JP2001350383A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2001350383A
JP2001350383A JP2000167440A JP2000167440A JP2001350383A JP 2001350383 A JP2001350383 A JP 2001350383A JP 2000167440 A JP2000167440 A JP 2000167440A JP 2000167440 A JP2000167440 A JP 2000167440A JP 2001350383 A JP2001350383 A JP 2001350383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
image forming
cleaning blade
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000167440A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000167440A priority Critical patent/JP2001350383A/ja
Priority to DE60132731T priority patent/DE60132731D1/de
Priority to US09/846,617 priority patent/US6480695B2/en
Priority to EP01304001A priority patent/EP1154338B1/en
Publication of JP2001350383A publication Critical patent/JP2001350383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ円形で微粒子のトナーを用いても長期に
わたってクリーニング性能の低下しない画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 クリーニングブレード19aを備えたク
リーニング装置19によって回転する感光体ドラム10
上に付着した残留トナーを除去する画像形成装置におい
て、画像形成に用いるトナーの平均円形度が0.96〜
0.99の場合は、クリーニングブレード19aに到達
する感光体ドラム10上のトナーの単位面積当たりの付
着量をブレードの上流に設けたトナー回収ローラ19b
により0.25mg/cm2以下とすることを特徴とす
る画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う画像形成装置、特に弾性ブレードを
備えたクリーニング手段を有する画像形成装置と画像形
成方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電子写真方式を採用した画像形
成装置において、像担持体上の残留トナーをクリーニン
グする手段として弾性を有するクリーニングブレードを
用いたクリーニング手段が知られており、構成が簡単か
つ安価ということで広く使用されている。
【0003】像担持体のクリーニング手段は、転写後の
残留トナーのクリーニング以外に、紙詰まり等による突
然の運転停止後や、画像調整用に作成するパッチ等の転
写されないで大量にトナーが残留した像担持体表面のク
リーニングに使用される。
【0004】従来の粉砕法により作られた粉砕系トナー
を用いた場合は、転写されないトナーが大量にクリーニ
ングブレード部に到達したとしても、長期的にクリーニ
ング不良の発生もなく、トナーを掻き取ることができて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の画像形
成装置の高画質化に伴い略球形のかつ小径のトナーが採
用されつつある。トナーが略球形あることは現像性能を
高める上で有効であり、トナーが小径であることは高解
像度の画像を形成する上で必要である。但し重量平均粒
径が3μm未満のトナーを用いるときはファンデルワー
ルス力による像担持体へのトナー付着が生じ地カブリと
なって画質が低下して来る。
【0006】略球形でかつ小径のトナーは後に説明する
重合トナーとすることによって比較的容易に得られる。
高画質の画像が得られるトナーとして重合トナーが好ま
しく用いられる。併し、このような重合トナーを用いる
と、像担持体上の残留トナーが多い場合には、クリーニ
ング手段のクリーニングブレードにより上記トナーを像
担持体表面から掻き落とし除去することが困難になるこ
とが知られている。
【0007】これは、像担持体表面に当接した上記クリ
ーニングブレードの先端が像担持体の回転により振動し
て、この振動により上記クリーニングブレード先端と像
担持体表面との間に僅かな隙間が生じ、重合トナーが略
球形であるため上記隙間を擦り抜け易いからであると考
えられている。かかる現象はクリーニングブレードを長
期にわたって使用し、ブレードエッジの摩耗が進むと更
にクリーニング不良が発生し易くなる。
【0008】このため、前記のような転写されないトナ
ーが大量に到達し、特にプリント回数が大になると前記
クリーニングブレードによるクリーニングは不完全にな
るなどの問題点があった。
【0009】本発明は、上記略球形でかつ小径のトナー
を用いた場合でも長期にわたりクリーニング性能の低下
しない画像形成方法及び画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的の画像形成方法
は、画像形成に用いるトナーの平均円形度を0.96〜
0.99とし、トナー像転写後の像担持体上に付着した
残留トナーをクリーニングするのに、像担持体に摺接す
るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレード
の上流側に設けたトナー回収手段とを設け、前記トナー
回収手段を通過後に前記クリーニングブレードに到達す
る像担持体上のトナーの単位面積当たりの付着量を0.
