JP2003315445A - 走査型車載レーダの方位補正方法及び走査型車載レーダ - Google Patents

走査型車載レーダの方位補正方法及び走査型車載レーダ

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JP2003315445A JP2002122992A JP2002122992A JP2003315445A JP 2003315445 A JP2003315445 A JP 2003315445A JP 2002122992 A JP2002122992 A JP 2002122992A JP 2002122992 A JP2002122992 A JP 2002122992A JP 2003315445 A JP2003315445 A JP 2003315445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信アンテナに対する線路長の調整及び車
両への取り付け時の機械的な軸調整による高精度な調整
を不要とし、また、経時変化等により生じる計測方位の
くるいを適宜容易に修正することを可能とする。 【解決手段】 複数の送信アンテナ14と複数の受信ア
ンテナ15との切替による個々の組み合わせにおける線
路長差及び車軸とレーダ軸のずれによる位相の補正値を
予め記憶手段21に記憶しておき、方位測定動作により
得られた信号処理部3における複素スペクトラム信号に
対し前記補正値による補正を行うことにより、両者に起
因する位相差による計測方位への影響を排除する。前記
記憶手段21に記憶する補正値は、車軸上に反射器をお
いてレーダを動作させることにより、チャネル毎に補正
用の位相情報として取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車の安全走行
用の車載レーダに関し、特に送受信アンテナの切り換え
により連続波(CW)信号により障害物等を探知する走
査型車載レーダの方位補正方法及び走査型車載レーダに
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の送信アンテナと複数の受信アンテ
ナとを使用し、両者の組み合わせにより探知範囲に対す
る電波の送受信を行い反射物体(目標物体)等を計測す
るホログラフィックレーダが知られている(特開2000-1
55171号公報、特開昭63-256879号公報米国特許第628872
号、特開平6-68542号公報、特開2001-91641号公報、特
開2000-235073号公報、電子情報通信学会論文誌B-II Vo
l.J81-B-II No.805-8131998年8月p805〜814)。
【0003】図6は、前記特開2000-155171号公報記載
のホログラフィックレーダの基本構成を示す図である。
発振器A10から出力される高周波信号を分配器A12
を介して送信側スイッチA14により複数の送信アンテ
ナT1、T2、T3に順次供給して電波として放射し、
目標物から反射された反射波を複数の受信アンテナR
1、R2を介して順次受信し、受信側スイッチA16を
介してミキサA18に供給する。ミキサA18は分配器
A12からの高周波信号が供給されており、ここで復調
された信号成分はA/DコンバータA20でディジタル
信号に変換され信号処理回路A22で処理される。
【0004】複数の送信アンテナT1、T2、T3と受
信アンテナR1、R2を切り換えることにより、1個の
送信アンテナと、送受信アンテナの組み合わせの個数
(図7の場合は6つ)の受信アンテナを用いたものと等
価なアンテナ配列のレーダを構成することができ、少な
いアンテナ数及び限られた範囲でのアンテナ配置でより
多くの探知情報を取得することを可能としている。
【0005】更に、複数の送信アンテナ及び受信アンテ
ナを使用した車載レーダに適用可能なホログラフィック
方位解像法が電子情報通信学会論文誌(B-II Vol.J81-B
-IINo.805-813 1998年8月)に記載されており、当該論
文誌には、「エコー振幅の記録から伝送線路の遅延位相
φbの寄与分を取り除くため、別途計測した遅延位相φ
b値を用いて、位相の補正処理をする。」(第806頁)
旨記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開2000-155171号公
報記載のレーダのように複数の送受信アンテナの使用に
