JP2003307985A - クリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置

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JP2003307985A
JP2003307985A JP2002112595A JP2002112595A JP2003307985A JP 2003307985 A JP2003307985 A JP 2003307985A JP 2002112595 A JP2002112595 A JP 2002112595A JP 2002112595 A JP2002112595 A JP 2002112595A JP 2003307985 A JP2003307985 A JP 2003307985A
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cleaning
toner
cleaning blade
cleaning device
photosensitive drum
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JP2002112595A
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Hisataka Hisakuni
久高 久國
Yuji Nakayama
雄二 中山
Norihiko Kubo
憲彦 久保
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング装置において、感光ドラムの寿
命を短くすることなく、長期にわたって良好なクリーニ
ング性能を維持することができる。 【解決手段】 クリーニングブレード15を、感光ドラ
ム2の表面温度でのJISの加硫ゴムの試験方法で規定
される反発弾性率が50〜70%となるように構成し、
トナーが略球形トナーであり、このトナー中にクリーニ
ング助剤が外添混合されており、このクリーニング助剤
は、クリーニングブレードにより、感光ドラム2の移動
方向に沿っての滞留幅が、当接部Sの上流側において5
0〜100μmとなるように滞留される。これにより、
感光ドラム2に対するクリーニングブレード15の当接
圧を高めることなく、クリーニングが難しい略球形のト
ナーを感光ドラム表面から除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等に使用されるクリーニング装置、及
びこれを備えた画像形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,複写機,ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置において、転写後に感光ドラ
ム(像担持体)表面に残ったトナーなどの異物は、クリ
ーニング装置によって除去される。このクリーニング装
置の性能によって感光ドラムの寿命が大きく影響され
る。
【0003】画像形成装置においては、感光ドラム表面
に形成されたトナー像をすべて紙等の転写材に転写させ
ることは困難であり、若干のトナーが転写後に感光ドラ
ム上に残ってしまう。また、転写材が感光ドラムに接す
るために生じる転写材粉(紙粉)なども感光ドラムに付
着する。このため転写後に感光ドラム上に残るトナーや
転写材粉(以下、これらをまとめて「転写残トナー」と
いう。)をトナー像の転写ごとに充分に除去する必要が
ある。
【0004】このためのクリーニング装置として、ゴム
等の弾性材料からなるクリーニングブレードを使用した
ものが知られている。このクリーニングブレードは、そ
のエッジを感光ドラム表面に当接させて転写残トナーを
掻き落とすものであり、構成が簡単で低コストでありな
がら、転写残トナーの除去機能に優れている。
【0005】図2に、クリーニングブレードを使用した
クリーニング装置の一例を示す。像担持体としての感光
ドラム2は、矢印R1方向に回転駆動されている。この
感光ドラム2の周囲には、一次帯電器,露光器,現像
器,転写帯電器(いずれも不図示)が配設されており、
さらにクリーニング装置13が配設されている。
【0006】このクリーニング装置13は、感光ドラム
2に対向する位置に開口部を有するケーシング14を備
えている。開口部には、ウレタンゴム等で形成されたク
リーニングブレード15が取り付けられていて、その1
つのエッジが感光ドラム2の駆動方向に対してカウンタ
方向に当接されている。転写部位(不図示)において感
光ドラム2上に発生した転写残トナーは、クリーニング
ブレード15のエッジに達するとこのエッジによって掻
き落とされるようになっている。
【0007】なお、上述のクリーニングブレード15で
掻き落とされてケーシング13内に滞留している転写残
トナーのうちの少量は、感光ドラム2の回転によって再
度、クリーニングブレード15のエッジに供給される。
このように粉体である転写残トナーを感光ドラム2とク
リーニングブレード15のエッジとの間に積極的に供給
することにより、両者間の摩擦力を低減して、クリーニ
ングブレード15のめくれなどを防止し、安定した良好
なクリーニング性能を得るようにしている。
【0008】ところで、画像形成装置で形成されるトナ
ー像の高精細,高画質化を図るべく、重合法で製造され
たトナーが使用されるようになってきている。この重合
法によると、通常の粉砕法によって得られるトナーより
も粒径を小さく、またその分布をそろえることができる
ので、高精細な画像を得ることができる。さらに重合法
によるトナーは球状となることから感光ドラム2との接
触表面積が小さくなり感光ドラム2からの離型性がよく
なるために転写残トナーの量を減少させることができ
る、という利点がある。
【0009】なお、図2中の符号のうち、まだ説明して
いないものについては、後の実施の形態において説明す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなクリーニング装置13においては、略球形のトナ
ーはクリーニングブレード15により感光ドラム2の表
面から掻き落として除去することが難しいことが知られ
ている。これは感光ドラム2表面に当接したクリーニン
グブレード15のエッジが感光ドラム2の駆動により微
小に振動して、エッジと感光ドラム2表面との間にわず
かな間隙が形成され、この間隙をトナーがすり抜ける
が、このとき、重合法による粒径の小さい略球形のトナ
ーは、従来の粉砕法によるトナーよりもすり抜けやすい
からである。
【0011】感光ドラム2表面の転写残トナーを除去す
ることについての性能(クリーニング性能)は、感光ド
ラム2に対するクリーニングブレード15の当接圧に依
存する。従来のトナーの製法である粉砕法によって得ら
れる略球形でないトナーを用いる場合、クリーニングブ
レード15の当接圧は25gf/cm程度である。この
当接圧は、トナーが略球形のトナーの場合には、さらに
高めなければならない。
【0012】しかし、クリーニングブレード15が感光
ドラム2の駆動方向に対してカウンタ方向に当接してい
るクリーニング装置13では、当接圧を上げすぎるとク
リーニングブレード15が感光ドラム2との摩擦力によ
