JP2003310600A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置

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JP2003310600A JP2002287330A JP2002287330A JP2003310600A JP 2003310600 A JP2003310600 A JP 2003310600A JP 2002287330 A JP2002287330 A JP 2002287330A JP 2002287330 A JP2002287330 A JP 2002287330A JP 2003310600 A JP2003310600 A JP 2003310600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ローカウントアーチファクトを抑制するX線コ
ンピュータ断層撮影装置を提供する。 【解決手段】X線を発生するX線源と、このX線源から
発生し且つ被検体を透過したX線を検出する検出器10
3と、この検出器103の出力信号に、理想対数関数か
ら逸脱した関数による対数変換処理を施して投影データ
を生成する前処理部106と、この前処理部106によ
り生成された投影データに基づいて画像再構成を行う再
構成部114と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的高いX線吸
収係数の部位を通過したローカウントデータを画像再構
成に有効に活用し得るX線コンピュータ断層撮影装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、X線コンピュータ断層撮影
法は、被検体にX線を照射し、そのX線透過量を多方向
から測定し、断面内の各点のX線吸収係数を計算するこ
とにより濃淡画像を作成する手法である。これは生体内
部が様々な組織から構成され、それぞれにX線吸収係数
が一定ではないことを利用しているものといえる。しか
しながら、その一方で、骨等のX線吸収係数が著しく高
いところでは、検出器に入るX線量が著しく低く、それ
に伴うS/Nの低下が無視できないことがある。
【0003】さらに、X線は被検体内で指数関数的に減
衰する。検出器ではこのように指数関数的に減衰したX
線をその透過線量に比例した信号を出力する。このた
め、X線通路上のX線吸収係数の総和である投影データ
を得るためには、前処理として検出器の出力を対数変換
にかけることが必須とされる。
【0004】尚、検出器の出力は、前処理において対数
変換が行われる前に、データ収集回路(DAS)におい
て、増幅器により増幅されると同時に電圧信号に変換さ
れ、A/D変換器によりディジタル信号に変換される。
【0005】しかしながら、検出器の出力は前処理にお
いて対数変換される段階では既にノイズ成分を含んでい
る。すなわちDASに入力される信号には、検出系及び
DAS系のランダムノイズを含んでいる。
【0006】このランダムノイズは、通常はフォトンノ
イズ(到来X線量子数のゆらぎによる本質的雑音)に比
べて無視できる。しかしながら、薄いスライスや低線量
条件でのスキャンの場合、X線吸収の大きな経路を通っ
てきたX線を受ける検出器においては、ランダムノイズ
はフォトンノイズをしばしば超え、検出器出力の雑音を
支配する要因となる。また、検出系およびDAS系のラ
ンダムノイズが無いとしても、到来X線量が著しく低い
場合にはフォトンノイズのゆえに検出器の雑音振幅は信
号平均レベルに比し、雑音振幅は無視しがたい顕著な大
きさとなる。
【0007】このように主因がフォトンノイズであるか
検出系やDAS系のノイズであるかを問わず、雑音振幅
が信号平均レベルに対し無視しがたい顕著な大きさとな
っているようなデータを、以下では「ローカウントデー
タ」と呼ぶ。
【0008】このようなローカウントデータを含む検出
器出力データを用いて通常の画像再構成を行うと、X線
吸収の大きな経路方向に沿った多数の直線上のアーチフ
ァクト(以下、ローカウントアーチファクト)が出現
し、診断に耐えない画像となることが知られている。
【0009】発明者は、このアーチファクトを吟味し、
前記対数変換処理にローカウントデータのノイズを増強
する特性があることを知った。
【0010】このように従来では、ローカウントデータ
は、もともとS/Nが低いにも関らず、対数変換により
さらに悪化させてしまい、結果的に画像上に横縞状のロ
ーカウントアーチファクトが発生することがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような事情を鑑み
