JP2003311195A - 塗装機及び塗装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が単純で、稼働後の清掃が容易で、塗料流
の表面積が小さくなり溶剤の飛散が少なくなり、塗料の
粘度管理が容易な塗装機と、それを使用した小ロット生
産可能な塗装方法。 【解決手段】塗装ロールとドクターとの間に形成した塗
料溝に塗料を供給し、前記の塗装ロールとドクターとの
側方から流し落とした塗料を、回収樋により回収する塗
装機に関して、前記の塗料を塗料溝の片側方に流す手段
と、その流し落とす片側方に回収樋を設置した塗装機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、 ａ．塗装ロールとドクターとの間の塗料溝に、塗料を供
給し、 ｂ．被塗装材を塗装した残りの塗料を、前記の塗装ロー
ルとドクターとの側方から流し落とし、 ｃ．その流し落とした塗料を、回収樋により回収し、ポ
ンプ等により再利用する塗装機に関して、 ｄ．塗料を片側方に流す手段を設置し、その流し落とす
片側方に回収樋を設置した塗装機と、 ｅ．被塗装材の小ロット生産を可能にする塗装方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、回収樋を設置した塗装機では、次
の様な技術が知られている、 ａ．塗装ロールとドクターとの間の塗料溝に、塗料を供
給し、 ｂ．被塗装材を塗装した残りの塗料を、前記の塗装ロー
ルとドクターの左右の両側方から流し落とし、 ｃ．その流し落とした塗料を、左右に設置した回収樋に
より回収する塗装機が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の壁技術には、次
の問題がある。 Ａ．被塗装材を塗装した残りの塗料を、前記の塗装ロー
ルとドクターの左右の両側方から流し落とし、左右に設
置した回収樋により回収するために、 ａ．回収樋を左右に設置するため、 イ．塗装機の構造が複雑になり、 ロ．稼働後の清掃に手間がかかり、 ｂ．塗料流が二つに分かれ、 イ．塗料流の表面積が大きくなり溶剤の飛散が大きくな
り、 ロ．塗料の粘度管理が困難になる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は、塗装ロール
とドクターとの間の塗料溝に、塗料を塗料溝の片側方に
流す手段を設置し、その間に供給した塗料を、前記の塗
装ロールとドクターとの片側方から流し落とし、回収樋
により回収する塗装機と、その塗装機を使用する塗装方
法とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】Ａ．この発明による装飾表面材
は、次の代表される金属板にエンボス加工したものであ
る。 ａ．次に代表される塗装金属板や、 イ．塗装亜鉛メッキ鋼板 ロ．塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板 ハ．塗装ステンレス鋼板 ニ．塗装銅板 ホ．塗装アルミニウム合金板 ヘ．合成樹脂シート張り合わせ金属板 ト．塗装チタン・ニッケル合金板 チ．その他の塗装合金鋼等 ｂ．次に代表される無塗装金属板、 イ．亜鉛メッキ鋼板 ロ．アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板 ハ．ステンレス鋼板 ニ．銅板 ホ．アルミニウム合金板等 ヘ．チタン・ニッケル合金板 ト．その他の合金鋼等

【０００６】Ｂ．この発明に使用される回収樋及び塗料
蓋は、 ａ．金属板や合成樹脂を成形したものや、 ｂ．金属板や合成樹脂を成形した物に、着脱可能な被覆
シートを被覆した物を使用する。

【０００７】Ｃ．この発明に使用されるロール等は、 ａ．塗装ロールは、 イ．合成ゴムロール、 ロ．スポンジロール等であり、 ｂ．ドクターは、 イ．ドクターロールや、 ○硬質クロムメッキ鋼管等による、 ロ．板状のドクター板とすることも可能である。 ○塗装ロールの円筒状のロール面との間に一定の隙間を
形成し、塗料を均一化して塗膜厚を均等にし、 ○その隙間を調整可能とし、塗膜厚の調整を行う。