ってめくれてしまいクリーニング不良が発生する。ま
た、クリーニングブレード15の当接圧を上げること
は、摩擦による感光ドラム2の摩耗を助長し、感光ドラ
ム2の寿命を短くすることにもなる。
【0013】そこで、本発明は、略球形のトナーを、像
担持体(上述では、感光ドラム)の摩耗を助長すること
なく像担持体表面から良好に除去することのできるクリ
ーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、像担持体表面に押圧されて当接部を形成するクリー
ニングブレードを有し、前記像担持体表面に担持されて
前記当接部に搬送されてくる転写残トナーを前記クリー
ニングブレードによって掻き落とすクリーニング装置に
おいて、前記クリーニングブレードを、前記像担持体の
表面温度でのJISの加硫ゴムの試験方法で規定される
反発弾性率が50〜70%となるように構成し、前記ト
ナーが略球形トナーであり、前記トナー中にクリーニン
グ助剤が外添混合されており、前記クリーニング助剤
は、前記クリーニングブレードにより、前記像担持体表
面の移動方向に沿っての滞留幅が、前記当接部の上流側
において50〜100μmとなるように滞留される、こ
とを特徴とする。
【0015】請求項2に係る本発明は、請求項1に記載
のクリーニング装置において、前記トナーは、重合法に
よって製造される非磁性のトナーであり、トナー粒子の
絶対最大長をMXLNG、トナー粒子の周囲長をPER
IME、トナー粒子の投影面積をAREAとしたとき
に、 SF1={(MXLNG)/AREA}×(π/4)
×100 SF2={(PERIME)/AREA}×(1/4
π)×100 で定義される形状係数SF1,SF2の値が、100≦
SF1≦140であり、かつ100≦SF2≦120で
ある、ことを特徴とする。
【0016】請求項3に係る本発明は、請求項1又は2
に記載のクリーニング装置において、前記クリーニング
助剤は、体積平均粒度が0.1〜3.0μmで、モース
硬度が6以上の研磨剤である、ことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る本発明は、請求項1ないし
3のいずれか記載のクリーニング装置において、前記ク
リーニングブレードは、前記像担持体の表面温度におけ
るJIS A硬度が73゜〜80゜である、ことを特徴
とする。
【0018】請求項5に係る本発明は、請求項4に記載
のクリーニング装置において、前記像担持体の表面温度
が35〜45℃の範囲に制御される、ことを特徴とす
る。
【0019】請求項6に係る本発明は、像担持体表面に
押圧されて当接部を形成するクリーニングブレードを有
し、前記像担持体表面に担持されて前記当接部に搬送さ
れてくる転写残トナーを前記クリーニングブレードによ
って掻き落とすクリーニング装置において、前記トナー
が略球形トナーであり、前記トナー中に外添剤としてク
リーニング助剤と充填剤とが外添混合されており、前記
クリーニング助剤と前記充填剤とが混合された粉体のタ
ップ密度から求めた空隙率が0.20〜0.40であ
り、前記外添剤は、前記クリーニングブレードによる、
前記像担持体表面の移動方向に沿っての滞留幅が、前記
当接部の上流側において5〜20μmとなるように滞留
される、ことを特徴とする。
【0020】請求項7に係る本発明は、請求項6に記載
のクリーニング装置において、前記トナーは、重合法に
よって製造される非磁性のトナーであり、トナー粒子の
絶対最大長をMXLNG、トナー粒子の周囲長をPER
IME、トナー粒子の投影面積をAREAとしたとき
に、 SF1={(MXLNG)/AREA}×(π/4)
×100 SF2={(PERIME)/AREA}×(1/4
π)×100 で定義される形状係数SF1,SF2の値が、100≦
SF1≦140であり、かつ100≦SF2≦120で
ある、ことを特徴とする。
【0021】請求項8に係る本発明は、請求項6又は7
に記載のクリーニング装置において、前記クリーニング
助剤は、体積平均粒度が0.1〜3.0μmで、モース
硬度が6以上の研磨剤である、ことを特徴とする。
【0022】請求項9に係る本発明は、請求項6ないし
8のいずれか記載のクリーニング装置において、前記充
填剤が、体積平均粒径が0.01〜0.50μmの無機
微粉末又は樹脂微粉末である、ことを特徴とする。
【0023】請求項10に係る本発明は、表面にトナー
像が形成される像担持体と、前記トナー像が他部材に転
写された後に前記像担持体表面に残った転写残トナーを
除去するクリーニング装置とを備えた画像形成装置にお
いて、前記クリーニング装置が、請求項1ないし9のい
ずれか記載のクリーニング装置である、ことを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略する。
【0025】<実施の形態1>図1は、本発明に係る画
像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。また、図
2は、クリーニング装置の概略構成を示す縦断面図、図
3は、クリーニングブレードと感光ドラム(像担持体)
との当接部におけるクリーニングブレードの作用を示す
模式図である。
【0026】(画像形成装置)図1に示す画像形成装置
は、電子写真方式の複写機(以下「画像形成装置」とい
う。)1であって、コンピュータ(不図示)等から送ら
れた画像信号に従って記録媒体である転写材(例えば
紙)にトナー像を形成するものである。
【0027】画像形成装置1は、像担持体としてドラム
型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)2を
備えている。感光ドラム2は、駆動手段(不図示)によ
って矢印方向(図1中の時計回り)に所定のプロセスス
ピード(周速度)で回転駆動され、その表面が一次帯電
器(帯電手段)3によって所定の極性・電位に一様に帯
電される。帯電後の感光ドラム2は、画像信号に基づい
て発光する露光器(例えば、レーザ発振器)4によって
露光され、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像器(現像手段)5によっ
てトナーが付着されトナー像として現像される。
【0028】一方、給紙カセット6には記録媒体である
転写材Pが積載されて収納されており、転写材Pは、給
送ローラ対7によって1枚ずつ分離給送され、レジスト
ローラ対8によって斜行を矯正された後に、感光ドラム
2上のトナー像とタイミングを合わせるようにして感光
ドラム2と転写ローラ(転写手段)9との間の転写部に
供給される。上述の現像器5等によって感光ドラム2表
面に形成されたトナー像は、転写ローラ(転写手段)9
によって転写材P上に転写される。トナー像転写後の転
写材Pは、搬送ベルト10によって定着器(定着手段)
11に送られ、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像
が定着され、その後、排出ローラ対12によって画像形
成装置本体の上面に排出される。一方、トナー像転写後
の感光ドラム2は、表面に残った転写残トナーがクリー
ニング装置13によって除去され、次の画像形成に供さ
れる。
【0029】本実施の形態で用いた感光ドラム2は、ア
