JP5617847B2 - 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置に関するものである。
病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。こうした医療用の放射線画像は、従来からスクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、放射線画像のデジタル化を図るために輝尽性蛍光体シートを用いたCR(Computed Radiography)装置が開発され、最近では、照射された放射線を、二次元状に配置された放射線検出素子で検出して、デジタル画像データとして取得する放射線画像撮影装置が開発されている。
このような放射線画像撮影装置としては、照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレータ等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換された電磁波のエネルギに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
ところで、操作者が放射線画像撮影装置を用いて撮影した画像を確認するには、コンソール等の外部装置に画像データを送信する必要がある。画像データはファイルサイズが大きいために非圧縮のままで送信すると、送信時間がかかるという問題がある。特に通信手段として、ケーブル等を用いた有線方式の通信手段に比べて送信速度が低速な無線方式の通信手段を用いると、その影響が顕著に現れる。
そこで、送信する画像データのファイルサイズを小さくするために、画像データに対して可逆圧縮処理を行ってからコンソール等の外部装置に送信することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−126046号公報
しかしながら、画像データを単純に可逆圧縮するだけでは圧縮率を向上させ難いという問題がある。
このことを説明するために、以下、まず、従来の放射線画像撮影システムにおける画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理について図19のフローチャートを参照して説明する。
従来の放射線画像撮影システムにおいては、放射線画像撮影装置は、読み出し回路によって放射線検出素子から画像データを読み出し(ステップS101)、その読み出された画像データに対してオフセット補正処理を行い(ステップS102)、そのオフセット補正後の画像データに対して圧縮処理を行って、圧縮画像データを作成し(ステップS103)、当該圧縮画像データをコンソール等の外部装置に送信する(ステップS104)ように構成されていた。
そして、コンソール等の外部装置は、放射線画像撮影装置から送信された圧縮画像データを受信すると、当該圧縮画像データに対して伸長処理を行い(ステップS105)、その伸長後の画像データに対して対数変換処理を行う(ステップS106)。その際、対数変換処理前の信号値と対数変換処理後の信号値とは図20に示すような関係になる。
具体的には、対数変換処理前の信号値をx、対数変換処理後の信号値をyとすると、対数変換処理前の信号値xは、
y=a×logx+b …(1)
に従って対数変換処理後の信号値yに変換される。
次いで、コンソール等の外部装置は、その対数変換処理後の画像データに対してゲイン補正処理を行い(ステップS107)、そのゲイン補正後の画像データに対して欠陥画素補正処理を行い(ステップS108)、そして、その欠陥画素補正後の画像データに対して所定の表示処理を行って(ステップS109)、当該画像データに基づく放射線画像を表示部に表示する(ステップS110)ように構成されていた。
ところで、放射線画像撮影装置におけるオフセット補正後の画像データに対して圧縮処理を行って圧縮画像データを作成する処理(ステップS103)では、例えばハフマン符号化等の可逆圧縮処理の手法が用いられる。ハフマン符号化では、出現頻度の高いデータほど短いハフマンコードを割り当てることによって、全体としてデータの圧縮が行われる。
しかしながら、オフセット補正後の画像データDの出現頻度Fの分布が、例えば図21に示すような分布であったとする。この図21に示す分布では出現頻度Fが比較的高い画像データDの分布範囲が広いため、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データDが多くなり、圧縮率がさほど上がらないという問題が生じてしまう。
そこで、本願発明者らは、画像データを可逆圧縮する際の圧縮率の向上のために研究を重ねたところ、図19に示した処理のシーケンスを多少変更するだけで、画像データの圧縮率を向上させることが可能となり、しかも、放射線画像撮影装置での画像データの読み出し処理から画像データの圧縮処理を経てコンソール等の外部装置での画像データの画像処理に至る処理を効率的に行うことが可能な放射線画像撮影システムを構築することができた。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影で取得された画像データを圧縮する際の圧縮率を向上させ、かつ、放射線画像撮影装置での画像データの読み出し処理からコンソール等の外部装置での画像データの画像処理に至る処理を効率的に行うことが可能な放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムは、
放射線画像撮影を行う放射線画像撮影装置と、前記放射線画像撮影装置により撮影された放射線画像の画像データに対して所定の画像処理を行うコンソールと、を備える放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の撮像素子が二次元状に配列されたセンサパネルと、
前記撮像素子からそれぞれ画像データを読み出す読み出し回路と、
前記読み出された画像データに対して、所定の変換処理を行う変換処理部と、
前記所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部と、
前記圧縮画像データを前記コンソールに送信する通信手段と、
を備え、
前記コンソールは、
前記放射線画像撮影装置から送信された圧縮画像データに対して伸長処理を行う伸長処理部を備え、
前記変換処理部は、前記所定の変換処理として、前記読み出された画像データのうち、所定の閾値よりも大きな信号値を有する高信号側の画像データに対して対数変換処理を行い、前記所定の閾値以下の信号値を有する低信号側の画像データに対しては前記対数変換処理を行わない処理を行うことを特徴とする。
本発明の放射線画像撮影装置は、
照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の撮像素子が二次元状に配列されたセンサパネルと、
前記撮像素子からそれぞれ画像データを読み出す読み出し回路と、
前記読み出された画像データに対して所定の変換処理を行う変換処理部と、
前記所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部と、
前記圧縮画像データを外部装置に送信する通信手段と、
を備え、
前記変換処理部は、前記所定の変換処理として、前記読み出された画像データのうち、所定の閾値よりも大きな信号値を有する高信号側の画像データに対して対数変換処理を行い、前記所定の閾値以下の信号値を有する低信号側の画像データに対しては前記対数変換処理を行わない処理を行うことを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置によれば、放射線画像撮影装置は、所定の変換処理として、読み出し回路によって読み出された画像データのうち、高信号側の画像データに対して対数変換処理を行うとともに、低信号側の画像データに対して対数変換処理を行わない処理を行い、その所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行うように構成されている。
これにより、圧縮処理される圧縮前の画像データの分布の範囲を狭め、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲をより限定することが可能となるため、画像データの圧縮率を的確に向上させることが可能となる。
また、圧縮率が向上するため、画像データをコンソール等の外部装置に送信する際の送信時間が短くなり、送信にかかるストレスを軽減することが可能となる。
また、画像データに対する必須の画像処理である対数変換処理を、高信号側の画像データに対しては事前に放射線画像撮影装置で行い、残りの低信号側の画像データに対してはコンソール等の外部装置で行う。
