JP2003309577A - 通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置 - Google Patents

通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置

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JP2003309577A
JP2003309577A JP2003059063A JP2003059063A JP2003309577A JP 2003309577 A JP2003309577 A JP 2003309577A JP 2003059063 A JP2003059063 A JP 2003059063A JP 2003059063 A JP2003059063 A JP 2003059063A JP 2003309577 A JP2003309577 A JP 2003309577A
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    • H04L12/64Hybrid switching systems
    • H04L12/6418Hybrid transport

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイソクロノスデータパケットを非実時間で
送信する。 【解決手段】 送信機器の送信プラグを、アイソクロノ
スデータパケットを非実時間で送信するように構成し、
受信機器の受信プラグを、アイソクロノスデータパケッ
トを非実時間で受信するように構成し、データストリー
ムを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータ
パケットにパケット化し、非実時間データパケットのス
トリームを生成し、非実時間データパケットを送信機器
の送信プラグから受信機器の受信プラグに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非実時間データ転
送の技術分野に関する。詳しくは、本発明は、アイソク
ロノスチャンネル上のアイソクロノスパケット又は非同
期ストリームを介して、データを非実時間で送受信する
ための通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】米国電気電子学会(Institute for Elec
trical and Electronics Engineers:IEEEにより)
により承認された「高性能シリアルバスのためのIEE
E1394規格(2000年版)」は、安価な高速のシ
リアルバスアーキテクチャを実現する国際規格である。
この規格は、例えばオーディオビジュアル機器やパーソ
ナルコンピュータ装置を含むデジタル機器を相互に接続
するための汎用の入出力接続を提供する。IEEE13
94規格(2000年版)は、非同期フォーマットのデ
ータ転送とアイソクロノスフォーマットのデータ転送
(asynchronous andisochronous format data transfe
r)の両方をサポートしている。非同期データ転送は、
転送開始後、ソースノードからデスティネーションノー
ドにデータを可能な限り速く転送する。非同期データ転
送に適した転送データの具体例としては、例えば静止画
像やテキスト文書のデータ等がある。また、制御コマン
ドも非同期的に送信することができる。
【0003】アイソクロノスデータ転送は、送信アプリ
ケーションと受信アプリケーションの両方における重要
なインスタンス(significant instance)間の時間間隔
(time interval)が同じ継続時間(duration)を有す
る実時間データ転送である。データのアイソクロノス的
な転送の理想的なアプリケーションの具体例としては、
ビデオカメラからテレビジョン受信機へのオーディオ−
ビジュアルデータ(AVデータ)のデータ転送がある。
ビデオカメラは、音と画像(AVデータ)を記録し、テ
ープ状記録媒体の離散なセグメントに保存する。各パケ
ットに含まれるデータペイロードは、限られた期間に亘
って記録された画像及び/又は音を表している。ビデオ
カメラは、記録した画像及び音を表す各パケットを、テ
レビジョンセットで表示するために、限られた時間周期
で、その周期内で転送する。これにより、転送されたア
イソクロノスデータパケットのシーケンスは、例えばテ
レビジョン番組や動画等のAVプログラムを構成する。
【0004】IEEE1394規格(2000年版)の
標準バスアーキテクチャは、アプリケーション間のアイ
ソクロノスデータ転送のために独立した多数のチャンネ
ル(multiple channel)を提供する。適切なアプリケー
ションによって確実に受信されるように、6ビットのチ
ャンネル番号が、データとともに報知される。これによ
って、複数のアプリケーションは、アイソクロノスデー
タをバス構造を介して、互いに干渉することなく、同時
にデータを転送することができる。
【0005】IEEE1394規格(2000年版)に
よって規定されているケーブルは、そのような機器を接
続するために用いられている他の嵩張ったケーブルと比
較して、サイズが非常に細い。IEEE1394規格
(2000年版)のケーブル環境は、ポイントトゥポイ
ントリンクによって接続されたノードのネットワークで
あり、各リンクは、各ノードの物理的な接続のためのポ
ートと、これらのポート間のケーブルとを含んでいる。
IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバス
のケーブル環境における物理的トポロジは、有限のブラ
ンチを有する複数のポートの非環状ネットワーク(non-
cyclic network)である。ケーブル環境に対する主な制
約は、閉ループを形成することなく、ノードを相互に接
続しなくてはならない点である。
【0006】IEEE1394規格(2000年版)の
バスが活線状態においても、機器を取り付けたり、取り
外したりすることができる。機器が取り付けられたり、
取り外されたりすると、バスは、それ自体を自動的に再
構成し、既存のノード間でデータを転送する。ノード
は、バス構造上の固有のアドレスを有する論理構成体
(logical entity)とみなされる。各ノードは、識別R
OM(identification ROM)と、標準化された制御レジ
スタ(control register)と、それ自身のアドレス空間
(address space)のセットを有する。
【0007】IEEE1394規格(2000年版)の
ケーブルは、異なるノード上のポートを相互に接続す
る。各ポートには、終端器と、送受信機と、論理回路と
が含まれる。ノードは、その物理的接続において、複数
のポートを有することができる。ケーブルとポートは、
ノード間のバス中継器(bus repeater)として機能し、
単一の論理バスとして振る舞う。各ノードにおけるケー
ブルの物理的接続は、1つ以上のポートと、調停論理回
路(arbitration logic)と、再同期回路(resynchroni
zer)と、エンコーダとを含む。各ポートは、ケーブル
のコネクタが接続されるケーブル媒体インタフェースを
備える。調停論理回路は、ノードのバスへのアクセスを
提供する。再同期回路は、データストローブ符号化され
た受信データビットが供給され、ノード内のアプリケー
ションによって使用するために、ローカルクロックに同
期したデータビットを生成する。エンコーダは、ノード
から送信するデータ、或いは再同期回路により受信さ
れ、他のノードにアドレスが指定されているデータを、
IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバス
を介して送信するために、データストローブフォーマッ
トにエンコードする。これらのコンポーネントを用いる
ことにより、ケーブル環境における物理的なポイントト
ゥポイントトポロジであるケーブルの物理的接続は、シ
ステムのより上位層によって必要とされる仮想報知バス
(virtual broadcast bus)に置き換えられる。このこ
とは、物理的接続である1つのポートにおいて受信され
る全てのデータを一旦取り込み、これらのデータをロー
カルクロックに再同期させた後、物理的接続である他の
全てのポートに中継して出力することによって、実現さ
れる。
【0008】IEEE1394規格(2000年版)で
は、図1に示すようなプロトコルが定義されている。こ
のプロトコルは、シリアルバス管理部10と、シリアル
バス管理部10に接続されたトランザクション層12、
リンク層14及び物理層16とを備える。物理層16
は、機器又はアプリケーションとIEEE1394規格
(2000年版)のケーブル間の電気的及び機械的接続
を提供する。更に、物理層16は、IEEE1394規
格(2000年版)のバスに接続された全ての機器が実
際のデータを送受信できるようにするとともに、これら
の機器がバスにアクセスすることを確実するための調停
(arbitration)を行う。リンク層14は、非同期デー
タパケット転送とアイソクロノスデータパケット転送の
両方のためのパケット配信サービスを提供する。リンク
層14は、承認プロトコル(acknowledgment protoco
l)を用いて非同期データ転送をサポートするととも
に、ジャストインタイムデータ配信(just-in-time dat
a delivery)のための実時間保証帯域幅プロトコル(re
al-time guaranteed bandwidth protocol)を用いてア
イソクロノスデータ転送をサポートする。トランザクシ
ョン層12は、リード、ライト、ロック等を含む非同期
データ転送の遂行に必要なコマンドをサポートする。シ
リアルバス管理部10は、アイソクロノスデータ転送を
管理するアイソクロノスリソースマネージャを備える。
また、シリアルバス管理部10は、調停タイミングの最
適化、バス上の全ての機器の適切な電力の保証、サイク
ルマスタの割当、アイソクロノスチャンネル及び帯域リ
ソースの割当、エラーの基本的な通知等により、シリア
ルバス全体の構成制御を行う。
【0009】IEEE1394規格(2000年版)
は、バスへのアイソクロノス転送のために情報がカプセ
ル化される構造化されたパケットを定義する。各アイソ
クロノスデータパケットは、少なくともIEEE139
4規格(2000年版)のパケットヘッダを含む。パケ
ットヘッダは、パケットの適正な通信に必要なオーバヘ
ッド情報を含む。パケット内のパケットヘッダに続くデ
ータフィールドには、通常、例えばオーディオビジュア
ルデータ等のコンテンツデータが含まれている。受信機
器は、アイソクロノスデータパケットを受信すると、コ
ンテンツデータに、例えば表示等の適切な処理を施すた
めに、ヘッダデータをコンテンツデータから分離する必
要がある。更に、タイミングを調整するために、必要に
応じて、ヘッダ情報のみを含み、コンテンツデータ部分
を含まないアイソクロノスパケットを、IEEE139
4規格(2000年版)のバスを介して送信する。
【0010】IEEE1394規格(2000年版)の
アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノス調停
を用いてアイソクロノスチャンネルを介して送信され、
或いは非同期調停を用いて非同期ストリームを介して送
信される。アイソクロノスチャンネルを介して送信を行
う場合、アイソクロノスデータパケットは、アイソクロ
ノス期間のみにおいて送信される。アイソクロノス期間
は、サイクルマスタによって制御され、サイクルマスタ
は、サイクルスタートパケットによって期間の開始を通
知する。全てのアイソクロノス送信機がデータを送信す
る機会を有していた後のサブアクションギャップ(suba
ction gap)が観察されると、アイソクロノス期間は終
了する。帯域幅とチャンネル番号の2つのリソースは、
それぞれアイソクロノスリソースマネージャレジスタBA
NDWIDTH_AVAILABLEとアイソクロノスリソースマネージ
ャレジスタCHANNELS_AVAILABLEから割り当てられる。各
アイソクロノス期間において、所与のチャンネル番号を
用いてアイソクロノスデータパケットを送信できる送信
機は、1つのみである。
【0011】アイソクロノスチャンネルを介したアイソ
クロノスデータパケットの転送に関連する上述した条件
は、非同期ストリームを用いることにより緩和される。
非同期ストリームを用いることにより、アイソクロノス
データパケットは、非同期期間内に送信され、他の要求
されたサブアクションと同じ調停要求が課される。チャ
ンネル番号は、アイソクロノスリソースマネージャレジ
スタCHANNELS_AVAILABLEから割り当てられる。この場
合、公正調停(arbitration fairness)では、複数のノ
ードが同じチャンネル番号を用いてアイソクロノスデー
タパケットを送信でき、或いは同じノードが同じチャン
ネル番号を用いて複数のアイソクロノスデータパケット
を所望の頻度で送信することができる。
【0012】IEEE1394規格(2000年版)
は、データフィールドのコンテンツデータに対しては、
特定のフォーマットを規定していない。特定のフォーマ
ットに基づくコンテンツデータの組織化及びデータフィ
ールドのコンテンツの解釈は、それぞれ送信アプリケー
ションと受信アプリケーションに任されている。広範囲
に亘るデジタル機器間の相互動作性を容易に実現するた
めに、データフィールドには、標準フォーマットに基づ
いてデータをカプセル化する必要がある。広く採用され
ているフォーマットの1つに共通アイソクロノスプロト
コル(Common Isochronous Protocol:以下、CIPと
いう。)がある。CIP転送プロトコルを使用する場
合、データフィールドには、ヘッダとオーディオビジュ
アルコンテンツデータを格納することができる。データ
フィールド内のこのヘッダは、CIPヘッダである。C
IP転送では、幾つかのデータフィールドには、CIP
ヘッダのみが格納される。このようなデータフィールド
内のヘッダ及びデータプロトコルの使用方法は、アイソ
クロノス転送プロトコル(Isochronous Transport Prot
ocol)と呼ばれる。このようなアイソクロノスデータパ
ケットの受信機は、IEEE1394規格(2000年
版)のヘッダ情報を受信するまでは、どのパケットがコ
ンテンツデータ部分を含んでいないかを必ずしも予測し
なくてもよい。
【0013】AV/Cデジタルインタフェースコマンド
セット(AV/C Digital Interface Command Set)は、I
EEE1394規格(2000年版)のシリアルバスに
接続された民生用オーディオ/ビデオ機器間のトランザ
クションのために使用されるコマンドセットである。こ
のAV/Cコマンドセットは、オーディオ/ビデオコマ
ンドの要求及び応答の転送に関して合意された国際規格
IEC61883に定義されている機能制御プロトコル
(Function Control Protocol:FCP)を使用する。
IEEE1394規格(2000年版)及びAC/Cコ
マンドセットでは、IEEE1394規格(2000年
版)のシリアルバスネットワークに接続されている機器
間にマスタ−スレーブ関係は存在しない。すなわち、I
EEE1394規格(2000年版)のシリアルバス及