ルミニウム製の導電性の基体の外周面に、チタニルフタ
ロシアニン顔料を用いた電荷発生層とビスフェノールZ
型ポリカーボネートをバインダーとする電荷輸送層とを
塗布したOPC(有機光半導体)感光層を設けた感光体
を用いた。これ以外には、例えば、A−Si感光体やS
e感光体を使用することもできる。また、感光ドラム2
は、例えばその内側にヒータ(不図示)を具備してい
て、感光ドラム表面の温度が35〜45℃となるように
温度制御されている。これは、例えば高湿環境下での感
光ドラム2表面への吸湿を防止する効果もあるが、本実
施の形態では、クリーニングブレード15の温度特性に
よる物理特性の変化を抑制する作用がある。
【0030】本実施の形態で用いたトナーは、コアにエ
ステル系ワックスを内包し、樹脂層にスチレン−ブチル
アクリレート、表層にスチレンポリエステルの構成から
なる懸濁重合法によって形成したものである。後述する
トナーの形状係数SF1の値は、100≦SF1≦14
0を満たし、かつ形状係数SF2の値が、100≦SF
2≦120の値を満たすように製造された重合トナー
と、重合法により作成した樹脂磁性キャリヤとの混合物
を、二成分現像剤として使用した。
【0031】ここで、形状係数SF1は、トナー粒子の
丸さの度合いを示し、また形状係数2は、トナー粒子の
凹凸の度合いを示すものであり、それぞれ以下の式で定
義される。
【0032】SF1={(MXLNG)/AREA}
×(π/4)×100 SF2={(PERIME)/AREA}×(1/4
π)×100
【0033】ただし、MXLNGはトナー粒子の絶対最
大長、PERIMEはトナー粒子の周囲長、AREAは
トナー粒子の投影面積を示しており、これらの値は、例
えば日立製作所製FE−SEM(S−800)を用い、
1000倍に拡大した2μm以上のトナー粒子を100
個無作為にサンプリングし、その画像情報をインターフ
ェースを介して、例えばニコレ社製画像解析装置(Lu
zex III )に導入して解析を行って求めた。
【0034】本実施の形態では、上述の二成分現像剤中
に、さらに外添剤としてクリーニング助剤を混入させ
た。クリーニング助剤としては、チタン酸ストロンチウ
ムを粉砕し、0.1〜3.0μmの平均粒径になるよう
に分級したものをトナーに対して3.0重量%の割合で
外添混合した。また、クリーニング助剤のモース硬度が
6.0以上であれば、感光ドラム2表面を研磨する研磨
剤としても機能する。この他に酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ゲルマニウ
ム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化モリ
ブデン、酸化タングステン、酸化ストロンチウム、酸化
ホウ素、窒化ケイ素、チタン酸カルシウム、チタン酸マ
グネシウム、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及び炭酸アルミニ
ウムなどの微粉末を用いてもよい。
【0035】(クリーニング装置)図2に示すように、
クリーニング装置13は、感光ドラム2に対向する位置
に開口部14aを有するケーシング14を備えている。
開口部14aには、ウレタンゴム等で形成されたクリー
ニングブレード15が取り付けられていて、その1つの
エッジ15aが感光ドラム2の駆動方向に対してカウン
タ方向に当接されている。転写部(不図示)において転
写材Pに転写されないで感光ドラム2表面に残った転写
残トナーは、クリーニングブレード15のエッジ15a
に達するとこのエッジ15aによって掻き落とされるよ
うになっている。また、ケーシング14下部(開口部1
4aの下部)にはすくいシート17が取り付けられてい
て、クリーニングブレード15によって感光ドラム2表
面から掻き落とされたトナーを、ケーシング14内に落
下させるとともに、感光ドラム2に大量に逆流すること
を防止している。
【0036】ケーシング14内には転写残トナーを排出
するためのスクリュー(搬送手段)18が配設されてお
り、ケーシング14内に落下した転写残トナーを図の紙
面に対し直角な方向に搬送してクリーニング装置13か
ら排出するようにしている。このように構成すること
で、転写残トナーによってケーシング14内が詰まるよ
うなことがない。
【0037】図2に示すように、クリーニングブレード
15は、背面側に配置された取付け板に取付けられてお
り、この取付け板は、アーム20の先端側に固定されて
いる。アーム20は、ケーシング14によって軸20a
を中心に揺動可能に支持されており、アーム20の基端
側とケーシング14の台座14bとの間には、引っ張り
ばね21が介装されている。これにより、クリーニング
ブレード15のエッジ15aが感光ドラム2表面に当接
されている。
【0038】このように構成されたクリーニングブレー
ド15の、感光ドラム2に対する設定条件は、クリーニ
ング性能を決定する大きな要因となる。設定条件として
は、当接圧と当接角度β、自由長x、クリーニングブレ
ード15の板厚tなどが挙げられる。ここではクリーニ
ングブレード15の感光ドラム2への当接圧を安定化さ
せるために、上述のように引っ張りばね21による加圧
方式を用いている。従来例と比較するために感光ドラム
2に対してクリーニングブレード15を25gf/cm
の当接圧で当接した。クリーニングブレード15の板厚
tは3mm、x(取付け板からの突出長さ)を5mmと
した。
【0039】本実施の形態では、上述のクリーニング助
剤の滞留幅(感光ドラム2の回転方向に沿った幅:図3
参照)Lをクリーニングブレード15の当接角度βによ
って制御した。滞留幅Lはクリーニングブレード15と
感光ドラム2との当接状態によるものであり、次のよう
な方法で測定した。なお、所望するクリーニング助剤の
滞留幅Lが得られれば他の設定条件であってもよい。
【0040】図3に示すように、クリーニングブレード
15のエッジ15aを感光ドラム2表面に当接させる
と、エッジ15aの当接部S近傍には、感光ドラム2表
面とクリーニングブレード15の先端面15bとの間に
くさび状の空間が形成される。クリーニング助剤は、こ
のくさび状の空間における当接部S近傍に滞留する。こ
のように、クリーニング助剤が滞留するのは、クリーニ
ングブレード15の感光ドラム2表面での当接部Sより
も感光ドラム2表面の移動方向上流側近傍に形成される
くさび状の空間において、トナー中に外添混合されたト
ナーより小粒径のクリーニング助剤がくさび状の空間の
隙間の大きさに応じて分級されるためであり、その滞留
幅Lは感光ドラム2表面に対するクリーニングブレード
15の当接状態に依存する。
【0041】クリーニング助剤の滞留幅Lは、次のよう
な方法で測定した。前述の画像形成装置において、感光
ドラム2の代わりに、これと同じ表面層を有し、ただし
基体がアルミニウム製ではなく透明なガラスを基体とし
た全体として半透明の感光ドラムを形成した。この半透
明の感光ドラムの内側から、クリーニングブレード15
のエッジ15a近傍を顕微鏡で観察することによって、
実際の画像形成中におけるクリーニングブレード15の
エッジ15a近傍に滞留するクリーニング助剤の滞留幅
Lを実測した。クリーニング助剤の滞留は、画像形成を
