JP2003311114A - セラミックフィルター及びその使用方法 - Google Patents

セラミックフィルター及びその使用方法

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JP2003311114A
JP2003311114A JP2002124234A JP2002124234A JP2003311114A JP 2003311114 A JP2003311114 A JP 2003311114A JP 2002124234 A JP2002124234 A JP 2002124234A JP 2002124234 A JP2002124234 A JP 2002124234A JP 2003311114 A JP2003311114 A JP 2003311114A
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ceramic filter
gas
exhaust gas
ceramic
filter
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JP2002124234A
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Hiroshi Murata
弘 村田
Yasuo Imamura
保男 今村
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルター内に堆積されたPMの局所燃焼によ
る割れを防止し、長期間使用できる高信頼性のセラミッ
クフィルターを安価に提供する。 【解決手段】セラミックフィルターの排ガス流入面と排
ガス流出面とに、両面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させ
ながら使用することを特徴とする排ガス浄化用のセラミ
ックフィルターの使用方法。また、セラミックフィルタ
ーのガス流入面とガス流出面のそれぞれに、ガス通過性
の保持部材を配置し、前記保持部材同士を結合部材によ
り固定することで、前記ガス流入面とガス流出面に、両
面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させたことを特徴とする
セラミックスフィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、電車、発電
設備、或いは船舶等で用いられるディーゼル機関等の排
気ガスを浄化するセラミックフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の排気ガス中にはカーボ
ンを主成分とする微粒子物質(Particulate
Matter、以下PMと略す)が多量に含まれてい
る。PMが大気中に散出すると環境汚染を引き起こすた
め、ディーゼル機関の排気系にPM捕集用のセラミック
フィルターを組み込む技術が検討されている。
【0003】セラミックフィルターとしては、排気ガス
の流れ方向に沿って多数のハニカム壁を有する筒状の形
態を有するものがほとんどであり、その中でも、いわゆ
るウォールフロータイプのものが主流となってきてい
る。ウォールフロータイプのものは、ハニカム壁で区切
られた多数のセルについて、ガス流入側及び流出側のい
ずれか一端を交互に封じられたもので、排気ガスがハニ
カム壁内に形成された細孔を通過するようにされた構造
を有し、排気ガスが細孔を通過する際にPMを前記ハニ
カム壁で捕集する機能を発揮するものである。
【0004】しかし、実使用上において、セラミックフ
ィルターは排気抵抗の増加のため恒久的にPMを捕集し
続けることは難しく、一旦捕集したPMを除去する再生
処理が必要となり、この再生処理として酸化触媒を用い
た連続再生方式やヒーターやバーナーによる加熱再生方
式等の技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のセラミックフィ
ルターでは、前記再生処理の時、或いは実使用において
ディーゼル機関が高負荷条件で運転された際に発生する
高温(>600℃)の排気ガスに急激に曝されること
で、セラミックフィルター内に堆積したPMが局部的に
燃焼してしまい、セラミックフィルター内に大きな温度
分布を引き起こし、その結果セラミックフィルター自体
が割れてしまうという問題がしばしば発生している。
