JP2003307880A - 両面画像形成装置 - Google Patents
両面画像形成装置Info
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- JP2003307880A JP2003307880A JP2002112902A JP2002112902A JP2003307880A JP 2003307880 A JP2003307880 A JP 2003307880A JP 2002112902 A JP2002112902 A JP 2002112902A JP 2002112902 A JP2002112902 A JP 2002112902A JP 2003307880 A JP2003307880 A JP 2003307880A
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- Japan
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- image forming
- sheet
- image
- double
- forming apparatus
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2面目印字を1面目の後端側から行う両面形
成装置において、1面目も2面目も画像先頭行と紙端の
距離が同一であるような体裁の良い印刷物を形成させ
る。両面画像形成装置はスイッチバック方式である。 【解決手段】 2面目印字の時、2面目のボトムマージ
ンが1面目のトップマージンと同一になるように2面目
のトップマージンをずらしたり、画像長さを縮小拡大さ
せたりして、印刷する。 1面目は摩擦分離手段で給紙し、2面目は別の再給紙
ローラで給紙する構成において、バックテンションによ
る搬送量の差を考慮する。加圧ローラの熱膨張差を考
慮する。1面目と2面目の搬送スピードを測定してト
ップマージンにフィードバック。
成装置において、1面目も2面目も画像先頭行と紙端の
距離が同一であるような体裁の良い印刷物を形成させ
る。両面画像形成装置はスイッチバック方式である。 【解決手段】 2面目印字の時、2面目のボトムマージ
ンが1面目のトップマージンと同一になるように2面目
のトップマージンをずらしたり、画像長さを縮小拡大さ
せたりして、印刷する。 1面目は摩擦分離手段で給紙し、2面目は別の再給紙
ローラで給紙する構成において、バックテンションによ
る搬送量の差を考慮する。加圧ローラの熱膨張差を考
慮する。1面目と2面目の搬送スピードを測定してト
ップマージンにフィードバック。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面画像形成装置を
備えたプリンタ、ファクシミリ、禎写機等に関するもの
である。
備えたプリンタ、ファクシミリ、禎写機等に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像形成装置として、給送ユ
ニットより積載したシートを画像形成部に送り出し、1
面目に画像形成した後、スイッチバックして、再給紙搬
送路から再度画像形成部に導かれ、2面目の画像を形成
する物がある。従来より、このような両面画像形成装置
においては、1面目も2面目もトップマージン(シート
先端と画像先端の距離)が一定になるよう制御されてい
た。
ニットより積載したシートを画像形成部に送り出し、1
面目に画像形成した後、スイッチバックして、再給紙搬
送路から再度画像形成部に導かれ、2面目の画像を形成
する物がある。従来より、このような両面画像形成装置
においては、1面目も2面目もトップマージン(シート
先端と画像先端の距離)が一定になるよう制御されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来例によると
以下に述べる問題点がある。
以下に述べる問題点がある。
【0004】従来の両面画像形成装置では、2面目印字
を行うシートはスイッチバックしたのち、1面目の後端
から画像形成部に搬送される。このような機構では、図
2に示すように2面目の画像は先頭行が最後に形成され
る。
を行うシートはスイッチバックしたのち、1面目の後端
から画像形成部に搬送される。このような機構では、図
2に示すように2面目の画像は先頭行が最後に形成され
る。
【0005】従来例においては、2面目印字においても
1面目と同じ長さのトップマージンを確保するように画
像を形成するため、ボトムマージン(シート後端と画像
後端との距離)はシート長さや画像長さに依存し、どの
くらいの長さになるか保証されなかった。1面目のトッ
プマージンと2面目のボトムマージンが異なると、印刷
物として、1、2面目の先頭行の位置がずれてしまい、
体裁が悪くなってしまう。
1面目と同じ長さのトップマージンを確保するように画
像を形成するため、ボトムマージン(シート後端と画像
後端との距離)はシート長さや画像長さに依存し、どの
くらいの長さになるか保証されなかった。1面目のトッ
プマージンと2面目のボトムマージンが異なると、印刷
物として、1、2面目の先頭行の位置がずれてしまい、
体裁が悪くなってしまう。
【0006】かかる課題の解決策として一般的には、通
紙第1枚目(朝一状態)の1面目を基準として、そのと
きのトップマージンとボトムマージンを一致させるよう
に画像位置や画像長さを設定することが行われている。
この場合、常に基準とした時の画像長さが保たれれば良
いが、画像長さが不定であると、再びトップマージンと
ボトムマージンが異なってしまい、印刷物としての体裁
が保たれなくなってしまう。そして、以下に述べるよう
に画像長さは一定とは限らない。
紙第1枚目(朝一状態)の1面目を基準として、そのと
きのトップマージンとボトムマージンを一致させるよう
に画像位置や画像長さを設定することが行われている。
この場合、常に基準とした時の画像長さが保たれれば良
いが、画像長さが不定であると、再びトップマージンと
ボトムマージンが異なってしまい、印刷物としての体裁
が保たれなくなってしまう。そして、以下に述べるよう
に画像長さは一定とは限らない。
【0007】第1の場合として、1面目と2面目で画像
長さが変わる場合がある。1面目のシートに着目する
と、シート後端が給送ユニットを抜けるまで、シートに
は給送ユニットによる大きなバックテンションがかかっ
ている場合がある。そのため、シートの搬送速度は搬送
