JP2003309399A - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP2003309399A
JP2003309399A JP2002112990A JP2002112990A JP2003309399A JP 2003309399 A JP2003309399 A JP 2003309399A JP 2002112990 A JP2002112990 A JP 2002112990A JP 2002112990 A JP2002112990 A JP 2002112990A JP 2003309399 A JP2003309399 A JP 2003309399A
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base
electronic component
connector
tape
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JP2002112990A
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Atsuyuki Horie
敦行 堀江
Tatsuo Yamamura
達雄 山村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープフィーダ着脱時のコネクタ嵌脱におい
て、望ましい順序で電気配線回路の断接を行うことがで
きる電子部品実装装置を提供すること。 【解決手段】 電子部品実装装置の移載ヘッドに電子部
品を供給するテープフィーダの電気配線回路の接続に用
いられ、それぞれがフィーダ側接続部とベース側接続部
に設けられて相互に嵌脱するコネクタ31,34におい
て、コネクタ34に設けられた接触端子42a,42
b,42cの後端部の嵌脱方向の位置を、それぞれの接
触端子が接続される配線素線の種類に応じてd1,d2
だけずらす。これにより、テープフィーダ着脱時のコネ
クタ嵌脱において、各接触端子が導通する順序を安全上
望ましい順序に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、テープフィーダか
ら移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板
に実装する電子部品実装装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品実装装置において、移載ヘッド
のノズルのピックアップ位置に電子部品を供給する方法
として、テープフィーダを用いる方法が知られている。
テープフィーダは基板品種の切り換えなど、必要に応じ
て頻繁に交換や配置換えが行われることから、電子部品
実装装置の部品供給部にはテープフィーダが容易に着脱
できるように構成されたフィーダベースが設けられてい
る。 【0003】そしてフィーダベースにはテープフィーダ
の動作に必要な電源や電気信号の授受を行うための電気
配線回路が導設されており、テープフィーダをフィーダ
ベースに着脱する場合にはこれらの電気配線回路を嵌脱
式のコネクタによって断接する。これらのコネクタは、
テープフィーダをフィーダベースに沿ってスライドさせ
る着脱動作時に自動的に嵌脱されるように配置されてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、電源や信号
など異なる種類の配線を1つにまとめたコネクタによっ
て電気配線回路を接続する際には、安全上の見地からは
グランド、電源、信号の順序で順次接続することが望ま
しい。しかしながら、従来のテープフィーダの電気配線
の断接に用いられているコネクタでは、コネクタの嵌脱
によって各配線の断接が一律に行われてしまい、安全上
望ましい断接の順序が実現されないという問題点があっ
た。 【0005】そこで本発明は、テープフィーダ着脱時の
コネクタ嵌脱において、望ましい順序で電気配線回路の
断接を行うことができる電子部品実装装置を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
実装装置は、部品供給部に装着されたテープフィーダか
ら移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板
に実装する電子部品実装装置であって、電子部品を保持
し供給リールから引き出されたテープをピッチ送りする
ことにより電子部品を前記移載ヘッドによるピックアッ
プ位置に供給するテープフィーダと、前記部品供給部に
設けられテープフィーダの本体部がテープ送り方向を前
方とする前後方向にスライド自在に装着されるフィーダ