【0006】前記問題を解決することを目的に、特開平
3−121213号公報には、フィルターをフィルター
軸線に沿い複数分割することにより温度分布を低減する
手法が提案されている。しかしながら、分割に伴い、初
めから分割単体で製造するならば製造個数の増加、後加
工で分割するならば分割加工の工程が新たに必要とな
る。また、分割単体を最終的にシール材で連結する工程
も新たに必要となり、製造コストアップの問題が生じる
という欠点がある。
【0007】また、実用新案第2548279号公報で
は、フィルターに全長にわたって伸びる中心孔とその中
心孔に連通するとともに外周面において開口し、全長に
わたって延びるスリットを設けたフィルターが開示され
ているが、中心孔の大きさ規定が曖昧なためフィルター
内における温度差拡大を充分に防止する事が困難であ
り、またスリット形成によりフィルターの機械的強度低
下の問題があり、実用上十分に満足できるものではな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、ディーゼル機関の排気ガスの浄化に用いられ
るセラミックフィルターにおいて、不要な製造工程を経
ることで製造コストがいたずらにアップしてしまうこと
を防止し、しかもフィルター内に堆積されたPMの局所
燃焼による割れを防止し、長期間使用できる高信頼性の
セラミックフィルターを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術の
有する課題解決を目的に、セラミックフィルターの構造
やその使用方法についていろいろ実験的検討を重ねた結
果、セラミックフィルターのガス流入面とガス流出面と
に両面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させながら使用する
とき、PMの局所燃焼に原因して発生するセラミックフ
ィルターの割れる現象、ことに前記ガス流入面或いは前
記ガス流出面と略並行に割れる現象を回避できる知見を
得て、本発明に至ったものである。
【0010】即ち、本発明は、排ガス浄化用のセラミッ
クフィルターの使用方法であって、当該セラミックフィ
ルターの前記排ガスが流入する面(ガス流入面)と前記
排ガスが清浄化されて流出する面(ガス流出面)とに、
前記両面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させながら使用す
ることを特徴とするセラミックフィルターの使用方法で
ある。
【0011】そして、本発明は、具体的実施態様の一つ
として、前記セラミックフィルターが2つのガス通過性
の保持部材により挟持され、しかも前記保持部材が当該
セラミックフィルターを用いる排ガス浄化システムの構
成体にいずれも固定されていることを特徴とする前記の
セラミックフィルターの使用方法である。
【0012】また、本発明は、排ガス浄化用のセラミッ
クフィルターであって、当該セラミックフィルターのガ
ス流入面とガス流出面のそれぞれに、ガス通過性の保持
部材を配置し、前記保持部材同士を結合部材により固定
することで、前記ガス流入面とガス流出面に、両面を結
ぶ方向の圧縮応力を負荷させたことを特徴とするセラミ
ックスフィルターである。
【0013】本発明は、好ましくは、前記セラミックフ
ィルターが、ガス流入面とガス流出面とを連結するスリ
ット、及び/又はガス流入面にガス流出面に連結した穴
(貫通孔)を有しており、前記スリット及び/又は貫通
孔の空間部に前記結合部材が配置されていることを特徴
とする前記のセラミックフィルターであり、更に好まし
くは、結合部材が、前記セラミックフィルターのガス流
入面からガス流出面に至る長さを有する連結部と、前記
連結部の両端に配置され、保持部材を保持する部分と保
持部材を介してガス流入面若しくはガス流出面を押圧す
る加圧部とからなることを特徴とする前記のセラミック
フィルターである。また、更に好ましい実施態様とし
て、保持部材が、融点が800℃以上である金属のメッ
シュ材、セラミック多孔体の少なくともいずれか一つよ
りなり、結合部材は融点が800℃以上である金属、セ
ラミックスの少なくともいずれか一つよりなることを特
徴とする前記のセラミックフィルターである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のセラミックフィルターの
使用方法は、セラミックフィルターのガス流入面とガス
流出面とを結ぶ方向に圧縮応力を負荷させながら使用す
