JP4421914B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、帯電ローラによって一様に、かつ、均一に帯電させられた像担(たん)持体としての感光体ドラムの表面を露光装置によって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像器によって現像してトナー像を形成し、該トナー像を用紙に転写ローラによって転写し、定着装置によって定着することにより、画像を形成するようになっている。
また、転写後において感光体ドラム上に残留した現像剤としてのトナーは、画像品位を低下させてしまうので、クリーニング装置によって除去するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、ブレードクリーニング法の場合、前記クリーニング装置は、先端を感光体ドラムと接触させて配設されたクリーニングブレードによって構成され、該クリーニングブレードによって残留したトナーを掻(か)き取るようにしている。
図2は従来のクリーニングブレードの動作を示す図である。
図に示されるように、矢印a方向に回転している感光体ドラム11に残留したトナー16aはクリーニングブレード19によって感光体ドラム11から掻き落とされ、矢印h方向に落下し、図示されない廃トナー回収部に回収される。
特開2000−267536号公報
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、画像品位を向上させるために、現像剤として、球形又は球形に近い形状を有するトナーを使用するようにしているが、球形又は球形に近い形状を有するトナーを使用すると、残留したトナー16aがクリーニングブレード19と感光体ドラム11との間をすり抜け、クリーニング不良トナー16cとなる。
すなわち、クリーニングブレード19によって掻き取られたトナー16bはクリーニングブレード19の先端に凝集するが、球形又は球形に近い形状を有するトナーを使用していると、各トナー16bは、相互間の接触面積が大きいとともに、同じ体積を有する粒子から成るので、他のトナーを乗り越えて移動することが困難である。したがって、隙(すき)間なく充填(てん)された状態を表す最密充填構造になりやすい。また、感光体ドラム11の表面との接触面積が大きいので、感光体ドラム11に対する付着力が大きい。
これらのことから、感光体ドラム11が回転するのに伴って、感光体ドラム11上でトナー16aは、あたかも一つの集合体のように挙動し、クリーニングブレード19を押し上げ、クリーニングブレード19と感光体ドラム11との間をすり抜けてしまう。その結果、感光体ドラム11の耐久性が低くなってしまう。
また、矢印b方向に回転する帯電ローラ12に、クリーニング不良トナー16cが帯電ローラ汚染トナー16dとして付着してしまう。その結果、帯電を十分に行うことができず、画像品位を低下させてしまう。
本発明は、前記従来の画像形成装置の問題点を解決して、像担持体上に残留した現像剤を確実に除去することができ、像担持体の耐久性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、像担持体と、該像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、前記像担持体の表面を露光して潜像を形成する潜像形成装置と、前記潜像に現像剤を付着させて可視像を形成する現像器と、前記可視像を媒体に転写する転写装置と、転写後において前記像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、前記媒体上の可視像を媒体に定着させる定着装置とを有する。
そして、前記クリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、反発弾性が55〜80〔%〕にされ、1〜5〔g/mm〕の荷重で像担持体の表面に圧接させられる。
また、前記現像剤として、球形又は球体に近い形状を有し、初期かさ密度をD1 とし、体積変化が0.1〔%〕未満になったときのかさ密度を表す最終かさ密度をD2 としたときのかさ密度変化度A
A=(D2 −D1 )×100/D1
の値が35〜55の範囲内に収まり、かつ、トナーの粒子の投影面積と同じ面積の円の周囲長をL1とし、トナーの粒子の投影像の周囲長をL2としたときのトナーの円形度η
η=L1/L2
の値が0.97以上であるトナーが使用される。
本発明によれば、画像形成装置においては、像担持体と、該像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、前記像担持体の表面を露光して潜像を形成する潜像形成装置と、前記潜像に現像剤を付着させて可視像を形成する現像器と、前記可視像を媒体に転写する転写装置と、転写後において前記像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、前記媒体上の可視像を媒体に定着させる定着装置とを有する。