ベースと、前記本体部をこのフィーダベースに沿って前
記前後方向に案内するガイド機構と、複数の配線素線を
有し前記フィーダベースからテープフィーダへ電力を供
給するとともに電気信号の授受を行う電気配線回路と、
フィーダベースの後端部に設けられたベース側コネクタ
と前記本体部の後端部に下方に突出した突部に設けられ
たフィーダ側コネクタとによって構成されベース側コネ
クタとフィーダ側コネクタとを嵌脱することにより前記
電気配線回路を断接するコネクタと、前記フィーダ側コ
ネクタに設けられ前記配線素線のそれぞれに接続された
複数のフィーダ側接触端子と、前記ベース側接続部に設
けられ前記配線素線のそれぞれに接続された複数のベー
ス側接触端子とを備え、前記フィーダ側接触端子とベー
ス側接触端子が相互に接触する導通点の前記嵌脱方向の
位置が配線素線の種類に応じて複数位置に設定されてい
る。 【0007】本発明によれば、フィーダ側接続部に設け
られたフィーダ側端子と、ベース側接続部に設けられた
ベース側端子とが相互に接触する導通点の嵌脱方向の位
置を配線素線の種類に応じて複数位置に設定することに
より、テープフィーダ着脱時のコネクタ嵌脱において望
ましい順序で配線の断接を行うことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態の
電子部品実装装置のテープフィーダの側面図、図3、図
4は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープ
フィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側接続
部の部分側面図、図5は本発明の一実施の形態のテープ
フィーダに設けられたコネクタおよびエアカプラ保持用
のブラケットの構造図、図6は本発明の一実施の形態の
フィーダ側接続部とベース側接続部の位置合わせの説明
図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置と
テープフィーダとを電気的に接続するコネクタの形状を
示す構造図、図8は本発明の一実施の形態のテープフィ
ーダに設けられたコネクタの装着方法の説明図、図9は
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィ
ーダとを電気的に接続するコネクタの内部構造図、図1
0は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープ
フィーダとを電気的に接続するコネクタの接触端子配置
図、図11は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置
とテープフィーダとを接続するエアカプラの構造図、図
12は本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けら
れたエアカプラの保持方法の説明図である。 【0009】まず図1を参照して電子部品実装装置につ
いて説明する。図1において、電子部品実装装置1は、
2つの実装ステージ2を備えている。上流側の実装ステ
ージ2には、側面に設けられた基板搬入口3より基板4
が搬入される。図示しない搬送路上で位置決めされた基
板4に対して、部品供給部5からピックアップされた電
子部品が実装される。 【0010】部品供給部5には、複数台のテープフィー
ダ8が装着される。テープフィーダ8は、部品供給部5
に設けられたフィーダベース6上に多数台が並列に配置
され、台車7上に搭載された供給リール9から電子部品
を保持したテープを引き出してピッチ送りする。これに
より、電子部品は各実装ステージ2の電子部品のピック
アップ位置に供給される。 【0011】次に図2を参照してテープフィーダ8の全
体構造およびフィーダベース6への装着について説明す
る。図2に示すように、テープフィーダ8は細長形状の
本体部8aを主体としており、本体部8aの前端部(図
2において右側)には、スプロケット11が配設されて
いる。スプロケット11の歯はテープ10に定ピッチで
設けられたテープ送り用の孔部に噛み合い、テープ送り
機構12よってスプロケット11がピッチ回転すること
により、ベーステープ10b上にトップテープ10aを
貼着した構成のテープ10をピッチ送りする。このテー
プ送りにより、供給リール9からテープ10が引き出さ
れる。引き出されたテープ10は、テープフィーダ8の
後端部に設けられたテープガイド16によってガイドさ
れてテープ導入口8cから本体部8a内に導かれ、テー
プ送り経路8dに沿って前方へ送られる。 【0012】テープフィーダ8の前端部は移載ヘッド1
7がアクセスして電子部品を取り出すピックアップ位置
となっており、送られてきたテープ10は上面に設けら
