JP3906730B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープフィーダから移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板に実装する電子部品実装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置において、移載ヘッドのノズルのピックアップ位置に電子部品を供給する方法として、テープフィーダを用いる方法が知られている。テープフィーダは基板品種の切り換えなど必要に応じて頻繁に交換や配置換えが行われることから、電子部品実装装置の部品供給部には、テープフィーダが容易に着脱できるように構成されたフィーダベースが設けられている。
【0003】
そしてフィーダベースにはテープフィーダの動作に必要な電源やエアなどの動力の供給や電気信号の授受のための接続回路が導設されており、テープフィーダをフィーダベースに着脱する場合にはこれらの接続回路を嵌脱式のコネクタやカプラによって断接する。これらのコネクタやカプラは、テープフィーダをフィーダベースに沿ってスライドさせる着脱動作時に自動的に嵌脱されるように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記テープフィーダの着脱動作においては、オペレータが手操作によってテープフィーダのスライドを行うため、コネクタやカプラの位置ずれを生じやすい。このため、テープフィーダを押し込んでこれらを嵌合させる際に、フィーダ側のコネクタやカプラとベース側のコネクタやカプラとが衝突した状態で押し込むことになりやすく、テープフィーダの装着時に位置合わせのために手間を要するという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、テープフィーダの装着時の接続を容易に行うことができる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子部品実装装置は、部品供給部に装着されたテープフィーダから移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板に実装する電子部品実装装置であって、電子部品を保持し供給リールから引き出されたテープをピッチ送りすることにより電子部品を前記移載ヘッドによるピックアップ位置に供給するテープフィーダと、前記部品供給部に設けられテープフィーダの本体部がテープ送り方向を前方とする前後方向にスライド自在に装着されるフィーダベースと、前記本体部をこのフィーダベースに沿って前記前後方向に案内するガイド機構と、前記フィーダベースとテープフィーダとを接続して少なくとも電力を含む動力をテープフィーダに供給するとともに電気信号の授受を行い、且つフィーダベースの後端部に設けられたベース側接続部とテープフィーダの後端部に下方に突出して設けられたフィーダ側接続部によって断接自在な接続回路と、前記本体部を前記ガイド機構によって案内してフィーダベースに沿って前方にスライドさせる装着動作において、前記フィーダ側接続部とベース側接続部との位置合わせを行う位置合わせ手段とを備え、前記位置合わせ手段は、前記テープフィーダの本体部の後端部に配設されて下方に延出した保持プレートを有する係止機構と、この保持プレートに設けられた位置合わせ爪と、この位置合わせ爪を挟んで前記保持プレートと平行に設けられた幅合わせ部と、フィーダベース側に後方に延出して設けられた水平なガイドプレートとから成り、前記本体部を前方へスライドさせて前記係止機構を前進させると、前記ガイドプレートが前記保持プレートと前記幅合わせ部との間に嵌合して幅方向の位置合わせを行うとともに、前記ガイドプレートは前記位置合わせ爪に当接し、上下方向の位置合わせを行うようにした。
【0007】
本発明によれば、テープフィーダをフィーダベースに沿って前方にスライドさせる装着動作において、フィーダ側接続部とベース側接続部との位置合わせを行う位置合わせ手段を備えることにより、テープフィーダの装着時の接続を容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のテープフィーダの側面図、図3、図4は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側接続部の部分側面図、図5は本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたコネクタおよびエアカプラ保持用のブラケットの構造図、図6は本発明の一実施の形態のフィーダ側接続部とベース側接続部の位置合わせの説明図、図7は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの形状を示す構造図、図8は本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたコネクタの装着方法の説明図、図9は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの内部構造図、図10は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの接触端子配置図、図11は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを接続するエアカプラの構造図、図12は本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたエアカプラの保持方法の説明図である。
