JP4147524B2 - 通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置 - Google Patents

通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非実時間データ転送の技術分野に関する。詳しくは、本発明は、アイソクロノスチャンネル上のアイソクロノスパケット又は非同期ストリームを介して、データを非実時間で送受信するための通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
米国電気電子学会(Institute for Electrical and Electronics Engineers:IEEEにより)により承認された「高性能シリアルバスのためのIEEE1394規格(2000年版)」は、安価な高速のシリアルバスアーキテクチャを実現する国際規格である。この規格は、例えばオーディオビジュアル機器やパーソナルコンピュータ装置を含むデジタル機器を相互に接続するための汎用の入出力接続を提供する。IEEE1394規格(2000年版)は、非同期フォーマットのデータ転送とアイソクロノスフォーマットのデータ転送(asynchronous and isochronous format data transfer)の両方をサポートしている。非同期データ転送は、転送開始後、ソースノードからデスティネーションノードにデータを可能な限り速く転送する。非同期データ転送に適した転送データの具体例としては、例えば静止画像やテキスト文書のデータ等がある。また、制御コマンドも非同期的に送信することができる。
【0003】
アイソクロノスデータ転送は、送信アプリケーションと受信アプリケーションの両方における重要なインスタンス(significant instance)間の時間間隔(time interval)が同じ継続時間(duration)を有する実時間データ転送である。データのアイソクロノス的な転送の理想的なアプリケーションの具体例としては、ビデオカメラからテレビジョン受信機へのオーディオ−ビジュアルデータ(AVデータ)のデータ転送がある。ビデオカメラは、音と画像(AVデータ)を記録し、テープ状記録媒体の離散なセグメントに保存する。各パケットに含まれるデータペイロードは、限られた期間に亘って記録された画像及び/又は音を表している。ビデオカメラは、記録した画像及び音を表す各パケットを、テレビジョンセットで表示するために、限られた時間周期で、その周期内で転送する。これにより、転送されたアイソクロノスデータパケットのシーケンスは、例えばテレビジョン番組や動画等のAVプログラムを構成する。
【0004】
IEEE1394規格(2000年版)の標準バスアーキテクチャは、アプリケーション間のアイソクロノスデータ転送のために独立した多数のチャンネル(multiple channel)を提供する。適切なアプリケーションによって確実に受信されるように、6ビットのチャンネル番号が、データとともに報知される。これによって、複数のアプリケーションは、アイソクロノスデータをバス構造を介して、互いに干渉することなく、同時にデータを転送することができる。
【0005】
IEEE1394規格(2000年版)によって規定されているケーブルは、そのような機器を接続するために用いられている他の嵩張ったケーブルと比較して、サイズが非常に細い。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル環境は、ポイントトゥポイントリンクによって接続されたノードのネットワークであり、各リンクは、各ノードの物理的な接続のためのポートと、これらのポート間のケーブルとを含んでいる。IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスのケーブル環境における物理的トポロジは、有限のブランチを有する複数のポートの非環状ネットワーク(non-cyclic network)である。ケーブル環境に対する主な制約は、閉ループを形成することなく、ノードを相互に接続しなくてはならない点である。
【0006】
IEEE1394規格(2000年版)のバスが活線状態においても、機器を取り付けたり、取り外したりすることができる。機器が取り付けられたり、取り外されたりすると、バスは、それ自体を自動的に再構成し、既存のノード間でデータを転送する。ノードは、バス構造上の固有のアドレスを有する論理構成体(logical entity)とみなされる。各ノードは、識別ROM(identification ROM)と、標準化された制御レジスタ(control register)と、それ自身のアドレス空間(address space)のセットを有する。
【0007】
IEEE1394規格(2000年版)のケーブルは、異なるノード上のポートを相互に接続する。各ポートには、終端器と、送受信機と、論理回路とが含まれる。ノードは、その物理的接続において、複数のポートを有することができる。ケーブルとポートは、ノード間のバス中継器(bus repeater)として機能し、単一の論理バスとして振る舞う。各ノードにおけるケーブルの物理的接続は、1つ以上のポートと、調停論理回路(arbitration logic)と、再同期回路(resynchronizer)と、エンコーダとを含む。各ポートは、ケーブルのコネクタが接続されるケーブル媒体インタフェースを備える。調停論理回路は、ノードのバスへのアクセスを提供する。再同期回路は、データストローブ符号化された受信データビットが供給され、ノード内のアプリケーションによって使用するために、ローカルクロックに同期したデータビットを生成する。エンコーダは、ノードから送信するデータ、或いは再同期回路により受信され、他のノードにアドレスが指定されているデータを、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスを介して送信するために、データストローブフォーマットにエンコードする。これらのコンポーネントを用いることにより、ケーブル環境における物理的なポイントトゥポイントトポロジであるケーブルの物理的接続は、システムのより上位層によって必要とされる仮想報知バス(virtual broadcast bus)に置き換えられる。このことは、物理的接続である1つのポートにおいて受信される全てのデータを一旦取り込み、これらのデータをローカルクロックに再同期させた後、物理的接続である他の全てのポートに中継して出力することによって、実現される。
【0008】
IEEE1394規格(2000年版)では、図1に示すようなプロトコルが定義されている。このプロトコルは、シリアルバス管理部10と、シリアルバス管理部10に接続されたトランザクション層12、リンク層14及び物理層16とを備える。物理層16は、機器又はアプリケーションとIEEE1394規格(2000年版)のケーブル間の電気的及び機械的接続を提供する。更に、物理層16は、IEEE1394規格(2000年版)のバスに接続された全ての機器が実際のデータを送受信できるようにするとともに、これらの機器がバスにアクセスすることを確実するための調停(arbitration)を行う。リンク層14は、非同期データパケット転送とアイソクロノスデータパケット転送の両方のためのパケット配信サービスを提供する。リンク層14は、承認プロトコル(acknowledgment protocol)を用いて非同期データ転送をサポートするとともに、ジャストインタイムデータ配信(just-in-time data delivery)のための実時間保証帯域幅プロトコル(real-time guaranteed bandwidth protocol)を用いてアイソクロノスデータ転送をサポートする。トランザクション層12は、リード、ライト、ロック等を含む非同期データ転送の遂行に必要なコマンドをサポートする。シリアルバス管理部10は、アイソクロノスデータ転送を管理するアイソクロノスリソースマネージャを備える。また、シリアルバス管理部10は、調停タイミングの最適化、バス上の全ての機器の適切な電力の保証、サイクルマスタの割当、アイソクロノスチャンネル及び帯域リソースの割当、エラーの基本的な通知等により、シリアルバス全体の構成制御を行う。
【0009】
IEEE1394規格(2000年版)は、バスへのアイソクロノス転送のために情報がカプセル化される構造化されたパケットを定義する。各アイソクロノスデータパケットは、少なくともIEEE1394規格(2000年版)のパケットヘッダを含む。パケットヘッダは、パケットの適正な通信に必要なオーバヘッド情報を含む。パケット内のパケットヘッダに続くデータフィールドには、通常、例えばオーディオビジュアルデータ等のコンテンツデータが含まれている。受信機器は、アイソクロノスデータパケットを受信すると、コンテンツデータに、例えば表示等の適切な処理を施すために、ヘッダデータをコンテンツデータから分離する必要がある。更に、タイミングを調整するために、必要に応じて、ヘッダ情報のみを含み、コンテンツデータ部分を含まないアイソクロノスパケットを、IEEE1394規格(2000年版)のバスを介して送信する。
【0010】
IEEE1394規格(2000年版)のアイソクロノスデータパケットは、アイソクロノス調停を用いてアイソクロノスチャンネルを介して送信され、或いは非同期調停を用いて非同期ストリームを介して送信される。アイソクロノスチャンネルを介して送信を行う場合、アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノス期間のみにおいて送信される。アイソクロノス期間は、サイクルマスタによって制御され、サイクルマスタは、サイクルスタートパケットによって期間の開始を通知する。全てのアイソクロノス送信機がデータを送信する機会を有していた後のサブアクションギャップ(subaction gap)が観察されると、アイソクロノス期間は終了する。帯域幅とチャンネル番号の2つのリソースは、それぞれアイソクロノスリソースマネージャレジスタBANDWIDTH_AVAILABLEとアイソクロノスリソースマネージャレジスタCHANNELS_AVAILABLEから割り当てられる。各アイソクロノス期間において、所与のチャンネル番号を用いてアイソクロノスデータパケットを送信できる送信機は、1つのみである。
【0011】
アイソクロノスチャンネルを介したアイソクロノスデータパケットの転送に関連する上述した条件は、非同期ストリームを用いることにより緩和される。非同期ストリームを用いることにより、アイソクロノスデータパケットは、非同期期間内に送信され、他の要求されたサブアクションと同じ調停要求が課される。チャンネル番号は、アイソクロノスリソースマネージャレジスタCHANNELS_AVAILABLEから割り当てられる。この場合、公正調停(arbitration fairness)では、複数のノードが同じチャンネル番号を用いてアイソクロノスデータパケットを送信でき、或いは同じノードが同じチャンネル番号を用いて複数のアイソクロノスデータパケットを所望の頻度で送信することができる。
【0012】
IEEE1394規格(2000年版)は、データフィールドのコンテンツデータに対しては、特定のフォーマットを規定していない。特定のフォーマットに基づくコンテンツデータの組織化及びデータフィールドのコンテンツの解釈は、それぞれ送信アプリケーションと受信アプリケーションに任されている。広範囲に亘るデジタル機器間の相互動作性を容易に実現するために、データフィールドには、標準フォーマットに基づいてデータをカプセル化する必要がある。広く採用されているフォーマットの1つに共通アイソクロノスプロトコル(Common Isochronous Protocol:以下、CIPという。)がある。CIP転送プロトコルを使用する場合、データフィールドには、ヘッダとオーディオビジュアルコンテンツデータを格納することができる。データフィールド内のこのヘッダは、CIPヘッダである。CIP転送では、幾つかのデータフィールドには、CIPヘッダのみが格納される。このようなデータフィールド内のヘッダ及びデータプロトコルの使用方法は、アイソクロノス転送プロトコル(Isochronous Transport Protocol)と呼ばれる。このようなアイソクロノスデータパケットの受信機は、IEEE1394規格(2000年版)のヘッダ情報を受信するまでは、どのパケットがコンテンツデータ部分を含んでいないかを必ずしも予測しなくてもよい。
【0013】