数枚の転写材Pに対して行うことですぐに安定するが、
転写残トナー中のクリーニング助剤の含有率は画像濃度
比率等により変化することを考慮し、画像形成装置にお
いて通常用いられる原稿の画像濃度比率である5〜20
%程度の原稿について100枚の画像形成後(通紙後)
における動作中の滞留幅Lを測定し、その結果を用い
た。
【0042】[実施例1]本実施例で用いたクリーニン
グブレード15は、材質がポリウレタンゴムからなり、
物性値はJISの加硫ゴムの試験方法に従って実測した
ところ、A硬度が73゜、反発弾性率が50%であっ
た。
【0043】このクリーニングブレード15を前述の半
透明の感光ドラムに当接させ、上述の略球形のトナーを
用いて100枚の画像形成を行ったときの、クリーニン
グブレード15の当接角度βとクリーニング助剤の滞留
幅Lとの関係を図4に実施例1として示す。この関係に
ついては、まず先に滞留幅Lについて、L=25,5
0,75,100,125を設定し、滞留幅Lがこれら
の値となるときのクリーニングブレード15の当接角度
βを求めるようにした。この点については、後述の実施
例2〜4,比較例1,2においても同様である。
【0044】上述の構成を持つように改造した複写機
「商品名:NP4050(キヤノン社製)」を用いて、
常温低湿(24℃、10%(相対湿度、以下同じ))、
常温常湿(24℃、55%)、高温高湿(30℃、80
%)で通紙2万枚の耐久テストを図4の結果に基づいて
各クリーニング助剤の滞留幅Lについて行った。その画
像評価結果を図5に示す。
【0045】同図に示すように、常温低湿環境下におい
ていずれのクリーニングブレード15でもクリーニング
助剤の滞留幅Lが狭いクリーニングブレード15の設定
条件の場合はクリーニング不良(CLN不良)が発生
し、高温高湿環境下では滞留幅Lが広い場合はクリーニ
ングブレード15から異音(鳴き)が発生しているが、
滞留幅Lが50〜100μmであれば略球形トナーを良
好に除去することができた。
【0046】すなわち、本実施例では、クリーニングブ
レード15について、A硬度が73゜、反発弾性率が5
0%、クリーニング助剤の滞留幅Lが50〜100μm
となるように設定すると、常温低湿、常温常湿、高温高
湿のいずれの環境下においても良好なクリーニング性能
を発揮できることが分かった。
【0047】[実施例2]本実施例は、物性値がA硬度
73゜、反発弾性率70%のポリウレタンゴムを材質と
するクリーニングブレード15を用いた以外、実施例1
と同じである。このクリーニングブレード15を使用し
て実施例1と同様の実験を行った。その結果を図4,図
5に実施例2として示す。
【0048】まず、クリーニングブレード15のクリー
ニング助剤の滞留幅Lについては、実施例1と同じにな
るようにすると、クリーニングブレード15の当接角度
βも実施例1と同じになった。これは、実施例1と比較
して反発弾性率が増加した分、クリーニングブレード1
5の材質としてのゴム弾性、変形したときの復元力が高
いために、潤滑剤としても機能するクリーニング助剤の
クリーニングブレード15によるすり抜け量は減少する
が、100枚通紙中に飽和するので、クリーニングブレ
ード15と感光ドラム2との当接部S近傍に形成される
くさび状の空間の形状を決定するクリーニングブレード
15の硬度に依存するためである。
【0049】図4の結果に基づき所定のクリーニング助
剤の滞留幅Lになるようなクリーニングブレード15の
設定条件によって、クリーニングブレード15を用い
て、実施例2と同じように画像形成装置を用いた2万枚
の通紙耐久による画像評価結果を図5に示す。本実施例
では、常湿低湿環境における画像不良レベルは若干よく
なったものの、クリーニング不良は発生した。実施例1
に比べてクリーニングブレード15の反発弾性率が増加
している分、クリーニングブレード15のゴム弾性が向
上してクリーニング性能も向上しているが、クリーニン
グ不良を発生しないレベルに達していない。しかし、実
施例1と同様に、クリーニング助剤の滞留幅Lが50〜
100μmでは略球形トナーに対して良好にクリーニン
グするという結果が得られた。
【0050】[実施例3]本実施例は、物性値がA硬度
80゜、反発弾性率50%のポリウレタンゴムを材質と
するクリーニングブレード15を用いた以外、実施例1
と同じである。このクリーニングブレード15を使用し
て実施例1と同様の実験を行った。その結果を図4,図
5に実施例3として示す。
【0051】まず、図4から、クリーニング助剤の滞留
幅Lを実施例1と同じにするクリーニングブレードの当
接角度βは、実施例1とは異なることが分かる。これ
は、実施例1と比較して硬度が増加した分、クリーニン
グブレード15と感光ドラム2との当接部S近傍に形成
されるくさび状の空間の隙間が狭くなりにくく、クリー
ニングブレード15の当接角度β自体によって隙間を狭
くしなければならないからである。
【0052】図4の結果に基づき所定のクリーニング助
剤の滞留幅Lになるようなクリーニングブレード15の
設定条件によって、クリーニングブレード15を用い
て、実施例1と同じように画像形成装置を用いた2万枚
の通紙耐久による画像評価結果を図5に示す。本実施例
では高温高湿環境下でクリーニング助剤の滞留幅Lが広
いときにクリーニングブレード15のメクレが発生し
た。これは実施例1に比べてクリーニングブレード15
の硬度が増加している分、クリーニングブレード15に
よる感光ドラム2上の転写残トナーに対するせき止め力
が向上するが、その反面、クリーニングブレード15先
端のみの変形が顕著になり、感光ドラム2の駆動が与え
るクリーニングブレード15への負担が大きくなるため
である。しかし、実施例1と同様に、クリーニング助剤
の滞留幅Lが50〜100μmでは良好にクリーニング
が行われることが分かる。
【0053】[実施例4]本実施例は、物性値がA硬度
80゜、反発弾性率70%のポリウレタンゴムを材質と
するクリーニングブレード15を用いた以外、実施例1
と同じである。このクリーニングブレード15を使用し
て実施例1と同様の実験を行った。その結果を図4,図
5に実施例4として示す。
【0054】まず、図4から、クリーニング助剤の滞留
幅Lを実施例1と同じにするクリーニングブレードの当
接角度βは、上述の実施例3とは異なる当接角度βとな
った。これは、前述の実施例1,2の差と同じく、反発
弾性率の違いが100枚通紙後のクリーニング助剤の滞
留幅Lの差として出なかったためである。
【0055】図4の結果に基づき所定のクリーニング助
剤の滞留幅Lになるようなクリーニングブレード15の
設定条件によって、クリーニングブレード15を用い
て、実施例1と同じように画像形成装置を用いた2万枚
の通紙耐久による画像評価結果を図5に示す。本実施例
では、高温高湿環境下でクリーニング助剤の滞留幅Lが
広いときにクリーニングブレード15のメクレが発生し
た。実施例2に比べてクリーニングブレード15の硬度
が増加している分、クリーニングブレード15による感
光ドラム2上の転写残トナーに対するせき止め力が向上
するが、その反面、クリーニングブレード15先端のみ
の変形が顕著になり、感光ドラム2の駆動が与えるクリ
ーニングブレード15への負担が大きくなるためであ
