JP2003309408A - 車載無線端末 - Google Patents

車載無線端末

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JP2003309408A
JP2003309408A JP2002111276A JP2002111276A JP2003309408A JP 2003309408 A JP2003309408 A JP 2003309408A JP 2002111276 A JP2002111276 A JP 2002111276A JP 2002111276 A JP2002111276 A JP 2002111276A JP 2003309408 A JP2003309408 A JP 2003309408A
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睦 片山
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和光 櫛田
Masashi Hino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員が所持または装着する携帯無線端末がど
のような位置にあっても、常に高い品質の無線通信を確
保できる車載無線端末を提供する。 【解決手段】 車載無線端末の2つのアンテを設け、一
方のアンテナAT1は右ハンドルグリップの根元位置
[1R]に配置し、他方のアンテナAT2は左ハンドルグ
リップの根元位置[1L]に配置する。あるいは一方のア
ンテナAT1はフロント右ウインカの根元位置[2R]に
配置し、他方のアンテナAT2はフロント左ウインカの
根元位置[2L]に配置する。あるいは一方のアンテナA
T1はリヤ右ウインカの根元位置[3R]に配置し、他方
のアンテナAT2はリヤ左ウインカの根元位置[3L]に
配置する。あるいは、一方のアンテナAT1は車体前方
に配置し、他方のアンテナAT2は車体後方に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載無線端末に係
り、特に、ISM(Industry Science Medical)バンドを
利用して近距離通信を行う車両用インターコムに好適な
車載無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車に乗車している乗員同士での会話
を可能とするために、車両側には車載無線端末を搭載
し、乗員のヘルメットには、スピーカ、マイクおよび携
帯無線端末から構成されるヘッドセットを装備し、同一
車両に乗車する乗員同士や異なる車両の乗員同士が前記
車載無線端末を介して通話できるようにした通信システ
ム(インターコム)が、たとえば実開昭62−1555
35号のマイクロフィルムに開示されている。また、イ
ンターコムの無線通信規格としてBluetooth(ブルート
ゥース)を採用する技術が、特開2001−14865
7号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電波伝播には直進性が
あるため、通信品質は無線端末間に存在する遮蔽物の大
きさと波長との相対的な関係に強く影響されることが広
く知られている。特に、周波数がUHF帯の上限に近い
領域の2.5GHz帯(波長約12cm)を利用するISM(Indus
try, Science, Medical)バンドの通信では、車体のみな
らず乗員の身体が遮蔽物として強く作用するため、その
影響は無視できない。
【0004】一方、近距離用の無線通信システムとして
普及しつつあるブルートゥースは2.5GHzのISMバ
ンドを利用しているため、これをインターコムや車両間
通話に採用すると、その通話品質が乗員と無線端末との
相対的な位置関係に強く依存する。したがって、車体に
設けたブルートゥース用アンテナと、乗員が身に付けた
ブルートゥース端末との間で通信を行う場合、車体に設
けたアンテナの位置、通話対象となっている乗員の乗車
位置、乗員が身に付けたブルートゥース端末の収納位置
等が通信品質に強く影響する。
【0005】また、1台の車載無線端末と通信可能な無
線端末の台数を増やしたいという要求があった場合に、
車載無線端末内に複数のブルートゥースモジュールを設
けることで対処することが考えられる。しかしながら、
このような手段を採用すると、単一の車載無線端末内に
設けた複数のブルートゥースモジュールのアンテナ間で
干渉を生じてしまう可能性がある。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、乗員が所持または装着する携帯無線端末がど
のような位置にあっても、常に高い品質の無線通信を確
保できる車載無線端末を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、車両上に配置され、近隣に位置する
他の無線端末と無線ネットワークを構成する車載無線端
末において、以下のような手段を講じた点に特徴があ
