JP2003310394A - オーバーレイ・マットレス - Google Patents
オーバーレイ・マットレスInfo
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- JP2003310394A JP2003310394A JP2002119876A JP2002119876A JP2003310394A JP 2003310394 A JP2003310394 A JP 2003310394A JP 2002119876 A JP2002119876 A JP 2002119876A JP 2002119876 A JP2002119876 A JP 2002119876A JP 2003310394 A JP2003310394 A JP 2003310394A
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- bed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 褥瘡(じょくそう:床ずれ)対策の評価基準
に適合するように構成した、オーバーレイ・マットレス
を提供する。 【解決手段】ベッド等のベーシックマットレス2上に載
置して使用するもので、所定の厚さの軟質性素材3を伸
縮性を有する防水性の表地4で包んで構成する。前記軟
質性素材3にはウレタンフォーム材を用いる。厚さとし
て、例えば30mm〜70mmに設定し、見掛け密度が
10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜
400Nのものを用いる。また、前記軟質性素材3にお
いて、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する
箇所に、反発性を調整するための機械的加工を施すこと
もできる。前記表地4は、軟質性素材3を上面と側面と
底面の一部を覆うか、上面と側面を覆うか、上面と側面
と底面とを全て覆ってもよい。
に適合するように構成した、オーバーレイ・マットレス
を提供する。 【解決手段】ベッド等のベーシックマットレス2上に載
置して使用するもので、所定の厚さの軟質性素材3を伸
縮性を有する防水性の表地4で包んで構成する。前記軟
質性素材3にはウレタンフォーム材を用いる。厚さとし
て、例えば30mm〜70mmに設定し、見掛け密度が
10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜
400Nのものを用いる。また、前記軟質性素材3にお
いて、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する
箇所に、反発性を調整するための機械的加工を施すこと
もできる。前記表地4は、軟質性素材3を上面と側面と
底面の一部を覆うか、上面と側面を覆うか、上面と側面
と底面とを全て覆ってもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、褥瘡(じょくそ
う:床ずれ)対策の評価基準に適合するように構成し
た、オーバーレイ・マットレスに関するものである。
う:床ずれ)対策の評価基準に適合するように構成し
た、オーバーレイ・マットレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、高齢化社会の進行に伴い、寝たき
り等の入院患者数の増加と共に、褥瘡発生の危険の高い
患者は増加している。褥瘡の発生予防、発症後早期から
の適切な処置を含めた対策については、従来から当然実
施されるべきものと考えられてきたところであるが、今
後ますます重要と考えられる。そこで、最近、各医療機
関に対する、褥瘡対策がなされているかを評価する評価
基準が制定された。かかる評価基準のうちの一つに、
「患者の状態に応じて、褥瘡対策に必要な体圧分散式マ
ットレス等を適切に選択し、使用する体制が整えられて
いること」がある。
り等の入院患者数の増加と共に、褥瘡発生の危険の高い
患者は増加している。褥瘡の発生予防、発症後早期から
の適切な処置を含めた対策については、従来から当然実
施されるべきものと考えられてきたところであるが、今
後ますます重要と考えられる。そこで、最近、各医療機
関に対する、褥瘡対策がなされているかを評価する評価
基準が制定された。かかる評価基準のうちの一つに、
「患者の状態に応じて、褥瘡対策に必要な体圧分散式マ
ットレス等を適切に選択し、使用する体制が整えられて
いること」がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
評価基準を満たす体圧分散式マットレスは、現状ではあ
まり見当たらず、ここに褥瘡対策を施したマットレスの
開発が求められている。本発明はこのような背景から提
案されたものであって、褥瘡対策の評価基準に適合する
