JP2003314732A - 電磁弁 - Google Patents
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Abstract
良く、小型化が容易な電磁弁を提供する。 【解決手段】 コイル17に電流を流した時に生じる磁
界の磁路に、コイル収納部材(コイル17のボビン17
bや絶縁層17c)を用いることができるように、コイ
ル収納部材を絶縁皮膜付導電体(例えば、絶縁皮膜付鉄
粉)を含有する絶縁部材を用いて形成する。また、コイ
ル17に電流を流すことで発生する磁路Hがコイル収納
部材の内部で閉じないように、ボビン17bの所定の位
置には、絶縁皮膜付導電体を含有しない絶縁部材の低透
磁率部17aが設けられている。
Description
イルに電流を流すことで発生する電磁吸引力でソレノイ
ド部に接続された弁体を変位させる電磁弁に関するもの
である。
には電磁弁が設けられており、その電磁弁により所定の
圧力に制御された作動油が供給されるようになってい
る。図5に示すように、従来、電磁弁のソレノイド部1
02のコイル117は、絶縁部材で形成されたボビン1
17bにワイヤーが巻かれた構成となっている。ワイヤ
ーが巻かれたボビン117bの外周は、絶縁層117c
で覆われている。また、絶縁層117cには外部機器と
接続するためのコネクタ119が設けられている。ボビ
ン117b及び絶縁層117cを構成する絶縁部材とし
ては、例えば、ナイロン樹脂が用いられている。これに
より、例えば、コイル117に電流を流した際に、ケー
ス104→プランジャ120→コア112→ケース10
4の外周の経路で磁路hが形成される。そして、コイル
117に流した電流の大きさに対応する電磁吸引力Fが
発生し、プランジャ120がコア112に吸引される。
これにより、図5において下方向に、プランジャ120
が所定量変位される。プランジャ120は、シャフト1
24を介して弁体(図示していない。)に当接されてい
る。したがって、プランジャ120が所定量変位するこ
とで、弁体が所定量変位し、電磁弁は作動油の供給圧を
変化させることができる。
17を収納する部分(ボビン117b及び絶縁層117
c)は絶縁部材(導電率が低い)であるが、一般的な絶
縁部材では透磁率も低い。したがって、コイル117と
ケース104、及びコイル117とコア112との間の
透磁率が低く、コイル117に電流を流すことで生じる
磁路hの磁力が弱かった。したがって、プランジャ12
0を吸引する電磁吸引力Fが小さく、プランジャ120
に当接されている弁体を変位させる効率が良くない。そ
こで、プランジャ120に対して所定の電磁吸引力Fを
発生させるためには、ケース104及びコア112に所
定の磁束を流す必要があるので、ケース104及びコア
112を分厚くする必要があり小型化が容易ではない。
そこで、本発明は、弁体を変位させる効率が良く、小型
化が容易な電磁弁を提供することを目的とする。
に、請求項1に記載の発明は、ソレノイド部と、ソレノ
イド部に接続された弁体とを備え、ソレノイド部は、導
電率の低い部材で形成されたコイル収納部材を有し、コ
イル収納部材に収納されたコイルに所定値の電流を流す
ことで発生する電磁吸引力で弁体を所定量変位させる電
磁弁であって、前記コイル収納部材には、導電率が低く
透磁率が高い部材を用いることを特徴とする。請求項1
に記載の電磁弁によれば、コイル収納部材には、導電率
が低く透磁率が高い部材を用いている。ここで、コイル
収納部材とは、例えば、コイルを巻くボビンやコイルを
巻いたボビンの外周に設けるボビンケースに相当する。
これによれば、導電率が低く透磁率が低い部材を用いた
場合と比較して弁体を変位させる効率が良く、小型化が
容易である。
に記載の電磁弁であって、前記コイル収納部材の所定の
位置には導電率及び透磁率が低い部分が設けられている
電磁弁である。請求項2に記載の電磁弁によれば、コイ
ル収納部材に透磁率の低い部分を設けたので、磁力をプ
ランジャ側へ通過させて、効率良く電磁吸引力を発生さ
せることができる。
または2に記載の電磁弁であって、前記コイル収納部材
に用いられている導電率が低く透磁率が高い部材は、絶
縁皮膜付導電体を絶縁部材に含有させた部材であること
を特徴とする電磁弁である。請求項3に記載の電磁弁に
よれば、弁体を変位させる効率が良く、小型化が容易で
ある。
を、図1〜図4を用いて説明する。まず、図1、図2を
用いて電磁弁1の構成及び動作について説明する。図1