る。しかし、実施例1と同様に、クリーニング助剤の滞
留幅Lが50〜100μmでは良好なクリーニング結果
を得た。
【0056】[比較例1]本比較例は、物性値がA硬度
65゜、反発弾性率50%のポリウレタンゴムを材質と
するクリーニングブレード15を用いた以外、実施例1
と同じである。このクリーニングブレード15を使用し
て実施例1と同様の実験を行った。その結果を図4,図
5に比較例1として示す。
【0057】まず、クリーニングブレード15のクリー
ニング助剤の滞留幅Lについては、実施例1と同じにな
るようにすると、クリーニングブレード15の当接角度
βは実施例1とは異なるものとなった。これは、実施例
1,3の差と同じく硬度が減少した分、クリーニングブ
レード15と感光ドラム2との当接部S近傍に形成され
るくさび状の空間の隙間が狭くなりやすく、クリーニン
グブレード15の当接角度β自体によって隙間を広くし
なければならないからである。
【0058】図4の結果に基づき所定のクリーニング助
剤の滞留幅Lになるようなクリーニングブレード15の
設定条件によって、クリーニングブレード15を用い
て、実施例2と同じように画像形成装置を用いた2万枚
の通紙耐久による画像評価結果を図5に示す。本比較例
では、常温低湿環境下のクリーニング性能が悪化してい
る。これは、クリーニングブレード15の硬度が低いた
めに感光ドラム2上の転写残トナーへのクリーニングブ
レード15のせき止め力が減少したためである。また、
高温高湿環境下でのクリーニングブレード15の鳴きも
悪化している。これはクリーニングブレード15と感光
ドラム2との摩擦力による食い込みにクリーニングブレ
ード15が耐え切れずに大きく変位したためである。そ
の結果、クリーニング助剤の滞留幅Lが50〜100μ
mでも略球形のトナーに対して良好なクリーニング性能
は得られなかった。
【0059】[比較例2]本比較例は、物性値がA硬度
80゜、反発弾性率10%のポリウレタンゴムを材質と
するクリーニングブレード15を用いた以外、実施例1
と同じである。このクリーニングブレード15を使用し
て実施例1と同様の実験を行った。その結果を図4,図
5に比較例2として示す。
【0060】まず、クリーニングブレード15のクリー
ニング助剤の滞留幅Lについては、実施例1と同じにな
るようにすると、クリーニングブレード15の当接角度
βは実施例3,4と同じになった。これは、実施例3,
4のときと同様に、反発弾性率が増加した分、クリーニ
ングブレード15の材質としてのゴム弾性、変形したと
きの復元力が高いために、潤滑剤としても機能するクリ
ーニング助剤のクリーニングブレード15によるすり抜
け量は減少するが、100枚通紙中に飽和し、クリーニ
ングブレード15と感光ドラム2との当接部S近傍に形
成されるくさび状の空間の形状を決定する硬度が変わっ
ていないためである。
【0061】図4の結果に基づき所定のクリーニング助
剤の滞留幅Lになるようなクリーニングブレード15の
設定条件によって、クリーニングブレード15を用い
て、実施例2と同じように画像形成装置を用いた2万枚
の通紙耐久による画像評価結果を図5に示す。本比較例
では、常温低湿環境下でのクリーニング性能が悪化して
いる。これは、反発弾性率が低いために感光ドラム2に
当接するクリーニングブレード15のエッジの復元力が
減少したために、感光ドラム2とクリーニングブレード
15との摩擦力によって生じるクリーニングブレード1
5のエッジの変形が追随できず、略球形のトナーがクリ
ーニングブレード15の当接部Sに潜り込んですり抜け
やすくなっているからである。また、高温高湿環境下で
のクリーニングブレード15の鳴きも悪化している。こ
れはクリーニングブレード15と感光ドラム2との摩擦
力による食い込みにクリーニングブレード15のエッジ
が当初の当接状態に戻りきれずに大きく変位したためで
ある。その結果、良好なクリーニング性能は得られなか
った。
【0062】前述の実施例1〜4、比較例1,2から明
らかなように、実施の形態1に係る発明によると、クリ
ーニング助剤がクリーニングブレード15のエッジ15
a近傍に滞留して転写残トナーをせき止め、さらに感光
ドラム2表面の移動に伴うクリーニングブレード15の
当接部Sの微小振動によってもクリーニングブレード1
5は変形しにくく、また変形した場合でも復元力が高い
ためにトナーがクリーニングブレード15の当接部S内
部に潜り込むことない。したがってクリーニング不良が
発生せず、略球形でない従来の粉砕トナーと同程度の当
接圧でも良好にクリーニングを行うことができる。ま
た、感光ドラム2表面とクリーニングブレード15との
間に作用する摩擦力を低減することができるので、感光
ドラム2の寿命を延長することができる。
【0063】<実施の形態2>本実施の形態の画像形成
装置の構成、クリーニング装置の構成は、前述の実施の
形態1のものと同様である。
【0064】[実施例5]前述の実施の形態1において
は、現像剤の外添剤として、クリーニング助剤を外添混
合させていたが、本実施の形態2においては、外添剤と
してクリーニング助剤に加え、さらに、充填剤を外添混
合している。
【0065】なお、本実施の形態2の構成及び作用のう
ち、前述の実施の形態1と同じものについては、適宜説
明を省略するものとする。
【0066】本実施の形態で用いた感光ドラム2は、実
施の形態1の感光ドラム2と同様である。すなわち、ア
ルミニウム製の導電性の基体の外周面に、チタニルフタ
ロシアニン顔料を用いた電荷発生層とビスフェノールZ
型ポリカーボネートをバインダーとする電荷輸送層とを
塗布したOPC(有機光半導体)感光層を設けた感光体
を用いた。これ以外には、例えば、A−Si感光体やS
e感光体を使用することもできる。また、感光ドラム2
は、例えばその内側にヒータ(不図示)を具備してい
て、感光ドラム表面の温度が35〜45℃となるように
温度制御されている。これは、例えば高湿環境下での感
光ドラム2表面への吸湿を防止する効果もあるが、本実
施の形態では、クリーニングブレード15の温度特性に
よる物理特性の変化を抑制する作用がある。
【0067】本実施の形態で用いたトナーも、実施の形
態1のトナーと同様である。すなわちコアにエステル系
ワックスを内包し、樹脂層にスチレン−ブチルアクリレ
ート、表層にスチレンポリエステルの構成からなる懸濁
重合法によって形成したものである。後述するトナーの
形状係数SF1の値は、100≦SF1≦140を満た
し、かつ形状係数SF2の値が、100≦SF2≦12
0の値を満たすように製造された重合トナーと、重合法
により作成した樹脂磁性キャリヤとの混合物を、二成分
現像剤として使用した。
【0068】本実施の形態では、前述の実施の形態1と
は異なり、上述の二成分現像剤中に、外添剤としてクリ
ーニング助剤と充填剤とを外添混入させた。クリーニン
グ助剤としては、チタン酸ストロンチウムを粉砕し、
0.1〜3.0μmの平均粒径になるように分級したも
のをトナーに対して3.0重量%の割合で外添混合し
た。また、クリーニング助剤のモース硬度が6.0以上
であれば、感光ドラム2表面を研磨する研磨剤としても
機能する。この他に酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化チタン、酸化セリウム、酸化ゲルマニウム、酸化亜
