地デ
ータベースの構成例を示し、図3は、分筆される土地区
画全体を表わす図面の例を示す。外部記憶装置(2)内
に構築される画地データベースには、図2に示すよう
に、分筆地積測量図のレイアウトに必要な情報、求積表
に必要な情報、作図情報、その他の情報などから成る分
筆画地情報が、分筆画地毎に蓄積されている。
【0026】レイアウトに必要な情報は、分筆画地の全
測点から成る「ポリゴン」情報D1、当該分筆画地の残
地/求積地の種類別を表わす「求積区分」情報D2など
から構成される。当該分筆画地の頂点(屈曲点)は、例
えば、図3の例では丸印で示され、予め測量されて「測
点」と呼ばれる。従って、当該分筆画地は、測点の測量
済み座標値によって図形的に画地ポリゴンとして規定さ
れ、元の土地区画は複数の分筆画地ポリゴンで構成され
る。
【0027】「ポリゴン」情報D1は、画地ポリゴンを
構成する全測点の座標値を表わし、例えば、図3の例の
ように分筆画地A〜Cに分筆される場合は、各分筆画地
A〜C毎に画地ポリゴンが構成される。「求積区分」情
報D2は、各画地ポリゴンが求積地であるか残地である
かを表わす種別情報であり、図3の例では、分筆画地
B,Cが求積地であり、分筆画地Aが残地となる。な
お、求積区分情報D2は、当該土地区画の分筆登記に当
って分属図を作成する際に分割位置を決定するのに必要
な重要情報となる。
【0028】求積表に必要な情報には、分筆地積測量図
に併記される求積表を作成するのに必要な「公簿面積」
情報D3や「地目」情報D4などがある。「公簿面積」
情報D3は、現在公簿に登記されている元の土地区画全
体の面積を表わし、「地目」情報D4は、宅地、農地、
山林など、当該土地区画の地目種別を表わす。
【0029】また、作図情報には、分筆画地の地番に関
する登記上の名称、番号及び符号D5〜D7や、分筆画
地の測点に関する番号、名称及び杭種D8〜D10など
の作図上必要な情報がある。
【0030】「地番」情報D5は、分筆画地を構成する
元の土地区画について現在登録されている登記上の地番
名称を表わす。「地番番号(No.)」情報D6は、当
該分筆画地のポリゴンに付けられたコンピュータ処理上
の番号であり、通常は、出力表示には使われず出力図面
等に現われることはない。「地番符号」情報D7は、同
様に、当該分筆画地のポリゴンに付けられた仮の地番を
表わす符号であり、通常は、各分筆画地毎に、地番情報
D5の記号に枝記号(例えば、“−A”、“−B”、
“−C”)を付記したものとされ、登記が完了して分筆
地番が決定されると、決定された分筆地番に更新するこ
とができる。
【0031】「測点番号(No.)」情報D8は、当該
分筆画地の各測点の番号を表わし、図3の例では、測点
を表わす丸印の近傍に付加された丸印番号“1”〜“1
3”で表わされるものに対応する。「測点名称」情報D
9は、“境界点”、“道路界”などの当該測点の種別名
称を表わし、「測点杭種」情報D10は、“木”、“コ
ンクリート”、“金属”、“鋲”、“ペイント”などの
測量杭の種類を表わし、これらの情報D8〜D10は夫
々の測点に対応して記録される。
【0032】また、その他の情報には、レイアウトには
直接関係しない「所在地・所有者」情報D11、「閉合
/開放」情報D12、「求積方法」情報D13などがあ
る。「閉合/開放」情報D12は、隣接地作図情報の番
号、及び、当該隣接地作図情報に基づき表示される隣接
土地区画の画地が閉合又は開放していることを表わし、
また、「求積方法」情報D13は、当該分筆画地の求積
に座標求積法又は三斜求積法の何れを用いたかを表わ
す。
【0033】画地データベースには、上述した画地ポリ
ゴン毎の分筆画地情報が、分筆される元の土地区画毎に
「パート」と呼ばれるグループに対応して蓄積されると
共に、パート毎に、境界線データ及び全測点データを蓄
積し、各土地区画に隣接する土地区画の形状情報のう
ち、分筆地積測量図の作図に必要な形状情報を隣接地作
図情報として蓄積している。そして、分筆画地情報を含
むこれらの諸情報は、ディスプレイ(4)上に表示され
る画地データベース作成画面(図示せず)を用いて作成
することができ、また、レイアウト時には、ユーザ操作
によってパートを指示することにより、RAM(2)上
に取り込むことができる。
【0034】従来は、ポリゴンの属性としては、地番、
地目、公簿面積などしかないのに対して、この発明の一
実施例では、上述のように、画地データベースのポリゴ
ン(D1)の属性に求積区分(D2:求積地/残地)を
追加して求積地と残地の種別を判別可能としている。ま
た、作図したいポリゴン(D1)を指示し、求積地と残
地を連結している境界線及び求積地同士を連結している
境界線を抽出して、境界線を“求積地・残地間境界線”
及び“その他の境界線”〔求積地間境界線(=求積地同
士の間の境界線)〕の種別に分類して画地データベース
に記憶させる。そして、画地データベース内のこれらの
情報は、地積測量図のレイアウトに有用される。
【0035】図3の図面例において、丸印で表わされる
各測点の座標値は、当該土地区画及び分筆画地を表わす
図形の頂点(屈曲点)を規定するものであり、残地Aの
図形は、測点番号“1”〜“13”で示すと、ポリゴン
“7”−“8”−“9”−“10”−“11”−“1
2”−“13”で規定される。また、求積地Bは、ポリ
ゴン“1”−“2”−“5”−“8”−“7”−“4”
で規定され、求積地Cは、ポリゴン“2”−“3”−
“6”−“9”−“8”−“5”で規定される。これら
のポリゴンは、各分筆画地A〜Cの「ポリゴン」情報D
1(図2)として画地データベースに蓄積される。
【0036】また、画地データベースには、当該土地区
画における残地Aと求積地B,Cの境界線“7”−
“8”−“9”は、当該パートの求積地・残地間境界線
データとして蓄積され、求積地B,C間の境界線“2”
−“5”−“8”は、当該パートの求積地間境界線デー
タ(その他の境界線データ)として蓄積され、当該土地
区画における全ての測点の測点番号“1”〜“13”
は、当該パートの全測点データとして蓄積される。さら
に、測点“1”,“11”,“12”、“13”から外
方向に開放して伸びる線分も、隣接地作図情報として蓄
積される。
【0037】ここで、図3を用いてこの発明による地積
測量分属図自動レイアウトの概略を説明しておくと、以
下のとおりである。この地積測量図自動レイアウトシス
テムでは、複数の測点“1”〜“13”で規定され、求
積地B,C及び残地Aから成る土地区画A〜Cの地積測
量分属図を、地積測量図用紙(図9)上の作図エリア
(AR,AL)に配置するに際して、まず、当該土地区
画図形に複数の縮尺(1/250,1/500)及び回
転位置(θ)を設定する。この土地区画図形が作図エリ
アに収まらない場合は、土地区画を求積地・残地間境界
線“7”−“8”−“9”で分割し、各分割図形が作図
エリアに収まる場合は、そのときの縮尺及び回転位置の
各分割図形に基づいて分属図を作成する。収まらない場
合には、土地区画を求積地間の境界線“2”−“5”−
“8”又は任意の測点“4”,“5”,“6”で分割
し、この分割図形が作図エリアに配置できる場合は、そ
の縮尺及び回転位置の分割図形を用いて分属図を作成す