そのため、従来の工程(図19参照)に、大幅な追加の処理を加える必要がなく、効率のよい処理が可能となる。このように、本発明のような方式の放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置によれば、放射線画像撮影装置での画像データの読み出し処理からコンソール等の外部装置での画像データの画像処理に至る処理を効率的に行うことが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置を示す斜視図である。 図2におけるX−X線に沿う断面図である。 本実施形態に係るセンサパネルの基板の構成を示す平面図である。 図4の基板上の小領域に形成された放射線検出素子と薄膜トランジスタ等からなる撮像素子の構成を示す拡大図である。 図5におけるY−Y線に沿う断面図である。 COFやPCB基板などが取り付けられたセンサパネルを説明する側面図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の等価回路図を表す図である。 高信号側変換処理用のLUTの一例を示すグラフである。 高信号側変換処理用のLUTの他の一例を示すグラフである。 高信号側変換処理用のLUTの他の一例を示すグラフである。 高信号側変換処理用のLUTの他の一例を示すグラフである。 所定の閾値や所定の減算値などを説明するためのグラフである。 低信号側対数変換処理用のLUTの一例を示すグラフである。 高信号側加算処理を説明するためのグラフである。 本実施形態に係る放射線画像撮影システムにおける、画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理を説明するためのフローチャートである。 オフセット補正後の画像データ全部に対して対数変換処理を行う場合に用いるLUTの一例を示すグラフである。 従来の放射線画像撮影装置で作成された圧縮画像データの圧縮率と、本実施形態の放射線画像撮影装置で作成された圧縮画像データの圧縮率と、を比較するためのグラフである。 従来の放射線画像撮影システムにおける、画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理を説明するためのフローチャートである。 従来の放射線画像撮影装置による圧縮処理を説明するためのグラフである。 オフセット補正後の画像データの出現頻度の分布の一例を示すグラフである。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下では、放射線画像撮影装置が可搬型である場合について説明するが、本発明はその場合に限定されず、例えば、支持台と一体的に形成された放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
また、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレータ等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して照射し、放射線検出素子で電気信号である画像データに変換する、いわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレータ等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
[放射線画像撮影システム]
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100について説明する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100の全体構成を示す図である。
放射線画像撮影システム100は、例えば、病院や医院内で行われる放射線画像撮影を想定したシステムであり、放射線画像として医療用の診断画像を撮影するシステムとして採用することができる。
具体的には、放射線画像撮影システム100は、例えば、図1に示すように、放射線画像撮影を行う放射線画像撮影装置1と、放射線画像撮影装置1と通信可能に構成され、放射線画像撮影装置1により撮影された放射線画像の画像データに対して所定の画像処理を行うコンソール101と、等を備えて構成される。
放射線画像撮影装置1は、例えば、放射線を照射して患者Mの一部である被写体、すなわち患者Mの撮影対象部位等の撮影を行う撮影室R1に設けられており、コンソール101は、この撮影室R1に対応して設けられている。
なお、本実施形態では、放射線画像撮影システム100内に1つの撮影室R1が設けられて、撮影室R1内に3つの放射線画像撮影装置1が配置されている場合を例として説明するが、撮影室R1の個数、各撮影室R1に設けられる放射線画像撮影装置1の個数は、特に限定されない。
また、撮影室R1が複数ある場合に、コンソール101は各撮影室R1に対応して設けられていなくてもよく、複数の撮影室R1に対して1台のコンソール101が対応付けられていてもよい。
撮影室R1内には、放射線画像撮影装置1が装填可能に構成され、その装填された放射線画像撮影装置1を所定の位置に保持するためのカセッテ保持部111を備えるブッキー装置110と、被写体に放射線を照射するX線管球等の放射線源(図示省略)を備える放射線発生装置112と、等が設けられている。
本実施形態においては、ブッキー装置110として、臥位撮影用のブッキー装置110aと、立位撮影用のブッキー装置110bと、が設けられていることとする。ここで、ブッキー装置110において、例えばそれら自体の位置調整やブッキー装置本体に対するカセッテ保持部111の高さ調整などを適宜行うこと等が可能とされていることは、公知のブッキー装置と同様である。
なお、本実施形態では、撮影室R1内に臥位撮影用のブッキー装置110aと立位撮影用のブッキー装置110bとがそれぞれ1つずつ設けられている場合を例示しているが、撮影室R1内に設けられるブッキー装置110の個数は特に限定されない。
また、放射線画像撮影装置1は、ブッキー装置110に装填されない、いわば単独の状態で用いることも可能である。すなわち、放射線画像撮影装置1を単独の状態で、例えば撮影室R1内に設けられた支持台や臥位撮影用のブッキー装置110aなどに配置してその放射線入射面R(後述)上に患者の撮影対象部位である手や脚などを載置したり、或いは、例えばベッド上に横臥した患者の腰や脚などとベッドとの間に差し込んだりして用いることも可能である。この場合、被写体を介して放射線画像撮影装置1に放射線が照射されるように、例えばブッキー装置110に対応付けて設けられた放射線発生装置112の向きが変更(調整)されて、放射線画像撮影が行われる。
放射線発生装置112は、後述する操作装置114からの指示に従ってセットアップされ、図示しない移動手段により所定の位置にまで移動され、放射線の照射方向が所定の方向を向くようにその向きが調整される。
また、放射線発生装置112には、操作装置114から放射線の曝射を指示する曝射指示信号が送信される。そして、放射線発生装置112は、この曝射指示信号に従って所定の放射線を所定時間、所定のタイミングで照射するように構成されている。
本実施形態においては、放射線発生装置112として、臥位撮影用のブッキー装置110aに対応付けられた放射線発生装置112と、立位撮影用のブッキー装置110bに対応付けられた放射線発生装置112と、が設けられていることとする。
なお、本実施形態では、各ブッキー装置110に対応して1つずつ放射線発生装置112が設けられている構成を例示しているが、これに限ることはなく、例えば、撮影室R1内に放射線発生装置112を1つ備え、複数のブッキー装置110に対して1つの放射線発生装置112が対応し、適宜位置を移動させたり、放射線照射方向を変更したりする等して、共用するようになっていてもよい。
また、本実施形態では、ブッキー装置110に対応付けられた放射線発生装置112が設けられている場合を例示しているが、これに限ることはなく、例えば、このような放射線発生装置112に加えて、ブッキー装置110に対応付けられていないポータブルの放射線発生装置を設けるようにしてもよい。このポータブルの放射線発生装置は、例えば、撮影室R1内の任意の場所に持ち運びでき、任意の方向に放射線を照射できるように構成されている。
また、ポータブルの放射線発生装置を設ける場合、このポータブルの放射線発生装置は、放射線発生装置112と同様、後述する操作装置114からの指示に従ってセットアップされるように構成してもよいし、その他にも、例えば、操作者が手動でセットアップしたり、放射線画像撮影装置1からポータブルの放射線発生装置に無線信号を送信してセットアップしたりするように構成してもよい。
また、撮影室R1は、放射線が外部に漏れないように鉛等でシールドされているため、無線通信用の電波も遮断される。そのため、撮影室R1内には、撮影室R1内に設置された放射線画像撮影装置1やブッキー装置110などと、撮影室R1外に設置されたコンソール101等と、が通信する際にこれらの通信を中継する無線アクセスポイント(基地局)113等が設けられている。
なお、本実施形態では、無線アクセスポイント113とブッキー装置110とを無線接続するように構成したが、これに限ることはなく、例えば、無線アクセスポイント113とブッキー装置110とをケーブル等で有線接続して、ブッキー装置110やそれに装填された放射線画像撮影装置1と、コンソール101等と、の通信を有線方式でも行うことができるように構成してもよい。
また、本実施形態では、撮影室R1に隣接して前室R2が設けられている。前室R2には、放射線技師や医師などの操作者が、被写体に照射する放射線の制御、すなわち被写体に放射線を照射する放射線発生装置112の管電圧、管電流、照射野絞り等の制御等の各種操作を行うための操作装置114が配置されている。