ることにより、PM局部燃焼においてセラミックフィル
ター内部に生じる引張応力、ことにガス流入面或いはガ
ス流出面と略垂直に発生する引張応力、を前記圧縮応力
で相殺させることにより、セラミックフィルターが割れ
るのを防止することができる。
【0015】前記圧縮応力については、できるだけ均一
にガス流入面とガス流出面とに負荷させることが望まし
いことは勿論であるが、その大きさについてもセラミッ
クフィルターの圧縮強度の10〜80%が好ましい。1
0%未満では発生する引張応力を相殺するには十分でな
いことがあるし、80%を超える場合には、圧縮応力を
負荷する際に、ガス流入面やガス流出面への不均一な負
荷によりセラミックフィルターが破損する確率が高まる
からである。
【0016】本発明のセラミックフィルター使用方法に
おいて、その具体的な実施態様として、前記セラミック
フィルターが2つのガス通過性の保持部材により挟持さ
れ、しかも前記保持部材が当該セラミックフィルターを
用いる排ガス浄化システムの構成体にいずれも固定され
ている方法がある。この方法では、予め、排ガス浄化シ
ステムの構成体である、セラミックフィルターを固定す
る容器自体に保持部材を設けておくことで実現すること
ができ、しかも難成形性のセラミックフィルターを比較
的単純な形状とすることができるので、安価な排ガス浄
化システムの提供を可能とする。
【0017】図1は、本発明の方法の一層具体的な例で
ある。図1(a)は分解図、(b)は組立図である。排
ガス浄化システムの構成体は、通常、セラミックフィル
ター1と、それを収納する金属からなる缶体2、2’、
2”とからなるが、両者の空隙部分(セラミックフィル
ター1の外周部)にはセラミックファイバーのマット等
がシール材5として充填される。シール材5は、排ガス
の流路を定めると共に、機械的衝撃に弱いセラミックス
からなるセラミックフィルター1を保護する役目を担っ
ている。
【0018】本発明の方法においては、前記缶体2、
2’、2”のいずれかにセラミックフィルター1のガス
流入面或いはガス流出面に相対する保持部材3を結合部
材4により固定している。保持部材3は、ガス透過性で
あり、実使用条件下で変形等を生じない耐熱性を有して
いればどの様なものでも構わないが、耐熱性の金属のメ
ッシュやセラミック多孔体が好ましく用いられ、ことに
融点が800℃以上である金属のメッシュ材、セラミッ
ク多孔体が好ましく選択される。
【0019】結合部材4は、缶体2、2’、2”と保持
部材3とを機械的に結合する機能を有すればよく、ガス
流路を妨げないように設けられ、金属又はセラミックが
選択されるが、好ましくは、温度の高い排ガス温度に曝
されても十分に保形性に富むことから融点が800℃以
上のものが選択され、更に、缶体2との接合特性の良い
ように缶体2と同一或いは同種の金属が好ましく選択さ
れる。また、保持部材3をセラミックフィルター1に押
圧できるようにバネ材が好ましく選択される。セラミッ
クフィルター1、缶体2、2’、2”保持部材3、結合
部材4の各部材の熱膨張差に基づいてセラミックフィル
ター1に負荷される圧縮応力が緩和される現象を、前記
バネ材の使用により防止しできるからである。
【0020】排ガス浄化システムが組み上げられたとき
に、缶体2、2’、2”は一体に接合され、このときに
セラミックフィルター1は2つの保持部材3に挟持され
ることで、セラミックフィルターのガス流入面とガス流
出面とを結ぶ方向に圧縮応力を負荷させることができ
る。
【0021】本発明者は、更に、前記セラミックフィル
ターの使用方法をより具体的に実現するべく検討を重
ね、本発明のセラミックフィルターに至ったものであ
る。
【0022】即ち、本発明のセラミックフィルターは、
排ガス浄化用のセラミックフィルターであって、当該セ
ラミックフィルターのガス流入面とガス流出面のそれぞ
れに、ガス通過性の保持部材を配置し、前記保持部材同
士を結合部材により結合することで、前記ガス流入面と
ガス流出面に、両面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させた
ことを特徴とするセラミックスフィルターである。
【0023】図2に、本発明のセラミックフィルターの
具体的な一例を示した。セラミックフィルター1のガス
流入面とガス流出面に、ガス通過性の保持部材3を配置
し、保持部材3同士を結合部材4により結合挟持し一体
とした構造を有するものである。この構造を有するが故
に、ガス流入面とガス流出面との結ぶ方向にあらかじめ