る。これでも配置できない場合には、土地区画図形を作
図エリアのサイズで一律に分割した図形で分属図を作成
する。
【0038】〔分筆地積測量図作成手順の概要〕図4
は、この発明の一実施例による分筆地積測量図作成手順
の概要を表わす概略的なフローチャートを示す。地積測
量図作成プログラムが起動すると、まず、最初のステッ
プS1で、図示しない地積測量図作成のための初期画面
において、ユーザが入力操作子(3)を操作して地積測
量図作成コマンドを指示すると、次のステップS2にお
いて、例えば、図5に示されるような地積測量図作成画
面(但し、画面下部の可変情報表示枠内は空白)がディ
スプレイ(4)上に表示される。
【0039】続くステップS3で、ユーザが地積測量図
作成画面の画地自動取込ボタンPAを押圧すると、次の
ステップS4では、ディスプレイ(4)上に、分筆情報
のパートリストのウインドウ画面(図示せず)が、地積
測量図作成画面に重ねられて或いは並べられて表示され
る。
【0040】続いて、ステップS5において、ユーザ
が、分筆情報パートリスト中から、作図したいパートを
指示すると、次のステップS6にて、外部記憶装置
(2)内の画地データベースから、当該パートの分筆画
地情報(求積地/残地、地目、公簿面積、地番などのデ
ータ)、境界線データ、全測点データ、隣接地作図情報
などがRAM(2)上に取り込まれ、地積測量図作成画
面には、ユーザの指示したパートにおける所定の表示設
定項目情報が図5の下部左側に例示されるように展開さ
れ、作図条件が下部右側のようにデフォルト表示される
(例えば、分属方法表示枠BD内には、順位(1)の
“分属しない”と表示される。)。
【0041】次に、ステップS7では、ステップS6で
取り込まれた情報に基づき、「オートレイアウト」と呼
ばれる自動レイアウトアルゴリズムに従って、所定の作
画書式を満足する地積測量図に所望のレイアウトを施
す。そして、次のステップS9において、レイアウト結
果に基づく作画データを生成してこの地積測量図作成処
理のメインフローを終了する。
【0042】〔地積測量図自動レイアウトの概略手順〕
図6及び図7は、この発明の一実施例による地積測量図
自動レイアウトの手順を表わすフローチャートを示す。
すなわち、このフローは図4のステップS7における
「オートレイアウト」の手順を表わす。このフローの第
1ステップS71で、図5の地積測量図作成画面上にお
けるオートレイアウトボタンALを押圧すると、次のス
テップS72において、外部記憶装置(2)の条件書式
データベースからオートレイアウト条件と図式設定がR
AM(2)上に読み込まれる。
【0043】オートレイアウト条件は、「オートレイア
ウト」と呼ばれる地積測量図自動レイアウト処理におい
て、図形の「縮尺」や「回転角」、「作図手法」などに
ついて予め設定された条件であり、図形の「縮尺」と
「回転角」及び「作図手法」中の「分割数優先」につい
ては、レイアウト条件設定画面(図示せず)を用いて、
ユーザが希望する条件を予め入力して条件書式データベ
ースに蓄積しておくことができる。
【0044】図8は、地積測量図自動レイアウト処理に
おける縮尺及び回転角度の優先度設定例を示し、図9
は、図式設定のうち、地積測量図の用紙に関する設定条
件を示す。分筆地積測量図に展開される図形の「縮尺」
については、例えば、図8(1)に示すように、ユーザ
が希望する所望の基準縮尺として“1/250”を設定
し、基準縮尺よりも小さい指定縮尺として“1/50
0”を設定し、更に、必要に応じて“1/1000”を
設定しておくことができる。なお、複数の指定縮尺が設
定された場合、オートレイアウト処理では、図示のよう
に、縮尺の大きい方から優先的に利用されるようになっ
ている。
【0045】「オートレイアウト」では、図形の北方位
を図面の上方向(+y方向)に一致させる回転角“0
°”を基準位置とし、図形を基準位置から±90°回転
した第2基準位置及び基準位置から単位角度αずつ図形
を回転した階動位置が設定される。図形の「回転角」に
は、これらの基準位置、第2基準位置及び単位角度αな
どがあり、単位角度αの値や、単位角度αの正負や第2
基準位置乃至基準位置の採否に関する優先度について
は、図8(2)の各例のように、ユーザが予め設定する
ことができる。
【0046】例えば、単位角度α=“5°”の場合、回
転角度の優先度については、図8(2)に示す例1又は
例2のように、基準位置、第2基準位置、階動位置(±
90°未満)の優先順を設定して最適配置を探索するこ
とができる(単位角度αについて、例1では正値を優先
し、例2では負値を優先)。また、例3のように、基準
位置、階動位置の優先順としたり、或いは、例4のよう
に、±90°から負又は正方向に順次単位角度αずつ図
形を回転させた位置、等々に、優先順位を設定すること
ができる。なお、ユーザ設定がなければ、例えば、“例
1”に示すように、第2基準位置に“90°”を採用
し、単位角度αは所定の角度(例えば、“5°”)をデ
フォルト設定するように構成することができる。
【0047】「作図手法」については、分筆地積測量図
を作図する場合に、図形分割手法の優先度を規定するも
のであり、分属図の境界線の条件を決定する分属方法に
関しては、例えば、次のような順位(1)〜(5)で予
めシステム側で設定されている:
【0048】(1)全パート図形を1作画エリアに配置
する=“分属しない”:図3の図面例で説明すると、申
請しようとする全分筆画地A〜Cを含む全パート図形
を、図9に示される用紙上の所定の作画エリアARに配
置する。
【0049】(2)パート図形を求積地・残地間境界線
で分割した求積地及び残地図形を作画エリアに配置する
=(イ)“求積地と残地の境界線で分属”:図3の図面
例でいうと、全パート図形A〜Cを求積地B,Cと残地
Aとの境界線“7”−“8”−“9”で分割し、求積地
B,Cの図形及び残地Aの図形を、対応する図9の作画
エリアAL,ARに配置する。
【0050】(3)パート図形を求積地間境界線で分割
した各図形を作画エリアに配置する=(ロ)“その他の
境界線で分属”、図3の図面例でいえば、全パート図形
A〜Cを求積地B,C間の境界線“2”−“5”−
“8”で分割し、分割された求積地B,Cをそれぞれ含
む図形を、対応する作画エリアAL,AR(図9)に配
置する。この場合、求積地B,C間の境界線“2”−
“5”−“8”には、単独分割される何れかの求積地
B,Cと残地Aとの境界線“8”−“7”,“8”−
“9”が付加される。例えば、求積地Bと求積地C及び
残地Aとに分割するとすれば、境界線は、“単独分割さ
れる求積地B”と“求積地C+残地A”との間の“2”
−“5”−“8”−“7”となる。
【0051】(4)パート図形を測点で分割した各図形
を作画エリアに配置する=(ハ)“測点を結んだ分割線
で分属”:図3の図面例でいえば、例えば、全パート図
形A〜Cを、測点群“4”,“5”,“6”;“1
3”,“7”,“8”,“9”を結ぶ直線PQ;RSで
分割し、分割された各図形をそれぞれ作画エリアAL,
AR(図9)に配置する。
【0052】(5)パート図形を任意に分割した各図形
を作画エリアに配置する=(ニ)“その他の分割線で分
属”:パート図形を、境界線や測点を考慮することな
