JP2021028794A - 求積表判定装置、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】地積測量図に含まれる求積表の自動認識精度を向上させる求積表判定装置、及び制御プログラムを提供する。【解決手段】求積表判定装置1は、撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する記憶部12と、画像データに3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する画像判定部152と、複数の数値が含まれると判定された場合、第1の所定列且つ第1の所定行の第1数値と第2の所定列且つ第2の所定行の第2数値とを抽出し、第1数値と第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、複数の数値のうちの第3の所定列且つ第3の所定行の第3数値と一致するか否かを判定する数値判定部153と、所定の計算式によって算出された値が第3数値と一致する場合、複数の数値が、地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する表判定部154と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、求積表判定装置、及び制御プログラムに関する。
従来から、不動産登記簿に記載された土地の地積及び当該土地の求積方法を示すための地積測量図が法務局において管理されている。地積測量図には、土地の地積及び当該土地の求積方法の他に、筆界点(土地の境界線を示す閉多角形の頂点座標)の座標値、筆界点間の距離、方位及び縮尺、並びに土地の地番及び隣接する土地の地番等が記載される。
法務局は、土地の所有者等から提出された地積測量図を電子データ化し、地積測量図の画像データ等を管理している。例えば、特許文献1には、地積測量図を管理するための地積測量図管理サーバについて記載されている。地積測量図管理サーバは、地積測量図を示す画像データを記憶する機能を有するとともに、土地家屋調査士によって入力された地番及び地積を示すデータを記憶する機能を有する。
特開2004−206434号公報
土地が分筆又は合筆された場合、市町村の担当部署が当該土地の地積測量図を参照して、課税の基礎となる地番図を修正する作業を行う。地番図を修正する作業に用いられる地積測量図は、紙に印字されたものや画像データであることが多かった。このような場合では、地番図の修正担当者は、地積測量図内の求積表を視認し、キーボード等の入力装置を用いて該求積表の数値及び文字を電子計算機に入力しなければならず、情報の入力間違いが発生する場合があった。
また、求積表は、求積方法又は作成者によってフォーマットが異なっているため、OCR(Optical Character Recognition/Reader)によって、地積測量図を示す画像データから求積表に対応する数値データ及び文字データが取得できたとしても、地番図の修正担当者が、どの数値データ及び文字データが、求積表に対応するのかを判断する必要があった。さらに、OCRによって電子データ化された数値は、誤認識によって地積測量図に記載された数値とは異なる数値がデータ化されることがあった。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、地積測量図に含まれる求積表の自動認識精度を向上させる求積表判定装置、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る求積表判定装置は、撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する記憶部と、画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する画像判定部と、複数の数値が含まれると判定された場合、複数の数値のうち、第1の所定列且つ第1の所定行の第1数値と第2の所定列且つ第2の所定行の第2数値とを抽出し、第1数値と第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、複数の数値のうちの第3の所定列且つ第3の所定行の第3数値と一致するか否かを判定する、数値判定部と、所定の計算式によって算出された値が第3数値と一致する場合、複数の数値が、地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する表判定部と、を備える。
また、本発明に係る求積表判定装置において、所定の計算式は、第3の所定行が求積表の開始行である場合の開始行計算式と、第3の所定行が求積表の終了行である場合の終了行計算式と、第3の所定行が開始行でなく且つ終了行でない場合の途中行計算式とを含み、表判定部は、開始行計算式、終了行計算式、及び途中行計算式のそれぞれによって算出された値が、対応するそれぞれの第3数値と一致する場合、複数の数値が、地積測量図の求積表の数値部分であると判定することが好ましい。
また、本発明に係る求積表判定装置において、表判定部は、途中行計算式によって算出された値が、対応する第3数値と一致し、且つ、開始行計算式によって算出された値が、対応する第3数値と一致しない場合、複数の数値が、求積表を分割した分割求積表の数値部分であると判定することが好ましい。
また、本発明に係る求積表判定装置において、表判定部は、途中行計算式によって算出された値が、対応する第3数値と一致し、且つ、終了行計算式によって算出された値が、対応する第3数値と一致しない場合、複数の数値が、求積表を分割した分割求積表の数値部分であると判定することが好ましい。
また、本発明に係る求積表判定装置において、表判定部によって、分割求積表の数値部分であると判定された複数の数値が、少なくとも2つ存在する場合、数値判定部は、少なくとも2つの複数の数値を、第1の所定列、第2の所定列及び第3の所定列が一致するように再配列することにより、1つの複数の数値を生成し、開始行計算式、終了行計算式、及び途中行計算式のそれぞれによって算出された値が、対応するそれぞれの第3数値と一致する場合、生成された1つの複数の数値が、地積測量図の求積表の数値部分であると判定することが好ましい。
本発明に係る制御プログラムは、撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する記憶部を備えるコンピュータを制御する制御プログラムであって、画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する画像判定ステップと、複数の数値が含まれると判定された場合、複数の数値のうち、第1の所定列の第1の所定行の第1数値と第2の所定列の第2の所定行の第2数値とを抽出し、第1数値と第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、複数の数値のうちの第3の所定列の第3の所定行の第3数値と一致するか否かを判定する、数値判定ステップと、所定の計算式によって算出された値が第3数値と一致する場合、複数の数値が、地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する表判定ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明に係る求積表判定装置、及び制御プログラムによって、地積測量図に含まれる求積表を構成する各数値の自動認識精度を向上させることが可能となる。