る。 (1)車載無線端末に複数のアンテナを設け、複数のアン
テナのうち、一のアンテナを車体前方に配置し、他の一
のアンテナが車体後方に配置する。 (2)車載無線端末に複数のアンテナを設け、複数のアン
テナのうち、一のアンテナを車体右側に配置し、他の一
のアンテナを車体左側に配置する。 (3)車載無線端末に複数のアンテナを設け、複数のアン
テナのうち、一のアンテナおよび他の一のアンテナを乗
員の乗車位置を挟んで離間配置する。
【0008】上記した特徴(1)によれば、車体長を有効
利用することにより複数のアンテナを最大限に離間配置
できるので、死角の少ない広い通話エリアを確保できる
ようになる。
【0009】上記した特徴(2)によれば、車体幅を有効
利用することにより複数のアンテナを最大限に離間配置
できるので、死角の少ない広い通話エリアを確保できる
ようになる。
【0010】上記した特徴(3)によれば、アンテナ間に
位置する車体の一部や乗員を電波遮蔽物として機能させ
ることができるので各アンテナ間の干渉が抑えられる。
また、乗員が電波遮蔽物となって一方のアンテナによる
受信が妨げられても、他方のアンテナによりこれを補う
ことができるので通信品質が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本
発明を適用したインターコムによる通信形態の一例を示
した図であり、車両Aには車載無線端末Nが搭載され、
各車両A,Bの乗員が装着するヘルメットには、マイク
11,スピーカ12および携帯無線端末Nx(NC0,NC
1,NC2)を含むインターコムが装着されている。移動
電話NTELは車両Aの運転者および同乗者のいずれかが
所持している。前記車載無線端末Nおよび各携帯無線端
末Nx(移動電話NTELを含む)はブルートゥースの規格
に準拠し、これらを収容端末とするピコネット上で、車
載無線端末Nがマスタモード、他の無線端末Nxがスレ
ーブモードで動作しながら相互に無線通信を行う。
【0012】図2,3は、本発明を適用した車載無線端
末Nおよび携帯無線端末NC0,NC1,NC2の通信系統の
構成を示したブロック図であり、ここでは、本発明の説
明に不用な構成の記述は省略している。本発明では、各
無線端末に少なくとも2つのアンテナAT1,AT2が
配置されている点に特徴がある。
【0013】図2に示した第1形態では、2つのアンテ
ナAT1,AT2がアンテナ制御回路37およびバンド
パスフィルタ(BPF)38を介して唯一のブルートゥ
ース(BT)モジュールBT0と接続されている。アン
テナ制御回路37は、後に詳述するダイバーシティ受信
機能を備え、BTアンテナAT1,AT2のいずれか一
方で受信された信号を選択的に、あるいは2つのアンテ
ナで受信された信号を合成してBTモジュールBT0へ
提供する。
【0014】図3に示した第2形態では、無線端末が2
つのBTモジュールBT1,BT2を備え、各BTモジ
ュールBT1,BT2に、それぞれアンテナAT1,A
T2が接続されている。
【0015】CPU33は、ROM34に記憶されてい
るプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM3
5は、CPU33が各種の処理を実行する際にデータな
どを一時記憶するためのワークエリアを提供する。入出
力インターフェース36には、当該端末が車載無線端末
Nであれば、各種の操作スイッチや表示装置が接続され
る。当該端末が携帯無線端末NC0,NC1,NC2のいずれ
かであれば、表示装置やヘッドセット等が接続される。
【0016】各BTモジュールBT0,BT1,BT2
は、RFユニット31およびBTチップ32を主要な構
成とする。前記BTチップ32は、相手端末との間にピ
コネット内同期を確立する処理や、送受信信号の符号化
/復号化処理等を実行する。すなわち、各BTモジュー
ルは送信時に搬送波信号を送信データでデジタル変調
し、その被変調搬送波信号を周波数ホッピングによりス
ペクトラム拡散する。そして、この送信信号を規定値以
下の送信出力レベルに増幅した後、アンテナAT1から
通信相手の無線端末に向け送信する。また、通信相手の
無線端末から到来した無線信号をアンテナAT1を介し
て受信し、これをスペクトラム逆拡散した後にディジタ
ル復調する。
【0017】図4、5,6,7は、前記車載無線端末N
を二輪車に搭載した場合におけるアンテナAT1,AT
2の配置例を示した図であり、本実施形態では、一方の
アンテナAT1を車体右側に配置した場合には、他方の
アンテナAT2は車体左側に配置する。
【0018】例えば、一方のアンテナAT1は右ハンド
ルグリップの根元位置[1R]に配置し、他方のアンテナ
AT2は左ハンドルグリップの根元位置[1L]に配置す
る。このようなアンテナ配置によれば、アンテナAT1
[1R]からは運転者のヘルメット、胸部および右腰部と
の間が見通し距離となり、アンテナAT2[1L]からは
運転者のヘルメット、胸部および左腰部との間が見通し
距離となるので、運転者端末NC0のアンテナがヘルメッ
ト、胸部、腰部のいずれに位置していても安定的な通信