の縦断面図に示すように、本実施の形態の電磁弁1は、
ソレノイド部2と、そのソレノイド部2の一端に設けら
れた弁部3とから構成されている。なお、この電磁弁1
に対する以下の説明では、ソレノイド部2側を基端側
(図1において上側)とし、弁部3側を先端側(図1に
おいて下側)とする。
を所定の箇所で屈曲させた際にその屈曲後の復元力が極
めて小さい性質を有する磁性体(例えば、鉄等の金属)
により、円筒状に形成されている。ケース4の基端側に
は内筒5が同軸上に設けられており、基端側でこの内筒
5と連結されて同内筒5との間に収容空間6が形成され
ている。ケース4の基端側にはそのかしめ部(折り曲げ
部)をかしめることにより円板状のキャップ7が固定さ
れ、このキャップ7によってケース4の基端側が閉塞さ
れている。
部としての段部8が形成されている。その段部8よりも
先端側は内径が拡大されたかしめ部9となっている。ケ
ース4には、先端から段部8を超えて基端側へその軸方
向に沿って延びる切欠部10が形成されている。
同コア12自身及びその中空部13をケース4と同軸と
なるように設けられている。コア12は、コイル17の
内周に挿入される筒部12aと、その筒部12aの先端
側に設けられ、ケース4のかしめ部9の内面とほぼ同形
状の断面円形状に形成された圧入部としてのフランジ部
14とから構成されていて、フランジ部14の基端側端
面の外周部が、前記切欠部10が形成された部分を除き
そのほぼ全周に亘って前記段部8に当接されている。フ
ランジ部14の先端側端面とコア12の先端側端面とは
面一に形成されていて面一端面15を形成している。ま
た、フランジ部14の外径は、前記かしめ部9の内径に
比べて若干大きく形成されていて、コア12はそのフラ
ンジ部14においてケース4に圧入された状態で設けら
れている。従って、前記コア12はケース4に圧入され
た状態で、前記段部8にフランジ部14が当接した位置
がケース4内における保持位置とされている。
の先端側の外周部にケース4の内側へ傾斜するテーパ部
16が形成され、このテーパ部16の傾斜に沿って前記
かしめ部9が内側へ屈曲されている(なお、図2では、
テーパ部16に網掛け処理して記載した)。このため、
フランジ部14の外周部が、テーパ部16の傾斜面にお
いて、屈曲されたかしめ部9によって押圧される。この
押圧力によって、前記ケース4内に保持されたコア12
のフランジ部14がかしめ部9によって押さえ込まれ、
それにより、コア12は前記保持位置で固定される。つ
まり、かしめ部9のテーパ部16に沿って屈曲している
部分によって固定部が構成されている。
前記収容空間6には絶縁部材のボビン(コイル収納部
材)17bにワイヤーが巻かれたコイル17が設けられ
ている。従って、コイル17の内周側にコア12の筒部
が挿入された状態に配置されている。コイル17とコア
12のフランジ部14との間には、コイル17がガタつ
くのを防止し、且つシール機能をも有するフィルタ18
が設けられている。このフィルタ18は弾性材料にて形
成されており、押しつぶされた状態で設けられている。
また、図2に示すように、前記コイル17(図1)に電
流を供給するための配線が前記切欠部10を介してコイ
ル17より導出され、その配線と外部機器とを接続する
ためのコネクタ部19が前記切欠部10に対応する箇所
のケース4外に設けられている。コイル17及びコイル
17の周囲の構成の詳細は、後述する。
ンジャ20が設けられている。このプランジャ20は若
干の隙間を有して前記内筒5に挿通され、その軸方向に
移動可能とされている。そして、前記コイル17の励磁
に基づき、コア12の基端部に設けられたヨーク部21
に発生する電磁吸引力がプランジャ20に作用し、プラ
ンジャ20はコア12側へ引き寄せられるようになって
いる。
に突起部22が形成されていて、外周縁部が前記キャッ
プ7とともにケース4の一端に固定された円板状のディ
スクスプリング23に前記突起部22が取り付けられて
いる。ディスクスプリング23の中央部には嵌合孔が形
成されており、この嵌合孔に前記突起部22が挿入取り
付けされ、それによって、プランジャ20が支持されて
いる。
端から突出するシャフト24が、コア12と同軸となる
ように挿通されている。このシャフト24の基端部は前
記プランジャ20に形成された取付用凹部25に打ち込
み挿入されて同プランジャ20に連結されている。な
お、コア12内には軸受ブッシュ26が設けられ、この
軸受ブッシュ26によりシャフト24が支持されてい