く、フリー分割し、分割された各図形をそれぞれ作画エ
リアAR,AL(図9)に配置する。
【0053】この発明の一実施例では、上述した各方法
について、各図形を回転させて作画エリアAR(AL)
と縦横サイズを比較して、各図形が作画エリアAR(A
L)に配置可能かどうかの計算を行い、分属方法を決定
する。この場合、原則として、予め設定された全回転角
〔図8(2)参照〕で図形サイズを求めた上、作画エリ
アAR(AL)以下となる回転角の中から最適な回転角
(θ0)を決定するが、図8(2)に示されるように、
優先順位の高い回転位置から順次図形サイズを求め、作
画エリアAR(AL)以下となった時点で図形サイズの
計算を停止して、その時点の回転角(θ0)を最適回転
位置に採用するようにしてもよい。なお、以下の実施例
においては、順位(1)の“分属しない”方法及び順位
(2)の分属方法(イ)で後者の手法が適用され、順位
(3)〜(5)の分属方法(ロ)〜(ニ)で前者の手法
が適用される。
【0054】また、上述した(3)〜(5)の分属方法
(ロ)〜(ニ)については、順位(3)〜(5)に拘わ
らず、図形の分割数(Dn)が少ない分属方法を優先す
る「分割数優先」をユーザにより設定することができ
る。これは、レイアウト条件設定画面中の「分割数優
先」チェック欄にチェックマークを入力することにより
設定され、条件書式データベースに格納することができ
る。
【0055】図式設定は、「オートレイアウト」に用い
られる用紙や、テキストや図形に関する枠線、図形が描
画されるべき用紙上の作画エリアAR,AL、求積表の
展開方法などを設定するものであり、予めシステム側で
設定されている。作画エリアAR,ALなどの制限に範
囲があるものは、この制限範囲内でユーザにより設定
し、条件書式データベースに登録しておくことができ
る。
【0056】図9に示される用紙設定条件に関して数値
例を挙げると、用紙の大きさについては、B4用紙を用
い、主図面枠については、全高V1= 211.5mm、全幅
H0= 315.0mm、左側部幅H9= 157.5mmであり、
左右仕切線(ヒゲ)の長さは10.0mmである。主図面枠
の右側部には、高さV2=13.5mm、幅H6= 149.0m
mの土地所在地欄が上側内部に設けられ、余白部分S1
=S2=S3= 3.0mm、S4= 8.0mmが設定され、
左側部には、余白部分S5=S7=S8= 3.0mm、S
6= 8.0mmが設定されている。
【0057】用紙には、これらの余白S1〜S8を残し
た左右各部に作画エリアAR,ALが設定される。つま
り、左側部には、横(幅)XR=H0−H9−S2−S
4,縦(高さ)YR=V1−V2−S1−S3で決まる
第1作画エリアARが設定され、右側部には、横XL=
H9−S6−S8,縦YL=V1−S5−S6で決まる
第2作画エリアALが設定され、縦寸法YLが第1作画
エリアARの縦寸法YRよりも高さV2だけ大きい。そ
して、用紙上に作図される図形は、第1及び第2作画エ
リアAR、ALの何れに配置されるかに応じて、対応す
る作画エリアAR、ALの大きさに収まるか否かが計算
される。なお、実際の計算に際しては、小さい寸法の第
1作画エリアARの大きさを両作画エリアAR、ALの
大きさとして共通化し、計算を簡単にすることができ
る。
【0058】また、主図面枠の左下外部に、高さV0=
20.0mm、全幅H1= 150.0mm、標題部幅H2=21.5
mmの作成者欄が設けられ、右下外部には、高さV0=
20.0mm、全幅H3= 149.0mm、申請人標題部幅H4
=21.5mmであり、縮尺表示欄幅H5=38.5mmを含む
申請人(縮尺)欄が設けられる。そして、主図面枠の左
上外部には、高さV3=11.0mm、全幅H8=65.5m
m、標題部幅H7=25.5mmの地番欄が設けられる。ま
た、(+)印で示される原点は、欄外項目の作画原点で
ある。
【0059】続くステップS73では、ディスプレイ
(4)に、地積測量図作成画面に並んで図形表示ウイン
ドウ(図示せず)が表示され、ステップS6(図4)で
取り込まれた所望パートの分筆情報及び隣接地情報に基
づいて、当該パートの土地区画を表わす全分筆画地の図
形(必要な隣接地図形を含む)が北方位を上にして図形
表示ウインドウ内に表示される。
【0060】次に、ステップS74の第1全図形レイア
ウト段階に入り、まず、図形全体〔作図上必要な隣接画
地の地点(例えば、最も近くに隣接する測点)を含
む。〕が第1作画エリアAR(XR,YR)内に全図形
が配置可能であるかを自動的に探索計算する。つまり、
図面の左右及び上下方向をx,y基準軸に合わせて、所
定縮尺〔例えば、1/250(縮尺表示枠<BDの上>
内に表示)〕の全図形についてx,y方向の大きさX
1,Y1を算出し、全図形の大きさX1,Y1を、用紙
の右側に予め定められた第1作画エリアARのx
(横),y(縦)方向の大きさ制限値XR,YR(XR
=H0−H9−S2−S4,YR=V1−V2−S1−
S3)と比較する。
【0061】この場合、基本的には、図形全体が、予め
定められた基準縮尺(1/250)で回転なしで第1作
画エリアAR内に作図できることが理想であるため、基
準位置で作図可能かが調べられる。つまり、当初は、図
形の北の方位が図面の上方(+y方向)に一致した基準
位置(回転角度=0°)にて、図形の大きさX1,Y1
を算出して、制限値XR,YRと比較する。ここで、X
1≦XR,Y1≦YRであれば直ちに計算を停止し、回
転角度0°を配置可能回転角θ0とする。
【0062】次に、X1>XR,Y1>YRであれば、
まず、図形全体を基準位置から+90°又は−90°回
転した第2基準位置での図形の大きさX1,Y1を制限
値XR,YRと比較し、この位置で作図可能であれば、
回転角度90°を配置可能回転角θ0とする〔図8
(2)“例1”又は“例2”の場合〕。
【0063】これでも図形が制限値XR,YR内に収ま
らないときは、図形を基準位置(回転角度=0°)から
所定の単位角度αずつ正方向(+)及び負方向(−)に
交互に自動的に変化させて最大±90°直前までの間で
配置可能な角度を検索する。単位角度αは、例えば、
“5°”とされ、図形の回転角を、5°、10°、15
°、…というように、正負方向に交互に図形を回転しな
がら配置可能かを探索していき、X1≦XR,Y1≦Y
Rとなれば、その回転角θ=kαで計算を停止し、当該
回転角kαを配置可能回転角θ0とする。配置可能回転
角θ0は、基準位置に近い回転角を優先して採用するこ
とが好ましい〔図8(2)“例1”〜“例3”参照〕。
【0064】ステップS74では、このように、基準位
置、第2基準位置、そして、予め定められた微小単位角
度αを基準位置から加算しながら図形を回転させた位置
にて、図形の横及び縦サイズX1,Y1を算出し、制限
値XR,YRと比較して行き、図形全体が第1作画エリ
アAR(XR,YR)内に配置可能であるかを自動的に
探索計算する。
【0065】なお、ディスプレイ(4)には地積測量図
作成画面に併せて表示される図形表示ウインドウには、
作画エリアAR,ALに配置すべき図形が上述の回転に
応じて描画され(例えば、白色)、この図形に対応する
作画エリアAR,ALを表わす枠図形が、当該図形と中