そして、前記クリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、反発弾性が55〜80〔%〕にされ、1〜5〔g/mm〕の荷重で像担持体の表面に圧接させられる。
また、前記現像剤として、球形又は球体に近い形状を有し、初期かさ密度をD1 とし、体積変化が0.1〔%〕未満になったときのかさ密度を表す最終かさ密度をD2 としたときのかさ密度変化度A
A=(D2 −D1 )×100/D1
の値が35〜55の範囲内に収まり、かつ、トナーの粒子の投影面積と同じ面積の円の周囲長をL1とし、トナーの粒子の投影像の周囲長をL2としたときのトナーの円形度η
η=L1/L2
の値が0.97以上であるトナーが使用される。
この場合、かさ密度変化度Aの値が35〜55の範囲内に収まるトナーが使用されるので、クリーニングブレードと像担持体との間をトナーがすり抜けるのを抑制することができる。その結果、像担持体の耐久性を向上させることができる。また、帯電装置トナーが付着することがないので、帯電を十分に行うことができ、画像品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
図において、11は、導電性支持体及び光導電層から成り、矢印a方向に回転自在に配設され、ドラム状に形成された像担持体としての感光体ドラムであり、該感光体ドラム11として有機系感光体が使用される。該有機系感光体に代えて、セレン感光体、酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン感光体等のいずれも使用することができる。12は、金属シャフト及び半導電性ゴム層から成り、矢印b方向に回転自在に配設された帯電装置としての帯電ローラ、13は感光体ドラム11と対向させて配設された潜像形成装置としての露光装置であり、該露光装置13としては、LEDアレイとロッドレンズアレイとを組み合わせたもの、レーザと作像光学系とを組み合わせたもの等を使用することができる。
また、14は矢印c方向に回転自在に配設された現像剤担持体としての現像ローラ、15は矢印d方向に回転自在に配設された現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ、16は現像剤としてのトナー、17は現像ローラ14と圧接させて配設された現像ブレード、18は矢印e方向に回転自在に配設された転写装置としての転写ローラ、19はクリーニング装置を構成するクリーニングブレード、23は媒体としての用紙、24は現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ、25は定着装置である。該定着装置25は、矢印f方向に回転自在に配設された第1のローラとしての加熱ローラ20、及び矢印g方向に回転自在に配設された第2のローラとしての加圧ローラ21によって構成される。前記帯電ローラ12、現像ローラ14、転写ローラ18等は、感光体ドラム11の表面に接触又は圧接させて配設される。なお、現像ローラ14は、感光体ドラム11との間に微小な距離をおいて配設することもできる。
そして、前記現像ローラ14、トナー供給ローラ15、現像ブレード17等によって現像器22が構成され、感光体ドラム11、現像器22、帯電ローラ12、クリーニング装置等によって現像装置であるIDユニットが構成される。なお、カラーのプリンタにおいては、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の現像器が感光体ドラム11の周囲に並べて配置される。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
この場合、図示されない駆動部としてのドラムモータが駆動され、前記感光体ドラム11が矢印a方向に一定の周速度で回転させられる。前記帯電ローラ12には、図示されない帯電用の高圧電源による直流電圧が印加され、帯電ローラ12は、感光体ドラム11を一様に、かつ、均一に帯電させる。続いて、露光装置13は、画像信号に対応した光量で感光体ドラム11を照射し、潜像としての静電潜像を形成する。
前記現像器22において、トナー供給ローラ15には、図示されないトナー供給用の高圧電源によって電圧が印加され、現像器22内に収容されたトナー16は、トナー供給ローラ15の回転に伴って、現像ローラ14にトナー16を供給する。前記現像ローラ14は、トナー16を吸着して矢印c方向に回転させられて搬送し、現像ブレード17によって、現像ローラ14の表面に均一な厚さのトナー層が形成される。そして、現像ローラ14は、前記静電潜像を現像して、可視像としての、かつ、現像剤像としてのトナー像を形成する。