AV/Cデジタルインタフェースコマンドセット(AV/C Digital Interface Command Set)は、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスに接続された民生用オーディオ/ビデオ機器間のトランザクションのために使用されるコマンドセットである。このAV/Cコマンドセットは、オーディオ/ビデオコマンドの要求及び応答の転送に関して合意された国際規格IEC61883に定義されている機能制御プロトコル(Function Control Protocol:FCP)を使用する。IEEE1394規格(2000年版)及びAC/Cコマンドセットでは、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスネットワークに接続されている機器間にマスタ−スレーブ関係は存在しない。すなわち、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバス及びAV/Cコマンドセットは、ネットワーク内で共存する機器のピアトゥピア方式(peer-to-peer)の相互動作に基づいて機能する。
【0014】
IEC61883規格は、オーディオ/ビデオコマンド要求及び応答の転送のための承認された国際規格である。この規格は、プラグ及びプラグ制御レジスタの概念を用いて、アイソクロノスデータフローの属性(attribute)を管理及び制御する。なお、プラグは、オーディオ/ビデオ機器に物理的に存在するのではなく、情報の各フローが物理的プラグを介してルーティングされる既存のオーディオ/ビデオ機器のアナロジ(analogy)を確立するために使用されるものである。
【0015】
アイソクロノスデータフローは、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスのアイソクロノスチャンネルを介してアイソクロノスパケットを送信することにより、1つの送信機器から1つ以上の受信機器に送信される。各アイソクロノスデータフローは、送信機器の1つの出力プラグからアイソクロノスチャンネルを介して送信され、受信機器は、このアイソクロノスチャンネルを介して、1つの入力プラグによりアイソクロノスデータフローを受信する。
【0016】
出力プラグを用いたアイソクロノスデータフローの送信は、送信機器内の出力プラグ制御レジスタ(output plug control register:oPCR)及び出力マスタプラグレジスタ(output master plug register:oMPR)内のデータに反映される。出力マスタプラグレジスタは、対応する送信機器によって送信された全てのアイソクロノスデータフローに共通する全ての属性を格納する。出力プラグ制御レジスタは、送信機器から送信された他のアイソクロノスデータフローの属性から独立した対応するアイソクロノスデータフローの全ての属性を格納する。
【0017】
アイソクロノスデータフローの受信は、受信機器内の入力プラグ制御レジスタ(input plug control register:iPCR)及び入力マスタプラグレジスタ(input master plug register:iMPR)内のデータに反映される。入力マスタプラグレジスタは、対応する受信機器によって受信された全てのアイソクロノスデータフローに共通する全ての属性を格納する。入力プラグ制御レジスタは、受信機器によって受信された他のアイソクロノスデータフローの属性から独立した対応するアイソクロノスデータフローの全ての属性を格納する。
【0018】
アイソクロノスデータフローは、対応するプラグ制御レジスタの内容を変更し、送信を開始又は既存の送信に接続することにより、IEEE1394規格(2000年版)のバスに接続されているいかなる機器からも制御することができる。プラグ制御レジスタは、IEEE1394規格(2000年版)のバスの非同期トランザクションを介して変更することができ、或いはプラグ制御レジスタが制御機器内にある場合には内部的に変更することができる。
【0019】
IEEE1394規格(2000年版)のバス上の2つのオーディオ/ビデオ機器間でアイソクロノスデータを転送するためには、アプリケーションは、アイソクロノスチャンネルを用いて送信機器の出力プラグを受信機器の入力プラグに仮想的に接続する必要がある。1つの入力プラグと1つの出力プラグと1つのアイソクロノスチャンネルの関係は、ポイントトゥポイント接続と呼ばれる。ポイントトゥポイント接続は、この接続を確立したアプリケーションのみによって終了することができる。アプリケーションは、入力プラグ又は出力プラグをアイソクロノスチャンネルに接続することにより、自らの機器においてアイソクロノスデータの送信又は受信を開始することができる。1つの出力プラグと1つのアイソクロノスチャンネルの関係は、報知送信接続(broadcast-out connection)と呼ばれる。一方、1つの入力プラグと1つのアイソクロノスチャンネルの関係は、報知受信接続(broadcast-in connection)と呼ばれる。報知送信接続と報知受信接続は、まとめて報知接続(broadcast connections)と呼ばれる。報知接続は、プラグを有する機器によってのみ確立されるが、この接続は、いかなる機器によっても終了することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
5Cデジタル転送コンテンツ保護(Digital Transmission Content Protection:DTCP)は、オーディオ/ビデオ(A/V)機器のコンテンツが、例えばIEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスに準拠した高性能シリアルバス等のデジタル転送メカニズムを介して転送される際に、そのコンテンツが不正にコピーされ、傍受され、又は改竄されることを防止するための暗号化プロトコルを定義している。このコピー保護システムは、ソース機器から例えばDVDコンテンツスクランブリング装置(DVD Content Scrambling System)等の他の認証されているコピー保護装置に配信された正当なA/Vコンテンツのみを保護する。デジタル転送ライセンス付与アドニミストレータ(Digital Transmission Licensing Administrator:DTLA)は、5C DTCP仕様書に規定されているコンテンツ保護システムを確立し管理する責任を負う。5C DTCP DTLAライセンス付与規則では、暗号化されたオーディオ/ビデオデジタルコンテンツは、非同期ブロックデータ転送を用いて転送することができない。一方、アイソクロノスパケットを用いて暗号化されたオーディオ/ビデオデジタルコンテンツを送受信することは、5C DTCP DTLAライセンス付与規則において認められている。
【0021】
従来の多くのシステムは、非同期データパケットを用いて、非実時間でコンテンツを転送していた。しかしながら、非同期データパケットの転送には、5Cコピー保護が適用されない。すなわち、5Cコピー保護を適用するためには、アイソクロノスデータパケットを用いる必要がある。しかしながら、アイソクロノスデータパケットは、現在のところ、実時間で転送されている。
【0022】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送することができる通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アイソクロノスデータパケットを実時間で転送しなくてはならないという制約を克服する。本発明に基づく通信方法では、アイソクロノスデータパケットを任意速度でダビングすることができる。この通信方法は、ソース機器のソースプラグ及びデスティネーション機器のデスティネーションプラグを、それぞれアイソクロノスパケットを非実時間で送信又は受信するように構成する。そして、データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成する。各非実時間アイソクロノスデータパケットは、まず、データストリームを従来の実時間ヘッダ及びデータペイロードを含む実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化することにより生成される。そして、部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は複数の実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットのデータペイロード部分にカプセル化される。非実時間アイソクロノスデータパケットは、データペイロード部分に加えて、非実時間ヘッダを含む。好ましくは、非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットのデータペイロード部分のデータ長を示すアイソクロノスヘッダと、非実時間フォーマットを示すCIPヘッダとを含む。非実時間アイソクロノスデータパケット転送の転送速度に応じて、部分的な又は複数の実時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化される。転送速度が実時間転送よりも遅い場合、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。部分的実時間アイソクロノスデータパケットは、元の実時間ヘッダと、元のデータペイロードの一部とを含んでいる。元のデータペイロードの残りの部分は、後続する1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化され、各追加的な実時間アイソクロノスデータパケットのヘッダは、元の実時間ヘッダのコピーであり、各追加的な実時間アイソクロノスデータパケットは、後続する非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。
【0024】
転送速度が実時間転送よりも速い場合、複数の実時間アイソクロノスデータパケットが単一の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。例えば、転送速度が実時間の3倍である場合、各非実時間アイソクロノスデータパケットには、それぞれ3つの実時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化される。
【0025】
非実時間アイソクロノスデータパケットは、ソース機器からソースプラグを介して送信され、デスティネーション機器がデスティネーションプラグを介して受信する。非実時間アイソクロノスデータパケットが受信されると、CIPヘッダが読み出され、受信アイソクロノスデータパケットが非実時間転送用にフォーマットされていることが判定される。この非実時間ヘッダは、分離され、非実時間アイソクロノスデータパケットのデータペイロード部分に部分的な実時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化されているか、複数の実時間アイソクロノスデータパケットがカプセル化されているかが判定される。複数の実時間アイソクロノスデータパケットが含まれている場合、各実時間アイソクロノスデータパケットは、従来と同様の手法により処理される。一方、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが含まれている場合、デスティネーション機器が元のペイロードデータの残りの部分を含む後続する非実時間アイソクロノスデータパケットを受信するまで、先に受信した部分的なパケットが保持される。そして、元のデータペイロード全体が受信されると、元の実時間アイソクロノスデータパケットが処理される。
【0026】
上述の課題を解決するために、本発明に係る通信方法は、アイソクロノスデータパケットを任意速度でダビングする通信方法において、送信機器の送信プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、受信機器の受信プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するステップと、非実時間データパケットを送信機器の送信プラグから受信機器の受信プラグに送信するステップとを有する。非実時間アイソクロノスデータパケットのストリームは、例えば、データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッダ内にカプセル化して非実時間アイソクロノスデータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノスデータパケットを生成することにより生成され、各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて決定される。非実時間転送速度が実時間転送よりも速い場合、この非実時間転送速度は、実時間転送速度の任意数倍であり、各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、この任意数に対応する。非実時間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有していてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいてもよい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含んでいてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信してもよく、非同期ストリームを介して、非実時間で送信してもよい。