より、等価的に送信及び受信の各アンテナ数を掛けた個
数のアンテナによる受信信号を得ることが可能であり、
少ないアンテナ素子により多くの方位算出データを取得
することが可能である。
【0007】しかしながら、複数の送受信アンテナを切
り換える構成の走査型車載レーダでは、送信側スイッチ
と複数の送信アンテナ間及び複数の受信側アンテナと受
信側スイッチ間の線路長(位相長)にバラツキが生じる
ことが避けられず、このバラツキによる相互の位相差は
方位算出結果に誤差をもたらすことから、これを最小限
にすることが必要となる。
【0008】この点、前記ホログラフィック方位解像法
が電子情報通信学会論文誌(B-II Vol.J81-B- II No.80
5-813 1998年8月)によれば、エコー振幅から別途計測
した遅延位相φb値を用いてこれを取り除く処理をする
ことが記載されているが、このレーダ装置では、レーダ
装置の送受信信号の伝送回路の遅延位相をなくすること
で位相を一致させるだけのものである。そして通常、車
両の車軸と車載レーダの軸とのずれ等に関しては、その
取り付け時に車両の軸との機械的な調整により行わざる
をえなかった。
【0009】以上のように、従来、送信アンテナ及び受
信アンテナとそれぞれのスイッチ間の位相差の調整及び
車軸を合わせて方位測定等の精度を高める調整はそれぞ
れ独立に行っていたが、このような機械的調整を含むそ
れぞれの調整では充分な精度を実現することが困難であ
るのみならず、経時的なくるいを伴うこと等にもより、
常時充分な測定精度を実現することは困難であり、再調
整等を考慮すると結果的に車載レーダとしてのコストを
高めることともなっていた。
【0010】(目的)本発明は、以上の問題を解決する
ものであり、その目的は、走査型車載レーダの送受信ア
ンテナに対する線路長の調整及び車両への取り付け時の
機械的な軸調整による高精度な調整を不要とし、車両へ
の取り付けに関連するコストをも低減させることが可能
な走査型車載レーダの方位補正方法及び走査型車載レー
ダを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、走査型車載レーダの
使用による経時変化等により生じる計測方位のくるいを
適宜容易に修正することを可能とする走査型車載レーダ
の方位補正方法及び走査型車載レーダを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の走査型車載レー
ダの方位補正方法は、複数の送信アンテナと複数の受信
アンテナとの組み合わせを切り替え、CW信号を送受信
する走査型車載レーダの方位補正方法において、送信ア
ンテナと受信アンテナとの組み合わせ毎の車軸方向の方
位の測定誤差に対する補正情報(位相補正データ)を予
め記憶手段に記憶しておき、送信アンテナと受信アンテ
ナとの組み合わせ毎の受信信号に対する補正値として使
用することを特徴とする。また、前記補正情報は、車軸
上に目標物体を設置し、送信アンテナと受信アンテナと
の組み合わせ毎の当該目標物体での反射による受信信号
の複素スペクトラム信号から当該複素スペクトラム信号
を正規化した共役の複素スペクトラム信号(例えば、図
4の複素数(a−jb)/(a+b1/2)とす
ることを特徴とする。更に、方位の測定は、受信信号を
時間方向にフーリエ変換し、該フーリエ変換結果に前記
共役の複素スペクトラム信号を乗算した後、空間軸方向
にフーリエ逆変換することにより行うことを特徴とす
る。
【0013】本発明の走査型車載レーダは、複数の送信
アンテナと複数の受信アンテナとの組み合わせを切り替
え、CW信号を送受信する走査型車載レーダにおいて、
複数の受信アンテナから順次切り換えて受信した複数の
送信アンテナと複数の受信アンテナの組み合わせ毎の受
信信号を出力する受信部(例えば、図1の混合器)と、
複数の送信アンテナと複数の受信アンテナの組み合わせ
毎の前記受信信号に対する補正情報を記憶する記憶手段
(例えば、図1のメモリ21)と、前記受信信号と前記
記憶手段からの補正情報とにより位相誤差を抑制して方
位情報を算出する信号処理部(例えば、図1の信号処理
部3)と、を備えることを特徴とする。また、前記信号
処理部は、受信信号を時間軸方向にフーリエ変換して複
数の送信アンテナと複数の受信アンテナの組み合わせ毎
の複素スペクトラム信号を出力する第1の演算部(例え
ば、図1の演算部20)と、前記複素スペクトラム信号
に対して前記記憶手段から読み出した補正情報を乗算し