て、本発明は、ローカウントアーチファクトを抑制する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、X線を発生するX線源と、このX線源から発
生し且つ被検体を透過したX線を検出する検出器と、こ
の検出器の出力信号に、理想対数関数から逸脱した関数
による対数変換処理を施して投影データを生成する前処
理部と、この前処理部により生成された投影データに基
づいて画像再構成を行う再構成部と、を備えたことを特
徴とする。
【0013】好適には、前記理想対数関数は数学式y=
Klog[b,x](x:入力、y:出力、K:スケー
リング定数)で決まる対数関数であり、前記理想対数関
数から逸脱した関数は、その理想対数関数で決まる入出
力特性の一部に、当該入出力特性の軌跡から逸脱した入
出力特性を有するように決められた関数である。例え
ば、前記理想対数関数から逸脱した関数は、所定値以上
の前記入力に対して設定され且つ当該理想対数関数で決
まる入出力特性の関数部分と、前記所定値未満の前記入
力に対して設定される前記逸脱した入出力特性の関数部
分とから成る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るX線コンピュ
ータ断層撮影装置を実施形態により説明する。なお、コ
ンピュータ断層撮影装置には、X線管とX線検出器とが
一体として被検体の周囲を回転する「ROTATE/ROTATE」
タイプ、リング状にアレイされた多数の検出素子が固定
され、X線管のみが被検体の周囲を回転する「STATIONA
RY/ROTATE」タイプ等、様々なタイプがあり、いずれの
タイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、
主流を占めている「ROTATE/ROTATE」タイプとして説明
する。
【0015】図1に、第1実施形態に係るコンピュータ
断層撮影装置の構成をブロック図により示している。架
台100は、架台駆動部107により所定方向に回転駆
動されるリング状の回転体102を有している。この回
転体102には、X線管101とX線検出器103とが
対向して搭載されている。
【0016】X線管101は、高電圧発生部109から
スリップリング108を介して高電圧パルスの供給を受
け、X線をファン状又はコーン状に発生する。このX線
は撮影領域FOVに配置されている被検体を透過して、
X線検出器103に入射する。周知のとおり、X線は、
被検体を通過する際、その通路上に在る骨や軟部組織そ
れぞれが有する固有のX線吸収係数に相当する分だけ指
数関数的に減衰を受け、X線検出器103に入射する。
【0017】X線検出器103は、多チャンネル型であ
り、例えばX線管101の焦点を中心として円弧状に配
列された複数の検出素子を装備していて、入射X線を一
定のサンプリング周波数で検出する。これにより入射X
線は所定角度ごとにその線量に応じた電気信号(電流信
号)に変換される。なお、X線検出素子の配列方向をチ
ャンネル方向と称し、また各サンプリング時点でのX線
管101の位置(角度)をビュー角と称し、ビュー角の
変化の向きをビュー方向と称する。またX線検出器10
3は、チャンネル方向に複数の検出素子が配置された検
出素子列を、チャンネル方向とは垂直の体軸方向に1列
配置したシングル検出器、複数列配置された多列検出器
のいずれの検出器でも良い。
【0018】X線検出器103で検出された信号は、デ
ータ収集回路(DAS)104で電圧信号に変換され、
増幅され、そしてディジタル信号に変換された後、光又
は磁気的な非接触データ伝送部105を介して前処理部
106に送られる。尚、データ伝送装置は、非接触方式
に限らず、接触方式を採用しても良い。また、通常、デ
ータ伝送速度を高めるために、データは例えば低い16
ビット数に圧縮され、また例えば低いチャンネル数に圧
縮される。そして伝送後に、前処理部106で、データ
はもとのビット数にデコードされ、またもとのチャンネ
ル数に伸張される。
【0019】上述したように、X線は生体内で指数関数
的に減衰を受けているので、そのX線通路上の吸収係数
の総和、つまり投影情報を得るためには対数変換を行う
必要がある。この対数変換はいかなるX線CTでも行う
処理であるが、本発明を適用した本実施形態では、この
対数変換に関し後述のように既存のCTとは異なる処理
を行う。
【0020】前処理部106は、上記圧縮が行われた場
合には、データのデコード及び伸張を行う。さらに、前
処理部106では、DAS104でのDCノイズを除去
するオフセット補正(例えば、1より小さい入力値は1