なお、本実施の形態においては、前記現像ローラ14には、図示されない現像用の高圧電源によって電圧が印加され、現像ローラ14と感光体ドラム11との間にバイアス電圧が発生させられ、反転現像が行われる。そして、現像ローラ14と感光体ドラム11との間には、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像に対応する電気力線が発生する。したがって、現像ローラ14上の帯電したトナー16は静電気力によって感光体ドラム11に付着し、トナー像を構成する。
その後、図示されない記録媒体収容部としての紙カセットに収容された用紙23は図示されない給紙ローラによって紙カセットから繰り出され、回転が停止された図示されない送紙ローラに送られ、用紙23のスキューが矯(きょう)正される。続いて、送紙ローラが回転させられ、用紙23は感光体ドラム11と転写ローラ18との間に形成された転写部に送られ、該転写部において、前記トナー像は転写ローラ18に転写される。そのために、前記転写ローラ18は、図示されない転写用の高圧電源によって電圧が印加される。
その後、用紙23は定着装置25に送られ、用紙23上のトナー像は用紙23に定着させられる。このとき、トナー像を構成するトナー16は、前記加熱ローラ20によって加熱され、溶融させられ、加圧ローラ21による圧力で用紙23の繊維間に浸透させられる。続いて、用紙23はプリンタの外部に排出される。
一方、転写後において、感光体ドラム11上にはわずかな量のトナー16が残留するが、残留したトナー16は、先端を感光体ドラム11の表面に当接させて配設されたクリーニングブレード19によって掻き取られ、除去される。なお、該クリーニングブレード19は、荷重が2.5〔g/mm〕で感光体ドラム11に圧接させられ、25〔℃〕での反発弾性が60〔%〕であるウレタンエラストマー等のゴム弾性体から成る。
次に、反発弾性の試験法について説明する。
まず、鉄棒を4本のつり糸によって水平に懸垂し、その懸垂高さを2000〔mm〕とし、落下高さを垂直方向に100〔mm〕とする。そして、鉄棒を自由に懸垂させたときの試験器の指針を目盛0の位置に置き、鉄棒の先端の打撃端がちょうど試験片の面に触れるように調整する。そして、前記指針が目盛100の位置になるように鉄棒を移動させ、その位置から鉄棒を自由落下させ、反発したときの高さの目盛を測定し、百分率で表したものを反発弾性とする。
次に、トナー16の製造方法について説明する。
スチレン80重量部、アクリル酸−n−ブチル20重量部に低分子量ポリエチレン4重量部、帯電制御剤「アイゼンスピロンブラックTRH」(保土ヶ谷化学社製)1重量部、カーボンブラック7重量部、t−ドデシルメルカプタン1重量部及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル1重量部を加え、アトライター(「MA−01SC」、三井三池化工機社製)に投入し、15〔℃〕で10時間分散させ、重合性組成物を得た。また、ポリアクリル酸8重量部、ジビニルベンゼン0.35重量部を溶解させたエタノール180重量部を用意し、これに蒸留水600重量部を加えて重合のための分散媒を用意した。この分散媒に前記重合性組成物を添加し、TKホモミキサー(「M型」、特殊機化工業社製)で15〔℃〕、8000回転の条件下、10分間分散させた。次に、得られた分散液を1リットルのセパラブルフラスコ中に移し、窒素気流下100〔rpm〕で攪拌(かくはん)しながら85〔℃〕で12時間反応させた。ここまでの段階で前記重合性組成物の重合反応によって得られた分散質を中間分子とする。
続いて、超音波発振器(US−150、(株)日本精機製作所製)によってメタクリル酸メチル9.25重量部、アクリル酸−n−ブチル0.75重量部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部、ラウリル硫酸ナトリウム0.1重量部、水80重量部から成る水乳濁液Aを調整した。該水乳濁液Aを前記中間分子の水系懸濁液中に9重量部滴下し、前記中間粒子を膨潤させた。滴下後、直ちに光学顕微鏡にて観察を行ったところ、乳濁液滴は全く見られず膨潤が極めて短時間のうちに完了していることが確かめられた。そこで、窒素下で攪拌を続けながら2段目の重合として85〔℃〕で10時間反応させた。冷却後、0.5N塩酸水溶液で分散媒を溶かし、濾(ろ)過し、水洗を経て風乾した後、40〔℃〕で10時間、10〔mmHg〕で減圧乾燥させ、風力分級機で分級し、平均粒径が7〔μm〕の、円形度η
η=L1/L2
が0.97のトナー16を得た。なお、L1はトナー16の粒子の投影面積と同じ面積の円の周囲長、L2はトナー16の粒子の投影像の周囲長である。
前記トナー16は円形度ηが0.97以上の球形又は球形に近い形状(実質的に球形の形状)を有するものであれば、乳化重合法、懸濁重合法等のような化学的に重合させて作成されたもの、粉砕法によって作成されたもの、熱処理を施し、球形化処理を施すことによって作成されたものいずれも使用することができる。
