JP2003310054A - 植物育成システム及び植物育成方法、並びにその方法を動作させるコンピュータのプログラム、並びにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

植物育成システム及び植物育成方法、並びにその方法を動作させるコンピュータのプログラム、並びにそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003310054A
JP2003310054A JP2002126807A JP2002126807A JP2003310054A JP 2003310054 A JP2003310054 A JP 2003310054A JP 2002126807 A JP2002126807 A JP 2002126807A JP 2002126807 A JP2002126807 A JP 2002126807A JP 2003310054 A JP2003310054 A JP 2003310054A
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plant
plant growing
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JP2002126807A
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Kenji Koshiga
健二 越賀
Kenji Takenaka
賢治 竹中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 育成者が植物の知識や植物を育てる知識を詳
しく知っているかどうかに関係なく、植物を失敗なく育
成する装置およびシステムおよび方法を実現する。 【解決手段】 外部との通信手段16を備え、環境検出
手段13から入力された情報を情報処理手段18に送信
し、情報の記憶手段21や登録手段22の情報をもとに
情報処理手段18は育成制御手段15に指示を送信し、
適切な量の水、あるいは光、あるいは温度、あるいは湿
度、あるいは肥料を与えたり、与える量をコントロール
するので、従来、個人が育てるのが難しい種類の植物も
手軽に育てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物育成装置にお
いて、育成者が植物の知識や植物を育てる知識を詳しく
知っているかどうかに関係なく、植物を失敗なく育成す
る装置およびシステムおよび方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、植物を育てようとすると、育成者
は、植物に関する知識を、書籍などから得られる情報を
用い、植物を育てる容器、土、肥料を用意し、植物の種
をまき、あるいは苗や若木を季節に応じて買い求めて植
え、手作業にて世話を行い育てるのが通常であった。図
4に従来の植物育成のシステムを示すが、1は植物、2
は植物育成用の容器から構成されている。そして、育成
者は、植物に関する知識を書籍や他の人から聞いたりす
ることで得、育てる植物を決定し、植物の店に出向いて
購入する。その際、店の店員さんに希望の植物1の育て
方や関連する知識を教えてもらい購入して、その後は手
作業にて育てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法では、植物を育てようとすると、植物に関する
書籍を書店で購入して読み、得た知識の中でお店に出か
け目当ての植物を注文し、育て方は書籍で蓄えた知識
と、お店の店員に言われた注意を忘れずに実行したり、
知人から育て方の知識を教えてもらえる程度で、育てる
植物の知識は限られていた。しかも、実際に育成しよう
とすると、気温や日照条件、雨、風などの場所等の違い
による植物の育ち具合の差があり、その時々の対応が分
からず植物を枯らしてしまうことがあった。また上記の
問題を起こす心配のない種類の植物に限定して育てるし
かなかった等の課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、植物を育てる植物育成用の容器と、前記容器
内の温度あるいは湿度あるいは酸素の濃度あるいは炭酸
ガスの濃度あるいは臭気成分の濃度あるいは画像のうち
少なくともひとつ以上の状態を検出する環境検出手段
と、前記容器内に供給する水の量あるいは光の量あるい
は温度を調節する熱の量あるいは湿度を調節する水分の
量あるいは肥料の量をコントロールする手段のうち少な
くともひとつ以上を有する環境操作手段と、前記環境検
出手段の検出情報を入力するとともに前記環境操作手段
の動作を制御する育成制御手段と、外部の情報を処理す
る情報処理手段と情報の通信をする通信手段とを備え、
前記育成制御手段は、前記通信手段から得られる情報に
応じて前記環境操作手段の動作を制御する植物育成装置
と情報の通信が可能なシステムであって、情報を通信す
るネットワークに情報接続され前記ネットワークを介し
情報を受信し、かつ、前記ネットワークに情報を送信す
る通信手段と、通信手段で受信した情報を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段の情報と前記通信手段から受信し
た情報をもとにあらかじめプログラムされた処理方法を
用いて情報処理演算を行いこの情報処理結果を前記通信
手段を介し前記ネットワークに送信する情報処理手段と
を備え、前記情報処理手段は、前記ネットワークに情報
接続される外部の植物育成装置から送られる情報を前記
通信手段を介して受信し、前記植物育成手段の環境操作
手段の動作制御を情報処理演算し、この演算結果を前記
植物育成装置に前記通信手段を介し送信する植物育成シ
ステムとするものである。これによって、利用者の植物
に対する知識レベル、育成場所の条件に関係なく、育成
者が、簡単に植物を育成することを補助し実現するもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、情報を
通信するネットワークに情報接続され前記ネットワーク
