JP2003315820A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003315820A JP2002126374A JP2002126374A JP2003315820A JP 2003315820 A JP2003315820 A JP 2003315820A JP 2002126374 A JP2002126374 A JP 2002126374A JP 2002126374 A JP2002126374 A JP 2002126374A JP 2003315820 A JP2003315820 A JP 2003315820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルと液晶表示パネル用配線基板
との接続の信頼性を向上することのできる液晶表示装置
を提供する。 【解決手段】 複数枚の配線板6(A)…6(F)を積
層してなる液晶表示パネル用配線基板1と液晶表示パネ
ル2とを接続用可撓配線基板3を介して電気的に接続さ
せた液晶表示装置において、前記液晶表示パネル用配線
基板1を構成する配線板6のうち内層の配線板6(B)
…6(E)に形成された電源パターンおよびグランドパ
ターン9の少なくとも一方をメッシュ状にパターン形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続用可撓配線基
板を介して電気的に接続される液晶表示パネルと液晶表
示パネル用配線基板との接続の信頼性を向上させた液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から文字や図形などの各種の画像を
表示する表示装置の一種として液晶表示装置が知られて
おり、このような液晶表示装置の表示部として2枚の基
板の間に液晶が密封された液晶表示パネルが用いられて
いる。
【0003】このような液晶表示装置は、液晶表示パネ
ルに対して電気信号などを供給するため、TCP(Tape
Carrier Package)などの接続用可撓配線基板を介し
て、液晶表示パネルとバス基板などの液晶表示パネル用
配線基板とが電気的に接続されている。
【0004】前記液晶表示パネルの基板は、一般に、透
明なガラスあるいは樹脂により形成されている。
【0005】また、前記液晶表示パネル用配線基板は、
一般に、ガラス・エポキシ樹脂などの絶縁性を有する樹
脂積層板からなる絶縁基板の片面あるいは両面に銅箔等
の回路パターンを形成したプリント配線板に電子部品を
取り付けた構成のものや、銅箔等の回路パターンを形成
した1層のプリント配線板をできるだけ薄く作り可撓性
を具備する可撓配線板とし、これを多数積み重ねて接着
した多層プリント配線板に電子部品を取り付けた構成の
ものが用いられている。
【0006】従来においては、前記液晶表示パネル用配
線基板を構成する各層の配線板に形成されるグランドや
電源のラインは銅箔等のベタパターンとして形成されて
いる。また、一般に、前記多層プリント配線板の層間の
回路接続はスルーホールメッキ法により行われており、
さらに、多層プリント配線板の外部配線である接続用可
撓配線基板との接続部位の表面には、接続に用いる層の
回路に接続されている複数の電極端子からなる電極端子
群が設けられている。そして、液晶表示パネルの基板の
一辺と液晶表示パネル用配線基板とをほぼ平行に配置
し、液晶表示パネルの基板の非表示部に形成されている
電極端子群と、液晶表示パネル用配線基板の接続部位に
形成されている電極端子群とを、接続用可撓配線基板に
形成されている電極端子群によりそれぞれ電気的に接続
することで、液晶表示パネルに対して電気信号などを供
給することができるようにされている。なお、接続用可
撓配線基板の電気的な接続には、ハンダ、導電性粒子と
接着剤から形成された異方性導電膜と称される接合剤、
紫外線硬化樹脂に導電性粒子を混ぜてなる接合剤などの
各種のものから設計コンセプトなどの必要に応じて選択
使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の液晶表示装置においては、液晶表示パネルのガラス
により形成されている基板と、例えば、前述したガラス
・エポキシ樹脂により形成されているプリント配線板か