構造として、床ずれ対策に寄与するようにした、オーバ
ーレイ・マットレスを提供することを目的とする。
評価基準を満たす体圧分散式マットレスは、現状ではあ
まり見当たらず、ここに褥瘡対策を施したマットレスの
開発が求められている。本発明はこのような背景から提
案されたものであって、褥瘡対策の評価基準に適合する
構造として、床ずれ対策に寄与するようにした、オーバ
ーレイ・マットレスを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では、請求項1において、ベッド等のボ
トムに対応した大きさで、前記ベッド等におけるベーシ
ックマットレスの素材に比較して低反発性の軟質性素材
を、防水性の表地で覆った構成とし、ベッド等のベーシ
ックマットレス上に載置して使用するようにしたオーバ
ーレイ・マットレスを開示する。また本発明では、請求
項2において、ベッド等のボトムに対応した大きさで、
前記ベッド等におけるベーシックマットレスの素材に比
較して低反発性の軟質性素材を、防水且つ伸縮性を有す
る表地で覆った構成とし、ベッド等のベーシックマット
レス上に載置して使用するようにしたオーバーレイ・マ
ットレスを開示する。また本発明では、請求項3におい
て、前記軟質性素材は厚さ30mm〜70mmの発泡性
素材で構成したオーバーレイ・マットレスを開示する。
また本発明では、請求項4において、前記軟質性素材は
見掛け密度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬
さが10N〜400Nの発泡性素材で構成したオーバー
レイ・マットレスを開示する。また本発明では、請求項
5において、前記軟質性素材はニット状素材で構成した
オーバーレイ・マットレスを開示する。また本発明で
は、請求項6において、前記発泡性素材に、反発性を調
整するための機械的加工を付与したオーバーレイ・マッ
トレスを開示する。さらに本発明では、請求項7におい
て、前記機械的加工を、前記発泡性素材のうちの人体の
肩部または腰部にあたる箇所に付与したオーバーレイ・
マットレスを開示する。
ために、本発明では、請求項1において、ベッド等のボ
トムに対応した大きさで、前記ベッド等におけるベーシ
ックマットレスの素材に比較して低反発性の軟質性素材
を、防水性の表地で覆った構成とし、ベッド等のベーシ
ックマットレス上に載置して使用するようにしたオーバ
ーレイ・マットレスを開示する。また本発明では、請求
項2において、ベッド等のボトムに対応した大きさで、
前記ベッド等におけるベーシックマットレスの素材に比
較して低反発性の軟質性素材を、防水且つ伸縮性を有す
る表地で覆った構成とし、ベッド等のベーシックマット
レス上に載置して使用するようにしたオーバーレイ・マ
ットレスを開示する。また本発明では、請求項3におい
て、前記軟質性素材は厚さ30mm〜70mmの発泡性
素材で構成したオーバーレイ・マットレスを開示する。
また本発明では、請求項4において、前記軟質性素材は
見掛け密度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬
さが10N〜400Nの発泡性素材で構成したオーバー
レイ・マットレスを開示する。また本発明では、請求項
5において、前記軟質性素材はニット状素材で構成した
オーバーレイ・マットレスを開示する。また本発明で
は、請求項6において、前記発泡性素材に、反発性を調
整するための機械的加工を付与したオーバーレイ・マッ
トレスを開示する。さらに本発明では、請求項7におい
て、前記機械的加工を、前記発泡性素材のうちの人体の
肩部または腰部にあたる箇所に付与したオーバーレイ・
マットレスを開示する。
【0005】請求項1によれば、使用者の背中や腰部に
かかる体圧を、好適に分散することができ、褥瘡の予防
をすることができる。なお、軟質性素材は、防水性の表
地で覆ったことで、軟質性素材内に外部からの水分、汚
れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与することがで
き、しかも清拭等、清掃も容易である。
かかる体圧を、好適に分散することができ、褥瘡の予防
をすることができる。なお、軟質性素材は、防水性の表
地で覆ったことで、軟質性素材内に外部からの水分、汚
れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与することがで
き、しかも清拭等、清掃も容易である。
【0006】請求項2によれば、軟質性素材を伸縮性を
兼ね備えた防水性の表地で弛みなく覆うことができ、軟
質性素材内に外部からの水分、汚れ等の侵入を遮断し
て、感染予防に寄与することができ、且つ清拭等、清掃
も容易である。
兼ね備えた防水性の表地で弛みなく覆うことができ、軟
質性素材内に外部からの水分、汚れ等の侵入を遮断し
て、感染予防に寄与することができ、且つ清拭等、清掃