を介し情報を受信し、かつ、前記ネットワークに情報を
送信する通信手段と、通信手段で受信した情報を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段の情報と前記通信手段から
受信した情報をもとにあらかじめプログラムされた処理
方法を用いて情報処理演算を行いこの情報処理結果を前
記通信手段を介し前記ネットワークに送信する情報処理
手段とを備え、前記情報処理手段は、前記ネットワーク
に情報接続される外部の植物育成装置から送られる情報
を前記通信手段を介して受信し、前記植物育成手段の環
境操作手段の動作制御を情報処理演算し、この演算結果
を前記植物育成装置に前記通信手段を介し送信する植物
育成システムとするもので、これにより、植物育成装置
から送られてきた膨大な情報をもとにあらかじめプログ
ラムされた処理方法を用いて、個別の植物の育成容器に
応じた環境のコントロールが可能となり、従来個人が育
てるのが難しい種類の植物も手軽に育てることができる
ものである。
【0006】請求項2に記載の発明は上記に加え、情報
処理手段は、植物育成装置を利用する利用者の設定する
利用者の情報を登録する登録手段を備え、前記登録手段
の登録情報をもとに環境操作手段の動作を制御する設定
値を演算する植物育成システムとするもので、これによ
り、利用者からの情報を加えて外部の情報処理をする手
段が複雑な演算処理を行い利用者の環境操作をすること
ができるため、簡単な構成で、より細かな植物の育成を
することができ、個人が育てるのが難しい種類の植物も
手軽に育てることができる。
【0007】請求項3に記載の発明は上記に加え、情報
処理手段は、登録情報をもとに生成する情報を通信手段
を介し利用者に提供する植物育成システムとするもの
で、これにより、利用者へ植物に関する知識や植物の育
て方の情報をタイムリーに提供するようになり、利用者
も単に植物を育てるだけでなく成長の過程でのその植物
に関する詳細な育生知識や育て方の指示を提供すること
ができ、利用者も自分の知識や経験を登録することが出
来る。また、通信回線を介し、他の利用者と情報交換
し、共同で植物を育てる経験を積むことができ、従来、
個人が育てるのが難しい種類の植物も手軽に育てること
ができるだけでなく、利用者自体も知識を実体験に基づ
き学習できる。
【0008】請求項4に記載の発明は上記に加え、デー
タを蓄積し前記蓄積されたデータの検索あるいはデータ
の紹介あるいはデータの利用が情報処理手段から可能な
データベースであって、情報処理手段は、利用者の植物
の利用目的あるいは植物に関する知識あるいは嗜好の情
報を登録し、前記登録情報に応じて、利用者に適した植
物を前記データベースより選択し、選択した情報あるい
は選択した植物の情報を送信する植物育成システムとす
るもので、これにより、登録情報に応じて、利用者に適
した植物を選択し、選択した情報あるいは選択した植物
の情報を外部の情報蓄積手段に送信することにより、外
部の情報蓄積手段から利用者に適した植物の情報の提供
することが可能となり、利用者は植物の知識がなくて
も、植物の知識があいまいでも、観賞用、果実収穫用、
香りを楽しみたい等の利用目的に応じた植物の情報を登
録することで、利用者が全く知らないが利用者に適した
植物の情報を手に入れ、その植物の育て方の情報を手に
入れることができる。
【0009】請求項5に記載の発明は上記に加え、植物
育成装置からの注文データを受信し、植物を配送するた
めの指示情報を生成する植物育成システムとするもの
で、これにより、人を仲介することなく、即座に配送業
者が正確な情報を得ることが出来る。利用者は注文した
植物を短時間で受け取ることも可能となり、好みの植物
を購入するために出かける手間も省け、植物を依頼する
時間の制約もなく、簡単な作業で入手することができ
る。
【0010】請求項6に記載の発明は上記に加え、植物
育成装置からの注文データを受信し、植物料金の課金情
報を生成する植物育成システムとするもので、これによ
り、自動的に配送業者からの正確な課金情報を得ること
が可能となり、利用者に間違いのない請求が出来る。そ
して、人手も要らないので、配送コストを下げることが
できる。
【0011】請求項7に記載の発明は上記に加え、育成
情報を携帯端末に送信する植物育成システムとするもの
で、これにより、遠隔制御情報をもとに、演算結果を植
物育成装置に送信することが可能となり、携帯端末か
ら、植物の育成容器内に供給する水の量あるいは光の量
あるいは温度を調節する熱の量あるいは湿度を調節する
水分の量あるいは肥料の量をコントロールする植物育成
装置を制御することが可能となり、利用者が遠隔制御情
報に基づき、独自の判断で自由に変更を加えることがで
きる。
【0012】請求項8に記載の発明は上記に加え、携帯
端末から、植物育成装置の遠隔制御情報を受信し、遠隔
制御情報をもとに、演算結果を植物育成装置に送信する
植物育成システムとするもので、これにより、遠隔制御
情報をもとに、演算結果を植物育成装置に送信すること
が可能となり、携帯端末から、植物の育成容器内に供給
する水の量あるいは光の量あるいは温度を調節する熱の
量あるいは湿度を調節する水分の量あるいは肥料の量を
コントロールする植物育成装置を制御することが可能と
なり、利用者が遠隔制御情報に基づき、独自の判断で自
由に変更を加えることができる。
【0013】請求項9に記載の発明は、情報を通信する
ネットワークに情報接続され前記ネットワークを介し情
報を受信し、かつ、前記ネットワークに情報を送信し、
前記受信した情報を記憶手段に記憶し、前記記憶手段の
情報と前記通信手段から受信した情報をもとにあらかじ
めプログラムされた処理方法を用いて情報処理手段によ
り情報処理演算を行い、この情報処理演算の結果を前記
通信手段を介し前記ネットワークに送信するステップと
を備え、前記情報処理演算は、前記ネットワークに情報
接続される外部の植物育成装置から送られる情報を前記
通信手段を介して受信し、前記植物育成手段の環境操作
手段の動作制御を情報処理演算し、この演算結果を前記
植物育成装置に前記通信手段を介し送信するステップを
備えた植物育成方法とするもので、これにより、植物育