らなる液晶表示パネル用配線基板とは線膨張率に違いが
ある。例えば、ガラスの熱膨張率は8ppm/℃であ
り、前記プリント配線板の熱膨張率が13ppm/℃で
あるとすると、液晶表示パネル用配線基板が加熱によっ
て液晶表示パネルの基板より長手方向に沿って大きく膨
張・収縮することで、液晶表示パネルと液晶表示パネル
用配線基板との接続部位、詳しくは液晶表示パネル用配
線基板と接続用可撓配線基板との接続部位にストレスが
加わり、液晶表示パネルと液晶表示パネル用配線基板と
の接続の信頼性が低下するという問題点があった。
【0008】また、液晶表示パネル用配線基板を構成す
る配線板に形成される回路パターンは熱膨張率が高く、
しかも、グランドラインや電源ラインはベタパターンと
されることが多いため、液晶表示パネル用配線基板の膨
張・収縮が強調されやすかった。
【0009】特に、液晶表示パネル用配線基板の長手方
向両端の前記接続部位においては、熱収縮時に前記接続
用可撓配線基板に応力が働き、この接続用可撓配線基板
内の銅箔パターンにクラックが入って断線することが発
明者の研究の結果、明らかになっている。またさらに、
前記断線の問題は、特に、前記液晶表示パネル用配線基
板の表面に形成された前記接続用可撓配線基板との接続
部位の総面積が、前記液晶表示パネル用配線基板の表面
の総面積の50%以下である場合に顕著になっていた。
【0010】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、液晶表示パネルと液晶表示パネル用配線基板との接
続の信頼性を向上することのできる液晶表示装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の請求項1に係る液晶表示装置の特徴は、
前記液晶表示パネル用配線基板を構成する配線板のうち
内層の配線板に形成された電源パターンおよびグランド
パターンの少なくとも一方がメッシュ状にパターン形成
されている点にある。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、加熱される電源パターンおよび/またはグランド
パターンの面積を小さくすることができ、また、熱をメ
ッシュ状とされた電源パターンあるいはグランドパター
ンのメッシュの孔部分で放出させることにより、液晶表
示パネル用配線基板の加熱による膨張・収縮を低減させ
ることができる。
【0013】また、請求項2に係る液晶表示装置の特徴
は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記液晶
表示パネル用配線基板には、前記接続用可撓配線基板と
の接続に用いられる複数の接続部位が長手方向に沿って
形成されており、これらの接続部位の相互間のうちの少
なくとも1箇所に長手方向に沿って伸縮可能な伸縮部が
形成されている点にある。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、前記伸縮部により、液晶表示パネル用配線基板の
伸縮を十分に緩衝させることができる。
【0015】さらに、請求項3に係る液晶表示装置の特
徴は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記液
晶表示パネル用配線基板には、前記接続用可撓配線基板
との接続に用いられる複数の接続部位が長手方向に沿っ
て形成されており、これらの接続部位の相互間のうち、
少なくとも1箇所にスリットが形成されている点にあ
る。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、前記スリットにより分断された液晶表示パネル用
配線基板の伸縮を十分に緩衝させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図5に示
す各実施形態により説明する。
【0018】図1に示すように、本発明の第1実施形態
の液晶表示装置は、液晶表示パネル用配線基板1が液晶
表示パネル2と複数(本実施形態においては3つ)の接
続用可撓配線基板3を介して電気的に接続されている。
【0019】前記液晶表示パネル2は、透明なガラス等
により形成されている2枚の基板4の間に液晶が密封さ
れている従来公知のものが用いられている。そして、液