操作装置114は、汎用のCPU(Central Processing Unit)を備えるコンピュータや専用のプロセッサ(processor)を備えるコンピュータなどで構成されている。
また、操作装置114には、各種操作ボタン等が設けられている。そして、操作装置114は、操作者により操作ボタンが操作されると、例えば、放射線発生装置112に放射線の曝射を指示する曝射指示信号等を送信するように構成されている。
本実施形態においては、操作装置114は、放射線発生装置112と接続されているとともに、コンソール101とも接続されていることとする。
そして、操作装置114には、コンソール101から放射線発生装置112の放射線照射条件を制御する制御信号が送信され、放射線発生装置112の放射線照射条件は、操作装置114に送信されたコンソール101からの制御信号に応じて設定される。放射線照射条件としては、例えば、曝射開始/終了タイミング、放射線管電流の値、放射線管電圧の値、フィルタ種等がある。
[放射線画像撮影装置]
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1について説明する。図2は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の外観斜視図であり、図3は、図2におけるX−X線に沿う断面図である。
放射線画像撮影装置1は、例えば、図2および図3に示すように、筐体状のハウジング2内にシンチレータ3や基板4などで構成されるセンサパネル40が収納されて構成されている。
図2に示すように、ハウジング2は、角筒状に形成されたハウジング本体部2aと、ハウジング本体部2aの両端の開口部を覆って閉塞する蓋部材2b,2bと、を備えた、いわゆるモノコック型に形成されている。
ハウジング本体部2aには、放射線の照射を受ける側の面R(以下「放射線入射面R」という。)が設けられており、放射線を透過するカーボン板やプラスチックなどの材料で形成されている。
なお、ハウジング2の構成、形状等は、ここに例示したものに限定されない。例えば、ハウジング2を、フレーム板とバック板とで形成された、いわゆる弁当箱型とすることも可能である。
また、一方の蓋部材2bには、電源スイッチ36と、放射線画像撮影装置1と外部装置とを有線で接続するための端子37と、各種の操作状況等を表示するインジケータ38と、等が設けられている。
また、蓋部材2bには、放射線画像撮影装置1がコンソール101等の外部装置との間でデータや信号などの送受信を無線方式で行うための通信手段であるアンテナ装置39が埋め込まれて設けられている。
なお、アンテナ装置39を設ける箇所は、本実施形態のようにハウジング2の1つの蓋部材2bに限定されず、他の位置に設けることも可能である。また、アンテナ装置39の個数は必ずしも1つに限定されず、必要な数だけ適宜設けられる。
図3に示すように、ハウジング2の内部には、センサパネル40が収納されている。センサパネル40は、基板4とこれに積層されるシンチレータ3とを備えており、基板4やシンチレータ3の放射線入射面R側には、それらを保護するためのガラス基板35が配設されている。
また、基板4の下方側には図示しない鉛の薄板等を介して基台31が配置され、基台31には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や緩衝部材34などが取り付けられている。
シンチレータ3は、基板4の後述する検出部Pに貼り合わされている。シンチレータ3は、例えば、蛍光体を主成分とし、放射線の入射を受けると300〜800nmの波長の電磁波、すなわち可視光を中心とした電磁波に変換して出力するものが用いられる。
基板4は、本実施形態では、ガラス基板で構成されており、図4に示すように、基板4のシンチレータ3に対向する側の面4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域rには、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。
このように、放射線検出素子7は、センサパネル40の基板4上に二次元状に配列されており、複数の放射線検出素子7が設けられた領域r全体、すなわち図4に一点鎖線で示される領域がセンサパネル40の検出部Pとされている。
本実施形態では、放射線入射面Rから入射した放射線がシンチレータ3で変換されて出力される電磁波の光量に応じて電荷を発生させる放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、この他にも、例えばフォトトランジスタ等を用いることも可能である。
また、各放射線検出素子7は、図4や図5の拡大図に示すように、スイッチ素子である薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor。以下「TFT」という。)8のソース電極8sに接続されている。また、TFT8のドレイン電極8dは信号線6に接続されている。
そして、TFT8は、オン状態とされることにより、すなわちゲート電極8gに信号読み出し用の電圧が印加されてTFT8のゲートが開かれることにより、放射線検出素子7に蓄積された電荷を信号線6に放出させるように構成されている。ここで、本実施形態における放射線検出素子7やTFT8の構造について、図6に示す断面図を用いて簡単に説明する。図6は、図5におけるY−Y線に沿う断面図である。
基板4の面4a上に、AlやCrなどからなるTFT8のゲート電極8gが走査線5と一体的に積層されて形成されており、ゲート電極8g上および面4a上に積層された窒化シリコン(SiN)等からなるゲート絶縁層81上のゲート電極8gの上方部分に、水素化アモルファスシリコン(a−Si)等からなる半導体層82を介して、放射線検出素子7の第1電極74と接続されたソース電極8sと、信号線6と一体的に形成されるドレイン電極8dとが積層されて形成されている。
ソース電極8sとドレイン電極8dとは、窒化シリコン(SiN)等からなる第1パッシベーション層83によって分割されており、さらに第1パッシベーション層83は両電極8s,8dを上側から被覆している。また、半導体層82とソース電極8sやドレイン電極8dとの間には、水素化アモルファスシリコンにVI族元素をドープしてn型に形成されたオーミックコンタクト層84a,84bがそれぞれ積層されている。以上のようにしてTFT8が形成されている。
また、放射線検出素子7の部分では、基板4の面4a上にゲート絶縁層81と一体的に形成される絶縁層71の上にAlやCrなどが積層されて補助電極72が形成されており、補助電極72上に第1パッシベーション層83と一体的に形成される絶縁層73を挟んでAlやCr、Moなどからなる第1電極74が積層されている。第1電極74は、第1パッシベーション層83に形成されたホールHを介してTFT8のソース電極8sに接続されている。
第1電極74の上には、水素化アモルファスシリコンにVI族元素をドープしてn型に形成されたn層75、水素化アモルファスシリコンで形成された変換層であるi層76、水素化アモルファスシリコンにIII族元素をドープしてp型に形成されたp層77が下方から順に積層されて形成されている。なお、p層77、i層76、n層75の積層の順番は上下逆であってもよい。
p層77の上には、ITO等の透明電極とされた第2電極78が積層されて形成されており、照射された電磁波がi層76等に到達するように構成されている。以上のようにして放射線検出素子7が形成されている。
なお、本実施形態では、上記のように、放射線検出素子7としてp層77、i層76、n層75が積層されて形成された、いわゆるpin型の放射線検出素子を用いる場合を説明したが、放射線検出素子7は、このようなpin型に限定されない。
また、放射線検出素子7の第2電極78の上面には、第2電極78を介して放射線検出素子7に逆バイアス電圧を印加するバイアス線9が接続されている。なお、放射線検出素子7の第2電極78やバイアス線9、TFT8側に延出された第1電極74、TFT8の第1パッシベーション層83等、すなわち放射線検出素子7とTFT8の上面部分は、その上方側から窒化シリコン(SiN)等からなる第2パッシベーション層79で被覆されている。
図4や図5に示すように、本実施形態では、それぞれ列状に配置された複数の放射線検出素子7に1本のバイアス線9が接続されており、各バイアス線9はそれぞれ信号線6に平行に配設されている。また、各バイアス線9は、基板4の検出部Pの外側の位置で1本の結線10に結束されている。
本実施形態では、各走査線5や各信号線6、バイアス線9の結線10は、それぞれ基板4の端縁部付近に設けられた入出力端子(パッドともいう)11に接続されている。各入出力端子11には、図7に示すように、IC12a等のチップが組み込まれたCOF(Chip On Film)12が異方性導電接着フィルム(Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conductive Paste)などの異方性導電性接着材料13を介して接続されている。また、COF12は、基板4の裏面4b側に引き回され、裏面4b側で前述したPCB基板33に接続されている。
また、基板4の面4a上の放射線検出素子7が配列された部分、すなわち検出部Pには、放射線検出素子7を保護し平坦面を形成するために透明な樹脂等が塗布されて平坦化層7aが形成されている。そして、シンチレータ3がその平坦化層7aに貼り合わされるようになっている。