た後、空間軸方向にフーリエ逆変換する第2の演算部
(例えば、図1の演算部22)と、を備えることを特徴
とする。
【0014】そして、第2の演算部は、方位情報の算出
に重み付け重心処理を行うことを特徴とする。更に、前
記補正情報は、車軸上に反射器を配置し、当該反射器か
らの受信信号の位相から算出することを特徴とする。更
に、前記補正情報は、反射器からの受信信号の複素スペ
クトラム信号から算出した当該複素スペクトラム信号を
正規化した共役の複素スペクトラム信号とすることを特
徴とする。
【0015】また、前記送信アンテナは、1つの受信ア
ンテナが選択されているとき所定の順序に従って切り換
えられること、又は前記受信アンテナは、1つの送信ア
ンテナが選択されているとき所定の順序に従って切り換
えられることを特徴とする。より具体的には、本発明の
走査型車載レーダは、複数の送信アンテナと、前記複数
の送信アンテナにCW信号を所定の周期で順次切り換え
て供給する送信側スイッチと、前記複数の送信アンテナ
から送信された電波の反射波を受信する複数の受信アン
テナと、前記複数の受信アンテナで受信した受信信号を
前記周期に同期して順次切り換えて出力する受信側スイ
ッチと、前記受信スイッチの出力を入力とする受信部
と、受信部の出力をディジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記ディジタル信号を送信アンテナと受信アン
テナとの組み合わせ毎に記憶する第1のメモリと、車軸
方向の方位の測定誤差に対する補正情報を予め第2のメ
モリと、前記第1のメモリに記憶された前記ディジタル
信号について送信アンテナと受信アンテナとの組み合わ
せ毎に時間軸に対してフーリエ変換を行い複素スペクト
ラム信号を求める第1の演算部と、前記複素スペクトラ
ム信号に対し前記第2のメモリに記憶された補正情報と
演算し、演算後の前記送信アンテナと受信アンテナとの
組み合わせ毎の複素スペクトラム信号について、同一周
波数成分についてフーリエ逆変換して方位情報を出力す
る第2の演算部と、を有することを特徴とする。
【0016】(作用)複数の送信アンテナと複数の受信
アンテナとの個々の組み合わせにおける線路長差及び車
軸とレーダ軸のずれによる位相の補正値を予め記憶手段
に記憶しておき、方位測定動作により得られた複素スペ
クトラム信号に対し前記補正値による補正を行うことに
より、両者に起因する位相差による計測方位への影響を
排除するものである。前記記憶手段に記憶する補正値
は、車軸上に反射器をおいてレーダを動作させることに
より、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとの個
々の組み合わせ毎に補正情報として取得する。方位の算
出は、複数の送信アンテナから時分割でCW波の電波を
送信し、前記複数の送信アンテナで反射波を時分割で受
信し、複数の送信アンテナと前記複数の受信アンテナの
切り替えによってできるその組み合わせ毎に受信信号を
AD変換を行い、前記組み合わせ毎に所定メモリに記憶
し、時間軸に対して高速フーリエ変換を行い複素スペク
トラム信号を求め、前記組み合わせ毎の同一周波数成分
について、複素スペクトラム信号をもとに空間軸方向に
フーリエ逆変換して目標の方位情報を求める。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の走査型車載レーダの方位
補正方法及び走査型車載レーダの一実施の形態につい
て、以下図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施の形態の走査型車載レーダ
の構成を示す図である。本実施の形態の走査型車載レー
ダの構成は、装置全体を制御する制御部1と、目標探知
用のCW信号を送受信し、受信した信号を増幅し周波数
変換(復調)して受信信号を出力する送受信部2と、受
信信号の信号処理を行いレーダ探知空間の目標を検出
し、当該目標の方位の情報等を演算して出力する信号処
理部3と、から構成される。
【0019】送受信部2は、CW信号の信号源としての
高周波信号を発振する発振器11と、発振器11からの
高周波信号を送信アンテナ側及び受信側に分配出力する
方向性結合器等により構成された分配器12と、分配器
12の送信側の出力を送信用の信号として複数の出力端
子に供給する送信側切替スイッチ(送信側スイッチ)1
3と、前記送信側スイッチ13の複数の出力端子からの