に切り上げられる)、リファレンス用検出素子で検出し
たリファレンスデータで収集データを補正することによ
りX線出力の時間的な変動に起因するビュー角変化によ
る信号ばらつきを解消するためのリファレンス補正、予
め収集しておいた水ファントムのデータを収集データか
ら引き算することにより検出器103のチャンネル間の
感度差を抑制して水のCT値を基準のゼロとするデータ
を作成するための水補正等の各種補正処理が行われるこ
とが好ましい。
【0021】なお、前処理部106への入力データ、つ
まり対数変換及び上記補正処理の前段階にあるデータを
純生データと称し、前処理部106からの出力データ、
つまり対数変換及び補正処理を受けた後の再構成処理直
前段階にあるデータを生データと称して、両者を明確に
区別する。
【0022】前処理部106から出力される生データ
は、再構成部114に送られる。再構成部114では、
前処理を施された生データに基づいて画像(断層像、3
次元表面画像、MPR像など)を再構成する。この画像
データは表示装置116に送られ、そこで画像として表
示される。
【0023】ホストコントローラ110は、スキャン、
データの受け渡し及びデータ処理を含む装置全体の動作
を制御するために設けられている。
【0024】前処理部106は、本発明で最も特徴的な
構成要素である。以下、前処理部106について詳細に
説明する。
【0025】本発明は変換用の対数関数として従来と異
なる対数関数を用いることが骨子である。従って、従来
の対数関数では、どのような問題があるのか、またその
メカニズムについてまず述べる。
【0026】前述のごとく「ローカウントデータ」は平
均信号レベルに比して雑音によるゆらぎが無視できない
ほど大きなデータである。このようなローカウントデー
タに対し非線形処理である対数変換を行うと、雑音のた
めに期待する変換特性は得られなくなるのである。対数
変換処理は横軸に入力値、縦軸に出力値を描くと著しく
上に凸の曲線だからである。
【0027】さらに説明する。一般に行われる対数変換
処理は、以下の式(1)に基づく演算である。
【0028】
【数1】y=Klog[b,x] …… 式(1) 式(1)において、変数xは入力であり、本発明で言う
ところの純生データに相当し、一方、変数yは出力であ
り本発明で言うところの生データに相当する。また、b
は対数の底数であり、自然数e、10、など何でもよい
が、計算機処理の場合は多くは「2」が採用される。K
は用いる底数や入力xの数値範囲に応じ出力yの数値範
囲をデータ処理において都合のよいように定めるスケー
リング常数である。
【0029】本発明では、この式(1)に基づく対数関
数を「理想対数関数]と呼び、またその理想対数関数を
用いた対数変換を「理想対数変換」または「通常の対数
変換」と呼ぶ。また、本発明では、理想対数関数から一
部、逸脱した関数部分を含む関数を用いるのであって、
残りの関数部分は理想対数関数に従うことから、そのよ
うな一部逸脱した関数部分を含む関数を用いた変換処理
も理想対数関数の場合と同様に「対数変換」と呼ぶ。
【0030】入力xは平均値<x>とする。<>は平均
値記号である。雑音ゆらぎが<x>に対して十分小さく
ないときを考える。入力xが雑音のためx1=<x>+
αであったとする。αは正の値である。式(1)による
対数変換後、y1=log(<x>)+βが得られる。
入力xがx2=<x>−αの場合は、y2=log(<
x>)−γが得られる。対数変換曲線の勾配は、<x>
より大きな入力についてはゆるく、<x>より小さな入
力については急な勾配となっている。そのため、γは必
ずβより大きい。<x>がαに対して十分大きくないロ
ーカウントデータの場合はγとβは極端に違う。この結
果、xが<x>より小さくなるような雑音に対しては、
yは雑音を大きく強調した値を持つことになる。これは
必然的にローカウントアーチファクトを増強させる。
【0031】そこで本実施形態では、データ収集回路に
おいてA/D変換され増幅が行われた純生データ(ここ
では、データ伝送部105を介して送信された純生デー
タ)に対して、通常の対数関数を逸脱した関数により変
換処理を行う。具体的には、変換関数は、理想の対数関
数より、ローカウントデータを変換する領域部分の逸脱
を大きくしたものである。
【0032】尚、通常、対数曲線を変更するとCT値問
題の懸念が生じると考えられるが、超ローカウントで
は、CT値問題の観点からもlog曲線を変更しても必
ずしも悪い方向には行かない。雑音の重畳したローカウ
ントデータにおいては、式(1)による対数変換の出力
yの平均値<y>は、雑音に対する非対称的応答の結