【0027】
また、上述の課題を解決するために、本発明に係る送信方法は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信する送信方法において、ソース機器のソースプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化するステップと、送信すべきアイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化するステップと、ソースプラグを介して、非実時間アイソクロノスデータパケットを送信するステップとを有する。転送速度が実時間転送よりも速い場合、複数の実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。転送速度が実時間転送よりも遅い場合、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。各非実時間パケットは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有していてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいてもよい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含んでいてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信してもよく、非同期ストリームを介して、非実時間で送信してもよい。
【0028】
また、上述の課題を解決するために、本発明に係る受信方法は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信する受信方法において、デスティネーション機器のデスティネーションプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、デスティネーションプラグを介してアイソクロノスデータパケットを受信するステップと、受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットを判定するステップと、受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットが非実時間アイソクロノスデータパケットを示している場合、この非実時間アイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化されている部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出するステップと、実時間アイソクロノスデータパケットを処理するステップとを有する。部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されており、この残りの部分を集め、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合した後に処理を行う。各非実時間パケットは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有していてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいてもよい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含んでいてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。
【0029】
また、上述の課題を解決するために、本発明に係るプラグ構成方法は、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームをサポートするようにプラグを構成するプラグ構成方法において、プラグ構成情報ブロック内に非実時間プラグ転送情報ブロックを組み込むステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内に、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームを示す非実時間情報タイプを定義するステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内の帯域幅値を、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのバス帯域幅に対応するように設定するステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内のイネーブルフィールドを、プラグによるアイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのサポートをイネーブルにするように設定するステップとを有する。
【0030】
また、上述の課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で通信する通信装置において、プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送するように構成する構成回路と、データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するパケット化回路と、プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデータパケットを通信する送受信回路と、各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出する逆パケット化回路と、構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケット化回路に接続され、抽出された実時間アイソクロノスデータパケットを処理するコントローラとを備える。非実時間アイソクロノスデータパケットのストリームは、データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッダ内にカプセル化して非実時間アイソクロノスデータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノスデータパケットを生成することにより生成され、各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて決定される。非実時間転送速度が実時間転送よりも速い場合、この非実時間転送速度は、実時間転送速度の任意数倍であり、各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、この任意数に対応する。非実時間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有していてもよい。非実時間アイソクロノスヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含んでいてもよい。非実時間CIPヘッダは、非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含んでいてもよい。データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含んでいてもよい。非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信してもよく、非同期ストリームを介して、非実時間で送信してもよい。部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されており、この残りの部分を集め、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合した後に処理を行う。送受信回路は、プラグを介してアイソクロノスデータパケットを実時間で送信し、及びプラグを介してアイソクロノスデータパケットを実時間で受信する
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る通信方法、送信方法、受信方法及び通信装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
本発明は、アイソクロノスデータパケットを実時間(real-time)で転送しなくてはならないという制約を克服する。本発明に基づく通信方法では、オーディオ/ビデオ(A/V)デジタルコンテンツをアイソクロノスデータパケットとして非実時間(non real-time)で配信することができる。暗号化されたA/Vデジタルコンテンツを送受信するための5C DTCP DTLA規則に適合するために、アイソクロノスデータを、非同期データパケットではなく、アイソクロノスデータパケットとしてパケット化することは重要である。5C DTCP DTLAライセンス付与規則によれば、暗号化されたA/Vデジタルデータは、非同期データパケットとしては転送することができない。非同期転送は、実時間転送より速い場合もあれば、遅い場合もある。非同期転送は、例えばデジタルオーディオコンテンツをダビングする場合等においては、実時間転送よりも速く、例えばA/Vコンテンツを後で視聴するために、非ピーク時間帯(non peak hours)であって、データの転送により狭い帯域幅が要求される時間帯にA/Vコンテンツを記録する場合等においては、実時間転送よりも遅い。データの転送は、好ましくは、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスを介して行う。実時間転送よりも遅い転送は、好ましくは、IEEE1394規格(2000年版)のアイソクロノス調停に基づき、アイソクロノスチャンネルを介して、アイソクロノスデータパケットを用いて行われる。或いは、実時間転送よりも遅い転送は、IEEE1394規格(2000年版)の非同期調停に基づき、非同期ストリームを介して、アイソクロノスデータパケットを用いて行われる。なお、非同期転送は、非同期サイクル内の利用可能なタイムスロットにより行われるため、非同期転送では、利用可能な帯域幅が保証されていない。したがって、実時間転送よりも速い転送では、アイソクロノスチャンネルを介してアイソクロノスデータパケットを用いた転送を行うことが望ましい。実時間転送よりも速い転送では、アイソクロノスリソースマネージャ(Isochronous Resource Manager:以下、IRMという。)によって転送前に確保されている帯域幅を用いて転送を行う。帯域幅を確保することにより、転送速度が保証される。
【0033】
A/Vデジタルデータは、好ましくは、アイソクロノスデータパケットとしてパケット化され、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスネットワーク内のAV/Cに準拠した機器間で、非実時間送受される。図2は、機器ネットワークの具体例を示すブロック図であり、機器ネットワークは、ビデオカメラ28と、ビデオテープレコーダ(video tape recorder:以下、VTRという。)30と、セットトップボックス26と、テレビジョン受像機24と、パーソナルコンピュータ装置20と、オーディオ/ビデオハードディスクドライブ(audio/video hard disk drives:以下、AVHDDという。)36とを備え、これらは、IEEE1394規格(2000年版)のケーブル40、42、48、50、50によって相互に接続されている。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル50によって、ビデオカメラ28はVTR30に接続され、ビデオカメラ28は、録画のためのコマンド及びパラメータをVTR30に送信することができる。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル48によって、VTR30とパーソナルコンピュータ装置(以下、単にコンピュータ装置という。)20は接続されている。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル42によって、コンピュータ装置20とAVHDD36は接続されている。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル40によって、コンピュータ装置20とテレビジョン受像機24は接続されている。IEEE1394規格(2000年版)のケーブル52によって、テレビジョン受像機24とセットトップボックス26は接続されている。
