JP2003312055A - 光プリンタヘッド - Google Patents

光プリンタヘッド

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JP2003312055A
JP2003312055A JP2002124209A JP2002124209A JP2003312055A JP 2003312055 A JP2003312055 A JP 2003312055A JP 2002124209 A JP2002124209 A JP 2002124209A JP 2002124209 A JP2002124209 A JP 2002124209A JP 2003312055 A JP2003312055 A JP 2003312055A
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JP
Japan
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light emitting
housing
printer head
base plate
optical printer
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Application number
JP2002124209A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Otsubo
泰弘 大坪
Shinya Uchida
信也 内田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光素子3の光軸の向きを簡単に矯正して歪み
の少ない良好な画像を形成することができる光プリンタ
ヘッドを提供する。 【解決手段】主走査方向に直線状に配列された多数の発
光素子3を有するヘッド基板1の上方に、ロッドレンズ
アレイ4が取着されているハウジング5を、下方にベー
スプレート7を配設するとともに、これらヘッド基板
1、ハウジング5及びベースプレート7を、主走査方向
両端に位置する発光素子3の直下に配される一対のクリ
ップ10a,10cでもって一体的に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式プリン
タ等の露光手段として用いられる光プリンタヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真式プリンタ等の露光
手段としてLEDアレイヘッド等の光プリンタヘッドが
用いられている。
【0003】かかる従来の光プリンタヘッドとしては、
図6に示す如く、多数の発光素子が主走査方向に直線状
に配列された複数個の発光素子アレイチップを一列状に
搭載して成るヘッド基板21の上方に、ロッドレンズア
レイ24が取着されているハウジング25を、下方にベ
ースプレート27を配設するとともに、これらヘッド基
板21、ハウジング25及びベースプレート27を、複
数個のクリップ30で一体的に保持した構造を有してお
り、前記発光素子アレイチップ22の上面に設けられて
いる多数の発光素子23を外部からの画像データに基づ
いて個々に選択的に発光させるとともに、該発光された
光をロッドレンズアレイ24を介して外部に配される感
光体ドラムPに照射・結像させ、この感光体ドラムPに
所定の潜像を形成することによって光プリンタヘッドと
して機能する。
【0004】そして感光体ドラムPに形成された潜像
は、その後、現像等のプロセスを経てトナー像となり、
このトナー像を記録紙に転写・定着させることによって
記録紙に所定の画像が記録される。
【0005】尚、前記複数個のクリップ30は、主走査
方向に沿って互いに間に所定の間隔を空けて配列されて
おり、これらクリップ30のうち、主走査方向両端に位
置するクリップ30は、図7及び図8に示す如く、主走
査方向の両端に位置する発光素子23に対してずれた形
で配置されているものが一般的であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の光プリンタヘッドにおいては、外形加工時に生じた
ヘッド基板21のねじれ等に起因して、その上面に配列
される多数の発光素子23の光軸の向きがばらついて種
々の方向に傾いていることが多く、これら発光素子23
の光軸のばらつきは画像の歪みの原因となることから、
これを防止すべく、図示しないピン等の押圧部材を用い
てベースプレート27の下方よりヘッド基板21の下面
を押圧することにより、個々の発光素子23の光軸の向
きを同じ方向に揃える光軸矯正が行われている。このよ
うな光軸矯正は、主走査方向両端に位置する発光素子2
3の光軸の向きを基準とし、かかる光軸方向に対して他
の発光素子23の光軸の向きを一致させるようにして行
われる。
【0007】しかしながら、上述した従来の光プリンタ