【0009】
まず図1を参照して電子部品実装装置について説明する。図1において、電子部品実装装置1は、2つの実装ステージ2を備えている。上流側の実装ステージ2には、側面に設けられた基板搬入口3より基板4が搬入される。図示しない搬送路上で位置決めされた基板4に対して、部品供給部5からピックアップされた電子部品が実装される。
【0010】
部品供給部5には、複数台のテープフィーダ8が装着される。テープフィーダ8は、部品供給部5に設けられたフィーダベース6上に多数台が並列に配置され、台車7上に搭載された供給リール9から電子部品を保持したテープを引き出してピッチ送りする。これにより、電子部品は各実装ステージ2の電子部品のピックアップ位置に供給される。
【0011】
次に図2を参照してテープフィーダ8の全体構造およびフィーダベース6への装着について説明する。図2に示すように、テープフィーダ8は細長形状の本体部8aを主体としており、本体部8aの前端部(図2において右側)には、スプロケット11が配設されている。スプロケット11の歯はテープ10に定ピッチで設けられたテープ送り用の孔部に噛み合い、テープ送り機構12よってスプロケット11がピッチ回転することにより、ベーステープ10b上にトップテープ10aを貼着した構成のテープ10をピッチ送りする。このテープ送りにより、供給リール9からテープ10が引き出される。引き出されたテープ10は、テープフィーダ8の後端部に設けられたテープガイド16によってガイドされてテープ導入口8cから本体部8a内に導かれ、テープ送り経路8dに沿って前方へ送られる。
【0012】
テープフィーダ8の前端部は移載ヘッド17がアクセスして電子部品を取り出すピックアップ位置となっており、送られてきたテープ10は上面に設けられた押さえ部材13の下方をピッチ送りされる。このピッチ送りの途中で、押さえ部材13に設けられた開口部13aを介して、ベーステープ10bの凹部10c内に保持された電子部品18が、移載ヘッド17によってピックアップされる。電子部品18のピックアップに先だって、ベーステープ10bの上面からトップテープ10aが剥離され、後方へ折り返されてトップテープ送り機構14によってテープ収納容器15内に収納される。
【0013】
テープフィーダ8の本体部8aには、コントローラ19が内蔵されており、コントローラ19はテープ送り機構12およびトップテープ送り機構14を駆動するモータ制御用の電力の供給や、動作制御用の制御信号の伝達を行う。コントローラ19は、後述するようにテープフィーダ8をフィーダベース6に装着することにより、電子部品実装装置1の本体制御装置の制御・電源部27と接続される。
【0014】
次に、テープフィーダ8のフィーダベース6への装着について説明する。テープフィーダ8は、フィーダベース6上面に本体部8aの下面を沿わせた形で、テープ送り方向を前方とする前後方向にスライド自在に装着される。本体部8aの下面にはT字断面の縦通部材8bが前後方向に設けられており、フィーダベース6のプレート6aに設けられたTスロット部6bに縦通部材8bが嵌合することにより、本体部8aはフィーダベース6に保持される。縦通部材8b、Tスロット部6bは、本体部8aをフィーダベース6に沿って前後方向に案内するガイド機構となっている。
【0015】
本体部8aをフィーダベース6に保持させて通常稼動位置まで前方にスライドさせた状態では、縦通部材8bの先端に設けられたテーパブロック8fが、プレート6aに設けられたテーパストッパ6cに嵌合する。これにより、テープフィーダ8は前後方向に位置決めされる。テーパブロック8fおよびテーパストッパ6cは、テープフィーダ8を前後方向に位置決めする位置決め手段となっている。
【0016】
本体部8aの後端部には、係止機構21が配設されている。係止機構21は、下方に延出した保持プレート22に係止ハンドル23をピン支持させた構造となっており、フィーダベース6の後端部に後方に延出して設けられたロック部材28を、係止ハンドル23の前端部に設けられたV字状の係止爪23aによって係止する。係止ハンドル23は、後端部をスプリング24によって矢印方向に付勢されており、ロック部材28を係止爪23aのV字部に嵌合させた状態でスプリング24の付勢力が作用することにより、本体部8aは前方へ押し付けられ位置が固定される。