成装置から送られてきた膨大な情報をもとにあらかじめ
プログラムされた処理方法を用いて、個別の植物の育成
容器に応じた環境のコントロールが可能となり、従来個
人が育てるのが難しい種類の植物も手軽に育てることが
できるものである。
【0014】請求項10に記載の発明は上記に加え、植
物育成装置を利用する利用者の設定する利用者の情報を
登録するステップを備え、前記登録手段の登録情報をも
とに環境操作手段の動作を制御する設定値を演算するス
テップを備えた植物育成方法とするもので、これによ
り、利用者からの情報を加えて外部の情報処理をする手
段が複雑な演算処理を行い利用者の環境操作をすること
ができるため、簡単な構成で、より細かな植物の育成を
することができ、個人が育てるのが難しい種類の植物も
手軽に育てることができる。
【0015】請求項11に記載の発明は上記に加え、登
録情報をもとに生成する情報を通信手段を介し利用者に
提供するステップを備えた植物育成方法とするもので、
これにより、利用者へ植物に関する知識や植物の育て方
の情報をタイムリーに提供するようになり、利用者も単
に植物を育てるだけでなく成長の過程でのその植物に関
する詳細な育生知識や育て方の指示を提供することがで
き、利用者も自分の知識や経験を登録することが出来
る。また、通信回線を介し、他の利用者と情報交換し、
共同で植物を育てる経験を積むことができ、従来、個人
が育てるのが難しい種類の植物も手軽に育てることがで
きるだけでなく、利用者自体も知識を実体験に基づき学
習できる。
【0016】請求項12に記載の発明は上記に加え、デ
ータを蓄積し前記蓄積されたデータの検索あるいはデー
タの紹介あるいはデータの利用が情報処理手段から可能
なデータベースであって、利用者の植物の利用目的ある
いは植物に関する知識あるいは嗜好の情報を登録し、前
記登録情報に応じて、利用者に適した植物を前記データ
ベースより選択し、選択した情報あるいは選択した植物
の情報を送信するステップを備えた植物育成方法とする
もので、これにより、登録情報に応じて、利用者に適し
た植物を選択し、選択した情報あるいは選択した植物の
情報を外部の情報蓄積手段に送信することにより、外部
の情報蓄積手段から利用者に適した植物の情報の提供す
ることが可能となり、利用者は植物の知識がなくても、
植物の知識があいまいでも、観賞用、果実収穫用、香り
を楽しみたい等の利用目的に応じた植物の情報を登録す
ることで、利用者が全く知らないが利用者に適した植物
の情報を手に入れ、その植物の育て方の情報を手に入れ
ることができる。
【0017】請求項13に記載の発明は上記に加え、植
物育成装置からの注文データを受信し、植物を配送する
ための指示情報を生成するステップを備えた植物育成方
法とするもので、これにより、人を仲介することなく、
即座に配送業者が正確な情報を得ることが出来る。利用
者は注文した植物を短時間で受け取ることも可能とな
り、好みの植物を購入するために出かける手間も省け、
植物を依頼する時間の制約もなく、簡単な作業で入手す
ることができる。
【0018】請求項14に記載の発明は上記に加え、植
物育成装置からの注文データを受信し、植物料金の課金
情報を生成するステップを備えた植物育成方法とするも
ので、これにより、自動的に配送業者からの正確な課金
情報を得ることが可能となり、利用者に間違いのない請
求が出来る。そして、人手も要らないので、配送コスト
を下げることができる。
【0019】請求項15に記載の発明は上記に加え、通
信手段を介し携帯端末に情報を送信するステップを備え
た植物育成システムとするもので、これにより、遠隔制
御情報をもとに、演算結果を植物育成装置に送信するこ
とが可能となり、携帯端末から、植物の育成容器内に供
給する水の量あるいは光の量あるいは温度を調節する熱
の量あるいは湿度を調節する水分の量あるいは肥料の量
をコントロールする植物育成装置を制御することが可能
となり、利用者が遠隔制御情報に基づき、独自の判断で
自由に変更を加えることができる。
【0020】請求項16に記載の発明は上記に加え、通
信手段を介し外部の携帯端末から植物育成装置の遠隔制
御情報を受信し、遠隔制御情報をもとに情報処理演算を
行い、この演算結果を通信手段を介し植物育成装置に送
信するステップを備えた植物育成システムとするもの
で、これにより、遠隔制御情報をもとに、演算結果を植
物育成装置に送信することが可能となり、携帯端末か
ら、植物の育成容器内に供給する水の量あるいは光の量
あるいは温度を調節する熱の量あるいは湿度を調節する
水分の量あるいは肥料の量をコントロールする植物育成
装置を制御することが可能となり、利用者が遠隔制御情
報に基づき、独自の判断で自由に変更を加えることがで
きる。
【0021】請求項17に記載の発明は上記に記載した
方法を請求項1から8に記載した植物植物育成システム
に請求項9から16の植物育成方法を動作させるコンピ
ュータのプログラムとするもので、これにより上記に加
え、上記方法をコンピュータなどを用いて容易に実現で
きるようにするものである。
【0022】請求項18に記載の発明は上記に記載した
プログラムを読みとり可能なプログラムとして記憶した
植物育成記録媒体とするもので、これにより、上記に加
え、コンピュータなどを用いて容易に実現でき、かつ、
プログラムの設定やインストールが容易に実行できるる
ようにするものである。
【0023】請求項19に記載の発明は上記に記載した
植物育成システムを用いて、利用者が植物の管理あるい
は世話が出来ない時に代わりに植物を管理するサービス
を提供する植物の育成方法とするもので、これにより、
利用者が、植物の管理あるいは世話が出来ない時に代わ
りに植物を管理するサービスを提供を受けることがで
き、不在の時にもきめこまかく植物の育成することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における植物育成システムおよび植物育成装置の全体構
成を示すものである。図1を参照しながら説明する。図
1において、11は植物、12は植物11を育てる植物
育成用の容器、13は容器12内の温度と湿度と酸素の
濃度と炭酸ガスの濃度と臭気成分の濃度および容器内の