信号を電波としてレーダ探知空間に放射する複数の送信
アンテナ14と、レーダ探知空間から受信される電波を
受信する複数の受信用アンテナ15と、前記受信アンテ
ナ15の複数の出力を順次切り替えて1系列の時分割信
号として出力する受信側切替スイッチ(受信側スイッ
チ)16と、前記受信側スイッチ16の時分割信号及び
前記分配器12から分配された高周波信号とをミキシン
グして復調信号又はビート信号(受信信号)を出力する
混合器(ミキサ)17を含む受信部と、から構成され
る。
【0020】更に、信号処理部3は、前記混合器17か
らの受信信号をサンプリングしAD変換するA/D変換
器18と、AD変換されたディジタル信号を送信アンテ
ナ14と受信アンテナ15の組み合わせ別(以下、送信
アンテナと受信アンテナの組み合わせでなる受信アンテ
ナ毎の受信の経路又はその組み合わせを「チャネル」と
いう。)に、時系列の計測データとして記憶する第1の
メモリ19と、メモリの記憶データをチャネル別に時間
軸方向にフーリエ変換する第1の演算部20と、チャネ
ル別の線路長差及び車軸とレーダー軸のずれによる位相
差を補正する補正情報(位相補正データ)を保持する第
2のメモリ20と、第1の演算部20のフーリエ変換を
行った結果に対して第2のメモリ21の位相補正データ
を補正値として演算した後、送信アンテナ14及び受信
アンテナ15の距離(空間軸)方向のついてフーリエ逆
変換し方位(方位の正弦)を算出する第2の演算部22
と、から構成される。
【0021】ここで、第2のメモリ21に保持する位相
補正データは、走査型車載レーダを車両に搭載した後、
走査型車載レーダの基準となる軸上に反射物体を配置し
て当該走査型車載レーダを動作させて送受信を行い、受
信信号の各チャネルのフーリエ変換結果の中からそれぞ
れ絶対値がピークとなる複素数データを検出し、該複素
数データをその絶対値で正規化した共役の複素数データ
として算出したデータ(数値)である。この共役の複素
数データは第1の演算部20においてチャネル別にフー
リエ変換を行った結果に対して乗算することにより各チ
ャネルの線路長差等による方位の算出誤差を除くにとが
できる位相補正データである。
【0022】(動作の説明)以下、本実施の形態の動作
について説明する。制御部1は、送信側スイッチ13と
受信側スイッチ16の切り替えタイミングを制御すると
ともに、信号処理部3の動作タイミングを制御する。本
実施の形態では、制御部1は、送信側スイッチ13を順
次切り替える動作を繰り返し、受信側スイッチ16が送
信側スイッチ13の切り替えの1周期(1巡の周期)の
期間毎に、順次切り替える動作を繰り返すように、送信
側スイッチ13及び受信側スイッチ16を制御する。
【0023】図2は、送信アンテナが3個(TX1、T
X2、TX3)、受信アンテナが3個(RX1、RX
2、RX3)の場合の切り換え例を示す図である。図2
から分かるように本実施の形態では、3個の送信アンテ
ナ(TX1、TX2、TX3)は、1周期T毎に高周波
信号が順次切り換え供給され、3個の受信アンテナ(R
X1、RX2、RX3)は、送信アンテナ(TX1、T
X2、TX3)の切り換えの一巡の周期である周期3T
期間毎に順次切り換える。
【0024】A/D変換器18は、受信側スイッチ16
からの時系列な信号と分配器12からの送信信号(高周
波信号)とを混合器17でミキシングした結果である受
信信号を各受信アンテナの選択時点に、該受信信号に含
まれる必要とする最高周波数の2倍程度でサンプリング
してディジタル信号の受信信号に変換する。
【0025】メモリ19は、A/D変換器18でAD変
換された受信信号について、各チャネル別に論理的に異
なるメモリ領域に分けて記録する。つまり、送信のスイ
ッチ13と受信側スイッチ16を切り替えながら送受信
を行い、各送信アンテナ(TX1、TX2、TX3)と
各受信アンテナ(RX1、RX2、RX3)の組み合わ
せを一巡する動作を繰り返し、各組み合わせ別(チャネ
ル別)の受信信号としてメモリ19に記憶する。
【0026】第1の演算部20は、受信信号の所定範囲
のデジタル信号をメモリ19に全て格納された後、チャ
ネル別にメモリ19に記録されたディジタル信号を読み
出し、チャネル毎のディジタル信号(時系列データ)を
時間軸方向にフーリエ変換を行い周波数領域の複素スペ
クトラム信号を出力する。次にフーリエ変換後の複素ス
ペクトラム信号についてチャネル(送信アンテナ(TX
1、TX2、TX3)と受信アンテナ(RX1、RX