も容易である。
【0007】請求項3によれば、厚さ30mm〜70m
mの軟質性素材を用いることにより、底付きするような
ことはなく、褥瘡予防の効果を損ねるようなことはな
い。
mの軟質性素材を用いることにより、底付きするような
ことはなく、褥瘡予防の効果を損ねるようなことはな
い。
【0008】請求項4によれば、軟質性素材に見掛け密
度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10
N〜400Nの発泡性素材を用いることにより、底付き
するようなことはなく、使用者が背中、腰部などに受け
る圧迫感などは抑制され、体圧分散性を発揮することが
でき、褥瘡予防の効果がもたらされる。
度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10
N〜400Nの発泡性素材を用いることにより、底付き
するようなことはなく、使用者が背中、腰部などに受け
る圧迫感などは抑制され、体圧分散性を発揮することが
でき、褥瘡予防の効果がもたらされる。
【0009】請求項5によれば、軟質性素材にニット状
素材を採用したことにより、効果的に体圧を分散させる
ことができる。
素材を採用したことにより、効果的に体圧を分散させる
ことができる。
【0010】請求項6によれば、軟質性素材に機械的加
工を付与したことにより、一層効果的に体圧の分散を図
ることができ、褥瘡予防に寄与することができる。
工を付与したことにより、一層効果的に体圧の分散を図
ることができ、褥瘡予防に寄与することができる。
【0011】請求項7によれば、軟質性素材において、
使用者の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨
周辺に対応する箇所に、反発性を調整するための機械的
加工を施したので、効果的に体圧を分散させることがで
きる。
使用者の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨
周辺に対応する箇所に、反発性を調整するための機械的
加工を施したので、効果的に体圧を分散させることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、本発明にかかるオーバーレ
イ・マットレスにつき、一つの実施の態様を示し、添付
の図面に基づいて説明する。図1、図2にオーバーレイ
・マットレス1を示す。このオーバーレイ・マットレス
1は、ベッド等のベーシックマットレス2上に載置して
使用するもので、所定の厚さの軟質性素材3を伸縮性を
有する防水性の表地4で包んで構成している。
イ・マットレスにつき、一つの実施の態様を示し、添付
の図面に基づいて説明する。図1、図2にオーバーレイ
・マットレス1を示す。このオーバーレイ・マットレス
1は、ベッド等のベーシックマットレス2上に載置して
使用するもので、所定の厚さの軟質性素材3を伸縮性を
有する防水性の表地4で包んで構成している。
【0013】前記ベーシックマットレス2は、周知の硬
綿系中芯材5を伸縮性、且つ防水性の表地4で包んで構
成したものである。すなわち前記硬綿系中芯材5は、例
えば弾力性を有する巻縮ステープルより構成したランダ
ムウェブ(図示省略)にニードル加工を施して、このラ
ンダムウェブを平板状に加工すると共に波板形状に形成
し、加熱処理をして成形保持すると共に、この熱処理し
たウェブを、伸縮性の布部材を介して、長手方向に縫製
加工を施したものである。前記巻縮ステープルは、例え
ば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維
やこれらの複合繊維によって構成することができる。
綿系中芯材5を伸縮性、且つ防水性の表地4で包んで構
成したものである。すなわち前記硬綿系中芯材5は、例
えば弾力性を有する巻縮ステープルより構成したランダ
ムウェブ(図示省略)にニードル加工を施して、このラ
ンダムウェブを平板状に加工すると共に波板形状に形成
し、加熱処理をして成形保持すると共に、この熱処理し
たウェブを、伸縮性の布部材を介して、長手方向に縫製
加工を施したものである。前記巻縮ステープルは、例え
ば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維
やこれらの複合繊維によって構成することができる。
【0014】また、前記軟質性素材3にはウレタンフォ
ーム材を用いることができる。この場合、厚さとして、
例えば30mm〜70mmに設定し、見掛け密度が10
kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜40
0Nのものを用いている。また発泡性素材としては、フ
ォームラバーも可能である。なお、上述の見掛け密度が
10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜
400Nのウレタンフォーム材は、実際、使用者が使用
した際に、底付きしないことは勿論、使用者が背中、腰
部などに受ける圧迫感が抑制され、褥瘡を発症する体圧
以下に抑えることができる。
ーム材を用いることができる。この場合、厚さとして、
例えば30mm〜70mmに設定し、見掛け密度が10
kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜40
0Nのものを用いている。また発泡性素材としては、フ
ォームラバーも可能である。なお、上述の見掛け密度が
10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜
400Nのウレタンフォーム材は、実際、使用者が使用
した際に、底付きしないことは勿論、使用者が背中、腰
部などに受ける圧迫感が抑制され、褥瘡を発症する体圧
以下に抑えることができる。
【0015】なお、前記軟質性素材3において、例えば
使用者の身体のうち、他の箇所に比較して体圧がかかる
肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する箇所に、反発性を調
整するための機械的加工を施すようにしてもよい(図3
参照)。かかる機械的加工としては、例えば凹凸加工
(プロファイル加工)、プレス打ち抜き、くり抜き、熱
プレス加工等を挙げることができ、かかる加工を施すこ
とで、その箇所の反発性を緩和し、人体の肩甲骨周辺
や、仙骨周辺からの体圧を受け止め、好適に体圧を分散
するようにしている。
使用者の身体のうち、他の箇所に比較して体圧がかかる
肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する箇所に、反発性を調
整するための機械的加工を施すようにしてもよい(図3
参照)。かかる機械的加工としては、例えば凹凸加工
(プロファイル加工)、プレス打ち抜き、くり抜き、熱
プレス加工等を挙げることができ、かかる加工を施すこ
とで、その箇所の反発性を緩和し、人体の肩甲骨周辺
や、仙骨周辺からの体圧を受け止め、好適に体圧を分散
するようにしている。
【0016】前記表地4は、伸縮性を兼ね備えた周知の
防水性シート材を用いている。この場合、表地4は図2
に示すように、軟質性素材3を上面と側面と底面の一部
を覆っているが、上面と側面を覆うだけでもよい。勿
論、上面と側面と底面とを全て覆うようにすることもで
きる。そして、かかるオーバーレイ・マットレス1をベ
ーシックマットレス2上に載置する際、適宜な着脱可能
な取付手段(図示省略、例:面ファスナー等の係着手
段)によってオーバーレイ・マットレス1を脱落しない
ようにすることができる。
防水性シート材を用いている。この場合、表地4は図2
に示すように、軟質性素材3を上面と側面と底面の一部
を覆っているが、上面と側面を覆うだけでもよい。勿
論、上面と側面と底面とを全て覆うようにすることもで
きる。そして、かかるオーバーレイ・マットレス1をベ
ーシックマットレス2上に載置する際、適宜な着脱可能
な取付手段(図示省略、例:面ファスナー等の係着手
段)によってオーバーレイ・マットレス1を脱落しない
ようにすることができる。
【0017】以上のようなオーバーレイ・マットレス1
によれば、オーバーレイ・マットレス1は、ベーシック
マットレス2上に載置して使用する。この場合、オーバ
ーレイ・マットレス1は、厚さ30mm〜70mmの、
見掛け密度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬
さが10N〜400Nの低反発性の軟質性素材3を詰め
物として用いているので、体圧のかかる肩甲骨周辺、仙
骨周辺においても底付きすることはなく、使用者の背中
にかかる体圧を、好適に分散することができ、褥瘡の予
防をすることができる。そして、前記軟質性素材3は、
伸縮性を兼ね備えた防水性シート材である表地4で弛み
なく覆うことができ、軟質性素材3内に外部からの水
分、汚れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与すること
ができ、且つ清拭等、清掃も容易である。
によれば、オーバーレイ・マットレス1は、ベーシック
マットレス2上に載置して使用する。この場合、オーバ
ーレイ・マットレス1は、厚さ30mm〜70mmの、
見掛け密度が10kg/m3〜100kg/m3、圧縮硬
さが10N〜400Nの低反発性の軟質性素材3を詰め
物として用いているので、体圧のかかる肩甲骨周辺、仙
骨周辺においても底付きすることはなく、使用者の背中
にかかる体圧を、好適に分散することができ、褥瘡の予
防をすることができる。そして、前記軟質性素材3は、
伸縮性を兼ね備えた防水性シート材である表地4で弛み
なく覆うことができ、軟質性素材3内に外部からの水
