JP2003314513A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2003314513A
JP2003314513A JP2002118757A JP2002118757A JP2003314513A JP 2003314513 A JP2003314513 A JP 2003314513A JP 2002118757 A JP2002118757 A JP 2002118757A JP 2002118757 A JP2002118757 A JP 2002118757A JP 2003314513 A JP2003314513 A JP 2003314513A
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hole
seat
nut
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JP2002118757A
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Kazuo Kawakami
嘉寿雄 川上
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TOKURI KK
Tokuri KK
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TOKURI KK
Tokuri KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B3/00Key-type connections; Keys
    • F16B3/06Key-type connections; Keys using taper sleeves

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの部材をボルトで連結する際、2つの部
材を正確に位置決めできるようにする。 【解決手段】 2枚の金属パネル1,2をボルト3とナ
ット4で連結する。金属パネル1,2の連結位置にボル
ト3の通し孔5を形成し、この通し孔5に受座6を固着
する。受座6にテーパ面8から成る案内孔7を形成し、
この案内孔7の内部に位置決め部材9を装着する。位置
決め部材9は、その外周面にテーパ面8と嵌合するテー
パ面10を形成する。そして、位置決め部材9にボルト3
を通してからナット4をねじ込む。このナット4の締め
付けにより、案内孔7のテーパ面8と位置決め部材9の
テーパ面10により、2枚の金属パネル1,2が相互に位
置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結すべき2つの部材
をボルトとナットで連結する連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、大型の工作機などは運搬時に嵩
張るため、複数のユニットに分割し、現場などで連結し
て組み立てるようにしている。そして、一般に複数のユ
ニットの組み立てに際し、そのベースをボルトとナット
で連結していたが、このようになボルトとナットで各ユ
ニットのベースを連結する場合、各ユニットのセンター
合わせに面倒な手間がかかる。すなわち、ボルトとナッ
トで2つのベースを連結する場合、その連結位置にボル
トの通し孔を形成し、その通し孔にボルトを通してナッ
ト止めすることになるが、通常は、通し孔の径はボルト
を通す際のクリアランスを考慮してボルトの径より大き
く設定されている。このため、連結後、通し孔のクリア
ランスによって、各ユニットに位置ずれが生じる。ま
た、通常、この種の連結は複数個所で連結するようにし
ていることから、各ユニットを相互に正確に位置決めす
るためには、全ての連結位置でボルトにナットを仮止め
し、各ユニットの位置を調整して位置決めしてナットを
回し締めすることによって各ユニットを固定するように
していた。このため、連結時にユニットの位置を調整す
る等、面倒な手間が掛かり非効率的であった。また、ボ
ーリング機械などの穿孔装置においては、ある程度掘削
した状態で先端に掘削ビットを備えた回転シャフトに中
継用のシャフトを継ぎ足すようにしている。このような
回転するシャフトを連結する場合、その連結部材にせん
断応力が集中することから、強度的に優れた連結構造が
望まれていた。
【0003】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、連結すべき2つの部材を簡単に位置合わせ
することが可能であるとともに、せん断応力の向上を図