れた押さえ部材13の下方をピッチ送りされる。このピ
ッチ送りの途中で、押さえ部材13に設けられた開口部
13aを介して、ベーステープ10bの凹部10c内に
保持された電子部品18が、移載ヘッド17によってピ
ックアップされる。電子部品18のピックアップに先だ
って、ベーステープ10bの上面からトップテープ10
aが剥離され、後方へ折り返されてトップテープ送り機
構14によってテープ収納容器15内に収納される。 【0013】テープフィーダ8の本体部8aには、コン
トローラ19が内蔵されており、コントローラ19はテ
ープ送り機構12およびトップテープ送り機構14を駆
動するモータ制御用の電力の供給や、動作制御用の制御
信号の伝達を行う。コントローラ19は、後述するよう
にテープフィーダ8をフィーダベース6に装着すること
により、電子部品実装装置1の本体制御装置の制御・電
源部27と接続される。 【0014】次に、テープフィーダ8のフィーダベース
6への装着について説明する。テープフィーダ8は、フ
ィーダベース6上面に本体部8aの下面を沿わせた形
で、テープ送り方向を前方とする前後方向にスライド自
在に装着される。本体部8aの下面にはT字断面の縦通
部材8bが前後方向に設けられており、フィーダベース
6のプレート6aに設けられたTスロット部6bに縦通
部材8bが嵌合することにより、本体部8aはフィーダ
ベース6に保持される。縦通部材8b、Tスロット部6
bは、本体部8aをフィーダベース6に沿って前後方向
に案内するガイド機構となっている。 【0015】本体部8aをフィーダベース6に保持させ
て通常稼動位置まで前方にスライドさせた状態では、縦
通部材8bの先端に設けられたテーパブロック8fが、
プレート6aに設けられたテーパストッパ6cに嵌合す
る。これにより、テープフィーダ8は前後方向に位置決
めされる。テーパブロック8fおよびテーパストッパ6
cは、テープフィーダ8を前後方向に位置決めする位置
決め手段となっている。 【0016】本体部8aの後端部には、係止機構21が
配設されている。係止機構21は、下方に延出した保持
プレート22に係止ハンドル23をピン支持させた構造
となっており、フィーダベース6の後端部に後方に延出
して設けられたロック部材28を、係止ハンドル23の
前端部に設けられたV字状の係止爪23aによって係止
する。係止ハンドル23は、後端部をスプリング24に
よって矢印方向に付勢されており、ロック部材28を係
止爪23aのV字部に嵌合させた状態でスプリング24
の付勢力が作用することにより、本体部8aは前方へ押
し付けられ位置が固定される。 【0017】係止機構21には、コントローラ19の電
気回路と接続配線20によって接続されたフィーダ側接
続部25が設けられている。またフィーダベース6の後
端部には、電子部品実装装置の制御・電源部27と接続
されたベース側接続部26が設けられている。本体部8
aをフィーダベース6に沿って前方にスライドさせてテ
ープフィーダ8を装着した状態では、フィーダ側接続部
25はベース側接続部26に嵌合する。これにより制御
・電源部27とコントローラ19とは電気的に接続さ
れ、本体部8aを後方へスライドさせることにより接続
が遮断される。また後述するようにテープフィーダ8の
内蔵機構の種類によって駆動源としてエアを必要とする
場合には、フィーダ側接続部25、ベース側接続部26
にはエア配管の断接を行うエアカプラが装備される。 【0018】すなわち、制御・電源部27からコントロ
ーラ19に至る回路は、フィーダベース6とテープフィ
ーダ8とを接続して少なくとも電力を含む動力をテープ
フィーダ8に供給するとともに電気信号の授受を行う接
続回路となっている。そしてこの接続回路は、フィーダ
ベース6の後端部に設けられたベース側接続部26と、
テープフィーダ8の後端部に下方に突出して設けられた
フィーダ側接続部25によって断接自在となっている。
そして上述のように、この接続回路は、フィーダベース
6とテープフィーダ8とを電気的に接続する電気配線回
路と、フィーダベース6からテープフィーダ8へ圧空を
供給する圧空供給回路とを含んでいる。 【0019】次に図3、図4を参照して、フィーダ側接
続部25、ベース側接続部26の構成について説明す
る。図3において、係止機構21の保持プレート22に
は、金属板を曲げ加工して製作された保持ブラケット3
0が取付面30aによって取りつけられている。保持ブ
ラケット30は、図5に示すように、保持プレート22
に対して直角をなす主板部30bと、主板部30bから
直角前方に折り曲げられた側板部30cと、側板部30
cからさらに保持プレート22側に向かって直角に折り
曲げられ主板部30bと平行な前板部30dより構成さ
れている。 【0020】主板部30bの上部には円形状の開口部3