【0034】
図2に示す構成は、単なる例示にすぎない。この他の様々な機器の組合せによりオーディオ/ビデオネットワークを構成できることは明らかである。IEEE1394規格(2000年版)に基づくネットワーク内の各機器又は装置は、自律的な装置であり、すなわち、例えば図2に示すネットワークにおいて、コンピュータ装置20も複数の装置のうちの1つにすぎず、コンピュータ装置20と他の装置との間に真のマスタ−スレーブ関係は存在しない。IEEE1394規格(2000年版)のネットワーク構成において、コンピュータ装置が接続されていないことも多い。このような構成においも、ネットワーク内の装置は、ピアトゥピア方式(peer-to-peer)により互いに完全にインタラクトすることができる。なお、IEEE1394規格(2000年版)に基づくネットワーク内の全ての装置間で、必要に応じて、データ、コマンド、パラメータを送受することができる。
【0035】
図3は、コンピュータ装置20の内部構成を示すブロック図である。なお、図3において、図1〜図9と共通の要素には、同一の符号を付している。コンピュータ装置20は、中央演算処理装置(central processor unit:以下、CPUという。)120と、主メモリ130と、ビデオメモリ122と、マスストレージ装置132と、モデム136と、IEEE1394規格(2000年版)のインタフェース回路128とを備え、これらは全て一般的な双方向システムバス134を介して相互に接続されている。モデム136は、好ましくは公衆電話網(public switched telephone network:PSTN)に接続されている。インタフェース回路128は、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスとデータを送受するための物理インタフェース回路142を備える。物理インタフェース回路142は、IEEE1394(2000年版)のシリアルバスケーブル40を介してテレビジョン受像器24に接続されており、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスケーブル48を介してVTR30に接続されており、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスケーブル42を介してAVHDD36に接続されている。本発明の好ましい具体例においては、インタフェース回路128は、コンピュータ装置20内のIEEE1394規格(2000年版)のインタフェースカードとして実現されている。ここで、インタフェース回路128は、コンピュータ装置20内において、マザーボードにインタフェース回路を組み込む等、適切ないかなる手法により実装してもよいことは当業者にとって明らかである。マスストレージ装置132は、磁気ストレージ技術、光ストレージ技術、光磁気ストレージ技術及び利用可能なこの他のマスストレージ技術のうちの1つ以上の技術を用いて、固定媒体として実現してもよく、リムーバブル媒体として実現してもよい。システムバス134には、ビデオメモリ122、主メモリ130の任意の領域を指定するためのアドレスバスを含んでいる。更に、システムバス134は、CPU120、主メモリ130、ビデオメモリ122、マスストレージ装置132、モデム136、インタフェース回路128間でデータを転送するためのデータバスを含んでいる。
【0036】
コンピュータ装置20は、キーボード138、マウス140、表示装置22等の周辺入出力装置を備えている。キーボード38は、CPU120に接続されており、これにより、ユーザはコンピュータ装置20にデータを入力し及びコンピュータ装置20を制御することができる。マウス40は、キーボード38に接続されたカーソル制御装置であり、これにより、ユーザは表示装置22上のグラフィック画像を操作することができる。上述のように、ユーザは、コンピュータ装置20を用いて、コンテンツプロバイダとのトランザクションを開始することができる。
【0037】
ビデオメモリ122の出力ポートは、ビデオ多重化/シフト回路(video multiplex and shifter circuit)124に接続されており、ビデオ多重化/シフト回路124は、ビデオ増幅回路126に接続されている。ビデオ増幅回路126は、表示装置22を駆動する。ビデオ多重化/シフト回路124及びビデオ増幅回路126は、ビデオビデオメモリ122に格納されているピクセルデータを表示装置22において用いるのに適したラスタ信号に変換する。
【0038】
アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送するには、2つの問題がある。第1の問題は、非実時間ストリームをサポートするAV/CソースプラグとAV/Cデスティネーションプラグとを構成(configuring)する問題である。第2の問題は、非実時間で転送するために、A/Vデジタルコンテンツをパケット化する問題である。本発明に基づく送信方法は、好ましくは、AV/C規格及びIEC61883規格のコンテキスト内で、これらの2つの問題を解決する。
【0039】
既存のAV/C規格のフレームワーク内では、情報ブロック(information block)は、AV/C機器に情報を提供するために用いられている。情報ブロックは、データ構造である。情報ブロックは、実行中に、ローカルメモリ内において実時間で生成される。詳しくは、AV/C規格では、アイソクロノスチャンネルを介してアイソクロノスデータパケットを実時間で転送するのためのAV/Cデバイスプラグを構成するプラグ構成情報ブロックが提供されている。この既存のプラグ構成情報ブロック用のコードは、880716である。ホストコントローラAV/C機器とターゲットAV/C機器との間で通信を行うために、情報ブロックは、これらの2つの機器間で情報を伝達するメカニズムを有している。各情報ブロックの有効期間は、通常、現在のプラグ構成情報ブロックのコンテキスト内において、プラグがアクティブとされている期間に対応する。プラグ構成情報ブロックには、例えばデジタルビデオ(DV)、MPEG、オーディオタイプデータ等のプラグを介して転送されるデータの種類を示す情報ブロックを含む他の情報ブロックが含まれている。AV/C規格では、既存の情報ブロックの内容を変更することができない。更に情報を追加する場合、AV/C規格では、更に情報を提供する新たな情報ブロックを追加することを認めている。
【0040】
本発明に基づく送信方法では、プラグ構成情報ブロック(880716)に組み込まれる新たな情報ブロックを作成する。新たな情報ブロックは、非実時間A/Vデジタルコンテンツの送信/受信のためのプラグを構成するための非実時間プロパティを定義する。新たな情報ブロックは、非実時間ストリーム転送のためのイネーブルフィールドと、非実時間転送速度に関し、転送に使用されるバス帯域幅の情報とを含む。この新たに組み込む情報ブロックは、拡張のためにデバイスサブユニットを追加するためのAV/Vワーキンググループのガイドラインに適合している。プラグ構成情報ブロック内に、この新たな情報ブロックがない場合、A/Vコンテンツの送信/受信が実時間で実行されることが示される。
【0041】
既存のプラグ構成情報ブロック内に組み込む新たな情報ブロックを、非実時間プラグ転送情報ブロック(non real-time plug information)と呼ぶ。この非実時間プラグ転送情報ブロックを図4に示す。非実時間プラグ転送情報ブロック200は、compound_lengthフィールドと、info_block_typeフィールドと、primary_fields_lengthフィールドと、enableフィールドと、bandwidthフィールドとを有する。各フィールドのビットフォーマットは、AV/C規格に基づいて定められている。compound_lengthフィールドは、このcompound_lengthフィールドに続く非実時間プラグ転送情報ブロック200内の残りのバイト数を特定するフィールドである。info_block_typeフィールドには、非実時間プラグ転送情報ブロック200がプラグの非実時間パラメータを記述することを示すコードが設定される。primary_fields_lengthフィールドは、この具体例においては、アドレス000716までの非実時間プラグ転送情報ブロック200の残りのバイト数を特定するフィールドである。図4に示す非実時間プラグ転送情報ブロック200においては、primary_fields_lengthフィールドは、2に設定される。enableフィールドには、プラグが非実時間A/Vコンテンツ送信/受信用に構成されているか否かを示す値が設定される。enableフィールドは、値が格納されていない場合、プラグが実時間A/Vコンテンツ送信/受信用に構成されていることを示す。bandwidthフィールドは、データストリーム転送の公称速度(nominal rate)を示す。bandwidthフィールドの値は、アイソクロノスリソースマネージャによって確保されているIEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスにおける帯域幅によって定義される。論理的には、bandwidthフィールドの値は、例えば、実時間速度の1/2、実時間速度の2倍、実時間速度の3倍等、データ転送の速度を定義する。
【0042】
非実時間プラグ転送情報ブロックを用いた適正なプラグ構成は、非実時間データ転送のために送信AV/C機器及び受信AV/C機器を準備するために必要である。次に、非実時間送信のために、A/Vストリームコンテンツを構成する。
【0043】
本発明に基づく送信方法は、送信機器において、まず、実時間送信と同様の手法でA/Vストリームコンテンツを準備する。AV/Cストリームコンテンツは、従来の手法により、実時間送信用に準備される。IEEE1394規格(2000年版)のアイソクロノスデータパケット(以下、単にIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットという。)は、ヘッダ部分とデータ部分を有する。ヘッダ部分には、まず、IEEE1394規格(2000年版)に基づき、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダが付与される。次に、IEC61883規格に基づくIEC61883CIPヘッダがヘッダ部分に追加される。データ部分は、A/Vストリームコンテンツの連続的な部分を解析(parse)し、IEC61883規格に基づいた部分をデータ部分に追加することにより生成される。これにより、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットは、A/Vストリームコンテンツの連続的な部分を含むように生成される。図5は、実時間転送用にフォーマットされたIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300の構成を示している。アイソクロノスデータパケット300のヘッダ部分は、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ310と、IEC61883CIPヘッダ320とを含んでいる。アイソクロノスデータパケット300のデータ部分は、A/Vコンテンツデータ330の連続的な部分を含んでいる。
【0044】
アイソクロノスヘッダ310は、出力プラグ構成情報ブロックにおいて割り当てられる帯域幅に適合する値が格納されたdata_lengthフィールドを含んでいる。data_lengthフィールドは、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300に含まれているデータ量を示している。CIPヘッダ320は、アイソクロノスデータパケット300のデータ部分に格納されているA/Vストリームの部分のフォーマットを示す値が格納されたfmtフィールドを含んでいる。実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300のfmtフィールドの値は、フォーマットが実時間であることを示している。
【0045】