心が一致するように、異なる彩色で表示され(例えば、
緑又は赤色)、各レイアウト段階でのシステムの図形操
作状況をユーザにガイドする。また、地積測量図作成画
面の回転角表示枠<BDの2つ上>には、随時、図形の
回転角が表示される。
【0066】そして、回転を加えても作図できないとき
は、次のステップS75の配置可能か否かの判定で、第
1全図形レイアウト段階の条件では全図形の配置が不可
能であると判定され(S75→NO)、地積測量図作成
画面(図5)のコメント表示欄CMに“(×)領域に収
まらないため作画できません”と表示され、次いで、ス
テップS76の第2全図形レイアウト段階に入る。
【0067】ステップS76の第2全図形レイアウト段
階では、回転と縮尺との両方を変更して、図面全体が配
置できるかが計算される。すなわち、全図形を予め定め
られた縮尺(例えば、1/500、必要ならば更に1/
1000)に縮小した上、ステップS74と同様に、所
定の単位角度αずつ図形全体を回転させて第1作画エリ
アAR(XR,YR)内に配置可能であるかが計算され
る。
【0068】なお、縮尺1の図形を縮尺“1/S”で任
意角度θ〔この実施例では、θ=nα、+90°≦θ<
−90°(図3:例1);n=0,±1,±2,…。〕
だけ回転したときの横寸法X1及び縦寸法Y1の算出方
法は、以下のとおりである。また、この縦横サイズ算出
方法は、ステップS76での配置可能計算の外に、後述
する分属方法(イ)〜(ハ)により分割される各図形の
作図エリアAR,ALへの配置可能計算に用いられる。
【0069】まず、図形の全屈曲点の座標値(X,Y)
について角度θだけ回転したときの座標値(X’,
Y’)は、次の公式(1),(2)で表わすことができ
る: X’ = X cosθ − Y sinθ ……(1) Y’ = X sinθ + Y cosθ ……(2)
【0070】次に、式(1),(2)の全屈曲点座標値
(X’,Y’)を縮尺分母Sで割ると、 X” = X’ / S ……(3) Y” = Y’ / S ……(4) が得られる。そして、式(3),(4)で求められた全
屈曲点のx座標値X”及びy座標値Y”から、各最大値
X”max ,Y”max 及び最小値X”min ,Y”min を求
めると、横及び縦寸法X1,Y1は、次式(5),
(6)から算出することができ、図形の中心の座標は
(X”min +X1/2,Y”min +Y1/2)で表わさ
れる: X1 = X”max − X”min ……(5) Y1 = Y”max − Y”min ……(6)
【0071】さて、ステップS76で縮小及び回転をし
ても作図できないときは、次のステップS77の配置可
否の判定で、第2全図形レイアウト段階の条件では全図
形の配置が不可能であると判定され(S77→NO)、
地積測量図作成画面(図5)のコメント表示欄CMに
“(×)領域に収まらないため作画できません”と表示
される。この後、更に次のステップS78(図10〜図
16)の分属図レイアウト段階に入り、分属図作成作業
に移る。
【0072】ステップS78の分属図レイアウト段階
は、「分属図オートレイアウト」と呼ばれる自動レイア
ウトアルゴリズムに従って、所定の作画書式を満足する
ように分属図をレイアウトするものであり、後で詳述す
る。なお、分属図レイアウト段階への投入当初は、地積
測量図作成画面の分属方法表示枠BD内の表示が、分属
方法(イ)による“求積地と残地の境界線での分属”に
自動的に変更される。
【0073】一方、ステップS75,S77で、全図形
が用紙右側の第1作画エリアAR(図9の右側部の余白
S1〜S4を残した図面領域)内に配置可能であると判
定されたときは(S75,S77→YES)、コメント
表示欄CMには“(○)分割なしに作画できます。図面
数:1”と表示され、次に、ステップS79に進む。ス
テップS79では、X1≦XR,Y1≦YRとなったと
きの縮尺及び配置可能回転角θ0に基づいて、図形全体
を用紙右側の第1作画エリアARに配置する処理を自動
的に行う。次に、ステップS79の図形配置が終了し、
或いは、ステップS78のオートレイアウトで分属図作
成作業が終了すると、ステップS80に進む。
【0074】ステップS80では、1画地ずつ求積表の
縦幅と全長を算出し、求積表縦幅リストを作成する。続
いて、ステップS81では、求積表縦幅リストを参照し
て用紙上に定められている次の配置位置に入るように求
積表を分割し、次のステップS82で、分割結果に基づ
いて求積表を用紙の所定領域に順次配置するテキスト処
理を行う。
【0075】そして、次のステップS83において、求
積表の配置処理が終了したか否かを調べ、終了していな
ければ(S83→NO)ステップS81に戻ってステッ
プS81〜S83の処理を繰り返し、求積表の配置処理
が全て終了すると(S83→YES)、このオートレイ
アウト処理を終了し、メインフローのステップS9にリ
ターンする。
【0076】〔分属図自動レイアウト〕図10及び図1
1は、この発明の一実施例による分属図オートレイアウ
トの手順を表わすフローチャートである。この処理フロ
ーは、「分割数優先」が設定されている場合にオートレ
イアウト処理フローのステップS78(図7)で実行さ
れる例である。分属図オートレイアウトは、まず、分属
方法(イ)による“求積地と残地の境界線での分属”を
計算する第1分属図レイアウト段階から始まる。
【0077】(1)第1分属図レイアウト段階=
“(イ)求積地・残地分割による分属” 分属図オートレイアウトのステップA1からステップA
6までは第1分属図レイアウト段階であり、この処理フ
ローの最初のステップA1では、所定の単位角度αを加
算しながら、求積地と残地図形を回転させ、分属方法
(イ)により求積地と残地とを分割して分属図を作成す
る方法で、求積地及び残地図形〔作図上必要な隣接画地
の地点(例えば、最も近くに隣接する測点)を含む。〕
の夫々が、対応する作画エリアAR,ALに配置可能で
あるかを探索計算する。
【0078】つまり、基準縮尺(例えば、1/250)
の求積地図形の大きさ(縦横サイズ)Xa,Ya及び残
地図形の大きさXb,Ybを、ステップS74(図6)
での説明と同様に、基準位置、第2基準位置及び基準位
置から単位角度±αずつの回転位置について算出し、そ
れぞれ、用紙の右及び左側に予め定められた第1作画エ
リアARの大きさXR,YR及び第2作画エリアALの
大きさXL,YLと比較する。これによって、各作画エ
リアAR,AL内に収まるかを順次調べていき、Xa≦
XR,Ya≦YR且つXb≦XL,Yb≦YLとなれ
ば、そこで計算を停止し、配置可能回転角θ0を決定す
る。
【0079】そして、どの位置でも求積地及び残地を作
画エリアAR,AL内に作図できないときは、次のステ
ップA2の配置可否の判定で、この条件では両図形の配
置が不可能であると判定され(A2→NO)、地積測量
図作成画面(図5)のコメント表示欄CMに“(×)領
域に収まらないため作画できません”と表示される。そ
して、更に次のステップA3に進む。
【0080】ステップA3では、回転と縮尺との両方を
変更しながら、求積地と残地で作画エリアAR,AL内
に分属図の配置をすることができるかどうかを探索計算
する。すなわち、求積地及び残地図形について、ステッ