ヘッドにおいては、ハウジング25、ヘッド基板21及
びベースプレート27を一体的に保持するクリップ30
は、光軸調整の基準となる発光素子23に対してずれた
形で配置されていることから、発光素子23の光軸の向
きを矯正するために上記押圧部材でヘッド基板21の下
面を押圧すると、その押圧力によって基準となる発光素
子23の光軸が初期の方向より大きくずれてしまうこと
がある。このような場合、一度光軸矯正を行った発光素
子23に対して、再度、光軸矯正を行わなければなら
ず、光プリンタヘッドの生産性を著しく低下させている
欠点を有していた。
【0008】本発明は、上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は発光素子の光軸の向きを簡単に矯正する
ことができる光プリンタヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光プリンタヘッ
ドは、主走査方向に直線状に配列された多数の発光素子
を有するヘッド基板の上方に、ロッドレンズアレイが取
着されているハウジングを、下方にベースプレートを配
設するとともに、これらヘッド基板、ハウジング及びベ
ースプレートを、主走査方向両端に位置する発光素子の
直下に配される一対のクリップでもって一体的に保持し
たことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の光プリンタヘッドは、前記
一対のクリップは、その一部がハウジングの外表面及び
ベースプレートの下面に沿って配される略コの字状を成
していることを特徴とするものである。
【0011】更に、本発明の光プリンタヘッドは、前記
一対のクリップはハウジングの外表面及びベースプレー
トの下面に設けられる溝に埋設されていることを特徴と
するものである。
【0012】また更に、本発明の光プリンタヘッドは、
前記一対のクリップが金属製の板バネから成っているこ
とを特徴とするものである。
【0013】本発明の光プリンタヘッドによれば、ハウ
ジング、ヘッド基板及びベースプレートを、主走査方向
両端に位置する発光素子の直下に配される一対のクリッ
プでもって一体的に保持するようにしたことから、かか
る発光素子の光軸がクリップでもって良好に固定される
こととなり、発光素子の光軸の向きを個々に矯正する際
に、ヘッド基板の下面を押圧する押圧部材からの力が光
軸矯正の基準となる主走査方向両端の発光素子に伝達し
たとしても、かかる発光素子の光軸の向きがずれること
はほとんどない。従って、一度、光軸矯正の作業を済ま
せた発光素子に対して、再度光軸矯正を行うといった不
都合が少なくなり、光プリンタヘッドの生産性を高く維
持することができる。
【0014】また、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、上記クリップをハウジングの外表面及びベースプレ
ートの下面に設けられた溝の中に埋設することにより、
クリップ全体が溝の内部に収容された形となり、光軸矯
正を行う作業者の手がクリップに触れることで、クリッ
プの取着位置がずれてしまうといった不具合を有効に防
止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一形態に係る光プリンタヘ
ッドの分解斜視図、図2は図1に示された光プリンタヘ
ッドの断面図、図3は図1に示された光プリンタヘッド
を副走査方向(主走査方向と直交する方向)から見た側
面図、図4は図1に示された光プリンタヘッドのヘッド
基板を上から見た平面図であり、1はヘッド基板、2は
発光素子アレイチップ、4はロッドレンズアレイ、5は
ハウジング、7は支持プレート、9は調整ネジ、10は
クリップである。
【0017】前記ヘッド基板1は、ガラス布基材エポキ
シ樹脂やガラス、セラミック等の電気絶縁性材料により
矩形状に形成されており、その上面に発光素子アレイチ
ップ2やハウジング5、図示しない電極、ドライバーI
C等が取着され、これらを支持する支持母材として機能
する。
【0018】尚、前記ヘッド基板1は、例えばガラス布
基材エポキシ樹脂から成る場合、ガラス糸を用いて形成
したガラス布基材に液状のエポキシ樹脂を含浸・硬化さ
せ、これを矩形状に切断することによって製作される。
【0019】また、前記ヘッド基板1の上面に搭載され
る複数個の発光素子アレイチップ2は、ヘッド基板1の
長手方向(主走査方向)に一列状に配列されており、各
発光素子アレイチップ2の上面には、例えば600dp
i(dot per inch)の密度で主走査方向に直線状に配列
した多数の発光素子3が設けられている。
【0020】前記発光素子3としては、例えばGaAl
As系やGaAsP系の化合物半導体を用いて形成され
た発光ダイオード等が好適に使用され、かかる発光ダイ
オードの内部にはpn接合が設けられているため、図示