25mg/cm2以下としてクリーニングすることを特
徴とする画像形成方法によって達成される。
【0011】上記目的の画像形成装置は、回転する像担
持体上にトナー像を形成し、転写手段によって転写した
後の残留トナーをクリーニング装置によってクリーニン
グする画像形成装置において、前記クリーニング装置は
像担持体に弾性をもって摺接するクリーニングブレード
と、該クリーニングブレードの上流に位置したトナー回
収手段とを有していて、該トナー回収手段にはトナーの
帯電特性と逆極性のバイアス電圧が印加されて通過する
トナーの単位面積当たりの付着量を0.25mg/cm
2以下とすることを特徴とする画像形成装置によって達
成される。
【0012】なお、上記画像形成装置は、平均円形度が
0.96〜0.99で重量平均粒径が3〜10μmのト
ナーを用いることが好ましく、かかるトナーを用いて良
好なクリーニングがなされ、高画質の画像形成がなされ
る画像形成装置が提供されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0014】本発明の実施の形態を示す画像形成装置の
構成とその機能について図1に基づいて説明する。
【0015】図1において、10は静電潜像担持体であ
る感光体ドラムで、例えば有機光導電体層から成るOP
C感光体を導電性のドラム上に塗布したもので接地され
て時計方向に駆動回転される。11はコロナ放電によっ
て感光体ドラム10周面に例えば負の一様な帯電を行い
Hの電位を与える帯電器、この帯電器11による帯電
に先立って、前のプリントまでの感光体の履歴を除去す
るために発光ダイオード等を用いたPCL11aによる
露光を行って感光体周面の除電をしておく。
【0016】感光体ドラム10への一様帯電ののち、レ
ーザ書込み装置12により画像信号に基づいた像露光が
行われる。この像露光はコンピュータ、又は画像読取り
装置から入力される画像信号を画像信号処理部によって
処理を行ったのち、レーザ書込み装置12に入力して感
光体ドラム10上に静電潜像を形成する。
【0017】レーザ書込み装置12は図示しないレーザ
ダイオードを発光光源とし回転する回転多面鏡12b、
fθレンズ12c等を経て複数の反射鏡M12dにより
光路を曲げられ主走査がなされるもので、この主走査と
感光体ドラム10の回転による副走査とによって静電潜
像が形成される。本実施例では画像部に対して上記画像
信号に基づいて露光を行ない、露光部が電位の絶対値が
低いVLになる反転潜像を形成する。
【0018】感光体ドラム10周縁には、負に帯電した
導電性のトナーと磁性キャリアから成る2成分の現像剤
を内蔵した現像装置13が設けられていて、磁石体を内
蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ13aによ
って反転現像する。
【0019】現像剤はフェライトをコアとしてその周り
に絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、顔料ある
いはカーボンブラック等の着色剤を加えた後述する重量
平均粒径が3〜10μmのトナーに、荷電制御剤、シリ
カ、酸化チタン等を加え、トナー濃度5〜10質量%に
なるよう混合したもので、現像スリーブ13a上に0.
1〜0.6mmの層厚に規制されて現像域へと搬送され
る。
【0020】現像域における現像スリーブ13aと感光
体ドラム10との間隙は現像剤の層厚よりも大きい0.