ることができる連結具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の連結具
は、連結すべき2つの部材をボルトとナットで連結する
連結具であって、前記各部材の連結位置に前記ボルトの
通し孔を形成するとともに、この各通し孔の開口部周縁
に受座を固着し、この受座に位置決め部材を案内する案
内孔を前記通し孔と同心的に形成し、前記位置決め部材
の中心には前記ボルトの貫通孔を形成するとともに、前
記案内孔の内周面と前記位置決め部材の外周面に、前記
ボルトとナットの締付力によって前記位置決め部材を前
記通し孔の中心方向へと案内するテーパ面を形成したも
のである。
【0005】2枚の部材をボルトとナットで連結する
際、受座に設けた案内孔に位置決め部材を組み付けた
後、位置決め部材の貫通孔にボルトを通す。この後、ボ
ルトにワッシャなどを通してからナットをねじ込む。こ
のナットの締め付けにより、受座の案内孔に形成するテ
ーパ面と位置決め部材に形成するテーパ面とにより、位
置決め部材は受座の中心、すなわち、各部材の通し孔と
同心位置に案内される。これにより、通し孔にボルトを
通す際のクリアランスがあっても位置決め部材とこの位
置決め部材に貫通したボルトが各金属パネルの通し孔の
中心にセットされる。この結果、ボルト、位置決め部
材、受座を基準として2枚の部材が正確に位置合わせさ
れる。また、受座に位置決め部材を装着した際、受座に
形成するテーパ面と位置決め部材に形成するテーパ面と
が嵌合し、受座と位置決め部材とが一体化する。これに
より、ボルトの軸廻りのせん断面積が増加し、ボルトに
加わるせん断応力も分散するため、せん断応力に対す強
度も向上する。
【0006】請求項2の連結金具は、連結すべき2つの
部材をボルトとナットで連結する連結具であって、前記
各部材の連結位置に開口孔を形成するとともに、この開
口孔の内周面に受座を固着し、この受座に位置決め部材
を案内する案内孔を前記開口孔と同心的に形成し、前記
位置決め部材の中心には前記ボルトの貫通孔を形成する
とともに、前記案内孔の内周面と前記位置決め部材の外
周面に、前記ボルトとナットの締付力によって前記位置
決め部材を前記開口孔の中心方向へと案内するテーパ面
を形成したものである。
【0007】これにより、案内孔の内周面に形成するテ
ーパ面と位置決め部材の外周面に形成するテーパ面とに
より、位置決め部材が受座の中心、すなわち、各部材の
開口孔と同心に案内されるから、ボルト、位置決め部
材、受座を基準として2枚の部材が正確に位置合わせさ
れる。
【0008】請求項3の連結金具は、連結すべき2つの
部材をボルトとナットで連結する連結具であって、前記
各部材の連結位置に連続する案内孔を形成し、この案内
孔に前記位置決め部材を挿入し、該位置決め部材を前記
2つの部材に跨るように装着し、この位置決め部材の中
心にボルトを貫通する貫通孔を設けるとともに、前記案
内孔の内周面と前記位置決め部材の外周面に、前記ボル
トとナットの締付力に伴って前記位置決め部材を前記通
し孔の中心方向に移動するテーパ面を形成したものであ
る。
【0009】これにより、案内孔に形成するテーパ面と
位置決め部材に形成するテーパ面とにより、位置決め部
材は案内孔と同心位置に案内されるから、ボルト、位置
決め部材、受座を基準として2枚の部材が正確に位置合
わせされる。
【0010】請求項4の連結金具は、連結すべき2つの
部材をボルトとナットで連結する連結具であって、前記
各部材の連結位置に前記ボルトの開口孔を形成するとと
もに、この開口孔の内周面に沿ってスライドする受座を
設け、この受座に位置決め部材を装着する案内孔を形成
するとともに、前記位置決め部材に前記ボルトの貫通孔
を設け、前記案内孔の内周面と前記位置決め部材の外周
面に、前記ボルトとナットの締付力に伴って前記位置決
め部材を前記通し孔の中心方向に案内するテーパ面を形
成したものである。
【0011】これにより、案内孔の内周面に形成するテ
ーパ面と位置決め部材の外周面に形成するテーパ面とに
より、位置決め部材が受座の中心、すなわち、各部材の
開口孔と同心に案内されるから、ボルト、位置決め部
材、受座を基準として2枚の部材が正確に位置合わせさ
れる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1を参照しながら説明する。本実施例では連結す
べき部材として2枚の金属パネル1,2をボルト3とナ
ット4で連結するものであり、金属パネル1,2の連結
位置にはそれぞれボルト3の通し孔5が形成されてい
る。この通し孔5の径は、ボルト3を通す際のクリアラ
ンスを考慮してボルト3の外径より僅かに径大に形成さ
れている。
【0013】6は前記各金属パネル1,2の外面側に設
けた金属製の受座であり、溶接などによって前記通し孔