鉛、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化モリブデン、酸
化タングステン、酸化ストロンチウム、酸化ホウ素、窒
化ケイ素、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウ
ム、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、及び炭酸アルミニウムなど
の微粉末を用いてもよい。硬度が6.0以上の研磨剤を
用いれば、感光ドラム2表面の付着物を研磨し除去する
効果もある。
【0069】本実施の形態で用いた充填剤は、乾燥法で
合成されたシリカ微粉体(比表面積約100m/g)
100重量部を攪拌しながら側鎖にアミンを有するシリ
コーンオイル(25℃における粘度70cps、アミン
当量830)重量部を噴霧し、温度をおよそ250℃に
保持して60分間処理したものを用いた。このシリカ微
粉体の体積平均粒径は、0.01μmであった。これを
トナーに1.0重量%の割合で外添混合した。
【0070】クリーニング助剤と充填剤とを混合した上
述の粉体のタップ密度から求めた空隙率を測定したとこ
ろ、0.20であった。
【0071】本実施の形態におけるクリーニング装置1
3は、上述の実施の形態1のものと同様である。すなわ
ち、図2に示すように、クリーニング装置13は、感光
ドラム2に対向する位置に開口部14aを有するケーシ
ング14を備えている。開口部14aには、ウレタンゴ
ム等で形成されたクリーニングブレード15が取り付け
られていて、その1つのエッジ15aが感光ドラム2の
駆動方向に対してカウンタ方向に当接されている。転写
部(不図示)において転写材Pに転写されないで感光ド
ラム2表面に残った転写残トナーは、クリーニングブレ
ード15のエッジ15aに達するとこのエッジ15aに
よって掻き落とされるようになっている。また、ケーシ
ング14下部(開口部14aの下部)にはすくいシート
17が取り付けられていて、クリーニングブレード15
によって感光ドラム2表面から掻き落とされたトナー
を、ケーシング14内に落下させるとともに、感光ドラ
ム2に大量に逆流することを防止している。
【0072】ケーシング14内には転写残トナーを排出
するためのスクリュー(搬送手段)18が配設されてお
り、ケーシング14内に落下した転写残トナーを図の紙
面に対し直角な方向に搬送してクリーニング装置13か
ら排出するようにしている。このように構成すること
で、転写残トナーによってケーシング14内が詰まるよ
うなことがない。
【0073】図2に示すように、クリーニングブレード
15は、背面側に配置された取付け板に取付けられてお
り、この取付け板は、アーム20の先端側に固定されて
いる。アーム20は、ケーシング14によって軸20a
を中心に揺動可能に支持されており、アーム20の基端
側とケーシング14の台座14bとの間には、引っ張り
ばね21が介装されている。これにより、クリーニング
ブレード15のエッジ15aが感光ドラム2表面に当接
されている。
【0074】このように構成されたクリーニングブレー
ド15の、感光ドラム2に対する設定条件は、クリーニ
ング性能を決定する大きな要因となる。設定条件として
は、当接圧と当接角度β、自由長x、クリーニングブレ
ード15の板厚tなどが挙げられる。ここではクリーニ
ングブレード15の感光ドラム2への当接圧を安定化さ
せるために、上述のように引っ張りばね21による加圧
方式を用いている。従来例と比較するために感光ドラム
2に対してクリーニングブレード15を25gf/cm
の当接圧で当接した。クリーニングブレード15の板厚
tは3mm、x(取付け板からの突出長さ)を5mmと
した。
【0075】本実施の形態では、上述の外添剤の滞留幅
(感光ドラム2の回転方向に沿った幅:図3参照)L1
をクリーニングブレード15の当接角度βによって制御
した。外添剤の滞留幅L1はクリーニングブレード15
と感光ドラム2との当接状態によるものであり、次のよ
うな方法で測定した。なお、所望する外添剤の滞留幅L
1が得られれば他の設定条件であってもよい。
【0076】図3に示すように、クリーニングブレード
15のエッジ15aを感光ドラム2表面に当接させる
と、エッジ15aの当接部S近傍には、感光ドラム2表
面とクリーニングブレード15の先端面15bとの間に
くさび状の空間が形成される。外添剤は、このくさび状
の空間における当接部S近傍に滞留する。このように、
外添剤が滞留するのは、クリーニングブレード15の感
光ドラム2表面での当接部Sよりも感光ドラム2表面の
移動方向上流側近傍に形成されるくさび状の空間におい
て、トナー中に外添混合された、トナーより小粒径の外
添剤がくさび状の空間の隙間の大きさに応じて分級され
るためであり、その滞留幅L1は感光ドラム2表面に対
するクリーニングブレード15の当接状態に依存する。
【0077】外添剤の滞留幅L1は、実施の形態1にお
けるクリーニング助剤の滞留幅Lと同様の方法で測定し
た。すなわち画像形成装置において、感光ドラム2の代
わりに、これと同じ表面層を有し、ただし基体がアルミ
ニウム製ではなく透明なガラスを基体とした全体として
半透明の感光ドラムを形成した。この半透明の感光ドラ
ムの内側から、クリーニングブレード15のエッジ15
a近傍を顕微鏡で観察することによって、実際の画像形
成中におけるクリーニングブレード15のエッジ15a
近傍に滞留する外添剤の滞留幅L1を実測した。外添剤
の滞留は、画像形成を数枚の転写材Pに対して行うこと
ですぐに安定するが、転写残トナー中の外添剤の含有率
は画像濃度比率等により変化することを考慮し、画像形
成装置において通常用いられる原稿の画像濃度比率であ
る5〜20%程度の原稿について100枚の画像形成後
(通紙後)における動作中の外添剤の滞留幅L1を測定
し、その結果を用いた。
【0078】本実施例で用いたクリーニングブレード1
5は、材質がポリウレタンゴムからなり、物性値はJI
Sの加硫ゴムの試験方法に従って実測したところ、A硬
度が73゜、反発弾性率が50%であった。
【0079】このクリーニングブレード15を前述の半
透明の感光ドラムに当接させ、上述の略球形のトナーを
用いて100枚の画像形成を行ったときの、クリーニン
グブレード15の当接角度βと外添剤の滞留幅L1との
関係を図6に実施例5として示す。この関係について
は、まず先に滞留幅L1について、L=3,5,10,
20,25を設定し、滞留幅L1がこれらの値となると
きのクリーニングブレード15の当接角度βを求めるよ
うにした。この点については、後述の実施例6,7、比
較例3,4においても同様である。
【0080】上述の構成を持つように改造した複写機
「商品名:NP4050(キヤノン社製)」を用いて、
常温低湿(24℃、10%(相対湿度、以下同じ))、
常温常湿(24℃、55%)、高温高湿(30℃、80
%)で通紙2万枚の耐久テストを図6の結果に基づいて
各外添剤の滞留幅L1について行った。その画像評価結
果を図7に示す。
【0081】同図に示すように、常温低湿環境下におい
ていずれのクリーニングブレード15でも外添剤の滞留
幅L1が狭いクリーニングブレード15の設定条件の場