均一に圧縮応力を負荷することができ、この結果、予め
セラミックフィルター内部に予め圧縮応力を負荷させる
ことができ、PM局部燃焼において生じる引張応力を前
記圧縮応力で相殺することにより、フィルター割れを防
ぐことができる。結合部材にはバネ構造を有することが
好ましい。熱膨張又は熱収縮による結合部材の長さ変化
をこのバネ構造により吸収し、常時保持部材を介してフ
ィルター両端面に常時均一な圧縮応力が印加される。結
合部材にフィルターの熱膨張率と同じ熱膨張率を有する
材質を用いれば、バネ構造がなくても常時一定の圧縮応
力を保持することができる。
【0024】尚、本発明において、保持部材3,結合部
材4の材質や、セラミックフィルター1に負荷させるべ
き圧縮応力の大きさについては、上記した通りである。
【0025】本発明に用いるセラミックフィルター1に
ついては、発明者の実験的検討の結果、所定の形状を有
するものが好ましく選択される。即ち、セラミックフィ
ルターが、ガス流入面とガス流出面とを連結するスリッ
トを有する、或いは、ガス流入面にガス流出面に連結し
た貫通孔を有する形状のものが好ましい(図3〜図8参
照)。
【0026】PM局所燃焼に基づいてセラミックフィル
ターが割れるときには、上述したとおりに、ガス流入面
或いは前記ガス流出面と略並行に割れる現象が見られ、
この解決が本発明の主たる課題であるが、また、ガス流
入面やガス流出面と垂直にガス流と併行するクラックが
セラミックフィルターの外周面に生じることがある。こ
のクラック防止に関して、本発明者は、前述の構造を採
用することで改善されることを見いだしたものである。
【0027】更に、前記構造を有するセラミックフィル
ター1を採用するときは、結合部材を前記スリット或い
は貫通孔の空間部を通るようにすることができ、この場
合には、缶体2、2’、2”は従来技術のままで良く、
排ガス浄化システムを安価とする上で好ましい。
【0028】図9に、本発明のセラミックフィルターの
実施態様の一例を示す。中心部に貫通孔を有するセラミ
ックフィルター1の前記貫通孔の空間部に、セラミック
フィルター1のガス流入面からガス流出面に至る長さの
連結部を有している結合部材4が配置されている。結合
部材4の連結部端には、その夫々に、セラミックフィル
ターに面する側から順に、保持部材3を保持する部分
(図示せず)と、バネ11、バネ押さえ12、並びにナ
ット13からなる加圧部とが配置されている。
【0029】スリットや貫通孔の空間部には、通常、セ
ラミックファイバーのマット等のシール材が充填される
が、図9に例示する構造に於いては、貫通孔に面する保
持部材3の一部をガス不透過とする、或いは適当な大き
さのガス不透過性の部材を保持部材3とセラミックフィ
ルター1の間に配置する等の工夫をして、貫通孔内に排
ガスが流れ込まないようにすれば良い。
【0030】加圧部は、保持部材3をセラミックフィル
ター1に押圧する機能を有すれば良いが、例示した通り
に、バネ11を用いるときには、部品間の距離が設計と
異なっても押圧力が変化しにくく、また保持部材3をセ
ラミックフィルター1に比較的均一に押圧できる利点が
ある。
【0031】セラミックフィルター1の形状に関し、貫
通孔及び/又はスリットを設けることの技術的な意味は
次の通りである。
【0032】貫通穴の無いフィルターにおいては、熱放
散性の違いから、内部は外周部より温度が高くなるとい
う構造上の問題点があるが、貫通孔を中央部に設けるこ
とで前記構造上の問題が緩和され、セラミックフィルタ
ー内部の温度差を低減でき、圧縮応力負荷の効果に加
え、いっそう割れ防止に効果がある。セラミックフィル
ターに形成するスリットは、セラミックフィルター内部
の温度分布を分断し、スリットで区分される各領域内で
の温度差が低減でき、圧縮応力を加えることの効果に加
え、いっそう割れ防止に効果がある。
【0033】前記貫通孔の形状については、セラミック
フィルターの外形と同様に、その断面が円形であること
が好ましく、更に両者が同心円であることが一層好まし
い。然るに、断面形状が角状の場合、PM局所燃焼に伴
うセラミックフィルター内部での熱応力が角部に集中し
クラックが発生し易くなるし、同心円とすることで円筒
状のセラミックフィルターの肉厚低減による強度低下を
防止し得るからである。また、製造上でも比較的単純形
状の型を用いることができ、製造コスト低減を期待でき
る。
【0034】貫通穴のガス流入面における面積は、当該
