JP2003314344A - エンジン駆動装置の制御装置 - Google Patents

エンジン駆動装置の制御装置

Info

Publication number
JP2003314344A
JP2003314344A JP2002118420A JP2002118420A JP2003314344A JP 2003314344 A JP2003314344 A JP 2003314344A JP 2002118420 A JP2002118420 A JP 2002118420A JP 2002118420 A JP2002118420 A JP 2002118420A JP 2003314344 A JP2003314344 A JP 2003314344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve
engine
gas
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002118420A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Nakajima
克典 中島
Fumitaka Oka
文隆 岡
Teruhiko Kojima
輝彦 小島
Junji Matsue
準治 松栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002118420A priority Critical patent/JP2003314344A/ja
Publication of JP2003314344A publication Critical patent/JP2003314344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出荷機種を燃料の種類に拘わらず統一して、
生産性の向上を図りコストダウンを図ること。 【解決手段】 制御装置44はガスエンジン30の設定
回転数を850min-1に下げるようセットして下がっ
たら、燃料調整弁35を所定開度(250step分)
にして燃料量を減少させ、所定時間この状態を維持す
る。次に制御装置44は燃料調整弁35を80step
分の開度とし、その250stepから80step分
の開度とした変化の前後の回転数の差を算出した結果に
基づき、実回転数が30min-1以上減少したか否かが
判定され、減少したと判定された場合には、制御装置4
4は燃料調整弁35を250step分の開度として、
その80stepから250step分の開度とした変
化の前後の回転数の差を算出した結果に基づき、30m
in-1以上増加したか否かが制御装置44により判定さ
れ、増加した場合には都市ガス13Aと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される空気調和装置、発電装置等のエンジン駆動装置
の制御装置、詳述すればエンジンに供給される燃料を設
定するための燃料設定手段を備え、エンジンにより駆動
されるエンジン駆動装置の制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、エンジンにより駆動される空気
調和装置では、圧縮機がガスエンジンにより駆動される
ガスヒートポンプ式空気調和装置が知られており、ガス
エンジン燃料供給装置から上記ガスエンジンへ、燃料ガ
スと空気とが混合された混合気が供給される。上記エン
ジン燃料供給装置は燃料調整弁を備え、この燃料調整弁
が燃料の供給量を変更することにより、上記混合気の空
燃比を最適に調整する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記燃料調
整弁を天然ガス仕様とプロパンガス仕様の両者共通のも
のを出荷するとした場合、市場でガスヒートポンプ式空
気調和装置におけるガスヒートポンプユニットを設置す
る際に、ガス配管の仕様を適当なものに設定せずに、運
転してしまった場合には、即ち燃料配管仕様と導入ガス
種が不一致であったなら、様々な不具合が生じる。例え
ば、プロパン仕様機種に都市ガスが導入された場合は、
燃料量が不十分となってしまい、エンジンが運転でき
ず、また都市ガス仕様機種にプロパンが導入された場合
は、エミッションが大きくなったり、ノッキング運転に
よるエンジン破損の可能性がある。 【0004】上記理由により、燃料調整弁は、燃料ガス
の種類に対応して複数機種用意しなければならず、コス
トが上昇してしまう。 【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、出荷機種を燃料の種類に拘わらず統
一して、生産性の向上を図りコストダウンを図ることが
でき、しかも、使用燃料を判定できるようにしたエンジ
ン駆動装置の制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】このため本発明は、エン
ジンに供給される燃料を設定するための燃料設定手段を