ローラの送り出しスピードよりもわずかに遅くなってし
まう。一方、2面目のシートではほとんどバックテンシ
ョンがかからないので、シートの搬送速度は搬送ローラ
速度とほぼ同一である。2面目のシートは1面目のシー
トより画像形成部を少し早く通過してしまうので、画像
がわずかに伸びてしまう傾向がある。
長さが変わる場合がある。1面目のシートに着目する
と、シート後端が給送ユニットを抜けるまで、シートに
は給送ユニットによる大きなバックテンションがかかっ
ている場合がある。そのため、シートの搬送速度は搬送
ローラの送り出しスピードよりもわずかに遅くなってし
まう。一方、2面目のシートではほとんどバックテンシ
ョンがかからないので、シートの搬送速度は搬送ローラ
速度とほぼ同一である。2面目のシートは1面目のシー
トより画像形成部を少し早く通過してしまうので、画像
がわずかに伸びてしまう傾向がある。
【0008】第2の場合として、通紙していく内に画像
長さが変化していく場合がある。シートは感光ドラムと
転写ローラのニップを抜けたあと、定着ユニットによっ
て搬送される。定着ユニット内の搬送ローラは熱によっ
て膨張するので、温度の低い朝一状態とかなり加熱され
た連続通紙後とではシートの搬送速度が異なる。連続通
紙後において、搬送速度が速くなるので、画像は通紙し
ていくとだんだん伸びていく傾向にある。
長さが変化していく場合がある。シートは感光ドラムと
転写ローラのニップを抜けたあと、定着ユニットによっ
て搬送される。定着ユニット内の搬送ローラは熱によっ
て膨張するので、温度の低い朝一状態とかなり加熱され
た連続通紙後とではシートの搬送速度が異なる。連続通
紙後において、搬送速度が速くなるので、画像は通紙し
ていくとだんだん伸びていく傾向にある。
【0009】本発明は、以上の課題を解決し、体裁の良
い両面印刷物を形成できる両面画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
い両面印刷物を形成できる両面画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は以下の構成をとる両面画像形成装置であ
る。
め、本発明は以下の構成をとる両面画像形成装置であ
る。
【0011】(1)画像形成部と、シート第1面目を画
像形成したのちにシート第2面目に画像を形成するため
シート先端後端を入れ替えて再び該画像形成部に搬送す
る再給紙搬送部と、シート上の画像の位置を制御する画
像位置制御手段、を有する両面画像形成装置に於いて、
第2面目におけるシート搬送方向でのシート後端と画像
後端部の距離が、第1面目におけるシート搬送方向での
シート先端と画像先端部の距離と同じになるように画像
位置を制御したことを特徴とする両面画像形成装置。
像形成したのちにシート第2面目に画像を形成するため
シート先端後端を入れ替えて再び該画像形成部に搬送す
る再給紙搬送部と、シート上の画像の位置を制御する画
像位置制御手段、を有する両面画像形成装置に於いて、
第2面目におけるシート搬送方向でのシート後端と画像
後端部の距離が、第1面目におけるシート搬送方向での
シート先端と画像先端部の距離と同じになるように画像
位置を制御したことを特徴とする両面画像形成装置。
【0012】(2)第1面目のシートと第2面目のシー
トとで該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形
成装置に於いて、第2面目におけるシート搬送方向の画
像位置ずらし量を、該通過スピードによって生じる第1
面目と第2面目の画像長さの差としたことを特徴とする
(1)記載の両面画像形成装置。
トとで該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形
成装置に於いて、第2面目におけるシート搬送方向の画
像位置ずらし量を、該通過スピードによって生じる第1
面目と第2面目の画像長さの差としたことを特徴とする
(1)記載の両面画像形成装置。
【0013】(3)第1面目のシートと第2面目のシー
トとで該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形
成装置に於いて、第2面目におけるシート搬送方向の画
像長さの縮小率または拡大率を、第1面目と第2面目の
該画像形成部おける通過スピードの比から算出したこと
を特徴とする(1)記載の両面画像形成装置。
トとで該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形
成装置に於いて、第2面目におけるシート搬送方向の画
像長さの縮小率または拡大率を、第1面目と第2面目の
該画像形成部おける通過スピードの比から算出したこと
を特徴とする(1)記載の両面画像形成装置。
【0014】(4)シート積載部と該シート積載部から
シートを1枚ずつ分離給送する給送ユニットを有し、該
給送ユニットの分離手段は給紙ローラと摩擦片を用いた
摩擦分離方式である(2)、(3)記載の両面画像形成
装置。
シートを1枚ずつ分離給送する給送ユニットを有し、該
給送ユニットの分離手段は給紙ローラと摩擦片を用いた
摩擦分離方式である(2)、(3)記載の両面画像形成
装置。
【0015】(5)シートを複数枚連続通紙していく内
に該画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像
形成装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目のシ
ート搬送方向の画像位置ずらし量を、該ある通紙枚数で
の画像長さと基準となる画像長さとの差としたことを特
徴とする(1)〜(4)記載の両面画像形成装置。
に該画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像
形成装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目のシ
ート搬送方向の画像位置ずらし量を、該ある通紙枚数で
の画像長さと基準となる画像長さとの差としたことを特
徴とする(1)〜(4)記載の両面画像形成装置。
【0016】(6)シートを複数枚連続通紙していく内
に該画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像
形成装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目の画
像長さの縮小率または拡大率を、該ある通紙枚数での該