が期待できる。また、同乗者に関しては、その携帯無線
端末NC1のアンテナがヘルメットに取り付けられていれ
ば見通し距離となる。
【0019】さらに、他の車両Bとの通信を考えると、
アンテナAT1[1R]によれば、車両Bが信号待ち等で
自車の右側に停車している場合や、行く手の交差点で右
折しようとしている場合に高い感度が得られる。また、
アンテナAT2[1L]によれば、車両Bが信号待ち等で
自車の左側に停車している場合や、行く手の交差点に左
方から進入しようとしている場合に高い感度が得られ
る。
【0020】本実施形態ではまた、一方のアンテナAT
1をフロント右ウインカの根元位置[2R]に配置し、他
方のアンテナAT2をフロント左ウインカの根元位置
[2L]に配置しても良い。このようなアンテナ配置によ
れば、アンテナAT1[2R]は前記位置[1R]の場合よ
りも運転者のヘルメットとの距離が遠くなるものの胸部
との距離は同等であり、右腰部との距離が近くなる。ま
た、前記位置[1R]に配置する場合に較べて目立ちにく
くすることができるので、外観意匠の自由度が増して商
品性の向上が見込まれる。アンテナAT2[2L]に関し
ても同等の効果が期待できる。
【0021】本実施形態ではさらに、一方のアンテナA
T1をリヤ右ウインカの根元位置[3R]に配置し、他方
のアンテナAT2をリヤ左ウインカの根元位置[3L]に
配置しても良い。このようなアンテナ配置によれば、ア
ンテナAT1[3R]と運転者との距離は前記位置[2R]
の場合よりも遠くなるが同乗者の右腰部との距離が圧倒
的に近くなる。また、右後方から近づく他車両Bとの通
信が容易になる。さらに、前記位置[2R]に設ける場合
と同様に、外観意匠の自由度が増すので商品性の向上が
見込まれる。アンテナAT2[3L]に関しても同等の効
果が期待できる。
【0022】本実施形態ではさらに、一方のアンテナA
T1を車体前方に配置し、他方のアンテナAT2を車体
後方に配置しても良い。例えば、一方のアンテナAT1
はメータユニットの中央部[4F]に配置し、他方のアン
テナAT2はリヤシートの後方[4R]に配置する。
【0023】このようなアンテナ配置によれば、アンテ
ナAT1[4F]と運転者のヘルメット、胸部および腰部
との距離が短くなる。特に、運転者のアンテナが身体の
右左いずれに位置していても同じように安定した通信が
可能になる。進行方向に位置している他の車両Bに関し
ては、自車の右左いずれに位置しているかを問わず同じ
ように安定した通信が可能になる。
【0024】アンテナAT2[4R]と運転者とは、アン
テナがヘルメットに取り付けられている場合は見通しと
なる可能性がある。同乗者に対しては、前記位置[3L]
や[3R]よりもヘルメットに取り付けられたアンテナと
の通信に有利である。車両Bに備えられた無線端末等と
通信を行う場合は、進行方向後方にいる車両であれば、
自車両の右左いずれの側にあるかを問わず安定した通信
が可能になる。
【0025】なお、本発明はこれのみに限定されず、一
対のアンテナAT1,AT2が乗員の乗車位置を挟んで
配置されるようにしても良い。例えば、前記メータユニ
ット中央部[4F]とリヤシート後方[4R]との組み合わ
せ以外にも、左ハンドルグリップの根元位置[1L]とリ
ヤ右ウインカの根元位置[3R]との組み合わせ、あるい
は右ハンドルグリップの根元位置[1R]とリヤ左ウイン
カの根元位置[3L]との組み合わせであっても良い。
【0026】このように、本実施形態では車載無線端末
Nの一対のアンテナAT1,AT2を、その一方が車体
右側に配置された場合には他方は車体左側に配置される
ようにしたので、車体幅を有効利用することにより複数
のアンテナを最大限に離間配置できるのみならず、アン
テナ間に位置する車体の一部や乗員を電波遮蔽物として
機能させることができるので、各アンテナ間の干渉が抑
えられる。さらに、乗員が電波遮蔽物となって一方のア
ンテナによる受信が妨げられても、他方のアンテナによ
りこれを補うことができるので通信品質が向上する。
【0027】さらに、本実施形態では車載無線端末Nの
一対のアンテナAT1,AT2を、その一方が車体前方
に配置された場合には他方は車体後方に配置されるよう
にしたので、車体長を有効利用することにより複数のア
ンテナを最大限に離間配置できるのみならず、アンテナ
間に位置する車体の一部や乗員を電波遮蔽物として機能
させることができるので、各アンテナ間の干渉が抑えら
れる。さらに、乗員が電波遮蔽物となって一方のアンテ
ナによる受信が妨げられても、他方のアンテナによりこ
れを補うことができるので通信品質が向上する。
【0028】図8,9は、前記携帯無線端末Nxにおけ
るアンテナAT1,AT2のヘルメット外殻への固定方
法を示した図であり、本実施形態では、長手状の平板ア
ンテナを採用している。
【0029】図8に示した例では、一方のアンテナAT
1を、その長辺がヘルメット左側面の下縁部または当該
下縁部に設けられるトリム(縁ゴム)に沿って並行にな
るように配置[同図左側]し、他方のアンテナAT2を
右側面の下縁部に沿って同様に配置[同図右側]してい