果、入力平均<x>の対数変換結果であるKlog
[b,x]から必ずずれる。これは対数変換が非線形処
理であることからくる当然の帰結である。従って、ロー
カウントデータを扱う際、式(1)による処理でむしろ
CT値問題が生じており、ローカウントアーチファクト
に隠れてこのCT値問題が見過ごされているにすぎな
い。統計的にKlog[b,x]に近い値が得られるよ
うな変換がCT値問題を抑制するのであり、この意味で
も式(1)から逸脱した対数変換のほうが望まれるので
ある。
【0033】逸脱のさせかたによっては、あるいは入力
信号の平均値<x>がほぼゼロであるような異常な状況
の場合には、かえって許容されないCT値問題の悪化を
招く場合もあるが、本発明者の実験によれば、通常はロ
ーカウントアーチファクトを十分に抑制し、またCT値
も問題とならないような変換用の対数関数が得られるこ
とを確認した。
【0034】図2は、上記変換処理を行う前処理部10
6の詳細説明図である。尚、前処理部106では、対数
変換処理の他に、オフセット補正、リファレンス補正、
水補正を行うのが好ましいが、これらの処理の詳細な説
明及び図面を省略する。
【0035】前処理部106は、DAS104のDCノ
イズを除去するオフセット処理回路201、ローカウン
トデータに対して理想対数関数から逸脱した関数による
変換を行う信号変換部202、信号変換部202により
変換処理された信号に対してリファレンス補正を行うリ
ファレンス補正処理回路203、リファレンス補正処理
回路203からの信号に対して水補正を行う水補正回路
204を備える。
【0036】信号変換部202は、図2に示すように、
閾値によるデータ判別の担う判別部2021、及び、判
別部2021の判別結果に応じて個別の対数変換を行う
第1、第2の変換部2022、2023を有する。
【0037】詳しくは、判別部2021は、閾値に応じ
てオフセット補正回路201からのデータ(純生デー
タ)がローカウントデータか否か判別し、判別結果に応
じて純生データを第1変換部2022又は第2変換部2
023に出力する。
【0038】判別部2021よりローカウントデータで
ないと判断された非ローカウントデータは、第1変換部
2022に送られ、対数関数により変換処理を受ける。
一方、判別部2021によりローカウントデータである
と判断されたデータは第2変換部2023に送られる。
この第2変換部2023では、対数関数とはローカウン
トデータに対する変換値が異なる関数により、データ変
換される。
【0039】判別部2021は、純生データがローカウ
ントデータか否かを判別するための閾値を有する。閾値
は、検出系(フォトダイオード)やDAS系(DAS1
04)のランダムノイズが考慮されて決定されるのが望
ましい。閾値は、固定値としてプリセットされるか、或
いは変動値としても良い。例えば、DAS104のゲイ
ン、撮影スライス幅等の種々の撮影条件に連動させるの
が望ましいが、特にDAS104の動作条件に連動して
変動させるのが良い。図2の例では、撮影条件に応じて
第1変換部2022及び第2変換部2023へ入力切換
するための閾値を変えることになる。これにより、DA
S104のゲイン等の撮影条件に応じて適切な変換処理
行うことができ、ローカウントアーチファクトをより一
層抑制することができる。
【0040】また閾値は、DAS104において各チャ
ンネルで同じ増幅率でデータを増幅させる場合は、その
増幅率に応じて定めれば良いが、各チャンネルで増幅率
が異なる場合は、各DAS毎に閾値を設ければ良い。
【0041】このため、判別部2021は、入力値が閾
値より大きければ、その値を第1変換部2022に出力
し、閾値より小さければ、第2変換部2023に出力す
る。
【0042】第1変換部2022は、判別部2021に
より入力値が閾値より大きい(非ローカウントデータ)
と判断されると、データを対数関数により変換処理す
る。この変換用の対数関数は従来の技術による関数、す
なわち式(1)のような理想対数関数である。
【0043】第2変換部2023は、判別部303によ
り入力値が閾値より小さい(ローカウントデータ)と判
断されると、データを、第1変換部2022の対数関数
よりローカウントデータ部分の変換値が異なる関数によ
り変換する。
【0044】この関数は、閾値において第1変換部20
22による変換関数と段差の無い連結をし、また大部分
の入力に対し、第1変換部2022の理想対数関数をそ
のまま用いた場合に比べて勾配がゆるい、という特性を
持っているべきである。このような関数は種々あり得る
が、例えばn次多項式が用いられ、最も簡易なものはy
=ax+bのような1次関数である。