2、RX3)組み合わせ)方向、つまり、空間軸方向
(距離方向dtr)についてフーリエ逆変換を行い、方
位情報のデータを出力する。
【0027】図3は、本実施の形態の走査型車載レーダ
の方位の算出方法を示す図である。同図において、走査
型車載レーダのアンテナ配列の中心から角度θ(走査型
車載レーダの軸方向からの角度)、距離rの位置に目標
が存在するとし、アンテナ配列の特定の送信アンテナT
Xと受信アンテナRXが前記中心位置からそれぞれx
t、xrにあるとすると、送信アンテナからの送信信号
が目標で反射して受信アンテナRXで受信される複素信
号(複素振幅)ex1は、送信源から受信部までの伝送
線路による遅延位相がないと仮定すると次式(1)のよ
うになる。
【0028】 ex1=Uexp(−j2πfτ) ≒Uexp[−j(2π/λ){2r−(xt+xr)sinθ}] (1) ここで、Uは定数、f、λは送信CW波の周波数と波長
を示す。また、τは目標の位置と送信アンテナと受信ア
ンテナの位置(チャネル)で決まる反射信号の遅延時間
であるが、r>>xt、xrと仮定すると、τは、 τ≒(1/c){2r−(xt−xr)sinθ} (2) と近似することができる。ここでcは光速である。
【0029】xt−xr→xtrと変数変換して、xt
rを座標軸とする1次元空間の分布ex2に変換すると
次式(3)となる。
【0030】 ex2=Uexp{−j(4π/λ)r}×exp{−j2π(sinθ/λ )xtr} (3) 式(3)は、変数xtrに対して目標方位θの正弦に比
例する周波数で変化する分布になっていることが分か
る。
【0031】従って、式(3)を変数xtrについて、
つまり空間軸方向(アンテナ方向、チャネル方向)にフ
ーリエ逆変換することにより、方位(角度)θの正弦
(sinθ)を求めることができる。
【0032】ここで、受信アンテナRXで受信される信
号の複素信号ex1について、伝送回路の線路長による
遅延位相がないと仮定したが、実際にはこの遅延位相が
チャネル毎に存在し、且つ車両の車軸と走査型車載レー
ダのレーダ軸とは取り付け時に一致せず、経時変化によ
ってもずれることがある。かかる場合、走査型車載レー
ダにより計測される車軸方向の目標が零以外の所定方位
を示す、つまり方位の計測誤差を生じることになる。
【0033】本実施の形態においては、走査型車載レー
ダを車両に取り付けた後に車軸上に反射器等の反射物体
を設置し、走査型車載レーダを動作させて当該反射物体
の複素信号をチャネル毎に計測し、当該チャネル毎の複
素信号の絶対値をそれぞれ求め、当該複素信号を絶対値
で正規化した共役の複素数を算出し、これをチャネル毎
の位相補正データとして予め第2のメモリ21に記憶し
ておき、走査型車載レーダの実際の運用時にはチャネル
毎の複素スペクトラム信号に対して第2のメモリ21に
記憶した各チャネルの位相補正データを読み出して乗算
し、乗算後の複素スペクトラム信号に基づいて方位の算
出を行う。
【0034】図4は、本実施の形態の補正情報(位相補
正データ)を示す図である。走査型車載レーダの車両に
取り付け時に、車軸上に設置した反射物体により計測さ
れた受信信号が方位角零を示さず角度αを示す複素数
(a+jb)で表される場合、当該(a+jb)の絶対
値(a+b1/2を算出し、複素数を(a+b
1/2により正規化を行った共役の複素数(a−j
b)/(a+b /2を位相補正データとしてチ
ャネル毎に第2のメモリ21に記憶する。複素スペクト
ラム信号に対して前記位相補正データを乗算することに
より、車軸と走査型車載レーダのレーダー軸とのずれは
補正される。例えば、実際の運用において車軸上の目標
からの受信信号は(a+jb)の所定数(V)倍の大き
さの複素信号として得られるので、当該受信信号は、V
・(a+jb)×(a−jb)/(a+b1/2
=V・(a+b)/(a+b1/2=V・
(a+b1/2となり、レーダー軸のずれによる
方位角の誤差は補正される。
【0035】第2の演算部22における処理において
は、走査型車載レーダの動作時に実際の反射物体からの
受信信号を第1の演算部20において時間(t)につい
てフーリエ変換したチャネル毎の複素スペクトラム信号
を入力し、第2のメモリ21の対応するチャネル毎の位
相補正データとの乗算を行った後、該複素スペクトラム
信号に対して空間軸方向にフーリエ逆変換し、その結果
の振幅の絶対値がピークとなる値sinθ(方位の正