求積表判定装置の概要を説明するための説明図である。 求積表判定装置の概略構成の一例を示す図である。 メイン処理の動作フローの一例を示す図である。 表判定処理の動作フローの一例を示す図である。 分割表判定処理の動作フローの一例を示す図である。 出力処理の動作フローの一例を示す図である。 分割表結合処理の動作フローの一例を示す図である。 (a)は、地積測量図の一例を説明するための図であり、(b)は、地積測量図に含まれる求積表の一例を示す図である。 (a)は、要素画像領域の一例を示す図であり、(b)は、数値のみを検出した複数の要素画像領域の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、表判定式及び該表判定式で用いられる数値Xの一例である。 第1分割表及び第2分割表の結合可能性の判定に用いられる表判定式の一例である。 表判定式及び該表判定式で用いられる数値Xの一例を示す図である。 表判定式及び該表判定式で用いられる数値Xの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(求積表判定装置の概要)
図1は、本実施形態の求積表判定装置の概要を説明するための説明図である。求積表判定装置は、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC,Personal Computer)である。求積表判定装置は、サーバ装置でもよい。求積表判定装置は、タブレット端末又はタブレットPC等でもよい。
求積表判定装置は、撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する。図1の(1)に示すように、地積測量図は、所定の用紙に、印字又は手書きで求積表等が記載されたものである。撮像装置は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を備えるイメージスキャナである。撮像装置において、撮像素子によって被写体(地積測量図の表面)の画像が生成され、生成された画像から所定のファイル形式の画像データが生成される。一筆の土地に対して複数の地積測量図が作成されている場合、撮像装置によって、複数の地積測量図の画像データが取得される。
求積表判定装置は、記憶された画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する。例えば、求積表判定装置は、表を構成する縦罫線及び横罫線を識別することによって、各セル内の文字及び数値を自動認識する公知の手法を用いて、表の各セルに対応する数値及び/又は文字を認識する。求積表判定装置は、数値だけが含まれていると認識されたセルを判定し、数値だけが含まれるセルが、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置されているか否かを判定する。
求積表判定装置は、横罫線及び/又は縦罫線を用いない表の場合、罫線に対応する白地帯状の画像領域を識別することによって、表を構成する各セルを識別し、各セル内の文字及び数値を自動認識する公知の手法を用いてもよい。
求積表判定装置は、記憶された画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれると判定した場合、複数の数値のうち、予め定められた位置(セル)の数値を抽出する。図1の(2)に示す例では、求積表判定装置によって、画像データに、4行且つ3列の配列に従って配置された複数の数値が含まれると判定されている。求積表判定装置は、判定された複数の数値のうち、最も上の行の数値のうちの最も左の列の数値を第1数値として抽出する。以降、最も上の行を1行目、1行目の次の行を2行目と称し、同様に「n」行目の次の行を「n+1」行目と称する。また、最も左の列を1列目、1列目の右隣の列を2列目と称し、同様に「m」列目の右隣の列を「m+1」列目と称する。例えば、最も左の列の数値のうち最も上の行を、1行目且つ1列目と称する。
図1の(2)に示すように、求積表判定装置は、1行目且つ1列目の数値を第1数値として抽出した後、2行目且つ2列目の数値を第2数値として抽出する。次に、求積表判定装置は、2行目且つ3列目の数値を第3数値として抽出する。さらに、求積表判定装置は、3行目且つ1列目の数値を第4数値として抽出する。
求積表判定装置は、第1数値と第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、第3数値と一致するか否かを判定する。図1の(2)に示す例では、所定の計算式は「(第4数値−第1数値)×第2数値」である。すなわち、図1の(2)に示す求積表は、公知の「座標求積法」の手順を示す求積表であり、且つ、1列目がX座標を示し、2列目がY座標を示し、3列目が(Xn+1−Xn-1)Yn(n:行番号)を示す場合、(「1列目の『n+1』行目の数値」−「1列目の『n−1』行目の数値」)×「2列目の『n』行目の数値」は、「3列目の『n』行目の数値」と一致しなければならない。
「座標求積法」の手順を示す求積表では、4列目、5列目、・・・が(Xn+1−Xn-1)Yn(n:行番号)を示す場合がある。このような場合では、第3数値は、n行目且つ4列目の数値、n行目且つ5列目の数値、・・・である。
「座標求積法」の手順を示す求積表において、点名が数値のみで構成される場合、2列目がX座標を示し、3列目がY座標を示す場合がある。このような場合では、第1数値は、n−1行目且つ2列目の数値であり、第2数値は、n行目且つ3列目の数値であり、第3数値は、n行目且つ4列目(又は5列目、6列目、・・・)の数値であり、第4数値は、n+1行目且つ第2列の数値である。求積表判定装置は、それぞれの条件ごとに所定の計算式が成立するか否かを判定する。
求積表判定装置は、所定の計算式によって算出された値が第3数値と一致する場合、4行且つ3列の配列に従って配置された複数の数値が、地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する。求積表判定装置は、地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定された複数の数値を、記憶し及び/又は表示する。