0eが、また前板部30dには矩形形状の開口部30f
がそれぞれ設けられている。開口部30fの上縁、下縁
は、後述するように開口部30fに装着されるコネクタ
31を係止して保持する係止部30d1,30d2とな
っている。 【0021】図3に示すように、主板部30bの開口部
30e(図5参照)にはエアカプラ32が、前板部30
dの開口部30f(図5参照)には電気配線接続用のコ
ネクタ31が保持されている。またフィーダベース6の
後端部には、エアカプラ32、コネクタ31とそれぞれ
対をなすエアカプラ36、コネクタ34が配置されてい
る。さらに、係止機構21側には、位置合わせ爪33が
保持プレート22から側方に折り曲げて設けられてお
り、フィーダベース6側には、水平な平板状のガイドプ
レート35が後方に延出して設けられている。 【0022】図4は、テープフィーダ8の装着状態、す
なわち縦通部材8bをTスロット部6bに嵌合させて本
体部8aを前方へスライドさせて装着位置に位置決め
し、係止爪23aによってロック部材28を係止した状
態におけるフィーダ側接続部25、ベース側接続部26
を示している。この状態では、係止機構21側のエアカ
プラ32、コネクタ31は、フィーダベース側のエアカ
プラ36、コネクタ34にそれぞれ嵌合しており、制御
・電源部27とコントローラ19とが接続状態にある。 【0023】この嵌合過程での位置合わせ爪33、ガイ
ドプレート35の機能について、図6を参照して説明す
る。図6は、図3、図4における位置合わせ爪33、ガ
イドプレート35を平面視した図を部分的に示してい
る。図6(a)に示すように、位置合わせ爪33は係止
機構21の保持プレート22を部分的に曲げて成形し、
上面側に平滑面を有する水平部を延出させたものであ
る。また位置合わせ爪33を挟んで保持プレート22か
ら幅寸法bだけ隔てた位置には、幅合わせ部22aが保
持プレート22と平行に設けられている。そしてガイド
プレート35の幅Bは、係止機構21におけるこの幅寸
法bよりも嵌合代だけ小さく設定されている。 【0024】テープフィーダ8の装着時に本体部8aを
前方へスライドさせると、図6(b)に示すように、係
止機構21が前進してガイドプレート35が保持プレー
ト22と幅合わせ部22aとの間に嵌合する。これによ
り、幅方向の位置合わせが行われるとともに、図4に示
すようにガイドプレート35は位置合わせ爪33の上面
に当接し、上下方向の位置合わせが行われる。 【0025】すなわち、保持プレート22、幅合わせ部
22a、ガイドプレート35および位置合わせ爪33
は、テープフィーダ8をガイド機構によってフィーダベ
ース6に沿って前方にスライドさせる装着動作におい
て、フィーダ側接続部25とベース側接続部26との位
置合わせを行う位置合わせ手段となっている。このよう
な位置合わせ手段を備えることにより、テープフィーダ
8のフィーダベース6への装着時において、コネクタ3
1,34や、エアカプラ32,36の接続を容易に行う
ことができる。 【0026】次にフィーダ側接続部25に備えられたコ
ネクタ31(フィーダ側コネクタ)の構造および保持ブ
ラケット30(コネクタ保持手段)によるコネクタ31
の保持方法について、図7、図8を参照して説明する。
図7はコネクタ31の外形形状を示している。 【0027】コネクタ31は樹脂材料で製作されてお
り、矩形のプレート部31aの前面側(ベース側接続部
26との接続方向側)には、嵌入部31bが前方に突出
して設けられている。嵌入部31bは後述するコネクタ
34(ベース側コネクタ)に設けられた嵌合孔43に嵌
入する。プレート部31aの後面には凸部31eが設け
られており、凸部31eには複数のピン端子31fが後
方に突設されている。またプレート部31aの後面に
は、凸部31eの上方および下方にそれぞれL字形状の
フック31c,31dが設けられている。 【0028】図8は、コネクタ31を保持ブラケット3
0に装着して保持させる手順を示している。まず図8
(a)に示すように、コネクタ31を保持ブラケット3
0の前板部30d(図5参照)の手前側に位置合わせ
し、ピン端子31fおよび凸部31eを開口部30f内
に前面から挿入する。このとき、フック31c,31d
の上端部が、それぞれ係止部30d1,30d2よりも
下方に位置するよう、コネクタ31を位置合わせする。 【0029】そしてプレート部31aが前板部30dに
当接したならば、図8(b)に示すように、コネクタ3
1の高さ位置を上方にずらす。これにより、フック31
c,31dはそれぞれ係止部30d1,30d2によっ
て係止され、コネクタ31は保持ブラケット30に保持
される。 【0030】ここで、図7に示す凸部31eの幅寸法e
は、図5に示す開口部30fの幅寸法fよりも予め与え