る。なお、ISMバンドの波長は約12センチであり、
アンテナを半波長ダイポール型とすれば、アンテナ全長
を約6センチ程度まで短縮できるので、ヘルメット開口
部の縁に沿って設ける(AT1’,AT2’)ようにし
ても良い。
【0030】さらに、ヘルメットがフルフェイス形状で
あれば、図9に示したように、一方のアンテナAT1を
ヘルメット正面の下縁部に沿って配置[同図左側]し、
他方のアンテナAT2をヘルメット後部の下縁部に沿っ
て配置[同右側]しても良い。また、フルフェイス形状
のヘルメットにおいても、アンテナを半波長ダイポール
型とすれば、ヘルメット窓穴の縁に沿って設ける(AT
1’,AT2’)ことができる。
【0031】なお、図8、9ではアンテナAT1,AT
2をヘルメットの外殻に設けたが、アンテナをプラスチ
ックフィルム等でラミネートしてヘルメット下縁部のト
リム上に張り付けても良いし、あるいはアンテナを導体
箔で構成してトリム内に一体形成によりインサートして
も良い。
【0032】このように、本実施形態では一対のアンテ
ナAT1,AT2がヘルメットの外殻表面で離間配置さ
れるので、アンテナ相互間で指向性に悪影響を及ぼすこ
とがない。また、各アンテナAT1,AT2をヘルメッ
トの下側縁部や開口部縁部に沿って配置したので、ヘル
メットの美観や意匠の自由度を損なうことなく複数のア
ンテナを設置することができる。
【0033】次いで、前記図2に示した第1形態、すな
わち一つのBTモジュールと2つのアンテナAT1,A
T2とを備えた無線端末における通信動作を説明する。
【0034】図10は、前記アンテナ制御回路37をア
ンテナスイッチとして機能させ、一対のアンテナAT
1,AT2で受信された信号の一方のみを選択的に使用
するダイバーシティ受信の動作を示したフローチャート
であり、主にCPU33により実行される。
【0035】ステップS101では、各アンテナAT
1,AT2において受信される信号の受信状態レベルQ
が定量的に計測される。前記受信状態レベルQは、受信
強度あるいは受信強度と干渉量とをパラメータとする関
数に基づいて求めることができる。
【0036】ステップS102では、各受信状態レベル
Qの最高値Qmaxと最低値Qminとの差分が基準値Qref1
と比較される。ここでは、アンテナAT1による受信状
態レベルQ[1]がQmax、アンテナAT2による受信状態
レベルQ[2]がQminであるものとして説明を続ける。前
記差分(Qmax−Qmin)が基準値Qref1よりも大きけれ
ば、ステップS103において、受信状態レベルQが最
高値Qmaxを示したアンテナAT1が、アンテナ制御回
路37により今回の通信用アンテナとして選択される。
【0037】一方、前記ステップS102において、前
記差分(Qmax−Qmin)が基準値Qref1よりも大きくな
いと判定されると、ステップS104において、自身が
現在使用中の周波数帯域と同一の周波数帯域を利用する
他のネットワークが近傍に存在するか否かが判定され
る。存在しないと判定されれば、前記ステップS103
へ進んでアンテナAT1が選択される。存在すると判定
されればステップS105へ進む。
【0038】ステップS105では、前記他のネットワ
ークに属する無線端末から送信されている信号の各アン
テナAT1,AT2における受信状態レベルQ’が計測
される。ステップS106では、当該受信状態レベル
Q’が最低値Qminを示すアンテナがアンテナ制御回路
37により選択される。
【0039】本実施形態によれば、複数のアンテナが離
間配置され、その中から受信状態の最も良いアンテナが
選択されるので、常に高品質の無線通信が可能になる。
また、各通信相手にそれぞれ対応してアンテナ位置を選
択することができるので、複数のアンテナからの受信信
号を合成する場合とは異なり、位相差による干渉を考慮
する必要が無い。
【0040】図11は、前記と同様に一つのBTモジュ
ールと2つのアンテナAT1,AT2とを備えた車載無
線端末Nまたは携帯無線端末Nxにおいて、2つのアン
テナAT1,AT2で受信した信号を合成するダイバー
シティ受信の動作を示したフローチャートである。
【0041】ステップS201では、各アンテナAT
1,AT2の位相差を変化させながら、その合成波の受
信状態レベルQが計測される。ステップS202では、
受信状態レベルQが最大値Qmaxを示す位相差が検出さ
れる。ステップS203では、前記受信状態レベルQの
最大値Qmaxが所定の基準値Qref2と比較される。受信
状態レベルQの最大値Qmaxが基準値Qref2 を下回って
いれば、ステップS204において、このときの位相差
が最適位相差として選択される。
【0042】一方、最大値Qmaxが基準値Qref2 を上回
っていれば、ステップS205において、自身が現在使
用中の周波数帯域と同一の周波数帯域を利用している他
のネットワークが近傍に存在するか否かが判定される。
存在しないと判定されれば前記ステップS204へ進
み、前記受信状態レベルQmaxに対応した位相差が最適
位相差として選択される。存在すると判定されればステ