このように、求積表判定装置は、表を構成する各数値を認識した後に、求積表を構成する各数値の関係を示す処置の計算式を用いて、認識された表が求積表であるか否かを判定することができる。地積測量図は、求積表のほかに、基準点を示す表や引照点を示す表が含まれる場合があるが、本実施形態の求積表判定装置によって、地積測量図に含まれる求積表の自動認識精度を向上させることが可能となる。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
(求積表判定装置1)
図2は、求積表判定装置1の概略構成の一例を示す図である。
求積表判定装置1は、地積測量図の画像データから、所定の配列に従って配列された複数の数値を判定し、判定された複数の数値が、求積表の少なくとも一部であるか否かを判定する処理を実行する機能を有する。求積表判定装置1は、上述のような機能を実現するために、例えば、通信部11、記憶部12、操作部13、表示部14及び処理部15を備える。
通信部11は、撮像装置から送信された画像データを受信し、受信した画像データを処理部15に渡す。通信部11は、Bluetooth(登録商標)の通信方式に従った近距離無線通信を行い、撮像装置との間で端末間無線通信を確立させて、直接無線通信を行う。近距離無線通信の通信方式は、Bluetooth(登録商標)に限定されず、例えば、Bluetooth Low Energy等であってもよい。また、通信部11は、近距離無線通信を行うためのものに限定されず、例えば、通信部11は、赤外線通信等による各種信号を受信してもよい。この場合、通信部11は、撮像装置から受信した所定の電波を特定の信号に変調して画像データを生成する。また、通信部11は、USB(Universal Serial Bus)等と接続するためのインターフェース、有線又は無線のLAN(Local Area Network)の通信インターフェース等を含む、通信インターフェース等であってもよい。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ装置、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。記憶部12は、処理部15での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、制御プログラム及びデータ等を記憶する。記憶部12に記憶されるドライバプログラムは、通信部11を制御する通信デバイスドライバプログラム、操作部13を制御する入力デバイスドライバプログラム、及び、表示部14を制御する出力デバイスドライバプログラム等である。記憶部12に記憶される制御プログラムは、後述する各種処理を実行するためのアプリケーションプログラム等である。記憶部12に記憶される各種プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部12にインストールされてもよい。記憶部12に記憶されるデータは、地積測量図の画像データ、求積表の少なくとも一部を構成する数値データ等である。また、記憶部12は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部13は、例えば、キーボード、マウス、又は、タッチパネル等のポインティングデバイスである。ユーザは、操作部13を用いて、文字、数字及び記号、若しくは、表示部14の表示画面上の位置等を入力することができる。操作部13は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、処理部15に供給される。
表示部14は、液晶ディスプレイである。なお、表示部14は、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等でもよい。表示部14は、処理部15から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。
処理部15は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部15は、求積表判定装置1の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。処理部15は、記憶部12に記憶されているプログラム及びユーザによる操作部13の操作に応じて入力された各種指示等に基づいて、各種情報処理を適切な手順で実行し、且つ、通信部11及び表示部14の動作を制御する。処理部15は、記憶部12に記憶されているオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム及び制御プログラムに基づいて各種情報処理を実行する。また、処理部15は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
処理部15は、少なくとも取得部151、画像判定部152、数値判定部153、表判定部154、及び出力制御部155を備える。これらの各部は、処理部15が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして求積表判定装置1に実装されてもよい。
以下、図3〜7に示される各種フローチャート、並びに、図8〜11に示される地積測量図、求積表及び表判定式を参照して、求積表の判定方法の一例について説明する。
(メイン処理)
図3は、求積表判定装置1の取得部151、画像判定部152、数値判定部153、表判定部154、及び出力制御部155によるメイン処理の動作フローの一例を示す図である。このメイン処理は、予め記憶部12に記憶されている制御プログラムに基づいて、主に処理部15により、求積表判定装置1の各要素と協働して実行される。
まず、取得部151は、通信部11によって受信された地積測量図600の画像データを取得する(ステップS101)。一筆の土地に対して複数の地積測量図が作成されている場合、取得部151は、通信部11によって受信された複数の地積測量図600の画像データを取得してもよい。
次に、取得部151は、取得した一又は複数の画像データを記憶部12に記憶する(ステップS102)。図8(a)は、一の地積測量図600の一例を示す図である。地積測量図600には、地積及び地積の求積方法が、求積表610によって示されている。また、地積測量図600には、筆界点の座標値、筆界点間の距離、方位及び縮尺、並びに土地の地番及び隣接する土地の地番等が記載される。
図8(b)は、一の地積測量図600に含まれる求積表610の一例を示す図である。一般に、求積表の項目(列)の少なくとも一部は、求積方法に応じて又は作成者に応じて、他の求積表と異なる場合がある。求積表610の行数は、筆界点の数に応じた数である。求積表610は、作成者が定めた行数に基づいて複数の表に分割されてもよい。以降、複数に分割された求積表610のそれぞれを、分割表と称する場合がある。