ここで、放射線画像撮影装置1のセンサパネル40の回路構成について説明する。図8は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1のセンサパネル40の等価回路図である。
前述したように、センサパネル40の各撮像素子41の放射線検出素子7は、その第2電極78がそれぞれバイアス線9に接続されており、各バイアス線9は結線10に結束されてバイアス電源14に接続されている。バイアス電源14は、結線10および各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極78にそれぞれバイアス電圧を印加するように構成されている。また、バイアス電源14は、後述する制御手段22に接続されており、制御手段22は、バイアス電源14から各放射線検出素子7に印加するバイアス電圧を制御するように構成されている。
本実施形態においては、放射線検出素子7のp層77側(図6参照)に第2電極78を介してバイアス線9が接続されていることからも分かるように、バイアス電源14からは、放射線検出素子7の第2電極78にバイアス線9を介してバイアス電圧として放射線検出素子7の第1電極74側にかかる電圧以下の電圧(すなわち、いわゆる逆バイアス電圧)が印加される。
各放射線検出素子7の第1電極74はそれぞれTFT8のソース電極8s(図8中ではSと表記されている。)に接続されており、各TFT8のゲート電極8g(図8中ではGと表記されている。)は、後述する走査駆動手段15のゲートドライバ15bから延びる走査線5の各ラインL1〜Lxにそれぞれ接続されている。また、各TFT8のドレイン電極8d(図8中ではDと表記されている。)は、各信号線6にそれぞれ接続されている。
走査駆動手段15は、本実施形態においては、ゲートドライバ15bにオン電圧とオフ電圧を供給する電源回路15aと、走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えて各TFT8のオン状態とオフ状態とを切り替えるゲートドライバ15bと、を備えている。
各信号線6は、読み出しIC16内に形成された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。なお、読み出しIC16には所定個数の読み出し回路17が設けられており、読み出しIC16が複数設けられることによって、信号線6の本数分の読み出し回路17が設けられている。
読み出し回路17は、増幅回路18と、相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)回路19と、アナログマルチプレクサ21と、A/D変換器20と、で構成されている。
本実施形態においては、増幅回路18と相関二重サンプリング回路19とは、1本の信号線6毎に1つずつ設けられているが、アナログマルチプレクサ21とA/D変換器20とは、複数の回路で共通とされている。なお、相関二重サンプリング回路19は、図8中ではCDSと表記されている。
放射線画像撮影時には、放射線画像撮影装置1のハウジング2の放射線入射面Rに、例えば患者の胸部や脚などの撮影対象部位が被写体として配置された状態で、放射線が照射される。その際、各撮像素子41のTFT8のゲート電極8gはオフ状態とされ、ゲートが閉じられた状態とされる。その状態で、被写体を透過した放射線が照射されると、放射線入射面Rを透過した放射線が図8では図示が省略されているシンチレータ3に入射し、シンチレータ3で放射線が電磁波に変換され、その電磁波が撮像素子41の放射線検出素子7に入射する。
そして、入射した電磁波が放射線検出素子7のi層76(図6参照)に到達すると、i層76内で入射した電磁波の光量、すなわち放射線の線量に応じて電子正孔対が発生し、逆バイアス電圧の印加により放射線検出素子7内に形成された所定の電位勾配に従って、発生した電子と正孔のうちの一方の電荷(本実施形態では正孔)は第2電極78側に移動し、他方の電荷(本実施形態では電子)は第1電極74側に移動して第1電極74付近に蓄積される。
そして、放射線の照射が停止されて放射線画像撮影が終了すると、読み出し動作が開始される。読み出し動作では、走査線5を介して走査駆動手段15から各撮像素子41のTFT8のゲート電極8gに信号読み出し用の電圧が印加され、TFT8のゲートがオン状態とされて、撮像素子41の放射線検出素子7に蓄積された電荷がTFT8のソース電極8sを介してドレイン電極8dから信号線6に放出される。
そして、読み出し回路17では、撮像素子41から信号線6を通じて放射線検出素子7に蓄積された電荷が放出されると、撮像素子41毎に電荷を電荷電圧変換して増幅する等して画像データに変換した後、各相関二重サンプリング回路19で、画像データから放射線が照射されていない時の各放射線検出素子7のノイズを差し引いた画像データを、アナログマルチプレクサ21を介して順次A/D変換器20に送信し、A/D変換器20で順次デジタル値に変換して読み出すように構成されている。
制御手段22は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータや、FPGA(Field Programmable Gate Array)などによって構成されており、ROMに格納される所定のプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行して、放射線画像撮影装置1の各部材の動作等を制御する。
なお、ROMやRAMは、制御手段22ではなく、制御手段22に接続された記憶手段23に備えられていてもよい。
前述したように、制御手段22は、バイアス電源14を制御して各撮像素子41の放射線検出素子7に印加する逆バイアス電圧を制御したり、走査駆動手段15から信号読み出し用の電圧を印加する走査線5を切り替えたり、或いは、各読み出し回路17内の増幅回路18や相関二重サンプリング回路19などを制御して、各撮像素子41からの画像データの読み出しを行うように構成されている。
なお、各読み出し回路17によって各撮像素子41から読み出された各画像データは、制御手段22により制御される図示しないメモリコントローラの指示に従って記憶手段23の画像記憶領域に保存される。
また、制御手段22には、前述したアンテナ装置39が接続されており、アンテナ装置39を介してコンソール101等の外部装置との間でデータや信号などの送受信を行うように構成されている。
さらに、制御手段22は、装置に内蔵されたバッテリ24から各撮像素子41等の各部材への電力の供給を制御するように構成されている。バッテリ24には、外部装置から電力を供給してバッテリ24を充電するための接続端子(図示省略)が取り付けられている。
また、制御手段22は、読み出し回路17によって読み出された画像データを記憶手段23の画像記憶領域から取得し、当該画像データに対してオフセット補正処理を行う。
すなわち、制御手段22は、放射線画像撮影装置1に放射線を照射しない状態でセンサパネル40の各撮像素子41から出力されるダーク読取値を検出し、このダーク読取値に基づいてオフセット補正値を算出して、各画素毎にオフセット補正を行う。
なお、ダーク読取値を検出するためのダーク読取は、通常、撮影の直前や直後に行われる。
また、より信頼性の高いオフセット補正値を得るために、ダーク読取を複数回行って、ダーク読取値を複数回検出し、例えばそれらの平均値に基づいてオフセット補正値が算出される場合もある。
また、制御手段22は、読み出し回路17によって読み出されてオフセット補正処理が行われたオフセット補正後の画像データに対して、所定の変換処理を行う変換処理部として機能する。
本発明では、前記所定の変換処理として、前述した従来の放射線画像撮影システムにおいてコンソールで行われていた画像データに対する対数変換処理(図19のステップS106)を、放射線画像撮影装置1の制御手段22が、画像データの圧縮前に行い、しかも、全ての画像データに対してではなく、画像データの一部に対してのみ対数変換処理を行う点に特徴を有する。
すなわち、制御手段22は、この所定の変換処理では、オフセット補正後の画像データのうち、所定の閾値Vよりも大きな信号値を有する高信号側の画像データに対してのみ対数変換処理を行うようになっている。なお、このように高信号側の画像データに対してのみ対数変換処理を行う処理を、以下「高信号側変換処理」という。また、この所定の変換処理では、所定の閾値V以下の信号値を有する低信号側の画像データに対しては当該対数変換処理等の処理を行わないように構成されている。
この高信号側変換処理を実現するために、制御手段22を、高信号側の画像データに対して、上記(1)式に従って高信号側変換処理を行うように構成することが可能である。具体的には、高信号側変換処理前の信号値をx、高信号側変換処理後の信号値をyとすると、高信号側変換処理前の信号値xは、
y=a×logx+b …(1)
に従って高信号側変換処理後の信号値yに変換される。
このように高信号側変換処理を行うと、高信号側変換処理前の信号値(横軸)に対する高信号側変換処理後の信号値(縦軸)の関係は図9に示す状態となる。ここに、横軸の最大値を16384(=214)階調とすると、
=a×logV+b
=a×log214+b
である。