画像を定期的に検出する環境検出手段、14は容器内に
水を噴射して供給し温風と冷風を吹き出し温度と湿度を
調節し肥料を噴出して土壌の状態をコントロールする環
境操作手段、15は環境検出手段13の検出情報を入力
するとともに前記環境操作手段14の動作を制御する育
成制御手段、16は外部の通信回線となるネットワーク
17を介し情報の通信をする通信手段であり他の同様に
ネットワーク17に情報接続され情報を処理する情報処
理手段18と情報の通信をする。また、育成制御手段1
5は、通信手段16から得られる情報に応じて環境操作
手段14の動作を制御する。また、育成制御手段15
は、通信手段16から得られる情報と環境検出手段13
の検出情報に応じて環境操作手段14の動作を制御する
ものである。そして、容器12およびこれら13〜16
の手段は植物育成装置19を構成する主要な要素となっ
ている。
【0026】18は植物育成装置19から送られる情報
を通信手段20で受信し記憶手段21に蓄積するととも
に蓄積した情報をもとにあらかじめプログラムされた処
理方法を用いて、環境操作手段14の動作を制御する設
定値を演算する情報処理手段18、そして、この演算結
果を植物の育成情報として植物育成装置14に送信する
ものである。また、情報処理手段18は、植物育成装置
19を利用する利用者の設定する利用者情報を登録する
登録手段22を備え、この登録情報をもとに環境操作手
段14の動作を制御する設定値を演算を行い、また、登
録情報をもとに生成する情報をネットワーク17を介し
送信して、利用者に提供する。また、情報処理手段18
は、利用者の植物の利用目的あるいは植物に関する知識
あるいは嗜好の情報を登録手段22に登録し、この登録
情報に応じて、植物の情報を収容したデータベース23
に情報照会し利用者に適した植物を選択し、選択した情
報あるいは選択した植物の情報を送信する。これら18
と20〜22の手段は植物育成システム24を構成する
主要な要素となっている。
【0027】25はキーボードやマウスなどのデータを
入力する入力手段、26はCRTやテレビ画面などの表
示手段で、植物育成システム24からの植物情報を表示
すると共に、植物を選択する信号を入力し、選択信号を
植物購入の注文データとして送信する。
【0028】27はプリンターなどの出力手段で、情報
処理手段18は、植物育成装置19からの注文データを
受信し、植物を配送するための指示情報を生成し、出力
手段27に出力する、また、この情報は、通信手段20
を介しネットワーク17を介し、外部の植物を配送する
営業所に電子メールとして送信し、植物育成装置19か
らの注文データをもとに、植物料金の課金情報を生成
し、出力手段27に出力する、また、この情報は、通信
手段20を介しネットワーク17を介し植物育成装置1
9に送信する。
【0029】28はネットワーク17に情報接続された
電話局で携帯端末(携帯電話)29と通信接続してい
る。情報処理手段18は、通信手段20を介しネットワ
ーク17を介し、電話局28を経由し携帯端末29に電
子メールとして育成状況や環境検出手段13の検出デー
タ送信する。また、情報処理手段18は、携帯端末29
からの遠隔制御情報を受信し、遠隔制御情報をもとに環
境操作手段14を制御する処理の演算を行い演算結果を
植物育成装置19に送信する。
【0030】以上のように構成された植物育成システム
24および植物育成装置19は、ハーブのような植物や
果実を収穫する植物、観葉植物を育てる場合、植物の情
報を温度、湿度、酸素量、炭酸量、臭気、画像、さらに
Noxガスなどを環境検出手段13を使って収集し、情
報を通信する通信手段16を使って植物育成システム2
4の情報処理手段18に送り、情報処理手段18は、蓄
積したデータをもとに最適の条件を計算し、通信手段2
0を通じて指示情報を送信する。この指示情報を受信し
た育成制御手段15は水の量、光の量、温度を調節する
熱の量、湿度を調節する水分の量、肥料の量をコントロ
ールするなどの環境操作手段14を使い植物を育てる。
これによって、ハーブのような植物や果実を収穫する植
物、観葉植物などの中でデリケートで育成の困難な植物
でも、手軽に育てることができるものである。
【0031】また、育成制御手段15は、通信手段16
を介して受信することで得られる情報に応じて環境操作
手段14の動作を制御する。また、育成制御手段15
は、通信手段16を介して受信することで得られる情報
と環境検出手段13の検出情報に応じて環境操作手段1
4の動作を制御するものである。
【0032】そして、利用者が、旅行に出かけるなどで
植物11の植生場所より離れた場所に長期間滞在し、育
成の作業が直接行えないようなとき、例えば利用者は1
日に1回、携帯電話29の電子メール送信機能を用い
て、植物育成システム24に宛てて、電子メールで、植
物11に水をやるように指示する内容のメールを送信す
る。送信するメールには供給する水の量を記載したもの
である。送信したメールは、電話局28を介しネットワ
ーク17を介し通信手段20を介し情報処理手段18に
届けられる。情報処理手段18は、通信手段20を介し
携帯電話29から得られた情報に応じ環境操作手段14
を操作する情報を送信し、育成制御手段15は、この信
号を受信すると環境操作手段の水を噴出するバルブを開
き、水を所定量噴出すると、バルブを閉じる。これによ
り、利用者は遠隔した場所から植物11に水やりを行う
ことができる。利用者は遠隔場所からも電子メールを送
るだけで植物の水やりが行え便利である。
【0033】また、植物11が、熱帯植物のように、雰
囲気の温度を高温に保持する必要のある植物の場合、利
用者が、常時容器12内の温度を監視するのは不可能で
ある。このようなときは、育成制御手段15にあらかじ
め容器12内の温度を所定の温度幅例えば気温を20度
から30度に制御するようにプログラム設定しておく。
そうすることで、育成制御手段15は定期的に環境検出
手段13から容器11内の温度を検出し温度情報を得
る。得られた温度情報は、通信手段16、ネットワーク
17を介し植物育成システム24に送信する。植物育成
手段24は、植物育成装置19から定期的に送られる温
度情報を通信手段20で受信し記憶手段21に随時記憶
