JP2003312558A - クローラ式走行装置 - Google Patents

クローラ式走行装置

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JP2003312558A
JP2003312558A JP2002124377A JP2002124377A JP2003312558A JP 2003312558 A JP2003312558 A JP 2003312558A JP 2002124377 A JP2002124377 A JP 2002124377A JP 2002124377 A JP2002124377 A JP 2002124377A JP 2003312558 A JP2003312558 A JP 2003312558A
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crawler
traveling device
type traveling
crawler type
drive wheel
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JP2002124377A
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English (en)
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Takanobu Shimada
孝信 嶋田
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の「ホイール仕様」の車両に対してクロ
ーラ式走行装置を適用することで、「フルクローラ仕
様」とすることを可能とする、新規なクローラ式走行装
置の構造を提案する。 【解決手段】 クローラ式走行装置1であって、後部ト
ラックローラ12の斜め前上方にクローラ駆動輪19を
配し、該クローラ駆動輪19の外周噛合面と、クローラ
16の内周噛合面とを噛合させるとともに、前記クロー
ラ駆動輪19の前方に転輪13を設けてクローラ16の
外周面に外接させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ式走行装
置を備える車両に関するものであり、より詳しくは、ク
ローラ式走行装置の構成、同装置の動力伝達構成、及び
クローラ式走行装置をホイール仕様の車両に適用するた
めの構成、さらに、ホイール仕様をベースとする車両
を、フルクローラ仕様の車両とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農業用トラクタ等の車両において
は、四輪のホイールを備えた走行装置を備える所謂「ホ
イール仕様」のものと、クローラ式走行装置のみを備え
た所謂「フルクローラ仕様」のものがある。前記ホイー
ル仕様には、走行移動性に優れるが、軟弱地での走破性
については優れないことから、走行輪としての後輪を必
要に応じてクローラ式走行装置と履き替え可能に構成
し、軟弱地での走破性を確保する構成とした、所謂「セ
ミクローラ仕様」のものがある。また、前記クローラ式
走行装置には、三角クローラや平クローラの構成があ
る。そして、これらクローラの駆動については、クロー
ラの内面に形成した噛合面(芯金)に、クローラ駆動輪
(駆動スプロケット)の外面に形成した噛合面を噛合さ
せることにより、クローラを回転駆動する構成としてい
る。
【0003】また、クローラが巻回される前後のトラッ
クローラにおいては、車軸に対し左右一対のローラを、
軸受け及びシール部材とともに嵌着させ、車軸とローラ
の間の嵌着力によって、ローラを車軸に強固に固定する
構成がある。この構成では、前記嵌着力が振動によって
緩まないようにするため、前記車軸とローラの間の嵌め
合いを「きつく」設定して、嵌着力を持続させるように
している。
【0004】また、前記クローラ式走行装置において
は、左右のクローラの回転速度を均等にすることで、機
体を直進させる一方、左右のクローラの回転速度を変更
することにより、機体を旋回させるものである。このク
ローラの駆動は、油圧式無段変速機構(HST)を採用
し、左右油圧ポンプにより、それぞれ左右油圧モータを
独立して回転駆動させて行うものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の「セミ
クローラ仕様」においては、後輪のみにクローラ式走行
装置を適用する構成であり、前輪は車輪であることか
ら、「フルクローラ仕様」と同等の走破性を確保するこ
とはできないものである。このことから、前輪をも取外
し、前記三角クローラや平クローラを取付けて「フルク
ローラ仕様」とすることが検討されるが、従来の三角ク
ローラや平クローラの構成では、「ホイール仕様」の後
輪のフェンダーや運転部への乗降ステップと干渉するこ
とになり、取付けられない。そこで、本発明では、従来
の「ホイール仕様」に対してクローラ式走行装置を適用