しない電極等を介して電源電力が供給されると、pn接
合付近で電子と正孔とが再結合し、発光素子3が所定の
輝度で発光するようになっている。
【0021】尚、このような発光ダイオードを有する発
光素子アレイチップ2は、従来周知の半導体製造技術、
具体的には、MOCVD(Metal Organic Chemical Vap
or Deposition)法等を採用し、上述の化合物半導体を
単結晶シリコンウエハの上面にエピタキシャル成長させ
ることによって形成され、得られた発光素子アレイチッ
プ2をヘッド基板1の上面の所定位置に載置させた上、
発光素子アレイチップ2上に設けられる図示しないパッ
ドと対応する電極とを金属細線等で個々にボンディング
することにより発光素子アレイチップ2がヘッド基板1
上に搭載される。
【0022】更に、前記ヘッド基板1の上方にはポリカ
ーボネイトや液晶ポリマー等の樹脂から成るハウジング
5が、下方にはアルミニウムやSUS等の金属材料から
成る支持プレート7が配設されている。
【0023】前記ハウジング5は、その上部にロッドレ
ンズアレイ4が挿着される帯状の開口部を有し、その下
部領域をヘッド基板1の外周に沿ってヘッド基板1の上
面に密着させることによりロッドレンズアレイ4と発光
素子アレイチップ2との間に密閉空間を形成している。
【0024】また、前記ハウジング5の開口部に挿着さ
れるロッドレンズアレイ4は、直線状、もしくは千鳥状
に配列された多数の棒状レンズを一対の側板で挟持した
構造を有しており、先に述べた発光素子3の光をロッド
レンズアレイ4の上方に配設される感光体に等倍で照射
・結像させる正立等倍型の光学系として機能する。
【0025】尚、前記ハウジング5は、例えば液晶ポリ
マー等のプラスチック材料から成る場合、従来周知の射
出成形法にて所定形状に加工することによって製作さ
れ、得られたハウジング5の開口部にロッドレンズアレ
イ4を嵌挿し、両者を接着させることによりロッドレン
ズアレイ4がハウジング5に取着・固定される。
【0026】一方、前記ヘッド基板1の下方に配される
ベースプレート7は、例えば、アルミニウムやSUS等
の金属材料によって断面形状が略コの字状をなすように
形成されており、その上面(底面)でヘッド基板1を支
持するようになっている。
【0027】前記ベースプレート7は、アルミニウムか
ら成る場合、例えば、アルミニウムのインゴット(塊)
を従来周知の金属加工法等により所定形状に加工するこ
とによって製作される。
【0028】そして、このハウジング5、ヘッド基板1
及びベースプレート7は、主走査方向に沿って配列され
る複数個(本実施形態においては3個)のクリップ10
a,10b,10cで一体的に保持される。
【0029】前記クリップ10a,10b,10cは、
例えば、ステンレス鋼等からなる金属製の板バネを略コ
の字状に板金加工してなり、その一部がハウジング5の
外表面及びベースプレート7の下面に配されるようにベ
ースプレート7側より取着され、ハウジング5とべース
プレート7とをヘッド基板1側に押圧することにより、
ハウジング5、ヘッド基板1及びベースプレート7を一
体的に保持している。
【0030】そして、かかる複数個のクリップ10a,
10b,10cのうち、主走査方向両端に位置する一対
のクリップ10a,10cは、主走査方向の両端に位置
する発光素子3の直下に配されている(図3及び図4参
照)。
【0031】このため、光軸矯正の基準となる主走査方
向両端の発光素子3の光軸がクリップ10a,10cで
もって良好に固定されることとなり、発光素子3の光軸
の向きを個々に矯正する際に、ヘッド基板1の下面を押
圧する図示しないピン等の押圧部材の力が主走査方向両
端の発光素子3に伝達したとしても、かかる発光素子3
の光軸の向きがずれることはほとんどなく、従って、一
度、光軸矯正の作業を済ませた発光素子3に対して、再
度、光軸矯正を行うといった不都合が少なくなり、光プ
リンタヘッドの生産性を高く維持することができる。
【0032】尚、前記発光素子3の光軸の向きをクリッ
プ10a,10b,10cでもって強固に固定するため
には、クリップ10a,10b,10cの押圧力を55
N/cm2〜120N/cm2と比較的強めに設定してお
くことが好ましい。
【0033】かくして上述した光プリンタヘッドは、発
光素子アレイチップ2の発光素子3を外部からの画像デ
ータに基づいて個々に選択的に発光させるとともに、該
発光された光をロッドレンズアレイ4を介して外部に配
される感光体ドラムPに照射・結像させ、この感光体ド
ラムPに所定の潜像を形成することによって光プリンタ
ヘッドとして機能する。
【0034】そして、感光体ドラムPに形成された潜像
は、その後、現像等のプロセスを経てトナー像となり、
このトナー像を記録紙に転写・定着させることによって
記録しに所定の印画が形成される。