弦)を求め、そのSin−1の演算を行うことにより方
位情報を算出して出力する。また、第2の演算部22に
おける処理として、前記空間軸方向のフーリエ逆変換の
結果の振幅の絶対値の重み付け重心処理によって方位の
正弦を求めて方位情報を出力するように構成することが
できる。ここで重み付け重心処理は、空間軸方向のフー
リエ逆変換の結果の個数がn個であるとし、1番目から
n番目までのsinθをそれぞれsinθ1、sinθ
2、sinθ3、…、sinθnとし、それぞれの対応
するフーリエ変換の結果の値をそれぞれA1、A2、A
3、…、Anとすると、次式のsinθを求め、そのθ
を算出する処理である。 sinθ=(sinθ1×A1+sinθ2×A2+s
inθ3×A3+…+sinθn×An)/(A1+A
2+A3+…+An) (他の実施の形態)以上の実施の形態では、受信信号の
サンプルのための送受信アンテナの切り換え方法とし
て、複数の送信アンテナの切り換えに対して、1つの受
信アンテナを継続的に使用するように切り換える例によ
り説明したが、この送受信アンテナの切り換えは、前記
実施の形態とは逆に1つの送信アンテナの選択切り換え
に対して複数の受信アンテナの1順する切り換えを行う
ように構成することが可能である。
【0036】図5は、このような送信アンテナと受信ア
ンテナの切り換えを行う実施の形態を示す図である。送
受信アンテナは4つの送信アンテナと5つの受信アンテ
ナで構成した例を示しており、受信信号のサンプル法と
しては1つの送信アンテナからの送信信号に対する受信
信号を5つの受信アンテナで順次サンプルして受信する
ように送受信アンテナの切り換えを制御する方法であ
る。
【0037】図5において上段の4波形は送信アンテナ
TX1〜TX4がこの順に送信するパルスのタイミング
を表している。中段の2波形はそれぞれ観測範囲の最小
距離0mと最大距離γmaxに仮想した目標からの反射
信号のタイミングであり、観測範囲にあるすべての目標
の反射信号を観測できるのは両反射信号が重なるTr
1、Tr2、Tr3、TR4の各区間に限られる。そこ
で下段に示すように、これらの区間中に受信アンテナR
X1〜RX4の各出力をサンプリングし、送、受信アン
テナの各組み合わせに対応するサンプル値を得る。得ら
れたデータを前述の実施の形態と同様なフーリエ変換等
の信号処理を行うことにより目標の方位情報を算出す
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、送信アンテナと受信ア
ンテナとの組み合わせ毎の車軸方向の方位測定誤差に対
する補正情報を予め記憶手段に記憶しておき、送信アン
テナと受信アンテナとの組み合わせ毎の受信信号(複素
スペクトラム信号)に対する補正値として使用するもの
であり、この補正情報は、車軸上に反射器を配置し、受
信信号の位相から算出することにより走査型車載レーダ
自体を使用して予め取得、設定することが可能であるか
ら、送信アンテナ及び受信アンテナとそれぞれの切替ス
イッチ間の位相差の調整と車軸合わせが同時に実現さ
れ、方位測定精度を十分に向上させることができる。
【0039】また、記憶手段に記憶しておく補正情報は
反射器等の反射物体を車軸上に設置するのみで走査型車
載レーダ自体で取得できるから、機械的調整を不要と
し、車軸とレーダ軸との経時的なくるいが生じたとして
も容易に補正情報を電子的に更新することが可能であ
り、初期設定した高い精度が半永久的に維持することが
可能である。
【0040】このように本発明の走査型車載レーダによ
れば送受信アンテナに対する線路長の調整及び車両への
取り付け時の機械的な軸調整について高精度な調整を不
要とするから、車両への取り付けに関連するコストをも
低減させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の走査型車載レーダの方位補正方法及
び走査型車載レーダの実施の形態を示す図である。
【図2】 本実施の形態の3個の送信及び受信アンテナ
を使用した場合のアンテナ切り換え方法を示す図であ
る。
【図3】 本実施の形態の走査型車載レーダの方位の算
出方法を示す図である。
【図4】 本実施の形態の位相補正データを示す図であ
る。
【図5】 送信アンテナと受信アンテナの切り換えを行
う実施の形態を示す図である。