次に、画像判定部152は、記憶部12に記憶された地積測量図600の画像データを読み出し、地積測量図600の画像データ内に、それぞれが所定行数及び所定列数の表のセルに対応する複数の要素画像領域611が含まれるか否かを判定する(ステップS103)。取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合、画像判定部152は、記憶部12に記憶された複数の地積測量図600の画像データを読み出し、各地積測量図600の画像データ内に、それぞれが所定行数及び所定列数の表のセルに対応する複数の要素画像領域611が含まれるか否かを判定する。
図9(a)は、要素画像領域611の一例を示す図である。例えば、画像判定部152は、横罫線及び/又は縦罫線を識別することによって、又は、罫線に対応する白地帯状の画像領域を識別することによって、表を構成する各セルを識別し、各セル内の文字及び数値を自動認識する公知の手法を用いて、5行及び4列に配置された複数の要素画像領域611を判定する。
画像判定部152は、地積測量図600の画像データ内に、それぞれが表のセルに対応する複数の要素画像領域が含まれないと判定した場合(ステップS103−No)、メイン処理を終了する。取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合、画像判定部152は、全ての地積測量図600の画像データ内に、それぞれが表のセルに対応する複数の要素画像領域が含まれないと判定した場合、メイン処理を終了する。
画像判定部152によって、地積測量図600の画像データ内に、それぞれが表のセルに対応する複数の要素画像領域が含まれると判定された場合(ステップS103−Yes)、数値判定部153は、複数の要素画像領域のそれぞれについて、文字、数値又は記号を検出する(ステップS104)。
数値判定部153は、数値のみを検出した要素画像領域611aを特定し、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aが3行以上3列以上の配列に従って配置されているか否かを判定する(ステップS105)。図9(b)は、4行3列の配列に従って配置されている、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aの一例を示す図である。
数値判定部153は、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aを特定できなかった場合、又は、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aが3行以上3列以上の配列に従って配置されていないと判定した場合(ステップS105−No)、ステップS107に処理を進める。数値判定部153は、取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合において、一の地積測量図600の画像データ内に、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aを特定できなかった場合、又は、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aが3行以上3列以上の配列に従って配置されていないと判定した場合、一の地積測量図600の画像データに対して処理済みを示す情報を対応付ける。
数値判定部153によって、数値のみを検出した複数の要素画像領域611aが3行以上3列以上の配列に従って配置されていると判定された場合(ステップS105−Yes)、表判定部154は、表判定処理を実行する(ステップS106)。表判定処理の詳細は後述する。
次に、表判定部154は、少なくともステップS104及びステップS105の処理で用いられた複数の要素画像領域611以外の他の複数の要素画像領域611が、地積測量図600の画像データ内に含まれるか否かを判定する(ステップS107)。取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合、画像判定部152は、処理済みを示す情報が対応付けられていない地積測量図600の画像データ内に、少なくともステップS104及びステップS105の処理で用いられた複数の要素画像領域611以外の他の複数の要素画像領域611が含まれるか否かを判定する。
表判定部154は、他の複数の要素画像領域611が地積測量図600の画像データ内に含まれると判定した場合(ステップS107−Yes)、ステップS104に処理を戻す。取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合、表判定部154は、処理済みを示す情報が対応付けられていない地積測量図600の画像データ内に、少なくともステップS104及びステップS105の処理で用いられた複数の要素画像領域611以外の他の複数の要素画像領域611が含まれると判定した場合、ステップS104に処理を戻す。
表判定部154によって、他の複数の要素画像領域611が地積測量図600の画像データ内に含まれないと判定された場合(ステップS107−No)、出力制御部155は、出力処理を実行し(ステップS108)、メイン処理を終了する。出力処理の詳細は後述する。取得部151によって複数の地積測量図600の画像データが取得されている場合、表判定部154によって、処理済みを示す情報が対応付けられていない地積測量図600の画像データ内に、少なくともステップS104及びステップS105の処理で用いられた複数の要素画像領域611以外の他の複数の要素画像領域611が含まれないと判定された場合、出力制御部155は、出力処理を実行し、メイン処理を終了する。
(表判定処理)
図4は、求積表判定装置1の表判定部154による表判定処理の動作フローの一例を示す図である。図4に示される表判定処理は、図3に示すメイン処理のステップS106において実行される。
まず、表判定部154は、列の数(m)に1を設定し、行の数(n)に2を設定する(ステップS201)。
次に、表判定部154は、ステップS105において、3行以上3列以上の配列に従って配置されている複数の要素画像領域611aのそれぞれから検出した各数値Xを、複数の要素画像領域611aの配列に従って記憶部12に記憶する。次に、表判定部154は、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうち、「m」列目且つ「n−1」行目の数値X(m,n−1),「m」列目且つ「n+1」行目の数値X(m,n+1),及び、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X(m+1,n)を取得する(ステップS202)。
次に、表判定部154は、3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうち、「m+α」列目且つ「n」行目の数値X(m+α,n)を取得する(ステップS203)。ステップS203におけるαは、例えば2であるが、予め求積表の形式が判明している場合は、ユーザによって設定された整数でもよい。