本発明に基づく送信方法においては、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットは、非実時間A/Vコンテンツ用に同定されるアイソクロノスヘッダ及びCIPヘッダ内にカプセル化され、これにより非実時間パケットが形成される。換言すると、この送信方法は、パケット化された既存の実時間A/Vコンテンツに他のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ及びIEC61883CIPヘッダを追加することにより、このA/Vコンテンツをカプセル化又は再ラップ(re-wrap)する。追加されたアイソクロノスヘッダ内のdata_lengthフィールドには、再ラップされた非実時間パケットのサイズを示す値が格納される。追加されたCIPヘッダ内のfmtフィールドは、非実時間A/Vコンテンツを示す。各非実時間パケット内にカプセル化される実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの数は、非実時間転送の転送速度に応じて決定される。例えば、非実時間転送が実時間転送の2倍の速度を有している場合、2つの実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが非実時間パケット内にカプセル化される。
【0046】
図6は、実時間転送速度の2倍の転送速度で送信される非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの構成を示している。非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット400は、非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ410と、非実時間IEC61883CIPヘッダ420と、カプセル化されたデータ部分430とを含んでいる。カプセル化されたデータ部分430は、IEEE1394規格(2000年版)に準拠した2つの実時間のアイソクロノスデータパケット(以下、単に実時間アイソクロノスデータパケットという。)300A、300Bを含んでいる。実時間アイソクロノスデータパケット300A、300Bは、それぞれIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300と同様にフォーマットされ、A/Vストリームコンテンツの連続する部分を表している。実時間アイソクロノスデータパケット300A、300Bの各CIPヘッダのfmtフィールドには、実時間転送を示す値が格納されている。一方、CIPヘッダ420のfmtフィールドには、非実時間転送を示す値が格納される。実時間アイソクロノスデータパケット300A、300Bの各アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドには、実時間転送に必要な帯域幅に対応するデータ量を示す値が格納されている。非実時間アイソクロノスヘッダ410のdata_lengthフィールドには、非実時間転送に割り当てられている帯域幅に対応する値が格納される。非実時間アイソクロノスヘッダ410のdata_lengthフィールドは、アイソクロノスヘッダ、CIPヘッダ及びカプセル化されたデータを含む実時間アイソクロノスデータパケット300A、300Bのそれぞれのサイズの合計に等しい。ここでは、単一の実時間アイソクロノスデータパケットを各サイクル毎に送信するのではなく、2つの実時間アイソクロノスデータパケットを含む非実時間アイソクロノスデータパケットを各サイクル毎に送信する。
【0047】
図7は、実時間転送速度の1/2の速度で送信される実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの構成を示している。非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット500は、非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ510と、非実時間IEC61883CIPヘッダ520と、カプセル化されたデータ部分530とを含んでいる。カプセル化されたデータ部分530は、IEEE1394規格(2000年版)に準拠した1つの実時間のアイソクロノスデータパケット300Cを含んでいる。実時間アイソクロノスデータパケット300Cは、それぞれIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300と同様にフォーマットされているが、ここに含まれているデータは、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300の1/2のデータのみである。送信機器のコントローラは、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300のデータ部分を半分に分割する。コントローラは、好ましくは、データ部分内のクワドレット(quadlet)をカウントし、クワドレットの総数を2で割る。実時間アイソクロノスデータパケット300Cのアイソクロノスヘッダ及びCIPヘッダは、実時間アイソクロノスパケット300から変更されない。実時間アイソクロノスデータパケット300Cのfmtフィールドは、実時間フォーマットを示す。一方、非実時間CIPヘッダ520のfmtフィールドは、非実時間フォーマットを示す。実時間アイソクロノスデータパケット300Cの各アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドには、実時間転送に必要な帯域幅に対応するデータ量を示す値が格納されている。実時間アイソクロノスデータパケット300Cのデータ部分は、元のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット300の1/2のデータ量しか含んでおらず、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのアイソクロノスヘッダは変更されていないため、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata_lengthフィールドに格納されている値は、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのデータ部分に格納されている実際のデータの2倍の値を示している。非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ510のdata_lengthフィールドは、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット500内にカプセル化されているデータ530に含まれているデータのデータ量を示している。したがって、非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ510のdata_lengthフィールドは、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata_lengthフィールドの値の1/2の値を格納する。ここでは、単一の実時間アイソクロノスデータパケットを各サイクル毎に送信するのではなく、実質的に実時間アイソクロノスパケットの1/2のデータを含む非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスパケットを各サイクル毎に送信する。
【0048】
受信機器においては、非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが受信され、非実時間アイソクロノスヘッダとCIPヘッダが分離され、これによりパケット化されたA/Vコンテンツストリームを含む実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが抽出される。受信機器は、非実時間CIPヘッダのfmtフィールドを読み込み、受信パケットが非実時間フォーマットであると判定する。この非実時間フォーマットは、受信機器に対し、受信非実時間データパケットの部分が実時間アイソクロノスデータパケットを含んでいることを示す。更に、非実時間フォーマットは、受信機器に対し、データ部分を検出し、データ部分に含まれている実時間アイソクロノスデータパケットのヘッダを読み出すように指示する。受信機器は、各実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドを読み出し、各実時間パケットのサイズを判定する。非実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドは、受信非実時間パケットのデータ部分のサイズを示している。受信機器は、非実時間データパケットのdata_lengthフィールドと、実時間データパケットのdata_lengthフィールドとを比較する。非実時間データパケットが実時間転送速度よりも速い速度で配信されている場合、非実時間データパケットのdata_lengthフィールドの値は、実時間データパケットのdata_lengthフィールドの値よりも大きい。実時間転送よりも速い速度では、複数の実時間データパケットが非実時間データパケットのデータ部分に含まれている。ここで、受信機器は、従来の実時間アイソクロノスデータパケットの処理と同様の手法により、複数のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットをA/Vコンテンツストリームに変換して、ストレージ装置に保存する。
【0049】
非実時間転送速度が実時間転送速度の2倍の速さを有する場合、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット400と同様のデータパケットのストリームを受信する。受信機器は、非実時間アイソクロノスヘッダ410と非実時間CIPヘッダ420を分離する。次に、受信機器は、非実時間CIPヘッダ420のfmtフィールドを読み出し、受信非実時間アイソクロノスデータパケット400が非実時間フォーマットを有していると判定する。これにより、受信機器は、カプセル化されたデータ430が実時間データパケットを含んでいると判定する。受信機器は、カプセル化されたデータ430に部分的な実時間データパケットが含まれているか、複数の実時間データパケットが含まれているかを判定するために、非実時間アイソクロノスヘッダ410のdata_lengthフィールドを読み出すとともに、カプセル化されたデータ430内の実時間アイソクロノスデータパケット300Aの実時間アイソクロノスヘッダを検索する。受信機器は、実時間アイソクロノスヘッダを検出すると、実時間アイソクロノスデータパケット300Aのdata_lengthフィールドを読み出す。次に、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット400のdata_lengthフィールドと、実時間アイソクロノスデータパケット300Aのdata_lengthフィールドとを比較する。そして、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット400のdata_lengthフィールドの値が実時間アイソクロノスデータパケット300Aのdata_lengthフィールドの値よりも大きく、約2倍であると判定する。受信機器は、この比較により、カプセル化されたデータ430に複数の実時間データパケットが含まれていると判定する。複数の実時間データパケットは、この具体例では、実時間アイソクロノスデータパケット300A、300Bであり、これらの実時間データパケットは、従来の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットと同様に処理される。
【0050】
非実時間パケットが実時間転送速度よりも遅い転送速度で配信されている場合、非実時間データパケットのdata_lengthフィールドの値は、実時間データパケットのdata_lengthフィールドの値よりも小さい。実時間転送より遅い速度では、パケット化された元のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットのデータの一部を含む単一の実時間パケットが非実時間データパケットのデータ部分に含まれる。この場合、受信機器は、元のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの残りの部分を後続するサイクルで受信することを予測する。実時間データパケットは、元のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットのデータ全体に対応するデータが受信されるまでは処理されない。完全な実時間パケットの受信には、非実時間転送速度に応じて、2サイクル以上が必要である。受信機器は、完全な実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットを受信すると、従来の実時間アイソクロノスデータパケット処理と同様の手法により、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットをA/Vコンテンツストリームに変換して、ストレージ装置に保存する。