【０００８】

【実施例】発明の実施例について、次の、実施例１、実
施例２、実施例３、実施例４、及び実施例５により、図
面を参照して説明する。

【０００９】実施例１ 図１，図２，及び図３は、この発明の実施例１を示すも
のである。

【００１０】Ａ．図３は実施例１の被塗装物５を示す図
面であり、 ａ．長尺の金属板５ｂによる装飾表面材５ａを成形し
て、 ｂ．その中央を折り返して裏面突起５ｅを構成し、 ｃ．次にＴ字形に左右に広げ、両側をさらに、くの字形
に裏面側に折り曲げて、次の様なエンボス模様５ｃを持
つ被覆面５ｈを形成し、 イ．細い不定形の隅丸矩形で、裏面側に開口する浅い皿
状に表面側に突起する、塗装面５ｄを持つエンボス単位
５ｆを、 ロ．そのエンボス単位５ｆの長辺側に間隔を開けた、ほ
ぼ等間隔に連続するエンボス帯５ｇを形成し、 ハ．そのエンボス帯５ｇを、両側の被覆面５ｈに、それ
ぞれ配置したエンボス模様５ｃとし、 ｄ．壁下地に固定した、図示しない固定材に前記の裏面
突起５ｅを差し込み、組み合わせて施工する、出隅部材
である。

【００１１】Ｂ．図１及び図２に示す、実施例１での塗
装機と塗装方法は、 ａ．塗装ロール１は、前記の被塗装物５の被覆面５ｈの
傾斜に応じて、傾斜して取り付けてあり、 ｂ．その塗装ロール１と、平行に傾斜して取り付けたド
クター１ｃとにより、 イ．その間のギャップを調整して、塗料３の塗布量を調
整すると共に、 ロ．それぞれの円筒状の、ロール面１ａ間に形成した塗
料溝１ｄに、塗料３を塗料供給器２の塗料口２ａから供
給し、塗料溜３ｂを形成し、 ｃ．塗装ロール１の下方に、水平に設置した搬送ロール
１ｅは、 イ．その軸１ｂは、塗装ロール１の傾斜に対して、その
上側方に位置し、 ロ．その先端に、ほぼ切頭円錐を２体、それぞれの底面
を円盤を介して合わせた形状のロール体１ｆを取り付け
て、円錐面１ｈと突起避溝１ｇとを構成し、 ハ．そのロール体１ｆに、次のように被塗装物５を乗せ
て搬送し、 ○ロール体１の突起避溝１ｇに、被塗装物５の裏面突起
５ｅを合わせて、 ○ロール体１の円錐面１ｈに、被塗装物５の被覆面５ｈ
を乗せて、 ｄ．塗装ロール１により、被塗装物５のエンボス模様５
ｃの突起した塗装面５ｄを塗装し、 ｅ．前記の塗料溜３ｂから流れ落ちた塗料流３ａは、塗
装ロール１の傾斜に対して、その下側方の塗装ロール１
とドクター１ｃのそれぞれの軸１ｂ間に位置する、受樋
４ａにより受けて、 ｆ．その塗料流３ａを、受樋４ａの下方に傾斜して設け
た、回収樋４により回収し再度塗料３として利用する。

【００１２】実施例２ 図４，図５，及び図６は、この発明の実施例２を示すも
のである。

【００１３】Ａ．図６は実施例２の被塗装物５を示す図
面であり、 ａ．長尺の金属板５ｂによる装飾表面材５ａを成形し
て、 ｂ．その中央において裏面側に折れ曲がる、ほぼＬ字形
の次の構成の被覆面５ｈを構成し、 イ．被覆面５ｈは実施例１においてのエンボス帯５ｇ
を、その左右のほぼ対称のの位置に配置したエンボス模
様５ｃを持ち、 ロ．その被覆面５ｈの両側端をくの字形に裏面側に折り
曲げ、さらに、Ｕ字形に裏面側に折り返して、 ｃ．次に、他の長尺の金属板５ｂを、次の構成に成形し
て、そのＵ字形に挟み込み、 イ．裏面突起５ｅをＴ字形に左右に広げ、両側をさら
に、くの字形に裏面側に折り曲げた構成とし、 ｄ．壁下地に固定した、図示しない固定材に前記の裏面
突起５ｅを差し込み、組み合わせて施工する、出隅部材
である。