びAV/Cコマンドセットは、ネットワーク内で共存す
る機器のピアトゥピア方式(peer-to-peer)の相互動作
に基づいて機能する。
【0014】IEC61883規格は、オーディオ/ビ
デオコマンド要求及び応答の転送のための承認された国
際規格である。この規格は、プラグ及びプラグ制御レジ
スタの概念を用いて、アイソクロノスデータフローの属
性(attribute)を管理及び制御する。なお、プラグ
は、オーディオ/ビデオ機器に物理的に存在するのでは
なく、情報の各フローが物理的プラグを介してルーティ
ングされる既存のオーディオ/ビデオ機器のアナロジ
(analogy)を確立するために使用されるものである。
【0015】アイソクロノスデータフローは、IEEE
1394規格(2000年版)のシリアルバスのアイソ
クロノスチャンネルを介してアイソクロノスパケットを
送信することにより、1つの送信機器から1つ以上の受
信機器に送信される。各アイソクロノスデータフロー
は、送信機器の1つの出力プラグからアイソクロノスチ
ャンネルを介して送信され、受信機器は、このアイソク
ロノスチャンネルを介して、1つの入力プラグによりア
イソクロノスデータフローを受信する。
【0016】出力プラグを用いたアイソクロノスデータ
フローの送信は、送信機器内の出力プラグ制御レジスタ
(output plug control register:oPCR)及び出力
マスタプラグレジスタ(output master plug registe
r:oMPR)内のデータに反映される。出力マスタプ
ラグレジスタは、対応する送信機器によって送信された
全てのアイソクロノスデータフローに共通する全ての属
性を格納する。出力プラグ制御レジスタは、送信機器か
ら送信された他のアイソクロノスデータフローの属性か
ら独立した対応するアイソクロノスデータフローの全て
の属性を格納する。
【0017】アイソクロノスデータフローの受信は、受
信機器内の入力プラグ制御レジスタ(input plug contr
ol register:iPCR)及び入力マスタプラグレジス
タ(input master plug register:iMPR)内のデー
タに反映される。入力マスタプラグレジスタは、対応す
る受信機器によって受信された全てのアイソクロノスデ
ータフローに共通する全ての属性を格納する。入力プラ
グ制御レジスタは、受信機器によって受信された他のア
イソクロノスデータフローの属性から独立した対応する
アイソクロノスデータフローの全ての属性を格納する。
【0018】アイソクロノスデータフローは、対応する
プラグ制御レジスタの内容を変更し、送信を開始又は既
存の送信に接続することにより、IEEE1394規格
(2000年版)のバスに接続されているいかなる機器
からも制御することができる。プラグ制御レジスタは、
IEEE1394規格(2000年版)のバスの非同期
トランザクションを介して変更することができ、或いは
プラグ制御レジスタが制御機器内にある場合には内部的
に変更することができる。
【0019】IEEE1394規格(2000年版)の
バス上の2つのオーディオ/ビデオ機器間でアイソクロ
ノスデータを転送するためには、アプリケーションは、
アイソクロノスチャンネルを用いて送信機器の出力プラ
グを受信機器の入力プラグに仮想的に接続する必要があ
る。1つの入力プラグと1つの出力プラグと1つのアイ
ソクロノスチャンネルの関係は、ポイントトゥポイント
接続と呼ばれる。ポイントトゥポイント接続は、この接
続を確立したアプリケーションのみによって終了するこ
とができる。アプリケーションは、入力プラグ又は出力
プラグをアイソクロノスチャンネルに接続することによ
り、自らの機器においてアイソクロノスデータの送信又
は受信を開始することができる。1つの出力プラグと1
つのアイソクロノスチャンネルの関係は、報知送信接続
(broadcast-out connection)と呼ばれる。一方、1つ
の入力プラグと1つのアイソクロノスチャンネルの関係
は、報知受信接続(broadcast-in connection)と呼ば
れる。報知送信接続と報知受信接続は、まとめて報知接
続(broadcast connections)と呼ばれる。報知接続
は、プラグを有する機器によってのみ確立されるが、こ
の接続は、いかなる機器によっても終了することができ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】5Cデジタル転送コン
テンツ保護(Digital Transmission Content Protectio
n:DTCP)は、オーディオ/ビデオ(A/V)機器
のコンテンツが、例えばIEEE1394規格(200
0年版)のシリアルバスに準拠した高性能シリアルバス
等のデジタル転送メカニズムを介して転送される際に、
そのコンテンツが不正にコピーされ、傍受され、又は改
竄されることを防止するための暗号化プロトコルを定義
している。このコピー保護システムは、ソース機器から
例えばDVDコンテンツスクランブリング装置(DVD Co
ntent Scrambling System)等の他の認証されているコ
ピー保護装置に配信された正当なA/Vコンテンツのみ
を保護する。デジタル転送ライセンス付与アドニミスト
レータ(Digital Transmission Licensing Administrat
or:DTLA)は、5C DTCP仕様書に規定されて
いるコンテンツ保護システムを確立し管理する責任を負
う。5C DTCP DTLAライセンス付与規則では、
暗号化されたオーディオ/ビデオデジタルコンテンツ
は、非同期ブロックデータ転送を用いて転送することが
できない。一方、アイソクロノスパケットを用いて暗号
化されたオーディオ/ビデオデジタルコンテンツを送受
信することは、5C DTCP DTLAライセンス付与
規則において認められている。
【0021】従来の多くのシステムは、非同期データパ
ケットを用いて、非実時間でコンテンツを転送してい
た。しかしながら、非同期データパケットの転送には、
5Cコピー保護が適用されない。すなわち、5Cコピー
保護を適用するためには、アイソクロノスデータパケッ
トを用いる必要がある。しかしながら、アイソクロノス
データパケットは、現在のところ、実時間で転送されて
いる。
【0022】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、アイソクロノスデータパケッ
トを非実時間で転送することができる通信方法、送信方
法、受信方法及び通信装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、アイソクロノ
スデータパケットを実時間で転送しなくてはならないと
いう制約を克服する。本発明に基づく通信方法では、ア
イソクロノスデータパケットを任意速度でダビングする
ことができる。この通信方法は、ソース機器のソースプ
ラグ及びデスティネーション機器のデスティネーション
プラグを、それぞれアイソクロノスパケットを非実時間
で送信又は受信するように構成する。そして、データス
トリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノス
データパケットにパケット化し、非実時間データパケッ
トのストリームを生成する。各非実時間アイソクロノス
データパケットは、まず、データストリームを従来の実
時間ヘッダ及びデータペイロードを含む実時間アイソク
ロノスデータパケットにパケット化することにより生成
される。そして、部分的な実時間アイソクロノスデータ
パケット又は複数の実時間アイソクロノスデータパケッ
トが非実時間アイソクロノスデータパケットのデータペ
イロード部分にカプセル化される。非実時間アイソクロ
ノスデータパケットは、データペイロード部分に加え
て、非実時間ヘッダを含む。好ましくは、非実時間ヘッ
ダは、非実時間アイソクロノスデータパケットのデータ
ペイロード部分のデータ長を示すアイソクロノスヘッダ
と、非実時間フォーマットを示すCIPヘッダとを含
む。非実時間アイソクロノスデータパケット転送の転送
速度に応じて、部分的な又は複数の実時間アイソクロノ
スデータパケットがカプセル化される。転送速度が実時
間転送よりも遅い場合、部分的な実時間アイソクロノス
データパケットが非実時間アイソクロノスデータパケッ
トにカプセル化される。部分的実時間アイソクロノスデ
ータパケットは、元の実時間ヘッダと、元のデータペイ
ロードの一部とを含んでいる。元のデータペイロードの
残りの部分は、後続する1つ以上の実時間アイソクロノ
スデータパケットにパケット化され、各追加的な実時間
アイソクロノスデータパケットのヘッダは、元の実時間
ヘッダのコピーであり、各追加的な実時間アイソクロノ
スデータパケットは、後続する非実時間アイソクロノス
データパケットにカプセル化される。
【0024】転送速度が実時間転送よりも速い場合、複
数の実時間アイソクロノスデータパケットが単一の非実
時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され
る。例えば、転送速度が実時間の3倍である場合、各非
実時間アイソクロノスデータパケットには、それぞれ3
つの実時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化
される。
【0025】非実時間アイソクロノスデータパケット
は、ソース機器からソースプラグを介して送信され、デ
スティネーション機器がデスティネーションプラグを介
して受信する。非実時間アイソクロノスデータパケット
が受信されると、CIPヘッダが読み出され、受信アイ
ソクロノスデータパケットが非実時間転送用にフォーマ
ットされていることが判定される。この非実時間ヘッダ
は、分離され、非実時間アイソクロノスデータパケット
のデータペイロード部分に部分的な実時間アイソクロノ
スデータパケットがカプセル化されているか、複数の実
時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化されて
いるかが判定される。複数の実時間アイソクロノスデー
タパケットが含まれている場合、各実時間アイソクロノ
スデータパケットは、従来と同様の手法により処理され
る。一方、部分的な実時間アイソクロノスデータパケッ
トが含まれている場合、デスティネーション機器が元の
ペイロードデータの残りの部分を含む後続する非実時間
アイソクロノスデータパケットを受信するまで、先に受
信した部分的なパケットが保持される。そして、元のデ
ータペイロード全体が受信されると、元の実時間アイソ
クロノスデータパケットが処理される。
【0026】上述の課題を解決するために、本発明に係
る通信方法は、アイソクロノスデータパケットを任意速
度でダビングする通信方法において、送信機器の送信プ
ラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送
信するように構成するステップと、受信機器の受信プラ
グを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信
するように構成するステップと、データストリームを非
実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケッ
トにパケット化し、非実時間データパケットのストリー
ムを生成するステップと、非実時間データパケットを送
信機器の送信プラグから受信機器の受信プラグに送信す
るステップとを有する。非実時間アイソクロノスデータ
パケットのストリームは、例えば、データストリームを
実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、
1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実
時間ヘッダ内にカプセル化して非実時間アイソクロノス
データパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロ
ノスデータパケットを生成することにより生成され、各
非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化
される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、非
実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速
度に基づいて決定される。非実時間転送速度が実時間転
送よりも速い場合、この非実時間転送速度は、実時間転
送速度の任意数倍であり、各非実時間アイソクロノスデ
ータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノス
データパケットの数は、この任意数に対応する。非実時
間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間
アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロ
ノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実
時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデー
タの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケット
にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデ
ータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後
続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケッ
トにカプセル化される。非実時間ヘッダは、非実時間ア
イソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有し
ていてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実
時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデー
タのデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいても
よい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノ
スデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマッ
トされていることを示すフォーマットフィールドを含ん
でいてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジ
ュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。非実時間
アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャ
ンネルを介して、非実時間で送信してもよく、非同期ス
トリームを介して、非実時間で送信してもよい。
【0027】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る送信方法は、アイソクロノスデータパケットを
