JP2003314571A - 転がり軸受潤滑装置 - Google Patents

転がり軸受潤滑装置

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JP2003314571A
JP2003314571A JP2002124168A JP2002124168A JP2003314571A JP 2003314571 A JP2003314571 A JP 2003314571A JP 2002124168 A JP2002124168 A JP 2002124168A JP 2002124168 A JP2002124168 A JP 2002124168A JP 2003314571 A JP2003314571 A JP 2003314571A
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labyrinth
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Tamotsu Koiwa
有 小岩
Yasushi Morita
康司 森田
Sumio Sugita
澄雄 杉田
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡潔な構造で安定したグリースの補給を行う
ことによって、転がり軸受の長寿命化を図ることができ
る転がり軸受潤滑装置を提供する。 【解決手段】 本発明の転がり軸受潤滑装置10は、一
対の軌道輪2,3と、一対の軌道輪間に配された保持器
5と、保持器5によって保持された複数の転動体4とを
有する転がり軸受1を備えている。転がり軸受潤滑装置
10は、転がり軸受1の軸受空間に潤滑油を供給するも
のであり、転動体4の軸方向一方側の軸受空間と、軸方
向他方側の軸受空間とに生じる圧力差よりなるスリンガ
効果を利用して潤滑油を軸受空間に導入するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械用主軸等
の高速で回転する軸を支持する転がり軸受の潤滑に用い
る転がり軸受潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の主軸は使用時に高速で
回転する。そのため、主軸は、転がり軸受により回転自
在に支持されるとともに、回転時に転がり軸受の内部に
十分な量の潤滑油を供給する必要がある。潤滑方法とし
ては、グリース潤滑、オイルエア潤滑、オイルミスト潤
滑等が用いられている。低温度上昇化や耐焼付き性能向
上を目的とすると、高速域においてはオイルエア潤滑や
オイルミスト潤滑等の微量潤滑が適しているが、エアの
吹き出しによる騒音問題や環境保全を含めた廃油処理問
題等を理由に、グリース潤滑を要求する声が非常に大き
い。
【0003】しかし、グリース潤滑の場合、軸受内部を
グリースのみで潤滑するため、高速回転における発熱や
急加減速運転に伴う油膜切れによって、グリースが劣化
して早期焼付きが発生することがあり、特に、dmn1
50万を越える高速域で、そのグリース寿命を保証する
ことは困難な状況にある。そのため、グリース寿命を延
長するために、外部より潤滑油を補給する方式や、間座
内部等に潤滑油を充填しておき、グリース劣化が進行す
る前にグリースを補給する方式等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、間座内部等
に潤滑油を充填しておいてグリース劣化が進行する前に
グリースを補給する方式では、補給する潤滑油を貯めて
おくスペースが必要であり、装置全体が大型化するとい
う問題点があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡潔な構造で安定したグリースの補給を行うこ
とにより、転がり軸受の長寿命化を図ることができる転
がり軸受潤滑装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
転がり軸受潤滑装置は、一対の軌道輪と、前記一対の軌
道輪間に配された保持器と、前記保持器によって保持さ
れた複数の転動体とを有する転がり軸受を備え、該転が
り軸受の軸受空間に潤滑油を供給する転がり軸受潤滑装
置において、前記転動体を介し、軸方向一方側の軸受空
間と、軸方向他方側の軸受空間とに生ずる圧力差によ
り、潤滑油を軸受空間に導入することを特徴とする。
【0007】ところで、図6に示すように、アンギュラ
玉軸受100は、内輪101の図中左側の一方側の肩部
102の外径が、図中右側の他方側の肩部103の外径
よりも小さくなっていると、内輪回転の場合、一方側の
肩部102における周速の方が、他方側の肩部103に
おける周速よりも低くなる。それにより、各肩部10