さらに、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを2.0重量部外添したトナーをトナー#1とし、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを1.5重量部外添したトナーをトナー#2とし、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを1.0重量部外添したトナーをトナー#3とし、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを0.5重量部外添したトナーをトナー#4とし、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを0.3重量部外添したトナーをトナー#5とし、前記トナー16に平均粒径が12〔nm〕のシリカ0.5重量部、平均粒径が40〔nm〕のシリカ2.0重量部、平均粒径が100〔nm〕のアルミナを0.1重量部外添したトナーをトナー#6とした。
次に、トナーのかさ密度変化度の算出方法について説明する。
最密充填構造を採りやすさを表す指標として、トナーに空気を含ませたときのかさ密度(以下「初期かさ密度」という。)D1 と、トナーを押し固めたときのかさ密度(以下「最終かさ密度」という。)D2 との変化の度合いをかさ密度変化度Aとしたとき、かさ密度変化度Aは
A=(D2 −D1 )×100/D1
で表すことができる。
前記トナー#1〜#6について、かさ密度は、マルチテスターMT−1001(セイシン企業製)を使用し、次のような方法で測定した。
まず、マルチテスター上部の漏斗に250〔μm〕の網を載せ、トナーを投入し、FEEDER LEVEL5.5(振幅:0.5〔mm〕)で振動落下させ、内容積100〔cc〕のメモリ付き円筒型容器内にトナーを充填し、充填終了後に擦(す)りきり板で擦りきったときのかさ密度を初期かさ密度D1 とした。
次に、前記トナーについて初期かさ密度D1 を測定した後、そのままトナーの入った容器に栓をし、タッピング距離18〔mm〕でタッピングを行い、容器内のトナーの体積変化が0.1〔%〕未満となったところでのかさ密度を最終かさ密度D2 として測定し、その後、かさ密度変化度Aを算出した。
なお、かさ密度変化度Aの値が55より高いトナーを使用すると、現像時において、現像ローラ14上にトナー層を均一に形成するのが困難になり、ドットの再現性が低下し、画像品位を低下させてしまう。この場合、球形又は球形に近いトナーの利点が失われてしまうので、かさ密度変化度Aが55以下のものを使用するのが好ましい。
次に、前記トナー#1〜#6を前記プリンタに実装して、クリーニングブレード19にトナーを多量に堆(たい)積させる初期の状態におけるトナーのすり抜け性の評価を行った。
転写がされる前の感光体ドラム11上のトナーのかさ密度が約0.4〔mg/cm2 〕になるようにバイアス電圧を設定し、100枚印字する試験を行った。なお、この段階ですり抜けてしまうものは連続使用において信頼性が著しく劣る。
結果を表1に示す。
Figure 0004421914
図において、○はクリーニングブレード19からトナーのすり抜けがないことを、×はクリーニングブレード19からトナーのすり抜けがあることを示す。
この場合、クリーニングブレード19からトナーがすり抜けると、図2に示されるように、帯電ローラ汚染トナー16dが帯電ローラ12に付着するので、帯電ローラ12が汚染されているかどうかによってトナーのすり抜けを判断した。
前記かさ密度変化度Aの値が小さいほど初期の状態においても最密充填構造に近い構造をとりやすく、クリーニングブレード19にトナーが集められた時に凝集しやすくなり、結果として、容易にクリーニングブレード19をすり抜ける。一方、前記かさ密度変化度Aの値が大きいと初期は最密充填構造からは遠い構造をとるので、クリーニングブレード19にトナーが集められても凝集しにくく、クリーニングブレード19をすり抜けにくい。
これにより、かさ密度変化度Aが35〜55(35以上、55以下)の範囲に収まるトナーを使用すると初期のトナーのすり抜けが発生しない。
このように、本実施の形態においては、トナー16としてかさ密度変化度Aが35〜55のトナーが使用されるので、クリーニングブレード19と感光体ドラム11との間をすり抜けるのを抑制することができる。その結果、感光体ドラム11の耐久性を向上させることができる。
また、帯電ローラ12に帯電ローラ汚染トナー16dが付着することがないので、帯電を十分に行うことができ、画像品位を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態における装置、構成及び動作については、前記第1の実施の形態における装置、構成及び動作と同様であるので説明を省略する。また、本実施の形態におけるトナーの構成についても、前記第1の実施の形態におけるトナーの構成と同様であるので説明を省略する。