非実時間で送信する送信方法において、ソース機器のソ
ースプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時
間で送信するように構成するステップと、データストリ
ームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット
化するステップと、送信すべきアイソクロノスデータパ
ケットの転送速度を判定するステップと、部分的な実時
間アイソクロノスデータパケット又は非実時間アイソク
ロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個
数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケ
ットを非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプ
セル化するステップと、ソースプラグを介して、非実時
間アイソクロノスデータパケットを送信するステップと
を有する。転送速度が実時間転送よりも速い場合、複数
の実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイ
ソクロノスデータパケットにカプセル化される。転送速
度が実時間転送よりも遅い場合、部分的な実時間アイソ
クロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデー
タパケットにカプセル化され、実時間アイソクロノスデ
ータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実
時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され
る。各非実時間パケットは、非実時間アイソクロノスヘ
ッダと、非実時間CIPヘッダとを有していてもよい。
非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時間アイソクロ
ノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を
示すデータ長フィールドを含んでいてもよい。非実時間
CIPヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケッ
トが非実時間データ転送用にフォーマットされているこ
とを示すフォーマットフィールドを含んでいてもよい。
データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテン
ツデータを含んでいてもよい。非実時間アイソクロノス
データパケットは、アイソクロノスチャンネルを介し
て、非実時間で送信してもよく、非同期ストリームを介
して、非実時間で送信してもよい。
【0028】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る受信方法は、アイソクロノスデータパケットを
非実時間で受信する受信方法において、デスティネーシ
ョン機器のデスティネーションプラグを、アイソクロノ
スデータパケットを非実時間で受信するように構成する
ステップと、デスティネーションプラグを介してアイソ
クロノスデータパケットを受信するステップと、受信ア
イソクロノスデータパケットのフォーマットを判定する
ステップと、受信アイソクロノスデータパケットのフォ
ーマットが非実時間アイソクロノスデータパケットを示
している場合、この非実時間アイソクロノスデータパケ
ットの転送速度を判定するステップと、非実時間アイソ
クロノスデータパケット内にカプセル化されている部分
的な実時間アイソクロノスデータパケット又は非実時間
アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基
づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデ
ータパケットを抽出するステップと、実時間アイソクロ
ノスデータパケットを処理するステップとを有する。部
分的な実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間
アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている
場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部
分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデー
タパケットにカプセル化されており、この残りの部分を
集め、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに
結合した後に処理を行う。各非実時間パケットは、非実
時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダと
を有していてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダ
は、非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれて
いるデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含ん
でいてもよい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイ
ソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフ
ォーマットされていることを示すフォーマットフィール
ドを含んでいてもよい。データストリームは、オーディ
オ/ビジュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。
【0029】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係るプラグ構成方法は、アイソクロノスデータパケ
ットの非実時間ストリームをサポートするようにプラグ
を構成するプラグ構成方法において、プラグ構成情報ブ
ロック内に非実時間プラグ転送情報ブロックを組み込む
ステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内に、ア
イソクロノスデータパケットの非実時間ストリームを示
す非実時間情報タイプを定義するステップと、非実時間
プラグ転送情報ブロック内の帯域幅値を、アイソクロノ
スデータパケットの非実時間ストリームのバス帯域幅に
対応するように設定するステップと、非実時間プラグ転
送情報ブロック内のイネーブルフィールドを、プラグに
よるアイソクロノスデータパケットの非実時間ストリー
ムのサポートをイネーブルにするように設定するステッ
プとを有する。
【0030】また、上述の課題を解決するために、本発
明に係る通信装置は、アイソクロノスデータパケットを
非実時間で通信する通信装置において、プラグを、アイ
ソクロノスデータパケットを非実時間で転送するように
構成する構成回路と、データストリームを非実時間転送
用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケッ
ト化し、非実時間データパケットのストリームを生成す
るパケット化回路と、プラグを介して、非実時間でアイ
ソクロノスデータパケットを通信する送受信回路と、各
非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化さ
れている1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケッ
トを抽出する逆パケット化回路と、構成回路、パケット
化回路、送受信回路及び逆パケット化回路に接続され、
抽出された実時間アイソクロノスデータパケットを処理
するコントローラとを備える。非実時間アイソクロノス
データパケットのストリームは、データストリームを実
時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1
つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時
間ヘッダ内にカプセル化して非実時間アイソクロノスデ
ータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノ
スデータパケットを生成することにより生成され、各非
実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化さ
れる実時間アイソクロノスデータパケットの数は、非実
時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度
に基づいて決定される。非実時間転送速度が実時間転送
よりも速い場合、この非実時間転送速度は、実時間転送
速度の任意数倍であり、各非実時間アイソクロノスデー
タパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデ
ータパケットの数は、この任意数に対応する。非実時間
転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間ア
イソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノ
スデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時
間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータ
の一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットに
カプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデー
タパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続
する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケット
にカプセル化される。非実時間ヘッダは、非実時間アイ
ソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有して
いてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時
間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータ
のデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいてもよ
い。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノス
データパケットが非実時間データ転送用にフォーマット
されていることを示すフォーマットフィールドを含んで
いてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジュ
アルコンテンツデータを含んでいてもよい。非実時間ア
イソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャン
ネルを介して、非実時間で送信してもよく、非同期スト
リームを介して、非実時間で送信してもよい。部分的な
実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソ
クロノスデータパケットにカプセル化されている場合、
実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、
後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケ
ットにカプセル化されており、この残りの部分を集め、
部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合し
た後に処理を行う。送受信回路は、プラグを介してアイ
ソクロノスデータパケットを実時間で送信し、及びプラ
グを介してアイソクロノスデータパケットを実時間で受
信する
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信方法、送
信方法、受信方法及び通信装置について、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0032】本発明は、アイソクロノスデータパケット
を実時間(real-time)で転送しなくてはならないとい
う制約を克服する。本発明に基づく通信方法では、オー
ディオ/ビデオ(A/V)デジタルコンテンツをアイソ
クロノスデータパケットとして非実時間(non real-tim
e)で配信することができる。暗号化されたA/Vデジ
タルコンテンツを送受信するための5C DTCP DT
LA規則に適合するために、アイソクロノスデータを、
非同期データパケットではなく、アイソクロノスデータ
パケットとしてパケット化することは重要である。5C
DTCP DTLAライセンス付与規則によれば、暗号
化されたA/Vデジタルデータは、非同期データパケッ
トとしては転送することができない。非同期転送は、実
時間転送より速い場合もあれば、遅い場合もある。非同
期転送は、例えばデジタルオーディオコンテンツをダビ
ングする場合等においては、実時間転送よりも速く、例
えばA/Vコンテンツを後で視聴するために、非ピーク
時間帯(non peak hours)であって、データの転送によ
り狭い帯域幅が要求される時間帯にA/Vコンテンツを
記録する場合等においては、実時間転送よりも遅い。デ
ータの転送は、好ましくは、IEEE1394規格(2
000年版)のシリアルバスを介して行う。実時間転送
よりも遅い転送は、好ましくは、IEEE1394規格
(2000年版)のアイソクロノス調停に基づき、アイ
ソクロノスチャンネルを介して、アイソクロノスデータ
パケットを用いて行われる。或いは、実時間転送よりも
遅い転送は、IEEE1394規格(2000年版)の
非同期調停に基づき、非同期ストリームを介して、アイ
ソクロノスデータパケットを用いて行われる。なお、非
同期転送は、非同期サイクル内の利用可能なタイムスロ
ットにより行われるため、非同期転送では、利用可能な
帯域幅が保証されていない。したがって、実時間転送よ
りも速い転送では、アイソクロノスチャンネルを介して
アイソクロノスデータパケットを用いた転送を行うこと
が望ましい。実時間転送よりも速い転送では、アイソク
ロノスリソースマネージャ(Isochronous Resource Man
ager:以下、IRMという。)によって転送前に確保さ
れている帯域幅を用いて転送を行う。帯域幅を確保する
ことにより、転送速度が保証される。
【0033】A/Vデジタルデータは、好ましくは、ア
イソクロノスデータパケットとしてパケット化され、I
EEE1394規格(2000年版)のシリアルバスネ
ットワーク内のAV/Cに準拠した機器間で、非実時間
送受される。図2は、機器ネットワークの具体例を示す
ブロック図であり、機器ネットワークは、ビデオカメラ
28と、ビデオテープレコーダ(video tape recorde
r:以下、VTRという。)30と、セットトップボッ