備え、エンジンにより駆動されるエンジン駆動装置の制
御装置において、前記エンジンの回転数を検出する回転
数検出手段と、この回転数検出手段による回転数の検出
状態に基づいて前記燃料設定手段により設定された燃料
と使用する燃料の種類が合致しているか否かを判定する
判定手段とを設けたことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1は、本発明に係るヒートポン
プ式空気調和装置の一実施の形態が適用された標準仕様
の空気調和装置における冷媒回路を示す回路図である。 【0008】この図1に示すように、冷凍装置としての
ヒートポンプ式空気調和装置10は、室外機11、複数
台(例えば2台)の室内機12A、12B及びマイクロ
コンピュータなどの制御装置13、44を有してなり、
室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12B
の各室内冷媒配管15A、15Bとが連結されている。 【0009】前記室外機11は室外に設置され、室外冷
媒配管14にはツインコンプレッサ16が配設されると
ともに、このツインコンプレッサ16の吸込側に冷媒の
圧力を検出する圧力検出センサS1、ストレーナ28及
びアキュムレータ17が、吐出側に冷媒の圧力を検出す
る圧力検出センサS2及び四方弁18がそれぞれ配設さ
れ、この四方弁18側に室外熱交換器19、室外膨張弁
24、ドライコア25が順次配設されて構成される。室
外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって
送風する室外ファン20が隣接して配置されている。 【0010】また、ツインコンプレッサ16はクラッチ
機構27を介してガスエンジン30に連結されており、
このガスエンジン30により一方が駆動され、他方が前
記クラッチ機構27により駆動されるか非駆動されるか
が選択される。前記クラッチ機構27は、ガスエンジン
30の出力軸に設けられたプーリ27Aと、ツインコン
プレッサ16の一方側の伝達軸に設けられたプーリ27
Bと、同じくツインコンプレッサ16の他方側の伝達軸
に設けられたプーリ27Cと、これらの各プーリの掛け
渡されたベルト27Dと、前記ツインコンプレッサ16
の他方側の伝達軸の回転を該ツインコンプレッサ16の
他方に伝達するか否かを切り替えるクラッチ27Eとか
ら構成される。更に、室外膨張弁24をバイパスしてバ
イパス管26が配設されている。 【0011】一方、前記室内機12A、12Bはそれぞ
れ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、1
5Bに室内熱交換器21A、21Bが配設されるととも
に、室内冷媒配管15A、15Bのそれぞれにおいて室
内熱交換器21A、21Bの近傍に室内膨張弁22A、
22Bが配設されて構成される。上記室内熱交換器21
A、21Bには、これらの室内熱交換器21A、21B
へ送風する室内ファン23A、23Bが隣接して配置さ
れている。 【0012】尚、図1中の符号28はストレーナを示
す。また29は、ツインコンプレッサ16の吐出側の冷
媒圧力をツインコンプレッサ16の吸込側へ逃す安全弁
である。 【0013】また、上記制御装置13は室外機11に設
置され、室外機11及び室内機12A、12Bの運転を
制御する。具体的には、制御装置13は、室外機11に
おけるガスエンジン30(即ちツインコンプレッサ1
6)、四方弁18、室外ファン20及び室外膨張弁2
4、並びに室内機12A、12Bにおける室内膨張弁2
2A、22B、及び室内ファン23A、23Bをそれぞ
れ制御する。 【0014】前記制御装置13により四方弁18が切り
替えられることにより、ヒートポンプ式空気調和装置1
0が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御
装置13が四方弁18を冷房側に切り替えたときには、
冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器
に、室内熱交換器21A、21Bが蒸発器になって冷房
運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内
を冷房する。また、制御装置13が四方弁18を暖房側
に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室
内熱交換器21A、21Bが凝縮器に、室外熱交換器1
9が蒸発器になって暖房運転状態となり、各室内熱交換
器21A、21Bが室内を暖房する。 【0015】また、制御装置13は、冷房運転時には、
室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負
荷に応じて制御する。暖房運転時には、制御装置13
は、室外膨張弁24及び室内膨張弁22A、22Bのそ
れぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。 【0016】一方、ツインコンプレッサ16を駆動する
ガスエンジン30の燃焼室(図示せず)には、制御装置
44により制御されるエンジン燃料供給装置31から混
合気が供給される。このエンジン燃料供給装置31は、
燃料供給配管32に、2個の燃料遮断弁33、ゼロガバ
ナ34、燃料調整弁35及びスロットル調整弁36が順
次配設され、この燃料供給配管32のスロットル調整弁
36側端部がガスエンジン30の上記燃焼室に接続され
て構成される。 【0017】前記燃料遮断弁33は、直列に2個配設さ
れて2閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、2個の燃料遮
断弁33が連動して全閉または全開し、燃料ガスの漏れ
のない遮断と連通とを択一に実施する。 【0018】前記ゼロガバナ34は、燃料供給配管32
内における当該ゼロガバナ34の前後の1次側燃料ガス
圧力(一次圧a)と2次側燃料ガス圧力(二次圧b)と
のうち、一次圧aの変動によっても二次圧bを一定の所
定圧に調整して、ガスエンジン30の運転を安定化させ
る。 【0019】前記制御装置44に制御される燃料調整弁
35は、スロットル調整弁36の上流側から空気が導入
されることで生成される混合気の空燃比を最適に調整す
るものである。また、同じく前記制御装置44に制御さ
れるスロットル調整弁36は、ガスエンジン30の燃焼
室へ供給される混合気の供給量を調整して、ガスエンジ
ン30の回転数を制御する。 【0020】ガスエンジン30には、同じく前記制御装
置44に制御されるエンジンオイル供給装置37が接続
されている。このエンジンオイル供給装置37は、オイ
ルサブタンク45に接続されるオイル供給配管38にオ
イル遮断弁39、サブオイルパン46及びオイル供給ポ
ンプ40等が配設されたものであり、ガスエンジン30
へエンジンオイルを適宜供給する。 【0021】前記制御装置44によるガスエンジン30
の制御は、具体的には、エンジン燃料供給装置31の燃
料遮断弁33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びス
ロットル調整弁36、並びにエンジンオイル供給装置3
7のオイル遮断弁39及びオイル供給ポンプ40を制御
することによってなされる。 【0022】また、48はカム角センサで、前記ガスエ
ンジン30のどの気筒にイグニッションにより点火する
かを判別するものであり、49はクランク角センサで、
前記ガスエンジン30の回転速度を検出するもので、具
体的にはエンジン30の各ピストンを連結するクランク
軸の回転速度を検出するが、1分間当りの回転数を検出
することとなる。 【0023】そして、上記ガスエンジン30は、エンジ
ン冷却装置41内を循環するエンジン冷却水により冷却
される。このエンジン冷却装置41は、一端がガスエン
ジン30に付設された図示しない排ガス熱交換器を介し
てガスエンジン30に接続されると共に、他端がガスエ
ンジン30に直接接続された略閉ループ形状の冷却水配
管42にワックス三方弁43、ラジエータ46及び循環
ポンプ47が順次配設されて構成される。 【0024】上記循環ポンプ47は、稼働時にエンジン
冷却水を昇圧して、このエンジン冷却水を冷却水配管4
2内で循環させる。 【0025】上記ワックス三方弁43は、ガスエンジン
30を速やかに暖機させるためのものである。このワッ
クス三方弁43は、入口43Aが、冷却水配管42にお
けるガスエンジン30に、低温側出口43Bが冷却水配
管42における循環ポンプ47の吸込側に、高温側出口
43Cが冷却水配管42におけるラジエータ46側にそ
れぞれ接続される。 【0026】エンジン冷却水は、循環ポンプ47の吐出
側から約40℃でガスエンジン30の排ガス熱交換器へ
流入し、ガスエンジン30の排熱(排気ガスの熱)を回
収した後にガスエンジン30内を流れてこのガスエンジ
ン30を冷却し、約80℃に加熱される。ガスエンジン
30からワックス三方弁43に流入したエンジン冷却水
は、低温(例えば80℃以下)のときには低温側出口4
3Bから循環ポンプ47に戻されてガスエンジン30を
速やかに暖機し、高温(例えば80℃以上)のときには
高温側出口43Cからラジエータ46へ流れる。 【0027】このラジエータ46は、エンジン冷却水を
放熱して、このエンジン冷却水を約40℃に冷却するも
のである。このラジエータ46にて冷却されたエンジン
冷却水は、循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン
30の排ガス熱交換器へ戻され、ガスエンジン30を冷
却する。また、このラジエータ46は、空気調和装置1
0の室外熱交換器19に隣接配置される。 【0028】空気調和装置10の冷房または暖房運転時
に、エンジン冷却装置41の循環ポンプ47が稼働され
てエンジン冷却水が循環し、このエンジン冷却水がガス
エンジン30を冷却する。ガスエンジン30を冷却した
エンジン冷却水は、ラジエータ46にて放熱されて冷却