【００１４】Ｂ．図４及び図５に示す、実施例２での塗
装機と塗装方法は、 ａ．実施例１においての塗装機に続けて、塗装ロール１
とドクター１ｃとが前記の被塗装物５の被覆面５ｈ他方
の傾斜に応じて傾斜して取り付けてあり、 ｂ．その塗装ロール１の傾斜に応じて搬送ロール１ｅの
軸１ｂと、受樋４ａ及び回収樋４も取り付けてあり、 ｃ．塗装ロール１とその後方の塗装ロール１とにより、
被塗装物５の両側方のエンボス模様５ｃの突起した塗装
面５ｄを塗装する。

【００１５】実施例３ 図７，図８，及び図９は、この発明の実施例３を示すも
のである。

【００１６】Ａ．図９は実施例３の被塗装物５を示す図
面であり、 ａ．長尺の金属板５ｂによる装飾表面材５ａを成形し
て、 ｂ．一側端をくの字形に折れ曲げて、その先端を裏面側
に折り狭めた次の構成の被覆面５ｈを構成し、 イ．被覆面５ｈは実施例１においてのエンボス帯５ｇ
を、その被覆面の幅に合わせたエンボス模様５ｃを持
ち、 ｃ．次に、その他側端を、Ｌ字形に裏面側に折り曲げ支
持片５ｊを形成し、さらに、Ｌ字形に裏面側に折り曲げ
た構成とし、 ｄ．壁下地に固定し、建築用パネルを挿入する、見切縁
部材である。

【００１７】Ｂ．図７及び図８に示す、実施例３での塗
装機と塗装方法は、 ａ．塗装ロール１は、前記の被塗装物５の被覆面５ｈに
応じて、ほぼ水平に取り付けてあり、 イ．被塗装物５の形状により、塗装ロール１により加圧
されると、支持片５ｊの反対側が沈み込み、被覆面５ｈ
に若干の傾斜が発生し、 ロ．その傾斜に対応して、塗装ロール１を傾斜させ、 ｂ．その塗装ロール１と、平行に傾斜して取り付けたド
クター１ｃとにより、 イ．その間に形成した塗料溜３ｂに、 ロ．その側方より、空気吐出口２ｄから圧縮空気２ｅを
吹き付け、反対側に塗料３を押し出す、 ｃ．その空気吐出口２ｄの反対側に、受樋４ａと回収樋
４も取り付けてあり、 ｄ．前記の塗料溜３ｂから押し出され流れ落ちた塗料流
３ａは、受樋４ａと回収樋４により回収され、 ｅ．塗装ロール１の下方に、次の構成の、水平に設置し
た搬送ロール１ｅにより、被塗装物５を送りながら、 イ．その軸の先端に、円柱形のロール体１ｆを取り付け
てあり、 ｆ．塗装ロール１により被塗装物５のエンボス模様５ｃ
の突起した塗装面５ｄを塗装する。

【００１８】実施例４ 図１０，図１１，図１２，及び図１３は、この発明の実
施例４を示すものである。

【００１９】Ａ．図１３は実施例４の被塗装物５を示す
図面であり、 ａ．長尺の金属板５ｂによる装飾表面材５ａを成形し
て、 ｂ．その中央において裏面側に折れ曲がる、ほぼＬ字形
の次の構成の被覆面５ｈを構成し、 イ．被覆面５ｈは実施例１においてのエンボス帯５ｇ
を、その左右のほぼ対称のの位置に配置したエンボス模
様５ｃを持ち、 ロ．その被覆面５ｈの両側端をくの字形に裏面側に折り
曲げ、さらに、鋭角的に裏面側に折り返した、 ｃ．壁面の出隅部を覆う出隅部材である。

【００２０】Ｂ．図１０，図１１，及び図１２に示す、
実施例４での塗装機と塗装方法は、 ａ．実施例１においての、塗装ロール１とドクター１ｃ
との間の塗料溜３ｂの下方側に、図１２に示す次の構成
の、塗料流３ａの量を抑える塗料蓋２ｂを設置してい
る。 イ．塗料蓋２ｂは塗料溜３ｂの下方側に幅を狭め、その
上方側において表面側にほぼＬ字形に折れ曲がり、 ロ．その一側端が塗装ロールに狭い隙間で沿い、 ハ．その他側端がドクターに狭い隙間で沿う。