2,103の周辺の空気に速度差が生じ、その流速の差
によって2次的に発生する圧力の変化であるスリンガ効
果が発生する。スリンガ効果は、ベルヌーイ式である
(v2/2)+P/ρ=一定より、流体速度差と圧力と
は反比例にある関係から導かれる。すなわち、転動体1
04を介して、図中左側の軸受空間105の圧力 が、
図6中右側の軸受空間106の圧力よりも高くなり、図
中左側から右側である軸受空間105から軸受空間10
6に向けて空気が流動する。スリンガ効果は、外輪回転
の場合においても、内輪回転と同様に生じる。本発明
は、上述したスリンガ効果を利用して、潤滑油を流動さ
せるものである。
【0008】上記構成の転がり軸受潤滑装置によれば、
潤滑油は、転動体の軸方向一方側の軸受空間と、軸方向
他方側の軸受空間とに生じる圧力差によりなるスリンガ
効果によって、軸受空間に導入される。したがって、補
給する潤滑油を貯めておくスペースを必要とせずに、供
給する潤滑油を効率よく軸受空間内で流動させることが
できる。その結果、装置が大型になることなく、簡潔な
構造で安定したグリースの補給が行えて、転がり軸受の
長寿命化を図ることができる。
【0009】請求項2記載の転がり軸受潤滑装置は、ラ
ビリンスすきまを有するラビリンス間座を備え、該ラビ
リンス間座のラビリンスすきまを通じて導入されるエア
アシストを伴って潤滑油を軸受空間に導入することを特
徴とする請求項1に記載の転がり軸受潤滑装置。
【0010】前記構成の転がり軸受潤滑装置によれば、
主軸内部の圧力を高めることによって、工作機械用主軸
の内部に切削液等が浸入しないようにするため導入され
ている圧縮空気を利用し、その圧縮空気によるエアアシ
ストを、ラビリンス間座のラビリンスすきまの入口にか
け、ラビリンスすきまの出口から噴出されたエアアシス
トの圧力で潤滑油を軸受空間に導入するようにすれば、
スリンガ効果に加えてエアアシストの圧力も潤滑油の導
入に利用される。したがって、スリンガ効果による導入
圧力とエアアシストによる導入圧力とにより得られる大
きな導入圧力によって、供給される潤滑油を軸受空間内
でさらに効率良く流動させることができるとともに、潤
滑油の補給を行わないときには、ラビリンスすきま内に
潤滑油を通さないので、ラビリンスすきまを通じた呼吸
作用を行うことができる。
【0011】請求項3記載の転がり軸受潤滑装置は、ラ
ビリンスすきまを有し、一方が潤滑油補給配管に連通さ
れるとともに、他方がエアアシスト空間に連通されたラ
ビリンス間座を備え、該エアアシスト空間からのエアア
シストを伴って該ラビリンスすきまから潤滑油を軸受空
間に導入することを特徴とする請求項1に記載の転り軸
受潤滑装置。
【0012】前記構成の転がり軸受潤滑装置によれば、
潤滑油補給配管から送給される潤滑油を、圧縮空気のエ
アアシスト空間内に導入し、エアアシストの圧力によっ
て、ラビリンス間座のラビリンスすきまを介して潤滑油
を軸受空間に導入するようにすれば、潤滑油がラビリン
スすきまから軸受空間内に導入される。したがって、ス
リンガ効果による導入圧力とエアアシストによる導入圧
力とにより得られる大きな導入圧力によって、供給され
る潤滑油を軸受空間内でさらに効率良く流動させること
ができる。
【0013】請求項4記載の転がり軸受潤滑装置は、エ
アアシスト空間から導入されるエアアシストを伴って潤
滑油補給配管から軸受空間に潤滑油を導入することを特
徴とする請求項1に記載の転がり軸受潤滑装置。
【0014】前記構成の転がり軸受潤滑装置によれば、
圧縮空気のエアアシストだけを用いて潤滑油補給配管か
ら軸受空間に潤滑油を導入すれば、ラビリンス間座のラ
ビリンスすきまを通さずに潤滑油が軸受空間内に導入さ
れる。したがって、ラビリンス間座を用いないのでより
簡単な構造で、スリンガ効果による導入圧力とエアアシ
ストによる導入圧力とにより得られる大きな導入圧力に
よって、供給される潤滑油を軸受空間内で効率良く流動
させることができる。
【0015】請求項5記載の転がり軸受潤滑装置は、前
記転がり軸受が、アンギュラ玉軸受であることを特徴と
する前記請求項1〜4のいずれかに記載の転がり軸受潤
滑装置。
【0016】前記構成の転がり軸受潤滑装置によれば、
転がり軸受が、アンギュラ玉軸受であれば、内輪回転で
用いる場合、内輪軌道面の両側の肩部周辺で内輪の周速
に差が生じ、外輪回転で用いる場合、外輪軌道面の両側
の肩部周辺で外輪の周速に差が生じ、それら周速の差に
よるスリンガ効果によって、潤滑油が軸受空間に導入さ
れる。したがって、補給する潤滑油を貯めておくスペー
スを必要とせずに、供給する潤滑油を効率よく軸受空間
内で流動させることができる。その結果、装置が大型に
なることなく、簡潔な構造で安定したグリースの補給が