し「フルクローラ仕様」とすることを可能とする、新規
なクローラ式走行装置の構造を提案する。
【0006】また、前記トラックローラの構造において
は、車軸とローラの間の嵌め合いを「きつく」設定して
いるため、組立時において、左右から強い力で叩いて車
軸に嵌入させることが必要であった。また、嵌入時にお
いて、誤った角度で強く叩いてしまうことにより、上述
した軸受けやシール部材を損傷させることがあった。そ
こで、本発明では、従来のトラックローラの構造におい
て、車軸に対する左右のローラの新規な取付構造を提案
する。
【0007】また、前記クローラの駆動に関し、長期間
の駆動によって左右油圧ポンプ及び左右油圧モータの容
積効率にばらつきが生じた場合には、左右クローラの回
転速度が変更することになって、直進性や旋回操作性に
悪影響を及ぼされることがあった。このような場合に
は、上記油圧ポンプや油圧モータを取外しての交換作業
が要されていた。さらに、プラウや畦塗り作業機による
作業時には、常に左右片側のクローラに偏負荷がかか
り、機体が曲進しようとする。このことから、オペレー
タは、ハンドルを偏負荷に応じた操舵量だけ反対方向に
切った状態のまま保持しなければ、機体を直進させるこ
とができなかった。以上のことから、本発明では、油圧
ポンプの突出量を微調整可能とすることにより、上記の
交換作業を要さずに、直進性や旋回操作性の補正を行う
ことができ、また、プラウ作業時等におけるオペレータ
の操作負担を軽減することを目的とした新規な構成を提
案する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、クローラ式走行装置であって、後部トラックローラ
の斜め前上方にクローラ駆動輪を配し、該クローラ駆動
輪の外周噛合面と、クローラの内周噛合面とを噛合させ
るとともに、前記クローラ駆動輪の前方に転輪を設けて
クローラの外周面に外接させる構成としたことである。
【0009】また、請求項2に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、後部トラックローラの斜め前上方
にクローラ駆動輪を配し、該クローラ駆動輪の外周噛合
面と、クローラの外周噛合面とを噛合させる構成とした
ことである。
【0010】また、請求項3に記載のごとく、前記クロ
ーラ式走行装置は、ホイール仕様の車両における走行駆
動軸に、前記クローラ駆動輪を軸支させることで、ホイ
ール仕様の車両に装着可能としたことである。
【0011】また、請求項4に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、トラックローラは、車軸に左右一
対のローラを軸着してなる構成とし、前記ローラは車軸
端部に着脱自在とする固定部材により車軸に固着される
構成としたことである。
【0012】また、請求項5に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、左右のクローラは油圧式無段変速
機構からなる左右の油圧モータで回転駆動する構成と
し、ステアリング操作に連動する左右コントロールレバ
ーを前記油圧式無段変速機構の左右油圧ポンプの左右コ
ントロールレバーにそれぞれリンクで連結し、前記いず
れか一のコントロールレバーのレバー長を、レバー伸縮
機構により変更可能に構成したことである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明のクローラ式走行
装置を適用した農業用トラクタの右側面図、図2は同ク
ローラ式走行装置の動力伝達構成を示す図、図3は外側
上部転輪とクローラの構成を示す側面図、図4は同じく
後面図、図5は外側上部転輪の他の構成を示す側面図、
図6は同じく後面図、図7は同じく他の構成のクローラ
式走行装置を適用した農業用トラクタの右側面図、図8
はクローラ駆動輪及びトラックローラの構成を示す後面
一部断面図、図9は同じく他の構成の後面一部断面図、
図10はスプロケットを取付面に対して偏芯した形状と
する構成を示す後面図、図11はクローラ駆動輪とトラ
ックローラとの芯間距離を変更自在とする構成の側面
図、図12はトラックローラの他の構造を示す後面一部
断面図、図13の(a)はホイール仕様のトラクタに第
一実施例のクローラ式走行装置を適用した例を示す側面
図、(b)は同じく第二実施例のクローラ式走行装置を
適用した例を示す側面図、図14はコントロールレバー
と左右リンクの構成を示す平面図、図15はレバー伸縮
機構を示す側面図、図16は調整ダイヤルの配置図であ
る。
【0014】まず、本発明のクローラ式走行装置を適用
した農業用トラクタ100の全体構成と、クローラ式走
行装置1の構成、及び、同走行装置の動力伝達構成につ
いて説明する。図1は、本発明に係る農業用トラクタ1
00を示しており、同トラクタ100は、クローラ式走
行装置1の上面に機体フレーム2を載設し、同機体フレ
ーム2の上面前部にエンジンを収納した原動機部3を搭
載し、同機体フレーム2の上面後部に、操向ハンドル4
及び座席5等よりなる運転部6を載設し、機体フレーム