画像形成部通過スピードと、基準となる該画像形成部通
過スピードとの比から算出したことを特徴とする(1)
〜(4)記載の両面画像形成装置。
に該画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像
形成装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目の画
像長さの縮小率または拡大率を、該ある通紙枚数での該
画像形成部通過スピードと、基準となる該画像形成部通
過スピードとの比から算出したことを特徴とする(1)
〜(4)記載の両面画像形成装置。
【0017】(7)画像形成手段が電子写真方式で、定
着ユニットを有し、該定着ユニット内に加圧ローラと、
該加圧ローラの初期温度測定手段を有し、前記ある通紙
枚数における画像位置のずらし量または画像長さの縮小
・拡大率が、該加圧ローラの初期温度と通紙枚数によっ
て算出される事を特徴とする(5)、(6)記載の両面
画像形成装置。
着ユニットを有し、該定着ユニット内に加圧ローラと、
該加圧ローラの初期温度測定手段を有し、前記ある通紙
枚数における画像位置のずらし量または画像長さの縮小
・拡大率が、該加圧ローラの初期温度と通紙枚数によっ
て算出される事を特徴とする(5)、(6)記載の両面
画像形成装置。
【0018】(8)該定着ユニットは細長面状のヒータ
とフィルムを有し、該加圧ローラによって駆動されるフ
ィルム加熱方式の定着装置であることを特徴とした
(7)記載の両面画像形成装置。
とフィルムを有し、該加圧ローラによって駆動されるフ
ィルム加熱方式の定着装置であることを特徴とした
(7)記載の両面画像形成装置。
【0019】(9)該画像形成部の通過時間を測定でき
る通過時間検知手段を有し、前記ある通紙枚数における
画像位置のずらし量または画像長さの縮小・拡大率が、
前記ある通紙枚数より前に画像形成部を通過した第2面
目のシートの通過時間を元に、算出されることを特徴と
する(5)〜(8)記載の両面画像形成装置。
る通過時間検知手段を有し、前記ある通紙枚数における
画像位置のずらし量または画像長さの縮小・拡大率が、
前記ある通紙枚数より前に画像形成部を通過した第2面
目のシートの通過時間を元に、算出されることを特徴と
する(5)〜(8)記載の両面画像形成装置。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)第1の実施形
態を図1に基づいて説明する。第一の実施形態は両面画
像形成装置の1例であるレーザービームプリンタ1であ
る。このレーザービームプリンタ1はシートの片面のみ
ならず両面に画像を形成できる物であり、画像の形成を
行う画像形成部2とシートの反転を行うシート再給紙搬
送部3を有する物である。
態を図1に基づいて説明する。第一の実施形態は両面画
像形成装置の1例であるレーザービームプリンタ1であ
る。このレーザービームプリンタ1はシートの片面のみ
ならず両面に画像を形成できる物であり、画像の形成を
行う画像形成部2とシートの反転を行うシート再給紙搬
送部3を有する物である。
【0021】画像形成部2の構成を説明する。図1は本
実施形態の主断面図である。
実施形態の主断面図である。
【0022】カセット4には複数枚のシートPが積載で
きるようになっている。給送ユニット5は給紙ローラ
6、摩擦片7などによってカセット4上のシートPを1
枚ずつ分離給送するユニットである。搬送ローラ8は給
紙されたシートをプロセスカートリッジ9側に搬送する
ゴムローラである。プロセスカートリッジ9は感光ドラ
ム10とこれに作用するプロセス手段(帯電手段、現像
手段、クリーニング手段)とを一体に備え、プリンタ本
体に対して着脱可能になっている。
きるようになっている。給送ユニット5は給紙ローラ
6、摩擦片7などによってカセット4上のシートPを1
枚ずつ分離給送するユニットである。搬送ローラ8は給
紙されたシートをプロセスカートリッジ9側に搬送する
ゴムローラである。プロセスカートリッジ9は感光ドラ
ム10とこれに作用するプロセス手段(帯電手段、現像
手段、クリーニング手段)とを一体に備え、プリンタ本
体に対して着脱可能になっている。
【0023】転写ローラ11はこれと対向する感光ドラ
ム10との間を通過するシートPに対して、該感光ドラ
ム10上に形成されたトナー像を転写するようになって
いる。定着ユニット12は、トナー像が転写されたシー
トに対して、該トナー像を半永久的に定着するようにな
っている。
ム10との間を通過するシートPに対して、該感光ドラ
ム10上に形成されたトナー像を転写するようになって
いる。定着ユニット12は、トナー像が転写されたシー
トに対して、該トナー像を半永久的に定着するようにな
っている。
【0024】コントローラボード13はレーザービーム
プリンタ1本体の制御を行い、接続されている不図示の
コンピュータの画像信号を画像形成処理する機能も有し
ている。レーザースキャナーユニット14はコントロー
ラボード13によって作成された画像信号に応じたレー
ザー光を感光ドラム10に照射して潜像を形成するよう
になっている。トップセンサ15は感光ドラム10・転
写ローラ11対の直前にあって、シート先端と後端の通
過を検知することができる。トップセンサ15が検知し
たシート位置の情報はコントローラ13に送られ、これ
を元にコントローラ13は画像形成位置を制御すること
が可能となる。
プリンタ1本体の制御を行い、接続されている不図示の
コンピュータの画像信号を画像形成処理する機能も有し
ている。レーザースキャナーユニット14はコントロー
ラボード13によって作成された画像信号に応じたレー
ザー光を感光ドラム10に照射して潜像を形成するよう
になっている。トップセンサ15は感光ドラム10・転
写ローラ11対の直前にあって、シート先端と後端の通
過を検知することができる。トップセンサ15が検知し
たシート位置の情報はコントローラ13に送られ、これ
を元にコントローラ13は画像形成位置を制御すること
が可能となる。
【0025】定着後ローラ16は対向する第1のコロ1
7aとニップをつくり、定着ユニット12から出てきた
シートPを排出ガイド18、フラッパ19に沿って搬送
する。用紙排出部20は互いに対向する排出ローラ21
と排出コロ22を有し排出手段を構成している。排出紙
積載台23は排出ローラ21と排出コロ22によって排
出されたシートを受け止める台である。
7aとニップをつくり、定着ユニット12から出てきた
シートPを排出ガイド18、フラッパ19に沿って搬送