【0045】図3は、判別部2021の閾値を「2
0」、第1変換部2022の変換関数として理想対数関
数1、第2変換部2023の変換関数として1次関数2
を例示している。図3では、関数2として1次関数を用
い、その傾きaとしては閾値における関数1の勾配(微
係数)を用いている。切片bは閾値において関数1と関
数2が分離せずにつながるように決定されている。
【0046】閾値の選択はある程度任意性があるし、ま
た傾きaの選択は必ずしも閾値における関数1の微係数
を採用する必要はない。図4はやはり関数2として1次
関数を用いているが、閾値は「10」とし、傾きaとし
ては関数1の閾値における微係数よりも小さい値を用い
ている。
【0047】従来は、図3に示す理想対数関数1だけを
用いて純生データに対して対数変換を行っていたためロ
ーカウントデータを更に悪化させていたが、本実施形態
では、入力値が閾値以上の高値の場合だけ、理想対数関
数1を用いて純生データに対して対数変換を行う。一
方、入力値が閾値より低値(ローカウントデータ)は純
生データに対して理想対数関数から逸脱した関数2によ
り変換処理を行う。
【0048】そして変換処理された純生データは、前述
のその他の前処理等が施され、再構成部114に出力さ
れ、画像再構成に供される。
【0049】このように本実施形態では、検出器からの
出力(純生データ)に対して、理想的な対数関数から逸
脱するように変換関数を変更している。すなわち、判別
部2021により純生データをそれぞれローカウントデ
ータか否か判別し、ローカウントデータに対して第2の
変換関数により変換処理を行い、非ローカウントデータ
に対して第2の変換関数とは異なる第1の変換関数によ
り変換処理を行っている。これにより、比較的高いX線
吸収係数の部位(肩、背骨、腰など)の部位を通過した
ローカウントデータを画像再構成しても、ローカウント
アーチファクトを抑制することができできる。
【0050】またDAS104のゲイン、撮影領域(F
OV)、スライス幅等の撮影条件、すなわちデータ収集
系のノイズレベルを反映する情報に応じて閾値を変更す
れば、より一層のローカウントアーチファクトの低減す
ることができる。
【0051】なお、閾値変更に伴い、一般に関数2も変
更されるべきである。例えば1次関数であれば、aとb
のうち少なくともbは変更されるべきである。
【0052】(その他の実施形態)本発明は、上述した
実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可
能である。さらに、上記実施形態には種々の段階が含ま
れており、開示される複数の構成要件における適宜な組
み合わせにより種々の発明が抽出され得る。また実施形
態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除さ
れてもよい。
【0053】例えば、上述の実施形態では、第1変換部
2022の第1変換関数、第2変換部2023の第2変
換関数の2種類の関数を使い分けていたが、上述の実施
形態と同じ効果を有する1種類の関数を用いても良い。
この場合、判別部2021は不要となる。そして第1変
換部と第2変換部は一体化した変換部となり、その変換
部の対数変換特性は図3や図4の実線の曲線全体を単一
の関数で近似したものであってもよい。そのような単一
関数による近似の一例は、次数の非常に大きい単一のn
次多項式による近似関数である。
【0054】また、そのような単一関数による対数変換
の例としては、フィルタ処理による変換及び記憶テーブ
ルを用いた変換がある。前者の場合、図5に示すよう
に、前処理部106に、オフセット補正器201、ハニ
ングフィルタ205、リファレンス補正器203、及び
水補正器204をこの順に設ける。ハニングフィルタ2
05以外の補正器201、203、204は前述したも
のと同様である。
【0055】ハニングフィルタ205は、図6に示すよ
うに、理想対数関数1に従う関数部分と理想対数関数1
から逸脱した関数2に従う関数部分とを平滑に連結した
単一の曲線で表される単一関数の入出力特性により変換
(すなわち対数変換)を行う。図示していないが、ハニ
ングフィルタ205は関数1と関数2との何れに対する
処理機能を有しており、入力xに対して、関数1による
処理結果y1と関数2による処理結果y2とをいったん
生成し、重み付け関数による重み付け(重みw)をして
y=(1−w)×y1+w×y2を計算して、yを出力
する。重みwは入力xの関数であり、xが小さいときに
1に、大きいときに0に漸近すする。このような重み関
数の典型的な一例はハニング関数であるため、本変形例
では、フィルタ205をハニングフィルタと代表的に呼