【0017】
係止機構21には、コントローラ19の電気回路と接続回路20によって接続されたフィーダ側接続部25が設けられている。またフィーダベース6の後端部には、電子部品実装装置の制御・電源部27と接続されたベース側接続部26が設けられている。本体部8aをフィーダベース6に沿って前方にスライドさせてテープフィーダ8を装着した状態では、フィーダ側接続部25はベース側接続部26に嵌合する。これにより制御・電源部27とコントローラ19とは電気的に接続され、本体部8aを後方へスライドさせることにより接続が遮断される。また後述するようにテープフィーダ8の内蔵機構の種類によって駆動源としてエアを必要とする場合には、フィーダ側接続部25、ベース側接続部26にはエア配管の断接を行うエアカプラが装備される。
【0018】
すなわち、制御・電源部27からコントローラ19に至る回路は、フィーダベース6とテープフィーダ8とを接続して少なくとも電力を含む動力をテープフィーダ8に供給するとともに電気信号の授受を行う接続回路となっている。そしてこの接続回路は、フィーダベース6の後端部に設けられたベース側接続部26と、テープフィーダ8の後端部に下方に突出して設けられたフィーダ側接続部25によって断接自在となっている。そして上述のように、この接続回路は、フィーダベース6とテープフィーダ8とを電気的に接続する電気配線回路と、フィーダベース6からテープフィーダ8へ圧空を供給する圧空供給回路とを含んでいる。
【0019】
次に図3、図4を参照して、フィーダ側接続部25、ベース側接続部26の構成について説明する。図3において、係止機構21の保持プレート22には、金属板を曲げ加工して製作された保持ブラケット30が取付面30aによって取りつけられている。保持ブラケット30は、図5に示すように、保持プレート22に対して直角をなす主板部30bと、主板部30bから直角前方に折り曲げられた側板部30cと、側板部30cからさらに保持プレート22側に向かって直角に折り曲げられ主板部30bと平行な前板部30dより構成されている。
【0020】
主板部30bの上部には円形状の開口部30eが、また前板部30dには矩形形状の開口部30fがそれぞれ設けられている。開口部30fの上縁、下縁は、後述するように開口部30fに装着されるコネクタ31を係止して保持する係止部30d1,30d2となっている。
【0021】
図3に示すように、主板部30bの開口部30e(図5参照)にはエアカプラ32が、前板部30dの開口部30f(図5参照)には電気配線接続用のコネクタ31が保持されている。またフィーダベース6の後端部には、エアカプラ32、コネクタ31とそれぞれ対をなすエアカプラ36、コネクタ34が配置されている。さらに、係止機構21側には、位置合わせ爪33が保持プレート22から側方に折り曲げて設けられており、フィーダベース6側には、水平な平板状のガイドプレート35が後方に延出して設けられている。
【0022】
図4は、テープフィーダ8の装着状態、すなわち縦通部材8bをTスロット部6bに嵌合させて本体部8aを前方へスライドさせて装着位置に位置決めし、係止爪23aによってロック部材28を係止した状態におけるフィーダ側接続部25、ベース側接続部26を示している。この状態では、係止機構21側のエアカプラ32、コネクタ31は、フィーダベース側のエアカプラ36、コネクタ34にそれぞれ嵌合しており、制御・電源部27とコントローラ19とが接続状態にある。
【0023】
この嵌合過程での位置合わせ爪33、ガイドプレート35の機能について、図6を参照して説明する。図6は、図3、図4における位置合わせ爪33、ガイドプレート35を平面視した図を部分的に示している。図6(a)に示すように、位置合わせ爪33は係止機構21の保持プレート22を部分的に曲げて成形し、上面側に平滑面を有する水平部を延出させたものである。また位置合わせ爪33を挟んで保持プレート22から幅寸法bだけ隔てた位置には、幅合わせ部22aが保持プレート22と平行に設けられている。そしてガイドプレート35の幅Bは、係止機構21におけるこの幅寸法bよりも嵌合代だけ小さく設定されている。
【0024】
テープフィーダ8の装着時に本体部8aを前方へスライドさせると、図6(b)に示すように、係止機構21が前進してガイドプレート35が保持プレート22と幅合わせ部22aとの間に嵌合する。これにより、幅方向の位置合わせが行われるとともに、図4に示すようにガイドプレート35は位置合わせ爪33の上面に当接し、上下方向の位置合わせが行われる。
【0025】
すなわち、保持プレート22、幅合わせ部22a、ガイドプレート35および位置合わせ爪33は、テープフィーダ8をガイド機構によってフィーダベース6に沿って前方にスライドさせる装着動作において、フィーダ側接続部25とベース側接続部26との位置合わせを行う位置合わせ手段となっている。このような位置合わせ手段を備えることにより、テープフィーダ8のフィーダベース6への装着時において、コネクタ31,34や、エアカプラ32,36の接続を容易に行うことができる。