する。用紙排出部20は互いに対向する排出ローラ21
と排出コロ22を有し排出手段を構成している。排出紙
積載台23は排出ローラ21と排出コロ22によって排
出されたシートを受け止める台である。
【0026】画像形成部2の動作を説明する。
【0027】カセット4に積載されたシートPは画像形
成部2がプリント命令を受けると、給紙ローラ6が回転
する。給紙ローラ6とともに搬送された複数枚のシート
のうち上から1枚目以外は、給送ユニット5内の摩擦片
7によってくい止められ、カセット4内に残る。このよ
うにして、1枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ
8によって、トップセンサ15を通過後に、プロセスカ
ートリッジ9内の感光ドラム10と転写ローラ11との
間(ニップ)に送られる。なお、プリント命令は、不図
示のパソコン等から画像情報が送られてきたりしたとき
に、コントローラボード13を介して発生する。給送さ
れたシートPの先端がトップセンサー15によって検知
されると、設定されたトップマージン(シート先端と画
像最先端のすきま)が確保されるタイミングで、レーザ
ースキャナユニット14から画像情報をビットイメージ
にしたもの(レーザー光)が感光ドラム上に照射され、
そのビットイメージに従って感光ドラム10上にトナー
画像が形成される。感光ドラム10上に形成されたトナ
ー画像は、感光ドラム10と転写ローラ11とのニップ
でシートPに転写される。そして、トナー画像が転写さ
れたシートPは、定着ユニット12に送られ、定着ユニ
ット12によって加熱加圧される。これによって、シー
トPにトナー画像が半永久的にに定着される。
成部2がプリント命令を受けると、給紙ローラ6が回転
する。給紙ローラ6とともに搬送された複数枚のシート
のうち上から1枚目以外は、給送ユニット5内の摩擦片
7によってくい止められ、カセット4内に残る。このよ
うにして、1枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ
8によって、トップセンサ15を通過後に、プロセスカ
ートリッジ9内の感光ドラム10と転写ローラ11との
間(ニップ)に送られる。なお、プリント命令は、不図
示のパソコン等から画像情報が送られてきたりしたとき
に、コントローラボード13を介して発生する。給送さ
れたシートPの先端がトップセンサー15によって検知
されると、設定されたトップマージン(シート先端と画
像最先端のすきま)が確保されるタイミングで、レーザ
ースキャナユニット14から画像情報をビットイメージ
にしたもの(レーザー光)が感光ドラム上に照射され、
そのビットイメージに従って感光ドラム10上にトナー
画像が形成される。感光ドラム10上に形成されたトナ
ー画像は、感光ドラム10と転写ローラ11とのニップ
でシートPに転写される。そして、トナー画像が転写さ
れたシートPは、定着ユニット12に送られ、定着ユニ
ット12によって加熱加圧される。これによって、シー
トPにトナー画像が半永久的にに定着される。
【0028】定着ユニット12後、シートPは定着後ロ
ーラ16と対向する第1のコロ17aのニップに送ら
れ、排出ガイド18、フラッパ19を介して、シート排
出部20に送られる。このときフラッパ19の位置は図
1の実線の位置である。コントローラボード13が片面
印字の信号を受けていた場合、シートPは排出ローラ2
1及び排出コロ22によって挟持搬送され排出積載台2
3に排出される。ここで、片面印字の信号とは、プリン
ト信号や画像信号と同様に不図示のパソコン等がコント
ローラボード13に送られる信号である。
ーラ16と対向する第1のコロ17aのニップに送ら
れ、排出ガイド18、フラッパ19を介して、シート排
出部20に送られる。このときフラッパ19の位置は図
1の実線の位置である。コントローラボード13が片面
印字の信号を受けていた場合、シートPは排出ローラ2
1及び排出コロ22によって挟持搬送され排出積載台2
3に排出される。ここで、片面印字の信号とは、プリン
ト信号や画像信号と同様に不図示のパソコン等がコント
ローラボード13に送られる信号である。
【0029】コントローラボード13が両面印字の信号
を受けていた場合、排出ローラ21はシート後端がフラ
ッパ19先端を抜けた後に逆回転し、フラッパ19が2
点鎖線の位置(図1)に移動する。これによって、シー
トPは引き続きシート再給紙搬送部3に送られる。この
排出ローラ21は他のローラと独立した不図示のモータ
によって駆動されている。
を受けていた場合、排出ローラ21はシート後端がフラ
ッパ19先端を抜けた後に逆回転し、フラッパ19が2
点鎖線の位置(図1)に移動する。これによって、シー
トPは引き続きシート再給紙搬送部3に送られる。この
排出ローラ21は他のローラと独立した不図示のモータ
によって駆動されている。
【0030】次にシート再給紙搬送部3の構成及び作用
を述べる。ここで、シート再給紙搬送部3は排出ローラ
21対から始まって、カセット4からの搬送路との合流
点22に至るまでの紙搬送路を中心に構成される。
を述べる。ここで、シート再給紙搬送部3は排出ローラ
21対から始まって、カセット4からの搬送路との合流
点22に至るまでの紙搬送路を中心に構成される。
【0031】シート再給紙搬送部3はフラッパ19、定
着後ローラ16に対向する第2のコロ17b、搬送パス
24、斜送コロ25・基準板26を含む横レジ補正部2
7、再給紙ローラ対28から主に構成されている。
着後ローラ16に対向する第2のコロ17b、搬送パス
24、斜送コロ25・基準板26を含む横レジ補正部2
7、再給紙ローラ対28から主に構成されている。
【0032】両面印字信号を受けると、排出ローラ21
が逆転し、フラッパ19の位置が変わることによって、
シートPは先端後端が逆転した状態で搬送パス24を通
って横レジ補正部27へ搬送される。
が逆転し、フラッパ19の位置が変わることによって、
シートPは先端後端が逆転した状態で搬送パス24を通
って横レジ補正部27へ搬送される。
【0033】横レジ補正部27に到達したシートPは、
傾いた斜送コロ25によって斜送力が働くため、搬送さ
れながら基準板25側に近づいていく。ついにはシート
Pは基準板25に到達して突き当たり、シート端部が基
準板25に沿って搬送され、斜行やずれがのない正しい
位置に補正される。
傾いた斜送コロ25によって斜送力が働くため、搬送さ
れながら基準板25側に近づいていく。ついにはシート
