JP2003313586A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Abstract
供。 【解決手段】 (a)アルキルリン酸モノエステル
(1)、(b)アルキルリン酸ジエステル(2)及び
(c)ベタイン(3)を含有し、(a)/(b)(重量
比)=65/35〜90/10で、(c)/((a)+
(b))(重量比)=50/50〜5/95である洗浄
剤組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 〔式中、R1は平均炭素数9〜15で分岐率10%以上
のアルキル基等、R2は炭素数8〜18のアルキル基、
式R3CONH(CH2)m−(R3COは炭素数8〜18
のアシル基、mは2〜4の整数)で表されるアシロイル
アミドアルキル基等、X1、X2及びX3はH又はアルカ
リ金属、X4は−CH2CH(OH)CH2SO 3 -基又は
−CH2COO-基、nは0〜5の数である。〕
Description
性の洗浄剤組成物に関する。
り顔や身体用洗浄剤に配合される低刺激性界面活性剤と
して、陰イオン界面活性剤の一種であるリン酸エステル
系界面活性剤が使用されている。リン酸エステル系界面
活性剤は一般的にモノエステルとジエステルの混合物あ
るいはモノ、ジ、トリエステルの混合物であるため、水
に対する溶解性、起泡力に劣り、そのままでは洗浄剤へ
の配合が困難であるという問題がある。また、水溶性の
改善のためエチレンオキシドを導入した化合物も知られ
ていたが、この化合物も起泡力が小さいばかりか、配合
液の粘度を下げる働きがあるため洗浄剤への配合に難が
ある。
るために、特開平6−41584号には、分岐鎖アルキ
ル基を有するリン酸エステル系界面活性剤とベタインを
含有する洗浄剤組成物が開示されているが、まだ十分に
満足できるものではなかった。
浄剤組成物を提供することにある。
分、(b)成分及び(c)成分を含有し、(a)成分と
(b)成分の重量比、(a)/(b)=65/35〜9
0/10で、(c)成分の重量と(a)成分及び(b)
成分の合計重量との比、(c)/((a)+(b))=
50/50〜5/95である洗浄剤組成物を提供する。 (a)一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエス
テル
率10%以上のアルキル基又はアルケニル基を示し、X
1及びX2はそれぞれ水素原子又はアルカリ金属を示し、
nはエチレンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜5
の数である。) (b)一般式(2)で表されるアルキルリン酸ジエステ
ル、
し、X3は水素原子又はアルカリ金属を示す。) (c)一般式(3)で表されるベタイン
基又はアルケニル基、あるいは式R3CONH(CH2)
m−(R3COは炭素数8〜18のアシル基、mは2〜4
の整数を示す)で表されるアシロイルアミドアルキル基
を示し、X4は−CH2CH(OH)CH2SO3 -基又は
−CH2COO-基を示す。〕
分において、R1は起泡性及び水溶性の観点から平均炭
素数9〜15、好ましくは10〜14、さらに好ましく
は11〜13のアルキル基又はアルケニル基であり、そ
の分岐率は10%以上、好ましくは10〜60%であ
る。
キル基又はアルケニル基中の分岐鎖アルキル基又はアル
ケニル基の割合(重量%)であり、実際の分岐率は、対
象とする試料をガスクロマトグラフィー分析し、対応す
る直鎖、分岐鎖の各ピーク面積の大きさから、下記式に
より算出する。
子、又はアルカリ金属を示すが、アルカリ金属の例とし
てリチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられ、ナト
リウム、カリウムが好ましい。nはエチレンオキサイド
の平均付加モル数を示す0〜5の数であり、好ましくは
0〜3である。
(b)成分の割合は、水溶性、起泡性等の観点から、重
量比で、(a)/(b)=65/35〜90/10、好
ましくは65/35〜85/15である。
えば対応する脂肪族アルコールと無水リン酸又はオキシ
塩化リン等のリン酸化剤とを、(a)成分と(b)成分
とが上記のような重量比で得られるような条件で反応さ
せ、さらに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリで中和することにより、(a)成分と(b)成分の
混合物として得られる。
は、上記のような平均炭素数及び分岐率を有するように
脂肪族アルコールを混合した混合物、あるいは上記のよ
うな平均炭素数及び分岐率を有する市販の脂肪族アルコ
ールを用いることができる。
て、R2は増粘性、起泡性の観点から、炭素数8〜1
8、好ましくは炭素数10〜14のアルキル基又はアル
ケニル基、あるいは式R3CONH(CH2)m−(R3C
Oは炭素数8〜18、好ましくは10〜14のアシル
基、mは2〜4の整数、好ましくは3)で表されるアシ
ロイルアミドアルキル基である。またR2やR3COはヤ
シ油、パーム核油等から誘導される混合アルキル基又は
アルケニル基やアシル基でもよい。X4は−CH2CH
(OH)CH2SO3 -基又は−CH2COO-基を示す。
8のアルキル基又はアルケニル基で、X4が−CH2CH
(OH)CH2SO3 -基であるヒドロキシスルホベタイ
ン、R2がR3CONHC3H6−(R3COは前記の意味
を示す)で表されるアシロイルアミドプロピル基で、X
4が−CH2COO-基であるアミドプロピルカルボキシ
ベタインが好ましい。こられベタインの具体例として
は、一般式(4)で表されるラウリルジメチルヒドロキ
シスルホベタイン、一般式(5)で表されるラウロイル
アミドプロピルジメチルカルボキシベタイン、一般式
(6)で表されるヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルカ
ルボキシベタイン等が挙げられる。
(b)成分の合計含有量は3〜50重量%が好ましく、
5〜35重量%がさらに好ましい。また、(c)成分の
含有量は0.5〜20重量%が好ましく、1〜10重量
%がさらに好ましい。また、(a)、(b)及び(c)
成分の合計含有量は3〜65重量%が好ましく、10〜
40重量%がさらに好ましい。
(b)成分の合計重量との比は、好ましくは(c)/
((a)+(b))=50/50〜5/95、さらに好
ましくは40/60〜20/80である。
て、通常の洗浄剤に用いられる他の界面活性剤、例えば
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキ
ル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α―オレフ
ィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩、
α―スルホ脂肪酸エステル塩、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテルカルボン酸塩等の陰イオン界面活性剤、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルグル
コシド、脂肪酸のモノ及びジアルカノールアミド、プル
ロニック系界面活性剤等の非イオン界面活性剤、第4級
アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤を配合すること
もできる。
じて、通常の洗浄剤に用いられる成分、例えば、プロピ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール等の保湿
剤;メチルセルロース、ポリオキシエチレングリコール
ジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;トリクロ
サン、トリクロロカルバン等の殺菌剤;グリチルリチン
酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤;ジンク
ピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ剤;メチルパ
ラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;香料、色素、酸化
防止剤等を配合することができる。
ab−15、及び(c)成分として上記一般式(4)〜
(6)で表されるベタインを用い、表2及び表3に示す
各組成の洗浄剤組成物を常法により製造した。得られた
洗浄剤組成物について、下記方法で粘度を測定し、起泡
性を評価した。結果を表2及び表3に示す。
℃における洗浄剤組成物の粘度を測定した。
希釈水溶液100mlに人工汚れとしてラノリン2gを
加え、平型プロペラで40℃、回転数1000rpmで
10秒毎反転の条件で1分間、内径6.5cmの目盛り
付きガラス円筒管内で攪拌した。攪拌終了後、5分後の
起泡量を測定した。測定した泡量を下記の判断基準で判
定した。 ○‥‥‥泡量155ml以上 △‥‥‥泡量145ml以上155ml未満 ×‥‥‥泡量145ml未満
ロキシスルホベタイン c−2:一般式(5)で表されるラウロイルアミドプロ
ピルジメチルカルボキシベタイン c−3:一般式(6)で表されるヤシ脂肪酸アミドプロ
ピルジメチルカルボキシベタイン
高起泡性を有し、顔や身体用の洗浄に適し、洗顔料、シ
ャンプー、ボディーシャンプー等として有用である。ま
た、台所用洗剤等、直接皮膚に長時間接触する洗浄剤等
としても有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記(a)成分、(b)成分及び(c)
成分を含有し、(a)成分と(b)成分の重量比、
(a)/(b)=65/35〜90/10で、(c)成
分の重量と(a)成分及び(b)成分の合計重量との
比、(c)/((a)+(b))=50/50〜5/9
5である洗浄剤組成物。 (a)一般式(1)で表されるアルキルリン酸モノエス
テル 【化1】 (式中、R1は平均炭素数9〜15で分岐率10%以上
のアルキル基又はアルケニル基を示し、X1及びX2はそ
れぞれ水素原子又はアルカリ金属を示し、nはエチレン
オキサイドの平均付加モル数を示す0〜5の数であ
る。) (b)一般式(2)で表されるアルキルリン酸ジエステ
ル、 【化2】 (式中、R1及びnは前記と同じ意味を示し、X3は水素
原子又はアルカリ金属を示す。) (c)一般式(3)で表されるベタイン 【化3】 〔式中、R2は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、あるいは式R3CONH(CH2)m−(R3CO
は炭素数8〜18のアシル基、mは2〜4の整数を示
す)で表されるアシロイルアミドアルキル基を示し、X
4は−CH2CH(OH)CH2SO3 -基又は−CH2CO
O-基を示す。〕 - 【請求項2】 (a)成分と(b)成分の重量比が、
(a)/(b)=65/35〜85/15である請求項
1記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (a)成分と(b)成分と(c)成分の
合計含有量が3〜65重量%である請求項1又は2記載
の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124244A JP2003313586A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124244A JP2003313586A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003313586A true JP2003313586A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29539320
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---|---|---|---|
JP2002124244A Pending JP2003313586A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 洗浄剤組成物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004092315A1 (ja) * | 2003-04-14 | 2004-10-28 | Kao Corporation | 洗浄剤組成物 |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124244A patent/JP2003313586A/ja active Pending
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WO2004092315A1 (ja) * | 2003-04-14 | 2004-10-28 | Kao Corporation | 洗浄剤組成物 |
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