【００２１】実施例５ 図１４，図１５，及び図１６は、この発明の実施例５を
示すものである。

【００２２】Ａ．図１６は実施例５の被塗装物５を示す
図面であり、 ａ．長尺の金属板５ｂによる装飾表面材５ａを成形し
て、 ｂ．ほぼ平坦で、実施例１での複数列のエンボス帯５ｇ
によるエンボス模様５ｃを持つ前面基部５ｋを形成し、 ｃ．その一側端に差込部５１を持ち、 ｄ．他側端に、他の被塗装物５の差込部５１を嵌合し釘
打ち固定する釘打部５ｍを持ち、 ｅ．その裏側に裏打材５ｉを裏打ちし、 ｆ．複数の被塗装物５を連続嵌合して壁下地に施工する
建築用パネルである。

【００２３】Ｂ．図１４及び図１５に示す、実施例５で
の塗装機と塗装方法は、 ａ．実施例３においての、塗装ロール１とドクター１ｃ
との円筒状のロール面１ ａの間の塗料溜３ｂの一側方に、次の構成の、塗料流３
ａを抑える流閉板２ｆを設置し、 イ．流閉板２ｆは塗装ロール１の中心線に、ほぼ直交
し、 ロ．その一側端が塗装ロール１に狭い隙間で沿い、 ハ．その他側端がドクター１ｃに狭い隙間で沿い、 ｂ．また、塗装ロール１とドクター１ｃの、それぞれの
円筒状のロール面１ａに、流閉板２ｆの外方にはみ出し
た塗料を掻き取り回収する、次の構成の、掻取板２ｃを
設置する。 イ．掻取板２ｃは、それぞれのロール面１ａに接触し、 ロ．それぞれのロールの中心線に、次のように傾斜して
取り付けてあり、 ハ．それぞれのロールの回転方向を上向きとしたとき、
掻取板２ｃの上向き側をロールの内側にする。

【００２４】

【発明の効果】上記のような、この発明による壁部材に
は、次の様な効果がある。

【００２５】Ａ．塗料を塗料溝の片側方に流す手段と、
その流し落とす片側方に回収樋を設置した事を特徴とす
る塗装機とする事により、 ａ．回収樋を片側方にのみ設置するため、 イ．塗装機の構造が簡単になり、 ロ．稼働後の清掃に手間が容易になり、 ｂ．塗料流が一つになり、 イ．塗料流の表面積が小さくなり溶剤の飛散が少なくな
り、 ロ．塗料の粘度管理が容易になる。

【００２６】Ｂ．塗料を塗料溝の片側方に流す手段を、
塗装ロールとドクターの傾斜とする事により、 ａ．傾斜面を塗装可能になり、 イ．傾斜面を持つ被塗装物を、成形後に塗装可能にな
る。

【００２７】Ｃ．塗料を塗料溝の片側方に流す手段を、
塗料に対する圧縮空気吹き付けとする事により、 ａ．傾斜しない塗装ロールでも、塗料を塗料溝の片側方
に流す事が可能になり、 ｂ．塗装機の構造が簡単になる。

【００２８】Ｄ．塗料を塗料溝の片側方に流す手段を、
塗装ロールとドクターとの間の一側方に設置した流閉板
とする事により、 ａ．傾斜しない塗装ロールでも、塗料を塗料溝の片側方
に流す事が可能になり、 ｂ．圧縮空気が不必要となる。

【００２９】Ｅ．流閉板の外方にはみ出した塗料を掻き
取り回収する、掻取板を設置する事により、 ａ．塗料の閉鎖度が向上する。

【００３０】Ｆ．塗装ロールとドクターの、その傾斜の
異なる組み合わせを、複数組み合わせて設置する事によ
り、 ａ．複数の傾斜面を連続的に塗装可能になり、 イ．複数の傾斜面を持つ被塗装物の塗装効率が向上す
る。

【００３１】Ｇ．傾斜した塗装ロールとドクターとの間
の上部に、塗料の流下量を抑える塗料蓋を設置した事に
より、 ａ．塗料の流下量を抑える事が容易になり、 ｂ．塗料を回収して再利用するポンプ容量を低減可能に
なる。

【００３２】Ｈ．塗装ロールの下方に設置した搬送ロー
ルの軸を、ロール体の片側方にのみ設置する事により、 ａ．最適な位置に回収樋を設置可能になり、 イ．塗料の跳ね出しや、飛散を防止可能になり、 ｂ．搬送ロールの軸により妨げずに、 イ．傾斜した塗装ロールの軸や取り付け機器を、容易に
設置可能になる。