5と同心的に固着されている。この受座6の中心には案
内孔7が形成され、該案内孔7の内周面は前記通し孔5
に向かって次第に径小となるテーパ面8となっている。
そして、この案内孔7の内部に位置決め部材9が組み込
まれている。位置決め部材9は、その外周面が前記案内
孔7のテーパ面8と嵌合するテーパ面10を有する戴頭円
錐状を成し、中心部に前記ボルト3を通す貫通孔11を形
成している。この貫通孔11はボルト3の外径とほぼ同径
に形成されている。また、受座6に位置決め部材9を装
着した状態において、受座6から位置決め部材9が僅か
に突出するようになっている。なお、図1において、符
号13はワッシャである。
【0014】以上のように構成される本実施例について
説明する。2枚の金属パネル1,2をボルト3とナット
4で連結する際、受座6に設けた案内孔7に位置決め部
材9を組み付ける。この後、位置決め部材9の貫通孔11
にボルト3を通してワッシャ13を介してナット4をねじ
込む。このナット4の締め付けにより、受座6の案内孔
7の内周面に形成するテーパ面8と位置決め部材9の外
周面に形成するテーパ面10とにより、位置決め部材9は
受座6の中心、すなわち、各金属パネル1,2の通し孔
5と同心位置に案内される。これにより、通し孔5にボ
ルト3を通す際のクリアランスがあっても位置決め部材
9に貫通したボルト3が各金属パネル1,2の通し孔5
の中心Sにセットされる。したがって、金属パネル1,
2の複数箇所をボルト3で連結する場合であっても、ボ
ルト3の通し孔5に固定した受座6に位置決め部材9を
介してボルト3を通すことで、通し孔5に対してボルト
3が正確に位置決めされることになる。また、位置決め
部材9と受座6はそれぞれのテーパ面8,10によって一
体化しているため、ボルト5、位置決め部材9、受座6
を基準として2枚の金属製パネル1,2が正確に位置決
めされる。これにより、例えば、分割した複数の工作機
ユニットを現場で組み立てる場合などにおいて、その連
結個所に形成する通し孔5に位置決め部材9を介してボ
ルト3を通し、これにナット4をねじ込むだけで各工作
機ユニットの位置を正確に合わせることができ、極めて
効率的に連結作業が行える。また、受座6に位置決め部
材9を装着した際、受座6に形成するテーパ面7と位置
決め部材9に形成するテーパ面10とが嵌合し、受座6と
位置決め部材9とが一体化されるから、ボルト3の軸廻
りのせん断面積が増加し、ボルト3に加わるせん断応力
も分散する。これにより、せん断応力に対するボルト3
の強度も向上するため、ボルト3の破損や変形も生じに
くい。
【0015】図2は、本発明の第2実施例であり、前記
第1実施例と同一機能を有する部分には同一符号を付
し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分について
のみ説明する。前記実施例では、金属パネル1,2にそ
れぞれ位置決め部材9を装着した例を示したが、本実施
例では、外周面にテーパ面14を形成した1つの位置決め
部材15を用いる。すなわち、本実施例では、位置決め部
材15が2枚の金属パネル1,2に跨って装着される。ま
た、本実施例の金属パネル1,2は、前記第1実施例の
ものより肉厚に形成され、各金属パネル1,2の連結位
置には径大な開口孔16を形成し、この開口孔16の内周面
にそれぞれ受座17を溶接などによって一体的に固着して
いる。この受座17には前記各金属パネル1,2に跨るよ
うに位置決め部材15を装着するものであり、各受座17の
案内孔18,19には装着される位置決め部材15のテーパ面
14と嵌合する連続したテーパ面20,21が形成されてい
る。また、位置決め部材15の装着時において、先細に形
成された位置決め部材15の一端側は、金属パネル1側に
装着した受座17の案内孔18から突出しないように案内孔
18の内側に収まる。一方、先太に形成された位置決め部
材15の他端側は、金属パネル2側に装着した受座17から
僅かに突出している。また、位置決め部材15の中央には
ボルト3を挿通する貫通孔15Aが形成されている。
【0016】以上のように構成される本実施例では、先
細に形成された案内孔18を有する金属パネル1側にワッ
シャ13を配置し、そのワッシャ13を介して位置決め部材
15の貫通孔15Aにボルト3を挿通させる。この時、ワッ
シャ13は受座17の案内孔18の周縁に当接する。そして、
受座17から突出させたボルト3の先端部にナット4を螺
着し、これを廻し締めすることにより、前記第1実施例
と同様、受座17の案内孔18,19の内周面に形成するテー
パ面20,21と位置決め部材15の外周面に形成するテーパ
面14とにより、位置決め部材15は受座17の中心に案内さ