【0051】
非実時間転送速度が実時間転送速度の1/2倍の速さを有する場合、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット500と同様のデータパケットのストリームを受信する。受信機器は、非実時間アイソクロノスヘッダ510と非実時間CIPヘッダ520を分離する。次に、受信機器は、非実時間CIPヘッダ520のfmtフィールドを読み出し、受信非実時間アイソクロノスデータパケット500が非実時間フォーマットを有していると判定する。これにより、受信機器は、カプセル化されたデータ530が実時間データパケットを含んでいると判定する。受信機器は、カプセル化されたデータ530に部分的な実時間データパケットが含まれているか、複数の実時間データパケットが含まれているかを判定するために、非実時間アイソクロノスヘッダ510のdata_lengthフィールドを読み出すとともに、カプセル化されたデータ530内の実時間アイソクロノスデータパケット300Cの実時間アイソクロノスヘッダを検索する。受信機器は、実時間アイソクロノスヘッダを検出すると、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata_lengthフィールドを読み出す。次に、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット500のdata_lengthフィールドと、実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata_lengthフィールドとを比較する。そして、受信機器は、非実時間アイソクロノスデータパケット500のdata_lengthフィールドの値が実時間アイソクロノスデータパケット300Cのdata_lengthフィールドの値よりも小さく、約1/2倍であると判定する。受信機器は、この比較により、カプセル化されたデータ530に単一の実時間データパケットが含まれており、この実時間データパケットには必要なデータの半分のデータのみが含まれていると判定する。ここでは、必要なデータの半分しか入手できないため、受信機器は、次のサイクルにおいて、必要なデータの更に半分を受信するまで、この実時間アイソクロノスデータパケット300Cを処理しない。必要なデータの更に半分を受信すると、受信機器は、この更に半分を実時間アイソクロノスデータパケット300Cに追加する。次に、受信機器は、この実時間アイソクロノスデータパケット300Cを従来の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットと同様に処理する。
【0052】
図8は、アイソクロノスデータパケットを用いて、A/Vコンテンツを非実時間で送信する処理の具体例を説明するフローチャートである。送信処理が開始されると、ステップS1おいて、送信すべきA/Vコンテンツストリームがストレージ装置から読み出される。ステップS2おいて、A/Vコンテンツストリームは、実時間転送用のIEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットにパケット化される。ステップS3において、転送を実時間で行うか否かが判定される。この判定のために、プラグ構成情報ブロックのinfo_block_typeフィールドが読み出される。ステップS3において、転送が実時間で行われると判定されると、ステップS4において、各アイソクロノスデータパケットは、従来のIEEE1394規格(2000年版)の実時間アイソクロノスデータプロトコルに基づいてタイムスタンプが付される。一方、ステップS3において、転送が非実時間で行われると判定されると、ステップS5において、転送速度が判定される。転送速度の判定は、プラグ構成情報ブロックのbandwidthフィールドを読み出し、対応する転送速度を判定することにより行われる。IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスにおける転送用の帯域幅は、アイソクロノスリソースマネージャによって割り当てられる。ステップS6おいて、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが非実時間IEEE1394(2000年版)転送用にカプセル化される。非実時間転送速度が実時間転送速度より速い場合、非実時間CIPヘッダ及び非実時間アイソクロノスヘッダにより複数の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットがカプセル化され、非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが生成される。これらの非実時間ヘッダのフォーマットは、それらの実時間ヘッダのフォーマットに対応している。なお、非実時間アイソクロノスヘッダは、カプセル化された実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットのサイズを示す値が格納されたdata_lengthフィールドを有し、非実時間CIPヘッダは、非実時間フォーマットを示すfmtフィールドを有する。
【0053】
非実時間転送速度が実時間転送速度よりも遅い場合、非実時間CIPヘッダ及び非実時間アイソクロノスヘッダにより単一の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットがカプセル化される。ここではカプセル化された実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット内には、単一の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの一部のみが含まれる。正確なデータ量は、転送速度に基づいて決定される。データの残りの部分は、後続する1つ以上の実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットにカプセル化される。
【0054】
ステップS6において、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが非実時間IEEE1394(2000年版)転送用にカプセル化された後、或いはステップS4において、従来のIEEE1394規格(2000年版)の実時間アイソクロノスデータプロトコルに基づいて各アイソクロノスデータパケットにタイムスタンプが付された後、ステップS7において、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットは、連続するアイソクロノスサイクルで送信される。そして、送信処理は終了する。
【0055】
図9は、非実時間アイソクロノスデータパケットを用いてA/Vコンテンツを受信する処理の具体例を示すフローチャートである。受信処理が開始されると、ステップS11おいて、IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが連続するアイソクロノスサイクルで受信される。ステップS12おいて、受信データパケットが非実時間フォーマットであるか否かが判定される。この判定のためには、受信データパケットのIEC61883CIPヘッダのfmtフィールドが読み出される。ステップS12、受信データパケットが非実時間フォーマットであると判定されると、ステップS13において、受信データパケットから非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダと非実字時間IEC61883CIPヘッダが分離される。ステップS14おいて、受信データパケットの転送速度が実時間転送よりも遅いか否かが判定される。この判定は、受信データパケットのアイソクロノスヘッダのデータ部分を検索することにより行われる。データ部分は、パケット化されたA/Vコンテンツの一部を含む単一の実時間アイソクロノスデータパケット又はそれぞれがパケット化されたA/Vコンテンツを含む複数の実時間アイソクロノスデータパケットを含んでいるため、検出されたアイソクロノスヘッダは、実時間アイソクロノスデータパケットに対応している。実時間アイソクロノスヘッダが検出されると、検出された実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドが読み出され、このdata_lengthフィールドの値と、受信データパケットの非実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドの値とが比較される。非実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドの値が実時間アイソクロノスヘッダのdata_lengthフィールドの値よりも小さい場合、受信非実時間データパケットは、実時間転送よりも遅い転送速度で送信されたものである。この場合、受信データパケットには、必要なデータの一部のみしか含まれておらず、完全なデータパケットを処理するためには、後に受信する1つ以上のデータパケットから必要なデータの残りの部分を入手する必要がある。ステップS14おいて、受信データパケットが実時間転送よりも遅い転送速度で転送されているか否かが判定され、受信データパケットが実時間転送よりも遅い転送速度で転送されている場合、ステップS15において、必要なデータの残りの部分が入手される。必要なデータの残りの部分は、後続する1つ以上の受信データパケットに対してステップS11〜ステップS14を繰り返すことにより入手される。完全なデータパケットを構成するための全てのデータを入手するために必要とされる後続するデータパケットの実際の数は、送信されてくるデータパケットの転送速度に基づいて判定される。完全なデータパケットは、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットである。ステップS15において、完全なデータパケットが受信された後、或いはステップS12において転送速度が実時間転送よりも速いと判定された場合、ステップS16において、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットに対する従来のA/Vコンテンツストリーム処理により、実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットが処理され、ストレージ装置に保存される。ストレージ装置は、好ましくは、オーディオ/ビデオハードディスクドライブ(audio/video hard disk drive:AVHDD)であり、AVHDDは、データをアイソクロノスデータパケットとして保存する。これにより、AVHDDに保存されたデータを他の機器に送信する要求があった場合、このデータをアイソクロノスデータパケットにフォーマットする必要がないという利点を有している。そして、受信処理は終了する。
【0056】
本発明により、アイソクロノスデータパケットの送信を実時間で行わなくてはならいという制約がなくなる。すなわち、本発明に基づく送信方法により、アイソクロノスデータパケットを実時間転送よりも速い又は遅い転送速度で転送することができる。A/Vデータが実時間視聴を目的としない機器から他の機器に転送される場合、A/Vデータはアイソクロノスデータパケットにパケット化され、これによりコピー保護が可能となり、実時間転送速度より速く又は遅く転送することができるようになる。アイソクロノスデータパケットを実時間速度より速く転送することにより、実時間転送において生じていた待ち時間を短縮することができる。詳しくは、例えばビデオカメラ又はAVHDD等のソース機器から例えば他のAVHDD等のデスティネーション機器にA/Vデータを送信する場合、実時間転送よりも速い転送速度を用いた方が従来の実時間転送より速く転送を完了できる。また、データ転送の時間が重要ではない場合、アイソクロノスデータパケットを実時間転送よりも遅く転送することにより、使用される帯域幅が狭くなり、これにより、他のアプリケーションでより広い帯域幅を確保できるようになる。
【0057】