Pは基準板25に到達して突き当たり、シート端部が基
準板25に沿って搬送され、斜行やずれがのない正しい
位置に補正される。
【0034】以上のように横レジ補正されたシートP
は、再給紙ローラ28によって再び搬送ローラ8に送り
込まれ、トップセンサ14通過後に、感光ドラム10と
転写ローラ11のニップに導入される。シート上には、
トップセンサ15によってある量のトップマージンが確
保されるようなタイミングで2面目の画像が形成され
る。このトップマージンについては後述する。画像が形
成されたシートは1面目と同様に定着ユニット12に導
入され、シート上の画像が定着される。シートはシート
排出部20に送られシート排出台23に積載される。
は、再給紙ローラ28によって再び搬送ローラ8に送り
込まれ、トップセンサ14通過後に、感光ドラム10と
転写ローラ11のニップに導入される。シート上には、
トップセンサ15によってある量のトップマージンが確
保されるようなタイミングで2面目の画像が形成され
る。このトップマージンについては後述する。画像が形
成されたシートは1面目と同様に定着ユニット12に導
入され、シート上の画像が定着される。シートはシート
排出部20に送られシート排出台23に積載される。
【0035】本実施形態の画像形成装置では、2面目印
字を行うシートはスイッチバックしたのち、1面目の後
端から画像形成部に搬送される。このような機構では、
図2に示すように、2面目の画像は先頭行が最後に形成
される。そのため、1面目のトップマージンと2面目の
ボトムマージンが異なると、印刷物として、1、2面目
の先頭行の位置がずれてしまい、体裁が悪くなってしま
う。
字を行うシートはスイッチバックしたのち、1面目の後
端から画像形成部に搬送される。このような機構では、
図2に示すように、2面目の画像は先頭行が最後に形成
される。そのため、1面目のトップマージンと2面目の
ボトムマージンが異なると、印刷物として、1、2面目
の先頭行の位置がずれてしまい、体裁が悪くなってしま
う。
【0036】従来例のように1面目を基準としてトップ
マージン=ボトムマージンと設定し、1面目も2面目も
同じトップマージンになるように画像位置を調整した場
合、画像長さが常に同一であれば、印刷物の体裁は保た
れる。しかし、以下の理由で1面と2面で画像長さは同
じではない。
マージン=ボトムマージンと設定し、1面目も2面目も
同じトップマージンになるように画像位置を調整した場
合、画像長さが常に同一であれば、印刷物の体裁は保た
れる。しかし、以下の理由で1面と2面で画像長さは同
じではない。
【0037】本実施形態の給送ユニット5は前述のよう
に摩擦片7による分離方式であり、分離給送されたシー
トは摩擦片7を摺動するため、非常に大きい摩擦抵抗力
がシートにかかる。すなわち、1面目では、シートには
その後端が給送ユニット5を抜けるまで、大きなバック
テンションがかかることとなる。そのため、シートの搬
送速度は搬送ローラ8の送り出しスピードよりもわずか
に遅くなってしまう。一方、2面目のシートではほとん
どバックテンションがかからないので、シートの搬送速
度は搬送ローラ8速度とほぼ同一である。2面目のシー
トは1面目のシートより感光ドラム10と転写ローラ1
1のニップを少し早く通過してしまうので、画像がわず
かに伸びてしまう傾向がある。
に摩擦片7による分離方式であり、分離給送されたシー
トは摩擦片7を摺動するため、非常に大きい摩擦抵抗力
がシートにかかる。すなわち、1面目では、シートには
その後端が給送ユニット5を抜けるまで、大きなバック
テンションがかかることとなる。そのため、シートの搬
送速度は搬送ローラ8の送り出しスピードよりもわずか
に遅くなってしまう。一方、2面目のシートではほとん
どバックテンションがかからないので、シートの搬送速
度は搬送ローラ8速度とほぼ同一である。2面目のシー
トは1面目のシートより感光ドラム10と転写ローラ1
1のニップを少し早く通過してしまうので、画像がわず
かに伸びてしまう傾向がある。
【0038】従来例のように1面目を基準として、トッ
プマージン=ボトムマージンと設定すると、2面目の画
像のびの影響で、2面目のボトムマージンが1面目のト
ップマージンより小さくなってしまう。印刷物としては
2面目の先頭行のすきまが1面目の物よりも小さくなっ
てしまい,体裁は決して良いとはいえない。
プマージン=ボトムマージンと設定すると、2面目の画
像のびの影響で、2面目のボトムマージンが1面目のト
ップマージンより小さくなってしまう。印刷物としては
2面目の先頭行のすきまが1面目の物よりも小さくなっ
てしまい,体裁は決して良いとはいえない。
【0039】そこで,本実施形態に於いては,1面目の
トップマージン=2面目のボトムマージンとなるよう
に,画像位置を制御した。図3a〜cを用いて、具体的
な数値で詳細に説明する。
トップマージン=2面目のボトムマージンとなるよう
に,画像位置を制御した。図3a〜cを用いて、具体的
な数値で詳細に説明する。
【0040】2面目の画像のびは搬送ローラの搬送力と
摩擦片のバックテンションによって決まり,この値は一
定である。本実施形態では2面目の画像は1面目に比べ
0.3%軽度伸びる物とする。ここで,図3aのように
長さ300mmのシートを想定し,1面目を基準にトッ
プマージンとボトムマージンをそれぞれ5mmに設定す
る。1面目の画像長さは290mmで,2面目は伸びを
含め約290.9mmとなる。従来例のように画像位置
を制御すると、2面目はトップマージンが5mm、ボト
ムマージンが4.1mmとり、1面目と2面目とで先頭
行においてずれが生じる。本実施形態は、図3cのよう
に、2面目のトップマージンを0.9mm少なく設定す
ることで、2面目のボトムマージンが5mmになるよう
な画像位置制御方法を用いた。このように、画像のび分
2面目のトップマージンを少なくすることで、1面目の
トップマージンと2面目のボトムマージンを一致させ、
体裁の良い印刷物をつくることができる。
摩擦片のバックテンションによって決まり,この値は一
定である。本実施形態では2面目の画像は1面目に比べ
0.3%軽度伸びる物とする。ここで,図3aのように
長さ300mmのシートを想定し,1面目を基準にトッ
プマージンとボトムマージンをそれぞれ5mmに設定す
る。1面目の画像長さは290mmで,2面目は伸びを
含め約290.9mmとなる。従来例のように画像位置
を制御すると、2面目はトップマージンが5mm、ボト
ムマージンが4.1mmとり、1面目と2面目とで先頭