ガス流入面の面積の1〜20%であることが好ましい。
貫通穴面積が流入面積の1%未満では構造上生ずる内部
の高い温度領域を除くには小さすぎ、20%を超えると
貫通穴はガス不透過領域の増大による排気抵抗の問題が
生じる。また、貫通穴壁厚さは、少なくともセルを構成
する壁以上の厚さが好ましい。
【0035】本発明に用いるセラミックフィルターに関
して、貫通孔とスリットを共に有し、しかも前記スリッ
トのうちの一つが前記貫通孔と連結していることが好ま
しい(図7、図8参照)。前記の貫通孔と外周面とを連
結するスリットの存在は、PM局所燃焼により生ずる熱
応力を変形により緩和することができ、セラミックフィ
ルターの割れを防ぐ上でより効果的である。しかし、前
記スリットの数について、本発明では一つである。前記
スリットが複数存在する場合には、もはや一体型のセラ
ミックフィルターが得られず、本発明の目的を達成し得
ないからである。
【0036】PMの局所燃焼の発生し易い位置に応じ
て、スリットを設ける位置も適宜調整すれば良いが、セ
ラミックフィルターの外周面及び中央部に設けることが
望ましい。また、前記スリットと併せて貫通孔を設ける
ことは両者の効果が得られるので好ましく、中央部に設
けるスリットを貫通孔内壁面に設けたり、外周面に設け
るスリットのうちの一つを貫通孔と連結するように設け
ることが、セラミックフィルターの割れ防止の観点から
好ましい。
【0037】スリットの形状に関しては、どの様な断面
形状であっても構わないが、一般的には幅が一定の断面
形状を有するものが製造しやすいことから選択される。
また、スリットの底部においては応力集中を避ける目的
から丸い断面形状であることが好ましく、一般的にはス
リットの幅を直径とする半円状を選択される。
【0038】また、スリットの幅については、セラミッ
クフィルター1中のセルピッチ幅の0.5〜2倍が好ま
しい。スリット幅がセルピッチ幅の0.5倍より小さい
場合は、押し出し成型時のスリット形成ができない等の
製造上の問題があるし、セルピッチ幅が2倍を超えると
得られたセラミックフィルターの機械的強度低下が大き
く、実使用するべくキャニングする際に割れやすくなる
し、また、スリットにはセラミックファイバーや金属等
のガス不透過な材料をシール材として充填し使用するた
め、ガス不透過領域の増大による排気抵抗が上昇してし
まう問題が生じる。尚、スリットを構成するセラミック
フィルター表面(セルが形成されていない部分)の厚さ
は、少なくともセルを構成する部分の厚さ以上であるこ
とが、セルの潰れ防止の観点から好ましい。
【0039】本発明において、セラミックフィルター1
を構成するセラミックスは、ディーゼル機関が高負荷条
件で運転された際に発生する高温(>600℃)の排気
ガスに急激に曝された時にも安定な性状を有するもので
あればどの様なものでも良いが、後述するとおりに、炭
化珪素或いはコーディエライトからなることが好まし
い。
【0040】炭化珪素は融点が2000℃以上と高く、
PM燃焼により到達する温度(900〜1000℃)に
おいても安定であることに加え、炭化珪素は導電性を有
するので、再生処理に自己通電による加熱方式を使用す
ることが可能である。
【0041】コーディエライトは、PM燃焼により到達
する温度においても安定であるし、熱膨張係数が1pp
m/Kと小さく温度差により生じる熱応力を低減でき、
本発明の目的を一層達成しやすい。
【0042】本発明に用いられるセラミックフィルター
1は、その断面が一体形状を有することから、成型技術
としてプレス成形法、鋳込み成形法、押出成形法等の型
を用いる方法に限定されるが、他の工程は従来公知の方
法を適用すれば良い。本発明のセラミックフィルター1
は、前述の成形方法に用いる型を工夫することのみで得
ることができ、スリットや貫通孔を設けるための新たな
工程を必要とせず、また、一体形状のものが分割単体の
接着といった操作も不要であり、製造費用低減が期待で
きる。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0044】(実施例1)水酸化アルミニウム44質量
部、タルク37質量部、及び溶融シリカ19質量部から
なるセラミック原料100質量部に対し、カーボン粉末
25質量部、メチルセルロース10質量部を加えヘンシ
ェルミキサーで10分間乾式混合し、さらに水30質量
部を加えて混練した。
【0045】得られた混練物を、図10に示す断面形状
のセラミックフィルターを得るように設計した金型を用