られる遊び代だけ小さく設定されているため、コネクタ
31は保持ブラケット30に対してこの遊び代だけ横方
向の変位が許容される。またフック31c,31dはL
字形状であり、係止部30d1,30d2から下方への
変位代が確保されていることから、コネクタ31は保持
ブラケット30に対して変位代だけ上下方向の変位が許
容される。 【0031】すなわち、コネクタ31は、保持ブラケッ
ト30によって前板部30dに沿った平面内で、すなわ
ち前後方向に対して直交する垂直平面内で所定の変位代
だけ変位自在に保持されている。なお、コネクタ31を
変位自在に保持させる代わりに、ベース側接続部26に
おいて、コネクタ34を同様な方法で所定の変位代だけ
変位自在に保持させるようにしてもよい。 【0032】このように電気配線回路の断接を行うフィ
ーダ側コネクタもしくはベース側コネクタを変位自在に
保持させることにより、また圧空供給回路の断接を行う
フィーダ側カプラもしくはベース側カプラを変位自在に
保持させることにより、組み立て状態においてこれらの
コネクタやエアカプラの軸心が良好に一致していない場
合にあっても、良好な嵌合状態を実現することができ
る。 【0033】しかも、上記実施の形態に示すように、板
金の曲げ加工により製作された保持ブラケット30の形
状や切り欠き形状によって上記を達成していることか
ら、簡便・低コストの構成が実現されている。そして、
保持ブラケット30は保持プレート22に対して取り付
け・取り外し可能な構成となっていることから、コネク
タ31を装着する際には、取り外された状態の保持ブラ
ケット30にコネクタ31を装着することができ、コネ
クタ31の保持プレート22への取付が簡単に行えるよ
うになっている。 【0034】次に図9、図10を参照して、コネクタ3
1,34の内部構造およびコネクタ31,34を電気的
に導通させる接触端子の配置について説明する。図9
は、コネクタ31,34の水平断面(フィーダ側接続部
25、ベース側接続部26に装着される姿勢における水
平断面)を示している。 【0035】コネクタ31の嵌入部31bの前部には、
前端部に開孔した接続孔41が前後方向に設けられてい
る。接続孔41の内側面には、ピン端子31fと導通し
てコネクタ31内部に設けられた接触端子40(フィー
ダ側接触端子)が部分的に露呈している。図10
(a)、(b)に示すように、接触端子40は接続孔4
1の各内側面に3列づつ設けられており、それぞれの列
が信号配線、電源配線およびグランドに対応した配線素
線と接続される。 【0036】コネクタ34の凸部34aには、嵌入部3
1bが嵌合する嵌合孔43が設けられており、さらに嵌
合孔43の内部には前後方向に突出した接続用突起34
bが設けられている。接続用突起34bの両側面には、
図10(a)、(b)に示すように、接続孔41におけ
る接触端子40の配列に対応した位置に、接触端子42
(ベース側接触端子)が設けられている。 【0037】嵌入部31bが嵌合孔43に嵌入した状態
では、接続用突起34bは接続孔41に嵌合し、各接触
端子40はそれぞれ対応した接触端子42と接触する。
これにより、フィーダ側接続部25、ベース側接続部2
6にそれぞれ導設された複数の配線素線が相互に導通し
て、テープフィーダ8と電子部品実装装置を結ぶ信号配
線、電源配線およびグランドの各配線が接続状態とな
る。 【0038】ここで、図10(b)に示すように、コネ
クタ34の接続用突起34bに設けられた3列の接触端
子42は、前後方向の後端部の位置が各列によって異な
っている。図10(c)に示すように、フィーダ側接続
部25のコネクタ31の各接触端子40の前端部は全て
同一線上に位置しているが、ベース側接続部26の接触
端子42の後端部の位置は、配線素線によって異なって
いる。すなわちグランド配線に対応した接触端子42c
が最も後側に位置しており、電源配線に対応した接触端
子42b、信号配線に対応した接触端子42aの順に、
後端部の位置が前方向にd1,d2だけずれた位置にあ
る。 【0039】このような接触端子42の配置により、フ
ィーダ側接続部25のコネクタ31とベース側接続部2
6のコネクタ34とを嵌脱して電気配線回路を断接する
際には、各配線素線毎に断接の順序を異ならせることが
できる。コネクタ31をコネクタ34に嵌合させて電気
配線回路を接続する際には、図10(c)に示す矢印a
方向に接触端子40a,40b,40cが移動する。そ
してまず最初に接触端子40cが接触端子42cと接触
して導通することにより、グランド配線が接続される。
次いで接触端子40bが接触端子42bと接触すること
により電源配線が導通し、最後に接触端子40aが接触
端子42aと接触することにより信号配線が導通する。 【0040】すなわち、コネクタ34における接触端子