行えて、転がり軸受の長寿命化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の転がり軸受潤滑装
置の実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明す
る。先ず、本発明の転がり軸受潤滑装置の第1実施形態
を図1に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、
本実施形態の転がり軸受潤滑装置10は、内輪(軌道
輪)2、外輪(軌道輪)3、内外輪2,3間に複数配置
された玉(転動体)4及び玉4を円周方向等間隔に保持
するもみぬき保持器5を有するアンギュラ玉軸受(転が
り軸受)1と、ラビリンスすきま13を有する第1のラ
ビリンス間座11,第2のラビリンス間座12と、グリ
ース補給配管14,15が形成された第1のハウジング
16,第2のハウジング17とを備えている。
【0018】アンギュラ玉軸受1は、内輪カウンタボア
軸受であり、所定の接触角を有する。また、アンギュラ
玉軸受1は、工作機械の主軸支持用であり、内輪回転で
用いられる。更に、アンギュラ玉軸受1は、内輪2の図
中左側の一方側の肩部6の外径が、図中右側の他方側の
肩部7の外径よりも小さい。
【0019】第1のラビリンス間座11は、アンギュラ
玉軸受1の外輪3の正面側端面に当接する外輪間座であ
る。第1のラビリンス間座11の外周部には、連通部1
8が形成されている。連通部18は、一方が第2のハウ
ジング17のグリース補給配管15に連通され、他方が
グリース溜り部19に連通されている。グリース溜り部
19は、第1のラビリンス間座11に備えた側板20
と、アンギュラ玉軸受1の正面側との間に空間状に形成
されており、内輪2における一方側の肩部6側の軸受空
間に連通している。側板20の軸方向外側には、エアア
シスト空間21が形成されている。エアアシスト空間2
1には、主軸内部の圧力を高めることによって、主軸の
内部に切削液等が浸入しないようにするため圧縮空気が
導入されている。
【0020】第2のラビリンス間座12は、アンギュラ
玉軸受1の内輪2の正面側端面に当接する内輪間座であ
る。ラビリンスすきま13は、この第2のラビリンス間
座12の外周部と、第1のラビリンス間座11の側板2
0との間に形成されている。ラビリンスすきま13は、
グリース溜り部19に連通するとともに、エアアシスト
空間21に連通している。第2のラビリンス間座12
は、間座22に当接している。間座22と、第2のラビ
リンス間座12と、アンギュラ玉軸受1の内輪2との内
周部に図示しない主軸が嵌入される。
【0021】第1のハウジング16は、アンギュラ玉軸
受1の背面側に配置されている。グリース補給配管14
は、第1のハウジング16の外周部から内周部に向けて
形成されている。グリース補給配管14は、軸受径方向
に形成されており、一端部が外部のグリース供給装置に
連通接続され、他端部が第2のハウジング17のグリー
ス補給配管15に連通接続される。第1のハウジング1
6は、アンギュラ玉軸受1の外輪3の背面側端面に当接
する。
【0022】第2のハウジング17は、アンギュラ玉軸
受1、第1のラビリンス間座11の外周側に配置されて
いる。グリース補給配管15は、軸受軸方向に形成され
ており、一端部が第1のハウジング16のグリース補給
配管14に連通接続され、他端部が第1のラビリンス間
座11の連通部18に連通接続されている。グリース補
給配管15の一端部には、第2のハウジング17のグリ
ース補給配管14との間にオーリング23が組み付けら
れている。
【0023】上記構造の転がり軸受潤滑装置10は、ア
ンギュラ玉軸受1に生じるスリンガ効果に加え、エアア
シスト空間21に導入されている圧縮空気をエアアシス
トとして用いてグリースの導入を行う。主軸の回転に伴
いアンギュラ玉軸受1の内輪2が回転を始めると、転が
り軸受潤滑装置10が作動を開始し、第1のハウジング
16のグリース補給配管14に、外部のグリース供給装
置から補給用のグリースが導入される。そして、そのグ
リースが、第2のハウジング17のグリース補給配管1
5からグリース溜り部19内に導入される。
【0024】この時、エアアシスト空間21に導入され
た圧縮空気が、ラビリンスすきま13を通じてグリース
溜り部19内に噴出される。そのとき、アンギュラ玉軸
受1の内輪2において、各肩部6,7の周辺の空気の速
度差によりスリンガ効果が生じているため、アンギュラ
玉軸受1の正面側の軸受空間から背面側の軸受空間に向
く圧力が生じている。そのため、グリース溜り部19内
に導入されたグリースは、ラビリンスすきま13から噴
出されるエアアシストによってアンギュラ玉軸受1の正
面側に向けて押圧されるとともに、スリンガ効果により
アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間内に導入され
て、アンギュラ玉軸受1の背面側の軸受空間へと流動す
る。
【0025】上述したように上記第1実施形態の転がり
軸受潤滑装置10によれば、エアアシストをラビリンス
すきま13の入口にかけ、ラビリンスすきま13の出口
から噴出されたエアアシストの圧力でグリースをアンギ
ュラ玉軸受1の軸受空間に導入するので、スリンガ効果
に加えてエアアシストの圧力をグリースの導入に利用さ
れる。したがって、スリンガ効果による導入圧力とエア
アシストによる導入圧力とにより得られる大きな導入圧
力によって、供給される潤滑油を軸受空間内で効率良く
流動させることができる。その結果、補給する潤滑油を
貯めておくスペースを必要としないので、装置が大型に
なることなく、簡潔な構造で安定したグリースの補給が
行えて、転がり軸受の長寿命化を図ることができる。
【0026】次に、本発明の転がり軸受潤滑装置の第2
実施形態を図2に基づいて詳細に説明する。なお、以下
に説明する実施形態において、既に説明した部材等と同
様な構成・作用を有する部材等については、図中に同一
符号又は相当符号を付することにより、説明を省略す
る。図2に示すように、本実施形態の転がり軸受潤滑装
置30は、アンギュラ玉軸受1と、ラビリンスすきま3
3を有する第1のラビリンス間座31,第2のラビリン
ス間座32と、グリース補給配管14,15を有する第
1のハウジング16,第2のハウジング17とを備えて
いる。
【0027】第1のラビリンス間座31は、アンギュラ
玉軸受1の外輪3の正面側端面に当接する外輪間座であ
る。第1のラビリンス間座31の外周部には、連通部3
8が形成されている。連通部38は、一方が第2のハウ
ジング17のグリース補給配管15に連通され、他方が
連通孔44に連通されている。連通孔44は、連通部3
8の内径よりも小さい孔径にされており、エアアシスト
空間21内に連通している。第1のラビリンス間座31
の内周面は、ラビリンスすきま33を形成するためクラ
ンク形状に形成されている。
【0028】第2のラビリンス間座32は、アンギュラ
玉軸受1の内輪2の正面側端面に当接する内輪間座であ
る。第2のラビリンス間座32の外周面は、第1のラビ
リンス間座31の外周面と一対になるクランク形状に形
成されている。そして、ラビリンスすきま33は、第1
のラビリンス間座31のクランク形状の内周面と、第2
のラビリンス間座32のクランク形状の外周面との間に
クランク形状のわずかなすきまとして形成されている。
ラビリンスすきま33は、エアアシスト空間21に連通
しているとともに、アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受
空間に連通している。第2のラビリンス間座32と、ア
ンギュラ玉軸受1の内輪2との内周部に図示しない主軸
が嵌入される。
【0029】上記構成の転がり軸受潤滑装置30は、ア
ンギュラ玉軸受1に生じるスリンガ効果に加え、エアア
シスト空間21に導入されている圧縮空気をエアアシス
トとして用いてグリースの導入を行う。主軸の回転に伴
いアンギュラ玉軸受1の内輪2が回転を始めると、転が
り軸受潤滑装置30が作動を開始し、第1のハウジング
16のグリース補給配管14に、外部のグリース供給装
置から補給用のグリースが導入される。そして、そのグ
リースが、第2のハウジング17のグリース補給配管1
5から第1のラビリンス間座31の連通孔44を通り、
エアアシスト空間21に導入される。
【0030】エアアシスト空間21内に導入された圧縮
空気によって、ラビリンスすきま33を通じてグリース
がアンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に導入され
る。その時、アンギュラ玉軸受1の内輪2において、各
肩部6,7の周辺の空気の速度差によりスリンガ効果が
生じているため、アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空
間から背面側の軸受空間に向く圧力が生じている。その
ため、ラビリンスすきま33から導入されたグリース
は、エアアシストを伴ってラビリンスすきま33からア
ンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に向けて押圧され
るとともに、スリンガ効果によりアンギュラ玉軸受1の
正面側の軸受空間内に導入されて、アンギュラ玉軸受1
の背面側の軸受空間へと流動する。
【0031】上述した第2実施形態の転がり軸受潤滑装
置30によれば、第1のラビリンス間座31の連通孔4
4から送給されるグリースを、エアアシスト空間21内