晶表示パネル2の視認方向の下流側に位置する一方の基
板4の両側辺には、接続用可撓配線基板3との電気的な
接続に用いる図示しない電極端子群が、間隔をおいて形
成されている。なお、液晶表示パネル2としては、従来
公知の各種のものを用いることができる。前記液晶表示
パネル用配線基板1は、液晶表示パネル2に対して電気
信号などを供給するためのものであり、本実施形態の液
晶表示パネル用配線基板1は、バス基板として用いるこ
とができる。前記液晶表示パネル用配線基板1の表面に
は、図1に示すように、接続用可撓配線基板3との接続
に用いられる複数(本実施形態においては3つ)の接続
部位5が長手方向に沿って所定の間隔で形成されてい
る。
【0020】そして、液晶表示パネル用配線基板1は、
長手方向の全域にわたって配置されている可撓性を具備
する複層の可撓配線板6から構成されている。
【0021】これらの可撓配線板6は、ポリイミドフィ
ルムなどの絶縁性を有する樹脂フィルムからなる薄い絶
縁基板7の片面に、銅箔の回路パターン8が形成されて
いる。図2には、前記液晶表示パネル用配線基板1を構
成する上下の外層と4枚の内層の可撓配線板6を、上位
に位置する可撓配線板6からA〜Fの符号を付して示さ
れている。本実施形態においては、前記複層の可撓配線
板6(A)、6(B)…のグランドパターン9は、複数
の孔10が穿設されたメッシュ状に形成されている。そ
して、前記各層の可撓配線板6(A)、6(B)…はビ
アホール(スルーホール)によって電気的に接続されて
いる。また、最上位の外層に位置する可撓配線板6
(A)の表面の接続部位5には、接続用可撓配線基板3
との接続に用いられる電極端子群となる複数の電極端子
12が形成されている。
【0022】本実施形態の接続用可撓配線基板3は、液
晶表示パネル2の電極端子群と液晶表示パネル用配線基
板1の電極端子群を形成する複数の電極端子12とを電
気的に接続するためのものであり、本実施形態において
は、TCPが用いられている。
【0023】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の液晶表示パネル用配線基板の作用について説明する。
【0024】本実施形態の液晶表示パネル用配線基板1
によれば、前記各層の可撓配線板6(A)、6(B)…
にメッシュ状のパターンで形成されたグランドパターン
9の孔10が、環境温度の変化による液晶表示パネル用
配線基板1の長手方向の伸縮を減少させるように働く。
つまり、液晶表示パネル用配線基板1においては、当該
液晶表示パネル用配線基板1を長手方向に伸縮させうる
熱をメッシュ状とされたグランドパターン9の孔10部
分で放出させることができる。また、グランドパターン
9をメッシュ状に形成することで、従来のようにベタで
配設するよりもその面積を小さくすることができるの
で、銅箔により形成されたパターン自体の熱膨張・伸縮
をも低減させることができ、よって、液晶表示パネル用
配線基板1の加熱による膨張・収縮を低減させることが
できる。そして、液晶表示パネル用配線基板1の膨張・
収縮を低減させることができると、液晶表示パネル2の
基板4と接続用可撓配線基板3との接続部位であるパネ
ル側接続部位と、液晶表示パネル用配線基板1と接続用
可撓配線基板3との接続部位である配線基板側接続部位
との両者の相対位置を、環境温度の変化にかかわらず常
に一定に保持することが可能となる。
【0025】したがって、本実施形態の液晶表示装置に
よれば、液晶表示パネル2と液晶表示パネル用配線基板
1との接続部位、詳しくは液晶表示パネル用配線基板1
と接続用可撓配線基板3との接続部位にストレスが加わ
るのを容易かつ確実に防止できるので、液晶表示パネル
2と液晶表示パネル用配線基板1との接続の信頼性を向
上させることができる。
【0026】そして、このような効果を有する本実施形
態の液晶表示装置であれば、例えば、前記液晶表示パネ
ル用配線基板の表面に形成される前記接続用可撓配線基
板との接続部位の形成数を少なくしたり、総面積を小さ
いものとしても、液晶表示パネル2と液晶表示パネル用
配線基板1との接続の信頼性を向上させることができ、
よって、液晶表示パネル配線基板の小型化、液晶表示装
置の小型化を実現することも可能となる。
【0027】なお、本実施形態においては、液晶表示パ