る。従って、一体的に構成されたシャフト24及びプラ
ンジャ20は、その両端部がそれぞれブッシュ26及び
ディスクスプリング23を介してコア12及びケース4
に支持されることとなる。
してプランジャ20のコア12側への移動を規制するス
トッパ27が設けられている。プランジャ20の前記キ
ャップ7側への移動は、プランジャ20がキャップ7と
当接することにより規制される。従って、プランジャ2
0及びシャフト24は、プランジャ20がキャップ7と
当接した位置(図1において一点鎖線で示す中心線の右
側)と、ストッパ27がコア12と当接した位置(同左
側)との間で、軸方向に移動可能とされている。
と、同スリーブ31に収容された弁体としてのスプール
32とから構成されている。スリーブ31の基端側端面
は、前記コア12の面一端面15に当接されている。ス
リーブ31には前記面一端面15とかしめ部9の先端と
の間に配置される円形状の鍔部33が設けられている。
鍔部33はスリーブ31の基端に設けられている。鍔部
33の外径はコア12のフランジ部14の外径とほぼ同
径に形成されて、スリーブ31の基端側端面がコア12
の面一端面15に当接した状態で、前記かしめ部9をコ
ア12のフランジ部14に形成されたテーパ部16の傾
斜に沿って内側へ屈曲させたときに、同かしめ部9が鍔
部33のスリーブ31先端側にある外周角部34に当接
する径とされている。そして、その鍔部33の外周角部
34でさらにそのかしめ部9を内側に屈曲させて、鍔部
33がかしめ着されている。これにより、スリーブ31
が、その基端側端面をコア12の面一端面15に当接さ
せた状態で固定される。
くなる第1の摺動孔35、第2の摺動孔36及びばね収
容孔37が基端側から順に形成されている。これら各孔
35〜37は、前記ケース4、前記コア12及び前記プ
ランジャ20と同軸上を延びるように形成されている。
36との境界部分に対応するスリーブ31には環状溝3
8が形成され、この環状溝38内に連通する図示しない
フィードバックポートがスリーブ31に形成されてい
る。第2の摺動孔36に対応するスリーブ31には、基
端側から順に供給ポート39、出力ポート40及び排出
ポート41が形成されている。第2の摺動孔36とばね
収容孔37との境界部分に対応するスリーブ31には、
ばね収容孔37からのドレンを排出するドレン用ポート
42が形成されている。また、前記ばね収容孔37には
その内周面に形成されたネジ溝43に螺着するプラグ4
4が設けられている。
8内にフィードバックするため、図示しないフィードバ
ック流路がスリーブ31に形成されている。前記スプー
ル32は前記シャフト24と同軸上に延びるように形成
され、その基端がシャフト24の先端部と当接されてい
る。スプール32の先端部には、前記プラグ44との間
にばね45が設けられており、スプール32はそのばね
45によりその基端側へ常時付勢されている。そのた
め、前記コイル17に電流が流されておらず非励磁状態
の場合、スプール32、シャフト24及びプランジャ2
0は、同プランジャ20が前記キャップ7に当接した状
態で保持されている。そして、コイル17に電流が流さ
れて励磁されると、スプール32はシャフト24及びプ
ランジャ20の移動に伴って先端側へ移動する。
孔35に対応する第1のランド46と、前記第2の摺動
孔36に対応する第2のランド47及び第3のランド4
8とがそれぞれ基端側から先端側に向かって順に設けら
れている。第1のランド46及び第2のランド47は両
者が対向する端面が、前記環状溝38内に面して設けら
れている。また、第2のランド47及び第3のランド4
8は両者が対向する端面が、それぞれ前記供給ポート3
9及び前記排出ポート41に対応して設けられている。
前記コイル17が非励磁状態の場合には、第2のランド
47の前記端面と供給ポート39との間に隙間が形成さ
れていて、排出ポート41は第3のランド48によって
閉塞されている。そして、コイル17が励磁されてスプ
ール32が先端側へ移動するにつれて第2のランド47
の前記端面と供給ポート39との間の隙間が減少し、第
3のランド48の前記端面と排出ポート41との間に隙
間が形成される。このように、スプール32の変位によ
って、第2のランド47及び第3のランド48の相対向
する端面と供給ポート39及び排出ポート41との間の
隙間が適宜変更され、両ポートの間にある出力ポート4
0から出力される圧力が制御される。
ース4、コア12、プランジャ20、シャフト24、ス