に導入し、エアアシストの圧力によって、ラビリンスす
きま33を介してグリースを軸受空間に導入するので、
グリースがラビリンスすきま33からアンギュラ玉軸受
1の軸受空間内に導入される。したがって、スリンガ効
果による導入圧力とエアアシストによる導入圧力とによ
り得られる大きな導入圧力によって、供給される潤滑油
を軸受空間内でさらに効率良く流動させることができ
る。
【0032】次に、本発明の転がり軸受潤滑装置の第3
実施形態を図3に基づいて詳細に説明する。図3に示す
ように、本実施形態の転がり軸受潤滑装置50は、アン
ギュラ玉軸受1と、ラビリンスすきま53を有する第1
のラビリンス間座51,第2のラビリンス間座52と、
グリース補給配管14,15を有する第1のハウジング
16,第2のハウジング17とを備えている。第1のラ
ビリンス間座51は、アンギュラ玉軸受1の外輪3の正
面側端面に当接する外輪間座である。第1のラビリンス
間座51の外周部には、連通部58が形成されている。
連通部58は、一方が第2のハウジング17のグリース
補給配管15に連通され、他方が連通孔64に連通され
ている。連通孔64は、連通部58の内径よりも小さい
孔径にされており、エアアシスト空間21内に連通して
いる。第1のラビリンス間座51の内周面は、テーパ面
状に形成されている。
【0033】第2のラビリンス間座52は、アンギュラ
玉軸受1の内輪2の正面側端面に当接する内輪間座であ
る。第2のラビリンス間座52の外周面は、複数の段部
をもつ階段状に形成されている。そして、ラビリンスす
きま53は、第1のラビリンス間座51のテーパ状の内
周面と、第2のラビリンス間座52の階段状の外周面と
の間に、わずかなすきまとして形成されている。ラビリ
ンスすきま53は、エアアシスト空間21に連通してい
るとともに、アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に
連通している。第2のラビリンス間座52の軸受軸方向
外側に間座62が当接し、この間座52に間座65が当
接している。間座62,65と、アンギュラ玉軸受1の
内輪2との内周部に図示しない主軸が嵌入される。
【0034】上記構成の転がり軸受潤滑装置50は、ア
ンギュラ玉軸受1に生じるスリンガ効果に加え、エアア
シスト空間21に導入されている圧縮空気をエアアシス
トとして用いてグリースの導入を行う。主軸の回転に伴
いアンギュラ玉軸受1の内輪2が回転を始めると、転が
り軸受潤滑装置50が作動を開始し、第1のハウジング
16のグリース補給配管14に、外部のグリース供給装
置から補給用のグリースが導入される。そして、そのグ
リースが、第2のハウジング17のグリース補給配管1
5から第1のラビリンス間座51の連通孔64を通り、
エアアシスト空間21に導入される。
【0035】エアアシスト空間21内に導入された圧縮
空気によって、ラビリンスすきま53を通じてグリース
がアンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に導入され
る。そのとき、アンギュラ玉軸受1の内輪2において、
各肩部6,7の周辺の空気の速度差によりスリンガ効果
が生じているため、アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受
空間から背面側の軸受空間に向く圧力が生じている。そ
のため、ラビリンスすきま53から導入されたグリース
は、エアアシストを伴ってラビリンスすきま53からア
ンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に向けて押圧され
るとともに、スリンガ効果によりアンギュラ玉軸受1の
正面側の軸受空間内に導入されて、アンギュラ玉軸受1
の背面側の軸受空間へと流動する。
【0036】上述したように第3実施形態の転がり軸受
潤滑装置50によれば、第1のラビリンス間座51の連
通孔54から送給されるグリースを、エアアシスト空間
21内に導入し、エアアシストの圧力によって、ラビリ
ンスすきま53を介してグリースを軸受空間に導入する
ので、グリースがラビリンスすきま53からアンギュラ
玉軸受1の軸受空間内に導入される。したがって、スリ
ンガ効果による導入圧力とエアアシストによる導入圧力
とにより得られる大きな導入圧力によって、供給される
潤滑油を軸受空間内でさらに効率良く流動させることが
できる。
【0037】次に、本発明の転がり軸受潤滑装置の第4
実施形態を図4に基づいて詳細に説明する。図4に示す
ように、本実施形態の転がり軸受潤滑装置70は、アン
ギュラ玉軸受1と、外輪間座71と、内輪間座72と、
グリース補給配管14,15を有する第1のハウジング
16,第2のハウジング17とを備えている。本実施形
態の転がり軸受装置70は、ラビリンス間座を有さな