2の後端部に三点リンク機構8と昇降機構9とを介して
作業機90としてのロータリー式耕耘機を昇降自在に連
結している。前記運転部6への乗降は、クローラ式走行
装置1の上方に形成した乗降スペース22より行なわ
れ、また、該乗降スペース22の後方をフェンダー21
で覆うようにして、運転部6をクローラ式走行装置1と
を仕切っている。
【0015】クローラ式走行装置1は、図1で示すよう
に、水平枠形状に形成した走行部フレーム10の左右両
側前端部に前部トラックローラ11を回転自在に軸支
し、同走行部フレーム10の左右両側後端部に後部トラ
ックローラ12を回転自在に軸支し、走行部フレーム1
0の下方に2個の下部転輪14・14を軸支したイコラ
イザ15を取付けるとともに、前記後部トラックローラ
12の軸心の斜め前上方であって、後述する左右油圧モ
ータと連動連結する駆動軸61にクローラ駆動輪19を
軸支している。該駆動軸61はホイール仕様のリアアク
スルケースに支持される車軸と略一致する位置に配置さ
れている。
【0016】そして、前記前部トラックローラ11、後
部トラックローラ12、下部転輪14、及びクローラ駆
動輪19の外周にそれぞれクローラ16を巻回してい
る。また、前記クローラ駆動輪19の前方であって、運
転部6とクローラ式走行装置1とを仕切るフェンダー2
1の下部後方に外側上部転輪13を遊転自在に配し、そ
の同側面視右下となる外周面をクローラ16の外周面に
外接させることで、前記クローラ駆動輪19と外側上部
転輪13との間でクローラ16を挟持するようにして、
クローラ駆動輪19の外周噛合面におけるクローラ16
の内面噛合面の巻付け角を確保している。そして、クロ
ーラ駆動輪19には、それぞれ後述する油圧式無段変速
機構の一部を構成する左右油圧モータが連動連結してお
り、原動機部3に搭載したエンジンからの動力を上記油
圧式無段変速機構で変速してクローラ16に伝達して、
トラクタ100を走行させるようにしている。
【0017】図2は、上記左右油圧式無段変速機構10
L・10Rを示しており、同左右油圧式無段変速機構1
0L・10Rは、エンジンに可変容量型の左右油圧ポン
プ52L・52Rを連動連結し、同左右油圧ポンプ52
L・52Rにそれぞれ固定容量型の左右油圧モータ53
L・53Rを連通連結して閉回路を構成し、左右油圧ポ
ンプ52L・52Rの左右斜板56L・56Rの傾斜角
度を変更して吐出量及び吐出方向を変更することによっ
て、左右油圧式無段変速機構10L・10Rの変速比を
個別に変更できるようにしている。
【0018】次に、本発明に係るクローラ式走行装置1
の構成の実施例について詳述する。まず、クローラ式走
行装置1の構成の第一実施例について説明する。本実施
例の構成は、図1に示すごとく、後部トラックローラ1
2の斜め前上方にクローラ駆動輪19を配し、該クロー
ラ駆動輪19の外周噛合面と、クローラ16の内面噛合
面とを噛合させるとともに、前記クローラ駆動輪19の
前方に外側上部転輪13を設けてクローラ16の外側面
に外接させる構成である。そして、クローラ駆動輪19
の前方であって、運転部6とクローラ式走行装置1とを
仕切るフェンダー21の下部後方に外側上部転輪13を
配し、この外側上部転輪13の直径をクローラ駆動輪1
9と略同一としつつ、両輪13・19の車軸の芯間距離
をクローラ16の送りを妨げないままに極力短くし、同
外側上部転輪13と前部トラックローラ11との間を通
過するクローラ16が形成する水平面が長くなるように
している。以上の構成で、クローラ16の水平面が長く
形成されるようになり、また、クローラ駆動輪19の巻
き掛け長さが長くなって、フェンダー21の前方に形成
される乗降スペース22の前後幅を広く確保することが
でき、オペレータの運転部6への乗降の容易性を向上さ
せることができ、駆動も確実に行える。
【0019】また、以上の第一実施例における外側上部
転輪13に関し、図3及び図4に示すごとく、クローラ
16の外周面に対し、外側上部転輪13が略連続的に外
接するように、クローララグ18・18・・・間に別体
の突起部18a・18a・・・を設けた構成としてもよ
い。また、該突起部18a・18a・・・の突出高さ
は、その上端がクローララグ18・18・・・の上端と
略同一とするようにして、突起部18a・18a・・・
と、クローララグ18・18・・・により連続的な外周
面を形成するようにしている。これにより、外側上部転
輪13によるクローラ16の押さえつけが良好に行える
ようになる。
【0020】さらに、上記の第一実施例における外側上
部転輪13に関し、図5及び図6に示すごとく、外側上
部転輪13の外周面円周方向に、複数の歯部13a・1
3a・・・を突設して、側面視略歯車状に構成してもよ
い。これにより、歯部13a・13a・・・によって、
クローララグ18・18・・・間に詰まった(付着し
た)土を掻き出すようにして、クローラ16のグリップ
力を維持することができる。
【0021】次に、クローラ式走行装置1の構成の第二
実施例について説明する。本実施例の構成は、図7に示