される。特に、空気調和装置10の暖房運転時には、ラ
ジエータ46にて放熱された熱は、蒸発器として機能す
る室外熱交換器19に取り込まれ、蒸発器の熱源として
利用される。 【0029】ところで、前記エンジン燃料供給装置31
の燃料調整弁35は、図2及び図3に示すように、弁本
体部51に、弁開度調整可能な弁機構、例えば電動弁5
3が設置され、更に切換え部材としての弁蓋50が取り
付けられて構成される。この弁蓋50は、その表面50
Aを外側にして取り付ける場合(図3(B))と、その
裏面50Bを外側にして取り付ける場合(図3(A))
とで、燃料調整弁35内を流れる燃料ガスの流路が切り
替えられて、流路面積が変更可能に構成される。 【0030】つまり、弁蓋50は、その表面50Aが平
坦面に形成され、その裏面50Bに凹部52が形成され
ている。従って、図3(A)に示すように、裏面50B
を外側に向け、表面50Aを内側に向けて弁蓋50を弁
本体部51に取り付けた場合には、ゼロガバナ34から
の燃料ガスは、電動弁53のみを通ってスロットル調整
弁36へ流れ、電動弁53の弁開度により流量調整され
る。このように、燃料ガスが電動弁53のみを通るよう
な燃料調整弁35内の流路の選択は、発熱量が大きく
(約24000kcal/m3)、燃料ガスを多量に必要と
しない燃料ガス種、例えばプロパンの場合である。 【0031】また、図3(B)に示すように、表面50
Aを外側に向け、裏面50Bを内側に向けて弁蓋50を
弁本体部51に取り付ける場合には、ゼロガバナ34か
らの燃料ガスは、電動弁53を通るばかりか、弁本体部
51の中央部及び弁蓋50の凹部52により形成される
流路を通ってスロットル調整弁36へ流れ、電動弁53
を流れる一部がこの電動弁53の弁開度により流量調整
される。このように、燃料ガスが電動弁53と、凹部5
2等により形成された流路とをともに通る燃料調整弁3
5内の流路の選択は、発熱量が少なく(11000kca
l/m3)、燃料ガスを多く必要とする燃料ガス種、例え
ば13Aの場合である。 【0032】また、弁蓋50の側面には、図2(B)に
示すように、スイッチ動作部材としての突起54が設け
られている。この突起54は、燃料調整弁35の弁本体
部51に設置された図4に示す弁蓋スイッチ55を押圧
し、この弁蓋スイッチ55をONまたはOFF動作す
る。図3(A)に示すように、弁蓋50が裏面50Bを
外側に向けて弁本体部51に取り付けられている場合に
は(プロパン仕様)、突起54が弁蓋スイッチ55を押
圧することなく、この弁蓋スイッチ55はOFF動作さ
れる。また、図3(B)に示すように、弁蓋50が表面
50Aを外側に向けて弁本体部51に取り付けられてい
る場合には(13A仕様)、突起54が弁蓋50を押圧
して、この弁蓋スイッチ55をON動作させる。 【0033】この弁蓋スイッチ55のON、OFF動作
により、弁蓋50の取付状態が、図4に示す制御装置4
4のCPU56に告知される。つまり、弁蓋スイッチ5
5からCPU56へOFF信号が送信されたときには、
弁蓋50がプロパン仕様で取り付けられた旨が告知さ
れ、また、弁蓋スイッチ55からCPU56へON信号
が送信されたときには、弁蓋50が13A仕様で取り付
けられた旨が告知される。 【0034】一方、この制御装置44には、燃料調整弁
35における電動弁53の弁開度などを燃料ガスの種類
に応じて異なって制御するための複数種類の制御デー
タ、例えばプロパン仕様と13A仕様の2種類の制御デ
ータを格納するメモリ57(EEPROMなど)を備え
る。このメモリ57内の複数種類(2種類)の制御デー
タは、制御装置44に装備されたディップスイッチ58
等の操作により、燃料ガスの種類に対応して選択されて
設定される。 【0035】制御装置44のCPU56は、電源投入状
態において、弁蓋50の取付状態(つまり燃料設定手段
としての弁蓋スイッチ55のONまたはOFF信号の受
信)と、同じく燃料設定手段としてのディップスイッチ
58等により選択して設定されたメモリ57内の制御デ
ータの種類とに基づき、燃料調整弁35が燃料ガスの種
類に適合しているか否かの判定を実施し、その判定結果
に基づき制御装置44は制御内容を変える。 【0036】つまり、CPU56は、この判定において
は、図5に示すように、まず燃料設定手段としてのディ
ップスイッチ58等により選択して設定されたメモリ5
7内の制御データの種類がプロパン仕様であるのか、都
市ガス13A仕様であるのかを確認する。つぎに、CP
U56は、弁蓋スイッチ55がON動作されて、弁蓋5
0の表面50Aが外側に向けて取り付けられて13A仕
様になっているか(図3(B))、弁蓋スイッチ55が
OFF操作されて、弁蓋50の裏面50Bが外側に向け
て取り付けられてプロパン仕様になっているか(図3
(A))を確認する。そして、CPU56は、これらメ
モリ57内で設定された制御データの種類と弁蓋50の
取付状態とがともにプロパン仕様であれば通常の運転制
御を行い、同一の燃料ガスの種類に対応していない仕様