プS76(図6)と同様に指定縮尺(例えば、1/50
0、必要ならば更に1/1000)に縮小して、ステッ
プA1と同様に、基準位置、第2基準位置及び基準位置
から単位角度αずつ回転させた回転位置において、それ
ぞれ、第1及び第2作画エリアAR,AL内に配置可能
であるかを探索する。
【0081】そして、回転及び縮小を併用しても求積地
と残地を作図できないときは、次のステップA4の配置
可否判定で、求積地図形と残地図形の分割条件では各図
形の配置が不可能であると判定され(A4→NO)、地
積測量図作成画面(図5)のコメント表示欄CMに
“(×)領域に収まらないため作画できません”と表示
される。そして、更に次のステップA5〜A7の第2分
属図レイアウト段階に入って、分属方法(ロ)〜(ニ)
による第2の分属図作成作業に移る。第2分属図レイア
ウト段階への投入当初は、地積測量図作成画面の作図方
法表示枠BD内の表示が、分属方法(ロ)による“その
他の境界線での分属”に自動変更される。
【0082】一方、ステップA2,A4で、求積地及び
残地図形が第1及び第2作画エリアAR,AL内に配置
可能であると判定されたときは(A2,A4→YE
S)、コメント表示欄CMには“(△)分属して作画で
きます。”と表示される。続いて、ステップA8に進ん
で、Xa≦XR,Ya≦YR且つXb≦XL,Yb≦Y
Lとなったときの縮尺及び配置可能回転角θ0に基づい
て、求積地及び残地の各図形を各作画エリアAR,AL
に自動的に配置する図形処理を行う。
【0083】(2)第2分属図レイアウト段階=
“(ロ)〜(ニ)による分属” 分属図オートレイアウトのステップA5(図10)及び
ステップA6(図11)は第2分属図レイアウト段階で
あり、この段階では、次のように名付けられた分属方法
(ロ)〜(ニ)による分属方法毎に図12〜図16の分
割数算出手法で図形の分割数を求め、最適な分割数Dn
を与える分属方法を自動的に決定する: 分属方法(ロ)=“その他の境界線での分属”、 分属方法(ハ)=“測点を結んだ分割線での分属”、 分属方法(ニ)=“その他の分割線での分属”。
【0084】第2分属図オートレイアウトの第1ステッ
プA5では、当該パートの土地区画に含まれる図形を、
第1分属図オートレイアウトのステップA1(a)と同
様に、基準縮尺(例えば、1/250)として、回転位
置θを順次設定して行き、設定された夫々の回転位置に
ついて、図12〜図16の分割数算出手法を適用し、各
方法(ロ)〜(ニ)に従って土地区画図形全体を分割し
た場合に、分割される全ての図形が配置可能エリアA
R,AL内に配置可能となるときの分割数Dn及び回転
位置を求める。
【0085】続く第2ステップA6では、第1分属図オ
ートレイアウトのステップA3(b)と同様に、より小
さな指定縮尺(例えば、1/500、必要ならば更に1
/1000)として、やはり、第1ステップA5と同じ
く、回転位置θを順次設定して行き、設定された夫々の
回転位置について、図12〜図16の分割数算出手法を
適用し、各方法(ロ)〜(ニ)に従って全図形を分割し
た場合に、分割される全図形が配置可能エリアAR,A
L内に配置可能となるときの分割数Dn及び回転位置を
求める。
【0086】ステップA5,A6で設定される回転位置
θは、例えば、図8(2)の“例1”や“例2”に示さ
れるように、基準位置(回転角度=0°)、第2基準位
置(回転角度=+90°又は−90°)及び基準位置か
ら所定の単位角度αずつ加算して回転させた位置(回転
角度=±nα)とすることができる。例えば、単位角度
α=5°を設定した場合は、全回転位置の数は“36”
となる。
【0087】そして、次のステップA7では、ステップ
A5(a),A6(b)で求められたで求めた分割数D
nのうち、最も少ない分割数Dnが得られるときの縮尺
及び配置可能回転角θ0の分属方法を採用する。ここ
で、同じ分割数Dnが得られる場合には、次の(1)及
び(2)の優先順で採用する: (1)まず、図形の縮尺条件に関しては、(a)ステッ
プA5での分割数算出に適用される基準縮尺(例えば、
1/250)を(b)ステップA6での分割数算出に適
用される指定縮尺のうち大きい方の縮尺(例えば、1/
1000)に優先させる。 (2)次に、分属方法に関しては、(ロ)“その他の境
界線での分属”、(ハ)“測点を結んだ分割線での分
属”、(ニ)“その他の分割線での分属”の順で優先す
る。
【0088】なお、上述の各順位(1),(2)内での
回転角度θ0の優先順位については、既に配置可能回転
角θ0の優先順位について説明したように、設定された
優先順位に従うことはいうまでもない。例えば、図8
(2)の“例1”〜“例3”の場合、基準位置、第2基
準位置、基準位置に近い単位角度αずつの加算回転位置
というように、基準位置に近い回転角の順で優先する。
【0089】ステップA7で分属方法が決定されると、
決定された分属方法、縮尺及び配置可能回転角θ0が分
属方法表示枠等の各表示枠にそれぞれ表示され、地積測
量図作成画面のコメント表示欄CMには“(△)分属し
て作画できます。”と表示される。次いで、ステップA
8に進み、ステップA7で決定された分属方法、縮尺及
び配置可能回転角θ0に基づいて、分割された各図形を
各作画エリアAR,ALに自動的に配置する図形処理を
行う。
【0090】ステップA8の処理が終了すると、次のス
テップA9で、分割数Dnが“3”以上であるか否かを
判断し、分割数Dnが“2”以下であるときは(A9→
NO)、コメント表示欄CMには“(△)分属して作画
できます。図面数:m”(mは全分属図を配置した図面
の総数)と、図面数を追加表示した上、「オートレイア
ウト」のステップS80(図7)にリターンする。
【0091】一方、ステップA9で、分割数Dnが
“3”以上であると判断したときは(A9→YES)、
コメント表示欄CMには“(△)分属して作画できま
す。図面数:n”〔nは全図を含む総図面数(n=m+
1)〕と、図面数を追加表示した上、次のステップA1
0に進む。ステップA10では、当該パートの全区画を
含む図形を表わす全図について、分割された各分属図の
方向を一致させた場合に、作画エリアARに収まる大き
さを算出し縮尺を計算し、当該方向及び縮尺の全図を、
対応する図面頁の第1作画可能領域に自動的に配置する
処理を行った後、「オートレイアウト」のステップS8
0にリターンする。
【0092】〔方法(ロ)による分割数の算出〕図12
及び図13は、分属方法(ロ)による分割数Dnの算出
手順を表わすフローチャートである。このフローは、ス
テップA5,A6で新たに縮尺乃至回転角度が設定され
る毎に起動し、第1ステップB1では、分属方法
(ロ):“その他の境界線で分属”による計算条件、即
ち、分属方法(ロ)における分割ルール及びステップA
5,A6で与えられた縮尺及び回転角度の条件を設定し
て、当該土地区画の全分筆画地の分割数算出処理済みフ
ラグを“0”にリセットし、続いて、ステップB2で分
割数Dnを値“0”に置数する。
【0093】次のステップB3では、未処理の画地のう
ち最も右側(方位でいうと東側)に位置する基準画地を
分割数算出処理対象となる画地領域とし、現在設定され
ている縮尺及び回転角度での画地領域図形の大きさ(縦