【0035】尚、本発明は上述の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能である。
【0036】例えば、上述の形態において、図5に示す
如く、前記ハウジング5の外表面及びベースプレート7
の下面に、クリップ10a,10b,10cが内部に埋
設される溝5a,7bを設けるようにしておけば、かか
る溝5a,7bの内部にクリップ全体が収容された形と
なり、光軸矯正を行う作業者の手がクリップ10a,1
0b,10cに触れることで、クリップ10a,10
b,10cの位置がずれるといった不具合を有効に防止
することができる。
【0037】また、上述の形態においては、LEDヘッ
ドを例にとって説明したが、それ以外の光プリンタヘッ
ド、例えば、ELヘッド、プラズマドットヘッド、液晶
シャッタヘッド、蛍光ヘッド、PLZT等にも本発明は
適用可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明の光プリンタヘッドによれば、ハ
ウジング、ヘッド基板及びベースプレートを、主走査方
向両端に位置する発光素子の直下に配される一対のクリ
ップでもって一体的に保持するようにしたことから、か
かる発光素子の光軸がクリップでもって良好に固定され
ることとなり、発光素子の光軸の向きを個々に矯正する
際に、ヘッド基板の下面を押圧する押圧部材からの力が
光軸矯正の基準となる主走査方向両端の発光素子に伝達
したとしても、かかる発光素子の光軸の向きがずれるこ
とはほとんどない。従って、一度、光軸矯正の作業を済
ませた発光素子に対して、再度光軸矯正を行うといった
不都合が少なくなり、光プリンタヘッドの生産性を高く
維持することができる。
【0039】また、本発明の光プリンタヘッドによれ
ば、上記クリップをハウジングの外表面及びベースプレ
ートの下面に設けられた溝の中に埋設することにより、
クリップ全体が溝の内部に収容された形となり、光軸矯
正を行う作業者の手がクリップに触れることで、クリッ
プの取着位置がずれてしまうといった不具合を有効に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態に係る光プリンタヘッドの分解
斜視図である。
【図2】図1に示された光プリンタヘッドの断面図であ
る。
【図3】図1に示された光プリンタヘッドを副走査方向
から見た側面図である。
【図4】図1に示された光プリンタヘッドのヘッド基板
を上から見た平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態にかかる光プリンタヘッ
ドの分解斜視図である。
【図6】従来の光プリンタヘッドの断面図である。
【図7】図6に示された従来の光プリンタヘッドを副走
査方向から見た側面図である。
【図8】図6に示された従来の光プリンタヘッドのヘッ
ド基板を上から見た平面図である。
【符号の説明】
1・・・ヘッド基板 2・・・発光素子アレイチップ 3・・・発光素子 4・・・ロッドレンズアレイ 5・・・ハウジング 7・・・ベースプレート 5a、7a・・・溝 10a,10c・・・一対のクリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 AE55 FA04 FA17 FA55 FA58 FA67 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB04 DB22 DB29 DB35 DC02 DC05 DC07 DE24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に直線状に配列された多数の発
    光素子を有するヘッド基板の上方に、ロッドレンズアレ
    イが取着されているハウジングを、下方にベースプレー
    トを配設するとともに、これらヘッド基板、ハウジング
    及びベースプレートを、主走査方向両端に位置する発光
    素子の直下に配される一対のクリップでもって一体的に
    保持したことを特徴とする光プリンタヘッド。
  2. 【請求項2】前記一対のクリップは、その一部がハウジ
    ングの外表面及びベースプレートの下面に沿って配され
    る略コの字状を成していることを特徴とする請求項1に
    記載の光プリンタヘッド。
  3. 【請求項3】前記一対のクリップはハウジングの外表面
    及びベースプレートの下面に設けられる溝に埋設されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    光プリンタヘッド。
  4. 【請求項4】前記一対のクリップが金属製の板バネから
    成っていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の光プリンタヘッド。
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