い、押し出し成形機にて押出成形し、所望の長さに切断
後、80℃の熱風で30分乾燥した。その後1400℃
で20時間焼成してコーディエライト質の構造体を得
た。
【0046】水酸化アルミニウム44質量部、タルク3
7質量部、及び溶融シリカ19質量部及び水50質量部
を混練した封止材を、ウォールフロータイプのセラミッ
クフィルターとなるように、前記構造体の両端面のセル
の口に充填した。1400℃で5時間焼成することによ
り外径190mm、長さ203mm(セルピッチ幅2m
m、セル密度150cpi2;1インチ平方当たりのセ
ル個数が150個)の円柱状のセラミックフィルターを
得た。
【0047】前記セラミックフィルターの周囲にアルミ
ナシリケート繊維マットを巻き付け、金属製缶体にバネ
材(結合部材)で接合したステンレス金網(穴5mm
角、線径0.5mmφ、5mm厚さ)製保持部材がフィ
ルター両端面を均一に押圧するようにして、セラミック
フィルターを金属缶体にセットし(図1(b)参照)、
後述するPM局所燃焼試験に供した。この際、負荷する
圧縮応力をセラミックフィルターの圧縮強度の70%で
ある700kPaになるようにバネ材で調整した。
【0048】(実施例2)実施例1と同じ方法で直径1
90mm、長さ203mm(セル密度150cpi 2
セルピッチ幅2mm)の円柱状のセラミックフィルター
を得た。前記セラミックフィルターをアルミナ多孔体
(気孔率60%、5mm厚さ)製保持部材で挟み、両端
をネジ加工した5mmφのコーディエライト製結合部材
に締め込み、均一に圧縮応力を負荷し、図2のセラミッ
クフィルターとした。尚、圧縮応力がフィルター強度の
70%である700kPaになるようにネジ締め込みを
調整した。この周囲にアルミナシリケート繊維マットを
巻き付け、金属缶体にセットし、PM局所燃焼試験に供
した。
【0049】(実施例3)図5に示す断面形状にセラミ
ックフィルターが得られるように設計した金型を用いた
こと以外は実施例1と同じ方法でセラミックフィルター
を得た。セラミックフィルターは円筒で外径190m
m、長さ203mm(セル密度150cpi2、セルピ
ッチ幅2mm)であり、中心軸上に形成された貫通穴は
直径50mmであり、スリット幅及び深さは各々2m
m、20mmであった。
【0050】セラミックフィルターをステンレス金網
(穴径5mm、線径0.5mmφ、5mm厚さ)製保持
部材で挟み、貫通穴に通した、両端ネジ加工した10m
mφステンレス製結合部材にバネを介して締め込み、均
一に圧縮応力を負荷した(図9参照)。この際、負荷す
る圧縮応力はセラミックフィルター強度の20%である
200kPaになるようにネジ締め込みを調整した。ま
た、貫通穴と接合部材との隙間にはアルミナシリケート
繊維を充填した。更にセラミックフィルターの周囲にア
ルミナシリケート繊維マットを巻き付け金属製缶体内に
セットし、PM局所燃焼試験に供した。
【0051】(実施例4)炭化珪素60質量部、窒化珪
素32質量部及びカーボンブラック8質量部からなるセ
ラミック原料100質量部に対し、メチルセルロース1
5質量部を加え、ヘンシェルミキサーで10分間乾式混
合し、さらに水30質量部を加えて混練した。得られた
混練物を実施例1に用いた金型を用いて押し出し成形機
にて押出成形し、所望の長さに切断後、80℃の熱風で
30分乾燥した。
【0052】炭化珪素90質量部、珪素7質量部及びカ
ーボンブラック3質量部からなるセラミック原料100
質量部に、メチルセルロース2質量部、カチオン系分散
剤0.8質量部、水25質量部を混合した封止材を、ウ
ォールフロータイプのセラミックフィルターとなるよう
に、前記構造体の両端面のセルの口に充填した。その後
400℃で脱脂し、通電焼結法(特開平10−5261
8号公報参照)により2200℃で焼成し、外径190
mm、長さ203mm(セル密度150cpi2、セル
ピッチ幅2mm)の円柱状のセラミックフィルターを得
た。
【0053】セラミックフィルターの周囲にアルミナシ
リケート繊維マットを巻き付け、金属製缶体にバネ材
(結合部材)で接合したステンレス金網(穴5mm角、
線径0.5mmφ、5mm厚さ)製保持部材がセラミッ
クフィルター両端面を均一に押圧するように、セラミッ
クフィルターを金属缶体にセットし(図1参照)、PM
局所燃焼試験に供した。この際の負荷する圧縮応力はセ
ラミックフィルター強度の70%である4MPaになる
ようにバネ材で調整した。
【0054】(実施例5)実施例4と同じ方法で直径1