ぶ。このハニングフィルタ205により、関数1と関数
2を任意に設計でき、また任意に平滑に両者を接続で
き、閾値処理を行うことなく、事実上、関数1と関数2
とを一体の関数として扱うことができる。
【0056】また後者の場合、図7に示すように、前処
理部106において、オフセット補正器201とリファ
レンス補正器203との間に、ルックアップ処理器20
6及び記憶テーブル207とを備えている。記憶テーブ
ル207には、上述した図6に示す関数1及び2を一体
化した単一関数の入出力特性値がテーブルに記憶されて
いる。ルックアップ処理器206は、オフセット補正器
201から出力される信号値を、このテーブル上の入出
力特性値を参照して対数変換を行い、その結果を、次段
のリファレンス補正器203に送る。
【0057】一方、前述した実施形態で用いる閾値は1
個である場合を説明したが、本発明に係る対数変換は複
数の閾値により切り換えられる3種類以上の関数を用い
ても良い。この一例を図8及び9に示す。すなわち、信
号変換部202は、判別器2024、閾値設定器202
5、及び第1〜第3変換器2026〜2028を備え
る。閾値設定器2025は、図9に示すように、入力値
に対する2つの閾値TH1,TH2(<TH1)を判別
器2024に設定する。図9に示す一体曲線は、一方の
閾値TH1以上の入力値範囲は理想対数関数1に従う関
数部分であり、その閾値TH1未満の入力値範囲は理想
対数関数1から逸脱した関数2に従う範囲である。この
関数2に従う範囲は、更に別の閾値TH2により分割さ
れ、その閾値TH2未満の範囲はより緩やかな入出力特
性を有している。これにより、ローカウントデータをよ
り高精度に変換することができる。
【0058】また、第1変換部2022の第1変換関
数、第2変換部2023の第2変換関数の少なくとも一
方を、DAS104のゲイン、FOV、スライス幅等の
撮影条件に対応させて複数種類記憶させておき、撮影条
件に応じて第1変換部2022や第2変換部2023の
変換関数を変更するようにしても良い。また合わせて閾
値を変更するようにしても良い。
【0059】さらに、前述の実施形態では、純生データ
に対して変換処理を施す説明を行ったが、対数変換と等
価な処理の前であれば、純生データに限らず、前処理部
106においてリファレンス補正等の各種補正処理が施
された純生データに対して上述の実施形態の変換処理を
行っても良い。その一例としては、図2において、リフ
ァレンス補正回路203の後段に信号変換部202を設
けるという構成を採用できる。
【0060】さらに、前述した実施形態では、DAS1
05から非接触データ伝送部105を介して出力される
純生データを順次、前処理部106に送って前処理を行
い、生データを生成するという構成を採用した。このデ
ータ処理の手順に関しては別の形態を提供できる。すな
わち、前処理部106と並列に、データ読出し・書込み
回路とともに記憶装置を装備させる。これにより、純生
データの前処理及び生データを再構成して得た画像を観
察した結果、必要に応じて、記憶装置から再度、収集済
みの純生データを読み出し、前処理及び再構成処理を行
うようにすることができる。これによれば、再構成画像
にローカウントデータアーチファクトが現れたために再
スキャンしたい場合でも、例えば、前処理部102の信
号変換部202に与える閾値を変更して再度、前処理を
実行させることができるので、再スキャンが不要にな
る。
【0061】
【発明の効果】以上本発明によれば、ローカウントアー
チファクトを抑制したX線CT画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るX線コンピュータ断層
撮影装置の構成図。
【図2】実施形態で用いる前処理部のブロック図。
【図3】実施形態に係る、2つの関数から成る変換関数
を示す図。
【図4】2つの関数から成る変換関数の別の例を示す
図。
【図5】別の変形例に係る前処理部を示すブロック図。
【図6】変換関数の更に別の例として説明される、理想
対数関数とこの理想対数関数から逸脱した関数とを一体
化させた関数を模式的に示す図。
【図7】更に別の変形例に係る前処理部を示すブロック
図。
【図8】更に別の変形例に係る前処理部の信号変換部を
説明するブロック図。
【図9】2つの閾値を用いた、すなわち3つの関数から
成る変換関数の一例を模式的に示す図。
【符号の説明】