横サイズ)を計算し、続くステップB4で、当該基準画
地図形が、作画エリアAR,AL内に作図可能かを判定
する。ここで、作図不可能であれば(B4→NO)、直
ちに、ステップB5でエラー処理を行う。つまり、現在
設定されている縮尺及び回転条件で方法(ロ)により作
図はできないとして、方法(ロ)での分割数算出を終了
し、分属方法(ハ)による分割数判定(図14,15)
の第1ステップ(C1)に移行する。
【0094】これに対して、ステップB4で、設定され
た縮尺及び回転条件で方法(ロ)により当該画地領域図
形の作図が可能であると判定されると(B4→YE
S)、当該画地領域を構成する各分筆画地の分割数算出
処理済みフラグを“1”にした上、ステップB6(図1
3)に進んで、現在処理中の画地領域(基準画地の領域
又は基準画地と付加された隣接画地から成る領域)に隣
接する画地があるか否かを判定する。ここで、隣接画地
があれば、ステップB7に進み、処理すべき画地領域に
隣接画地を付加して、新たな画地領域について、現在設
定されている縮尺及び回転角度の画地領域図形を作図可
能かどうかを計算する。
【0095】なお、隣接画地とは、画地領域の構成点を
2点以上連続して共有する別の画地をいい、1点のみの
共有は「隣接」とはしない。また、隣接画地が複数ある
場合は、最も右側(例えば、回転角0°の場合は東側)
の画地(この判断には、別の各画地中の最も右側に位置
する測点を比較する。)を優先する。
【0096】次のステップB8では、隣接画地を付加し
た新たな画地領域について、設定条件で作図可能である
か否かを判定する。ここで、作図可能と判定したときは
(B6→YES)ステップB9に進んで、当該画地領域
に付加された新たな隣接画地の分割数算出処理済みフラ
グを“1”にした上、さらに付加し得る隣接画地を探索
し、ステップB6の隣接画地の存否判断に戻る。
【0097】ステップB6で隣接画地が存在しないと判
断されたとき(B6→NO)、並びに、ステップB8で
隣接画地を付加した作図が不能であると判断されたとき
は(B8→NO)、ステップB10に進んで、分割数D
nを現在値から“+1”インクリメントする。すなわ
ち、ステップB10では、分割数Dnを、分割可能性を
確認した数に更新する。次いで、ステップB11で、分
割数算出処理済みフラグが“0”である画地があるかど
うかを調べて、作図可能とされた画地領域以外に、未処
理の画地があるか否かを判定する。
【0098】ステップB11で未処理画地があると判定
されたときは、ステップB3に戻り、新たな基準画地を
決定し、ステップB4で作図可能であると判定し、ステ
ップB11で未処理画地があると判定している間は(B
4,B11→YES)、ステップB3〜B11の処理を
繰り返す。そして、ステップB11で未処理画地がない
と判定されると(B11→NO)、ステップB10で置
数した分割数Dnの値を分割数バッファの対応する領域
に格納した上、この条件での方法(ロ)での分割数算出
を終了し、分属方法(ハ)による分割数判定(図14,
15)の第1ステップ(C1)に移行する。
【0099】〔方法(ハ)による分割数の算出〕図14
及び図15は分属方法(ハ)による分割数Dnの算出手
順を表わすフローチャートである。このフローの第1ス
テップC1では、分属方法(ハ):“測点を結んだ分割
線での分属”による計算条件、即ち、分属方法(ハ)に
おける分割ルール及びステップA5,A6で与えられた
縮尺及び回転角度の条件を設定して、当該土地区画の全
測点の分割数算出処理済みフラグを“0”にリセット
し、続いて、ステップC2で分割数Dnを値“0”に置
数する。
【0100】次のステップC3では、未処理の測点のう
ち最も右側(例えば、回転角0°の場合の方位でいうと
東側)に位置する測点と、この測点に隣接する2つの測
点(隣接点)を基準測点グループとし、現在設定されて
いる縮尺及び回転角度での基準測点グループで構成され
る線図形の領域の大きさ(縦横サイズ)を計算し、続く
ステップC4で、当該線図形が作画エリアAR,AL内
に作図可能かを判定する。ここで、作図不可能であれば
(C4→NO)、直ちに、ステップC5でエラー処理を
行う。このエラー処理により、現在設定されている縮尺
及び回転条件で方法(ハ)により作図はできないとし
て、方法(ハ)での分割数算出を終了し、分属方法
(ニ)による分割数判定(図16)の第1ステップ(D
1)に移行する。
【0101】これに対して、ステップC4で、設定され
た縮尺及び回転条件で方法(ハ)により、基準測点グル
ープで構成される線図形の作図が可能であると判定され
ると(C4→YES)、当該図形を構成する各測点の分
割数算出処理済みフラグを“1”にした上、ステップC
6(図15)に進んで、現在処理中の測点グループ(基
準測点グループ又は基準測点グループと付加された隣接
測点から成る測点グループ)に隣接する新たな測点を探
索し、新たな測点を付加した測点グループの図形が作図
可能であるかどうかを計算する。この場合、作図可能な
隣接測点が複数ある場合は、同一画地内の隣接点、隣接
画地の隣接点の順で優先して付加していく。
【0102】次のステップC7では、上述の探索計算の
結果に基づいて作図可能な隣接測点があるか否かを判定
し、新たに作図可能な測点が存在するときは(C7→Y
ES)、ステップC8に進んで、新たな測点を測点グル
ープに付加登録し、当該測点の分割数算出処理済みフラ
グを“1”にした上、ステップC6の作図可能隣接点の
探索計算に戻る。
【0103】ステップC7で新たな作図可能隣接点は存
在しないと判断されたときは(C7→NO)、ステップ
C9で、分割数Dnを現在値から“+1”インクリメン
トしてステップC10に進む。ステップC10では、分
割数算出処理済みフラグを調べて、作図可能とされた測
点グループ以外に、未処理の測点があるか否かを判定す
る。
【0104】ステップC10で未処理画地があると判定
されたときは、ステップC3に戻り、新たな測点グルー
プを決定し、ステップC4で作図可能であると判定し、
ステップC10で未処理測点があると判定している間は
(C4,C10→YES)、ステップC3〜C10の処
理を繰り返す。そして、ステップC10で未処理測点が
ないと判定されると(C10→NO)、ステップC9で
置数した分割数Dnの値を分割数バッファの対応する領
域に格納した上、この条件での方法(ハ)での分割数算
出を終了し、分属方法(ニ)による分割数判定(図1
6)の第1ステップ(D1)に移行する。
【0105】〔方法(ニ)による分割数の算出〕図16
は分属方法(ニ)による分割数Dnの算出手順を表わす
フローチャートである。このフローの第1ステップD1
では、分属方法(ニ):“その他の分割線での分属”に
よる計算条件、即ち、分属方法(ニ)における分割ルー
ル及びステップA5,A6で与えられた縮尺及び回転角
度の条件を設定する。
【0106】次のステップD2では、全パート図形の用
紙上での矩形サイズ(縦横サイズ)を、現在設定されて
いる縮尺及び回転角度で算出し、続くステップD3で
は、用紙の作図エリアの縦横サイズXR,YRを一方眼
とするメッシュ分割を行い、両縦横サイズからメッシュ
分割に必要な図面の枚数Nを算出する。そして、算出さ
れた必要枚数Nから、全パート図形の外側で図形のない