れ、各金属パネル1,2を相互に位置決めすることがで
き、効率的に連結作業が行える。また、本実施例では、
金属パネル1,2に受座17を形成し、この受座17に連続
するテーパ面20,21を形成するとともに、テーパ面20,
21に装着する位置決め部材15を各金属パネル1,2に跨
って装着するようにしているから、受座17のテーパ面2
0,21と位置決め部材15に形成するテーパ面14と接触面
積も広くなるから、せん断応力に対する強度もより一
層、高めることできる。さらに、本実施例では、各金属
パネル1,2に形成する開口孔16に各受座17,17を固着
することから、各金属パネル1,2から受座17,17が突
出しない。このため、フラットな金属パネル1,2とす
ることができ、受座17,17への接触などによる危険もな
い。また、各受座17,17に1つの位置決め部材15を組み
付けているため、組み付け部品点数も削減することがで
き、金属パネル1,2の連結作業をより一層、簡略化す
ることができる。
【0017】図3及び図4は本実施例の第3実施例を示
し、前記各実施例と同一機能を有する部分には同一符号
を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。本実施例では、連結具をボーリング
機械などの穿孔装置に適用した場合を示しており、部材
として2本の回転シャフト30,31をボルト3とナット4
を連結するものである。また、各回転シャフト30,31の
連結個所は円筒状を成し、一方の回転シャフト30の内周
面に他方の回転シャフト31を嵌合させて、その嵌合部分
にボルト3を貫通させてナット4により連結するもので
あって、各回転シャフト30,31の連結個所に設けられる
案内孔32,33は、各回転シャフト30,31の表面と裏面側
にそれぞれ対向して形成されている。また、各回転シャ
フト30,31に形成される案内孔32,33は各回転シャフト
30,31の中心方向に向かって先細となるテーパ面34,35
を連続させて形成し、このテーパ面34,35によって案内
される位置決め部材36は各回転シャフト30,31に跨るよ
うに各回転シャフト30,31に装着されてるものである。
この位置決め部材36の外面側には回転シャフト30,31に
形成するテーパ面34,35と嵌合するテーパ面37が形成さ
れるとともに、中心にはボルト3の貫通孔38が形成され
ている。
【0018】以上のように構成される本実施例では、各
回転シャフト30,31を嵌め合わせ、この各回転シャフト
30,31を位置を調整して案内孔32,33の位置を合わせて
おく。この案内孔32,33の位置合わせはさほど正確性を
必要とするものではなく、ある程度、案内孔32,33の位
置が一致すればよい。そして、案内孔32,33に位置決め
部材36を装着し、位置決め部材36に形成する貫通孔38に
ボルト3を通し、位置決め部材36から突出したボルト3
にナット4を螺着して締め付けることによって、案内孔
32,33の内周面に形成するテーパ面34,35と位置決め部
材36の外周面に形成するテーパ面37とにより、位置決め
部材36は各回転シャフト30,31に形成する案内孔32,33
の中心に案内される。これにより、各回転シャフト30,
31を相互に位置決めすることができ、回転シャフト30,
31を基準として位置決め部材36及び回転シャフト30,31
の位置を正確に位置決めすることができる。また、各回
転シャフト30,31の案内孔32,33のテーパ面34,35と位
置決め部材36に形成するテーパ面37とが嵌合して位置決
め部材36を介して各回転シャフト30,31が強固に一体化
される。すなわち、各回転シャフト30,31に連続するテ
ーパ面34,35を形成し、このテーパ面34,35によって案
内される位置決め部材36を各回転シャフト30,31に跨る
ように嵌め入れることによって、位置決め部材36と各回
転シャフト30,31とが広い面積で接触することから、断
応力に対する強度も高まる。特に、本実施例では、ボー
リング機械などの穿孔装置に用いることから、各回転シ
ャフト30,31を連結するボルト3に回転シャフト30,31
の回転によるせん断応力が加わることになるから、せん
断応力に対する強度を高めることは極めて有効である。
【0019】図5及び図6は本発明の第4実施例を示
し、前記各実施例と同一機能を有する部分には同一符号
を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。本実施例では、一方の金属パネル1
の開口孔16に受座40を固着し、この受座40に逆テーパ面
41から成る案内孔42を形成している。また、位置決め部
材43は中央部からそれぞれ両端側に向かって先細のテー
パ面44,45を形成し、その一方のテーパ面44を前記受座