また、上記(1)式に従って演算を行う代わりに、ROMや記憶手段23などに予め図9に示した形のLUT(Look Up Table)を保存しておき、制御手段22がそのLUTを参照して上記の高信号側変換処理を行うように構成することも可能である。
なお、この所定の変換処理では、低信号側の画像データに対しては対数変換処理を行わず、図9のLUTを用いた変換を施さないため、図9では、所定の閾値V以下の部分を仮想線(二点鎖線)で示している。
しかしながら、所定の閾値V以下の低信号側の画像データについてもLUTを用いた変換を施すように構成することも可能である。すなわち、例えば図10に示すように、所定の閾値V以下の低信号側の画像データについてはそのままの値を出力するようにLUTを構成することも可能である。
また、図9や図10に示したLUTのうち、高信号側の部分を図の縦方向に平行移動させて、LUTを図11や図12に示すような形に構成することも可能である。
このように構成すれば、図9や図10に示したLUTでは上下に分割されていた前記所定の変換処理後の信号値が取り得る数値の各範囲、すなわち0〜V[LSB]の範囲とV〜V[LSB]の範囲とが、図11や図12に示すように0〜V[LSB](なお、V=V−(V−V)。)の範囲に集約されるため、後述する前記所定の変換処理後の信号値に対するハフマンコードの割り付けが行い易くなる。
なお、図9や図10に示したLUTを用いる代わりに、図11や図12に示したLUTを用いることは、制御手段22が高信号側の画像データに対して上記(1)式に従って対数変換処理を行った後、当該対数変換処理が行われた画像データの信号値から所定の減算値V2−1(=V−V)を減算する減算処理を行うことに相当する。
すなわち、高信号側の画像データについて、高信号側変換処理前の信号値xを、
y=a×logx+b−(V−V
=a×logx+b−V2−1 …(2)
に従って高信号側変換処理後の信号値yに変換することに相当する。
ここで、前述した所定の閾値Vは、例えば、オフセット補正後の画像データ全部(すなわち、オフセット補正後の高信号側の画像データおよび低信号側の画像データ)に対して対数変換処理を行った際に、当該対数変換処理を行う前の信号値である対数変換前信号値をx軸(横軸)、当該対数変換処理を行った後の信号値である対数変換後信号値をy軸(縦軸)として得られる曲線に対する接線の傾きγが、所定の傾きとなる場合に対応する対数変換前信号値として設定することができる。
そして、本実施形態では、この所定の傾きが1となる場合に対応する対数変換処理前の信号値を所定の閾値Vとして設定する。
具体的には、対数変換前信号値を上記(1)式に従って対数変換すると、図13に示す対数曲線(図20に示したものと同じ。)が得られるが、所定の閾値Vは、当該対数曲線に対する傾きγが1の接線(図13において二点鎖線で示す接線)に対応する対数変換前信号として算出することにより設定できる。
なお、上記の所定の傾きは必ずしも1である必要はなく、任意の値に設定することが可能である。
また、図9〜図15の各図で、画像データの信号値を0〜16383[LSB]の16384(=214)階調にした場合を例示して説明しているが、信号値は16384階調に限ることなく、例えば0〜65535[LSB]の65536(=216)階調等であってもよく、任意の値に設定可能である。図17、図20、図21についても同様である。
また、前述した所定の減算値V2−1(=V−V)は、所定の閾値Vを対数変換することにより得られる値Vから当該所定の閾値Vを引いた差である。
すなわち、上記の所定の減算値V2−1は、上記(1)式のxに所定の閾値Vを代入して得られる値y(V)から所定の閾値Vを減算した値として算出することにより設定できる。
また、制御手段22は、前記所定の変換処理を施した画像データ(すなわち、高信号側変換処理を施した所定の閾値Vよりも大きな信号値を有する高信号側の画像データと、対数変換処理を施していない所定の閾値V以下の信号値を有する低信号側の画像データと、の両方)に対して圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部として機能する。
ところで、放射線画像撮影装置1により撮影された放射線画像を医用画像として診断等に用いる場合には、患者の病変部の状態が撮影された画像データが確実に元の画像データに伸長(復元)されることが必要となる。
そのため、画像データを圧縮するデータ圧縮方法としては、圧縮によって画像データが有する情報の一部が失われてしまう非可逆圧縮の方法ではなく、圧縮前の画像データと伸長後の画像データとが完全に一致する可逆圧縮の方法を採用することが好ましい。
そこで、本実施形態では、データ圧縮方法として可逆圧縮の方法を採用し、その可逆圧縮の方法としてハフマン符号化の方法を採用する。ハフマン符号化は、出現頻度の高いデータほど短いハフマンコードを割り当てることによって、全体としてデータの圧縮を行う可変長符号の一種である。
なお、データ圧縮方法は、必ずしもハフマン符号化の方法である必要はなく、他の圧縮方法を採用することも可能である。
放射線画像撮影装置1が備えるROM等のメモリには、予め作成されたハフマンコードのテーブルが予め格納されている。
そして、制御手段22は、このハフマンコードのテーブルを参照して、前記所定の変換処理を施した各画像データのそれぞれに対して、対応するハフマンコードを割り当てる。したがって、割り当てられた各ハフマンコードは、各圧縮画像データに相当する。
そして、制御手段22には、作成した圧縮画像データを、通信手段であるアンテナ装置39を介してコンソール101等の外部装置に順次送信(転送)する。
[コンソール]
次に、本実施形態に係るコンソール101について説明する。
コンソール101は、例えば、図1に示すように、制御手段101aと、HDD(Hard Disk Drive)等からなる記憶手段101bと、操作装置114や無線アクセスポイント113などの外部装置との間で通信を行うための通信手段101cと、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示手段101dと、キーボードやマウスなどからなる図示しない入力手段と、等を備えて構成されるコンピュータである。
また、通信手段101cは、ネットワークNを介して、撮影に関する検査対象の撮影オーダ情報をコンソール101に提供するHIS(Hospital Information System)/RIS(Radiology Information System)121、コンソール101から出力された画像データを保存するPACS(Picture Archiving and Communication System)サーバ122、コンソール101から出力された画像データに基づいて放射線画像をフィルム等の画像記録媒体に記録して出力するイメージャ123等の外部装置と接続されている。
なお、本実施形態では、コンソール101が撮影室R1や前室R2の外に設置されている場合を例示しているが、これに限ることはなく、例えば、コンソール101を前室R2等に設置することも可能である。
制御手段101aは、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えており、ROMに格納される所定のプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行して、放射線画像撮影システム100全体を制御するようになっている。
なお、記憶手段101bは、コンピュータに内蔵されていてもよく、また、コンピュータに外付けされたものであってもよい。
制御手段101aは、放射線画像撮影装置1から送信された圧縮画像データに対して伸長処理を行う伸長処理部として機能する。
具体的には、コンソール101が備えるROM等のメモリには、放射線画像撮影装置1が圧縮画像データを作成する際に用いたものと同じハフマンコードのテーブルが予め格納されている。そして、制御手段101aは、このハフマンコードのテーブルを参照して、放射線画像撮影装置1から送信された圧縮画像データを伸長する。
なお、ハフマンコードのテーブルとして、一種類のテーブルのみを備えるように構成することも可能であるが、複数種類のテーブルを備えるように構成して、放射線画像撮影装置1の制御手段22やコンソール101の制御手段101aがテーブルを適宜選択するように構成することも可能である。
例えば、放射線画像撮影装置1により撮影された放射線画像を医用画像として用いる場合、被写体である患者Mの身体の撮影部位(胸部、頭蓋骨、腰椎等)やその撮影方向(正面、側面等)などの撮影に関する検査対象の撮影オーダ情報、照射範囲や照射線量、照射時間などの撮影条件に関する撮影条件情報等に応じて、高信号側の画像データの出現頻度の割合が高くなったり、低信号側の画像データの出現頻度の割合が高くなったりする。
したがって、出現頻度の高い画像データほど短いハフマンコードを割り当てることができるよう、例えば各撮影オーダ情報や各撮影条件情報などに適合するハフマンコードのテーブルをそれぞれ備えておき、設定された撮影オーダ情報や撮影条件情報などに応じて、ハフマンコードのテーブルを選択して用いるように構成してもよい。これにより、圧縮率をより向上させることが可能となる。
なお、撮影オーダ情報等は、例えば、HIS/RIS121等の外部装置からコンソール101を介して放射線画像撮影装置1に転送されることで、コンソール101や放射線画像撮影装置1に設定される。