ネル用配線基板1を構成する前記複層の可撓配線板6
(A)、6(B)…のグランドパターン9のみをメッシ
ュ状にパターン形成した例をもって説明したが、メッシ
ュ状にパターン形成するのは、グランドパターン9では
なく、電源パターンであってもよいし、その両パターン
をメッシュ状に形成してもよい。
【0028】さらに、メッシュ状のパターンは前述のよ
うな孔10を配列させたパターンに限ることなく、例え
ば、格子状のパターンであってもよい。このようにメッ
シュ状にパターンを形成することにより、例えば、パタ
ーン上の断線をメッシュ状のパターンのメッシュ部分で
吸収し、食い止めることが可能となり、断線の生じてい
ない他の部分で通電を確保することが可能となるという
メリットも生じる。
【0029】さらにまた、本実施形態においては、前記
液晶表示パネル用配線基板1を構成する外層の可撓配線
板6(A)、6(F)のグランドパターン9もメッシュ
状のパターンに形成したが、本発明は、内層の可撓配線
板6(B)乃至6(E)のグランドパターン9または電
源パターンのいずれかがメッシュ状にパターン形成され
ていれば、その効果を得ることができるものである。
【0030】また、本発明の液晶表示装置においては、
前記液晶表示パネル用配線基板1は、その長手方向に沿
って形成された前記接続用可撓配線基板との接続に用い
られる複数の接続部位の相互間のうちの少なくとも1箇
所に、長手方向に沿って伸縮可能な伸縮部が形成され
た、基板を分割化した構成のものであってもよい(第2
実施形態)。
【0031】この液晶表示パネル用配線基板1について
簡単に説明すると、図3および図4に示すように、長手
方向の全域にわたって配置されている可撓性を具備する
単層(1層)の可撓配線板6を有している。この可撓配
線板6の長手方向中間部の少なくとも1箇所(図3にお
いては2箇所)は、接続用可撓配線基板3との接続部位
5を避けて配設されて当該液晶表示パネル用配線基板1
の伸縮を吸収する伸縮部13とされている。そして、可
撓配線板6の伸縮部13以外の部分の上下両面には、回
路パターンを異ならせた短尺な可撓配線板が複層ずつ
(図4においては2層ずつ)積層されて形成されてお
り、各層はビアホール(スルーホール)によって電気的
に接続されている。
【0032】そして、これらの可撓配線板6は、ポリイ
ミドフィルムなどの絶縁性を有する樹脂フィルムからな
る薄い絶縁基板7の片面に銅箔の回路パターン8が形成
されており、各層を構成する可撓配線板6のグランドパ
ターン9および/または電源パターンがメッシュ状に形
成され、また、接続部位5の最上層に位置する可撓配線
板6の表面には、接続用可撓配線基板3との接続に用い
られる電極端子群となる複数の電極端子12が形成され
ている点で、前記第1実施形態と共通する。
【0033】そして、この液晶表示パネル用配線基板1
は、接続部位5の相互間において前記伸縮部13を撓ま
せた状態で、接続用可撓配線基板3を介して液晶表示パ
ネル2の基板に取付けられる。
【0034】なお、前記伸縮部13としては、接続部位
5の相互間が伸縮可能な構成、例えば蛇腹状とする構成
としてもよい。前記伸縮部13を構成するための可撓配
線板6を撓ませる量は、液晶表示パネル2の基板4の素
材と、液晶表示パネル用配線基板1の絶縁基板7の素材
との両者の線膨張率から設定することができる。
【0035】このような構成の液晶表示パネル用配線基
板1においては、液晶表示パネル用配線基板1の伸縮部
13は、液晶表示パネル2のガラス等により形成されて
いる基板4と、液晶表示パネル用配線基板1の樹脂によ
り形成されている絶縁基板7との線膨張率の違いにより
生じる環境温度の変化にともなう伸縮量の差を吸収し、
緩衝させるように作用し、さらに、前記可撓配線板6の
各層にメッシュ状のパターンで形成されたグランドパタ
ーン9の孔10が環境温度の変化による液晶表示パネル
用配線基板1の長手方向の伸縮を減少させるように作用
する。
【0036】つまり、本実施形態の液晶表示パネル用配
線基板1においても、当該液晶表示パネル用配線基板1
を長手方向に伸縮させうる熱をメッシュ状とされたグラ
ンドパターン9の孔10部分で放出させることができ
る。また、グランドパターン9をメッシュ状に形成する
ことで、従来のようにベタで配設するよりもその面積を