次に、表判定部154は、ステップS202及びS203において取得した、数値X(m,n−1),数値X(m,n+1),数値X(m+1,n)及び数値X(m+α,n)について、表判定式が成立するか否かを判定する(ステップS204)。例えば、「座標求積法」に基づく表判定式(途中行計算式)は、(数値X(m,n+1)−数値X(m,n−1))×(数値X(m+1,n)=数値X(m+α,n)である。図10(a)は、列の数(m)が1に設定され、行の数(n)が2に設定された場合の数値X(m,n−1),数値X(m,n+1),数値X(m+1,n)及び数値X(m+α,n)の一例と、「座標求積法」に基づく表判定式(途中行計算式)の一例とを示す図である。
表判定部154は、表判定式が成立すると判定した場合(ステップS204−Yes)、成立した判定式における「m」、「n」及び「α」、並びに、各数値Xを記憶部12に記憶し(ステップS205)、ステップS210に処理を進める。
表判定部154は、表判定式が成立しないと判定した場合(ステップS204−No)、αに1を加算し(ステップS206)。3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xの中に、数値X(m+α,n)が含まるか否かを判定する(ステップS207)。
表判定部154は、数値X(m+α,n)が含まれると判定した場合(ステップS207−Yes)、ステップS203に処理を戻す。
表判定部154は、数値X(m+α,n)が含まれないと判定した場合(ステップS207−No)、列の数(m)に1を設定し、行の数(n)に1を加算する(ステップS208)。
次に、表判定部154は、3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xの中に、数値X(m,n+1)が含まるか否かを判定する(ステップS209)。
表判定部154は、数値X(m,n+1)が含まれると判定した場合(ステップS209−Yes)、ステップS202に処理を戻す。
表判定部154は、数値X(m,n+1)が含まれないと判定した場合(ステップS209−No)、ステップS210に処理を進める。
なお、表判定部154は、ステップS210の処理を実行する前に、ステップS201を、「列の数(m)に2以上の整数を設定し、行の数(n)に2を設定する」処理に変更し、且つ、ステップS208を「列の数(m)に2以上の整数を設定し、行の数(n)に1を加算する」処理に変更して、ステップS201〜S209を再実行してもよい。これにより、表判定部154は、Xが2列目以降にある場合を検証することができる。
また、ステップS210の処理を実行する前に、ステップS202及びS203において取得された複数の数値Xの組合せ以外の数値Xの組合せ、及び、ステップS204で用いられた表判定式以外の表判定式(途中行計算式)によって、ステップS204〜S209が再実行されてもよい。
例えば、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうちの、「m+1」列目且つ「n−1」行目の数値X(m+1,n−1),「m+1」列目且つ「n+1」行目の数値X(m+1,n+1),「m」列目且つ「n」行目の数値X(m,n)、及び、「m+α」列目且つ「n」行目の数値X(m+α,n)との組合せ、並びに、(数値X(m+1,n+1)−数値X(m+1,n−1))×(数値X(m,n)=数値X(m+α,n)との表判定式(途中行計算式)によってステップS204〜S209が再実行されてもよい。
記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうちの、「m+1」列目且つ「n−1」行目の数値X(m+1,n−1),「m+1」列目且つ「n+1」行目の数値X(m+1,n+1),及び、「m+2」列目且つ「n」行目の数値X(m+2,n)、「m」列目且つ「n」行目の数値X(m,n)との組合せ、並びに、(数値X(m+1,n+1)−数値X(m+1,n−1))×(数値X(m+2,n)=数値X(m,n)との表判定式(途中行計算式)によってステップS204〜S209が再実行されてもよい。
「座標求積法」に基づく表判定式は、上述した各表判定式に限定されない。例えば、表判定式(途中行計算式)は、(数値X(Ma,n+1)−数値X(Ma,n−1))×(数値X(Mb,n)=数値X(Mc,n)でもよく、この場合、「Ma」、「Mb」及び「Mc」の組合せは、それぞれ他と同一でない任意の数の組合せである(例えば、「Ma」=3、「Mb」=2、「Mc」=6等)。例えば、記憶部12が、「Ma」を示す自然数、「Mb」(「Ma」とは異なる)を示す自然数、及び、「Mc」(「Ma」及び「Mb」とは異なる)自然数の組合せを複数記憶し、表判定部154は、記憶された順に又はランダムに記憶部12から「Ma」、「Mb」及び「Mc」の組合せを抽出して、表判定式(途中行計算式)に適用してもよい。また、表判定部154は、例えば現在時刻を種とした疑似乱数を発生させ、発生させた疑似乱数に基づいて所定範囲内(例えば、1以上20以下)の3つの自然数(それぞれ他と同一でない)を算出し、それぞれを「Ma」、「Mb」及び「Mc」とし、表判定式(途中行計算式)に適用してもよい。なお、Ma」、「Mb」及び「Mc」の組合せの適用回数は任意の回数(例えば100回)以下である。
そして、ステップS210において、表判定部154は分割表判定処理を実行し、表判定処理を終了する。分割表判定処理の詳細は後述する。
(分割表範囲処理)
図5は、求積表判定装置1の表判定部154による分割表判定処理の動作フローの一例を示す図である。図5に示される分割表判定処理は、図4に示す表判定処理のステップS210において実行される。
まず、表判定部154は、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xについて、表判定処理のステップS204において表判定式が一度も成立しなかったか否かを判定する(ステップS301)。
表判定部154は、表判定処理のステップS204において表判定式が一度も成立しなかった場合(ステップS301−Yes)、分割表判定処理を終了する。
表判定部154は、表判定処理のステップS204において表判定式が成立した場合(ステップS301−No)、列の数(m)として、ステップS205において記憶された「m」(ステップS204において表判定式が成立すると判定された複数の数値Xにおける「m」)を設定し、行の数(n)として、ステップS205において記憶された複数の数値X(ステップS204において表判定式が成立すると判定された複数の数値X)の終了行の行数を設定する(ステップS302)。なお、表判定処理のステップS204において表判定式が成立した「3行以上3列以上の配列に従う複数の数値X」が2以上ある場合、それぞれについてステップS302以降の処理が実行される。