のときにはエラーと判断して、一括停止扱いで、運転を
せずに警報出力部59へ警報信号を送信して、この警報
出力部59により警報を出力させる。 【0037】燃料調整弁35がメモリ57内で設定され
た制御データの種類と弁蓋50の取付状態が、ともに都
市ガス13Aの種類に対応していると判断した場合に、
引き続きCPU56は、ガスエンジン30を起動させ、
燃料調整弁35と使用する燃料ガスの種類の適合状況を
判定する。 【0038】以上のように制御されてガスエンジン30
が起動するが、次にガスエンジン30が起動した後の判
定動作につき、図6のフローチャートに基づき説明す
る。先ず、制御装置44はガスエンジン30の設定回転
数を850min-1に下げるようセットする。これは都
市ガス13Aの仕様にも拘わらず、プロパンが使用され
ていた場合に、ノッキング状態での運転を回避するため
である。そして、回転数が850min-1に下がった
ら、燃料調整弁35を所定開度、例えば全開を410s
tepとしたときの250step分の開度に固定して
燃料量を瞬時に急激に減少させる。そして、制御装置4
4は内蔵せるタイマーによりタイムアップするまで(2
分間経過するまで)、この状態を維持する。 【0039】次に、制御装置44は、燃料調整弁35を
80step分の開度とし、その250step分の開
度から80step分の開度とした変化の前後のガスエ
ンジン30の回転数の差を算出する。具体的には、クラ
ンク角センサ49により検出した変化の前の5秒間の平
均回転数と、変化後の10秒間計測して1秒間毎の最小
回転数との差を算出手段である制御装置44が算出す
る。 【0040】そして、その算出結果に基づき、実回転数
が30min-1以上減少したか否かが制御装置44によ
り判定されるが、このとき例えば使用ガスが都市ガス1
3Aであれば回転数が大きく落ち込み、プロパンであれ
ば回転数が変化しないか大きく跳ね上がるから、実回転
数が30min-1以上減少しない場合には、ガス種不一
致と判定される。 【0041】そして、実回転数が30min-1以上減少
したと判定された場合には、制御装置44は燃料調整弁
35を250step分の開度として燃料量を増加さ
せ、その80step分の開度から250step分の
開度とした変化の前後のガスエンジン30の回転数の差
を算出する。具体的には、クランク角センサ49により
検出した変化の前の5秒間の平均回転数と、変化後の1
0秒間計測して1秒間毎の最大回転数との差を制御装置
44が算出する。 【0042】そして、その算出結果に基づき、実回転数
が30min-1以上増加したか否かが制御装置44によ
り判定されるが、このとき例えば使用ガスが都市ガス1
3Aであれば回転数が大きく跳ね上がり、プロパンであ
れば回転数が変化しないか回転数が減少するから、実回
転数が30min-1以上増加しない場合には、ガス種不
一致と判定される。 【0043】そして、実回転数が30min-1以上増加
したと判定された場合には、都市ガス13Aと判定し、
判定は終了し通常の運転を続行する。 【0044】なお、以上のように、燃料調整弁35がメ
モリ57内で設定された制御データの種類と弁蓋50の
取付状態がともに都市ガス13Aの種類に対応している
と判断されたにも拘わらず、使用ガス種がプロパンであ
ると判断して、ガス種不一致と判定した場合には、停止
して警報出力部59へ警報信号を送信して、この警報出
力部59により警報を出力させる。 【0045】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
ガスエンジンのみでなく液体燃料エンジンにも適用で
き、空気調和装置の他に、エンジン駆動発電装置などの
エンジン駆動装置の制御装置に適用できる。 【0046】 【発明の効果】以上のように本発明に係るエンジン駆動
装置の制御装置によれば、出荷機種を燃料の種類に拘わ
らず統一して、生産性の向上を図りコストダウンを図る
ことができ、しかも、使用燃料を判定できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示
す系統図である。 【図2】図1の燃料調整弁等を示す斜視図である。 【図3】図2の燃料調整弁を模擬的に示す正面図であ
る。 【図4】図1の制御装置を、燃料調整弁の弁蓋ともに示
すブロック図である。 【図5】燃料ガスの種類と制御装置のメモリにおける設
定、燃料調整弁の弁蓋の取付状態との適合関係を示す図