メッシュ部分(空白部分)の数を差し引いて分割数Dn
とし、方法(ニ)での分割数算出を終了し、ステップA
5,A6の新たな縮尺又は回転角度の決定段階にリター
ンする。
【0107】なお、図16で説明した分属方法(ニ)の
“その他の分割線での分属”は、設定された何れかの縮
尺(1/250,1/500)及び回転位置(θ)の全
パート図形を作図エリアのサイズで一律に分割するよう
にしているので、分属方法(イ)〜(ハ)の何れを適用
しても作図エリア(AR,AL)に収まる分割図形が得
られない場合であっても(A2,A4,B4,C4→N
O)、必ず、全パート図形を分割して作図エリアに配置
可能な一律分割図形が得られる。
【0108】以上の説明は「分割数優先」が設定されて
いる場合であるが、「分割数優先」が設定されていない
場合には、分属方法を(ロ)→(ハ)→(ニ)の順で優
先する。例えば、図示のステップA4(→NO)の後段
とステップA8との間に、ステップA5〜A7に代っ
て、ステップA1〜A4と同様に構成され、図12・図
13及び図14・図15と同様の分割ルールに従って分
属方法(ロ),(ハ)によりレイアウトを行う段階が、
順次、縦続し、その後、図15と同様の分割ルールに従
って分属方法(ニ)によるレイアウトを行う段階が続く
処理ステップ群が介挿される。
【0109】〔オートレイアウト例〕図17〜図19
は、図3の図面例に、図6、図7及び図10〜図16で
説明した自動レイアウト処理を適用した場合の図面出力
例を示す。この例では、初めの「オートレイアウト」
(図6:S74〜S77)では、縮尺と回転の両者を変
更しても、全パート図形A〜Cを作図エリアARに配置
不可能と判定され(S75,S77→NO)、「分属図
オートレイアウト」(図7:S78)に進む。
【0110】「分属図オートレイアウト」においては、
分属方法(イ)による第1分属図レイアウト段階(図1
0:A1〜A4)で、縮尺と回転の両者を変更しても、
求積地・残地間境界線“7”−“8”−“9”で求積地
B,Cの図形と残地Aの図形を作図エリアAR,ALに
配置することは不可能と判定され(A2,A4→N
O)、第2分属図レイアウト段階(図10〜図11:A
5〜A7)に進む。
【0111】第2分属図レイアウト段階においては、縮
尺と回転の両者を変更しつつ、分属方法(ロ)〜(ニ)
により分割数Dnを求める(図12〜図16)。ここ
で、分属方法(ロ)の“その他の境界線での分属”で
は、その他の境界線“2”−“5”−“8”−“7”,
“2”−“5”−“8”−“9”では、作図エリアA
R,ALに配置不可能と判定される(図12:B4→N
O)。
【0112】分属方法(ハ)の“測点を結んだ分割線で
の分属”によると、図18及び図19に示される縮尺及
び回転位置で、測点“4”,“5”,“6”を結ぶ境界
線PQで分筆画地B,Cを分割し、測点“7”,
“8”,“9”を結ぶ境界線RSで分筆画地B・C−A
間を分割すると、分割数Dn=“3”が得られる(図1
5:C9)。また、分属方法(ニ)の“その他の分割線
での分属”によって分割数Dn=“3”が得られる(図
16:D4)。そこで、分属決定ステップ(図11:A
7)での優先順位に従って、順位の高い分属方法(ハ)
を決定する。
【0113】決定された分属方法(ハ)による分割数D
nは“3”であるから、全図配置が適用され(図9:A
9→YES)、図17に示されるように、所定縮尺の全
パート図形が第1用紙に配置され、以下、図18及び図
19に示されるように、分属方法(ハ)による分属図が
第2及び第3用紙に配置される。また、第3用紙には、
求積表配置ステップ(図7:S81,S82)で所定の
配置ルールに従って図19の左側に示されるように配置
される。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、土地区画図形を、土地区画や求積地・残地の形状及
びサイズに応じて、求積地図形と残地図形、複数の求積
地間境界線分割図形又は測点分割図形、或いは、複数の
一律分割図形に、順次、分割して分属図が得られるよう
にしているので、準則遂条解説書を熟知せず土地形状や
分筆地積測量図の作画技術に未熟なユーザでも、簡単な
操作により短時間で自動的に分属図作画用図形データを
作成することができ、大幅な時間短縮と経費節減を可能
にする。しかも、分割された各図形の縮尺及び方位
(θ)が同一であるから、地積測量図用紙の作画エリア
に描かれる分属図は、土地形状や分筆地のつながりが分
かり易く、綺麗なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による地積測量図
自動レイアウト機能を有する図形情報処理システムの概
略的ハードウエア構成ブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による画地データ
ベースの構成例を表わす図である。
【図3】図3は、分筆される土地区画の全体図面の一例
を表わす図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による地積測量図
作成手順を示すメインフローチャートである。
【図5】図5は、この発明の一実施例による地積測量図
面作成画面の一例を表わす図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による地積測量図
自動レイアウト(オートレイアウト)の手順を示すフロ
ーチャートの一部である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による地積測量図
自動レイアウト(オートレイアウト)の手順を示すフロ
ーチャートの他部である。
【図8】図8は、縮尺及び回転角度の優先度を説明する
ための図である。
【図9】図9は、地積測量図の用紙に関する設定を説明
するための図である。
【図10】図10は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)の手順を示
すフローチャートの一部(〔1〕)である。
【図11】図11は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)の手順を示
すフローチャートの他部(〔2〕)である。
【図12】図12は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)における方
法(ロ)による分割数算出手順を示すフローチャートの
一部(〔(ロ)−1〕)である。
【図13】図13は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)における方
法(ロ)による分割数算出手順を示すフローチャートの
他部(〔(ロ)−2〕)である。
【図14】図14は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)における方
法(ハ)による分割数算出手順を示すフローチャートの
一部(〔(ハ)−1〕)である。
【図15】図15は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)における方