し蓄積するとともに、情報処理手段18は、この蓄積し
た情報をもとにあらかじめプログラムされた処理方法を
用いて、環境操作手段14の動作を制御する設定値を演
算する。たとえば情報処理手段18は、蓄積した温度情
報をもとに演算処理により容器12内の温度が、安定し
ているのか上昇しているのかあるいは下降しているのか
判断でき、下降している場合、温度幅の下限値20度と
比較し20度に近付いているような場合、最新の受信し
た温度に応じて、気温を上昇させるヒータの通電量を
強、中、弱の3段階より選択し演算結果として決定す
る。そして、この演算結果を植物の育成情報として植物
育成装置19に送信する。育成制御手段15は、通信手
段16を介し植物育成システム24から得られた情報に
応じ環境操作手段14を操作し、環境操作手段のヒータ
に通電を行う。これにより、自動的に容器12内の気温
が低下することを未然に防止でき、気温が自動的に保持
される。利用者は常時容器12内の監視を行う必要が無
く、従来個人が育てるのが難しい種類の植物も手軽に育
てることが出来る。
【0034】また、情報処理手段18の上記演算は、容
器12の容量や環境操作手段14のヒータの加熱能力に
応じて演算により選択される通電量も異なるが、あらか
じめ、容器12の容量やヒータの加熱能力は登録情報と
して登録手段22に登録されており、この登録内容に応
じて通電量を強、中、弱の3段階より選択するさいに演
算結果に補正を加え決定することで、さらにきめこまか
に植物の育成容器内の環境をコントロールすることが可
能である。
【0035】たとえば、植物11が果実を収穫するよう
な種類の植物である場合、収穫時期において、育成制御
手段15は植物の情報を温度、湿度、酸素量、炭酸量、
臭気、画像、さらにNoxガスなどを定期的に環境検出
手段13を使って収集し、この情報を通信手段16を介
し送信し、植物育成システム24は、前記植物育成装置
19から送られてくるこれら情報を受信し、記憶手段2
1に蓄積して記憶する。また、利用者は、収穫すべき果
実の種類と、希望する果実の収穫状態、例えば、個数を
多く収穫するのか、個数を少なくし一個あたりの大きさ
を大きく収穫するのか希望条件を入力手段25を介して
入力する、育成制御手段15はこれらの情報も通信手段
16を介し送信する。植物育成システム24は、前記植
物育成装置19から送られてくるこの入力手段25から
の情報を受信し、登録手段22に登録する。
【0036】植物育成システム24は、植物育成装置1
9から定期的に送られる画像情報を通信手段20で受信
し記憶手段21に随時記憶し蓄積するとともに、情報処
理手段18は、この蓄積した情報をもとにあらかじめプ
ログラムされた処理方法を用いて、たとえば利用者の希
望する果実の収穫状態が個数を少なくし一個あたりの大
きさを大きく収穫するというものであれば、情報処理手
段18は、蓄積した画像情報をもとに演算処理により、
果実の間引くなどのアドバイス等を演算結果として得
る。情報処理手段18は、この演算結果を植物の育成情
報として植物育成装置19に送信する。育成制御手段1
5は、通信手段16を介し植物育成システム24から得
られた情報を受信し、表示手段26を介して表示するこ
とで、時々刻々植物を育てる上で必要な情報を利用者に
提供することが出来る。
【0037】また、育成情報としては、間引きの指示の
みならず、環境検出手段13では把握できない内容を例
えば、植物を育てている周りの状況とか質問形式で情報
を入手することも出来る。これらをもとに最適の条件を
計算し、通信手段16を通じて指示を出し、水の量、光
の量、温度を調節する熱の量、湿度を調節する水分の
量、肥料の量をコントロールするなどの環境操作手段1
4を使い植物を育てる。また、利用者が利用者情報を登
録する登録手段22に利用者自体が感じた事柄、育成に
関する注文等の情報を加え、情報を通信する通信手段1
6を介して情報の蓄積および情報処理手段18に送り、
情報処理手段18は、蓄積したデータをもとに最適の条
件を計算し、通信手段20を通じて指示を出し、水の
量、光の量、温度を調節する熱の量、湿度を調節する水
分の量、肥料の量をコントロールするなどの情報を、利
用者に通知できる。さらに、情報処理手段18は、蓄積
したデータをもとに植物に関する育成の状況、植物の関
連情報知識、植物の育成に関係する気象情報、害虫の除
法などを蓄積したデータベース23から検索し利用者に
通知することもできる。
【0038】以上のように、きめこまかな植物に関する
詳細な育てる知識や指示を提供できるので、より細かな
植物の育成をすることができ、利用者も参加することが
出来る歓びを得ることができ、従来、個人が育てるのが
難しい種類の植物も手軽に育てることができる。
【0039】(実施例2)本発明の第2の実施例の構成
は実施例1と同様である。情報処理手段18は、植物に
関する情報およびデータが保管されその情報およびデー
タの検索取り出しが可能なデータベース23へのアクセ
スが可能に構成される。
【0040】利用者が、これから植物の育成を開始しよ
うとするとき、利用者は、入力手段25を介し、植物の
利用目的あるいは植物に関する知識あるいは嗜好の情報
を入力し育成制御手段15はこれを植物育成システムに
送信し、登録手段22に登録する。情報処理手段18
は、利用者からの要求があると、登録手段22に蓄積し
たデータとデータベース23に登録された情報をもとに
最適の条件を計算し、利用者に適した植物を選択し、選
択した情報あるいは選択した植物の情報、植物に関する
情報知識、必要な情報を送ることで利用者に情報を提供
する。情報の提供方法は、情報処理手段18が育成制御
手段15に情報を送信し表示手段26を介して表示して
も良く、また、電子メールなどで携帯電話29に送信し
ても良い。
【0041】また、情報処理手段18が送信する、利用
者に適した植物を選択した情報は複数の植物でもよく、
育成制御手段15は表示手段26に、この複数の植物を
選択可能に表示する。利用者は、この表示を見て、入力
手段25を用いて植物の選択指示を注文として入力す
る。育成制御手段15は、この指示入力を植物購入の注
文データとして通信手段16を介しネットワーク17に