合はクリーニング不良(CLN不良)が発生し、高温高
湿環境下では滞留幅L1が広い場合はクリーニングブレ
ード15から異音(鳴き)が発生しているが、滞留幅L
1が5〜20μmであれば略球形トナーを良好に除去す
ることができた。
【0082】すなわち、本実施例では、クリーニングブ
レード15について、A硬度が73゜、反発弾性率が5
0%、外添剤の滞留幅Lが5〜20μmとなるように設
定すると、常温低湿、常温常湿、高温高湿のいずれの環
境下においても良好なクリーニング性能を発揮できるこ
とが分かった。
【0083】[実施例6]本実施例は、充填剤としてシ
リカ微粉体(比表面積およそ20m/g、体積平均粒
径0.10μm)を用いた以外、実施例5と同じであ
る。このクリーニングブレード15を使用して実施例5
と同様の実験を行った。これを実施例5と同じくトナー
に対して1.0重量%で外添混合した。その結果を図
6,図7に実施例6として示す。
【0084】クリーニング助剤と充填剤とを混合した上
述の粉体のタップ密度から求めた空隙率を測定したとこ
ろ、0.40であった。
【0085】まず、クリーニングブレード15の外添剤
の滞留幅L1については、実施例5と同じになるように
すると、クリーニングブレード15の当接角度βを実施
例5よりも大きくしなければならなかった。これは、空
隙率が増加し、滞留する外添剤が疎であるために滞留幅
Lが広がったためである。
【0086】図6の結果に基づき、所定の外添剤の滞留
幅L1になるようなクリーニングブレード15の設定条
件によって、上述のクリーニングブレード15を用い
て、実施例5と同じように複写機を用いた2万枚の通紙
耐久による画像評価結果を図7に示している。本実施例
では、実施例5と比較して外添剤の滞留幅L1が狭いと
きのクリーニング不良が悪化して、外添剤の滞留幅L1
が広いときのクリーニングブレード15の鳴きが、悪化
している。これは、外添剤の空隙率が増加し、トナーが
わずかにクリーニングブレード15のエッジ15aに入
り込みやすくなっているためである。しかし、実施例5
と同様、外添剤の滞留幅L1が5〜20μmでは略球形
トナーに対して良好なクリーニング性能が得られた。
【0087】[実施例7]本実施例は、充填剤としてシ
リコーン樹脂微粒子(東芝シリコーン株式会社製トスパ
ール:比表面積およそ70m/g、体積平均粒径0.
5μm)を用いた以外、実施例5と同じである。このク
リーニングブレード15を使用して実施例5と同様の実
験を行った。これを実施例5と同じくトナーに対して
1.0重量%で外添混合した。その結果を図6,図7に
実施例7として示す。
【0088】クリーニング助剤と充填剤とを混合した上
述の粉体のタップ密度から求めた空隙率を測定したとこ
ろ、0.31であった。
【0089】図6の結果に基づき、所定の外添剤の滞留
幅L1になるようなクリーニングブレード15の設定条
件によって、上述のクリーニングブレード15を用い
て、実施例5と同じように複写機を用いた2万枚の通紙
耐久による画像評価結果を図7に示している。本実施例
では、実施例5と同様に、外添剤の滞留幅L1が5〜2
0μmでは略球形トナーに対して良好なクリーニング性
能が得られた。
【0090】[比較例3]本比較例は、充填剤としてシ
リカ微粉体(比表面積およそ400m/g、体積平均
粒径0.007μm)を用いた以外、実施例5と同じで
ある。このクリーニングブレード15を使用して実施例
5と同様の実験を行った。これを実施例5と同じくトナ
ーに対して1.0重量%で外添混合した。その結果を図
6,図7に比較例3として示す。
【0091】クリーニング助剤と充填剤とを混合した上
述の粉体のタップ密度から求めた空隙率を測定したとこ
ろ、0.12であった。
【0092】まず、図6に示す外添剤の滞留幅L1を測
定したところ、クリーニングブレード15の当接角度β
を小さくしても外添剤の滞留幅L1は、20μm以上に
ならなかった。これはクリーニング助剤と充填剤との混
合粒子の空隙率が小さく密になるために、滞留しきれず
に排出されるためであり、この外添剤の滞留幅L1での
以降の実験は実施しなかった。
【0093】図6の結果に基づき、所定の外添剤の滞留
幅L1になるようなクリーニングブレード15の設定条
件によって、上述のクリーニングブレード15を用い
て、実施例5と同じように複写機を用いた2万枚の通紙
耐久による画像評価結果を図7に示している。本比較例
では、実施例5と比較して、高温高湿環境下でのクリー
ニングブレード15の鳴きが悪化した。これは、クリー
ニングブレード15の感光ドラム2への当接部近傍に滞
留する外添剤が密となりすぎて、感光ドラム2の駆動に
伴なうクリーニングブレード15の押し上げ圧が増加し
たためであり、良好なクリーニング性能は得られなかっ
た。
【0094】[比較例4]本比較例は、充填剤として酸
化チタン微粉体(比表面積およそ300m/g、体積
平均粒径0.01μm)を用いた以外、実施例5と同じ
である。このクリーニングブレード15を使用して実施
例5と同様の実験を行った。これを実施例5と同じくト
ナーに対して1.0重量%で外添混合した。その結果を
図6,図7に比較例4として示す。
【0095】クリーニング助剤と充填剤とを混合した上
述の粉体のタップ密度から求めた空隙率を測定したとこ
ろ、0.49であった。
【0096】まず、図6に示す外添剤の滞留幅L1を測
定したところ、クリーニングブレード15の当接角度β
を小さくしても外添剤の滞留幅L1は、5μm以下にな
らなかった。これはクリーニング助剤と充填剤との混合
粒子の空隙率が大きく、疎になるために、滞留しやすい
ためであり、この外添剤の滞留幅L1での以降の実験は
実施しなかった。
【0097】図6の結果に基づき、所定の外添剤の滞留
幅L1になるようなクリーニングブレード15の設定条
件によって、上述のクリーニングブレード15を用い
て、実施例5と同じように複写機を用いた2万枚の通紙
耐久による画像評価結果を図7に示している。本実施例
では、実施例5と比較して、外添剤の滞留幅L1が狭い
領域でのクリーニング性能が悪化した。これは、クリー
ニングブレード15の感光ドラム2への当接部近傍に滞
留する外添剤が疎となりすぎて、クリーニングブレード
15のエッジ15a近傍での感光ドラム2表面の転写残
トナーをせき止める力がなくなったためであり、良好な
クリーニング性能は得られなかった。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧を高め
ることなく、クリーニングが難しい略球形のトナーを像
担持体表面から除去することができるので、像担持体の
寿命を短くすることなく、長期にわたって良好なクリー
ニング性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】クリーニング装置の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図3】感光ドラムに対するクリーニングブレードの当
接部近傍において、クリーニング助剤や外添剤が滞留す
るようすを示す模式図である。
【図4】実施の形態1における、クリーニングブレード
の当接角度と、クリーニング助剤の滞留幅との関係を示
す図である。
【図5】実施の形態1における、各環境下におけるクリ