リーブ31及びその各孔35〜37、スプール32等は
全て同軸上に設けられている。また、スリーブ31の基
端側に、同スリーブ31の基端側端面がコア12の面一
端面15に当接されることで油貯留室49が形成され、
コア12の中空部13、プランジャ20の周囲及びプラ
ンジャ20とキャップ7との間に形成された空間60に
作動油が充填されている。そして、軸受ブッシュ26の
両端の室を連通するようにコア12の内孔面に形成され
た図示しない連通溝及び内筒5とプランジャ20との間
に形成された隙間を介して作動油が流通して、プランジ
ャ20の動作にダンピング作用を付与している。
は、コイル17の非励磁状態において供給ポート39に
作動油を供給すると、その作動油は第2のランド47の
第3のランド48と相対向する端面と供給ポート39と
の間に形成された隙間及び第2の摺動孔36を介して出
力ポート40に至り、同出力ポート40から出力され
る。このとき、供給された作動油はその圧力が前記隙間
に応じた制御圧に制御されて出力される。
がコア12側へ引き寄せられることにより前記ばね45
の付勢力に抗してスプール32が変位する。その結果、
第2のランド47の前記端面と供給ポート39との間の
隙間が次第に小さくなる。逆に、第3のランド48の第
2のランド47と相対向する端面と、その第3のランド
48によって当初閉塞されていた排出ポート41との間
に隙間が形成され、その隙間が次第に大きくなる。この
ため、出力ポート40の制御圧は次第に小さくなる。
ないフィードバック流路を介して環状溝38内に導入さ
れる。そして、この制御圧は、第1のランド46及び第
2のランド47の両者がそれぞれ対向する端面に作用す
る。このため、第1のランド46と第2のランド47と
の面積差の推力がばね45に対向して作用する。
に流す電流の大きさに応じて作用するプランジャ20を
引き寄せる力(コア12に作用する電磁吸引力(図4に
示すF′))と、ばね45による付勢力と、フィードバ
ックされた制御圧による力とのバランスによって、制御
圧をコイル17に通電された電流値に応じた圧力となる
ように制御している。
成の詳細について説明する。まず、図3のJ〜Mに示す
ように、コイルユニット50を組み立てる手順について
説明する。 (1)図3のJに示すように、ボビン17bを形成す
る。まず、絶縁皮膜付導電体を含んでいない絶縁部材
(例えば、ナイロン樹脂)で形成されたボビンの低透磁
率部17aの両端(図3では、上部と下部)に、絶縁皮
膜付導電体を含んでいる絶縁部材(例えば、絶縁皮膜付
鉄粉を含有させたナイロン樹脂)でボビンの高透磁率部
17dを形成する。高透磁率部17dは、低透磁率部1
7aに当接しない側の端面にフランジ部を形成する。 (2)図3のKに示すように、ボビン17bに導電体の
ワイヤーを巻いてコイル17とする。ワイヤーは、ボビ
ン17bに形成された高透磁率部17dのフランジ部で
幅方向に規制されている。 (3)図3のLに示すように、コイルユニット50を成
形する。例えば、コイル17を型(図示していない)に
入れ、絶縁皮膜付導電体を含んでいる絶縁部材を流し込
み、絶縁層17cとコネクタ部19を形成する。
おいて上部から、シャフト24が設けられたプランジャ
20を挿入する。プランジャ20に予め取り付けられて
いるディスクスプリング23はケース4の上面に嵌合す
る構成となっていて、これによりプランジャ20はケー
ス4に収納された状態で、図3において上下方向に規制
される。そして、ケース4の上面にキャップ7を嵌めて
ケース4にプランジャ20を固定する。次に、図3のL
に示すように、ケース4の下部からコイルユニット50
を挿入する。ケース4内部には、前述したように内筒5
が形成されているので、コイル17が収容空間6に嵌合
した状態で固定される。このようにして、ソレノイド部
2が組み立てられる。
コイル17に所定値の電流が流されると、電流の大きさ
に応じた磁界が生じ、磁路Hが形成される。従来では、
図5に示すように、コイル収納部材(コイル117のボ
ビン117bや絶縁層117c)がナイロン樹脂等の絶
縁部材であり透磁率の低い部材で形成されていたので、
コイル117に所定値の電流を流すことで生じる磁路h
の磁力が弱かった。このため、磁路hが形成される部材
の厚み(例えば、ケース104のa、b、f寸法、コア
112のc、d、e寸法)を厚くして磁路hの磁束を確
保し、これにより、コア112がプランジャ120を吸
引する電磁吸引力Fを確保していた。本実施の形態で
は、コイル収納部材(コイル17のボビン17bや絶縁