送信する。情報処理手段18は、この注文データを通信
手段20を介して受信すると、注文された植物を配送す
るための指示情報を生成し、出力手段27の印字機能あ
るいは画面表示機能を用いて出力する。配送業者は、こ
の出力を見て、注文された植物の配送を行う。また、注
文された植物を配送するための指示情報は、電子メール
として、通信手段20を介し電子メールとして、配送業
者の携帯電話30に送信しても良い。配送業者は、この
出力を見て、注文された植物の配送を行う。そして、情
報処理手段18は、前記注文データをもとに利用者あて
の費用の請求書となる請求情報を作成し、植物料金の課
金情報として通信手段20を介して利用者に送信すると
ともに、記憶手段21に課金情報として記憶する。この
記憶は定期的、たとえば月末に集計し、植物料金の課金
情報として通信手段20を介して利用者に送信する。あ
るいは、ネットワーク17を介して銀行の口座(図示さ
れない)から自動的に引き落としてもよい。
【0042】また、植物育成システム24は、上記利用
者に適した植物を選択したときの情報を電子メールとし
て利用者の持つ携帯電話29に送信しても良い。利用者
は、携帯電話29の表示をもとに、植物の選択信号を植
物購入の注文データとして電子メールとして、情報処理
手段18に送信する。この場合、送信された注文データ
は上記した入力手段25からの入力と同様に扱われ処理
することが可能である。利用者は携帯電話29の表示を
見ながら、情報を送信することで、植物購入の注文デー
タとして送信することができる。このように、好みの植
物を購入するために出かける手間も省け、植物を依頼す
る時間の制約もなく、入手できる。
【0043】以上のように、情報の蓄積および情報処理
手段18は、蓄積したデータをもとに利用者に情報を提
供する手段を通じて、適した植物の情報の提供すること
が可能となり、植物の知識がなくても、植物の知識があ
いまいでも、観賞用、果実収穫用、香りを楽しみたい等
の利用目的に応じた植物の情報を登録することで、利用
者が全く知らないが利用者に適した植物の情報を手に入
れることができ、時間的な遅延もなく、確実に必要な情
報を手に入れることができる。また、注文データを受信
し、植物を配送するための指示情報を生成することによ
り、人を仲介することなく、即座に配送業者が正確な情
報を得ることが出来、配送できる。
【0044】以上のように、本実施例においては利用者
は注文した植物を間違いなく、短時間の間に受け取るこ
とが可能となり、好みの植物を購入するために出かける
手間も省け、植物を依頼する時間の制約もなく、入手す
ることができる。そして人を仲介することなく、即座に
配送業者は正確な課金情報を得ることが可能となり、利
用者に間違いのない請求が出来、課金漏れもなく、人手
も要らないので、配送コストを下げることができる。
【0045】(実施例3)本発明の実施例3は、上記実
施例1〜2と構成は同様である。以下、その動作につい
て説明する。育成制御手段15は、環境検出手段13か
ら得られる、温度、湿度、酸素量、炭酸量、臭気、画
像、さらにNoxガスなどの情報を定期的に環境検出手
段15を使って収集し、この情報を通信手段16を介し
送信する。情報の送信先を利用者の携帯端末29とする
ことで、利用者は自分が育てている植物を何時でも、何
処に居ても観察することができ、また、植物11の育成
される環境を把握することが可能となる。また、上記環
境検出手段13から得られる、温度、湿度、酸素量、炭
酸量、臭気、画像、さらにNoxガスなどの情報を定期
的に環境検出手段15を使って収集し、この情報を通信
手段16を介し送信する送信先は、情報処理手段18で
も良く、情報処理手段18は、この情報を一旦記憶手段
21に記憶し、記憶した情報をまとめて利用者の携帯端
末29に送信しても良い。このとき利用者は自分が育て
ている植物を何時でも、何処に居ても観察することがで
き、また、植物11の育成される環境および環境の変化
してきた状況をも把握することが可能となる。たとえ
ば、炭酸量(二酸化炭素)の濃度が増加傾向にあること
を把握すると、利用者は日照の不足と判断し、日照を増
加させる指示を送信する。情報処理手段18は、この情
報を受信すると、登録手段22に登録された利用者情報
を入力し、利用者の容器の大きさや植物11の種類と、
データベース23のデータをもとに適切な日照量をあら
かじめ設定されたプログラムで演算し演算結果として、
光量をを調節する太陽光照明の通電電力と通電時間を設
定し、この設定データを育成制御手段15に送信する。
育成制御手段15は、この情報を受信し、環境操作手段
の太陽光照明を制御し、所定の光量で所定時間点灯す
る。
【0046】以上のように、本実施例においてどこに居
ようとも、利用者は植物の育成状態が把握できるので安
心することができる。
【0047】また、光量に限らず、情報処理手段18
は、携帯端末29からの植物育成装置19の遠隔制御情
報を受信し、遠隔制御情報をもとに、演算結果を植物育
成装置19に送信することができる。携帯端末29か
ら、植物の育成容器内に供給する水の量あるいは光の量
あるいは温度を調節する熱の量あるいは湿度を調節する
水分の量あるいは肥料の量をコントロールする植物育成
装置を制御することが可能となり、利用者が遠隔制御情
報に基づき、独自の判断で自由に変更を加えることがで
きる。
【0048】以上のように、本実施例においては携帯端
末から、植物育成装置を制御できるので、家に居なくて
も、何時でも植物を育てることができ、より一層、容易
に植物を育て、管理することを実現出来る。
【0049】図2に育成制御手段15の動作を示すフロ
ーチャートを示す。上記実施例の動作は、図2に示すフ
ローチャートにより実行される。育成制御手段15はS
T1より動作を開始し、植物を育てる植物育成用の容器
内の温度をST2で入力し、湿度をST3で入力し、酸
素の濃度をST4で入力し、炭酸ガスの濃度をST5で
入力し、臭気成分の濃度をST6で入力し、画像をST
7で入力する、これらST2からST7は環境検出手段
の状態を入力するステップとなる。そして、ST8で外
部の情報を処理する手段と情報を通信するため通信手段