100 X線CT装置 101 X線管 102 回転リング 103 X線検出器 104 データ収集装置 106 前処理部 114 再構成部 202 信号変換部 2021 判別部 2022 第1変換部 2023 第2変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風間 正博 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 齊藤 聡 東京都稲城市大丸294−11 和輝工業株式 会社内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA06 CA13 FD02 FD08 FD09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を発生するX線源と、 このX線源から発生し且つ被検体を透過したX線を検出
    する検出器と、 この検出器の出力信号に、理想対数関数から逸脱した関
    数による対数変換処理を施して投影データを生成する前
    処理部と、 この前処理部により生成された投影データに基づいて画
    像再構成を行う再構成部と、を備えたことを特徴とする
    X線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記理想対数関数は数学式y=Klog
    [b,x](x:入力、y:出力、K:スケーリング定
    数)で決まる対数関数であり、 前記理想対数関数から逸脱した関数は、その理想対数関
    数で決まる入出力特性の一部に、当該入出力特性の軌跡
    から逸脱した入出力特性を有するように決められた関数
    であることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュ
    ータ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記理想対数関数から逸脱した関数は、
    所定値以上の前記入力に対して設定され且つ当該理想対
    数関数で決まる入出力特性の関数部分と、前記所定値未
    満の前記入力に対して設定される前記逸脱した入出力特
    性の関数部分とから成ることを特徴とする請求項2に記
    載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記理想対数関数で決まる入出力特性の
    関数部分と前記逸脱した入出力特性の関数部分は、前記
    入力の与えられた閾値において分けられて個別に設定さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載のX線コンピ
    ュータ断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記理想対数関数から逸脱した関数は、
    当該理想対数関数で決まる入出力特性の関数部分と前記
    逸脱した入出力特性の関数部分とを一体に有した1つの
    曲線関数として設定されていることを特徴とする請求項
    3に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記前処理部は、前記理想対数関数から
    逸脱した関数を成す前記1つの曲線関数の入出力データ
    を予め記憶するテーブルと、このテーブルに記憶させた
    入出力データを参照して前記対数変換処理を行う参照手
    段とを有することを特徴とする請求項5に記載のX線コ
    ンピュータ断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記前処理部は、前記理想対数関数から
    逸脱した関数を成す前記1つの曲線関数に基づくフィル
    タ処理により前記対数変換処理を行うフィルタ手段を有
    することを特徴とする請求項5に記載のX線コンピュー
    タ断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記所定値未満の前記入力に対して設定
    される前記逸脱した入出力特性の関数部分の傾斜は、前
    記所定値以上の前記入力に対して設定され且つ前記理想
    対数関数で決まる入出力特性の関数部分の傾斜よりも緩
    いことを特徴とする請求項3に記載のX線コンピュータ
    断層撮影装置。
  9. 【請求項9】 前記逸脱した入出力特性の関数部分は、
    更に、少なくとも1つの前記入力に対する閾値により複
    数の関数部分に分けられていることを特徴とする請求項
    4に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 【請求項10】 被検体に向かってX線を発生するX線