層117c)には、絶縁皮膜付導電体を含んでいる高透
磁率の絶縁部材を用いている。これにより、コイル収納
部材を磁路Hとして使用することができる。また、コイ
ル収納部材の内部のみで磁路が閉じないように、ボビン
17bの所定の位置に低透磁率部17aが設けられてい
る。したがって、例えば、コイル17に電流を流した際
に、ケース4及びボビン17bの高透磁率部17dの上
側→プランジャ20→コア12及びボビン17bの高透
磁率部17dの下側→ケース4の外周及び絶縁層17c
の経路で磁路Hが形成される。結局、コイル17に所定
値の電流を流すことで生じる磁路Hの磁力が強くなり、
効率良くコア12がプランジャ20を吸引する電磁吸引
力F′を発生させることができる。したがって、ソレノ
イド部2が弁体を変位させる効率が良い。また、磁路H
が形成される部材の厚み(例えば、ケース4の収容空間
6まわりのA、B、F寸法、コア12のC、D、E寸
法)を薄くすることができるので、小型化が容易であ
る。
定されるものではない。ソレノイド部2を組み立てる手
順は、実施の形態に限定されるものではない。また、ボ
ビン17bに設けられた低透磁率部17aは、コイル収
納部材の内部のみで磁路が閉じなければ良く、他の位置
でもよい。低透磁率部17aは複数箇所に設けられてい
てもよい。本実施の形態では、コイル収納部材として絶
縁皮膜付導電体を含有する樹脂を用いたが、導電率が低
く透磁率が高い他の部材でもよい。
載の電磁弁によれば、弁体を変位させる効率が良く、小
型化が容易である。また、請求項2に記載の電磁弁によ
れば、コイルに電流を流すことで発生する磁路にコイル
収納部材を用いることができるので、効率良く電磁吸引
力を発生させることができる。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ソレノイド部と、ソレノイド部に接続さ
れた弁体とを備え、ソレノイド部は、導電率の低い部材
で形成されたコイル収納部材を有し、コイル収納部材に
収納されたコイルに所定値の電流を流すことで発生する
電磁吸引力で弁体を所定量変位させる電磁弁であって、 前記コイル収納部材には、導電率が低く透磁率が高い部
材を用いることを特徴とする電磁弁。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電磁弁であって、 前記コイル収納部材の所定の位置には導電率及び透磁率
が低い部材が設けられている電磁弁。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の電磁弁であっ
て、 前記コイル収納部材に用いられている導電率が低く透磁
率が高い部材は、絶縁皮膜付導電体を絶縁部材に含有さ
せた部材であることを特徴とする電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119653A JP2003314732A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119653A JP2003314732A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 電磁弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=29536153
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JP (1) | JP2003314732A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014232769A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 川崎重工業株式会社 | 油浸型ソレノイド |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119653A patent/JP2003314732A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014232769A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 川崎重工業株式会社 | 油浸型ソレノイド |
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