また、撮影オーダ情報や撮影条件情報などは、例えば、操作者がコンソール101の入力手段(図示省略)を操作して入力し、そして、コンソール101から放射線画像撮影装置1に転送されることで、コンソール101や放射線画像撮影装置1に設定される。
また、撮影オーダ情報や撮影条件情報などは、例えば、操作者が操作装置114等の外部装置を操作して入力し、そして、外部装置からコンソール101や放射線画像撮影装置1に転送されることで、コンソール101や放射線画像撮影装置1に設定される。
また、複数種類のハフマンコードのテーブルそれぞれに識別情報を付与しておき、例えば、圧縮画像データをコンソール101に送信する際に、当該圧縮画像データの作成に用いたハフマンコードのテーブルの識別情報も併せて送信するように放射線画像撮影装置1を構成するとともに、当該識別情報に基づいてハフマンコードのテーブルを選択して用いるようにコンソール101を構成することも可能である。
また、放射線画像撮影毎に、外部装置から当該放射線画像撮影の撮影オーダ情報や撮影条件情報などに適合するハフマンコードのテーブルを放射線画像撮影装置1やコンソール101に送信して保存させたり、書き換えさせたりして、そのハフマンコードのテーブルを用いるように構成することも可能である。
また、制御手段101aは、伸長処理が行われた伸長後の画像データのうち、所定の閾値V以下の低信号側の画像データに対して、対数変換処理を行う低信号側対数変換処理部として機能する。
具体的には、制御手段101aは、伸長後の画像データのうちの低信号側の画像データに対して、図14に示す低信号側対数変換処理用のLUTを用いて対数変換処理(以下「低信号側対数変換処理」という。)を行う。
なお、図14に示したLUTを用いて低信号側対数変換処理を行うことは、上記(1)式に従って対数変換処理を行うことに相当する。ここで、図14に示す低信号側対数変換処理のLUTにおける曲線は、図13に示した曲線のうちの低信号側の部分と一致する。
また、放射線画像撮影装置1で図11や図12に示したLUTを用いて高信号側変換処理(すなわち、対数変換処理および減算処理)を行った場合には、制御手段101aは、伸長後の画像データのうちの高信号側の画像データに対して、当該画像データの信号値に所定の減算値V2−1を加算する加算処理(以下「高信号側加算処理」という。)を行う。この場合、制御手段101aは、高信号側加算処理部として機能する。
具体的には、制御手段101aは、図15に示すように、伸長後の画像データのうちの高信号側の画像データを、所定の減算値V2−1の分だけ加算シフトすることによって、高信号側加算処理を行う。
これにより、得られた画像データは、オフセット補正後の画像データ全部に対して対数変換処理を行った際に得られる画像データと同一のものになる。すなわち、図15において実線で示す曲線は、図13に示す曲線、すなわちオフセット補正後の画像データ全部に対して対数変換処理を行う場合に用いるLUTに相当する曲線と一致する。
なお、放射線画像撮影装置1で、図9や図10に示したLUTを用いて高信号側変換処理(すなわち、対数変換処理のみ)を行った場合には、制御手段101aが圧縮画像データに対して伸長処理を行うだけで、高信号側の画像データは、その信号値が図15において実線で示す曲線上に乗るように復元される。そのため、この場合には、高信号側加算処理を行う必要はない。
また、制御手段101aは、低信号側対数変換処理や高信号側加算処理が行われた画像データに対して、ゲイン補正処理を行う。
具体的には、制御手段101aは、例えば、記憶手段101bに予め記憶されているゲイン補正値のうち、圧縮画像データを送信してきた放射線画像撮影装置1に対応するゲイン補正値を読み出して、当該ゲイン補正値に基づきゲイン補正を行う。
また、制御手段101aは、ゲイン補正処理が行われたゲイン補正後の画像データに対して欠陥画素補正処理を行う。
具体的には、制御手段101aは、例えば、記憶手段101bに予め記憶されている欠陥画素情報のうち、圧縮画像データを送信してきた放射線画像撮影装置1に対応する欠陥画素情報を読み出して、当該欠陥画素情報に基づき欠陥画素補正を行う。
ここで、欠陥画素情報とは、センサパネル40上に二次元状に配列された複数の撮像素子41に対応する各画素のうちの欠陥画素に関する情報であり、具体的には、欠陥画素のセンサパネル40上での画素位置等を含む情報である。
そして、制御手段101aは、欠陥画素情報に含まれる欠陥画素の画素位置に基づいて、例えば、ゲイン補正後の画像データの中から、欠陥画素の画素位置における画像データと、当該欠陥画素に隣接する複数の隣接画素の画素位置における各画像データと、を特定して、当該特定された隣接画素の各画像データの平均値を算出し、当該特定された欠陥画素の画像データを、当該算出された平均値で置換する処理等の公知の欠陥画素補正処理を行う。
また、制御手段101aは、欠陥画素補正処理が行われた欠陥画素補正後の画像データに対して、所定の表示処理を行い、当該画像データに基づく画像を表示手段101dに表示させたり、或いは、所定の出力処理を行い、当該画像データを、通信手段101cを介してPACSサーバ122やイメージャ123などの外部装置に出力したりする。
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100における画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理について、図16のフローチャートを参照して説明するとともに、本実形態に係る放射線画像撮影システム100および放射線画像撮影装置1の作用について説明する。
まず、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、読み出し回路17によって撮像素子41からそれぞれ画像データを読み出し(ステップS1)、当該画像データに対して、オフセット補正処理を行う(ステップS2)。
次いで、制御手段22は、高信号側変換処理用のLUTを用いて、オフセット補正後の画像データに対して高信号側変換処理を行って(ステップS3)、前記所定の変換処理を行う。
そして、制御手段22は、前記所定の変換処理後の画像データに対して圧縮処理を行って、圧縮画像データを作成し(ステップS4)、当該圧縮画像データを、通信手段であるアンテナ装置39を介してコンソール101に送信する(ステップS5)。
ステップS5で送信された圧縮画像データをコンソール101(具体的には、通信手段101c)が受信すると、コンソール101の制御手段101aは、当該圧縮画像データに対して伸長処理を行う(ステップS6)。
次いで、制御手段101aは、低信号用対数変換処理用のLUTを用いて、伸長後の画像データに対して低信号側対数変換処理を行い(ステップS7)、そして、ステップS3で行われた高信号側変換処理が図11や図12に示したLUTを用いて行われたものである場合には、高信号側加算処理を行う(ステップS8)。
次いで、制御手段101aは、低信号側対数変換処理後の画像データ、或いは、低信号側対数変換処理および高信号側加算処理後の画像データに対して、ゲイン補正処理を行い(ステップS9)、ゲイン補正後の画像データに対して欠陥画素補正処理を行う(ステップS10)。
そして、制御手段101aは、欠陥画素補正後の画像データに対して所定の表示処理を行い(ステップS11)、当該画像データに基づく放射線画像を表示手段101dに表示させて(ステップS12)、本処理を終了する。
ここで、高信号側変換処理を行って前記所定の変換処理を行う際、図9や図10に示したLUTを用いる場合には、前記所定の変換処理後の信号値の存在範囲は0〜V[LSB]の範囲およびV〜V[LSB]の範囲に収まり、また、図11や図12に示したLUTを用いる場合には、前記所定の変換処理後の信号値の存在範囲は0〜V[LSB]の範囲に収まる。
そして、本実施形態では、このように範囲が限定された前記所定の変換処理後の信号値に対してハフマンコードがそれぞれ割り当てられて圧縮画像データが作成される。
前述した従来の場合(図19参照)のように、放射線画像撮影装置でオフセット補正後の画像データに対して対数変換処理等を行わずにそのまま圧縮処理を行って圧縮画像データを作成する場合には、ハフマン符号化を行う対象は、0〜16383[LSB]の画像データであったが、本実施形態のように圧縮処理前に高信号側変換処理を行うことによって、ハフマン符号化を行う対象が、0〜V[LSB]の範囲およびV〜V[LSB]の範囲の画像データ(図9や図10に示したLUTを用いる場合)、或いは、0〜V[LSB]の範囲の画像データ(図11や図12に示したLUTを用いる場合)に限られる。
そのため、従来の場合には、例えば図21に示したように出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が広いと特に、比較的長いハフマンコードが割り当てられるものが多くなって、圧縮率の向上を図ることが難しかった。
これに対し、本実施形態では、ハフマン符号化を行う対象が狭い範囲の画像データに限定されるため、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が限定され、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データが少なくなる。逆に言えば、比較的短いハフマンコードが割り当てられる画像データの割合が高くなる。そのため、圧縮率の向上を図ることが可能となるのである。