42の配置は、接触端子40と接触端子42が相互に接
触する導通点(図10(c)に示すPa,Pb,Pc)
の前後方向(フィーダ側接続部25、ベース側接続部2
6の嵌脱方向)の位置が、配線素線の種類に応じて複数
位置に設定されたものとなっている。もちろん接触端子
42の後端部を同一線上に配置し、接触端子40の前端
部の位置を各列毎に異ならせてもよい。 【0041】このような構成を採用することにより、電
源や信号など異なる種類の配線を1つにまとめたコネク
タによって電気配線回路を接続する際に、安全上の見地
から望ましい順序、すなわちグランド配線、電源配線、
信号配線の順序で順次接続することができる。テープフ
ィーダ8を取り外す際に電気配線回路を断線状態する場
合においても、安全上望ましい順序でおこなうことがで
きる。 【0042】次に図11、図12を参照して、エアカプ
ラ32,36の構造およびエアカプラ32の保持ブラケ
ットへの取り付けについて説明する。エアカプラ36は
ベース側接続部26に常備され、エアカプラ32は、当
該テープフィーダ8の内部機構にエアを必要とする機構
が内蔵されている場合に、フィーダ側接続部25に装備
される。 【0043】図11において、エアカプラ32(フィー
ダ側カプラ)は、6面カットされた基部32bが設けら
れた円筒状の嵌入部32aを備えている。嵌入部32a
の前部にはシール部材32cが装着されており、前端部
は外周部がテーパカットされた導入部32dとなってい
る。また基部32bの後側は外ねじが設けられた締結部
32eとなっている。エアカプラ32は、内部に締結部
32eから導入部32dまで全通したエア孔(図示省
略)を有している。 【0044】エアカプラ36(ベース側カプラ)は、内
部に嵌入部32aが嵌合する嵌合穴36cが設けられた
本体部36aと6面カットされた基部36bを結合した
構成となっている。基部36bの前側は外ねじが設けら
れた締結部36eとなっており、締結部36eによって
フィーダベースに締結された状態では、嵌合穴36cは
締結部36eの内部を貫通して設けられたエア孔(図示
省略)を介してフィーダベース6に導設されたエア供給
配管と連通する。嵌合穴36cの後端部には内周面がテ
ーパカットされた導入部36dが設けられている。 【0045】嵌入部32aを嵌合穴36cに嵌合させて
エアカプラ32とエアカプラ36とを相互に結合した状
態において、エアカプラ32の内部に設けられたエア孔
は嵌合穴36cと連通し、これによりエアカプラ32は
エア供給配管と連通する。このとき、エアカプラ32と
エアカプラ36の前後方向の相対位置に多少のずれがあ
っても、嵌入部32aが嵌合穴36c内に嵌合している
限りでは、漏れのない良好な接続状態が確保されるよう
になっている。 【0046】図12は、エアカプラ32を保持ブラケッ
ト30(カプラ保持手段)に保持させた状態を示してい
る。図12において、保持ブラケット30の主板部30
bに設けられた開口部30eには、隔壁継手38が装着
されている。隔壁継手38の前面には、エアカプラ32
が締結部32eによって締結されており、隔壁継手38
の後面には、配管継手39が締結されている。 【0047】このエアカプラ32の保持ブラケット30
への装着において、隔壁継手38の貫通部38aの外径
r2は、開口部30eの内径r1(図5参照)よりも所
定の変位代だけ小さく設定されている。したがって、エ
アカプラ32は保持ブラケット30に対して変位代だけ
径方向の変位が許容される。 【0048】すなわちエアカプラ32は、保持ブラケッ
ト30によって前後方向に対して垂直な平面内で所定の
変位代だけ変位自在に保持されている。なお、エアカプ
ラ32を変位自在に保持させる代わりに、ベース側接続
部26において、エアカプラ36を同様な方法で前後方
向に対して垂直な平面内で、所定の変位代だけ変位自在
に保持させるようにしてもよい。 【0049】 【発明の効果】本発明によれば、フィーダ側接続部に設
けられたフィーダ側端子と、ベース側接続部に設けられ
たベース側端子とが相互に接触する導通点の嵌脱方向の
位置を配線素線の種類に応じて複数位置に設定するよう
にしたので、テープフィーダ着脱時のコネクタ嵌脱にお
いて望ましい順序で配線の断接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜
視図 【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のテ
ープフィーダの側面図 【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテ
ープフィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側