【0026】
次にフィーダ側接続部25に備えられたコネクタ31(フィーダ側コネクタ)の構造および保持ブラケット30(コネクタ保持手段)によるコネクタ31の保持方法について、図7、図8を参照して説明する。図7はコネクタ31の外形形状を示している。
【0027】
コネクタ31は樹脂材料で製作されており、矩形のプレート部31aの前面側(ベース側接続部26との接続方向側)には、嵌入部31bが前方に突出して設けられている。嵌入部31bは後述するコネクタ34(ベース側コネクタ)に設けられた嵌合孔43に嵌入する。プレート部31aの後面には凸部31eが設けられており、凸部31eには複数のピン端子31fが後方に突設されている。またプレート部31aの後面には、凸部31eの上方および下方にそれぞれL字形状のフック31c,31dが設けられている。
【0028】
図8は、コネクタ31を保持ブラケット30に装着して保持させる手順を示している。まず図8(a)に示すように、コネクタ31を保持ブラケット30の前板部30d(図5参照)の手前側に位置合わせし、ピン端子31fおよび凸部31eを開口部30f内に前面から挿入する。このとき、フック31c,31dの上端部が、それぞれ係止部30d1,30d2よりも下方に位置するよう、コネクタ31を位置合わせする。
【0029】
そしてプレート部31aが前板部30dに当接したならば、図8(b)に示すように、コネクタ31の高さ位置を上方にずらす。これにより、フック31c,31dはそれぞれ係止部30d1,30d2によって係止され、コネクタ31は保持ブラケット30に保持される。
【0030】
ここで、図7に示す凸部31eの幅寸法eは、図5に示す開口部30fの幅寸法fよりも予め与えられる遊び代だけ小さく設定されているため、コネクタ31は保持ブラケット30に対してこの遊び代だけ横方向の変位が許容される。またフック31c,31dはL字形状であり、係止部30d1,30d2から下方への変位代が確保されていることから、コネクタ31は保持ブラケット30に対して変位代だけ上下方向の変位が許容される。
【0031】
すなわち、コネクタ31は、保持ブラケット30によって前板部30dに沿った平面内で、すなわち前後方向に対して直交する垂直平面内で所定の変位代だけ変位自在に保持されている。なお、コネクタ31を変位自在に保持させる代わりに、ベース側接続部26において、コネクタ34を同様な方法で所定の変位代だけ変位自在に保持させるようにしてもよい。
【0032】
このように電気配線回路の断接を行うフィーダ側コネクタもしくはベース側コネクタを変位自在に保持させることにより、また圧空供給回路の断接を行うフィーダ側カプラもしくはベース側カプラを変位自在に保持させることにより、組み立て状態においてこれらのコネクタやエアカプラの軸心が良好に一致していない場合にあっても、良好な嵌合状態を実現することができる。
【0033】
しかも、上記実施の形態に示すように、板金の曲げ加工により製作された保持ブラケット30の形状や切り欠き形状によって上記を達成していることから、簡便・低コストの構成が実現されている。そして、保持ブラケット30は保持プレート22に対して取り付け・取り外し可能な構成となっていることから、コネクタ31を装着する際には、取り外された状態の保持ブラケット30にコネクタ31を装着することができ、コネクタ31の保持プレート22への取付が簡単に行えるようになっている。
【0034】
次に図9、図10を参照して、コネクタ31,34の内部構造およびコネクタ31,34を電気的に導通させる接触端子の配置について説明する。図9は、コネクタ31,34の水平断面(フィーダ側接続部25、ベース側接続部26に装着される姿勢における水平断面)を示している。
【0035】
コネクタ31の嵌入部31bの前部には、前端部に開孔した接続孔41が前後方向に設けられている。接続孔41の内側面には、ピン端子31fと導通してコネクタ31内部に設けられた接触端子40(フィーダ側接触端子)が部分的に露呈している。図10(a)、(b)に示すように、接触端子40は接続孔41の各内側面に3列づつ設けられており、それぞれの列が信号配線、電源配線およびグランドに対応した配線素線と接続される。
【0036】
コネクタ34の凸部34aには、嵌入部31bが嵌合する嵌合孔43が設けられており、さらに嵌合孔43の内部には前後方向に突出した接続用突起34bが設けられている。接続用突起34bの両側面には、図10(a)、(b)に示すように、接続孔41における接触端子40の配列に対応した位置に、接触端子42(ベース側接触端子)が設けられている。
【0037】