クス26と、テレビジョン受像機24と、パーソナルコ
ンピュータ装置20と、オーディオ/ビデオハードディ
スクドライブ(audio/video hard disk drives:以下、
AVHDDという。)36とを備え、これらは、IEE
E1394規格(2000年版)のケーブル40、4
2、48、50、50によって相互に接続されている。
IEEE1394規格(2000年版)のケーブル50
によって、ビデオカメラ28はVTR30に接続され、
ビデオカメラ28は、録画のためのコマンド及びパラメ
ータをVTR30に送信することができる。IEEE1
394規格(2000年版)のケーブル48によって、
VTR30とパーソナルコンピュータ装置(以下、単に
コンピュータ装置という。)20は接続されている。I
EEE1394規格(2000年版)のケーブル42に
よって、コンピュータ装置20とAVHDD36は接続
されている。IEEE1394規格(2000年版)の
ケーブル40によって、コンピュータ装置20とテレビ
ジョン受像機24は接続されている。IEEE1394
規格(2000年版)のケーブル52によって、テレビ
ジョン受像機24とセットトップボックス26は接続さ
れている。
【0034】図2に示す構成は、単なる例示にすぎな
い。この他の様々な機器の組合せによりオーディオ/ビ
デオネットワークを構成できることは明らかである。I
EEE1394規格(2000年版)に基づくネットワ
ーク内の各機器又は装置は、自律的な装置であり、すな
わち、例えば図2に示すネットワークにおいて、コンピ
ュータ装置20も複数の装置のうちの1つにすぎず、コ
ンピュータ装置20と他の装置との間に真のマスタ−ス
レーブ関係は存在しない。IEEE1394規格(20
00年版)のネットワーク構成において、コンピュータ
装置が接続されていないことも多い。このような構成に
おいも、ネットワーク内の装置は、ピアトゥピア方式
(peer-to-peer)により互いに完全にインタラクトする
ことができる。なお、IEEE1394規格(2000
年版)に基づくネットワーク内の全ての装置間で、必要
に応じて、データ、コマンド、パラメータを送受するこ
とができる。
【0035】図3は、コンピュータ装置20の内部構成
を示すブロック図である。なお、図3において、図1〜
図9と共通の要素には、同一の符号を付している。コン
ピュータ装置20は、中央演算処理装置(central proc
essor unit:以下、CPUという。)120と、主メモ
リ130と、ビデオメモリ122と、マスストレージ装
置132と、モデム136と、IEEE1394規格
(2000年版)のインタフェース回路128とを備
え、これらは全て一般的な双方向システムバス134を
介して相互に接続されている。モデム136は、好まし
くは公衆電話網(public switched telephone networ
k:PSTN)に接続されている。インタフェース回路
128は、IEEE1394規格(2000年版)のシ
リアルバスとデータを送受するための物理インタフェー
ス回路142を備える。物理インタフェース回路142
は、IEEE1394(2000年版)のシリアルバス
ケーブル40を介してテレビジョン受像器24に接続さ
れており、IEEE1394規格(2000年版)のシ
リアルバスケーブル48を介してVTR30に接続され
ており、IEEE1394規格(2000年版)のシリ
アルバスケーブル42を介してAVHDD36に接続さ
れている。本発明の好ましい具体例においては、インタ
フェース回路128は、コンピュータ装置20内のIE
EE1394規格(2000年版)のインタフェースカ
ードとして実現されている。ここで、インタフェース回
路128は、コンピュータ装置20内において、マザー
ボードにインタフェース回路を組み込む等、適切ないか
なる手法により実装してもよいことは当業者にとって明
らかである。マスストレージ装置132は、磁気ストレ
ージ技術、光ストレージ技術、光磁気ストレージ技術及
び利用可能なこの他のマスストレージ技術のうちの1つ
以上の技術を用いて、固定媒体として実現してもよく、
リムーバブル媒体として実現してもよい。システムバス
134には、ビデオメモリ122、主メモリ130の任
意の領域を指定するためのアドレスバスを含んでいる。
更に、システムバス134は、CPU120、主メモリ
130、ビデオメモリ122、マスストレージ装置13
2、モデム136、インタフェース回路128間でデー
タを転送するためのデータバスを含んでいる。
【0036】コンピュータ装置20は、キーボード13
8、マウス140、表示装置22等の周辺入出力装置を
備えている。キーボード38は、CPU120に接続さ
れており、これにより、ユーザはコンピュータ装置20
にデータを入力し及びコンピュータ装置20を制御する
ことができる。マウス40は、キーボード38に接続さ
れたカーソル制御装置であり、これにより、ユーザは表
示装置22上のグラフィック画像を操作することができ
る。上述のように、ユーザは、コンピュータ装置20を
用いて、コンテンツプロバイダとのトランザクションを
開始することができる。
【0037】ビデオメモリ122の出力ポートは、ビデ
オ多重化/シフト回路(video multiplex and shifter
circuit)124に接続されており、ビデオ多重化/シ
フト回路124は、ビデオ増幅回路126に接続されて
いる。ビデオ増幅回路126は、表示装置22を駆動す
る。ビデオ多重化/シフト回路124及びビデオ増幅回
路126は、ビデオビデオメモリ122に格納されてい
るピクセルデータを表示装置22において用いるのに適
したラスタ信号に変換する。
【0038】アイソクロノスデータパケットを非実時間
で転送するには、2つの問題がある。第1の問題は、非
実時間ストリームをサポートするAV/Cソースプラグ
とAV/Cデスティネーションプラグとを構成(config
uring)する問題である。第2の問題は、非実時間で転
送するために、A/Vデジタルコンテンツをパケット化
する問題である。本発明に基づく送信方法は、好ましく
は、AV/C規格及びIEC61883規格のコンテキ
スト内で、これらの2つの問題を解決する。
【0039】既存のAV/C規格のフレームワーク内で
は、情報ブロック(information block)は、AV/C
機器に情報を提供するために用いられている。情報ブロ
ックは、データ構造である。情報ブロックは、実行中
に、ローカルメモリ内において実時間で生成される。詳
しくは、AV/C規格では、アイソクロノスチャンネル
を介してアイソクロノスデータパケットを実時間で転送
するのためのAV/Cデバイスプラグを構成するプラグ
構成情報ブロックが提供されている。この既存のプラグ
構成情報ブロック用のコードは、880716である。
ホストコントローラAV/C機器とターゲットAV/C
機器との間で通信を行うために、情報ブロックは、これ
らの2つの機器間で情報を伝達するメカニズムを有して
いる。各情報ブロックの有効期間は、通常、現在のプラ
グ構成情報ブロックのコンテキスト内において、プラグ
がアクティブとされている期間に対応する。プラグ構成
情報ブロックには、例えばデジタルビデオ(DV)、M
PEG、オーディオタイプデータ等のプラグを介して転
送されるデータの種類を示す情報ブロックを含む他の情
報ブロックが含まれている。AV/C規格では、既存の
情報ブロックの内容を変更することができない。更に情
報を追加する場合、AV/C規格では、更に情報を提供
する新たな情報ブロックを追加することを認めている。
【0040】本発明に基づく送信方法では、プラグ構成
情報ブロック(880716)に組み込まれる新たな情
報ブロックを作成する。新たな情報ブロックは、非実時
間A/Vデジタルコンテンツの送信/受信のためのプラ
グを構成するための非実時間プロパティを定義する。新
たな情報ブロックは、非実時間ストリーム転送のための
イネーブルフィールドと、非実時間転送速度に関し、転
送に使用されるバス帯域幅の情報とを含む。この新たに
組み込む情報ブロックは、拡張のためにデバイスサブユ
ニットを追加するためのAV/Vワーキンググループの
ガイドラインに適合している。プラグ構成情報ブロック
内に、この新たな情報ブロックがない場合、A/Vコン
テンツの送信/受信が実時間で実行されることが示され
る。
【0041】既存のプラグ構成情報ブロック内に組み込
む新たな情報ブロックを、非実時間プラグ転送情報ブロ
ック(non real-time plug information)と呼ぶ。この
非実時間プラグ転送情報ブロックを図4に示す。非実時
間プラグ転送情報ブロック200は、compound_length
フィールドと、info_block_typeフィールドと、primary
_fields_lengthフィールドと、enableフィールドと、ba
ndwidthフィールドとを有する。各フィールドのビット
フォーマットは、AV/C規格に基づいて定められてい
る。compound_lengthフィールドは、このcompound_leng
thフィールドに続く非実時間プラグ転送情報ブロック2
00内の残りのバイト数を特定するフィールドである。
info_block_typeフィールドには、非実時間プラグ転送
情報ブロック200がプラグの非実時間パラメータを記
述することを示すコードが設定される。primary_fields
_lengthフィールドは、この具体例においては、アドレ
ス000716までの非実時間プラグ転送情報ブロック
200の残りのバイト数を特定するフィールドである。
図4に示す非実時間プラグ転送情報ブロック200にお
いては、primary_fields_lengthフィールドは、2に設
定される。enableフィールドには、プラグが非実時間A
/Vコンテンツ送信/受信用に構成されているか否かを
示す値が設定される。enableフィールドは、値が格納さ
れていない場合、プラグが実時間A/Vコンテンツ送信
/受信用に構成されていることを示す。bandwidthフィ
ールドは、データストリーム転送の公称速度(nominal
rate)を示す。bandwidthフィールドの値は、アイソク
ロノスリソースマネージャによって確保されているIE
EE1394規格(2000年版)のシリアルバスにお
ける帯域幅によって定義される。論理的には、bandwidt
hフィールドの値は、例えば、実時間速度の1/2、実
時間速度の2倍、実時間速度の3倍等、データ転送の速
度を定義する。
【0042】非実時間プラグ転送情報ブロックを用いた
適正なプラグ構成は、非実時間データ転送のために送信
AV/C機器及び受信AV/C機器を準備するために必
要である。次に、非実時間送信のために、A/Vストリ
ームコンテンツを構成する。
【0043】本発明に基づく送信方法は、送信機器にお
いて、まず、実時間送信と同様の手法でA/Vストリー
ムコンテンツを準備する。AV/Cストリームコンテン
ツは、従来の手法により、実時間送信用に準備される。
IEEE1394規格(2000年版)のアイソクロノ
スデータパケット(以下、単にIEEE1394(20
00年版)アイソクロノスデータパケットという。)
は、ヘッダ部分とデータ部分を有する。ヘッダ部分に
は、まず、IEEE1394規格(2000年版)に基
づき、IEEE1394(2000年版)アイソクロノ
スヘッダが付与される。次に、IEC61883規格に
基づくIEC61883CIPヘッダがヘッダ部分に追
加される。データ部分は、A/Vストリームコンテンツ
の連続的な部分を解析(parse)し、IEC61883
規格に基づいた部分をデータ部分に追加することにより
生成される。これにより、IEEE1394(2000
年版)アイソクロノスデータパケットは、A/Vストリ
ームコンテンツの連続的な部分を含むように生成され
る。図5は、実時間転送用にフォーマットされたIEE
E1394(2000年版)アイソクロノスデータパケ
ット300の構成を示している。アイソクロノスデータ
パケット300のヘッダ部分は、IEEE1394(2
000年版)アイソクロノスヘッダ310と、IEC6
1883CIPヘッダ320とを含んでいる。アイソク
ロノスデータパケット300のデータ部分は、A/Vコ
ンテンツデータ330の連続的な部分を含んでいる。
【0044】アイソクロノスヘッダ310は、出力プラ
グ構成情報ブロックにおいて割り当てられる帯域幅に適
合する値が格納されたdata_lengthフィールドを含んで
いる。data_lengthフィールドは、IEEE1394
(2000年版)アイソクロノスデータパケット300
に含まれているデータ量を示している。CIPヘッダ3
20は、アイソクロノスデータパケット300のデータ
部分に格納されているA/Vストリームの部分のフォー
マットを示す値が格納されたfmtフィールドを含んでい
る。実時間IEEE1394(2000年版)アイソク
ロノスデータパケット300のfmtフィールドの値は、
フォーマットが実時間であることを示している。
【0045】本発明に基づく送信方法においては、実時
間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデ
ータパケットは、非実時間A/Vコンテンツ用に同定さ
れるアイソクロノスヘッダ及びCIPヘッダ内にカプセ
ル化され、これにより非実時間パケットが形成される。
換言すると、この送信方法は、パケット化された既存の
実時間A/Vコンテンツに他のIEEE1394(20
00年版)アイソクロノスヘッダ及びIEC61883
CIPヘッダを追加することにより、このA/Vコンテ
ンツをカプセル化又は再ラップ(re-wrap)する。追加
されたアイソクロノスヘッダ内のdata_lengthフィール
ドには、再ラップされた非実時間パケットのサイズを示
す値が格納される。追加されたCIPヘッダ内のfmtフ
ィールドは、非実時間A/Vコンテンツを示す。各非実
時間パケット内にカプセル化される実時間IEEE13
94(2000年版)アイソクロノスデータパケットの
数は、非実時間転送の転送速度に応じて決定される。例
えば、非実時間転送が実時間転送の2倍の速度を有して
いる場合、2つの実時間IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットが非実時間パケット
内にカプセル化される。
【0046】図6は、実時間転送速度の2倍の転送速度
で送信される非実時間IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットの構成を示してい
る。非実時間IEEE1394(2000年版)アイソ
クロノスデータパケット400は、非実時間IEEE1
394(2000年版)アイソクロノスヘッダ410
と、非実時間IEC61883CIPヘッダ420と、
カプセル化されたデータ部分430とを含んでいる。カ
プセル化されたデータ部分430は、IEEE1394
規格(2000年版)に準拠した2つの実時間のアイソ
クロノスデータパケット(以下、単に実時間アイソクロ
ノスデータパケットという。)300A、300Bを含
んでいる。実時間アイソクロノスデータパケット300
A、300Bは、それぞれIEEE1394(2000
年版)アイソクロノスデータパケット300と同様にフ
ォーマットされ、A/Vストリームコンテンツの連続す
る部分を表している。実時間アイソクロノスデータパケ
ット300A、300Bの各CIPヘッダのfmtフィー