接続部の部分側面図 【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテ
ープフィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側
接続部の部分側面図 【図5】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設け
られたコネクタおよびエアカプラ保持用のブラケットの
構造図 【図6】本発明の一実施の形態のフィーダ側接続部とベ
ース側接続部の位置合わせの説明図 【図7】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテ
ープフィーダとを電気的に接続するコネクタの形状を示
す構造図 【図8】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設け
られたコネクタの装着方法の説明図 【図9】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテ
ープフィーダとを電気的に接続するコネクタの内部構造
図 【図10】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置と
テープフィーダとを電気的に接続するコネクタの接触端
子配置図 【図11】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置と
テープフィーダとを接続するエアカプラの構造図 【図12】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設
けられたエアカプラの保持方法の説明図 【符号の説明】 1 電子部品実装装置 4 基板 5 部品供給部 6 フィーダベース 8 テープフィーダ 8a 本体部 9 供給リール 10 テープ 17 移載ヘッド 18 電子部品 20 接続回路 21 係止機構 22 保持プレート 25 フィーダ側接続部 26 ベース側接続部 30 保持ブラケット 31,34 コネクタ 32,36 エアカプラ 33 位置合わせ爪 35 ガイドプレート 40,42 接触端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 AA18 CC02 CC03 CD03 DD01 DD02 DD32 DD34 DD50 EE01 EE02 EE24 EE25 FF01 FG02 FG10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】部品供給部に装着されたテープフィーダか
    ら移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板
    に実装する電子部品実装装置であって、電子部品を保持
    し供給リールから引き出されたテープをピッチ送りする
    ことにより電子部品を前記移載ヘッドによるピックアッ
    プ位置に供給するテープフィーダと、前記部品供給部に
    設けられテープフィーダの本体部がテープ送り方向を前
    方とする前後方向にスライド自在に装着されるフィーダ
    ベースと、前記本体部をこのフィーダベースに沿って前
    記前後方向に案内するガイド機構と、複数の配線素線を
    有し前記フィーダベースからテープフィーダへ電力を供
    給するとともに電気信号の授受を行う電気配線回路と、
    フィーダベースの後端部に設けられたベース側コネクタ
    と前記本体部の後端部に下方に突出した突部に設けられ
    たフィーダ側コネクタとによって構成されベース側コネ
    クタとフィーダ側コネクタとを嵌脱することにより前記
    電気配線回路を断接するコネクタと、前記フィーダ側コ
    ネクタに設けられ前記配線素線のそれぞれに接続された
    複数のフィーダ側接触端子と、前記ベース側接続部に設
    けられ前記配線素線のそれぞれに接続された複数のベー
    ス側接触端子とを備え、前記フィーダ側接触端子とベー
    ス側接触端子が相互に接触する導通点の前記嵌脱方向の
    位置が配線素線の種類に応じて複数位置に設定されてい
    ることを特徴とする電子部品実装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101524012B (zh) * 2006-10-03 2012-05-30 雅马哈发动机株式会社 元件供给装置以及表面安装机

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