本発明の構成及び動作原理を明瞭に説明するために、様々な詳細を含む特定の実施の形態を用いて本発明を説明した。このような特定の実施の形態の説明及びその詳細は、特許請求の範囲を制限するものではない。本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、例示的に選択された具体例を変更できることは、当業者にとって明らかである。特に、本発明の好ましい実施の形態においては、IEEE1394規格(2000年版)のシリアルバス構造体を使用しているが、本発明は、他の適切ないかなるバス構造体を用いても実現できることは、当業者にとって明らかである。更に、本発明の好ましい具体例においては、非実時間アイソクロノスデータパケットをアイソクロノスチャンネルを介して送信しているが、非実時間アイソクロノスデータパケットは、非同期ストリームを介して送信することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る通信方法は、アイソクロノスデータパケットを任意速度でダビングする通信方法において、送信機器の送信プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、受信機器の受信プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するステップと、非実時間データパケットを送信機器の送信プラグから受信機器の受信プラグに送信するステップとを有する。これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送受することができる。
【0059】
また、本発明に係る送信方法は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信する送信方法において、ソース機器のソースプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化するステップと、送信すべきアイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化するステップと、ソースプラグを介して、非実時間アイソクロノスデータパケットを送信するステップとを有する。これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信することができる。
【0060】
また、本発明に係る受信方法は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信する受信方法において、デスティネーション機器のデスティネーションプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、デスティネーションプラグを介してアイソクロノスデータパケットを受信するステップと、受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットを判定するステップと、受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットが非実時間アイソクロノスデータパケットを示している場合、この非実時間アイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化されている部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出するステップと、実時間アイソクロノスデータパケットを処理するステップとを有する。これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信することができる。
【0061】
また、本発明に係るプラグ構成方法は、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームをサポートするようにプラグを構成するプラグ構成方法において、プラグ構成情報ブロック内に非実時間プラグ転送情報ブロックを組み込むステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内に、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームを示す非実時間情報タイプを定義するステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内の帯域幅値を、アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのバス帯域幅に対応するように設定するステップと、非実時間プラグ転送情報ブロック内のイネーブルフィールドを、プラグによるアイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのサポートをイネーブルにするように設定するステップとを有する。これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送受することができる。
【0062】
また、本発明に係る通信装置は、アイソクロノスデータパケットを非実時間で通信する通信装置において、プラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送するように構成する構成回路と、データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するパケット化回路と、プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデータパケットを通信する送受信回路と、各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出する逆パケット化回路と、構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケット化回路に接続され、抽出された実時間アイソクロノスデータパケットを処理するコントローラとを備える。これにより、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格(2000年版)において定義されているプロトコルを説明する図である。
【図2】ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、セットトップボックス、テレビジョン受像機、コンピュータ及びオーディオ/ビデオハードディスクドライブを含むIEEE1394規格(2000年版)のシリアルバスネットワークの構成例を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ装置20の内部の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の好ましい具体例における非実時間プラグ転送情報ブロックのデータ構成を示す図である。
【図5】IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットを示す図である。
【図6】実時間転送速度の2倍の転送速度で送信される非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの具体例を示す図である。
【図7】実時間転送速度の1/2倍の転送速度で送信される非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケットの具体例を示す図である。
【図8】非実時間アイソクロノスデータパケットによりA/Vコンテンツを送信する処理のフローチャートである。
【図9】非実時間アイソクロノスデータパケットによりA/Vコンテンツを受信する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
400,500 非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスデータパケット、410,510 非実時間IEEE1394(2000年版)アイソクロノスヘッダ、420,520 非実時間IEC61883CIPヘッダ、430,530 カプセル化されたデータ部分、s300A,300B,300C IEEE1394規格(2000年版)の実時間アイソクロノスデータパケット

Claims (52)

  1. アイソクロノスデータパケットを任意速度でダビングする通信方法において、
    a.送信機器の送信プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、
    b.受信機器の受信プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、
    c.データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するステップと、
    d.上記非実時間データパケットを、上記送信機器の送信プラグから上記受信機器の受信プラグに送信するステップとを有する通信方法。
  2. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリームは、上記データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノスデータパケットを生成することにより生成され、上記各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  3. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度の任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、該任意数に対応することを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  4. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  5. 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有することを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  6. 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含むことを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  7. 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含むことを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  8. 上記データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  9. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  10. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  11. アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信する送信方法において、
    a.ソース機器のソースプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で送信するように構成するステップと、
    b.データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化するステップと、
    c.送信すべきアイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、
    d.部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化するステップと、
    e.上記ソースプラグを介して、上記非実時間アイソクロノスデータパケットを送信するステップとを有する送信方法。
  12. 上記転送速度が実時間転送よりも速い場合、複数の実時間アイソクロノスデータパケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  13. 上記転送速度が実時間転送よりも遅い場合、部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求項11記載の送信方法。
  14. 上記各非実時間パケットは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有することを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  15. 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含むことを特徴とする請求項14記載の送信方法。
  16. 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含むことを特徴とする請求項14記載の送信方法。
  17. 上記データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請求項11記載の送信方法。
  18. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項11記載の送信方法。