ップS206へ進み、各位相差ごとに、他のネットワー
クに属する端末から送信されている信号の受信状態レベ
ルQ’が計測される。ステップS207では、前記受信
状態レベルQが前記基準値Qref2以上であって、かつ前
記他のネットワークに属する無線端末から送信されてい
る信号の受信状態レベルQ’が最も低くなる位相差が最
適位相差として選択される。
【0043】本実施形態によれば、2つのアンテナで受
信される信号の位相差を異ならせながら合成波の受信状
態レベルQを計測し、受信状態レベルQの高い位相差に
おいて受信するので、さらに品質の高い無線通信を確保
できるようになる。また、本実施形態では、近傍に存在
する他のネットワークとの干渉も考慮されるので、さら
に品質の高い無線通信を確保できるようになる。
【0044】さらに、本実施形態では各アンテナAT
1,AT2を、いわゆるフェーズド・アレイ・アンテナ
として動作させることができるため、通信相手ごとに最
も受信状態レベルQの強くなる位相差を選択することが
可能となる一方、通信相手以外の送信源からの信号状態
レベルQ’を抑制することができる。従って、近接した
範囲内に自車両とは無関係な他車両のピコネットが存在
していても、ピコネット相互間のパケット衝突が発生す
る可能性を抑制することができる。
【0045】次いで、前記図3の構成、すなわち2つの
BTモジュールと2つのアンテナAT1,AT2とを備
えた車載無線端末の動作を説明する。
【0046】図3のように、アンテナおよびBTモジュ
ールを複数組設けても、一方のBTモジュールに各端末
が集中すると利用効率が低下してしまう。また、各無線
端末間の通話は運転者端末NC0を中心に行われ、操作者
としての運転者が車載無線端末Nを操作しながら通信相
手を切り替えることから、運転者端末NC0は常に接続状
態を保ち、他の携帯無線端末Nxのリンクは動的に断接
される。このように、インターコムでは運転者端末NC0
の通話頻度が他の携帯無線端末Nzの通話頻度よりも高
いので、運転者端末NC0のピコネット内同期を他の端末
NC1,NC2,NTELよりも優先的に確立させ、かつ運転
者端末NC0に対して、より品質の高い通信を提供するこ
とが望ましい。そこで、以下に説明する実施形態では、
運転者端末NC0の優先的接続と無線利用効率の向上とを
両立させている。
【0047】図12は、前記図3に示した第2形態、す
なわち2つのアンテナAT1,AT2と2つのBTモジ
ュールBT1,BT2とを備えた車載無線端末Nへの複
数の無線端末の振り分け動作を示したフローチャートで
ある。
【0048】ステップS301では、スレーブモードで
動作する各無線端末Nxに予め割り当てられているBT
(ブルートゥース)アドレスが車載無線端末Nに識別子
と対応付けて登録される。図17は、車載無線端末Nの
平面図であり、トグル型の跳ね返りスイッチ51,5
2、アドレス表示部53およびロータリエンコーダの回
転つまみ54を具備している。
【0049】ここで、車両Aの同乗者の無線端末NC1の
BTアドレスに識別子「C1」を割り当てるのであれ
ば、携帯無線端末NC1をピコネットの接続機器登録モー
ド状態で回転つまみ54を回し、図18(a)に示したよ
うに、表示部53に「C1」を表示させ、次いで、跳ね
返りスイッチ51を「COM1」側へ倒す。
【0050】同様に、車両Bの無線端末NC2のBTアド
レスに識別子「C2」を割り当てるのであれば、携帯無
線端末NC2をピコネットの接続機器登録モード状態で表
示部53に「C2」を表示させ[図18(b) ]、次い
で、跳ね返りスイッチ51を「COM2」側へ倒す。同
様に、移動電話NTELのBTアドレスに識別子「TE
L」を割り当てるのであれば、移動電話NTELをピコネ
ットのカバレッジ内に収容した状態で表示部53に「P
−」を表示させ[図18(c) ]、次いで、跳ね返りスイ
ッチ52を「TEL」側へ倒す。
【0051】以上のようにして、各携帯無線端末Nxへ
のBTアドレスの登録が完了すると、図12のステップ
S302では、一方のBTモジュールBT1からアンテ
ナAT1を介して各無線端末NxへIQパケットをブロ
ードキャストすることにより、ブルートゥース規格に定
められた問い合わせ(Inquiry)を実行する。なお、本
実施形態では一方のBTモジュールBT1と他方のBT
モジュールBT2とが内部通信可能であり、BTモジュ
ールBT2はBTモジュールBT1が行う周波数スキッ
プのパターンを予め取得している。
【0052】ステップS303では、この問い合わせに
対して各無線端末Nxから返信される応答信号(FHS
パケット)をBTモジュールBT1がアンテナAT1を
介して受信する。ここで、本実施形態ではBTモジュー
ルBT2が前記周波数スキップのパターンを認識してい
るので、BTモジュールBT2もアンテナAT2を介し
て前記応答信号を受信する。
【0053】ステップS304では、運転者端末NC0か
ら返信された応答信号の各BTモジュールBT1,BT
2における受信状態レベルQC0[1]、QC0[2]が比較され
る。ステップS305において、受信状態レベルQC0