ルドには、実時間転送を示す値が格納されている。一
方、CIPヘッダ420のfmtフィールドには、非実時
間転送を示す値が格納される。実時間アイソクロノスデ
ータパケット300A、300Bの各アイソクロノスヘ
ッダのdata_lengthフィールドには、実時間転送に必要
な帯域幅に対応するデータ量を示す値が格納されてい
る。非実時間アイソクロノスヘッダ410のdata_lengt
hフィールドには、非実時間転送に割り当てられている
帯域幅に対応する値が格納される。非実時間アイソクロ
ノスヘッダ410のdata_lengthフィールドは、アイソ
クロノスヘッダ、CIPヘッダ及びカプセル化されたデ
ータを含む実時間アイソクロノスデータパケット300
A、300Bのそれぞれのサイズの合計に等しい。ここ
では、単一の実時間アイソクロノスデータパケットを各
サイクル毎に送信するのではなく、2つの実時間アイソ
クロノスデータパケットを含む非実時間アイソクロノス
データパケットを各サイクル毎に送信する。
【0047】図7は、実時間転送速度の1/2の速度で
送信される実時間IEEE1394(2000年版)ア
イソクロノスデータパケットの構成を示している。非実
時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノス
データパケット500は、非実時間IEEE1394
(2000年版)アイソクロノスヘッダ510と、非実
時間IEC61883CIPヘッダ520と、カプセル
化されたデータ部分530とを含んでいる。カプセル化
されたデータ部分530は、IEEE1394規格(2
000年版)に準拠した1つの実時間のアイソクロノス
データパケット300Cを含んでいる。実時間アイソク
ロノスデータパケット300Cは、それぞれIEEE1
394(2000年版)アイソクロノスデータパケット
300と同様にフォーマットされているが、ここに含ま
れているデータは、実時間IEEE1394(2000
年版)アイソクロノスデータパケット300の1/2の
データのみである。送信機器のコントローラは、実時間
IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデー
タパケット300のデータ部分を半分に分割する。コン
トローラは、好ましくは、データ部分内のクワドレット
(quadlet)をカウントし、クワドレットの総数を2で
割る。実時間アイソクロノスデータパケット300Cの
アイソクロノスヘッダ及びCIPヘッダは、実時間アイ
ソクロノスパケット300から変更されない。実時間ア
イソクロノスデータパケット300Cのfmtフィールド
は、実時間フォーマットを示す。一方、非実時間CIP
ヘッダ520のfmtフィールドは、非実時間フォーマッ
トを示す。実時間アイソクロノスデータパケット300
Cの各アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールド
には、実時間転送に必要な帯域幅に対応するデータ量を
示す値が格納されている。実時間アイソクロノスデータ
パケット300Cのデータ部分は、元のIEEE139
4(2000年版)アイソクロノスデータパケット30
0の1/2のデータ量しか含んでおらず、実時間アイソ
クロノスデータパケット300Cのアイソクロノスヘッ
ダは変更されていないため、実時間アイソクロノスデー
タパケット300Cのdata_lengthフィールドに格納さ
れている値は、実時間アイソクロノスデータパケット3
00Cのデータ部分に格納されている実際のデータの2
倍の値を示している。非実時間IEEE1394(20
00年版)アイソクロノスヘッダ510のdata_length
フィールドは、IEEE1394(2000年版)アイ
ソクロノスデータパケット500内にカプセル化されて
いるデータ530に含まれているデータのデータ量を示
している。したがって、非実時間IEEE1394(2
000年版)アイソクロノスヘッダ510のdata_lengt
hフィールドは、実時間アイソクロノスデータパケット
300Cのdata_lengthフィールドの値の1/2の値を
格納する。ここでは、単一の実時間アイソクロノスデー
タパケットを各サイクル毎に送信するのではなく、実質
的に実時間アイソクロノスパケットの1/2のデータを
含む非実時間IEEE1394(2000年版)アイソ
クロノスパケットを各サイクル毎に送信する。
【0048】受信機器においては、非実時間IEEE1
394(2000年版)アイソクロノスデータパケット
が受信され、非実時間アイソクロノスヘッダとCIPヘ
ッダが分離され、これによりパケット化されたA/Vコ
ンテンツストリームを含む実時間IEEE1394(2
000年版)アイソクロノスデータパケットが抽出され
る。受信機器は、非実時間CIPヘッダのfmtフィール
ドを読み込み、受信パケットが非実時間フォーマットで
あると判定する。この非実時間フォーマットは、受信機
器に対し、受信非実時間データパケットの部分が実時間
アイソクロノスデータパケットを含んでいることを示
す。更に、非実時間フォーマットは、受信機器に対し、
データ部分を検出し、データ部分に含まれている実時間
アイソクロノスデータパケットのヘッダを読み出すよう
に指示する。受信機器は、各実時間アイソクロノスヘッ
ダのdata_lengthフィールドを読み出し、各実時間パケ
ットのサイズを判定する。非実時間アイソクロノスヘッ
ダのdata_lengthフィールドは、受信非実時間パケット
のデータ部分のサイズを示している。受信機器は、非実
時間データパケットのdata_lengthフィールドと、実時
間データパケットのdata_lengthフィールドとを比較す
る。非実時間データパケットが実時間転送速度よりも速
い速度で配信されている場合、非実時間データパケット
のdata_lengthフィールドの値は、実時間データパケッ
トのdata_lengthフィールドの値よりも大きい。実時間
転送よりも速い速度では、複数の実時間データパケット
が非実時間データパケットのデータ部分に含まれてい
る。ここで、受信機器は、従来の実時間アイソクロノス
データパケットの処理と同様の手法により、複数のIE
EE1394(2000年版)アイソクロノスデータパ
ケットをA/Vコンテンツストリームに変換して、スト
レージ装置に保存する。
【0049】非実時間転送速度が実時間転送速度の2倍
の速さを有する場合、受信機器は、非実時間アイソクロ
ノスデータパケット400と同様のデータパケットのス
トリームを受信する。受信機器は、非実時間アイソクロ
ノスヘッダ410と非実時間CIPヘッダ420を分離
する。次に、受信機器は、非実時間CIPヘッダ420
のfmtフィールドを読み出し、受信非実時間アイソクロ
ノスデータパケット400が非実時間フォーマットを有
していると判定する。これにより、受信機器は、カプセ
ル化されたデータ430が実時間データパケットを含ん
でいると判定する。受信機器は、カプセル化されたデー
タ430に部分的な実時間データパケットが含まれてい
るか、複数の実時間データパケットが含まれているかを
判定するために、非実時間アイソクロノスヘッダ410
のdata_lengthフィールドを読み出すとともに、カプセ
ル化されたデータ430内の実時間アイソクロノスデー
タパケット300Aの実時間アイソクロノスヘッダを検
索する。受信機器は、実時間アイソクロノスヘッダを検
出すると、実時間アイソクロノスデータパケット300
Aのdata_lengthフィールドを読み出す。次に、受信機
器は、非実時間アイソクロノスデータパケット400の
data_lengthフィールドと、実時間アイソクロノスデー
タパケット300Aのdata_lengthフィールドとを比較
する。そして、受信機器は、非実時間アイソクロノスデ
ータパケット400のdata_lengthフィールドの値が実
時間アイソクロノスデータパケット300Aのdata_len
gthフィールドの値よりも大きく、約2倍であると判定
する。受信機器は、この比較により、カプセル化された
データ430に複数の実時間データパケットが含まれて
いると判定する。複数の実時間データパケットは、この
具体例では、実時間アイソクロノスデータパケット30
0A、300Bであり、これらの実時間データパケット
は、従来の実時間IEEE1394(2000年版)ア
イソクロノスデータパケットと同様に処理される。
【0050】非実時間パケットが実時間転送速度よりも
遅い転送速度で配信されている場合、非実時間データパ
ケットのdata_lengthフィールドの値は、実時間データ
パケットのdata_lengthフィールドの値よりも小さい。
実時間転送より遅い速度では、パケット化された元のI
EEE1394(2000年版)アイソクロノスデータ
パケットのデータの一部を含む単一の実時間パケットが
非実時間データパケットのデータ部分に含まれる。この
場合、受信機器は、元のIEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットの残りの部分を後続
するサイクルで受信することを予測する。実時間データ
パケットは、元のIEEE1394(2000年版)ア
イソクロノスデータパケットのデータ全体に対応するデ
ータが受信されるまでは処理されない。完全な実時間パ
ケットの受信には、非実時間転送速度に応じて、2サイ
クル以上が必要である。受信機器は、完全な実時間IE
EE1394(2000年版)アイソクロノスデータパ
ケットを受信すると、従来の実時間アイソクロノスデー
タパケット処理と同様の手法により、IEEE1394
(2000年版)アイソクロノスデータパケットをA/
Vコンテンツストリームに変換して、ストレージ装置に
保存する。
【0051】非実時間転送速度が実時間転送速度の1/
2倍の速さを有する場合、受信機器は、非実時間アイソ
クロノスデータパケット500と同様のデータパケット
のストリームを受信する。受信機器は、非実時間アイソ
クロノスヘッダ510と非実時間CIPヘッダ520を
分離する。次に、受信機器は、非実時間CIPヘッダ5
20のfmtフィールドを読み出し、受信非実時間アイソ
クロノスデータパケット500が非実時間フォーマット
を有していると判定する。これにより、受信機器は、カ
プセル化されたデータ530が実時間データパケットを
含んでいると判定する。受信機器は、カプセル化された
データ530に部分的な実時間データパケットが含まれ
ているか、複数の実時間データパケットが含まれている
かを判定するために、非実時間アイソクロノスヘッダ5
10のdata_lengthフィールドを読み出すとともに、カ
プセル化されたデータ530内の実時間アイソクロノス
データパケット300Cの実時間アイソクロノスヘッダ
を検索する。受信機器は、実時間アイソクロノスヘッダ
を検出すると、実時間アイソクロノスデータパケット3
00Cのdata_lengthフィールドを読み出す。次に、受
信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット50
0のdata_lengthフィールドと、実時間アイソクロノス
データパケット300Cのdata_lengthフィールドとを
比較する。そして、受信機器は、非実時間アイソクロノ
スデータパケット500のdata_lengthフィールドの値
が実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata
_lengthフィールドの値よりも小さく、約1/2倍であ
ると判定する。受信機器は、この比較により、カプセル
化されたデータ530に単一の実時間データパケットが
含まれており、この実時間データパケットには必要なデ
ータの半分のデータのみが含まれていると判定する。こ
こでは、必要なデータの半分しか入手できないため、受
信機器は、次のサイクルにおいて、必要なデータの更に
半分を受信するまで、この実時間アイソクロノスデータ
パケット300Cを処理しない。必要なデータの更に半
分を受信すると、受信機器は、この更に半分を実時間ア
イソクロノスデータパケット300Cに追加する。次
に、受信機器は、この実時間アイソクロノスデータパケ
ット300Cを従来の実時間IEEE1394(200
0年版)アイソクロノスデータパケットと同様に処理す
る。
【0052】図8は、アイソクロノスデータパケットを
用いて、A/Vコンテンツを非実時間で送信する処理の
具体例を説明するフローチャートである。送信処理が開
始されると、ステップS1おいて、送信すべきA/Vコ
ンテンツストリームがストレージ装置から読み出され
る。ステップS2おいて、A/Vコンテンツストリーム
は、実時間転送用のIEEE1394(2000年版)
アイソクロノスデータパケットにパケット化される。ス
テップS3において、転送を実時間で行うか否かが判定
される。この判定のために、プラグ構成情報ブロックの
info_block_typeフィールドが読み出される。ステップ
S3において、転送が実時間で行われると判定される
と、ステップS4において、各アイソクロノスデータパ
ケットは、従来のIEEE1394規格(2000年
版)の実時間アイソクロノスデータプロトコルに基づい
てタイムスタンプが付される。一方、ステップS3にお
いて、転送が非実時間で行われると判定されると、ステ
ップS5において、転送速度が判定される。転送速度の
判定は、プラグ構成情報ブロックのbandwidthフィール
ドを読み出し、対応する転送速度を判定することにより
行われる。IEEE1394規格(2000年版)のシ
リアルバスにおける転送用の帯域幅は、アイソクロノス
リソースマネージャによって割り当てられる。ステップ
S6おいて、実時間IEEE1394(2000年版)
アイソクロノスデータパケットが非実時間IEEE13
94(2000年版)転送用にカプセル化される。非実
時間転送速度が実時間転送速度より速い場合、非実時間
CIPヘッダ及び非実時間アイソクロノスヘッダにより
複数の実時間IEEE1394(2000年版)アイソ
クロノスデータパケットがカプセル化され、非実時間I
EEE1394(2000年版)アイソクロノスデータ
パケットが生成される。これらの非実時間ヘッダのフォ
ーマットは、それらの実時間ヘッダのフォーマットに対
応している。なお、非実時間アイソクロノスヘッダは、
カプセル化された実時間IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットのサイズを示す値が
格納されたdata_lengthフィールドを有し、非実時間C
IPヘッダは、非実時間フォーマットを示すfmtフィー
ルドを有する。
【0053】非実時間転送速度が実時間転送速度よりも
遅い場合、非実時間CIPヘッダ及び非実時間アイソク
ロノスヘッダにより単一の実時間IEEE1394(2
000年版)アイソクロノスデータパケットがカプセル
化される。ここではカプセル化された実時間IEEE1
394(2000年版)アイソクロノスデータパケット
内には、単一の実時間IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットの一部のみが含まれ
る。正確なデータ量は、転送速度に基づいて決定され
る。データの残りの部分は、後続する1つ以上の実時間
IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデー
タパケットにカプセル化される。
【0054】ステップS6において、実時間IEEE1
394(2000年版)アイソクロノスデータパケット