ーニング助剤の滞留幅と、画像評価結果との関係を示す
図である。
【図6】実施の形態2における、クリーニングブレード
の当接角度と、外添剤の滞留幅との関係を示す図であ
る。
【図7】実施の形態2における、各環境下における外添
剤の滞留幅と、画像評価結果との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置(複写機) 2 像担持体(感光ドラム) 13 クリーニング装置 15 クリーニングブレード 15a エッジ L クリーニング助剤の滞留幅 L1 外添剤の滞留幅 S 当接部 β 当接角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 憲彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AA15 CA12 CB07 CB13 EA05 EA10 2H035 CA07 CB02 CZ03 2H134 GA01 GB01 HD04 HD05 HD06 HD11 HD17 JA02 JA08 JB01 KD08 KD14 KF07 KG07 KG08 KH15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面に押圧されて当接部を形成
    するクリーニングブレードを有し、前記像担持体表面に
    担持されて前記当接部に搬送されてくる転写残トナーを
    前記クリーニングブレードによって掻き落とすクリーニ
    ング装置において、 前記クリーニングブレードを、前記像担持体の表面温度
    でのJISの加硫ゴムの試験方法で規定される反発弾性
    率が50〜70%となるように構成し、 前記トナーが略球形トナーであり、 前記トナー中にクリーニング助剤が外添混合されてお
    り、 前記クリーニング助剤は、前記クリーニングブレードに
    より、前記像担持体表面の移動方向に沿っての滞留幅
    が、前記当接部の上流側において50〜100μmとな
    るように滞留される、 ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーは、重合法によって製造され
    る非磁性のトナーであり、トナー粒子の絶対最大長をM
    XLNG、トナー粒子の周囲長をPERIME、トナー
    粒子の投影面積をAREAとしたときに、 SF1={(MXLNG)/AREA}×(π/4)
    ×100 SF2={(PERIME)/AREA}×(1/4
    π)×100 で定義される形状係数SF1,SF2の値が、100≦
    SF1≦140であり、かつ100≦SF2≦120で
    ある、 ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング助剤は、体積平均粒度
    が0.1〜3.0μmで、モース硬度が6以上の研磨剤
    である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング
    装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニングブレードは、前記像担
    持体の表面温度におけるJIS A硬度が73゜〜80
    ゜である、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のク
    リーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体の表面温度が35〜45℃
    の範囲に制御される、 ことを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 像担持体表面に押圧されて当接部を形成
    するクリーニングブレードを有し、前記像担持体表面に
    担持されて前記当接部に搬送されてくる転写残トナーを
    前記クリーニングブレードによって掻き落とすクリーニ
    ング装置において、 前記トナーが略球形トナーであり、 前記トナー中に外添剤としてクリーニング助剤と充填剤
    とが外添混合されており、 前記クリーニング助剤と前記充填剤とが混合された粉体
    のタップ密度から求めた空隙率が0.20〜0.40で
    あり、 前記外添剤は、前記クリーニングブレードによる、前記
    像担持体表面の移動方向に沿っての滞留幅が、前記当接
    部の上流側において5〜20μmとなるように滞留され
    る、 ことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 前記トナーは、重合法によって製造され
    る非磁性のトナーであり、トナー粒子の絶対最大長をM
    XLNG、トナー粒子の周囲長をPERIME、トナー
    粒子の投影面積をAREAとしたときに、 SF1={(MXLNG)/AREA}×(π/4)
    ×100 SF2={(PERIME)/AREA}×(1/4
    π)×100 で定義される形状係数SF1,SF2の値が、100≦
    SF1≦140であり、かつ100≦SF2≦120で
    ある、 ことを特徴とする請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニング助剤は、体積平均粒度
    が0.1〜3.0μmで、モース硬度が6以上の研磨剤
    である、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載のクリーニング
    装置。
  9. 【請求項9】 前記充填剤が、体積平均粒径が0.01
    〜0.50μmの無機微粉末又は樹脂微粉末である、 ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか記載のク
    リーニング装置。
  10. 【請求項10】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、前記トナー像が他部材に転写された後に前記像担持
    体表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装
    置とを備えた画像形成装置において、 前記クリーニング装置が、請求項1ないし9のいずれか
    記載のクリーニング装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058589A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Ricoh Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
JP2009186826A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2012093554A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Canon Inc 画像形成方法

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