2〜1.0mmとして、現像スリーブ13aと感光体ド
ラム10との間には直流電圧VDCに交流電圧VACを重畳
した交流バイアス電圧を印加する。トナーの帯電は直流
電圧VDCと同極性(負)であるため、交流電圧VACによ
ってキャリアから離脱するきっかけを与えられたトナー
は、直流電圧VDCより電位の絶対値の高いVHの部分に
は付着せず、電位の絶対値の低いVLの部分にその電位
差に応じたトナー量が付着し顕像化(反転現像)する。
また、現像スリーブ13aと感光体ドラム10との間に
は直流電圧VDCのみを印加してもよい。なお現像は接触
現像であっても差し支えない。トナー像を保持した感光
体ドラム10は次の転写工程で転写が行われる。
【0021】一方、給紙カセット15より半月ローラ1
5a及び搬送ローラ15b,15cを介してタイミング
ローラ15dまで搬出された記録紙Pは一旦停止し、転
写のタイミングの整った時点でタイミングローラ15d
の回転作動によって転写域14bへと給送される。転写
域14bにおいては転写のタイミングに同期して感光体
ドラム10の周面にトナーの帯電と逆極性の高電圧が高
圧電源34により印加した転写ローラ14aが圧接さ
れ、給紙した記録紙Pを挟着して感光体ドラム10周面
上のトナー像を記録紙P上に転写する。
【0022】次いでトナー像が転写された記録紙Pは、
僅かの間隙をもって配置された尖頭電極14cによって
除電され感光体ドラム10周面より分離して搬送ベルト
16によって定着装置17に搬送され、加熱ローラであ
る定着ローラ17aと加圧ローラである定着ローラ17
bの加熱・加圧により転写トナー像は溶融し、記録紙P
上に固定されたのち、排出ローラ18a,18bにより
トレイ部50へ排出される。
【0023】なお、前記の転写ローラ14aは記録紙P
の通過ののちより次のトナー像転写時までの間、感光体
ドラム10周面より退避離間している。
【0024】一方、記録紙Pにトナー像を転写した感光
体ドラム10は、クリーニング装置19に至りその表面
に残留したトナーの大部分は、後述する定電流バイアス
電圧を定電流高圧電源35より印加した例えば導電性弾
性ローラよりなるトナー回収手段であるトナー回収ロー
ラ19bに吸引除去されて、感光体ドラム10上のトナ
ーの単位面積当たりの付着量を0.25mg/cm2
下とされたのち、感光体ドラム10に当接したウレタン
ゴム材からなるクリーニングブレード19aによって周
面上に残ったトナーはクリーニング装置19内に掻き落
とされる。前記トナー回収ローラ19bに移動したトナ
ーもブレード19eによりクリーニング装置19内に掻
き落とされスクリュー等により排出あるいは貯留され
る。
【0025】クリーニング装置19によって残留トナー
を除去された感光体ドラム10はPCL11aによって
露光を受けたのち帯電器11によって一様帯電を受け、
次の画像形成サイクルに入る。
【0026】前記本発明の画像形成装置に用いられる現
像剤のトナーは例えば乳化重合会合法によって製造され
た重合トナーで、平均円形度0.96〜0.99の略円
形の重合トナーである。
【0027】ここで平均円形度とは、トナー粒子の投影
像の周囲長をM、トナー粒子の投影像と同一の面積を有
する相当円の周囲長をmとするとき、m/Mの平均値で
ある。円形度は、粒子像が真円であれば1となり、粒子
像が細長いか、あるいは凹凸が多くなるほど小さい値に
なる。
【0028】乳化重合会合法による重合トナーの製造方
法は、まず、界面活性剤を用いて着色剤を水中に分散さ
せる。一方で水中に界面活性剤と乳化重合開始剤、スチ
レンモノマー及びアクリルモノマーを加え、乳化重合に
より樹脂エマルジョンを生成させる。次に上記着色剤分
散液と樹脂エマルジョンを混合し、pH調整により生成
した粒子表面の反発力と電解質添加による凝集力のバラ
ンスを取りながら緩慢凝集させ、粒径・粒度分布を制御
しながら会合を行うと同時に加熱撹拌することで微粒子
間の融着・形状制御を行う。このときの撹拌は乱流のな
い層流状態で撹拌されるよう設計された撹拌槽を用いて
加熱撹拌することで微粒子間の融着・形状制御を行う。
このとき例えば「フロー式粒子像分析装置FPIA−2
000」(東亜医用電子社製)によって平均円形度を測
定する。この分析装置によればトナー粒子生成中に粒子
形状をモニタリングすることが可能で、所望の平均円形