90mm、長さ203mm(セル密度150cpi 2
セルピッチ幅2mm)の円柱状のセラミックフィルター
を得た。セラミックフィルターをアルミナ多孔体(気孔
率60%、5mm厚さ)製保持部材で挟み、両端をネジ
加工した5mmφの炭化珪素製結合部材に締め込み、均
一に圧縮応力を負荷した(図2参照)。この際の負荷す
る圧縮応力はセラミックフィルター強度の70%である
4MPaになるようにネジ締め込みを調整した。この周
囲にアルミナシリケート繊維マットを巻き付け、金属缶
体にセットし、PM局所燃焼試験に供した。
【0055】(実施例6)実施例3に用いた金型を用い
たこと以外は実施例4と同じ方法でセラミックフィルタ
ーを得た。セラミックフィルター形状は円筒で直径19
0mm、長さ203mm(セル密度150cpi2、セ
ルピッチ幅2mm)であり、中心軸上に形成された貫通
穴は、直径50mmであり、スリット幅及び長さは各々
2mm、20mmであった。
【0056】セラミックフィルターをステンレス金網
(穴径5mm、線径0.5mmφ、5mm厚さ)製保持
部材で挟み、貫通穴に通した両端ネジ加工した10mm
φステンレス製結合部材にバネを介して締め込み、均一
に圧縮応力を負荷した(図9参照)。この際の負荷する
圧縮応力はフィルター強度の20%である1MPaにな
るようにネジ締め込みを調整した。貫通穴と接合部材と
の隙間にはアルミナシリケート繊維を充填した。更にセ
ラミックフィルターの周囲にアルミナシリケート繊維マ
ットを巻き付け金属製缶体内にセットし、 PM局所燃
焼試験に供した。
【0057】(比較例1)実施例1と同じ方法で直径1
90mm、長さ203mm(セル密度150cpi2
セルピッチ幅2mm)の円柱状のセラミックフィルター
を得た。この周囲にアルミナシリケート繊維マットを巻
き付け、金属缶体にセットし、PM局所燃焼試験に供し
た。
【0058】(比較例2)実施例4と同じ方法で直径1
90mm、長さ203mm(セル密度150cpi2
セルピッチ幅2mm)の円柱状のセラミックフィルター
を得た。この周囲にアルミナシリケート繊維マットを巻
き付け、金属缶体にセットし、PM局所燃焼試験に供し
た。
【0059】(PM局所燃焼試験)実施例1〜6及び比
較例1〜2のセラミックフィルターをセットした缶体
を、排気量3000ccのディーゼルエンジンの排気ラ
インに接続し、エンジンを回転数1500rpm、負荷
20%の条件下で連続運転して、セラミックフィルター
内に70gのPMを捕集した。その後、エンジンの回転
数及び負荷をそれぞれ3500rpm、100%に上
げ、排気ガス温度を600℃付近へ上げPM局所燃焼を
誘発させた。以上の操作を30回繰り返し、各回毎にク
ラック等の異常の有無を目視観察した。
【0060】比較例2は1回目の試験後大きな割れが認
められ、比較例1は2回目の試験後に小さなクラックの
発生が観察された。これに対して、本発明の実施例1〜
6はいずれも30回後に於いてもクラックの発生等異常
は認められなかった。
【0061】
【発明の効果】本発明のセラミックフィルターの使用方
法によれば、ガス流入面とガス流出面とに前記両面を結
ぶ方向の圧縮応力を負荷させながら使用するので、ガス
流入面やガス流出面に併行して起こるクラックの発生を
防止し、セラミックフィルターの破壊を防止でき、信頼
性の高いディーゼルエンジンの排気ガス浄化システムを
提供し得る。
【0062】本発明のセラミックフィルターは、セラミ
ックフィルターのガス流入面とガス流出面とに、前記両
面を結ぶ方向の圧縮応力を負荷させながら使用できるよ
うに構成されているので、新たな工程条件の変更を要す
ることなく、信頼性の高いディーゼルエンジンの排気ガ
ス浄化システムを提供でき、産業上非常に有用である。
【0063】更に、本発明のセラミックフィルターは、
ガス流入面とガス流出面とを連結するスリット、更には
貫通孔が設けられているだけの単純な断面形状を有する
セラミックフィルターを用いており、その製造において
不要な工程を経ることなく製造できるので安価に生産で
きる特徴を有するとともに、前記構造を有するが故に、
セラミックフィルター内に堆積したPMの局部的燃焼に
原因した割れの発生を防止でき、その結果、長期間の使
用に耐え高信頼性であるという特徴を有しており、信頼
性の高いディーゼルエンジンの排気ガス浄化システムを
安価に提供できるので産業上非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックフィルターの使用方法を解