[1]が受信状態レベルQC0[2]よりも高いと判定される
と、ステップS306では、BTモジュールBT1が運
転者端末NC0に対して呼出(Page)を行ってピコネット
内同期を確立させる。ステップS307では、BTモジ
ュールBT2が他の端末Nx(NC1,NC2,NTEL)に対
して呼出(Page)を行ってピコネット内同期を確立させ
る。
【0054】一方、前記ステップS305において、B
TモジュールBT1における受信状態レベルQC0[1]が
BTモジュールBT2における受信状態レベルQC0[2]
よりも高くないと判定されると、ステップS308で
は、BTモジュールBT2が運転者端末NC0に対して呼
出(Page)を行ってピコネット内同期を確立させる。こ
こでは、各BTモジュールBT1,BT2の周波数スキ
ップのパターンは相互に異ならせることができる。ステ
ップS309では、BTモジュールBT1が他の無線端
末Nxに対して呼出(Page)を行ってピコネット内同期
を確立させる。
【0055】図19は、本実施形態による各無線端末の
振り分け方法を模式的に表現した図であり、BTモジュ
ールBT1における運転者端末NC0の受信状態レベルQ
C0[1]がBTモジュールBT2における受信状態レベル
QC0[2]よりも高いので、BTモジュールBT1は運転
者端末NC0との間にピコネット内同期を確立し、BTモ
ジュールBT2は他の無線端末NC1,NC2,NTELとの
間にピコネット内同期を確立する。
【0056】本実施形態によれば、運転者端末NC0はア
ンテナの受信状態レベルQが強い一方のBTモジュール
との間にピコネット内同期を確立し、他の無線端末は他
方のBTモジュールとの間にピコネット内同期を確立す
るので、運転者端末NC0の優先的接続と無線利用効率の
向上とが両立されるのみならず、優先度の高い運転者端
末NC0に対して高い通信品質を確保できるようになる。
【0057】図13は、前記図3に示した第2形態の構
成を有する車載無線端末Nへの複数の無線端末の振り分
け動作の他の一例を示したフローチャートであり、ステ
ップS401〜S403では、前記図12のステップS
301〜S303と同等の処理が実行される。
【0058】本実施形態では、優先度の高い運転者端末
NC0を収容するBTモジュールが、その配置状態等に基
づいて予約されており(本実施形態では、BTモジュー
ルBT1)、ステップS404では、BTモジュールB
T1が運転者端末NC0に対して呼出(Page)を行ってピ
コネット内同期を確立させる。ステップS405では、
BTモジュールBT2が他の無線端末Nxに対して呼出
(Page)を行ってピコネット内同期を確立させる。
【0059】本実施形態によれば、運転者端末NC0との
通信に最適な位置に配置されたアンテナが運転者端末用
として予約されており、運転者端末NC0は前記予約され
たアンテナとの間にピコネット内同期を確立するので、
優先度の高い運転者の携帯無線端末NC0に対して高い通
信品質を確保できるようになる。
【0060】図14は、前記図3に示した第2形態の構
成を有する車載無線端末Nへの複数の無線端末の振り分
け動作の更に他の一例を示したフローチャートであり、
ステップS501〜S503では、前記ステップS30
1〜S303と同等の処理が実行される。
【0061】ステップS504では、いずれか一方のB
Tモジュールと運転者端末NC0との間にピコネット内同
期が確立されたか否かが判定される。ここで、一方のB
Tモジュールと運転者端末NC0との間にピコネット同期
が確立されると、ステップS505では、他方のBTモ
ジュールと他の携帯無線端末Nxとの間にピコネット同
期が確立される。
【0062】本実施形態によれば、優先度の高い運転者
端末NC0に対して優先的にピコネット同期を確立させる
ことができる。
【0063】図15は、前記図3に示した第2形態の構
成を有する車載無線端末Nへの複数の無線端末の振り分
け動作の更に他の一例を示したフローチャートであり、
ステップS601〜S604では、前記ステップS30
1〜S304と同等の処理が実行される。
【0064】ステップS605では、全ての無線端末の
受信状態レベルQの中の最低値Qminが所定の基準値Qr
ef3と比較され、最低値Qminが基準値Qref3を下回って
いなければステップS606へ進む。ステップS606
では、運転者端末NC0のアンテナAT1における受信状
態レベルQC0[1]とアンテナAT2における受信状態レ
ベルQC0[2]とが比較され、QC0[1]>QC0[2]であれば
ステップS607へ進み、BTモジュールBT1が運転
者端末NC0に対して呼出(Page)を行ってピコネット内
同期を確立させる。ステップS608では、BTモジュ
ールBT2が他の無線端末Nx(NC1,NC2,NTEL)に
対して呼出(Page)を行ってピコネット内同期を確立さ
せる。
【0065】一方、前記ステップS606においてQC0
[1]>QC0[2]ではないと判定されると、ステップS60
9では、BTモジュールBT2が運転者端末NC0に対し
て呼出(Page)を行ってピコネット内同期を確立させ