    源と、 前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、 前記検出器の出力信号に対して、理想対数関数又は当該
    理想対数関数とは異なる関数の何れかにより対数変換処
    理を施して投影データを生成する前処理部と、 この前処理部により生成された投影データに基づいて画
    像再構成を行う再構成部とを備え、 前記前処理部は、前記検出器の出力信号に応じて、前記
    理想対数関数又は前記理想対数関数とは異なる関数の何
    れかを選択する選択手段を備えたことを特徴とするX線
    コンピュータ断層撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記理想対数関数とは異なる関数は、
    n次多項式で示される関数であることを特徴とする請求
    項10記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 【請求項12】 被検体に向かってX線を発生するX線
    源と、 この被検体を透過したX線を検出する検出器と、 この検出器の出力からローカウントデータを判定する判
    定手段と、 この判定手段により判定されたローカウントデータに対
    して第1の変換関数により変換処理を行って投影データ
    を生成するとともに、前記ローカウントデータと認定さ
    れなかった非ローカウントデータに対して前記第1の変
    換関数とは異なる第2の変換関数により変換処理を行っ
    て投影データを生成する変換処理手段と、 この変換処理手段により生成された投影データに基づい
    て画像再構成を行う再構成部と、 を備えたことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第1の変換関数は、n次多項式で
    示されるn次関数であり、第2の変換関数は、数学式に
    基づく対数関数であることを特徴とする請求項12記載
    のX線コンピュータ断層撮影装置。
  14. 【請求項14】 被検体に向かってX線を発生するX線
    源と、 前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、 この検出器の出力信号を閾値によりローカウントデータ
    及び非ローカウントデータに分別する分別手段と、 前記ローカウントデータに対して第1の変換関数により
    変換処理を施して投影データを生成するとともに、前記
    非ローカウントデータに対して第1の変換関数とは異な
    る第2の変換関数により変換処理を施して投影データを
    生成する変換手段と、 この変換手段により生成されたデータに基づいて画像再
    構成を行う再構成部と、を備えたことを特徴とするX線
    コンピュータ断層撮影装置。
  15. 【請求項15】 前記閾値は可変であることを特徴とす
    る請求項14記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  16. 【請求項16】 前記閾値は、撮影条件により決定され
    ることを特徴とする請求項15記載のX線コンピュータ
    断層撮影装置。
  17. 【請求項17】 前記撮影条件は、前記検出器の検出素
    子からの出力をデータ収集するためのデータ収集回路の
    増幅に関する情報であることを特徴とする請求項16記
    載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  18. 【請求項18】 被検体に向かってX線を発生するX線
    源と、 前記被検体を透過したX線を検出する検出器と、 前記検出器の出力に対して関数変換処理を施すための複
    数種類の変換関数を記憶する記憶手段と、 撮影条件を設定する設定手段と、 前記撮影条件に応じて、前記記憶手段に記憶された複数
    種類の変換関数及び当該複数種類の変換関数を切り換え
    るための閾値を決定する決定手段と、 この決定手段により決定された複数種類の変換関数を前
    記閾値により切り換えて用いることで前記検出器の出力
    に変換処理を施して投影データを生成する変換手段と、 この変換手段により生成されたデータに基づいて画像再
    構成を行う再構成部と、を備えたことを特徴とするX線
    コンピュータ断層撮影装置。
  19. 【請求項19】 前記閾値は複数の閾値から成ることを
    特徴とする請求項18記載のX線コンピュータ断層撮影
    装置。
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