が非実時間IEEE1394(2000年版)転送用に
カプセル化された後、或いはステップS4において、従
来のIEEE1394規格(2000年版)の実時間ア
イソクロノスデータプロトコルに基づいて各アイソクロ
ノスデータパケットにタイムスタンプが付された後、ス
テップS7において、IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットは、連続するアイソ
クロノスサイクルで送信される。そして、送信処理は終
了する。
【0055】図9は、非実時間アイソクロノスデータパ
ケットを用いてA/Vコンテンツを受信する処理の具体
例を示すフローチャートである。受信処理が開始される
と、ステップS11おいて、IEEE1394(200
0年版)アイソクロノスデータパケットが連続するアイ
ソクロノスサイクルで受信される。ステップS12おい
て、受信データパケットが非実時間フォーマットである
か否かが判定される。この判定のためには、受信データ
パケットのIEC61883CIPヘッダのfmtフィー
ルドが読み出される。ステップS12、受信データパケ
ットが非実時間フォーマットであると判定されると、ス
テップS13において、受信データパケットから非実時
間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘ
ッダと非実字時間IEC61883CIPヘッダが分離
される。ステップS14おいて、受信データパケットの
転送速度が実時間転送よりも遅いか否かが判定される。
この判定は、受信データパケットのアイソクロノスヘッ
ダのデータ部分を検索することにより行われる。データ
部分は、パケット化されたA/Vコンテンツの一部を含
む単一の実時間アイソクロノスデータパケット又はそれ
ぞれがパケット化されたA/Vコンテンツを含む複数の
実時間アイソクロノスデータパケットを含んでいるた
め、検出されたアイソクロノスヘッダは、実時間アイソ
クロノスデータパケットに対応している。実時間アイソ
クロノスヘッダが検出されると、検出された実時間アイ
ソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドが読み出さ
れ、このdata_lengthフィールドの値と、受信データパ
ケットの非実時間アイソクロノスヘッダのdata_length
フィールドの値とが比較される。非実時間アイソクロノ
スヘッダのdata_lengthフィールドの値が実時間アイソ
クロノスヘッダのdata_lengthフィールドの値よりも小
さい場合、受信非実時間データパケットは、実時間転送
よりも遅い転送速度で送信されたものである。この場
合、受信データパケットには、必要なデータの一部のみ
しか含まれておらず、完全なデータパケットを処理する
ためには、後に受信する1つ以上のデータパケットから
必要なデータの残りの部分を入手する必要がある。ステ
ップS14おいて、受信データパケットが実時間転送よ
りも遅い転送速度で転送されているか否かが判定され、
受信データパケットが実時間転送よりも遅い転送速度で
転送されている場合、ステップS15において、必要な
データの残りの部分が入手される。必要なデータの残り
の部分は、後続する1つ以上の受信データパケットに対
してステップS11〜ステップS14を繰り返すことに
より入手される。完全なデータパケットを構成するため
の全てのデータを入手するために必要とされる後続する
データパケットの実際の数は、送信されてくるデータパ
ケットの転送速度に基づいて判定される。完全なデータ
パケットは、実時間IEEE1394(2000年版)
アイソクロノスデータパケットである。ステップS15
において、完全なデータパケットが受信された後、或い
はステップS12において転送速度が実時間転送よりも
速いと判定された場合、ステップS16において、実時
間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデ
ータパケットに対する従来のA/Vコンテンツストリー
ム処理により、実時間IEEE1394(2000年
版)アイソクロノスデータパケットが処理され、ストレ
ージ装置に保存される。ストレージ装置は、好ましく
は、オーディオ/ビデオハードディスクドライブ(audi
o/video hard disk drive:AVHDD)であり、AV
HDDは、データをアイソクロノスデータパケットとし
て保存する。これにより、AVHDDに保存されたデー
タを他の機器に送信する要求があった場合、このデータ
をアイソクロノスデータパケットにフォーマットする必
要がないという利点を有している。そして、受信処理は
終了する。
【0056】本発明により、アイソクロノスデータパケ
ットの送信を実時間で行わなくてはならいという制約が
なくなる。すなわち、本発明に基づく送信方法により、
アイソクロノスデータパケットを実時間転送よりも速い
又は遅い転送速度で転送することができる。A/Vデー
タが実時間視聴を目的としない機器から他の機器に転送
される場合、A/Vデータはアイソクロノスデータパケ
ットにパケット化され、これによりコピー保護が可能と
なり、実時間転送速度より速く又は遅く転送することが
できるようになる。アイソクロノスデータパケットを実
時間速度より速く転送することにより、実時間転送にお
いて生じていた待ち時間を短縮することができる。詳し
くは、例えばビデオカメラ又はAVHDD等のソース機
器から例えば他のAVHDD等のデスティネーション機
器にA/Vデータを送信する場合、実時間転送よりも速
い転送速度を用いた方が従来の実時間転送より速く転送
を完了できる。また、データ転送の時間が重要ではない
場合、アイソクロノスデータパケットを実時間転送より
も遅く転送することにより、使用される帯域幅が狭くな
り、これにより、他のアプリケーションでより広い帯域
幅を確保できるようになる。
【0057】本発明の構成及び動作原理を明瞭に説明す
るために、様々な詳細を含む特定の実施の形態を用いて
本発明を説明した。このような特定の実施の形態の説明
及びその詳細は、特許請求の範囲を制限するものではな
い。本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、例示
的に選択された具体例を変更できることは、当業者にと
って明らかである。特に、本発明の好ましい実施の形態
においては、IEEE1394規格(2000年版)の
シリアルバス構造体を使用しているが、本発明は、他の
適切ないかなるバス構造体を用いても実現できること
は、当業者にとって明らかである。更に、本発明の好ま
しい具体例においては、非実時間アイソクロノスデータ
パケットをアイソクロノスチャンネルを介して送信して
いるが、非実時間アイソクロノスデータパケットは、非
同期ストリームを介して送信することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る通信方法
は、アイソクロノスデータパケットを任意速度でダビン
グする通信方法において、送信機器の送信プラグを、ア
イソクロノスデータパケットを非実時間で送信するよう
に構成するステップと、受信機器の受信プラグを、アイ
ソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように
構成するステップと、データストリームを非実時間転送
用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケッ
ト化し、非実時間データパケットのストリームを生成す
るステップと、非実時間データパケットを送信機器の送
信プラグから受信機器の受信プラグに送信するステップ
とを有する。これにより、アイソクロノスデータパケッ
トを非実時間で送受することができる。
【0059】また、本発明に係る送信方法は、アイソク
ロノスデータパケットを非実時間で送信する送信方法に
おいて、ソース機器のソースプラグを、アイソクロノス
データパケットを非実時間で送信するように構成するス
テップと、データストリームを実時間アイソクロノスデ
ータパケットにパケット化するステップと、送信すべき
アイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するス
テップと、部分的な実時間アイソクロノスデータパケッ
ト又は非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時
間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間ア
イソクロノスデータパケットを非実時間アイソクロノス
データパケット内にカプセル化するステップと、ソース
プラグを介して、非実時間アイソクロノスデータパケッ
トを送信するステップとを有する。これにより、アイソ
クロノスデータパケットを非実時間で送信することがで
きる。
【0060】また、本発明に係る受信方法は、アイソク
ロノスデータパケットを非実時間で受信する受信方法に
おいて、デスティネーション機器のデスティネーション
プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で
受信するように構成するステップと、デスティネーショ
ンプラグを介してアイソクロノスデータパケットを受信
するステップと、受信アイソクロノスデータパケットの
フォーマットを判定するステップと、受信アイソクロノ
スデータパケットのフォーマットが非実時間アイソクロ
ノスデータパケットを示している場合、この非実時間ア
イソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステ
ップと、非実時間アイソクロノスデータパケット内にカ
プセル化されている部分的な実時間アイソクロノスデー
タパケット又は非実時間アイソクロノスデータパケット
の非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の
実時間アイソクロノスデータパケットを抽出するステッ
プと、実時間アイソクロノスデータパケットを処理する
ステップとを有する。これにより、アイソクロノスデー
タパケットを非実時間で受信することができる。
【0061】また、本発明に係るプラグ構成方法は、ア
イソクロノスデータパケットの非実時間ストリームをサ
ポートするようにプラグを構成するプラグ構成方法にお
いて、プラグ構成情報ブロック内に非実時間プラグ転送
情報ブロックを組み込むステップと、非実時間プラグ転
送情報ブロック内に、アイソクロノスデータパケットの
非実時間ストリームを示す非実時間情報タイプを定義す
るステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内の帯
域幅値を、アイソクロノスデータパケットの非実時間ス
トリームのバス帯域幅に対応するように設定するステッ
プと、非実時間プラグ転送情報ブロック内のイネーブル
フィールドを、プラグによるアイソクロノスデータパケ
ットの非実時間ストリームのサポートをイネーブルにす
るように設定するステップとを有する。これにより、ア
イソクロノスデータパケットを非実時間で送受すること
ができる。
【0062】また、本発明に係る通信装置は、アイソク
ロノスデータパケットを非実時間で通信する通信装置に
おいて、プラグを、アイソクロノスデータパケットを非
実時間で転送するように構成する構成回路と、データス
トリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノス
データパケットにパケット化し、非実時間データパケッ
トのストリームを生成するパケット化回路と、プラグを
介して、非実時間でアイソクロノスデータパケットを通
信する送受信回路と、各非実時間アイソクロノスデータ
パケットにカプセル化されている1つ以上の実時間アイ
ソクロノスデータパケットを抽出する逆パケット化回路
と、構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケ
ット化回路に接続され、抽出された実時間アイソクロノ
スデータパケットを処理するコントローラとを備える。
これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間
で送受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格(2000年版)におい
て定義されているプロトコルを説明する図である。
【図2】ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、セット
トップボックス、テレビジョン受像機、コンピュータ及
びオーディオ/ビデオハードディスクドライブを含むI
EEE1394規格(2000年版)のシリアルバスネ
ットワークの構成例を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ装置20の内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の好ましい具体例における非実時間プラ
グ転送情報ブロックのデータ構成を示す図である。
【図5】IEEE1394(2000年版)アイソクロ
ノスデータパケットを示す図である。
【図6】実時間転送速度の2倍の転送速度で送信される
非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロ
ノスデータパケットの具体例を示す図である。
【図7】実時間転送速度の1/2倍の転送速度で送信さ
れる非実時間IEEE1394(2000年版)アイソ
クロノスデータパケットの具体例を示す図である。
【図8】非実時間アイソクロノスデータパケットにより
A/Vコンテンツを送信する処理のフローチャートであ
る。
【図9】非実時間アイソクロノスデータパケットにより
A/Vコンテンツを受信する処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】 400,500 非実時間IEEE1394(2000
年版)アイソクロノスデータパケット、410,510
非実時間IEEE1394(2000年版)アイソク
ロノスヘッダ、420,520 非実時間IEC618
83CIPヘッダ、430,530 カプセル化された
データ部分、s300A,300B,300C IEE
E1394規格(2000年版)の実時間アイソクロノ
スデータパケット
フロントページの続き (72)発明者 グレン ストーン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95033 ロスガトス アイディルワイルド ロード 18301 (72)発明者 ブルース フェアマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94062 ウッドサイド マルティネス ロ ード 275 (72)発明者 スコット スマイヤーズ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95120 サンノゼ マンキューソ ストリ ート 6170 Fターム(参考) 5K032 BA01 BA16 CD01 DB24 5K033 BA01 BA15 CC01 DB16

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイソクロノスデータパケットを任意速