分、汚れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与すること
ができ、且つ清拭等、清掃も容易である。
【0018】また、前記軟質性素材3において、使用者
の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に
対応する箇所に、反発性を調整するためのプロファイル
加工、プレス打ち抜き、くり抜き、熱プレス加工等の機
械的加工を施したものにあっては、その箇所の反発性を
緩和し、人体の肩甲骨周辺や、仙骨周辺からの体圧を受
け止め、体圧を好適に分散することができる(図3参
照)。
の身体のうち、体圧がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に
対応する箇所に、反発性を調整するためのプロファイル
加工、プレス打ち抜き、くり抜き、熱プレス加工等の機
械的加工を施したものにあっては、その箇所の反発性を
緩和し、人体の肩甲骨周辺や、仙骨周辺からの体圧を受
け止め、体圧を好適に分散することができる(図3参
照)。
【0019】本発明にかかるオーバーレイ・マットレス
1には、詰め物として、適宜なニット状素材(図示省
略)を用いることもできる。この場合、ニット状素材
は、繊維を立体的に織り込んで中間に空間を持たせ、圧
縮力に対して適度な反発性を持たせるようにしている。
1には、詰め物として、適宜なニット状素材(図示省
略)を用いることもできる。この場合、ニット状素材
は、繊維を立体的に織り込んで中間に空間を持たせ、圧
縮力に対して適度な反発性を持たせるようにしている。
【0020】このようなオーバーレイ・マットレス1に
よっても、反発性の大きさから底付きのないような厚さ
を設定すれば、体圧を分散させることができ、褥瘡予防
としての効果をもたらすことができる。
よっても、反発性の大きさから底付きのないような厚さ
を設定すれば、体圧を分散させることができ、褥瘡予防
としての効果をもたらすことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、
(1)使用者の背中や腰部にかかる体圧を、好適に分散
することができ、褥瘡の予防をすることができる。な
お、軟質性素材は、防水性の表地で覆ったことで、軟質
性素材内に外部からの水分、汚れ等の侵入を遮断して、
感染予防に寄与することができ、しかも清拭等、清掃も
容易である。 (2)軟質性素材を伸縮性を兼ね備えた防水性の表地で
弛みなく覆うことができ、軟質性素材内に外部からの水
分、汚れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与すること
ができ、且つ清拭等、清掃も容易である。 (3)厚さ30mm〜70mmの軟質性素材を用いるこ
とにより、使用にあたり底付きするようなことはなく、
褥瘡予防の効果を損ねるようなことはない。 (4)軟質性素材に見掛け密度が10kg/m3〜10
0kg/m3、圧縮硬さが10N〜400Nの発泡性素
材を用いることにより、底付きするようなことはなく、
使用者が背中、腰部などに受ける圧迫感などは抑制さ
れ、体圧分散性を発揮することができ、褥瘡予防の効果
がもたらされる。 (5)軟質性素材にニット状素材を採用したことによ
り、効果的に体圧を分散させることができる。 (6)軟質性素材に機械的加工を付与したことにより、
一層効果的に体圧の分散を図ることができ、褥瘡予防に
寄与することができる。 (7)軟質性素材において、使用者の身体のうち、体圧
がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する箇所に、反
発性を調整するための機械加工を施したので、効果的に
体圧を分散させることができる。
することができ、褥瘡の予防をすることができる。な
お、軟質性素材は、防水性の表地で覆ったことで、軟質
性素材内に外部からの水分、汚れ等の侵入を遮断して、
感染予防に寄与することができ、しかも清拭等、清掃も
容易である。 (2)軟質性素材を伸縮性を兼ね備えた防水性の表地で
弛みなく覆うことができ、軟質性素材内に外部からの水
分、汚れ等の侵入を遮断して、感染予防に寄与すること
ができ、且つ清拭等、清掃も容易である。 (3)厚さ30mm〜70mmの軟質性素材を用いるこ
とにより、使用にあたり底付きするようなことはなく、
褥瘡予防の効果を損ねるようなことはない。 (4)軟質性素材に見掛け密度が10kg/m3〜10
0kg/m3、圧縮硬さが10N〜400Nの発泡性素
材を用いることにより、底付きするようなことはなく、
使用者が背中、腰部などに受ける圧迫感などは抑制さ
れ、体圧分散性を発揮することができ、褥瘡予防の効果
がもたらされる。 (5)軟質性素材にニット状素材を採用したことによ
り、効果的に体圧を分散させることができる。 (6)軟質性素材に機械的加工を付与したことにより、