16より上記検出情報を送信し、また、ST9では通信
手段16より情報を受信する。また、ST10において
入力手段からのデータ入力があれば入力を行う。ST1
1では、これらの環境検出手段の検出情報と通信手段1
6からの情報と入力手段からの入力とをもとに各情報演
算を行い、前記環境操作手段の動作制御を決定する。こ
の決定内容によりST12では環境操作手段の水の量を
制御し、ST13では環境操作手段の光の量を制御し、
ST14では環境操作手段の温度を調節する熱の量を制
御し、ST15では環境操作手段の湿度を調節する水分
の量を制御し、ST16では環境操作手段の肥料の量を
制御する。これらST12からST16で育成制御する
ステップを構成している。そして必要に応じてST17
にて表示手段に表示を行う。これらST2からST17
の一連の動作を、定期的に繰り返し実行するものであ
る。以上の動作は、コンピュータのプログラムとして育
成制御手段15に、セットされるものである。そして、
コンピュータのプログラムで動作を実現させることで、
動作の変更や更新が容易に行えるように形成している。
また、これらプログラムを読みとり可能な記録媒体に記
憶し利用者に配布することで、利用者は容易にプログラ
ムの更新ができる。
【0050】また、図3に情報処理手段18の動作を示
すフローチャートを示す。上記実施例の動作は、図3に
示すフローチャートにより実行される。情報処理手段1
8はST18より動作を開始し、ST19でネットワー
クを介し外部の育成制御手段15や携帯端末29などか
ら送られる情報を通信手段20より受信する。受信した
情報はST20で情報を登録手段22に登録し、このと
き、植物育成装置を利用する利用者の設定する利用者の
情報を登録する。ST21で記憶手段21に記憶する。
また、ST22においてこれらの登録手段22と記憶手
段21と通信手段20から得られる情報とデータベース
の情報をもとに各情報演算を行い、前記登録手段の登録
情報をもとに環境操作手段の動作を制御する設定値を演
算する、また、演算結果は、ST23において通信手段
20から育成制御手段15や携帯端末に送信する。そし
て必要に応じてST24にて表示手段に表示を行う。ま
た、ST12では、データを蓄積し前記蓄積されたデー
タの検索あるいはデータの紹介あるいはデータの利用が
情報処理手段18から可能なデータベースであって、利
用者の植物の利用目的あるいは植物に関する知識あるい
は嗜好の情報を登録し、前記登録情報に応じて、利用者
に適した植物を前記データベースより選択し、選択した
情報ををST23において通信手段20から育成制御手
段15や携帯端末29に送信する。また、ST19で植
物育成装置からの注文データを受信し、ST22では植
物を配送するための指示情報と植物料金の課金情報を生
成する。
【0051】また、ST19では、通信手段20を介し
外部の携帯端末から植物育成装置の遠隔制御情報を受信
し、ST22でこの遠隔制御情報をもとに情報処理演算
を行い、この演算結果をステップ23で通信手段20を
介し植物育成装置に送信する。
【0052】これらST19からST24の一連の動作
を、定期的に繰り返し実行するものである。
【0053】以上の動作は、コンピュータのプログラム
として情報処理手段18に、セットされるものである。
そして、コンピュータのプログラムで動作を実現させる
ことで、動作の変更や更新が容易に行えるように形成し
ている。また、これらプログラムを読みとり可能な記録
媒体に記憶し利用者に配布することで、利用者は容易に
プログラムの更新ができる。
【0054】以上のように、本実施例においては、植物
育成する装置を容易に構成でき、また、利用者が家に居
なくても、何時でも植物を管理し育てることができ、よ
り一層、容易に植物を育て管理することを実現出来る。
しかも植物育成システムを用い、簡単に植物の管理がで
きるため、利用者が、植物の管理あるいは世話が出来な
い時に代わりに植物を管理するサービスを容易に提供す
ることもできる。植物育成システムを用いて、利用者独
自の育て方を長期出張中あるいは、入院中でも、きめこ
まかく植物の育成することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、情
報処理手段が、環境検出手段から入力された情報をネッ
トワークを介し、受信し、受信した情報の蓄積を行い、
そして情報処理を行い、ネットワークを介し植物育成装
置に送信する。植物育成装置は、情報の蓄積および情報
処理手段からの指示で、適切な量の水、あるいは光、あ
るいは温度、あるいは湿度、あるいは肥料を与えたり、
与える量をコントロールするので、従来、個人が育てる
のが難しい種類の植物も手軽に育てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の植物育成システムおよび育
成装置を示す図
【図2】本発明の実施例3の育成制御手段の動作を示す
フローチャート
【図3】本発明の実施例3の情報処理手段の動作を示す
フローチャート
【図4】従来の植物育成する場合を示す図
【符号の説明】
11 植物 12 容器 13 環境検出手段 14 環境操作手段 15 育成制御手段 16 通信手段 17 ネットワーク 18 情報処理手段 19 植物育成装置 20 通信手段 21 記憶手段 22 登録手段 23 データベース 24 植物育成システム 25 入力手段 26 表示手段 27 出力手段 29 携帯端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 9/24 A01G 9/24 G N R 9/26 9/26 B Fターム(参考) 2B022 DA01 DA17 DA19 DA20 2B029 AA10 AB10 JA10 KB03 KB05 LA03 MA04 MA06 MA07 MA08 MA09 MA10 PA03 SA01 SB06 SE01 SF08

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を通信するネットワークに情報接続
    され前記ネットワークを介し情報を受信し、かつ、前記
    ネットワークに情報を送信する通信手段と、通信手段で