る。ステップS610では、BTモジュールBT1が他
の端末Nxに対して呼出(Page)を行ってピコネット内
同期を確立させる。
【0066】さらに、前記ステップS605において、
最低値Qminが基準値Qref3を下回っていると判定され
ると、ステップS611では、最低値Qminを記録した
組み合わせがBTモジュール[1]と無線端末Nxとの組み
合わせであれば、他方のBTモジュールBT[2]と無線
端末Nxとの間にピコネット内同期が確立される(例え
ば、最低値Qminを記録した組み合わせがBTモジュー
ルBT1と無線端末Nxとの組み合わせであれば、BT
モジュールBT2と無線端末Nxとの間にピコネット内
同期が確立される)。
【0067】ステップS612では、前記最低値Qmin
を記録した無線端末が運転者端末NC0であるか否かが判
定される。運転者端末NC0であれば、ステップS614
において、前記他方のBTモジュールBT[1]と残りの
無線端末Nxとの間にピコネット内同期が確立される。
【0068】これに対して、最低値Qminを記録した無
線端末が運転者端末NC0以外であれば、ステップS61
3において、運転者端末NC0 とBTモジュール[1]との
間にピコネット内同期が確立される。ステップS615
では、運転者端末NC0およびBTモジュールBT[2]と
既にピコネット同期を確立している無線端末Nx以外の
無線端末NxとBTモジュールBT[2]との間にピコネッ
ト内同期が確立される。
【0069】図20は、本実施形態による各無線端末の
振り分け方法を模式的に表現した図であり、BTモジュ
ールBT2における無線端末NTELの受信状態レベルQT
EL[2]が基準値Qref3を下回っているので、この無線端
末NTELを含む運転者端末NC0以外の無線端末NC1,NC
2,NTELはBTモジュールBT1との間にピコネット内
同期を確立し、運転者端末NC0はBTモジュールBT2
との間にピコネット内同期を確立している。
【0070】本実施形態によれば、全ての組み合わせの
中から受信状態レベルQが最も低くなる組み合わせが回
避されるので、平均的に優れた通信品質を確保できるよ
うになる。
【0071】図16は、前記図3に示した第2形態の構
成を有する車載無線端末Nへの複数の無線端末の振り分
け動作の更に他の一例を示したフローチャートであり、
ステップS701〜S703では、前記ステップS30
1〜S303と同等の処理が実行される。
【0072】ステップS704では、運転者端末NC0の
BTモジュールBT1における受信状態レベルQC0[1]
および他の無線端末NC1,NC2,NTELのBTモジュー
ルBT2における受信状態レベルQC1[2],QC2[2],Q
TEL[2]の中の最高値(MAX)と最低値(MIN)との
差分ΔQaが求められる。さらに、無線端末NC0のBT
モジュールBT2における受信状態レベルQC0[2]およ
び無線端末NC1,NC2,NTELのBTモジュールBT1
における受信状態レベルQC1[1],QC2[1],QTEL[1]の
中の最高値(MAX)と最低値(MIN)との差分ΔQ
bが求められる。
【0073】ステップS705では、前記差分値ΔQ
a,ΔQbが比較され、ΔQaがΔQbよりも大きければス
テップS706へ進む。ステップS706では、BTモ
ジュールBT2が運転者端末NC0に対して呼出(Page)
を行ってピコネット内同期を確立させる。ステップS7
07では、BTモジュールBT1が他の端末Nxに対し
て呼出(Page)を行ってピコネット内同期を確立させ
る。
【0074】一方、前記ステップS705においてΔQ
aがΔQbよりも大きくないと判定されるとステップS7
08へ進む。ステップS708では、BTモジュールB
T1が運転者端末NC0に対して呼出(Page)を行ってピ
コネット内同期を確立する。ステップS709では、B
TモジュールBT2が他の無線端末Nx(NC1,NC2,
NTEL)に対して呼出を行ってピコネット内同期を確立
させる。
【0075】図21は、本実施形態による各無線端末の
振り分け方法を模式的に表現した図であり、ここでは、
運転者端末NC0がBTモジュールBT1とピコネット内
同期を確立し、他の無線端末NC1,NC2,NTELがBT
モジュールBT2とピコネット内同期を確立した場合よ
りも、その逆の方が運転者端末NC0と他の無線端末NC
1,NC2,NTELとの差分の最大値が大きくなるので、運
転者端末NC0がBTモジュールBT1とピコネット内同
期を確立し、他の無線端末NC1,NC2,NTELがBTモ
ジュールBT2とピコネット内同期を確立している。
【0076】本実施形態によれば、運転者端末NC0 の
受信状態レベルQと他の無線端末の受信状態レベルQと
の差が小さくなるので、運転者は各端末と同等の受信状
態で通信を行えるようになる。
【0077】なお、上記した各実施形態では、無線モジ
ュールとしてブルートゥースモジュールを用いるものと
して説明したが、本発明はこれのみに限定されるもので
はなく、他の無線ネットワーク規格(例えば、IEEE802.