い。
【0038】外輪間座71は、アンギュラ玉軸受1の外
輪3の正面側端面に当接している。外輪間座71には、
外周面から内周面に連通した連通孔84が形成されてい
る。連通孔84は、一方が第2のハウジング17のグリ
ース補給配管15に連通され、他方が内周面上で開放さ
れている。外輪間座71の軸受軸方向外側には、エアア
シスト空間21が配置されている。
【0039】内輪間座72は、アンギュラ玉軸受1の内
輪2の正面側端面に当接している。内輪間座72の外径
寸法は、外輪間座71の内径寸法よりもわずかに小さ
い。そのため、この内輪間座72の外周面と外輪間座7
1の内周面との間に、軸受径方向にわずかな大きさの隙
間部86が形成されている。隙間部86は、エアアシス
ト空間21に連通しているとともに、アンギュラ玉軸受
1の正面側の軸受空間に連通している。内輪間座72の
軸受軸方向外側に間座82が当接している。内輪間座7
2と、間座82と、アンギュラ玉軸受1の内輪2との内
周部に図示しない主軸が嵌入される。
【0040】上記構成の転がり軸受潤滑装置70は、エ
アアシスト空間21に導入された圧縮空気のエアアシス
トだけを用いてグリースの導入を行う。主軸の回転に伴
いアンギュラ玉軸受1の内輪2が回転を始めると、転が
り軸受潤滑装置70が作動を開始し、第1のハウジング
16のグリース補給配管14に、外部のグリース供給装
置から補給用のグリースが導入される。そして、そのグ
リースが、第2のハウジング17のグリース補給配管1
5から外輪間座71の連通孔84を通り、外輪間座71
の内周面から隙間部86内に導入される。
【0041】エアアシスト空間21内に導入された圧縮
空気が隙間部86から導入される。そこで、隙間部86
を通過する圧縮圧力によって隙間部86内に導入された
グリースがアンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間内に
向けて押圧されて、その軸受空間に導入される。そのと
き、アンギュラ玉軸受1の内輪2において、各肩部6,
7の周辺の空気の速度差によりスリンガ効果が生じてい
るため、アンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間から背
面側の軸受空間に向く圧力が生じている。そのため、隙
間部86から導入されたグリースは、エアアシストを伴
ってアンギュラ玉軸受1の正面側の軸受空間に向けて押
圧されるとともに、スリンガ効果によりアンギュラ玉軸
受1の正面側の軸受空間内に導入されて、アンギュラ玉
軸受1の背面側の軸受空間へと流動する。
【0042】上述した第4実施形態の転がり軸受潤滑装
置70によれば、エアアシスト空間21に導入された圧
縮空気のエアアシストだけを用いて隙間部86から軸受
空間にグリースが導入されるので、ラビリンス間座のラ
ビリンスすきまを通さずに潤滑油が軸受空間内に導入さ
れる。したがって、ラビリンス間座を用いないので、よ
り簡単な構造でスリンガ効果による導入圧力とエアアシ
ストによる導入圧力とにより得られる大きな導入圧力に
よって、供給されるグリースを軸受空間内で効率良く流
動させることができる。
【0043】なお、本発明の転がり軸受潤滑装置は、上
述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜な変
形、改良等が可能である。例えば、第1のハウジング1
6のグリース補給配管14に供給するグリースを、外部
のグリース供給装置に代えて、カートリッジ式による内
部的な供給装置からとしても良い。
【0044】
【実施例】次に、本発明の転がり軸受潤滑装置に利用し
たスリンガ効果を確認するために用いた試験装置90を
図5に基づいて説明する。図5に示すように、試験装置
90は、外輪間座92と、内輪間座95とを用い、外輪
間座92及び内輪間座95をアンギュラ玉軸受91の正
面側に当接した。
【0045】試験装置90では、アンギュラ玉軸受91
の内輪96及び内輪間座95を40,000/minの
耐久回転数で長時間回転させ、シール部材93,94と
内輪間座95の溝部とのすきまを0.2mm〜0.3m
mとし、排出効果を加速させるため、慣らし運転は行わ
なかった。外輪間座92と内輪間座95との間及び、ア
ンギュラ玉軸受91の軸受空間には、一般的に用いられ
る成分のグリースを充填し、外輪間座92と内輪間座9
5との正面側からエアアシストによる圧縮空気を外輪間
座92と内輪間座95との空間に導入した。
【0046】試験装置90では、試験(1)として外輪
間座92の反軸受側にのみシール部材93を装着した場
合と、試験(2)としてシール部材93,94を装着し
なかった場合と、試験(3)として外輪間座92の軸受
側にのみシール部材94を装着した場合と、試験(4)