法(ハ)による分割数算出手順を示すフローチャートの
他部(〔(ハ)−2〕)である。
【図16】図16は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウト(分属図オートレイアウト)における方
法(ニ)による分割数算出手順を示すフローチャート
(〔(ニ)〕)である。
【図17】図17は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウトを用いて出力される地積測量図例の第1
頁である。
【図18】図18は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウトを用いて出力される地積測量図例の第2
頁である。
【図19】図19は、この発明の一実施例による分属図
自動レイアウトを用いて出力される地積測量図例の第3
頁である。
【符号の説明】
PA 画地自動取込み指示ボタン、 AL 自動レイアウト指示ボタン、 BD 分属方法表示枠、 CM コメント表示欄、 AR,AL 第1及び第2作画エリア。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の測点で規定される求積地及び残地か
    ら成る土地区画の地積測量図を、地積測量図用紙上に予
    め定められた作図エリアに配置するための地積測量図自
    動レイアウト装置であって、 土地区画を表わす図形について、複数の縮尺及び回転位
    置を設定する条件設定手段と、 設定された縮尺及び回転位置での土地区画図形のサイズ
    が作図エリアのサイズ以下にならないとき、当該土地区
    画を求積地・残地間境界線で分割して得られる求積地及
    び残地を表わす求積地及び残地図形について、設定され
    た縮尺及び回転位置でのサイズを算出する第1算出手段
    と、 各縮尺及び各回転位置での求積地図形及び残地図形のサ
    イズを作図エリアのサイズと比較する第1比較手段と、 求積地図形及び残地図形のサイズが作図エリアのサイズ
    以下のときの縮尺及び回転位置で、求積地図形及び残地
    図形を作図エリア内に作図するための図形データを生成
    する第1分属図生成手段と、 求積地図形及び残地図形のサイズが作図エリアのサイズ
    以下にならないとき、当該土地区画を求積地間境界線又
    は測点で分割して得られる土地区画部分を表わす求積地
    間境界線分割図形又は測点分割図形について、設定され
    た縮尺及び回転位置でのサイズを算出する第2算出手段
    と、 各縮尺及び各回転位置での求積地間境界線分割図形又は
    測点分割図形のサイズを作図エリアのサイズと比較する
    第2比較手段と、 求積地間境界線分割図形又は測点分割図形のサイズが作
    図エリアのサイズ以下のときの縮尺及び回転位置で、当
    該求積地間境界線又は測点分割図形を作図エリア内に作
    図するための図形データを生成する第2分属図生成手段
    と、 求積地間境界線分割図形及び測点分割図形のサイズが作
    図エリアのサイズ以下にならないとき、設定された何れ
    かの縮尺及び回転位置の土地区画図形が作図エリアのサ
    イズで分割された一律分割図形を作図エリア内に作図す
    るための図形データを生成するフリー分属図生成手段と
    を具備することを特徴とする地積測量図自動レイアウト
    装置。
  2. 【請求項2】条件設定手段は、回転位置に関して階動回
    転角を設定し、 第1及び第2算出手段は、土地区画図形、求積地及び残
    地図形、或いは、求積地間境界線又は測点分割図形のサ
    イズを、設定された階動回転角ずつ回転させた回転位置
    で算出し、 フリー分属図生成手段は、設定された階動回転角に基づ
    く回転位置の土地区画図形を作図エリアのサイズに分割
    することを特徴とする請求項1に記載の地積測量図自動
    レイアウト装置。
  3. 【請求項3】さらに、 土地区画図形のサイズが作図エリアのサイズ以下のとき
    の縮尺及び回転位置で、土地区画図形を作図エリア内に
    作図するための図形データを生成する非分属図生成手段
    を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の地
    積測量図自動レイアウト装置。
  4. 【請求項4】第1分属図、第2分属図、フリー分属図或
    いは非分属図生成手段で生成される図形データにより表
    わされる求積地及び残地図形、求積地間境界線又は測点
    分割図形、一律分割図形、或いは、土地区画図形の回転
    位置は、各図形の基準方位が作図エリアの基準方向に一
    致する基準回転位置に近いものを優先することを特徴と
    する請求項1〜3の何れか1項に記載の地積測量図自動
    レイアウト装置。
  5. 【請求項5】複数の測点で規定される求積地及び残地か
    ら成る土地区画の地積測量図を、地積測量図用紙上に予
    め定められた作図エリアに配置するための地積測量図自
    動レイアウト機能を有する図形情報処理装置に対して、 土地区画を表わす図形について、複数の縮尺及び回転位
    置を設定するステップと、 設定された縮尺及び回転位置での土地区画図形のサイズ
    が作図エリアのサイズ以下にならないとき、当該土地区
    画を求積地・残地間境界線で分割して得られる求積地及
    び残地を表わす求積地及び残地図形について、設定され
    た縮尺及び回転位置でのサイズを算出するステップと、 各縮尺及び各回転位置での求積地図形及び残地図形のサ
    イズを作図エリアのサイズと比較するステップと、 求積地図形及び残地図形のサイズが作図エリアのサイズ
    以下のときの縮尺及び回転位置で、求積地図形及び残地
    図形を作図エリア内に作図するための図形データを生成
    するステップと、 求積地図形及び残地図形のサイズが作図エリアのサイズ
    以下にならないとき、当該土地区画を求積地間境界線又
    は測点で分割して得られる土地区画部分を表わす求積地
    間境界線分割図形又は測点分割図形について、設定され
    た縮尺及び回転位置でのサイズを算出するステップと、 各縮尺及び各回転位置での求積地間境界線分割図形又は
    測点分割図形のサイズを作図エリアのサイズと比較する
    ステップと、 求積地間境界線分割図形又は測点分割図形のサイズが作
    図エリアのサイズ以下のときの縮尺及び回転位置で、当
    該求積地間境界線又は測点分割図形を作図エリア内に作
    図するための図形データを生成するステップと、 求積地間境界線分割図形及び測点分割図形のサイズが作
    図エリアのサイズ以下にならないとき、設定された何れ
    かの縮尺及び回転位置の土地区画図形が作図エリアのサ
    イズで分割された一律分割図形を作図エリア内に作図す
    るための図形データを生成するステップとから成る手順
    を実行させるための地積測量図自動レイアウトプログラ
    ム。
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