すごとく、後部トラックローラ12の斜め前上方にクロ
ーラ駆動輪19を配し、該クローラ駆動輪19の外周噛
合面と、クローラ16の外周噛合面とを噛合させる構成
である。そして、前記クローラ駆動輪19と、後部トラ
ックローラ12の車軸の芯間距離は、最低噛合い数を確
保する距離として、クローラ16の歯飛びが生じないよ
うにしている。また、後部トラックローラ12は、前部
トラックローラ11よりも径を大きくし、機体進行方向
側面視において、クローラ16の上面を前低後高の傾斜
が生じるようにしつつ、前記クローラ駆動輪19によ
り、後部トラックローラ12通過直後の上面を下方へ押
圧するようにして、クローラ駆動輪19と前部トラック
ローラ11との間において、クローラ16の上面が略水
平となるようにしている。以上の構成で、フェンダー2
1の前方に形成される乗降スペース22の前後幅を広く
確保することができ、オペレーターの運転部6への乗降
の容易性を向上させることができる。また、クローラ駆
動輪19の外周噛合面がクローラ16の外側面に当接す
ることで、クローラ16の外側面に付着した土を掻き落
すことができることから、クローラ駆動輪19での歯飛
びが生じることがなく、クローラ16の送り速度が安定
し、直進性の向上が図られるとともに、駆動力が確実に
伝達され、軟弱地での走破性の向上が図られる。また、
クローラ駆動輪19がクローラ16の外側に配設される
ことになって、クローラ駆動輪19の着脱が容易とな
り、また、これに伴い、クローラ16の前後トラックロ
ーラ11・12からの取り外し、又は取付作業が容易に
行えるようになる。
【0022】次に、クローラ式走行装置1の構成の第三
実施例について説明する。本実施例の構成は、図8に示
すごとく、上記第二実施例の構成において、前記クロー
ラ駆動輪19を、クローラ16幅と略同一幅を有する筒
体に構成し、該筒面上に、噛合部23を突設するととも
に、該噛合部23を、クローラ16の外周面に突設した
被噛合部(ラグ)24に噛合させる構成とするものであ
る。また、前記噛合部23は凸状とするとともに、被噛
合部24を凸状として、噛合部23の立設面により被噛
合部24の立設面を押圧させ、クローラ16を回転駆動
する構成とするものである。また、前記被噛合部24
は、土壌に噛み込んで前進・後進力を生じさせるクロー
ララグとして機能するものである。尚、前記噛合部23
及び被噛合部24の形状及び配列は、ストレート形状、
V字形状、千鳥配列といったように特に限定されるもの
ではなく、噛合して駆動できるものであればよい。
【0023】以上の構成により、クローラ駆動輪19の
駆動力を、クローラ16の幅方向広い範囲に伝達させて
クローラ16を確実に送らせることができる。そして、
このことから、クローラ16に芯金を埋設しないゴムク
ローラを採用した場合でも、ゴムクローラを確実に駆動
させることができ、また、このような芯金を埋設しない
ゴムクローラの寿命は芯金を埋設したゴムクローラと比
較して長いことから、クローラ16の交換期間を長いも
のとすることができる。また、噛合部23が凸状である
ので、クローラ16の外側面に付着した土を掻き落すこ
とができ、クローラ駆動輪19での歯飛びが生じること
がなく、クローラ16の送り速度が安定し、直進性の向
上が図られるとともに、駆動力が確実に伝達され、走破
性の向上が図られる。さらに、クローララグの突起間に
埋没付着した土が駆動スプロケットの噛み合いで強制的
且つ継続的に排除される為、常にラグが清掃される効果
により駆動路面とのグリップ力が増大し、牽引力の増大
と湿田走行安定性が向上する。加えて、必要以上にラグ
高さを高くする等の必要もなくなり、クローラの重量、
価格を抑えることができる。
【0024】次に、クローラ式走行装置1の構成の第四
実施例について説明する。本実施例の構成は、図9に示
すごとく、上記第二実施例の構成において、前記クロー
ラ駆動輪19を、スプロケット27で構成し、クローラ
16に埋設した芯金28に形成した噛合部28aに、ス
プロケット27の噛合歯27aを噛合させる構成とする
ものである。
【0025】以上の構成で、芯金28にスプロケット2
7の噛合歯27aが噛合して、クローラ16を確実に送
らせることができるとともに、噛合歯27aによって、
噛合部28aに詰まろうとする土が掻き落され、クロー
ラ駆動輪19での歯飛びが生じることがなく、クローラ
16の送り速度が安定し、直進性の向上が図られるとと
もに、駆動力が確実に伝達され、走破性の向上が図られ
る。
【0026】また、以上の第四実施例におけるクローラ
駆動輪19に関し、図10に示すごとく、スプロケット
27を取付面に対して偏芯した形状とし、左右に反転し
て走行駆動軸61に固設可能として、クローラ16のト
レッド調整(幅調整)に対応しやすい構成とすることも
できる。これにより、クローラ仕組みをスライドさせて
のトレッド調整機構の織込みと調整作業が容易に行え
る。また、これに伴い、畦跨ぎの畑作作業への適用、使
用度を高めることができ、水田のみに限られることな
く、車両の作業適用範囲を広範囲とすることができる。