表である。 【図6】判定動作説明用のフローチャートである。 【符号の説明】 10 空気調和装置(エンジン駆動装置) 13、44 制御装置 30 ガスエンジン 49 クランク角センサ 55 弁蓋スイッチ(燃料設定手段) 56 CPU 58 ディップスイッチ(燃料設定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 文隆 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 小島 輝彦 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 松栄 準治 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA05 BA05 BA11 BA14 DA24 FA33 3G092 AB07 AB08 AB12 AC07 BB01 DE11S DF03 EA11 EC09 FA50 HB01X HE01Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンに供給される燃料を設定するた
    めの燃料設定手段を備え、エンジンにより駆動されるエ
    ンジン駆動装置の制御装置において、前記エンジンの回
    転数を検出する回転数検出手段と、この回転数検出手段
    による回転数の検出状態に基づいて前記燃料設定手段に
    より設定された燃料と使用する燃料の種類が合致してい
    るか否かを判定する判定手段とを設けたことを特徴とす
    るエンジン駆動装置の制御装置。
JP2002118420A 2002-04-19 2002-04-19 エンジン駆動装置の制御装置 Pending JP2003314344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118420A JP2003314344A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 エンジン駆動装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118420A JP2003314344A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 エンジン駆動装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003314344A true JP2003314344A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29535321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002118420A Pending JP2003314344A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 エンジン駆動装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003314344A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10197307B2 (en) Air conditioner with oil level control for both gas and electric heat pump cycles
US5632442A (en) Engine-driven heat pump apparatus and method for stable operation of heat pump
JPH0849943A (ja) エンジン駆動式熱ポンプ装置
KR20030074404A (ko) 공기 조화 장치
JP4056286B2 (ja) エンジン駆動装置の制御装置
JP2003314344A (ja) エンジン駆動装置の制御装置
JPH10131792A (ja) 内燃エンジンの希薄燃焼制御方法
JP3583792B2 (ja) 給湯・冷暖房システム
KR100796838B1 (ko) 엔진 제어 장치 및 그를 이용한 엔진 구동식 히트 펌프 장치
JP4183423B2 (ja) 空気調和装置
JP4107954B2 (ja) ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置
JP2635975B2 (ja) スターリング熱機関駆動ヒートポンプ
JP4194286B2 (ja) 空気調和装置
JPH09170799A (ja) エアコンシステムの制御装置
JP2004211674A (ja) ガスエンジン駆動装置
JPS6342183B2 (ja)
JPH10131795A (ja) 内燃エンジンの希薄燃焼制御方法
JP3546102B2 (ja) エンジン駆動式空気調和機
JP2003279107A (ja) エンジン駆動装置の制御装置
JP3467294B2 (ja) エンジン駆動ヒートポンプ装置
JP2919317B2 (ja) 温水暖房システムの制御装置
JPH07310945A (ja) 冷媒加熱式冷暖房装置
JPH10220783A (ja) 温水床暖房システムの制御装置
JP2003232577A (ja) 空気調和装置
JP2000039229A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080122