  19. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項11記載の送信方法。
  20. アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信する受信方法において、
    a.デスティネーション機器のデスティネーションプラグを、アイソクロノスデータパケットを非実時間で受信するように構成するステップと、
    b.上記デスティネーションプラグを介してアイソクロノスデータパケットを受信するステップと、
    c.上記受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットを判定するステップと、
    d.上記受信アイソクロノスデータパケットのフォーマットが非実時間アイソクロノスデータパケットを示している場合、該非実時間アイソクロノスデータパケットの転送速度を判定するステップと、
    e.上記非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化されている部分的な実時間アイソクロノスデータパケット又は上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて個数が決定された複数の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出するステップと、
    f.上記実時間アイソクロノスデータパケットを処理するステップとを有する受信方法。
  21. 部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されており、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行うことを特徴とする請求項20記載の受信方法。
  22. 上記各非実時間パケットは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有することを特徴とする請求項20記載の受信方法。
  23. 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含むことを特徴とする請求項22記載の受信方法。
  24. 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含むことを特徴とする請求項22記載の受信方法。
  25. 上記データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請求項20記載の受信方法。
  26. アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームをサポートするようにプラグを構成するプラグ構成方法において、
    a.プラグ構成情報ブロック内に非実時間プラグ転送情報ブロックを組み込むステップと、
    b.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内に、上記アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームを示す非実時間情報タイプを定義するステップと、
    c.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内の帯域幅値を、上記アイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのバス帯域幅に対応するように設定するステップと、
    d.上記非実時間プラグ転送情報ブロック内のイネーブルフィールドを、上記プラグによるアイソクロノスデータパケットの非実時間ストリームのサポートをイネーブルにするように設定するステップとを有するプラグ構成方法。
  27. アイソクロノスデータパケットを非実時間で通信する通信装置において、
    a.プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送するように構成する構成回路と、
    b.データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するパケット化回路と、
    c.上記プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデータパケットを通信する送受信回路と、
    d.上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出する逆パケット化回路と、
    e.上記構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケット化回路に接続され、上記抽出された実時間アイソクロノスデータパケットを処理するコントローラとを備える通信装置。
  28. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリームは、上記データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノスデータパケットを生成することにより生成され、上記各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  29. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度の任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、該任意数に対応することを特徴とする請求項28記載の通信装置。
  30. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求項28記載の通信装置。
  31. 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有することを特徴とする請求項28記載の通信装置。
  32. 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含むことを特徴とする請求項31記載の通信装置。
  33. 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含むことを特徴とする請求項31記載の通信装置。
  34. 上記データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  35. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  36. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  37. 部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されており、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行うことを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  38. 上記送受信回路は、プラグを介して上記アイソクロノスデータパケットを実時間で送信することを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  39. 上記送受信回路は、プラグを介して上記アイソクロノスデータパケットを実時間で受信することを特徴とする請求項27記載の通信装置。
  40. アイソクロノスデータパケットを非実時間で通信する通信装置において、
    a.プラグを、上記アイソクロノスデータパケットを非実時間で転送するように構成する構成手段と、
    b.データストリームを非実時間転送用に構成されたアイソクロノスデータパケットにパケット化し、非実時間データパケットのストリームを生成するパケット化手段と、
    c.上記プラグを介して、非実時間でアイソクロノスデータパケットを通信する送受信手段回路と、
    d.転送速度に基づいて個数が決定され、上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを抽出する逆パケット化回路と、
    e.上記構成回路、パケット化回路、送受信回路及び逆パケット化回路に接続され、上記抽出された実時間アイソクロノスデータパケットを処理する制御手段とを備える通信装置。
  41. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリームは、上記データストリームを実時間アイソクロノスデータパケットにパケット化し、1つ以上の実時間アイソクロノスデータパケットを非実時間ヘッダ内にカプセル化して上記非実時間アイソクロノスデータパケットのストリーム内の各非実時間アイソクロノスデータパケットを生成することにより生成され、上記各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、上記非実時間アイソクロノスデータパケットの非実時間転送速度に基づいて決定されることを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  42. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも速い場合、該非実時間転送速度は、実時間転送速度の任意数倍であり、上記各非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化される実時間アイソクロノスデータパケットの数は、該任意数に対応することを特徴とする請求項41記載の通信装置。
  43. 上記非実時間転送速度が実時間転送よりも遅い場合、単一の実時間アイソクロノスデータパケットが各非実時間アイソクロノスデータパケット内にカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの一部のみが非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化され、元の単一の実時間アイソクロノスデータパケットに含まれていたデータの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されることを特徴とする請求項41記載の通信装置。
  44. 上記非実時間ヘッダは、非実時間アイソクロノスヘッダと、非実時間CIPヘッダとを有することを特徴とする請求項41記載の通信装置。
  45. 上記非実時間アイソクロノスヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットに含まれているデータのデータ量を示すデータ長フィールドを含むことを特徴とする請求項44記載の通信装置。
  46. 上記非実時間CIPヘッダは、上記非実時間アイソクロノスデータパケットが非実時間データ転送用にフォーマットされていることを示すフォーマットフィールドを含むことを特徴とする請求項44記載の通信装置。
  47. 上記データストリームは、オーディオ/ビジュアルコンテンツデータを含むことを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  48. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、アイソクロノスチャンネルを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  49. 上記非実時間アイソクロノスデータパケットは、非同期ストリームを介して、非実時間で送信されることを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  50. 部分的な実時間アイソクロノスデータパケットが上記非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されている場合、実時間アイソクロノスデータパケットの残りの部分は、後続する1つ以上の非実時間アイソクロノスデータパケットにカプセル化されており、該残りの部分を集め、上記部分的な実時間アイソクロノスデータパケットに結合した後に上記処理を行うことを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  51. 上記送受信回路は、プラグを介して上記アイソクロノスデータパケットを実時間で送信することを特徴とする請求項40記載の通信装置。
  52. 上記送受信回路は、プラグを介して上記アイソクロノスデータパケットを実時間で受信することを特徴とする請求項40記載の通信装置。
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