一層効果的に体圧の分散を図ることができ、褥瘡予防に
寄与することができる。 (7)軟質性素材において、使用者の身体のうち、体圧
がかかる肩甲骨周辺や、仙骨周辺に対応する箇所に、反
発性を調整するための機械加工を施したので、効果的に
体圧を分散させることができる。
【0022】
【図1】本発明にかかるオーバーレイ・マットレスの一
例を示す、外観斜視図である。
例を示す、外観斜視図である。
【図2】図1に示すオーバーレイ・マットレスの断面説
明図である。
明図である。
【図3】本発明にかかるオーバーレイ・マットレスの別
例を示す、側面説明図である。
例を示す、側面説明図である。
1 オーバーレイ・マット
レス 2 ベーシックマットレス 3 軟質性素材 4 表地 5 硬綿系中芯材
レス 2 ベーシックマットレス 3 軟質性素材 4 表地 5 硬綿系中芯材
Claims (7)
- 【請求項1】 ベッド等のボトムに対応した大きさ
で、前記ベッド等におけるベーシックマットレスの素材
に比較して低反発性の軟質性素材を、防水性の表地で覆
った構成とし、ベッド等のベーシックマットレス上に載
置して使用するようにしたことを特徴とするオーバーレ
イ・マットレス。 - 【請求項2】 ベッド等のボトムに対応した大きさ
で、前記ベッド等におけるベーシックマットレスの素材
に比較して低反発性の軟質性素材を、防水且つ伸縮性を
有する表地で覆った構成とし、ベッド等のベーシックマ
ットレス上に載置して使用するようにしたことを特徴と
するオーバーレイ・マットレス。 - 【請求項3】 前記軟質性素材は厚さ30mm〜70
mmの発泡性素材で構成したことを特徴とする請求項1
または2記載のオーバーレイ・マットレス。 - 【請求項4】 前記軟質性素材は見掛け密度が10k
g/m3〜100kg/m3、圧縮硬さが10N〜400
Nの発泡性素材で構成したことを特徴とする請求項1な
いし3記載のオーバーレイ・マットレス。 - 【請求項5】 前記軟質性素材はニット状素材で構成
したことを特徴とする請求項1または2記載のオーバー
レイ・マットレス。 - 【請求項6】 前記発泡性素材に、反発性を調整する
ための機械的加工を付与したことを特徴とする請求項3
または4記載のオーバーレイ・マットレス。 - 【請求項7】 前記機械的加工を、前記発泡性素材の
うちの人体の肩部または腰部にあたる箇所に付与したこ
とを特徴とする請求項6記載のオーバーレイ・マットレ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119876A JP2003310394A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | オーバーレイ・マットレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119876A JP2003310394A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | オーバーレイ・マットレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003310394A true JP2003310394A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29536292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002119876A Pending JP2003310394A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | オーバーレイ・マットレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003310394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097223A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-04-13 | Jatecx:Kk | 立体網状構造体及び立体網状構造体の製造方法 |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119876A patent/JP2003310394A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097223A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-04-13 | Jatecx:Kk | 立体網状構造体及び立体網状構造体の製造方法 |
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