次に、表判定部154は、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうち、「m」列目且つ「n−1」行目の数値X(m,n−1),「m」列目且つ「1」行目の数値X(m,1),及び、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X(m+1,n)を取得する(ステップS303)。
次に、表判定部154は、3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xのうち、「m+α」列目且つ「n」行目の数値X(m+α,n)を取得する(ステップS304)。ステップS304におけるαは、ステップS205において記憶された「α」(ステップS204において表判定式が成立すると判定された複数の数値Xにおける「α」)である。
次に、表判定部154は、ステップS303及びS304において取得した、数値X(m,n−1),数値X(m,1),数値X(m+1,n)及び数値X(m+α,n)について、表判定式が成立するか否かを判定する(ステップS305)。図10(b)は、列の数(m)が1に設定された場合の数値X(m,n−1),数値X(m,1),数値X(m+1,n)及び数値X(m+α,n)の一例と、表判定式(終了行計算式)の一例とを示す図である。
表判定部154は、表判定式が成立すると判定した場合(ステップS305−Yes)、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xを、求積表として(分割表ではないものとして)記憶し(ステップS306)、分割表判定処理を終了する。
表判定部154は、表判定式が成立しないと判定した場合(ステップS305−No)、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xを、分割表として記憶し(ステップS307)、分割表判定処理を終了する。
(出力処理)
図6は、求積表判定装置1の出力制御部155による出力処理の動作フローの一例を示す図である。図6に示される出力処理は、図3に示すメイン処理のステップS108において実行される。
まず、出力制御部155は、記憶部12に記憶されている全ての「複数の数値X」を取得し、取得した全ての「複数の数値X」が求積表であるか否かを判定する(ステップS401)。
出力制御部155は、記憶部12から取得された全ての「複数の数値X」のうち、求積表であると判定した「複数の数値X」を(ステップS401−Yes)、配列に従って表示部14に表示出力する(ステップS402)。
出力制御部155は、記憶部12から取得された全ての「複数の数値X」のうち、求積表でないと判定した「複数の数値X」が(ステップS401−No)、分割表であるか否かを判定する(ステップS403)。
出力制御部155は、記憶部12から取得された全ての「複数の数値X」のうち、分割表でないと判定した「複数の数値X」を(ステップS403−No)、求積表の判定が失敗したことを示す情報(「求積表が抽出できませんでした」等の文字列の情報)を表示部14に表示出力(ステップS404)するか、あるいは、ステップS404を行わなくてもよい。
出力制御部155は、記憶部12から取得された全ての「複数の数値X」のうちの少なくとも一の「複数の数値X」が分割表であると判定した場合(ステップS403−Yes)、記憶部12に記憶されている分割表が複数であるか否かを判定する(ステップS405)。
出力制御部155は、記憶部12に複数の分割表が記憶されていないと判定した場合(ステップS405−No)、記憶部12に記憶されている分割表として記憶された複数の数値Xを配列に従って表示部14に表示出力するとともに、求積表の生成が失敗したことを示す情報(「求積表が不完全でした」等の文字列の情報)を表示部14に表示出力(ステップS406)するか、あるいは、ステップS406を行わなくてもよい。
出力制御部155は、記憶部12に複数の分割表が記憶されていると判定した場合(ステップS405−Yes)、記憶部12に分割表として記憶されている全ての「複数の数値X」を取得し、取得した全ての「複数の数値X」について分割表結合処理を実行する(ステップS407)。分割表結合処理の詳細は後述する。
出力制御部155は、記憶部12に記憶された全ての「複数の数値X」において、分割表として記憶されていない「複数の数値X」の全て又は一部を求積表として表示出力する。この場合において、出力制御部155は、分割表として記憶されていない「複数の数値X」の全て又は一部を求積表として表示出力するとともに、求積表判定の失敗に関する情報を表示出力してもよい。
次に、出力制御部155は、ステップS408における分割表判定処理によって、複数の「複数の数値X」が結合して一の求積表として成立した「結合後の複数の数値X」が結合後の求積表として記憶部12に記憶されたか否かを判定する(ステップS408)。
出力制御部155は、結合後の求積表が記憶部12に記憶されていないと判定した場合(ステップS408−No)、分割表として記憶部12に記憶され、結合して一の求積表として成立しなかった「複数の数値X」全てを配列に従って表示部14に表示出力するとともに、求積表の生成が失敗したことを示す情報(「求積表が不完全でした」等の文字列の情報)を表示部14に表示出力(ステップS409)するか、あるいは、ステップS409を行わなくてもよい。
出力制御部155は、結合後の求積表が記憶部12に記憶されていると判定した場合(ステップS408−Yes)、結合後の求積表として記憶部12に記憶された全ての「複数の数値X」を配列に従って表示部14に表示出力し(ステップS410)、出力処理を終了する。
(分割表結合処理)
図7は、求積表判定装置1の出力制御部155による分割表結合処理の動作フローの一例を示す図である。図7に示される分割表結合処理は、図6に示す出力処理のステップS407において実行される。
まず、表判定部154は、記憶部12に記憶された複数の分割表のうち、ステップS205において記憶された「m」及び「α」並びに成立すると判定した表判定式が同一である2の分割表を取得する(ステップS501)。ステップS502〜S507で用いる「m」及び「α」は、ステップS205において記憶された「m」及び「α」である。
次に、表判定部154は、取得した2の分割表のうちの一方の分割表を第1分割表とし、該第1分割表の複数の数値X1の中から、「m」列目且つ「終了行1−1」行目の数値X1(m,終了行1−1),及び、「m+1」列目且つ「終了行1」の数値X1(m+1,終了行1)を取得する(ステップS502)。
次に、表判定部154は、取得した2の分割表のうちの他方の分割表を第2分割表とし、該第2分割表の複数の数値X2の中から、「m」列目且つ「開始行2」の数値X2(m,開始行2)を取得する(ステップS503)。