度、重量平均粒径になった時点で反応を停止させること
ができる。得られた粒子を濾過・洗浄・乾燥して、平均
円形度0.96〜0.99、重量平均粒径(D50)が
3〜10μmのトナーを得ることができる。
【0029】また本実施の形態においては、重量平均粒
径(D50)は「コールターカウンターTA−II」(コ
ールタール株式会社製)によって測定した。
【0030】このようにして得られた乳化重合会合法に
よるトナーは粒度分布がシャープで微粉が少なく、トナ
ーによるキャリアの汚染、いわゆるトナースペントが少
なく、現像剤の耐久性が向上し、帯電量分布が均一であ
り、従来の粉砕系トナーと較べて高画質の画像を得るこ
とができる。
【0031】図2は本発明の図1に示した画像形成装置
のクリーニング装置の一例を示す断面構成図である。
【0032】図において、10は感光体ドラム、19は
クリーニング装置、19aはゴム硬度JISA69°、
自由長9mm厚さ2mmのウレタンゴムからなるクリー
ニングブレード、19bは例えば東洋ポリマー社製の硬
度アスカーC32°のルビセルローラなどからなる導電
性ポリウレタンの直径15mmの導電性で弾性を有する
トナー回収手段であるトナー回収ローラ、19cはバネ
などの付勢部材、19eはトナー回収ローラ19b上に
移動したトナーを掻き落とすブレードである。
【0033】クリーニングブレード19aはカウンター
タイプに設置した弾性を有するブレードで、付勢部材1
9cにより、感光体ドラム10表面にその法線方向の荷
重が20〜22mN/cmになるよう圧接する。トナー
回収ローラ19bは感光体ドラム10表面に軽く圧接し
感光体ドラム10の回転に従動する。トナー回収ローラ
19bには定電流制御の定電流高圧電源35によりトナ
ーと逆極性の電圧の印加がなされて、トナー回収ローラ
19bで回収されないで通過する残留トナーが0.25
mg/cm2以下となるような定電流バイアス電圧の印
加がなされる。
【0034】図3は感光体ドラム10表面へのトナー付
着量が最大となる未転写ベタ黒に相当する0.75mg
/cm2の面積当たりのトナー付着量を固定し、トナー
回収ローラ19bに印加する定電流バイアス電圧の電流
値を変化させたときの、トナー回収ローラ19bで回収
されないで通過するトナー付着量の関係を示すグラフで
ある。図3によれば、トナー回収ローラ19bを通過後
のトナー付着量が0.25mg/cm2以下とするには
15μA以上の定電流バイアス電圧の印加が必要で、本
実施例においては15μA以上の定電流バイアス電圧の
印加を行って回収ローラ19bを通過してクリーニング
ブレード19aに到達する感光体ドラム10上のトナー
の付着量を0.25mg/cm2以下としている。
【0035】(テスト1)平均円形度0.97、重量平
均粒径(D50)が6μmの重合トナーを用い、トナー
回収ローラ19bを通過してクリーニングブレード19
aに到達する感光体ドラム10上でのトナー付着量を単
位面積当たり0.60,0.53,・・・0.20,
0.10mg/cm2以下と種々変化させたとき、クリ
ーニングブレード19aによるクリーニングが良好にな
されているか否かのテストを行い、その結果を示したの
が表1である。
【0036】
【表1】
【0037】クリーニング時に、クリーニングブレード
19aのエッジをトナーが通過する擦り抜けの現象が発
生している場合はクリーニング不良となる。擦り抜けが
発生しているか否かのチェックは、ブレードを通過した
感光体部分に対して白紙(A4サイズの転写紙)への転
写を行い、転写を終えた白紙上の汚れの状態をチェック
し、汚れている場合は擦り抜けて感光体上に付着したト
ナーによるものと判断し、×をもって表示した。之に対
して転写を終えた白紙に汚れのない状態にあるときは、
○をもって表示している。テストは例えば10kP(1
万プリント),20kP毎に3枚の白紙への転写を行
い、チェックを行っている。その結果、表1から明らか
なように、クリーニングブレード19aに到達する残留
トナーが0.25mg/cm2以下であれば擦り抜けの
現象は110kPに至るまで生じないで、継続して良好
なクリーニングがなされることが明らかとなった。
【0038】(テスト2)本発明者は、平均円形度につ
いては0.95,0.96,0.97,0.99,1.