【0027】次に、クローラ式走行装置1の構成の第五
実施例について説明する。本実施例の構成は、図8及び
図9に示すごとく、前記クローラ16の内側面幅方向中
央にガイド部25を連続的又は断続的に凸状に形成し、
該ガイド部25を前部又は後部トラックローラ11・1
2(前後一方、又は前後両方)の左右ローラ26・26
間で通過させる構成とするものである。
【0028】以上の構成で、該ガイド部25が前部又は
後部トラックローラ11・12(前後一方、又は前後両
方)の左右ローラ26・26間を通過するので、クロー
ラ16が前後トラックローラ11・12によってガイド
されるようになって、クローラ16の横ぶれが抑えら
れ、クローラ16の脱落防止や、直進性の向上が図られ
る。
【0029】次に、クローラ式走行装置1の構成の第六
実施例について説明する。本実施例の構成は、図11に
示すごとく、上記第二実施例の構成において、クローラ
駆動輪19を軸支する走行駆動軸61と、後部トラック
ローラ12との芯間距離L1を変更自在に構成するもの
である。この図11に示す構成では、ギアケース66に
走行駆動軸61を回転自在に支持するとともに、該走行
駆動軸61に入力ギア61aを軸着し、該入力ギア61
aと、前記左右油圧モータ53L・53Rの出力軸53
に軸着された出力ギア53aとを噛合させ、走行駆動軸
61端部に軸着されたクローラ駆動輪19を回転駆動さ
せる構成としている。また、前記ギアケース66は、左
右油圧モータ53L・53Rの出力軸53の軸端を軸受
により回転自在に軸支しており、該出力軸53を中心と
してギアケース66全体が円弧を描くようにして位置を
変えることができるようになっている。また、このギア
ケース66の後下部に連結アーム67を突設し、該連結
アーム67を連結機構69を介して車両本体側に固定さ
れた支持ステー68に連結させている。この連結機構6
9は、支持ステー68に枢結された連結ロッド70の中
途部を、連結アーム67の枢支体67aに挿入するとと
もに、その先端側にストッパー70aを摺動自在に差し
込んで、枢支体67aとストッパー70aの間にスプリ
ング71を挟装して、該スプリング71の弾性応力によ
り、ギアケース66全体を図11の左側面視において出
力軸53を中心とする時計回りの方向に付勢するように
している。また、連結ロッド70の先端側に調節ナット
70bを配し、該調節ナット70bの締め込む又は緩め
ることにより、ストッパー70aを移動させてスプリン
グ71の弾性応力を変化させることができ、付勢力を調
節できるようになっている。
【0030】以上の構成により、クローラ16の外側表
面が摩耗してクローラ16の厚さに変更が生じた場合に
おいては、上記調節ナット70bを締め込んでスプリン
グ71の弾性応力を増加させることで、ギアケース66
を出力軸53を中心とする時計回りの方向へ回転させ、
芯間距離L1を短くして、クローラ駆動輪19とクロー
ラ16の両外周面噛合面を確実に噛合させることができ
る。これにより、クローラ16のクローラ駆動輪19に
対するスリップを防止できる。また、クローラ16が障
害物と接触する等して、クローラ駆動輪19に過負荷が
加わるような場合には、前記スプリング71が弾力的に
縮むことにより両者の噛合が解かれることになって、過
負荷によって走行駆動系に生じる不具合を防止できる。
【0031】次に、クローラ式走行装置1の構成の第七
実施例について説明する。本実施例では、図12に示す
ように、前部トラックローラ11、及び後部トラックロ
ーラ12は、車軸29に左右一対のローラ26・26を
軸着してなる構成とし、前記ローラ26・26は、車軸
29端部に着脱自在とする固定部材30により、車軸2
9に固着される構成とするものである。前記車軸29
は、走行部フレーム10に固設された筒状の車軸ケース
31の左右端に軸受け32・32を嵌装し、該軸受け3
2・32に車軸29を回転自在に軸支するとともに、該
車軸29に左右一対のローラ26・26を嵌装し、該左
右ローラ26・26の内面を前記車軸ケース31の左右
端外周に外嵌させている。また、前記軸受け32・32
の左右外方にてシール部材33・33を配し、該シール
部材33・33を車軸ケース31と左右ローラ26・2
6間に挟装するようにして、車軸ケース31内を密閉空
間としている。また、前記左右ローラ26・26におけ
る車軸29の嵌装部は、車軸29の軸心から外方にかけ
て開口が大きくなる様にテーパー形状とし、該テーパー
部に固定部材30・30を車軸29の左右軸端部を貫通
させて嵌着させている。そして、該固定部材30・30
より左右に車軸29の軸端部に形成させたオネジ部29
a・29aを突出させ、該オネジ部29a・29aにワ
ッシャ34・34を介装して固定ナット35・35を締
結することにより、固定部材30・30が左右ローラ2
6・26を車軸29の左右中心側に押圧するようにし
て、左右ローラ26・26が車軸29に嵌着されるよう
になる。
【0032】以上の構成で、左右ローラ26・26が車
軸29に対して強固に嵌着されるようになって、前記前