次に、表判定部154は、第1分割表の複数の数値X1の中から、「m+α」列目且つ「終了行1」の数値X1(m+α,終了行1)を取得する(ステップS504)。
次に、表判定部154は、ステップS502〜S504において取得した、数値X1(m,終了行1−1),数値X1(m+1,終了行1),数値2X(m,開始行2)及び数値1X(m+α,終了行1)について、表判定式が成立するか否かを判定する(ステップS505)。図11は、第1分割表及び第2分割表の結合可能性の判定に用いられる表判定式の一例を示す図である。
表判定部154は、表判定式が成立しないと判定した場合(ステップS505−No)、ステップS507に処理を進める。
表判定部154は、表判定式が成立すると判定した場合(ステップS505−Yes)、第1分割表及び第2分割表を結合して一つの分割表を生成する(ステップS506)。例えば、第1分割表の終了行の行数を「t」とし、第2分割表の行の数を「k」とした場合、表判定部154は、第2分割表の数値X(m,k)を第1分割表のX(m,t+k)として、第1分割表の最後のレコード(終了行)の次から第2分割表を加えることで、第1分割表及び第2分割表を結合して一つの分割表を生成する。
ステップS506において、表判定部154は、第1分割表及び第2分割表を結合して一つの分割表を生成した場合、生成された一つの分割表(以下「結合分割表」と称する場合がある。)が、一つの求積表として成立するかの判定を行うために、分割表判定処理を再度実行してもよい。
この場合、まず、表判定部154は、列の数(m)として、第1分割表と第2分割表との共通の「m」の値を設定し、行の数(n)として、結合分割表の数値X12の終了行の行数(すなわち、第1分割表と第2分割表の行数を加算した行数)を設定する。
次に、表判定部154は、結合分割表の数値X12のうち、「m」列目且つ「n−1」行目の数値X12(m,n−1),「m」列目且つ「1」行目の数値X12(m,1),及び、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X12(m+1,n)を取得する。
次に、表判定部154は、「m+α」列目且つ「n」行目の数値X12(m+α,n)を取得する。「α」は、第1分割表と第2分割表とにおいて共通に用いられた「α」である。
次に、表判定部154は、取得した、数値X12(m,n−1),数値X12(m,1),数値X12(m+1,n)及び数値X12(m+α,n)について、表判定式が成立するか否かを判定する。
表判定部154は、表判定式が成立すると判定した場合、結合分割表を求積表として表示部14に表示出力してもよい。
表判定部154は、表判定式が成立しないと判定した場合、結合分割表を分割表として設定し、ステップS507に処理を進める。
ステップS507において、表判定部154は、ステップS205において記憶された「m」及び「α」が同一であり、且つ、判定に用いた表判定式が同一である2の分割表のうち、ステップS502〜S505の処理を行っていない他の2の分割表があるか否かを判定する。他の2の分割表は、例えば、第1分割表及び第2分割表が結合されなかった場合において、第1分割表及び第2分割表を入れ替えた組合せも含まれる。他の2の分割表は、第1分割表及び第2分割表を結合して生成された一つの分割表が求積表なく、且つ、ステップS506で結合された一つの分割表の他に分割表が存在する場合、該生成された一つの分割表と該他の分割表の組合せも含まれる。
表判定部154は、ステップS205において記憶された「m」及び「α」並びに成立すると判定した表判定式が同一である他の2の分割表があると判定した場合(ステップS507−Yes)、ステップS501に処理を戻す。
表判定部154は、ステップS205において記憶された「m」及び「α」並びに成立すると判定した表判定式が同一である他の2の分割表がないと判定した場合(ステップS507−No)、分割表結合処理を終了する。
以上、詳述したとおり、本実施形態の求積表判定装置1によって、地積測量図に含まれる求積表の自動認識精度を向上させることが可能となる。
(変形例1)
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、ステップS305で用いる表判定式は、図12で示す表判定式(開始行計算式)であってもよい。図12で示すように、開始行計算式で用いる数値Xは、「m」列目且つ「終了行」行目の数値X(m,終了行)、「m」列目且つ「2」行目の数値X(m,2)「m+1」列目且つ「1」行目の数値X(m+1,1)、及び「m+α」列目且つ「1」行目の数値X(m+α,1)である。
(変形例2)
例えば、ステップS505で用いる表判定式は、図13で示す表判定式であってもよい。図13で示すように、開始行計算式で用いる数値Xは、第1分割表の「m」列目且つ「終了行」行目の数値X(m,終了行),並びに、第2分割表の「m+1」列目且つ「開始行」行目の数値X(m+1,開始行),「m+α」列目且つ「開始行」行目の数値X(m+α,開始行)及び「m」列目且つ「開始行+1」行目の数値X(m,開始行+1)である。
(変形例3)
本実施形態において用いられた表判定式は、「座標求積法」に基づくものであったが、「倍面積法」に基づく表判定式であってもよい。
例えば、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xが、「m」列目且つ「1」行目の数値X(m,1),「m」列目且つ「2」行目の数値X(m,2)、「m+1」列目且つ「1」行目の数値X(m+1,1)、「m+1」列目且つ「2」行目の数値X(m+1,2)、及び「m+α」列目且つ「1」行目の数値X(m+α,1)であり、「倍面積法」が用いられる場合、表判定式(開始行計算式)は、(数値X(m,2)−数値X(m,1))×(数値X(m+1,2)−数値X(m+1,1))=数値X(m+α,1)である。
また、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xが、「m」列目且つ「終了行」の数値X(m,終了行),「m」列目且つ「1」行目の数値X(m,1)、「m+1」列目且つ「終了行」の数値X(m+1,終了行)、「m+1」列目且つ「1」行目の数値X(m+1,1)、及び「m+α」列目且つ「終了行」の数値X(m+α,終了行)であり、「倍面積法」が用いられる場合、表判定式(終了行計算式)は、(数値X(m,1)−数値X(m,終了行))×(数値X(m+1,終了行)−数値X(m+1,1))=数値X(m+α,終了行)である。