40に形成する逆テーパ面41に一体的に固着している。そ
して、他方の金属パネル2の開口孔16に受座50をスライ
ド自在に組み付け、この受座50に逆テーパ面51から成る
案内孔52を形成している。なお、この受座50は前記金属
パネル1から突出した位置決め部材43より僅かに短い。
そして、各金属パネル1,2を連結する際、一方の金属
パネル1から突出した位置決め部材43のテーパ面45に受
座50の案内孔52を嵌め入れるとともに、この受座50に他
方の金属パネル2の開口孔16を嵌め入れるように、2枚
の金属パネル1,2を重ね合わせる。そして、位置決め
部材43の中央に形成する貫通孔44にボルト3を通し、ナ
ット4を締め付けることによって、位置決め部材43のテ
ーパ面45と開口孔16に組み込んだ受座50に逆テーパ面51
とにより、各金属パネル1,2を簡単かつ容易に位置決
めすることができる。
【0020】また、本実施例では、一方の金属パネル1
に受座40と位置決め部材43とを一体的に固定しているた
め、せん断応力に対する強度をより一層、高めることが
できる。
【0021】以上、本実施例の実施例について詳述が、
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例え
ば、受座や位置決め部材の形状等は適宜選定すればよ
い。また、連結すべき部材も金属パネルやシャフトに限
るものではない。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の連結具によれば、連結す
べき2つの部材をボルトとナットで連結する連結具であ
って、前記各部材の連結位置に前記ボルトの通し孔を形
成するとともに、この各通し孔の開口部周縁に受座を固
着し、この受座に位置決め部材を案内する案内孔を前記
通し孔と同心的に形成し、前記位置決め部材の中心には
前記ボルトの貫通孔を形成するとともに、前記案内孔の
内周面と前記位置決め部材の外周面に、前記ボルトとナ
ットの締付力によって前記位置決め部材を前記通し孔の
中心方向へと案内するテーパ面を形成したものであるか
ら、通し孔にボルトを通す際のクリアランスがあって
も、受座の案内孔の内周面に形成するテーパ面と位置決
め部材の外周面に形成するテーパ面とにより、位置決め
部材が各部材の通し孔と同心にセットされる。したがっ
て、ボルト、位置決め部材、受座を基準として2枚の部
材を正確に位置決めすることができるとともに、受座の
案内孔に形成するテーパ面と位置決め部材に形成するテ
ーパ面との嵌合により、受座と位置決め部材とが一体化
し、せん断応力に対す強度も向上する。
【0023】請求項2の連結金具によれば、連結すべき
2つの部材をボルトとナットで連結する連結具であっ
て、前記各部材の連結位置に開口孔を形成するととも
に、この開口孔の内周面に受座を固着し、この受座に位
置決め部材を案内する案内孔を前記開口孔と同心的に形
成し、前記位置決め部材の中心には前記ボルトの貫通孔
を形成するとともに、前記案内孔の内周面と前記位置決
め部材の外周面に、前記ボルトとナットの締付力によっ
て前記位置決め部材を前記開口孔の中心方向へと案内す
るテーパ面を形成したものであるから、位置決め部材が
各部材の開口孔の同心に案内され、ボルト、位置決め部
材、受座を基準として2枚の部材を正確に位置合わする
ことができる。また、受座の案内孔に形成するテーパ面
と位置決め部材に形成するテーパ面との嵌合によりせん
断応力に対する強度も向上する。さらに、組付部品点数
を削減することができるから、組付作業性にも優れる。
【0024】請求項3の連結金具によれば、連結すべき
2つの部材をボルトとナットで連結する連結具であっ
て、前記各部材の連結位置に前記ボルトの開口孔を形成
するとともに、この開口孔の内周面に沿ってスライドす
る受座を設け、この受座に位置決め部材を装着する案内
孔を形成するとともに、前記位置決め部材に前記ボルト
の貫通孔を設け、前記案内孔の内周面と前記位置決め部
材の外周面に、前記ボルトとナットの締付力に伴って前
記位置決め部材を前記通し孔の中心方向に案内するテー
パ面を形成したものであるから、ボルトを締め付けるだ
けで2枚の部材を正確に位置合わすることができるとと
もに、受座の案内孔に形成するテーパ面と位置決め部材
に形成するテーパ面との嵌合によって、せん断応力に対
する強度も向上することができる。さらに、位置決め部
材に案内孔を形成することで、組付部品点数をより削減
することができる。
【0025】請求項4の連結金具によれば、連結すべき
2つの部材をボルトとナットで連結する連結具であっ
て、前記各部材の連結位置に連続する案内孔を形成し、
この案内孔に前記位置決め部材を挿入し、該位置決め部
材を前記2つの部材に跨るように装着し、この位置決め