後トラックローラ11・12の車軸29に対する所謂
「がたつき」が防止され、また、このような「がたつ
き」により誘発されるシール部材33・33の偏心・摩
耗を防止することができ、シール部材33・33の長寿
命化を図ることができる。また、上述のごとく、固定部
材30・30が左右ローラ26・26を押圧するように
して、車軸29に対して左右ローラ26・26を嵌着さ
せるので、前後トラックローラ11・12の組立時にお
いて、左右ローラ26・26を強く叩き込む必要がなく
なることから、嵌着時において左右ローラ26・26を
誤った角度で強く叩いてしまうといった不具合の発生を
防止でき、これに伴う軸受け32・32、シール部材3
3・33の損傷を防止できる。また、これら一連の組立
作業の容易化が図られることとなって、組立作業の時間
短縮や、更には、品質の安定化が図られる。
【0033】また、従来技術には、左右の左右ローラ2
6・26はキー継手で車軸29に固定するものもある
が、キー溝加工や打ち込み時にカエリや金属紛の発生を
伴い滑油に混入して内部の軸受けやシールを破損させる
という恐れもあった。これに対して、本構造では、ナッ
トをねじ込むだけの標準作業済むことから、未熟練者で
も精度の良い組付けを容易に行えるのである。
【0034】次に、本発明に係るクローラ式走行装置の
ホイール仕様の車両への適用例について説明する。即
ち、図13(a)及び(b)に示すごとく、前記クロー
ラ式走行装置1は、ホイール仕様の車両における走行駆
動軸61に、前記クローラ駆動輪19を軸支させること
で、ホイール仕様の車両に装着可能とするものである。
前述のクローラ式走行装置1の第一実施例(図13
(a))、及び第二実施例(図13(b))の構成にお
いては、機体進行方向側面視において、クローラ16の
上面が水平に形成され、クローラ16の上方に車両機体
99を配するスペースが確保されることから、ホイール
仕様における車両の前後ホイール97・98を取り外
し、また、後ホイール98の走行駆動軸61に前記クロ
ーラ駆動輪19を軸装することで、車両機体99の下方
にクローラ式走行装置1を駆動可能に配することができ
る。また、このクローラ式走行装置1の適用にあたって
は、クローラ16の上下寸法が小さいことから、車両機
体99を低い位置に維持することができ、車両全体とし
て低重心となるとともに、軽量化が図られることなっ
て、車両全体の安定性を維持することができる。このよ
うに、前述のクローラ式走行装置1の第一実施例及び第
二実施例の構成により、「ホイール仕様」の車両に対
し、クローラ式走行装置1を適用することにより「フル
クローラ仕様」の車両とすることができる。
【0035】次に、本発明に係るクローラ式走行装置の
動力伝達構成について説明する。本発明においては、上
記左右油圧式無段変速機構10L・10Rの左右油圧ポ
ンプ52L・52Rの突出量を調整可能とし、左右油圧
モータ53L・53Rの出力を等しくて、クローラ式走
行装置1の直進性の修正を自在とするものである。さら
に、プラウ、畦塗り作業時において、従来はオペレータ
によるハンドル操作での機体直進性の維持の疲労を軽減
するものである。
【0036】図14に示すごとく、運転部6において、
作業ステップ45(図1)よりステアリングコラム46
を立設して、同ステアリングコラム46の上部にステア
リング4を配し、該ステアリング4の回転により、ステ
アリングシャフトの基端部が内装されるステアリングボ
ックス48内部のリンク機構を介して、同ステアリング
ボックス48より突出させたコントロールレバー軸49
L・49Rを回転させるようにしている。このコントロ
ールレバー軸49L・49Rには、コントロールレバー
50L・50Rが取付けられ、このコントロールレバー
50L・50R端に左右リンク51L・51Rの前端が
枢結され、また、この左右リンク51L・51Rの後端
を上記左右油圧式無段変速機構10L・10Rの左右油
圧ポンプ52L・52Rより突出させたコントロールレ
バー軸54L・54Rに固設したコントロールレバー5
5L・55Rに枢結している。以上の構成により、ステ
アリング4の操作により、ステアリングボックス48側
のコントロールレバー50L・50R(図1)を揺動さ
せ、この揺動を左右リンク51L・51Rを介して左右
油圧ポンプ52L・52R側のコントロールレバー55
L・55Rに伝達して、該コントロールレバー55L・
55Rから可動斜板に連結されるコントロールレバー軸
54を介して可動斜板の角度を変更して、左右油圧ポン
プ52L・52Rによるポンプの吐出量を調整し、左右
のクローラ16の回転速度を変更して機体旋回を行える
ようにしている。
【0037】そして、上記のいずれか一のコントロール
レバーには、レバーまたはロッドの伸縮機構を設けて長
さを変更可能に構成して、左右のステアリング4の操作
のバラツキを調整できるようにしている。即ち、上記左
右クローラ16は左右油圧モータ53L・53Rで回転
駆動する構成とし、ステアリングボックス48の左右コ
ントロールレバー50L・50Rと、左右油圧ポンプ5