00の5種類と、重量平均粒径については3,6,10
μmの3種類と組み合わせによる15種類のトナーを用
意し、トナー回収ローラ19bを通過してクリーニング
ブレード19aに到達する感光体ドラム10上でのトナ
ー付着量を単位面積当たり0.20,0.25,0.2
7μm/cm2以下となるよう調製を行った図1に示す
画像形成装置を用い、110kPのプリントテストを行
った。そのテストの結果を示したのが表2である。
【0039】
【表2】
【0040】各テストにおいて、110kPのプリント
が経過したところでA4サイズ10枚のプリント転写紙
をランダムに抽出し、クリーニング性と画質との両面か
ら評価を行った。全く欠点が認められないものについて
は○をもって表示し、地カブリやトナー汚れ等の目視に
よって認められるものについては×をもって表示した。
またルーペを用いてチェックした際欠点の認められるも
のについては△をもって表示した。クリーニング性の良
否は画質の良否と直接関係し、クリーニング性の悪いと
認められるものは画質についても不良と認められた。
【0041】クリーニングブレード19a直前でのトナ
ー付着量を0.20mg/cm2以下となるよう調整
し、平均円形度については0.96,0.97,0.9
9の3種のトナーを用いてのテスト、、を行っ
た。そのテスト結果はクリーニング性、画質ともに良好
であった。
【0042】ついでクリーニングブレード19a直前で
のトナー付着量を0.25mg/cm2以下となるよう
調整し、平均円形度0.97のトナーを用いてテスト
を行った。そのテスト結果はクリーニング性、画質とも
に良好であった。本発明内のテスト、、、によ
るテスト結果はクリーニング性、画質何れにおいても良
好であった。
【0043】クリーニングブレード19a直前でのトナ
ー付着量を0.20mg/cm2以下となるように調整
し、平均円形度0.95のトナーを用いてテストを行
った。そのテスト結果はクリーニング性については何等
問題がなく良好であったが、画質については現像が原因
と思われる僅かの画像のアレが認められた。
【0044】また、クリーニングブレード19a直前で
のトナー付着量を0.20mg/cm2以下となるよう
調整し、平均円形度1.00のトナーを用いてテスト
を行った。そのテスト結果はクリーニング性の不良が認
められ、特に重量平均粒径が3μmの小径トナーを用い
た際にはブレードを擦り抜けるトナーがあった為と思わ
れる地カブリの現象が認められた。
【0045】本発明外の平均円形度0.95のトナーを
用いたテストにおいては画質において、また平均円形
度1.00のトナーを用いたテストにおいてはクリー
ニング性について不良が認められた。
【0046】クリーニングブレード19a直前でのトナ
ー付着量を0.27mg/cm2以下となるように調整
し、平均円形度0.97のトナーを用いてテストを行
った。そのテスト結果はクリーニング性の不良が認めら
れ、特に重量平均粒径が3μmの小径トナーを用いた際
は地カブリとトナー汚れとが認められた。
【0047】本発明外のクリーニングブレード19a直
前でのトナー付着量を0.27mg/cm2以下とした
テストにおいては、クリーニング性について不良が認
められた。
【0048】上記(テスト1)(テスト2)によって、
図1に示した画像形成装置で平均円形度0.96〜0.