部材の中心にボルトを貫通する貫通孔を設けるととも
に、前記案内孔の内周面と前記位置決め部材の外周面
に、前記ボルトとナットの締付力に伴って前記位置決め
部材を前記通し孔の中心方向に移動するテーパ面を形成
したものであるから、ボルトを締め付けるだけで2枚の
部材を正確に位置決めできるとともに、受座の案内孔に
形成するテーパ面と位置決め部材に形成するテーパ面と
の嵌合によって、せん断応力に対する強度も向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す連結具の断面図であ
る。
【図2】同上の第2実施例を示す連結具の断面図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を示す連結具の断面図であ
る。
【図4】同上連結具の分解斜視図である。
【図5】同上第4実施例を示す連結具の断面図であり、
分解状態を示している。
【図6】同上連結具を組み付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1,2 金属パネル(部材) 3 ボルト 4 ナット 5 通し孔 6,17,40,50 受座 7,18,19,42,52 案内孔 8,10,14,20,21,34,35,37,44,45 テーパ面 9,15,36,43 位置決め部材 16 開口孔 30,31 回転シャフト(部材) 11,15A,38 貫通孔 41 逆テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J001 FA02 FA18 GA01 GB01 GC09 GC12 HA02 JA10 JB02 JB03 JB12 KA21 KB04 3J022 DA15 EA02 EA14 EA31 EB02 EB12 EC02 EC17 EC22 ED02 ED22 FA01 FB06 FB12 GA04 GA06 GA12 GA14 GB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結すべき2つの部材をボルトとナット
    で連結する連結具であって、前記各部材の連結位置に前
    記ボルトの通し孔を形成するとともに、この各通し孔の
    開口部周縁に受座を固着し、この受座に位置決め部材を
    案内する案内孔を前記通し孔と同心的に形成し、前記位
    置決め部材の中心には前記ボルトの貫通孔を形成すると
    ともに、前記案内孔の内周面と前記位置決め部材の外周
    面に、前記ボルトとナットの締付力によって前記位置決
    め部材を前記通し孔の中心方向へと案内するテーパ面を
    形成したことを特徴とする連結具。
  2. 【請求項2】 連結すべき2つの部材をボルトとナット
    で連結する連結具であって、前記各部材の連結位置に開
    口孔を形成するとともに、この開口孔の内周面に受座を
    固着し、この受座に位置決め部材を案内する案内孔を前
    記開口孔と同心的に形成し、前記位置決め部材の中心に
    は前記ボルトの貫通孔を形成するとともに、前記案内孔
    の内周面と前記位置決め部材の外周面に、前記ボルトと
    ナットの締付力によって前記位置決め部材を前記開口孔
    の中心方向へと案内するテーパ面を形成したことを特徴
    とする連結具。
  3. 【請求項3】 連結すべき2つの部材をボルトとナット
    で連結する連結具であって、前記各部材の連結位置に連
    続する案内孔を形成し、この案内孔に前記位置決め部材
    を挿入し、該位置決め部材を前記2つの部材に跨るよう
    に装着し、この位置決め部材の中心にボルトを貫通する
    貫通孔を設けるとともに、前記案内孔の内周面と前記位
    置決め部材の外周面に、前記ボルトとナットの締付力に
    伴って前記位置決め部材を前記通し孔の中心方向に移動
    するテーパ面を形成したことを特徴とする連結具。
  4. 【請求項4】 連結すべき2つの部材をボルトとナット
    で連結する連結具であって、前記各部材の連結位置に前
    記ボルトの開口孔を形成するとともに、この開口孔の内
    周面に沿ってスライドする受座を設け、この受座に位置
    決め部材を装着する案内孔を形成するとともに、前記位
    置決め部材に前記ボルトの貫通孔を設け、前記案内孔の
    内周面と前記位置決め部材の外周面に、前記ボルトとナ
    ットの締付力に伴って前記位置決め部材を前記通し孔の
    中心方向に案内するテーパ面を形成したことを特徴とす
    る連結具。
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