2L・52Rの左右コントロールレバー55L・55R
とをそれぞれ左右リンク51L・51Rで連結し、前記
いずれか一のコントロールレバー50L・50R・55
L・55Rのレバー長を、レバー伸縮機構57により変
更可能に構成している。そして、このレバー長の変更に
より、左右リンク51L・51Rの移動量を変更するこ
とで、左右油圧ポンプ52L・52Rの吐出量の変更を
行うものである。
【0038】本実施例では、図14及び10に示すごと
く、左油圧ポンプ52Lの左コントロールレバー55L
に、レバー伸縮機構57を配する構成とするものであ
る。このレバー伸縮機構57は、内部にステッピングモ
ータを備え、挿嵌されたコントロールレバー55Lを、
同ステッピングモータにより移動させることにより、レ
バー伸縮機構57からのコントロールレバー55Lの突
出長さ(レバー長)を伸縮させるようにしている。そし
て、このレバー伸縮機構57を、コントロールレバー軸
54L上部に構成した基台に取付け、コントロールレバ
ー軸54Lが回動すると、レバー伸縮機構57全体が揺
動して、コントロールレバー55L端に枢結された左リ
ンク51Lの端部を揺動させるようにしている。また、
このコントロールレバー55Lの突出長さであるが、前
記ステアリングコラム46(図14)に備える調整ダイ
ヤル58(図16)をレバー伸縮機構57に接続して、
該調整ダイヤル58の操作により、ステッピングモータ
を作動させて任意に微調整可能としている。尚、調節ダ
イヤル58の他、操作レバー58aによる構成としても
よい。
【0039】以上の構成により、左右のクローラ16の
速度にズレが生じた場合には、調節ダイヤル58を操作
することにより、左右油圧ポンプ52L・52Rの吐出
量を調整し、左右油圧モータ53L・53Rの出力を等
しくして、クローラ式走行装置1の直進性の修正をする
ことができる。また、このことから、左右油圧モータ5
3L・53Rの交換や、メンテナンスによる左右クロー
ラ16の速度調整をする必要もなくなり、速度調整に要
する負担を大幅に削減することができる。
【0040】さらに、プラウ、畦塗作業や傾斜地等、左
右のクローラ速度を敢えて任意に変えて運転する必要が
あるときは、調整ダイヤル58を負荷に応じた操舵量に
設定することで、ハンドルを直進のままとしても、曲進
することなく運転できる為、オペレータの疲労軽減を図
る事ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、クローラ式走行装置であって、後部トラックロ
ーラの斜め前上方にクローラ駆動輪を配し、該クローラ
駆動輪の外周噛合面と、クローラの内周噛合面とを噛合
させるとともに、前記クローラ駆動輪の前方に転輪を設
けてクローラの外周面に外接させる構成としたので、ク
ローラの上面が形成する水平面が長く形成されるように
なって、フェンダーの前方に形成される乗降スペースの
前後幅を広く確保することができ、オペレーターの運転
部への乗降の容易性の向上が図られる。
【0042】また、請求項2に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、後部トラックローラの斜め前上方
にクローラ駆動輪を配し、該クローラ駆動輪の外周噛合
面と、クローラの外周噛合面とを噛合させる構成とした
ので、クローラの上面が形成する水平面が長く形成され
るようになって、フェンダーの前方に形成される乗降ス
ペースの前後幅を広く確保することができ、オペレータ
ーの運転部への乗降の容易性の向上が図られる。また、
クローラ駆動輪の外周噛合面がクローラの外側面に当接
することで、クローラの外側面に付着した土を掻き落す
ことができることから、クローラ駆動輪での歯飛びが生
じることがなく、クローラの送り速度が安定し、直進性
の向上が図られるとともに、駆動力が確実に伝達され、
走破性の向上が図られる。また、クローラ駆動輪がクロ
ーラの外側に配設されることになって、クローラ駆動輪
の着脱が容易となり、また、これに伴い、クローラの前
後トラックローラからの取り外し、又は取付作業が容易
に行えるようになる。
【0043】また、請求項3に記載のごとく、前記クロ
ーラ式走行装置は、ホイール仕様の車両における走行駆
動軸に、前記クローラ駆動輪を軸支させることで、ホイ
ール仕様の車両に装着可能としたので、「ホイール仕
様」の車両に対し、必要に応じてクローラ式走行装置を
適用することにより「フルクローラ仕様」の車両とする
ことができる。また、このクローラ式走行装置の「ホイ
ール仕様」の車両への適用にあたっては、クローラの上
下寸法が小さいことから、車両機体を低い位置に維持す
ることができ、車両全体として低重心となって、車両の
安定性が維持される。また、車両を「ホイール仕様」と
「フルクローラ仕様」で共用することができ、生産費用
の低減と、製品価格の低減を図ることができる。
【0044】また、請求項4に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、トラックローラは、車軸に左右一