99のトナーを用い、トナー回収ローラ19bを通過し
てクリーニングブレード19aに到達する感光体ドラム
10上の付着トナーを0.25mg/cm2以下となる
ようにしてクリーニングを行うときは、110kPに至
るまでプリントを行ってもクリーニング不良は発生しな
いで良質の画像が得られることが明らかとなった。また
ここで用いるトナーは重量平均粒径が3〜10μmのト
ナーについて、良質の画像が得られることが認められ
た。
【0049】従って、トナー回収ローラ19bに定電流
高圧電源35により15μA以上の電流値を有する定電
流のバイアス電圧を印加したクリーニング装置19を備
えた画像形成装置においては、形成したトナー像を記録
紙Pに転写したのち感光体ドラム10表面はクリーニン
グ装置19へ到達し、またジャム等により転写されない
ままのトナー像がクリーニング装置19に到達した場合
にも、まず残留トナーはトナー回収ローラ19bに印加
したバイアス電圧によりトナー回収ローラ19bに移動
してトナー付着量0.25mg/cm2以下に除去され
たのち、残余のトナーはクリーニングブレード19aに
よって掻き落とされて完全にクリーニングされる。前記
トナー回収ローラ19bに移動したトナーはブレード1
9eにより掻き落とされ、前記クリーニングブレード1
9aにより掻き落とされたトナーと共にスクリュー等に
より排出、あるいは図示しない廃棄トナー溜めに貯留さ
れる。
【0050】図4は本発明の画像形成装置の他の例のク
リーニング装置19Aを示す断面構成図である。
【0051】図において、図2のクリーニング装置19
と同一の符号を有する部分は同一の機能を有するのでそ
の詳細な説明は省略する、19dはトナー回収手段であ
るトナー回収ファーブラシで、例えば東亜産業社製のR
EC−SH(300/100,D/F,224kF/i
nch2)の導電性レーヨンからなる、軸直径11m
m、ブラシ直径20mmの軸まわりに毛長さ4.5mm
に植毛したトナー回収部材であるトナー回収ファーブラ
シである。
【0052】トナー回収ファーブラシ19dは感光体ド
ラム10表面にその毛先が軽く当接し当接部において図
示しない動力により感光体ドラム10の回転と同方向に
回転する。また、トナー回収ファーブラシ19dに図2
で説明した前記トナー回収ローラ19bと同様に例えば
15μA以上の電流値を有する定電流のバイアス電圧を
定電流高圧電源35により印加する。
【0053】このクリーニング装置19を備えた画像形
成装置においては、形成したトナー像を記録紙Pに転写
したのち感光体ドラム10表面はクリーニング装置19
へ到達し、また、ジャム等により転写されないままのト
ナー像がクリーニング装置19に到達した場合にも、ま
ずトナー回収ファーブラシ19dによって残留したトナ
ーはトナー付着量0.25mg/cm2以下に除去され
るので、残余のトナーはクリーニングブレード19aに
よってトナーの擦り抜けは発生することなく掻き落とし
がなされ、完全にクリーニングされる。前記トナー回収
ファーブラシ19dに移動したトナーはブレード19e
により掻き落とされ前記クリーニングブレード19aに
より掻き落とされたトナーと共にスクリュー等により排
出、あるいは図示しない廃棄トナー溜めに貯留される。
【0054】
【発明の効果】本発明によるときは、略円形の小粒径の
トナーを用いてもクリーニングブレードを擦り抜けるト
ナーの発生がなく、長期にわたってクリーニング性能が
低下しないで継続して良好な画像が得られる画像形成方
法、及び画像形成装置を提供することができる。従って
粒子の目立たない高画質のプリントが可能な画像形成装
置を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す断面構成図
である。
【図2】図1のクリーニング装置の一例を示す断面構成
図である。
【図3】トナー回収ローラに印加するバイアス電圧の電
流値と通過後のトナー付着量との関係を示すグラフであ
る。
【図4】図1のクリーニング装置の他の例を示す断面構
成図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体) 11 帯電器 12 レーザ書込み装置 13 現像装置 14a 転写ローラ 15 給紙カセット 17 定着装置 19 クリーニング装置 19a クリーニングブレード 19b トナー回収ローラ(トナー回収手段) 19c 付勢部材 19d トナー回収ファーブラシ(トナー回収手段) 35 定電流高圧電源 P 記録紙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成に用いるトナーの平均円形度を
    0.96〜0.99とし、トナー像転写後の像担持体上
    に付着した残留トナーをクリーニングするのに、像担持
    体に摺接するクリーニングブレードと、前記クリーニン
    グブレードの上流側に設けたトナー回収手段とを設け、
    前記トナー回収手段を通過後に前記クリーニングブレー
    ドに到達する像担持体上のトナーの単位面積当たりの付
    着量を0.25mg/cm2以下としてクリーニングす
    ることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記トナーの重量平均粒径を3〜10μ
    mとすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングブレードに到達する像
    担持体上のトナーの単位面積当たりの付着量を0.25
    mg/cm2以下にする手段として、前記クリーニング
    ブレードの上流位置に設けた導電性弾性ローラからなる
    トナー回収手段を用い、該トナー回収手段には像担持体
    上のトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記クリーニングブレードに到達する像
    担持体上のトナーの単位面積当たりの付着量を0.25
    mg/cm2以下にする手段として、前記クリーニング
    ブレードの上流位置に設けた導電性ファーブラシからな
    るトナー回収手段を設け、該トナー回収手段には像担持
    体上のトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成
    方法。
  5. 【請求項5】 回転する像担持体上にトナー像を形成
    し、転写手段によって転写した後の残留トナーをクリー
    ニング装置によってクリーニングする画像形成装置にお
    いて、前記クリーニング装置は像担持体に弾性をもって
    摺接するクリーニングブレードと、該クリーニングブレ
    ードの上流に位置したトナー回収手段とを有していて、
    該トナー回収手段にはトナーの帯電特性と逆極性のバイ