小さくすることができるので、銅箔により形成されたパ
ターン自体の熱膨張・伸縮をも低減させることができ、
よって、液晶表示パネル用配線基板1の加熱による膨張
・収縮を低減させることができる。そしてさらに、本実
施形態においては、伸縮部13は、環境温度の変化によ
って伸縮するので、液晶表示パネル2の基板4と接続用
可撓配線基板3との接続部位であるパネル側接続部位
と、液晶表示パネル用配線基板1と接続用可撓配線基板
3との接続部位である配線基板側接続部位との両者の相
対位置を、環境温度の変化にかかわらず常に一定に保持
することが可能となる。
【0037】したがって、本実施形態の液晶表示装置に
よれば、液晶表示パネル2と液晶表示パネル用配線基板
1との接続部位、詳しくは液晶表示パネル用配線基板1
と接続用可撓配線基板3との接続部位にストレスが加わ
るのを容易かつ確実に防止できるので、液晶表示パネル
2と液晶表示パネル用配線基板1との接続の信頼性を向
上させることができる。
【0038】またさらに、本発明の液晶表示装置におい
ては、前記液晶表示パネル用配線基板1は、その長手方
向に沿って形成された前記接続用可撓配線基板との接続
に用いられる複数の接続部位の相互間のうち、少なくと
も1箇所(図5においては2箇所)にスリットを形成し
た構成のものであってもよい(第3実施形態)。
【0039】この液晶表示パネル用配線基板1について
簡単に説明すると、図5に示すように、液晶表示パネル
用配線基板1の前記接続部位5に近接する側辺には、接
続時の液晶表示パネル用配線基板1の熱応力による伸縮
変化を緩衝させるためのスリット14が形成されてい
る。
【0040】このスリット14は、液晶表示パネル用配
線基板1の当該スリットが形成された側辺(以下、スリ
ット形成辺)から、前記接続部位5における反スリット
形成側までの寸法以上の切欠き深さで、かつ、当該液晶
表示パネル用配線基板1の熱応力による収縮を緩衝させ
得る幅寸法とされた略矩形状に形成されている。
【0041】本実施形態における液晶表示パネル用配線
基板1のその他の構成は、前記第1実施形態の液晶表示
パネル用配線基板1と同様であり、その詳細な説明は省
略する。
【0042】すなわち、本実施形態においては、液晶表
示パネル用配線基板1が複数の可撓配線板6が積層され
てなり、これらの可撓配線板6は、ポリイミドフィルム
などの絶縁性を有する樹脂フィルムからなる薄い絶縁基
板7の片面に銅箔の回路パターン8が形成されている。
また、各層を構成する可撓配線板6のグランドパターン
9および/または電源パターンがメッシュ状に形成さ
れ、接続部位5の最上層に位置する可撓配線板6の表面
には、接続用可撓配線基板3との接続に用いられる電極
端子群となる複数の電極端子12が形成されているが、
これらの点は第1実施形態と同様である。
【0043】このような構成の液晶表示装置において
は、液晶表示パネル用配線基板1のスリット14の深さ
を確保することにより、液晶表示パネル用配線基板1の
接続部位5において、位置合わせを要する液晶表示パネ
ル用配線基板1の伸縮方向を完全に分断することがで
き、かつ、スリット14の幅寸法を確保することによ
り、前記スリットにより分断された液晶表示パネル用配
線基板1の加熱時の伸縮を十分に緩衝させるように作用
し、さらには、前記各層にメッシュ状のパターンで形成
されたグランドパターン9の孔10が、環境温度の変化
による液晶表示パネル用配線基板1の長手方向の伸縮を
減少させるように作用する。
【0044】つまり、本実施形態の液晶表示装置におい
ても、当該液晶表示パネル用配線基板1を長手方向に伸
縮させうる熱をメッシュ状とされたグランドパターン9
の孔10部分で放出させることができる。また、グラン
ドパターン9をメッシュ状に形成することで、従来のよ
うにベタで配設するよりもその面積を小さくすることが
できるので、銅箔により形成されたパターン自体の熱膨
張・伸縮をも低減させることができ、よって、液晶表示
パネル用配線基板1の加熱による膨張・収縮を低減させ
ることができる。そしてさらに、本実施形態において
は、スリットの幅寸法を確保することにより、前記スリ
ットにより分断された液晶表示パネル用配線基板1の熱
圧着時の伸縮を十分に緩衝させることができるので、液
晶表示パネル2の基板4と接続用可撓配線基板3との接
続部位であるパネル側接続部位と、液晶表示パネル用配