なお、以上のように、本実施形態では、高信号側の画像データに対しては対数変換処理等の処理を行ってから圧縮処理し、低信号側の画像データに対しては対数変換処理等の処理を行わずに圧縮処理するが、高信号側の画像データだけでなく低信号側の画像データについても対数変換処理を行うように構成すると、図17に示すように、対数変換処理後の信号値の存在範囲が0〜V[LSB]の範囲となる。
この0〜V[LSB]の範囲は、画像データに対して対数変換処理等を行わずにそのまま圧縮処理を行う従来の場合の存在範囲0〜16383[LSB]と比較すると、若干は狭まっているが、ほとんど変わっておらず、対数変換処理後の画像データの存在範囲が狭い範囲に収まらない。
そのため、図17に示した0〜V[LSB]の範囲の対数変換処理後の信号値にハフマンコードを割り当てても、従来の場合と同様に、0〜V[LSB]の存在範囲で出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が広くなり、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データが多くなるため、結局、圧縮率の向上を図ることが困難になる。
ところで、オフセット補正処理を行った画像データに対して何らかの処理を行って画像データの存在範囲を狭い範囲に限定することで、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データの数を少なくする手法としては、例えば、本実施形態のように前記所定の変換処理を行って当該所定の変換処理後の画像データの存在範囲を狭い範囲に限定する代わりに、例えば、オフセット補正後の画像データ全体を、単に例えば1/10倍する乗算処理を行う手法が考えられる。
この手法によれば、乗算処理後の画像データの存在範囲は元の1/10の範囲、すなわち0〜1638[LSB]の範囲に収まる。したがって、乗算処理後の画像データの分布では、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が限定され、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データが少なくなるため、圧縮率が向上し得る。
しかしながら、この手法では、結局、コンソール側で、画像データを復元するために、例えば伸長後の画像データに対して、前記乗算値(例えば1/10)の逆数を乗算する逆数乗算処理を行わなければならなくなる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム100における画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理は、図16と図19の各フローチャートを比較して分かるように、従来の放射線画像撮影システムにおいてコンソールで行われていた画像データに対する対数変換処理(図19のステップS106)の一部を放射線画像撮影装置1の制御手段22で画像データに対する圧縮処理の前に行うようにするだけで、上記のような優れた作用効果を発揮するものである。
しかしながら、上記のように、必須の画像処理である対数変換処理の代わりに、放射線画像撮影装置1で画像データを例えば1/10倍する乗算処理を行い、コンソールでそれを復元するための逆数乗算処理を行うのでは、乗算処理や逆数乗算処理などの新たな工程が追加されることになり、放射線画像撮影システム100における画像データに対する処理および放射線画像の表示に関する処理を実行する上での効率が著しく低下する。
ところで、本実施形態では、圧縮率の向上を図ることが可能となるが、さらに、患者Mの撮影部位や放射線の照射範囲、或いは照射線量を種々変化させた場合に、従来の手法による圧縮率よりも顕著に圧縮率が向上するという知見が得られた。その具体例を図18に示す。
図18に示す「従来(白抜きの縦棒)」は、オフセット補正後の各画像データに対して対数変換処理等を行わずにそのままハフマンコードのテーブルを用いて圧縮処理を行った際の圧縮率を示し、「本実施形態(ドットパターンで塗られた縦棒)」は、高信号側変換処理等の前記所定の変換処理を行った各画像データに対してハフマンコードのテーブルを用いて圧縮処理を行った際の圧縮率を示す。なお、各圧縮処理は、同一のハフマンコードのテーブルを用いて行った。
また、図18の横軸に記載の「胸部正面」は、撮影部位として胸部正面を撮影した場合を表し、「頭蓋骨正面」は、撮影部位として頭蓋骨正面を撮影した場合を表し、「頭蓋骨正面(絞り)」は、撮影部位として頭蓋骨正面を撮影した場合において、被写体を介さずに放射線画像撮影装置に直接照射される放射線の照射部分(いわゆる素抜け部)をなくす或いは少なくするために、放射線の照射範囲を絞って撮影した場合を示す。
また、図18の横軸に記載の「×1.0」は、照射線量を標準線量に設定して撮影した場合を表し、「×0.3」は、照射線量を標準線量の0.3倍に設定して撮影した場合を表し、「×3.0」は、照射線量を標準線量の3.0倍に設定して撮影した場合を表す。
図18における白抜きの縦棒が示すように、従来の手法では、撮影部位、照射範囲、照射線量によって画像データの圧縮率に比較的大きな差が生じることが分かる。例えば、「胸部正面」と「頭蓋骨正面」とを比較すると、撮影部位「頭蓋骨正面」の方が素抜け部が多く高信号側の画像データの出現頻度の割合がより高いが、その「頭蓋骨正面」の方が、圧縮率が低いことが分かる。
また、例えば、「頭蓋骨正面」と「頭蓋骨正面(絞り)」とを比較すると、照射範囲が広く素抜け部が多い「頭蓋骨正面」の方が高信号側の画像データの出現頻度の割合がより高いが、その「頭蓋骨正面」の方が、圧縮率が低いことが分かる。
また、相対線量「×0.3」と「×1.0」と「×3.0」とを比較すると、照射線量が高いものほど高信号側の画像データの出現頻度の割合が高くなるが、その照射線量が高いものほど、圧縮率が低いことが分かる。
撮影画像中の被写体が撮影されている領域では、放射線が被写体を透過する際に被写体により吸収されたり散乱されたりして透過する放射線の線量が低下し、比較的小さな信号値の画像データが得られるのに対し、放射線が被写体を介さずに放射線画像撮影装置1に直接照射されるいわゆる素抜け部では、大きな信号値の画像データが得られる。
このことを念頭において従来の手法におけるこれらの結果を総合して考察すると、放射線の照射線量が小さくなるほど、より小さい信号値の画像データが得られるようになり、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が、画像データの信号値がより小さい側にシフトして分布範囲が狭まる。そのため、それらに対してハフマン符号化を行うと、比較的短いハフマンコードが割り当てられる画像データの割合が高くなり、圧縮率が高くなる。
また、逆に、放射線の照射線量が大きくなるほど、被写体が撮影された部分の小さい信号値の画像データの他に、大きな信号値の画像データが得られるようになり、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が、画像データの信号値がより大きい側にも分散して広がる。そのため、それらに対してハフマン符号化を行うと、比較的短いハフマンコードが割り当てられる画像データの割合が減り、比較的長いハフマンコードが割り当てられる画像データの割合が高くなるため、圧縮率が低くなる。
また、これと同様に、素抜け部が少ない「胸部正面」や「頭蓋骨正面(絞り)」では、より小さい信号値の画像データが得られ、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が、画像データの信号値がより小さい側にシフトして分布範囲が狭まるため、圧縮率が高くなるが、素抜け部が多く撮影される「頭蓋骨正面」では、得られる画像データの信号値が大きい側にも分散して広がるため、圧縮率が低くなると考えられる。
一方、本実施形態においても、放射線の照射線量については、従来の場合と同様に、放射線の照射線量が小さくなるほど圧縮率が高くなり、放射線の照射線量が大きくなるほど圧縮率が低くなる傾向が見られる。
しかしながら、例えば「頭蓋骨正面」と「頭蓋骨正面(絞り)」とを比較して分かるように、本実施形態では、画像中に素抜け部が撮影されているか否かに関わらず、高い圧縮率が得られている。
また、全体的に、従来の場合に比べて画像データの圧縮率が高い。
これは、本実施形態では、放射線画像撮影装置1で高信号側変換処理を行うため、高信号側変換処理で、ハフマン符号化を行う対象が、0〜V[LSB]の範囲およびV〜V[LSB]の範囲の画像データ(図9や図10に示したLUTを用いる場合)、或いは、0〜V[LSB]の範囲の画像データ(図11や図12に示したLUTを用いる場合)に限定される。
そのため、画像中に素抜け部が撮影されているか否かに関わらず、すなわち画像データ中での大きな信号値の画像データの割合の大小に関わらず、高信号側変換処理によってハフマン符号化を行う対象が狭い範囲の画像データに限定され、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が限定されるため、圧縮率が高くなると考えられる。