    アス電圧が印加されて通過するトナーの単位面積当たり
    の付着量を0.25mg/cm2以下とすることを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナーは平均円形度が0.96〜
    0.99で、重量平均粒径が3〜10μmであることを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トナー回収手段は前記像担持体に当
    接し回転する導電性回転ローラであることを特徴とする
    請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記トナー回収手段は前記像担持体に当
    接し回転する導電性ファーブラシであることを特徴とす
    る請求項5又は6に記載の画像形成装置。
JP2000167440A 2000-05-10 2000-06-05 画像形成方法及び画像形成装置 Pending JP2001350383A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167440A JP2001350383A (ja) 2000-06-05 2000-06-05 画像形成方法及び画像形成装置
DE60132731T DE60132731D1 (de) 2000-05-10 2001-05-01 Reinigungssystem und Bilderzeugungsverfahren
US09/846,617 US6480695B2 (en) 2000-05-10 2001-05-01 Cleaning system and image forming method
EP01304001A EP1154338B1 (en) 2000-05-10 2001-05-01 Cleaning system and image forming method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167440A JP2001350383A (ja) 2000-06-05 2000-06-05 画像形成方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001350383A true JP2001350383A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18670595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000167440A Pending JP2001350383A (ja) 2000-05-10 2000-06-05 画像形成方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001350383A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004295100A (ja) * 2003-03-07 2004-10-21 Canon Inc カラートナー
US7346308B2 (en) 2004-09-15 2008-03-18 Ricoh Company Limited Cleaning device, method for preparing the cleaning device, and image forming apparatus and process cartridge using the cleaning device
JP2014106414A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Ricoh Co Ltd トナー回収装置およびこれを有する画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004295100A (ja) * 2003-03-07 2004-10-21 Canon Inc カラートナー
US7346308B2 (en) 2004-09-15 2008-03-18 Ricoh Company Limited Cleaning device, method for preparing the cleaning device, and image forming apparatus and process cartridge using the cleaning device
JP2014106414A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Ricoh Co Ltd トナー回収装置およびこれを有する画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007108656A (ja) 画像形成装置
JP5053602B2 (ja) 画像形成装置
JP2004021109A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2006208807A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3292155B2 (ja) 画像形成装置
JP4336353B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4123750B2 (ja) 画像形成装置
JPH09288426A (ja) 画像形成装置
JP3332865B2 (ja) 画像形成装置
JP2001337548A (ja) 画像形成装置
JP3975962B2 (ja) 画像形成装置
US6594461B2 (en) Charger and image formation apparatus using the charger
JP2001350383A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP5838767B2 (ja) 画像形成装置
JP2002258707A (ja) 画像形成装置
JP3315642B2 (ja) 画像形成装置
JP2004341193A (ja) 画像記録装置
JP7034653B2 (ja) 画像形成装置
JP2004212854A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2018128522A (ja) 画像形成装置
JP3879862B2 (ja) 画像形成方法
JP6632292B2 (ja) 画像形成装置
JP2006091554A (ja) 画像形成装置
JP4346994B2 (ja) 画像形成装置
JPH09106233A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220