行においてずれが生じる。本実施形態は、図3cのよう
に、2面目のトップマージンを0.9mm少なく設定す
ることで、2面目のボトムマージンが5mmになるよう
な画像位置制御方法を用いた。このように、画像のび分
2面目のトップマージンを少なくすることで、1面目の
トップマージンと2面目のボトムマージンを一致させ、
体裁の良い印刷物をつくることができる。
【0041】ここで、用いた具体的な数字はあくまでも
例であり、数字が異なっても同様な考え方ができるのは
いうまでもない。また、本実施形態では、紙サイズに従
って0.3%に相当する長さだけ2面目のトップマージ
ンを移動させたが、画像を0.3%縮小して、2面目の
ボトムマージンを1面目のトップマージンに合わせても
良い。また、本実施形態では摩擦分離方式の給送ユニッ
トを例として挙げたが、1面目と2面目の画像に差があ
れば、本実施形態同様な考え方は適用できる。
例であり、数字が異なっても同様な考え方ができるのは
いうまでもない。また、本実施形態では、紙サイズに従
って0.3%に相当する長さだけ2面目のトップマージ
ンを移動させたが、画像を0.3%縮小して、2面目の
ボトムマージンを1面目のトップマージンに合わせても
良い。また、本実施形態では摩擦分離方式の給送ユニッ
トを例として挙げたが、1面目と2面目の画像に差があ
れば、本実施形態同様な考え方は適用できる。
【0042】(第2の実施形態)第2の実施形態を説明
する。本実施形態のレーザープリンタ1は第1の実施形
態とほとんど同じ物である。本実施形態に於いて、定着
ユニット12が特徴的であるので、図4及び表1を用い
て、構成・作用を説明する。
する。本実施形態のレーザープリンタ1は第1の実施形
態とほとんど同じ物である。本実施形態に於いて、定着
ユニット12が特徴的であるので、図4及び表1を用い
て、構成・作用を説明する。
【0043】本実施形態に於いて、定着ユニット12は
フィルム加熱方式を用いている。フィルム加熱方式の定
着ユニットは、細長面状のヒータ121に耐熱性フィル
ム122を挟んで加圧ローラ123が圧接した構成のも
のである。この定着ユニット12では、不図示の駆動装
置により加圧ローラ123が駆動され、フィルム122
が従動回転する。シートはフィルム122と加圧ローラ
123の間のニップ部125に導入され、加圧されつつ
搬送される。シートがニップ部125を通過するときヒ
ータ121が加熱され、それによってトナー像Tが定着
される。
フィルム加熱方式を用いている。フィルム加熱方式の定
着ユニットは、細長面状のヒータ121に耐熱性フィル
ム122を挟んで加圧ローラ123が圧接した構成のも
のである。この定着ユニット12では、不図示の駆動装
置により加圧ローラ123が駆動され、フィルム122
が従動回転する。シートはフィルム122と加圧ローラ
123の間のニップ部125に導入され、加圧されつつ
搬送される。シートがニップ部125を通過するときヒ
ータ121が加熱され、それによってトナー像Tが定着
される。
【0044】また、ヒータ上に配置したサーミスタなど
の温度検知素子126はヒータ121の温度を検知する
ことができる。この温度検知素子126による温度情報
をもとにヒータ121は適切な温度に調節、制御され
る。
の温度検知素子126はヒータ121の温度を検知する
ことができる。この温度検知素子126による温度情報
をもとにヒータ121は適切な温度に調節、制御され
る。
【0045】ここで、適切な温度とは主に加圧ローラ1
23の温度に依存する。朝一状態など、加圧ローラ12
3の温度が低い場合、定着ユニット内のニップ125の
温度を上げるため、ヒータ121は高い温度に制御され
る。
23の温度に依存する。朝一状態など、加圧ローラ12
3の温度が低い場合、定着ユニット内のニップ125の
温度を上げるため、ヒータ121は高い温度に制御され
る。
【0046】また、連続通紙後など加圧ローラ123の
温度が高い場合など、ヒータ121は低い温度に制御さ
れる。加圧ローラの温度はヒータ発熱前の初期の温度と
通紙枚数によってほぼ一意に決定される。ヒータ発熱前
の加圧ローラの温度は、ヒータの温度とほぼ同一なの
で、温度検知素子によって検知可態である。通紙枚数は
コントローラボード13上にカウントされる。表1は本
実施形態のレーザープリンタ1のヒータ制御温度と通紙
枚数の関係を示したものである。参考にそのときの類推
される加圧ローラ温度を併記する。
温度が高い場合など、ヒータ121は低い温度に制御さ
れる。加圧ローラの温度はヒータ発熱前の初期の温度と
通紙枚数によってほぼ一意に決定される。ヒータ発熱前
の加圧ローラの温度は、ヒータの温度とほぼ同一なの
で、温度検知素子によって検知可態である。通紙枚数は
コントローラボード13上にカウントされる。表1は本
実施形態のレーザープリンタ1のヒータ制御温度と通紙
枚数の関係を示したものである。参考にそのときの類推
される加圧ローラ温度を併記する。
【0047】このようなフィルム加熱方式の定着ユニッ
トの場合、通紙していく内に画像長さが変化する場合が
ある。シートは感光ドラム10と転写ローラ11のニッ
プを抜けたあと、定着ユニット12によって搬送され
る。定着ユニット内の加圧ローラ123は熱によって膨
張するので、温度の低い朝一状態とかなり加熱された連
続通紙後とではシートの搬送速度が異なる。連続通紙後
において、搬送速度が速くなるので、画像は通紙してい
くとだんだん伸びていく傾向にある。
トの場合、通紙していく内に画像長さが変化する場合が
ある。シートは感光ドラム10と転写ローラ11のニッ
プを抜けたあと、定着ユニット12によって搬送され
る。定着ユニット内の加圧ローラ123は熱によって膨
張するので、温度の低い朝一状態とかなり加熱された連
続通紙後とではシートの搬送速度が異なる。連続通紙後
において、搬送速度が速くなるので、画像は通紙してい
くとだんだん伸びていく傾向にある。
【0048】従来例のように朝一状態を基準として、ト
ップマージン=ボトムマージンと設定すると、通紙によ
る画像のびの影響で、2面目のボトムマージンが1面目
のトップマージンより次第に小さくなってきてしまう。
連続通紙後には、印刷物としては2面目の先頭行のすき
まが1面目の物よりも小さくなってしまい,体裁は決し
て良いとはいえない。
ップマージン=ボトムマージンと設定すると、通紙によ
る画像のびの影響で、2面目のボトムマージンが1面目
のトップマージンより次第に小さくなってきてしまう。
連続通紙後には、印刷物としては2面目の先頭行のすき