    受信した情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の情
    報と前記通信手段から受信した情報をもとにあらかじめ
    プログラムされた処理方法を用いて情報処理演算を行い
    この情報処理結果を前記通信手段を介し前記ネットワー
    クに送信する情報処理手段とを備え、前記情報処理手段
    は、前記ネットワークに情報接続される外部の植物育成
    装置から送られる情報を前記通信手段を介して受信し、
    前記植物育成手段の環境操作手段の動作制御を情報処理
    演算し、この演算結果を前記植物育成装置に前記通信手
    段を介し送信する植物育成システム。
  2. 【請求項2】 情報処理手段は、植物育成装置を利用す
    る利用者の設定する利用者の情報を登録する登録手段を
    備え、前記登録手段の登録情報をもとに環境操作手段の
    動作を制御する設定値を演算する請求項1に記載の植物
    育成システム。
  3. 【請求項3】 情報処理手段は、登録情報をもとに生成
    する情報を通信手段を介し利用者に提供する請求項2に
    記載の植物育成システム。
  4. 【請求項4】 データを蓄積し前記蓄積されたデータの
    検索あるいはデータの紹介あるいはデータの利用が情報
    処理手段から可能なデータベースであって、情報処理手
    段は、利用者の植物の利用目的あるいは植物に関する知
    識あるいは嗜好の情報を登録し、前記登録情報に応じ
    て、利用者に適した植物を前記データベースより選択
    し、選択した情報あるいは選択した植物の情報を送信す
    る請求項2または3に記載の植物育成システム。
  5. 【請求項5】 情報処理手段は、植物育成装置からの注
    文データを受信し、植物を配送するための指示情報を生
    成する請求項1に記載の植物育成システム。
  6. 【請求項6】 情報処理手段は、植物育成装置からの注
    文データを受信し、植物料金の課金情報を生成する請求
    項5に記載の植物育成システム。
  7. 【請求項7】 情報処理手段は、通信手段を介し携帯端
    末に情報を送信する請求項1に記載の植物育成システ
    ム。
  8. 【請求項8】 情報処理手段は、通信手段を介し外部の
    携帯端末から植物育成装置の遠隔制御情報を受信し、遠
    隔制御情報をもとに情報処理演算を行い、この演算結果
    を通信手段を介し植物育成装置に送信する請求項1に記
    載の植物育成システム。
  9. 【請求項9】 情報を通信するネットワークに情報接続
    され前記ネットワークを介し情報を受信し、かつ、前記
    ネットワークに情報を送信し、前記受信した情報を記憶
    手段に記憶し、前記記憶手段の情報と前記通信手段から
    受信した情報をもとにあらかじめプログラムされた処理
    方法を用いて情報処理手段により情報処理演算を行い、
    この情報処理演算の結果を前記通信手段を介し前記ネッ
    トワークに送信するステップとを備え、前記情報処理演
    算は、前記ネットワークに情報接続される外部の植物育
    成装置から送られる情報を前記通信手段を介して受信
    し、前記植物育成手段の環境操作手段の動作制御を情報
    処理演算し、この演算結果を前記植物育成装置に前記通
    信手段を介し送信するステップを備えた植物育成方法。
  10. 【請求項10】 植物育成装置を利用する利用者の設定
    する利用者の情報を登録するステップを備え、前記登録
    手段の登録情報をもとに環境操作手段の動作を制御する
    設定値を演算するステップを備えた請求項9に記載の植
    物育成方法。
  11. 【請求項11】 登録情報をもとに生成する情報を通信
    手段を介し利用者に提供するステップを備えた請求項1
    0に記載の植物育成方法。
  12. 【請求項12】 データを蓄積し前記蓄積されたデータ
    の検索あるいはデータの紹介あるいはデータの利用が情
    報処理手段から可能なデータベースであって、利用者の
    植物の利用目的あるいは植物に関する知識あるいは嗜好
    の情報を登録し、前記登録情報に応じて、利用者に適し
    た植物を前記データベースより選択し、選択した情報あ
    るいは選択した植物の情報を送信するステップを備えた
    請求項10または11に記載の植物育成方法。
  13. 【請求項13】 植物育成装置からの注文データを受信
    し、植物を配送するための指示情報を生成するステップ
    を備えた請求項9に記載の植物育成方法。
  14. 【請求項14】 植物育成装置からの注文データを受信
    し、植物料金の課金情報を生成するステップを備えた請
    求項9に記載の植物育成方法。
  15. 【請求項15】 通信手段を介し携帯端末に情報を送信
    するステップを備えた請求項9に記載の植物育成方法。
  16. 【請求項16】 通信手段を介し外部の携帯端末から植
    物育成装置の遠隔制御情報を受信し、遠隔制御情報をも
    とに情報処理演算を行い、この演算結果を通信手段を介
    し植物育成装置に送信するステップを備えた請求項9に
    記載の植物育成方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16に記載した方法を植物
    育成システムに動作させるコンピュータのプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載したプログラムを読
    みとり可能なプログラムとして記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項1から8に記載した植物育成シ
    ステムを用いて、利用者が植物の管理あるいは世話が出
    来ない時に代わりに植物を管理するサービスを提供する
    植物の育成方法。
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