前記第1の実施の形態において得られた初期のすり抜け性が良好であったトナーを使用し、25〔℃〕における反発弾性が50〜85〔%〕であるクリーニングブレード19を荷重(線圧)0.5〜7〔g/mm〕の範囲で感光体ドラム11の表面に圧接させて前記プリンタに実装し、印字パターンを5〔%〕デューティパターンとし、印字速度を41〔ppm〕(A4判横送り)として20000枚の連続印字を行うことによって、クリーニング性能の評価を行った。
荷重を0.5〔g/mm〕としたときの評価結果を表2に、荷重を1〔g/mm〕としたときの評価結果を表3に、荷重を3〔g/mm〕としたときの評価結果を表4に、荷重を5〔g/mm〕としたときの評価結果を表5に、荷重を7〔g/mm〕としたときの評価結果を表6に示す。
Figure 0004421914
Figure 0004421914
Figure 0004421914
Figure 0004421914
Figure 0004421914
表2〜6において、◎はトナーのすり抜けがないことを、○は印字部においてクリーニングが不良なことによる画像の乱れがない(画像部以外におけるすり抜け、又は直径が0.5〔mm〕以下のトナーのすり抜けはあるが、実用上の問題が生じない)ことを、×は印字部においてクリーニングが不良なことによる画像の乱れがあることを示す。
最密充填構造をとりにくいトナーを使用しても、プリンタを連続使用すると、最密充填構造が形成されることがあるので、その場合は、クリーニングブレード19の反発弾性、クリーニングブレード19を感光体ドラム11の表面に圧接させる荷重等を調整することによってクリーニング不良が発生するのを抑制することができる。
ただし、クリーニングブレード19の反発弾性、荷重等を小さくすると、クリーニングブレード19において、トナーの集合体による押上げ力に打ち勝つだけの反発力を発生させることができず、クリーニングブレード19と感光体ドラム11との間をトナーがすり抜けてしまう。
一方、クリーニングブレード19の反発弾性、荷重等を大きくすると、クリーニングブレード19の摩耗が発生し、摩耗が発生した部分をトナーがすり抜けてしまうだけでなく、画像品位が低下してしまう。
このことから、かさ密度変化度Aが35〜55のトナーを使用し、反発弾性が55〜80〔%〕のクリーニングブレード19を、1〜5〔g/mm〕(1〔g/mm〕以上、5〔g/mm〕)の範囲の荷重で感光体ドラム11の表面に圧接させると、トナーのすり抜けがなく、画像品位を向上させることができる。なお、かさ密度変化度Aが35〜55のトナーを使用し、反発弾性が60〜75〔%〕のクリーニングブレード19を、1〜5〔g/mm〕の荷重で感光体ドラム11の表面に圧接させると、一層トナーのすり抜けがなく、画像品位を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 従来のクリーニングブレードの動作を示す図である。
符号の説明
11 感光体ドラム
12 帯電ローラ
13 露光装置
16 トナー
18 転写ローラ
19 クリーニングブレード
22 現像器
23 用紙
25 定着装置

Claims (1)

  1. (a)像担持体と、
    (b)該像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、
    (c)前記像担持体の表面を露光して潜像を形成する潜像形成装置と、
    (d)前記潜像に現像剤を付着させて可視像を形成する現像器と、
    (e)前記可視像を媒体に転写する転写装置と、
    (f)転写後において前記像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置と、
    (g)前記媒体上の可視像を媒体に定着させる定着装置とを有するとともに、
    (h)前記クリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、反発弾性が55〜80〔%〕にされ、1〜5〔g/mm〕の荷重で像担持体の表面に圧接させられ、
    (i)前記現像剤として、球形又は球体に近い形状を有し、初期かさ密度をD1 とし、体積変化が0.1〔%〕未満になったときのかさ密度を表す最終かさ密度をD2 としたときのかさ密度変化度A
    A=(D2 −D1 )×100/D1
    の値が35〜55の範囲内に収まり、かつ、トナーの粒子の投影面積と同じ面積の円の周囲長をL1とし、トナーの粒子の投影像の周囲長をL2としたときのトナーの円形度η
    η=L1/L2
    の値が0.97以上であるトナーが使用されることを特徴とする画像形成装置
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