嵌入部31bが嵌合孔43に嵌入した状態では、接続用突起34bは接続孔41に嵌合し、各接触端子40はそれぞれ対応した接触端子42と接触する。これにより、フィーダ側接続部25,ベース側接続部26にそれぞれ導設された複数の配線素線が相互に導通して、テープフィーダ8と電子部品実装装置を結ぶ信号配線、電源配線およびグランドの各配線が接続状態となる。
【0038】
ここで、図10(b)に示すように、コネクタ34の接続用突起34bに設けられた3列の接触端子42は、前後方向の後端部の位置が各列によって異なっている。図10(c)に示すように、フィーダ側接続部25のコネクタ31の各接触端子40の前端部は全て同一線上に位置しているが、ベース側接続部26の接触端子42の後端部の位置は、配線素線によって異なっている。すなわちグランド配線に対応した接触端子42cが最も後側に位置しており、電源配線に対応した接触端子42b、信号配線に対応した接触端子42aの順に、後端部の位置が前方向にd1,d2だけずれた位置にある。
【0039】
このような接触端子42の配置により、フィーダ側接続部25のコネクタ31とベース側接続部26のコネクタ34とを嵌脱して電気配線回路を断接する際には、各配線素線毎に断接の順序を異ならせることができる。コネクタ31をコネクタ34に嵌合させて電気配線回路を接続する際には、図10(c)に示す矢印a方向に接触端子40a,40b,40cが移動する。そしてまず最初に接触端子40cが接触端子42cと接触して導通することにより、グランド配線が接続される。次いで接触端子40bが接触端子42bと接触することにより電源配線が導通し、最後に接触端子40aが接触端子42aと接触することにより信号配線が導通する。
【0040】
すなわち、コネクタ34における接触端子42の配置は、接触端子40と接触端子42が相互に接触する導通点(図10(c)に示すPa,Pb,Pc)の前後方向(フィーダ側接続部25、ベース側接続部26の嵌脱方向)の位置が、配線素線の種類に応じて複数位置に設定されたものとなっている。もちろん接触端子42の後端部を同一線上に配置し、接触端子40の前端部の位置を各列毎に異ならせてもよい。
【0041】
このような構成を採用することにより、電源や信号など異なる種類の配線を1つにまとめたコネクタによって電気配線回路を接続する際に、安全上の見地から望ましい順序、すなわちグランド配線、電源配線、信号配線の順序で順次接続することができる。テープフィーダ8を取り外す際に電気配線回路を断線状態する場合においても、安全上望ましい順序でおこなうことができる。
【0042】
次に図11、図12を参照して、エアカプラ32,36の構造およびエアカプラ32の保持ブラケットへの取り付けについて説明する。エアカプラ36はベース側接続部26に常備され、エアカプラ32は、当該テープフィーダ8の内部機構にエアを必要とする機構が内蔵されている場合に、フィーダ側接続部25に装備される。
【0043】
図11において、エアカプラ32(フィーダ側カプラ)は、6面カットされた基部32bが設けられた円筒状の嵌入部32aを備えている。嵌入部32aの前部にはシール部材32cが装着されており、前端部は外周部がテーパカットされた導入部32dとなっている。また基部32bの後側は外ねじが設けられた締結部32eとなっている。エアカプラ32は、内部に締結部32eから導入部32dまで全通したエア孔(図示省略)を有している。
【0044】
エアカプラ36(ベース側カプラ)は、内部に嵌入部32aが嵌合する嵌合穴36cが設けられた本体部36aと6面カットされた基部36bを結合した構成となっている。基部36bの前側は外ねじが設けられた締結部36eとなっており、締結部36eによってフィーダベースに締結された状態では、嵌合穴36cは締結部36eの内部を貫通して設けられたエア孔(図示省略)を介してフィーダベース6に導設されたエア供給配管と連通する。嵌合穴36cの後端部には内周面がテーパカットされた導入部36dが設けられている。
【0045】
嵌入部32aを嵌合穴36cに嵌合させてエアカプラ32とエアカプラ36とを相互に結合した状態において、エアカプラ32の内部に設けられたエア孔は嵌合穴36cと連通し、これによりエアカプラ32はエア供給配管と連通する。このとき、エアカプラ32とエアカプラ36の前後方向の相対位置に多少のずれがあっても、嵌入部32aが嵌合穴36c内に嵌合している限りでは、漏れのない良好な接続状態が確保されるようになっている。
【0046】
図12は、エアカプラ32を保持ブラケット30(カプラ保持手段)に保持させた状態を示している。図12において、保持ブラケット30の主板部30bに設けられた開口部30eには、隔壁継手38が装着されている。隔壁継手38の前面には、エアカプラ32が締結部32eによって締結されており、隔壁継手38の後面には、配管継手39が締結されている。
【0047】
このエアカプラ32の保持ブラケット30への装着において、隔壁継手38の貫通部38aの外径r2は、開口部30eの内径r1(図5参照)よりも所定の変位代だけ小さく設定されている。したがって、エアカプラ32は保持ブラケット30に対して変位代だけ径方向の変位が許容される。