として外輪間座92に一対のシール部材93,94を装
着した場合との4種類で、2時間後の外輪間座92と内
輪間座95との間のグリースの残存率を観察した。試験
結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】試験(4)の結果、外輪間座92に一対の
シール部材93,94を装着した場合では、外輪間座9
2と内輪間座95との間のグリースの残存率が70%と
なった。これは、一対のシール部材93,94により、
エアアシストの圧縮空気が低減され、アンギュラ玉軸受
91の軸受空間に生じているスリンガ効果のみによりグ
リースが流動していることによると推察される。
【0049】試験(3)の結果、外輪間座92の軸受側
にのみシール部材94を装着した場合では、外輪間座9
2と内輪間座95との間のグリースの残存率が50%と
なった。これは、外輪間座92のシール部材9が装着さ
れた出口部分で流速が増加して、アンギュラ玉軸受91
の軸受空間に生じているスリンガ効果が減少しているこ
とによると推察される。
【0050】試験(2)の結果、シール部材93,94
を装着しなかった場合では、外輪間座92と内輪間座9
5との間のグリースの残存率が35%となった。これ
は、エアアシストによる圧縮空気の導入に加えて、外輪
間座92及び内輪間座95の間座入口での流速差による
スリンガ効果が影響していることによると推察する。
【0051】試験(1)の結果、外輪間座92の反軸受
側にのみシール部材93を装着した場合では、外輪間座
92と内輪間座95との間のグリースの残存率が20%
となった。これは、エアアシストによる圧縮空気の導入
により、流速が加速された結果、アンギュラ玉軸受91
の軸受空間に生じているスリンガ効果が発揮されたこと
によると推察する。
【0052】以上の試験の結果、アンギュラ玉軸受91
の軸受空間に生じているスリンガ効果を利用することに
よって、軸受空間内のグリースを効率よく循環させるこ
とができることが判明した。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の転がり軸受
潤滑装置によれば、潤滑油は、転動体の軸方向一方側の
軸受空間と、軸方向他方側の軸受空間とに生じる圧力差
によりなるスリンガ効果によって、軸受空間に導入され
る。したがって、補給する潤滑油を貯めておくスペース
を必要とせずに、供給する潤滑油を効率よく軸受空間内
で流動させることができる。その結果、装置が大型にな
ることなく、簡潔な構造で安定したグリースの補給が行
えて、転がり軸受の長寿命化を図ることができる。
【0054】また、主軸内部の圧力を高めることによっ
て、工作機械用主軸の内部に切削液等が浸入しないよう
にするため導入されている圧縮空気を利用し、その圧縮
空気によるエアアシストを、ラビリンス間座のラビリン
スすきまの入口にかけ、ラビリンスすきまの出口から噴
出されたエアアシストの圧力で潤滑油を軸受空間に導入
するので、スリンガ効果に加えてエアアシストの圧力も
潤滑油の導入に利用される。したがって、スリンガ効果
による導入圧力とエアアシストによる導入圧力とにより
得られる大きな導入圧力によって、供給される潤滑油を
軸受空間内でさらに効率良く流動させることができると
ともに、潤滑油の補給を行わないときには、ラビリンス
すきま内に潤滑油を通さないので、ラビリンスすきまを
通じた呼吸作用を行うことができる。
【0055】また、潤滑油補給配管から送給される潤滑
油を、圧縮空気のエアアシスト空間内に導入し、エアア
シストの圧力によって、ラビリンス間座のラビリンスす
きまを介して潤滑油を軸受空間に導入するので、潤滑油
がラビリンスすきまから軸受空間内に導入される。した
がって、スリンガ効果による導入圧力とエアアシストに
よる導入圧力とにより得られる大きな導入圧力によっ
て、供給される潤滑油を軸受空間内でさらに効率良く流
動させることができる。
【0056】また、圧縮空気のエアアシストだけを用い
て潤滑油補給配管から軸受空間に潤滑油を導入するの
で、ラビリンス間座のラビリンスすきまを通さずに潤滑
油が軸受空間内に導入される。したがって、ラビリンス
間座を用いないので、より簡単な構造で、スリンガ効果
による導入圧力とエアアシストによる導入圧力とにより
得られる大きな導入圧力によって、供給される潤滑油を
軸受空間内で効率良く流動させることができる。
【0057】更に、転がり軸受がアンギュラ玉軸受であ
るので、内輪回転で用いる場合、内輪軌道面の両側の肩
部周辺で内輪の周速に差が生じ、外輪回転で用いる場
合、外輪軌道面の両側の肩部周辺で外輪の周速に差が生
じ、それら周速の差によるスリンガ効果によって、潤滑
油が軸受空間に導入される。したがって、補給する潤滑
油を貯めておくスペースを必要とせずに、供給する潤滑