対のローラを軸着してなる構成とし、前記ローラは車軸
端部に着脱自在とする固定部材により車軸に固着される
構成としたので、左右ローラを強く叩いて車軸に嵌着さ
せる必要がなく、これに伴う軸受け、シール部材の損傷
を防止できる。また、これら一連の組立作業の容易化が
図られることとなって、組立作業の時間短縮や、更に
は、品質の安定化が図られる。
【0045】また、請求項5に記載のごとく、クローラ
式走行装置であって、左右のクローラは油圧式無段変速
機構からなる左右の油圧モータで回転駆動する構成と
し、ステアリング操作に連動する左右コントロールレバ
ーを前記油圧式無段変速機構の左右油圧ポンプの左右コ
ントロールレバーにそれぞれリンクで連結し、前記いず
れか一のコントロールレバーのレバー長を、レバー伸縮
機構により変更可能に構成したので、油圧ポンプ等の交
換作業を要さずに、直進性や旋回操作性の補正を行うこ
とができ、また、プラウ作業時等における速度差調整
(直進維持)のためのハンドル保持の操作負担を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローラ式走行装置を適用した農業用
トラクタの右側面図である。
【図2】同クローラ式走行装置の動力伝達構成を示す図
である。
【図3】外側上部転輪とクローラの構成を示す側面図で
ある。
【図4】同じく後面図である。
【図5】外側上部転輪の他の構成を示す側面図である。
【図6】同じく後面図である。
【図7】同じく他の構成のクローラ式走行装置を適用し
た農業用トラクタの右側面図である。
【図8】クローラ駆動輪及びトラックローラの構成を示
す後面一部断面図である。
【図9】同じく他の構成の後面一部断面図である。
【図10】スプロケットを取付面に対して偏芯した形状
とする構成を示す後面図である。
【図11】クローラ駆動輪とトラックローラとの芯間距
離を変更自在とする構成の側面図である。
【図12】トラックローラの他の構造を示す後面一部断
面図である。
【図13】(a)は、ホイール仕様のトラクタに第一実
施例のクローラ式走行装置を適用した例を示す側面図で
ある。(b)は、同じく第二実施例のクローラ式走行装
置を適用した例を示す側面図である。
【図14】コントロールレバーと左右リンクの構成を示
す平面図である。
【図15】レバー伸縮機構を示す側面図である。
【図16】調整ダイヤルの配置図である。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置 12 後部トラックローラ 13 転輪 16 クローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ式走行装置であって、後部トラ
    ックローラの斜め前上方にクローラ駆動輪を配し、該ク
    ローラ駆動輪の外周噛合面と、クローラの内周噛合面と
    を噛合させるとともに、前記クローラ駆動輪の前方に転
    輪を設けてクローラの外周面に外接させる構成とした、
    ことを特徴とするクローラ式走行装置。
  2. 【請求項2】 クローラ式走行装置であって、後部トラ
    ックローラの斜め前上方にクローラ駆動輪を配し、該ク
    ローラ駆動輪の外周噛合面と、クローラの外周噛合面と
    を噛合させる構成とした、ことを特徴とするクローラ式
    走行装置。
  3. 【請求項3】 前記クローラ式走行装置は、ホイール仕
    様の車両における走行駆動軸に、前記クローラ駆動輪を
    軸支させることを特徴とする請求項1又は請求項2のい
    ずれかに記載のクローラ式走行装置。
  4. 【請求項4】 クローラ式走行装置であって、トラック
    ローラは、車軸に左右一対のローラを軸着してなる構成
    とし、前記ローラは車軸端部に着脱自在とする固定部材
    により車軸に固着される構成とした、ことを特徴とする
    クローラ式走行装置。
  5. 【請求項5】 クローラ式走行装置であって、左右のク
    ローラは油圧式無段変速機構からなる左右の油圧モータ
    で回転駆動する構成とし、ステアリング操作に連動する
    左右コントロールレバーを前記油圧式無段変速機構の左
    右油圧ポンプの左右コントロールレバーにそれぞれリン
    クで連結し、前記いずれか一のコントロールレバーのレ
    バー長を、レバー伸縮機構により変更可能に構成した、
    ことを特徴とするクローラ式走行装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010422A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 株式会社クボタ クローラ走行装置及び収穫機
WO2021096680A1 (en) * 2019-11-12 2021-05-20 Caterpillar Inc. Track roller with reduced stiffness

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