また、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xが、「m」列目且つ「n」行目の数値X(m,n),「m」列目且つ「n+1」行目の数値X(m,n+1)、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X(m+1,n)、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X(m+1,n)、「m+1」列目且つ「1」行目の数値X(m+1,1)、及び「m+α」列目且つ「n」行目の数値X(m+α,n)であり、「倍面積法」が用いられる場合、表判定式(途中行計算式)は、(数値X(m,n+1)−数値X(m,n))×((数値X(m+1,n)−数値X(m+1,1))+(数値X(m+1,n+1)−数値X(m+1,1)))=数値X(m+α,n)である。
(変形例4)
本実施形態において用いられた表判定式は、「辺長法」に基づく表判定式であってもよい。
例えば、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xが、「m」列目且つ「n」行目の数値X(m,n),「m」列目且つ「n+1」行目の数値X(m,n+1)、「m+1」列目且つ「n」行目の数値X(m+1,n)、「m+1」列目且つ「n+1」行目の数値X(m+1,n+1)、及び「m+α」列目且つ「n」行目の数値X(m+α,n)であり、「辺長法」が用いられる場合、表判定式(開始行および途中行計算式)は、((数値X(m,n+1)−数値X(m,n))2+(数値X(m+1,n+1)−数値X(m+1,n))21/2=数値X(m+α,n)である。
また、記憶部12に記憶された3行以上3列以上の配列に従う複数の数値Xが、「m」列目且つ「終了行」の数値X(m,終了行),「m」列目且つ「終了行+1」行目に相当する「開始行」の数値X(m,開始行)、「m+1」列目且つ「終了行」行目の数値X(m+1,終了行)、「m+1」列目且つ「終了行+1」行目に相当する「開始行」の数値X(m+1,開始行)、及び「m+α」列目且つ「終了行」の数値X(m+α,終了行)であり、「辺長法」が用いられる場合、表判定式(終了行計算式)は、((数値X(m,開始行)−数値X(m,終了行))2+(数値X(m+1,開始行)−数値X(m+1,終了行))21/2=数値X(m+α,終了行)である。
この場合、図3に示すメイン処理として、「座標求積法」を用いたメイン処理、「倍面積法」を用いたメイン処理、「辺長法」を用いたメイン処理を、それぞれ所定の順番で順次実行してもよい。これにより、「座標求積法」による求積表、「座標求積法」による求積表、及び「座標求積法」による求積表を自動で認識することが可能となる。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 求積表判定装置
11 通信部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 処理部
151 取得部
152 画像判定部
153 数値判定部
154 表判定部
155 出力制御部

Claims (6)

  1. 撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する記憶部と、
    前記画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する画像判定部と、
    前記複数の数値が含まれると判定された場合、
    前記複数の数値のうち、第1の所定列且つ第1の所定行の第1数値と第2の所定列且つ第2の所定行の第2数値とを抽出し、
    前記第1数値と前記第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、前記複数の数値のうちの第3の所定列且つ第3の所定行の第3数値と一致するか否かを判定する、数値判定部と、
    前記所定の計算式によって算出された値が前記第3数値と一致する場合、前記複数の数値が、前記地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する表判定部と、
    を備えることを特徴とする求積表判定装置。
  2. 前記所定の計算式は、前記第3の所定行が前記求積表の開始行である場合の開始行計算式と、前記第3の所定行が前記求積表の終了行である場合の終了行計算式と、前記第3の所定行が前記開始行でなく且つ前記終了行でない場合の途中行計算式とを含み、
    前記表判定部は、前記開始行計算式、前記終了行計算式、及び前記途中行計算式のそれぞれによって算出された値が、対応するそれぞれの前記第3数値と一致する場合、前記複数の数値が、前記地積測量図の求積表の数値部分であると判定する、請求項1に記載の求積表判定装置。
  3. 前記表判定部は、
    前記途中行計算式によって算出された値が、対応する前記第3数値と一致し、且つ、前記開始行計算式によって算出された値が、対応する前記第3数値と一致しない場合、複数の数値が、前記求積表を分割した分割求積表の数値部分であると判定する、請求項2に記載の求積表判定装置。
  4. 前記表判定部は、
    前記途中行計算式によって算出された値が、対応する前記第3数値と一致し、且つ、前記終了行計算式によって算出された値が、対応する前記第3数値と一致しない場合、前記複数の数値が、前記求積表を分割した分割求積表の数値部分であると判定する、請求項2又は3に記載の求積表判定装置。
  5. 前記表判定部によって、前記分割求積表の数値部分であると判定された複数の数値が、少なくとも2つ存在すると判定された場合、
    前記数値判定部は、
    前記少なくとも2つの複数の数値を、第1の所定列、第2の所定列及び第3の所定列が一致するように再配列することにより、1つの複数の数値を生成し、
    前記開始行計算式、前記終了行計算式、及び前記途中行計算式のそれぞれによって算出された値が、対応するそれぞれの前記第3数値と一致する場合、前記生成された1つの複数の数値が、前記地積測量図の求積表の数値部分であると判定する、請求項3又は4に記載の求積表判定装置。
  6. 撮像装置によって取得された地積測量図の画像データを記憶する記憶部を備えるコンピュータを制御する制御プログラムであって、
    前記画像データに、3行以上且つ3列以上の配列に従って配置される複数の数値が含まれるか否かを判定する画像判定ステップと、
    前記複数の数値が含まれると判定された場合、前記複数の数値のうち、第1の所定列の第1の所定行の第1数値と第2の所定列の第2の所定行の第2数値とを抽出し、前記第1数値と前記第2数値とを少なくとも用いた所定の計算式によって算出された値が、前記複数の数値のうちの第3の所定列の第3の所定行の第3数値と一致するか否かを判定する、数値判定ステップと、
    前記所定の計算式によって算出された値が前記第3数値と一致する場合、前記複数の数値が、前記地積測量図の求積表の少なくとも一部であると判定する表判定ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるための制御プログラム。
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