まが1面目の物よりも小さくなってしまい,体裁は決し
て良いとはいえない。
【0049】そこで,本実施形態に於いては,連続通紙
後においても2面目のボトムマージン=1面目のトップ
マージンとなるように、画像位置を制御した。図4・図
5及び表1・表2を用いて詳細に説明する。
後においても2面目のボトムマージン=1面目のトップ
マージンとなるように、画像位置を制御した。図4・図
5及び表1・表2を用いて詳細に説明する。
【0050】連続通紙後の加圧ローラの膨張量は、加圧
ローラの温度によって決まる。前述のようにヒータの温
度を制御するのに、表1をもって加圧ローラの温度は類
推できる。そこで、表1を用いれば、加圧ローラ温度か
ら加圧ローラ膨張量を類推し、この膨張量から連続通紙
後の画像ののび量も類推される。表2は表1に画像のび
量を加えた物である。表2をもとにコントローラボード
が2面目のトップマージンを、画像のび分だけ少なくす
るように画像位置を制御すれば、実施形態1と同様に、
1面目のトップマージン=2面目のボトムマージンとす
ることができ、連続通紙後においても体裁の良い印刷物
を作成することができる(図5参照)。
ローラの温度によって決まる。前述のようにヒータの温
度を制御するのに、表1をもって加圧ローラの温度は類
推できる。そこで、表1を用いれば、加圧ローラ温度か
ら加圧ローラ膨張量を類推し、この膨張量から連続通紙
後の画像ののび量も類推される。表2は表1に画像のび
量を加えた物である。表2をもとにコントローラボード
が2面目のトップマージンを、画像のび分だけ少なくす
るように画像位置を制御すれば、実施形態1と同様に、
1面目のトップマージン=2面目のボトムマージンとす
ることができ、連続通紙後においても体裁の良い印刷物
を作成することができる(図5参照)。
【0051】ここで、用いた具体的な数字はあくまでも
例であり、定着ユニットの諸寸法や材質などによって数
字が異なっても同様な考え方ができるのはいうまでもな
い。また、本実施形態では、画像のび分に相当する長さ
だけ2面目のトップマージンを移動させたが、画像を画
像のび分だけ縮小して、2面目のボトムマージンを1面
目のトップマージンに合わせても良い。また、本実施形
態ではフィルム加熱方式の定着ユニットを例として挙げ
たが、熱膨張により画像がのびる定着ユニットであれ
ば、本実施形態同様な考え方は適用できる。また、本実
施形態と実施形態1を組み合わせ、2面目のボトムマー
ジンを1面目のトップマージンに合わせても良いのはい
うまでもない。
例であり、定着ユニットの諸寸法や材質などによって数
字が異なっても同様な考え方ができるのはいうまでもな
い。また、本実施形態では、画像のび分に相当する長さ
だけ2面目のトップマージンを移動させたが、画像を画
像のび分だけ縮小して、2面目のボトムマージンを1面
目のトップマージンに合わせても良い。また、本実施形
態ではフィルム加熱方式の定着ユニットを例として挙げ
たが、熱膨張により画像がのびる定着ユニットであれ
ば、本実施形態同様な考え方は適用できる。また、本実
施形態と実施形態1を組み合わせ、2面目のボトムマー
ジンを1面目のトップマージンに合わせても良いのはい
うまでもない。
【0052】(第3の実施形態)第3の実施形態を説明
する。本実施形態のレーザープリンタ1は第1の実施形
態とほとんど同じ物である。本実施形態に於いて画像位
置制御方法だけ特徴的なので、それのみ説明する。
する。本実施形態のレーザープリンタ1は第1の実施形
態とほとんど同じ物である。本実施形態に於いて画像位
置制御方法だけ特徴的なので、それのみ説明する。
【0053】本実施形態では、2面目印字を行う直前の
シートPの先端がトップセンサ15を倒し、後端がぬけ
るまでの時間を測長する。このシートPの通過時間を元
に次の2面目印字を行うシートP2の画像のび量を類推
し、1面目のトップマージンと2面目のボトムマージン
が同一になるよう画像位置を制御する。以下に更に具体
的に説明する。図6に本実施形態の簡略的なフローチャ
ートを示す。
シートPの先端がトップセンサ15を倒し、後端がぬけ
るまでの時間を測長する。このシートPの通過時間を元
に次の2面目印字を行うシートP2の画像のび量を類推
し、1面目のトップマージンと2面目のボトムマージン
が同一になるよう画像位置を制御する。以下に更に具体
的に説明する。図6に本実施形態の簡略的なフローチャ
ートを示す。
【0054】ここで、Pn,mをn面目のm枚目のシー
トとする。すなわち1面目の1枚日のシートは
P1,1、2面目の15枚目のシートはP2,15とい
うように記述する。また、シートPn,mがトップセン
サ15を通過する時間をTn,m、基準となるシートP
1,1に対してのシートPn,mの画像のびをLn,m
(%)というように記述する。
トとする。すなわち1面目の1枚日のシートは
P1,1、2面目の15枚目のシートはP2,15とい
うように記述する。また、シートPn,mがトップセン
サ15を通過する時間をTn,m、基準となるシートP
1,1に対してのシートPn,mの画像のびをLn,m
(%)というように記述する。
【0055】まず、シートP2,1すなわち2面目の1
枚日のシートについて考える。シートP2,1は実施形
態1及び実施形態2の考え方を用いて、画像のびL
2,1(%)を規定する。このL2,1分シートP
2,1のトップマージンをずらせば、1面目と2面目で
先頭行のずれのない体裁の良い印刷物を提供できる。こ
こで、シートP2,1の通過時間T2,1をコントロー
ラボード13内に記憶する。
枚日のシートについて考える。シートP2,1は実施形
態1及び実施形態2の考え方を用いて、画像のびL
2,1(%)を規定する。このL2,1分シートP
2,1のトップマージンをずらせば、1面目と2面目で
先頭行のずれのない体裁の良い印刷物を提供できる。こ
こで、シートP2,1の通過時間T2,1をコントロー
ラボード13内に記憶する。
【0056】シートP2,2についても同様に実施形態
1、2よりL2,2を規定し、L2 ,2分トップマージ
ンをずらす。同様にT2,2を記憶する。
1、2よりL2,2を規定し、L2 ,2分トップマージ
ンをずらす。同様にT2,2を記憶する。
【0057】シートP2,3について、記憶したT
2,1及びT2,2を用いて、画像のび分L2,3を類
推することが出来る。T2,2−T2,1は通紙によっ
て画像が伸びていく分であり、次のシートP2,3の通
過時間も同じだけ伸びていくと仮定すると、この仮定に
よって推測される通過時間T’2,3はT’2,3=T