線基板1と接続用可撓配線基板3との接続部位である配
線基板側接続部位との両者の相対位置を、環境温度の変
化にかかわらず常に一定に保持することが可能となる。
【0045】したがって、本実施形態の液晶表示装置に
よれば、液晶表示パネル2と液晶表示パネル用配線基板
1との接続部位、詳しくは液晶表示パネル用配線基板1
と接続用可撓配線基板3との接続部位にストレスが加わ
るのを容易かつ確実に防止できるので、液晶表示パネル
2と液晶表示パネル用配線基板1との接続の信頼性を向
上させることができる。
【0046】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置によれば、液晶表示パネルと液晶表示パネル用配線
基板との接続の信頼性を向上することができ、液晶表示
装置の小型化をも図ることができる等の極めて優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の
全体構成の要部を示す平面図
【図2】 第1実施形態の液晶表示装置に用いた液晶表
示パネル用配線基板を構成する各層の可撓配線板の構成
の一例を示す拡大説明図
【図3】 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の
全体構成の要部を示す平面図
【図4】 第2実施形態の液晶表示装置に用いた液晶表
示パネル用配線基板の伸縮部の構成を示す図3の4−4
断面図
【図5】 本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置の
構成と、この液晶表示装置に用いた液晶表示パネル用配
線基板の要部を示す平面図
【符号の説明】
1 液晶表示パネル用配線基板 2 液晶表示パネル 3 接続用可撓配線基板 4 基板 5 接続部位 6 可撓配線板 7 絶縁基板 8 回路パターン 9 グランドパターン 10 孔 11 電源パターン 12 電極端子 13 伸縮部 14 スリット
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA05 GA33 GA35 GA41 GA42 GA44 GA50 HA19 NA17 NA25 NA27 5C094 AA15 AA31 AA48 BA43 DA11 DB02 DB05 EA10 FB12 FB15 GB01 5F044 KK06 KK12 NN13 5G435 AA07 AA14 AA17 AA18 BB12 EE32 EE37 EE40 EE41 EE47 KK09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の配線板を積層してなる液晶表示
    パネル用配線基板と液晶表示パネルとを接続用可撓配線
    基板を介して電気的に接続させた液晶表示装置におい
    て、前記液晶表示パネル用配線基板を構成する配線板の
    うち内層の配線板に形成された電源パターンおよびグラ
    ンドパターンの少なくとも一方がメッシュ状にパターン
    形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶表示パネル用配線基板には、前
    記接続用可撓配線基板との接続に用いられる複数の接続
    部位が長手方向に沿って形成されており、これらの接続
    部位の相互間のうちの少なくとも1箇所に長手方向に伸
    縮可能な伸縮部が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示パネル用配線基板には、前
    記接続用可撓配線基板との接続に用いられる複数の接続
    部位が長手方向に沿って形成されており、これらの接続
    部位の相互間のうちの少なくとも1箇所にスリットが形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示装置。
JP2002126374A 2002-04-26 2002-04-26 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP4113723B2 (ja)

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