また、本実施形態の手法では、図9〜図12を参照して分かるように、高信号側変換処理を施すことで、高信号側の画像データの分布範囲を狭めることによって、画像データ全体の分布範囲を狭めている。そのため、高信号側の画像データでは出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲が限定されるため、高信号側の画像データの出現頻度の割合が高くなる条件では特に、圧縮率が向上していると考えられる。
以上説明した本実施形態に係る放射線画像撮影システム100および放射線画像撮影装置1によれば、放射線画像撮影装置1は、所定の変換処理として、読み出し回路17によって読み出された画像データのうち、高信号側の画像データに対して対数変換処理を行うとともに、低信号側の画像データに対して対数変換処理等の処理を行わない処理を行い、その所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行うように構成されている。
これにより、圧縮処理される圧縮前の画像データの分布の範囲を狭め、出現頻度が比較的高い画像データの分布範囲をより限定することが可能となるため、画像データの圧縮率を的確に向上させることが可能となる。
また、圧縮率が向上するため、画像データをコンソール101等の外部装置に送信する際の送信時間が短くなり、送信にかかるストレスを軽減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、画像データに対する必須の画像処理である対数変換処理を、高信号側の画像データに対しては事前に放射線画像撮影装置1で行い、残りの低信号側の画像データに対してはコンソール101等の外部装置で行う。
そのため、従来の工程(図19参照)に、大幅な追加の処理を加える必要がなく、効率のよい処理が可能となる。このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100および放射線画像撮影装置1によれば、画像データの読み出しから当該画像データに基づく画像の表示等に至るまでの処理、すなわち放射線画像撮影装置1での画像データの読み出し処理からコンソール101等の外部装置での画像データの画像処理に至る処理を効率的に行うことが可能となる。
なお、オフセット補正後の画像データのうち、高信号側の画像データについては、図9や図11に示した高信号側変換処理用のLUTを用いた変換を行い、低信号側の画像データについては、LUTを用いた変換を行わずに低信号側の画像データそのままを前記所定の変換処理後の画像データとして扱うように構成すれば、放射線画像撮影装置1の制御手段22が低信号側の画像データについては処理を行わず、LUTを参照する動作を行わなくてよいため、放射線画像撮影装置1での画像データの読み出し処理からコンソール101等の外部装置での画像処理に至る処理を、より効率的に行うことが可能となる。
また、高信号側変換処理として、高信号側の画像データに対して対数変換処理を行った後、当該対数変換処理が行われた画像データの信号値から所定の減算値V2−1を減算する減算処理を行うように構成すれば、前記所定の変換処理後の画像データの信号値がとりうる数値の範囲が0〜V[LSB]に集約されるため、ハフマンコードの割り付けが行い易くなる。
また、本発明が、上記の実施形態や変形例に限定されず、適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、コンソール101側でゲイン補正処理(ステップS9)および欠陥画素補正処理(ステップS10)を行うようにしたが、放射線画像撮影装置1側で圧縮処理(ステップS4)を行う前に、すなわちオフセット補正処理(ステップS2)の後または高信号側変換処理(ステップS3)の後に行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、低信号側対数変換処理(ステップS7)の後に、高信号側加算処理(ステップS8)を行うようにしたが、これに限ることはなく、低信号側対数変換処理の前に、高信号側加算処理を行ってもよい。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置1でオフセット補正処理(ステップS2)を行うようにしたが、コンソール101で行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置1から送信された画像データに対し、コンソール101が伸長処理や低信号側対数変換処理などの画像処理を施して当該画像データに基づく画像を表示等する場合について説明したが、これに限ることはなく、コンソール101以外の他の外部装置が画像処理を施して画像を表示等しても良い。
1 放射線画像撮影装置
17 読み出し回路
22 制御手段(変換処理部、圧縮処理部)
39 アンテナ装置(通信手段)
40 センサパネル
41 撮像素子
100 放射線画像撮影システム
101 コンソール(外部装置)
101a 制御手段(伸長処理部、低信号側対数変換処理部、高信号側加算処理部)
γ 接線の傾き
所定の閾値
2−1 所定の減算値

Claims (8)

  1. 放射線画像撮影を行う放射線画像撮影装置と、前記放射線画像撮影装置により撮影された放射線画像の画像データに対して所定の画像処理を行うコンソールと、を備える放射線画像撮影システムにおいて、
    前記放射線画像撮影装置は、
    照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の撮像素子が二次元状に配列されたセンサパネルと、
    前記撮像素子からそれぞれ画像データを読み出す読み出し回路と、
    前記読み出された画像データに対して、所定の変換処理を行う変換処理部と、
    前記所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部と、
    前記圧縮画像データを前記コンソールに送信する通信手段と、
    を備え、
    前記コンソールは、
    前記放射線画像撮影装置から送信された圧縮画像データに対して伸長処理を行う伸長処理部を備え、
    前記変換処理部は、前記所定の変換処理として、前記読み出された画像データのうち、所定の閾値よりも大きな信号値を有する高信号側の画像データに対して対数変換処理を行い、前記所定の閾値以下の信号値を有する低信号側の画像データに対しては前記対数変換処理を行わない処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記所定の閾値は、前記読み出された画像データ全部に対して対数変換処理を行った際に、当該対数変換処理を行う前の対数変換前信号値をx軸、当該対数変換処理を行った後の対数変換後信号値をy軸として得られる曲線に対する接線の傾きが、所定の傾きとなる場合に対応する対数変換前信号値であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記所定の傾きは、1であることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記コンソールは、
    前記伸長処理が行われた画像データのうち、前記低信号側の画像データに対して、対数変換処理を行う低信号側対数変換処理部を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記変換処理部は、前記高信号側の画像データに対して前記対数変換処理を行った後、当該対数変換処理が行われた画像データの信号値から所定の減算値を減算する減算処理を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記所定の減算値は、前記所定の閾値を対数変換することにより得られる値から当該所定の閾値を引いた差であることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記コンソールは、
    前記伸長処理が行われた画像データのうち、前記高信号側の画像データに対して、当該画像データの信号値に前記所定の減算値を加算する加算処理を行う高信号側加算処理部を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の撮像素子が二次元状に配列されたセンサパネルと、
    前記撮像素子からそれぞれ画像データを読み出す読み出し回路と、
    前記読み出された画像データに対して所定の変換処理を行う変換処理部と、
    前記所定の変換処理が行われた画像データに対して圧縮処理を行い、圧縮画像データを作成する圧縮処理部と、
    前記圧縮画像データを外部装置に送信する通信手段と、
    を備え、
    前記変換処理部は、前記所定の変換処理として、前記読み出された画像データのうち、所定の閾値よりも大きな信号値を有する高信号側の画像データに対して対数変換処理を行い、前記所定の閾値以下の信号値を有する低信号側の画像データに対しては前記対数変換処理を行わない処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影装置。
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