    度でダビングする通信方法において、 a.送信機器の送信プラグを、上記アイソクロノスデー
    タパケットを非実時間で送信するように構成するステッ
    プと、 b.受信機器の受信プラグを、上記アイソクロノスデー
    タパケットを非実時間で受信するように構成するステッ
    プと、 c.データストリームを非実時間転送用に構成されたア
    イソクロノスデータパ ケットにパケット化し、非実時間データパケットのスト
    リームを生成するステップと、 d.上記非実時間データパケットを、上記送信機器の送
    信プラグから上記受信機器の受信プラグに送信するステ
    ップとを有する通信方法。
  2. 【請求項2】 上記非実時間アイソクロノスデータパケ
    ットのストリームは、上記データストリームを実時間ア
    イソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上
    の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッ
    ダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデー
    タパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノス
    データパケットを生成することにより生成され、上記各
    非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化
    される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、上
    記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転
    送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項1
    記載の通信方法。
  3. 【請求項3】 上記非実時間転送速度が実時間転送より
    も速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度の
    任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデータ
    パケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデー
    タパケットの数は、該任意数に対応することを特徴とす
    る請求項2記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 上記非実時間転送速度が実時間転送より
    も遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケッ
    トが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプ
    セル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパ
    ケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイ
    ソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一
    の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていた
    データの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間ア
    イソクロノスデータパケットにカプセル化されることを
    特徴とする請求項2記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイソ
    クロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、
    上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれて
    いるデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含む
    ことを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実
    時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転
    送用にフォーマットされていることを示すフォーマット
    フィールドを含むことを特徴とする請求項5記載の通信
    方法。
  8. 【請求項8】 上記データストリームは、オーディオ/
    ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請
    求項1記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 上記非実時間アイソクロノスデータパケ
    ットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間
    で送信されることを特徴とする請求項1記載の通信方
    法。
  10. 【請求項10】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信
    されることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  11. 【請求項11】 アイソクロノスデータパケットを非実
    時間で送信する送信方法において、 a.ソース機器のソースプラグを、アイソクロノスデー
    タパケットを非実時間で送信するように構成するステッ
    プと、 b.データストリームを実時間アイソクロノスデータパ
    ケットにパケット化するステップと、 c.送信すべきアイソクロノスデータパケットの転送速
    度を判定するステップと、 d.部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は
    上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間
    転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイ
    ソクロノスデータパケットを非実時間アイソクロノスデ
    ータパケット内にカプセル化するステップと、 e.上記ソースプラグを介して、上記非実時間アイソク
    ロノスデータパケットを送信するステップとを有する送
    信方法。
  12. 【請求項12】 上記転送速度が実時間転送よりも速い
    場合、複数の実時間アイソクロノスデータパケットが上
    記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化
    されることを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 上記転送速度が実時間転送よりも遅い
    場合、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが
    上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル
    化され、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの
    部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデ
    ータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求
    項11記載の送信方法。
  14. 【請求項14】 上記各非実時間パケットは、非実時間
    アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有
    することを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 上記非実時間アイソクロノスヘッダ
    は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含ま
    れているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを
    含むことを特徴とする請求項14記載の送信方法。
  16. 【請求項16】 上記非実時間CIPヘッダは、上記非
    実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ
    転送用にフォーマットされていることを示すフォーマッ
    トフィールドを含むことを特徴とする請求項14記載の
    送信方法。
  17. 【請求項17】 上記データストリームは、オーディオ
    /ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする
    請求項11記載の送信方法。
  18. 【請求項18】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時
    間で送信されることを特徴とする請求項11記載の送信
    方法。
  19. 【請求項19】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信
    されることを特徴とする請求項11記載の送信方法。
  20. 【請求項20】 アイソクロノスデータパケットを非実
    時間で受信する受信方法において、 a.デスティネーション機器のデスティネーションプラ
    グを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信
    するように構成するステップと、 b.上記デスティネーションプラグを介してアイソクロ
    ノスデータパケットを受信するステップと、 c.上記受信アイソクロノスデータパケットのフォーマ
    ットを判定するステップと、 d.上記受信アイソクロノスデータパケットのフォーマ
    ットが非実時間アイソクロノスデータパケットを示して
    いる場合、該非実時間アイソクロノスデータパケットの
    転送速度を判定するステップと、 e.上記非実時間アイソクロノスデータパケット内にカ
    プセル化されている部分的な実時間アイソクロノスデー
    タパケット又は上記非実時間アイソクロノスデータパケ
    ットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複
    数の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出するス
    テップと、 f.上記実時間アイソクロノスデータパケットを処理す
    るステップとを有する受信方法。
  21. 【請求項21】 部分的な実時間アイソクロノスデータ
    パケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケット
    にカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデ
    ータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実
    時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されて
    おり、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソ
    クロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行う
    ことを特徴とする請求項20記載の受信方法。
  22. 【請求項22】 上記各非実時間パケットは、非実時間
    アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有
    することを特徴とする請求項20記載の受信方法。
  23. 【請求項23】 上記非実時間アイソクロノスヘッダ
    は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含ま
    れているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを
    含むことを特徴とする請求項22記載の受信方法。
  24. 【請求項24】 上記非実時間CIPヘッダは、上記非
    実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ
    転送用にフォーマットされていることを示すフォーマッ
    トフィールドを含むことを特徴とする請求項22記載の
    受信方法。
  25. 【請求項25】 上記データストリームは、オーディオ
    /ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする
    請求項20記載の受信方法。
  26. 【請求項26】 アイソクロノスデータパケットの非実
    時間ストリームをサポートするようにプラグを構成する
    プラグ構成方法において、 a.プラグ構成情報ブロック内に非実時間プラグ転送情
    報ブロックを組み込むステップと、 b.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内に、上記ア
    イソクロノスデータパケットの非実時間ストリームを示
    す非実時間情報タイプを定義するステップと、 c.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内の帯域幅値
    を、上記アイソクロノスデータパケットの非実時間スト
    リームのバス帯域幅に対応するように設定するステップ
    と、 d.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内のイネーブ
    ルフィールドを、上記プラグによるアイソクロノスデー
    タパケットの非実時間ストリームのサポートをイネーブ
    ルにするように設定するステップとを有するプラグ構成
    方法。
  27. 【請求項27】 アイソクロノスデータパケットを非実
    時間で通信する通信装置において、 a.プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非
    実時間で転送するよう に構成する構成回路と、 b.データストリームを非実時間転送用に構成されたア
    イソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間
    データパケットのストリームを生成するパケット化回路
    と、 c.上記プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデ
    ータパケットを通信する送受信回路と、 d.上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカ
    プセル化されている1つ以上の実時間アイソクロノスデ
    ータパケットを抽出する逆パケット化回路と、e.上記
    構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケット
    化回路に接続され、上記抽出された実時間アイソクロノ
    スデータパケットを処理するコントローラとを備える通
    信装置。
  28. 【請求項28】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットのストリームは、上記データストリームを実時間
    アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以
    上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘ
    ッダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデ
    ータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノ
    スデータパケットを生成することにより生成され、上記
    各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル
    化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、
    上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間
    転送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項
    27記載の通信装置。
  29. 【請求項29】 上記非実時間転送速度が実時間転送よ
    りも速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度
    の任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデー
    タパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデ
    ータパケットの数は、該任意数に対応することを特徴と
    する請求項28記載の通信装置。
  30. 【請求項30】 上記非実時間転送速度が実時間転送よ
    りも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケ
    ットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカ
    プセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータ
    パケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間ア
    イソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単
    一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれてい
    たデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間
    アイソクロノスデータパケットにカプセル化されること
    を特徴とする請求項28記載の通信装置。
  31. 【請求項31】 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイ
    ソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有する
    ことを特徴とする請求項28記載の通信装置。
  32. 【請求項32】 上記非実時間アイソクロノスヘッダ
    は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含ま
    れているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを
    含むことを特徴とする請求項31記載の通信装置。
  33. 【請求項33】 上記非実時間CIPヘッダは、上記非
    実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ
    転送用にフォーマットされていることを示すフォーマッ
    トフィールドを含むことを特徴とする請求項31記載の
    通信装置。
  34. 【請求項34】 上記データストリームは、オーディオ
    /ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする
    請求項27記載の通信装置。
  35. 【請求項35】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時
    間で送信されることを特徴とする請求項27記載の通信
    装置。
  36. 【請求項36】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信
    されることを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  37. 【請求項37】 部分的な実時間アイソクロノスデータ
    パケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケット
    にカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデ
    ータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実
    時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されて
    おり、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソ
    クロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行う
    ことを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  38. 【請求項38】 上記送受信回路は、プラグを介して上
    記アイソクロノスデータパケットを実時間で送信するこ
    とを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  39. 【請求項39】 上記送受信回路は、プラグを介して上
    記アイソクロノスデータパケットを実時間で受信するこ
    とを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  40. 【請求項40】 アイソクロノスデータパケットを非実
    時間で通信する通信装置において、 a.プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非
    実時間で転送するように構成する構成手段と、 b.データストリームを非実時間転送用に構成されたア
    イソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間
    データパケットのストリームを生成するパケット化手段
    と、 c.上記プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデ
    ータパケットを通信する送受信手段回路と、 d.転送速度に基づいて個数が決定され、上記各非実時
    間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されてい
    る1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを抽
    出する逆パケット化回路と、 e.上記構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆
    パケット化回路に接続され、上記抽出された実時間アイ
    ソクロノスデータパケットを処理する制御手段とを備え
    る通信装置。
  41. 【請求項41】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットのストリームは、上記データストリームを実時間
    アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以
    上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘ
    ッダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデ
    ータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノ
    スデータパケットを生成することにより生成され、上記
    各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル
    化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、
    上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間
    転送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項
    40記載の通信装置。
  42. 【請求項42】 上記非実時間転送速度が実時間転送よ
    りも速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度
    の任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデー
    タパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデ
    ータパケットの数は、該任意数に対応することを特徴と
    する請求項41記載の通信装置。
  43. 【請求項43】 上記非実時間転送速度が実時間転送よ
    りも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケ
    ットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカ
    プセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータ
    パケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間ア
    イソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単
    一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれてい
    たデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間
    アイソクロノスデータパケットにカプセル化されること
    を特徴とする請求項41記載の通信装置。
  44. 【請求項44】 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイ
    ソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有する
    ことを特徴とする請求項41記載の通信装置。
  45. 【請求項45】 上記非実時間アイソクロノスヘッダ
    は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含ま
    れているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを
    含むことを特徴とする請求項44記載の通信装置。
  46. 【請求項46】 上記非実時間CIPヘッダは、上記非
    実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ
    転送用にフォーマットされていることを示すフォーマッ
    トフィールドを含むことを特徴とする請求項44記載の
    通信装置。
  47. 【請求項47】 上記データストリームは、オーディオ
    /ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする
    請求項40記載の通信装置。
  48. 【請求項48】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時
    間で送信されることを特徴とする請求項40記載の通信
    装置。
  49. 【請求項49】 上記非実時間アイソクロノスデータパ
    ケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信
    されることを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  50. 【請求項50】 部分的な実時間アイソクロノスデータ
    パケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケット
    にカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデ
    ータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実
    時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されて
    おり、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソ
    クロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行う
    ことを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  51. 【請求項51】 上記送受信回路は、プラグを介して上
    記アイソクロノスデータパケットを実時間で送信するこ
    とを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  52. 【請求項52】 上記送受信回路は、プラグを介して上
    記アイソクロノスデータパケットを実時間で受信するこ
    とを特徴とする請求項40記載の通信装置。
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