【0048】
すなわちエアカプラ32は、保持ブラケット30によって前後方向に対して垂直な平面内で所定の変位代だけ変位自在に保持されている。なお、エアカプラ32を変位自在に保持させる代わりに、ベース側接続部26において、エアカプラ36を同様な方法で前後方向に対して垂直な平面内で、所定の変位代だけ変位自在に保持させるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、テープフィーダをガイド機構によってフィーダベースに沿って前方にスライドさせる装着動作において、接続回路のフィーダ側接続部とベース側接続部との位置合わせを行う位置合わせ手段を備えたので、テープフィーダの装着時の接続を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置のテープフィーダの側面図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側接続部の部分側面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを接続するフィーダ側接続部とベース側接続部の部分側面図
【図5】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたコネクタおよびエアカプラ保持用のブラケットの構造図
【図6】本発明の一実施の形態のフィーダ側接続部とベース側接続部の位置合わせの説明図
【図7】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの形状を示す構造図
【図8】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたコネクタの装着方法の説明図
【図9】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの内部構造図
【図10】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを電気的に接続するコネクタの接触端子配置図
【図11】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置とテープフィーダとを接続するエアカプラの構造図
【図12】本発明の一実施の形態のテープフィーダに設けられたエアカプラの保持方法の説明図
【符号の説明】
1 電子部品実装装置
4 基板
5 部品供給部
6 フィーダベース
8 テープフィーダ
8a 本体部
9 供給リール
10 テープ
17 移載ヘッド
18 電子部品
20 接続回路
21 係止機構
22 保持プレート
25 フィーダ側接続部
26 ベース側接続部
30 保持ブラケット
31,34 コネクタ
32,36 エアカプラ
33 位置合わせ爪
35 ガイドプレート
40,42 接触端子

Claims (1)

  1. 部品供給部に装着されたテープフィーダから移載ヘッドによって電子部品をピックアップして基板に実装する電子部品実装装置であって、電子部品を保持し供給リールから引き出されたテープをピッチ送りすることにより電子部品を前記移載ヘッドによるピックアップ位置に供給するテープフィーダと、前記部品供給部に設けられテープフィーダの本体部がテープ送り方向を前方とする前後方向にスライド自在に装着されるフィーダベースと、前記本体部をこのフィーダベースに沿って前記前後方向に案内するガイド機構と、前記フィーダベースとテープフィーダとを接続して少なくとも電力を含む動力をテープフィーダに供給するとともに電気信号の授受を行い、且つフィーダベースの後端部に設けられたベース側接続部とテープフィーダの後端部に下方に突出して設けられたフィーダ側接続部によって断接自在な接続回路と、前記本体部を前記ガイド機構によって案内してフィーダベースに沿って前方にスライドさせる装着動作において、前記フィーダ側接続部とベース側接続部との位置合わせを行う位置合わせ手段とを備え
    前記位置合わせ手段は、前記テープフィーダの本体部の後端部に配設されて下方に延出した保持プレートを有する係止機構と、この保持プレートに設けられた位置合わせ爪と、この位置合わせ爪を挟んで前記保持プレートと平行に設けられた幅合わせ部と、フィーダベース側に後方に延出して設けられた水平なガイドプレートとから成り、前記本体部を前方へスライドさせて前記係止機構を前進させると、前記ガイドプレートが前記保持プレートと前記幅合わせ部との間に嵌合して幅方向の位置合わせを行うとともに、前記ガイドプレートは前記位置合わせ爪に当接し、上下方向の位置合わせを行うようにしたことを特徴とする電子部品実装装置。
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