油を効率よく軸受空間内で流動させることができる。そ
の結果、装置が大型になることなく、簡潔な構造で安定
したグリースの補給が行えて、転がり軸受の長寿命化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転がり軸受潤滑装置の第1実施形態を
示す断面図である。
【図2】本発明の転がり軸受潤滑装置の第2実施形態を
示す断面図である。
【図3】本発明の転がり軸受潤滑装置の第3実施形態を
示す断面図である。
【図4】本発明の転がり軸受潤滑装置の第4実施形態を
示す断面図である。
【図5】本発明の転がり軸受潤滑装置を用いた試験装置
の断面図である。
【図6】本発明の転がり軸受潤滑装置におけるスリンガ
効果を説明する軸受の断面図である。
【符号の説明】
1 アンギュラ玉軸受(転がり軸
受) 2 内輪(軌道輪) 3 外輪(軌道輪) 4 玉(転動体) 5 もみぬき保持器(保持器) 10,30,50,70 転がり軸受潤滑装置 11,31,51 第1のラビリンス間座(ラビ
リンス間座) 12,32,52 第2のラビリンス間座(ラビ
リンス間座) 13,33,53 ラビリンスすきま 14,15 グリース補給配管(潤滑油補
給配管) 21 エアアシスト空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 澄雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA03 AA32 AA42 AA54 AA62 CA01 CA08 CA16 FA32 FA55 GA31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の軌道輪と、前記一対の軌道輪間に
    配された保持器と、前記保持器によって保持された複数
    の転動体とを有する転がり軸受を備え、該転がり軸受の
    軸受空間に潤滑油を供給する転がり軸受潤滑装置におい
    て、 前記転動体を介し、軸方向一方側の軸受空間と、軸方向
    他方側の軸受空間とに生ずる圧力差により、潤滑油を軸
    受空間に導入することを特徴とする転がり軸受潤滑装
    置。
  2. 【請求項2】 ラビリンスすきまを有するラビリンス間
    座を備え、該ラビリンス間座のラビリンスすきまを通じ
    て導入されるエアアシストを伴って潤滑油を軸受空間に
    導入することを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受
    潤滑装置。
  3. 【請求項3】 ラビリンスすきまを有し、一方が潤滑油
    補給配管に連通されるとともに、他方がエアアシスト空
    間に連通されたラビリンス間座を備え、該エアアシスト
    空間からのエアアシストを伴って該ラビリンスすきまか
    ら潤滑油を軸受空間に導入することを特徴とする請求項
    1に記載の転がり軸受潤滑装置。
  4. 【請求項4】 エアアシスト空間から導入されるエアア
    シストを伴って潤滑油補給配管から軸受空間に潤滑油を
    導入することを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受
    潤滑装置。
  5. 【請求項5】 前記転がり軸受が、アンギュラ玉軸受で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    転がり軸受潤滑装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180531A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Ntn Corp 転がり軸受のエアオイル潤滑構造
JP2015102208A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日本精工株式会社 軸受装置及び主軸装置
JP2015102209A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日本精工株式会社 軸受装置及び主軸装置
JP2015102210A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日本精工株式会社 軸受装置及び主軸装置
WO2018181752A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 Ntn株式会社 グリース補給用軸受間座、軸受組およびスピンドル装置

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