【図6】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 送受信部 3 信号処理部 11 発振器 12 分配器 13 送信側スイッチ 14 送信アンテナ 15 受信アンテナ 16 受信側スイッチ 17 混合器(ミキサ) 18 A/D変換器 19 第1のメモリ 20 第1の演算部(フーリエ変換) 21 第2のメモリ 22 第2の演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J070 AB15 AC01 AC02 AC13 AD05 AE01 AF03 AH26 AH35 AK04 AK22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信アンテナと複数の受信アンテ
    ナとの組み合わせを切り替え、CW信号を送受信する走
    査型車載レーダの方位補正方法において、 送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせ毎の車軸方
    向の方位の測定誤差に対する補正情報を予め記憶手段に
    記憶しておき、送信アンテナと受信アンテナとの組み合
    わせ毎の受信信号に対する補正値として使用することを
    特徴とする走査型車載レーダの方位補正方法。
  2. 【請求項2】 前記補正情報は、車軸上に目標物体を設
    置し、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせ毎の
    当該目標物体での反射による受信信号の複素スペクトラ
    ム信号から当該複素スペクトラム信号を正規化した共役
    の複素スペクトラム信号とすることを特徴とする請求項
    1記載の走査型車載レーダの方位補正方法。
  3. 【請求項3】 方位の測定は、受信信号を時間方向にフ
    ーリエ変換し、該フーリエ変換結果に前記共役の複素ス
    ペクトラム信号を乗算した後、空間軸方向にフーリエ逆
    変換することにより行うことを特徴とする請求項2記載
    の走査型車載レーダの方位補正方法。
  4. 【請求項4】 複数の送信アンテナと複数の受信アンテ
    ナとの組み合わせを切り替え、CW信号を送受信する走
    査型車載レーダにおいて、 複数の受信アンテナから順次切り換えて受信した複数の
    送信アンテナと複数の受信アンテナの組み合わせ毎の受
    信信号を出力する受信部と、複数の送信アンテナと複数
    の受信アンテナの組み合わせ毎の前記受信信号に対する
    補正情報を記憶する記憶手段と、前記受信信号と前記記
    憶手段からの補正情報とにより位相誤差を抑制して方位
    情報を算出する信号処理部と、を備えることを特徴とす
    る走査型車載レーダ。
  5. 【請求項5】 前記信号処理部は、受信信号を時間軸方
    向にフーリエ変換して複数の送信アンテナと複数の受信
    アンテナの組み合わせ毎の複素スペクトラム信号を出力
    する第1の演算部と、前記複素スペクトラム信号に対し
    て前記記憶手段から読み出した補正情報を乗算した後、
    空間軸方向にフーリエ逆変換する第2の演算部と、を備
    えることを特徴とする請求項4記載の走査型車載レー
    ダ。
  6. 【請求項6】 第2の演算部は、方位情報の算出に重み
    付け重心処理を行うことを特徴とする請求項4又は5記
    載の走査型車載レーダ。
  7. 【請求項7】 前記補正情報は、車軸上に反射器を配置
    し、当該反射器からの受信信号の位相から算出すること
    を特徴とする請求項4、5又は6記載の走査型車載レー
    ダ。
  8. 【請求項8】 前記補正情報は、反射器からの受信信号
    の複素スペクトラム信号から算出した当該複素スペクト
    ラム信号を正規化した共役の複素スペクトラム信号とす
    ることを特徴とする請求項7記載の走査型車載レーダ。
  9. 【請求項9】 前記送信アンテナは、1つの受信アンテ
    ナが選択されているとき所定の順序に従って切り換えら
    れることを特徴とする請求項4ないし8の何れか1つの
    請求項記載の走査型車載レーダ。
  10. 【請求項10】 前記受信アンテナは、1つの送信アン
    テナが選択されているとき所定の順序に従って切り換え
    られることを特徴とする請求項4ないし8の何れか1つ
    の請求項記載の走査型車載レーダ。
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