説するための(a)分解図と(b)組立図。
【図2】本発明の実施例2、5に係るセラミックフィル
ターの外観図。
【図3】本発明に用いられるセラミックフィルターの一
例の断面図。
【図4】本発明に用いられるセラミックフィルターの他
の一例の断面図。
【図5】本発明に用いられるセラミックフィルターの他
の一例の断面図。
【図6】本発明に用いられるセラミックフィルターの他
の一例の断面図。
【図7】本発明に用いられるセラミックフィルターの他
の一例の断面図。
【図8】本発明に用いられるセラミックフィルターの他
の一例の断面図。
【図9】本発明の実施例2、5に係るセラミックフィル
ターの(a)分解図、(b)組立図。
【図10】本発明の実施例、比較例に用いられるセラミ
ックフィルターの断面図。
【符号の説明】
1 ・・・セラミックフィルター 2、2’、2” ・・・缶体(金属製) 3 ・・・保持部材 4 ・・・結合部材 5 ・・・セラミックファイバーマット 6 ・・・スリット 7 ・・・貫通孔 8 ・・・スリット(貫通孔と外面を連結する) 9 ・・・封止セル 10・・・開口セル 11・・・バネ 12・・・バネ押さえ材 13・・・ナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス浄化用のセラミックフィルターの
    使用方法であって、当該セラミックフィルターの前記排
    ガスが流入する面(ガス流入面)と前記排ガスが清浄化
    されて流出する面(ガス流出面)とに、前記両面を結ぶ
    方向の圧縮応力を負荷させながら使用することを特徴と
    するセラミックフィルターの使用方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックフィルターが2つのガス
    通過性の保持部材により挟持され、しかも前記保持部材
    が当該セラミックフィルターを用いる排ガス浄化システ
    ムの構成体にいずれも固定されていることを特徴とする
    請求項1記載のセラミックフィルターの使用方法。
  3. 【請求項3】 排ガス浄化用のセラミックフィルターで
    あって、当該セラミックフィルターのガス流入面とガス
    流出面のそれぞれに、ガス通過性の保持部材を配置し、
    前記保持部材同士を結合部材により固定することで、前
    記ガス流入面とガス流出面に、両面を結ぶ方向の圧縮応
    力を負荷させたことを特徴とするセラミックスフィルタ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記セラミックフィルターが、ガス流入
    面とガス流出面とを連結するスリット、及び/又はガス
    流入面にガス流出面に連結した穴(貫通孔)を有してお
    り、前記スリット及び/又は貫通孔の空間部に前記結合
    部材が配置されていることを特徴とする請求項3記載の
    セラミックフィルター。
  5. 【請求項5】 結合部材は、前記セラミックフィルター
    のガス流入面からガス流出面に至る長さを有する連結部
    と、前記連結部の両端に配置され、保持部材を保持する
    部分と保持部材を介してガス流入面若しくはガス流出面
    を押圧する加圧部とからなることを特徴とする請求項4
    記載のセラミックフィルター。
  6. 【請求項6】 保持部材は、融点が800℃以上である
    金属のメッシュ材、セラミック多孔体の少なくともいず
    れか一つよりなり、結合部材は融点が800℃以上であ
    る金属、セラミックスの少なくともいずれか一つよりな
    ることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求項5記
    載のセラミックフィルター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2108436A1 (en) * 2008-04-02 2009-10-14 NGK Insulators, Ltd. Honeycomb structure and method for manufacturing the same
KR101760679B1 (ko) * 2016-07-11 2017-08-01 주식회사 포알 세라믹 허니컴 필터의 플러깅 장치

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