【００３３】Ｉ．傾斜した塗装ロールとドクターの傾斜
か、搬送ロールの傾斜の、少なくとも片方を調整可能に
する事より、 ａ．最適な傾斜により塗装可能になり、 イ．塗装の品質の向上可能になる。

【００３４】Ｊ．本発明の塗装機を使用して塗装するこ
とにより、 ａ．金属板を成形後に塗装することが可能になり、 イ．金属板の大板から塗装する必要がなくなり、 ロ．小ロットの生産が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の塗装機の使用状態を示す一部省略斜
視図

【図２】実施例１の塗装機の使用状態を示す一部省略正
面図

【図３】実施例１の被塗装物の一部省略斜視図

【図４】実施例２の塗装機の使用状態を示す一部省略斜
視図

【図５】実施例２の塗装機の使用状態を示す一部省略正
面図

【図６】実施例２の被塗装物の一部省略斜視図

【図７】実施例３の塗装機の使用状態を示す一部省略斜
視図

【図８】実施例３の塗装機の使用状態を示す一部省略正
面図

【図９】実施例３の被塗装物の一部省略斜視図

【図１０】実施例４の塗装機の使用状態を示す一部省略
斜視図

【図１１】実施例４の塗装機の使用状態を示す一部省略
正面図

【図１２】実施例４の塗料蓋の斜視図

【図１３】実施例４の被塗装物の一部省略斜視図

【図１４】実施例５の塗装機の使用状態を示す一部省略
斜視図

【図１５】実施例５の塗装機の使用状態を示す一部省略
正面図

【図１６】実施例５の被塗装物の一部省略斜視図

【符号の説明】

１ 塗装ロール ２ 塗料供給器 ３ 塗料 ４ 回収樋 ５ 被塗装物

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4D075 AC27 AC35 AC72 AC84 AC86 AC88 DA23 DA36 DB02 DB04 DB05 DB06 DB07 DC01 EA05 4F040 AA22 AA31 AB04 AC01 BA28 CB03 CB27 CB36 CB40 DB18 DB22 4F042 AA22 AA27 AB00 CC01 CC07 DF15

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】塗装ロールとドクターとの間に形成した塗
   料溝に塗料を供給し、前記の塗装ロールとドクターとの
   側方から流し落とした塗料を、回収樋により回収する塗
   装機に関して、前記の塗料を塗料溝の片側方に流す手段
   と、その流し落とす片側方に回収樋を設置した事を特徴
   とする塗装機。
2. 【請求項２】前記の塗料を塗料溝の片側方に流す手段
   が、塗装ロールとドクターの傾斜、塗料に対する圧縮空
   気吹き付け、及び、塗装ロールとドクターとの間の一側
   方に設置した流閉板、の中から選んだ少なくとも一つの
   手段である事を特徴とする、特許請求の範囲第１項記載
   の塗装機。
3. 【請求項３】前記の塗装ロールとドクターの、その傾斜
   の異なる組み合わせを、複数組み合わせて設置する事を
   特徴とする、特許請求の範囲第２項記載の塗装機。
4. 【請求項４】前記の流閉板を設置し、塗装ロールとドク
   ターの、それぞれの円筒状のロール面の少なくとも片方
   に、その流閉板の外方にはみ出した塗料を掻き取り回収
   する、掻取板を設置する事を特徴とする、特許請求の範
   囲第２項記載の塗装機。
5. 【請求項５】前記の傾斜した塗装ロールとドクターとの
   間の上部に、塗料の流下量を抑える塗料蓋を設置した事
   を特徴とする、特許請求の範囲第２項記載の塗装機。
6. 【請求項６】前記の塗装ロールの下方に設置した搬送ロ
   ールの軸を、ロール体の片側方にのみ設置する事を特徴
   とする、特許請求の範囲第１〜５項記載の塗装機。
7. 【請求項７】前記の傾斜した塗装ロールとドクターの傾
   斜か、前記の搬送ロールの傾斜の、少なくとも片方を調
   整可能にする事を特徴とする、特許請求の範囲第１〜６
   項記載の塗装機。
8. 【請求項８】特許請求の範囲第１〜７項記載の塗装機を
   使用する事を特徴とする、塗装方法。