11や同802.11b)に準拠した無線モジュールを用いる場
合にも同様に適用できる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1)車載無線端末に設けた複数のアンテナのうち、一の
アンテナを車体前方に配置し、他の一のアンテナを車体
後方に配置することにより、各アンテナを車体長を利用
して最大限に離間配置したので、死角の少ない広い通話
エリアを確保できるようになる。 (2)車載無線端末に設けた複数のアンテナのうち、一の
アンテナを車体右側に配置し、他の一のアンテナを車体
左側に配置することにより、各アンテナを車体幅を利用
して最大限に離間配置したので、死角の少ない広い通話
エリアを確保できるようになる。 (3)車載無線端末に複数のアンテナを設け、複数のアン
テナのうち、一のアンテナおよび他の一のアンテナを乗
員の乗車位置を挟んで離間配置したので、アンテナ間に
位置する乗員を電波遮蔽物として機能させることができ
る。したがって、各アンテナ間の干渉が抑えられるのみ
ならず、乗員が電波遮蔽物となって一方のアンテナによ
る受信が妨げられても、他方のアンテナによりこれを補
うことができるので通信品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したインターコムによる通信形
態の一例を示した図である。
【図2】 本発明を適用した車載無線端末Nおよび携帯
無線端末NC0,NC1,NC2の通信系統の構成(第1形
態)を示したブロック図である。
【図3】 本発明を適用した車載無線端末Nおよび携帯
無線端末NC0,NC1,NC2の通信系統の構成(第2形
態)を示したブロック図である。
【図4】 二輪車への2つのアンテナの配置例を示した
側面図である。
【図5】 二輪車への2つのアンテナの配置例を示した
上面図である。
【図6】 二輪車への2つのアンテナの配置例を示した
正面図である。
【図7】 二輪車への2つのアンテナの配置例を示した
後正面図である。
【図8】 ジェット型ヘルメットへの2つのアンテナの
配置例を示した図である。
【図9】 フルフェイス型ヘルメットへの2つのアンテ
ナの配置例を示した図である。
【図10】 第1形態の無線端末におけるアンテナの選
択方法を示したフローチャート(その1)である。
【図11】 第1形態の無線端末におけるアンテナの選
択方法を示したフローチャート(その2)である。
【図12】 第2形態の車載無線端末における各アンテ
ナへの無線端末の振り分け方法を示したフローチャート
(その1)である。
【図13】 第2形態の車載無線端末における各アンテ
ナへの無線端末の振り分け方法を示したフローチャート
(その1)である。
【図14】 第2形態の車載無線端末における各アンテ
ナへの無線端末の振り分け方法を示したフローチャート
(その1)である。
【図15】 第2形態の車載無線端末における各アンテ
ナへの無線端末の振り分け方法を示したフローチャート
(その1)である。
【図16】 第2形態の車載無線端末における各アンテ
ナへの無線端末の振り分け方法を示したフローチャート
(その1)である。
【図17】 車載無線端末の平面図である。
【図18】 車載無線端末への携帯無線端末のアドレス
登録方法を示した図である。
【図19】 図12に示したフローチャートの動作を模
式的に示した図である。
【図20】 図15に示したフローチャートの動作を模
式的に示した図である。
【図21】 図16に示したフローチャートの動作を模
式的に示した図である。
【符号の説明】
AT1,AT2…アンテナ,BT1,BT2…BTモジ
ュール,Nx,NC0,NC1,NC2…携帯無線端末,N…
車載無線端末,11…マイク,12…スピーカ,51,
52…トグル型跳ね返りスイッチ,53…アドレス表示
部,54…回転つまみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫛田 和光 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 日野 優志 埼玉県新座市野火止8−18−4 株式会社 ホンダアクセス内 Fターム(参考) 5J046 AA12 AB01 AB07 AB10 MA09 MA11 5K059 CC03 DD02 DD16 DD27 5K067 AA23 BB12 CC10 CC24 EE02 EE25 KK03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両上に配置され、近隣に位置する他の
    無線端末と無線ネットワークを構成する車載無線端末に
    おいて、 前記車載無線端末は複数のアンテナを備え、前記複数の
    アンテナのうち、一のアンテナが車体前方に配置され、
    他の一のアンテナが車体後方に配置されたことを特徴と
    する車載無線端末。
  2. 【請求項2】 車両上に配置され、近隣に位置する他の
    無線端末と無線ネットワークを構成する車載無線端末に
    おいて、 前記車載無線端末は複数のアンテナを備え、前記複数の
    アンテナのうち、一のアンテナが車体右側に配置され、
    他の一のアンテナが車体左側に配置されたことを特徴と
    する車載無線端末。
  3. 【請求項3】 車両上に配置され、近隣に位置する他の
    無線端末と無線ネットワークを構成する車載無線端末に
    おいて、 前記車載無線端末は複数のアンテナを備え、前記複数の
    アンテナのうち、一のアンテナおよび他の一のアンテナ
    が乗員の乗車位置を挟んで離間配置されたことを特徴と
    する車載無線端末。
  4. 【請求項4】 前記車載無線端末がブルートゥース規格
    に準拠し、前記近隣に位置する他の無線端末との間にピ
    コネット内同期を確立することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の車載無線端末。
  5. 【請求項5】 前記車載無線端末は、前記複数のアンテ
    ナが接続される唯一のブルートゥースモジュールを具備
    したことを特徴とする請求項4に記載の車載無線端末。
  6. 【請求項6】 前記車載無線端末は、前記複数のアンテ
    ナのそれぞれが接続される複数のブルートゥースモジュ
    ールを具備したことを特徴とする請求項4に記載の車載
    無線端末。
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US10/410,612 US7317936B2 (en) 2002-04-12 2003-04-10 Vehicle intercommunication apparatus
DE60310798T DE60310798T2 (de) 2002-04-12 2003-04-10 Vorrichtung zur Interkommunikation zwischen Fahrzeugen
DE60327930T DE60327930D1 (de) 2002-04-12 2003-04-10 Vorrichtung zur interkommunikation zwischen Fahrzeugen
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