2,2+(T2,2−T2,1)であり、推測される画
像のびは L2,3=(T’2,3−T1,1)/T1,1×10
0=(2・T2,2−T2,1−T1,1)/T1,1
×100 (画像のびLは1面目1枚日の画像長さに対しての比率
であるから、通過時間の増加分とP1,1の通過時間の
比率で表される)である。このL2,3をもとに2面目
のトップマージンをずらし、またT2,3を記憶する。
2,1及びT2,2を用いて、画像のび分L2,3を類
推することが出来る。T2,2−T2,1は通紙によっ
て画像が伸びていく分であり、次のシートP2,3の通
過時間も同じだけ伸びていくと仮定すると、この仮定に
よって推測される通過時間T’2,3はT’2,3=T
2,2+(T2,2−T2,1)であり、推測される画
像のびは L2,3=(T’2,3−T1,1)/T1,1×10
0=(2・T2,2−T2,1−T1,1)/T1,1
×100 (画像のびLは1面目1枚日の画像長さに対しての比率
であるから、通過時間の増加分とP1,1の通過時間の
比率で表される)である。このL2,3をもとに2面目
のトップマージンをずらし、またT2,3を記憶する。
【0058】以上より、m枚目の画像のびは
L2,m=(2・T2,m−1−T2,m−2−T
1,1)/T1,1×100 で表すことが可能であり、2面目のトップマージンをL
2,m分ずらすように画像位置を制御すれば、通紙枚数
にかかわらず、1面目と2面目で先頭行のずれのない体
裁の良い印刷物を提供できる。
1,1)/T1,1×100 で表すことが可能であり、2面目のトップマージンをL
2,m分ずらすように画像位置を制御すれば、通紙枚数
にかかわらず、1面目と2面目で先頭行のずれのない体
裁の良い印刷物を提供できる。
【0059】ここで、用いた方法はあくまでも例であ
り、2面目のシートの通過時間を計測することによって
1面と2面の搬送スピードを実測して画像のびを類推
し、これを元に1面目のトップマージンと2面目のボト
ムマージンを一致させるような画像位置制御であれば本
実施形態の趣旨は満たされる。また、本実施形態では、
画像のび分に相当する長さだけ2面目のトップマージン
を移動させたが、画像を画像のび分だけ縮小して、2面
目のボトムマージンを1面目のトップマージンに合わせ
ても良い。
り、2面目のシートの通過時間を計測することによって
1面と2面の搬送スピードを実測して画像のびを類推
し、これを元に1面目のトップマージンと2面目のボト
ムマージンを一致させるような画像位置制御であれば本
実施形態の趣旨は満たされる。また、本実施形態では、
画像のび分に相当する長さだけ2面目のトップマージン
を移動させたが、画像を画像のび分だけ縮小して、2面
目のボトムマージンを1面目のトップマージンに合わせ
ても良い。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1面目のトップマージンと2面目のボトムマージンを一
致させ、体裁の良い印刷物をつくることができる。
1面目のトップマージンと2面目のボトムマージンを一
致させ、体裁の良い印刷物をつくることができる。
【図1】実施形態1〜3を表すレーザービームプリンタ
の横断面図。
の横断面図。
【図2】2面目の印刷物の向きを説明する図。
【図3】実施形態1の作用・効果を説明する図。
【図4】実施形態2の定着ユニットの横断面図。
【図5】実施形態2の作用・効果を説明する図。
【図6】実施形態3を表すフローチャート。
1 レーザービームプリンタ
2 画像形成部
3 再給紙搬送部
4 カセット
5 給送ユニット
6 給紙ローラ
7 摩擦片
8 搬送ローラ
10 感光ドラム
11 転写ローラ
12 定着ユニット
13 コントローラボード
15 トップセンサ
121 ヒータ
122 フィルム
123 加圧ローラ
126 温度検知素子
Claims (9)
- 【請求項1】 画像形成部と、シート第1面目を画像形
成したのちにシート第2面目に画像を形成するためシー
ト先端後端を入れ替えて再び該画像形成部に搬送する再
給紙搬送部と、シート上の画像の位置を制御する画像位
置制御手段、を有する両面画像形成装置に於いて、 第2面目におけるシート搬送方向でのシート後端と画像
後端部の距離が、 第1面目におけるシート搬送方向でのシート先端と画像
先端部の距離と同じになるように画像位置を制御したこ
とを特徴とする両面画像形成装置。 - 【請求項2】 第1面目のシートと第2面目のシートと
で該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形成装
置に於いて、 第2面目におけるシート搬送方向の画像位置ずらし量
を、該通過スピードによって生じる第1面目と第2面目
の画像長さの差としたことを特徴とする請求項1記載の
両面画像形成装置。 - 【請求項3】 第1面目のシートと第2面目のシートと
で該画像形成部の通過スピードが異なる両面画像形成装
置に於いて、 第2面目におけるシート搬送方向の画像長さの縮小率ま
たは拡大率を、第1面目と第2面目の該画像形成部おけ
る通過スピードの比から算出したことを特徴とする請求
項1記載の両面画像形成装置。 - 【請求項4】 シート積載部と該シート積載部からシー
トを1枚ずつ分離給送する給送ユニットを有し、該給送
ユニットの分離手段は給紙ローラと摩擦片を用いた摩擦
分離方式である請求項2、3記載の両面画像形成装置。 - 【請求項5】 シートを複数枚連続通紙していく内に該
画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像形成
装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目のシート
搬送方向の画像位置ずらし量を、該ある通紙枚数での画
像長さと基準となる画像長さとの差としたことを特徴と
する請求項1〜4記載の両面画像形成装置。 - 【請求項6】 シートを複数枚連続通紙していく内に該
画像形成部の通過スピードが異なっていく両面画像形成
装置に於いて、ある通紙枚数における第2面目の画像長
さの縮小率または拡大率を、該ある通紙枚数での該画像
形成部通過スピードと、基準となる該画像形成部通過ス
ピードとの比から算出したことを特徴とする請求項1〜
4記載の両面画像形成装置。 - 【請求項7】 画像形成手段が電子写真方式で、定着ユ
ニットを有し、法定着ユニット内に加圧ローラと、該加
圧ローラの初期温度測定手段を有し、前記ある通紙枚数
における画像位置のずらし量または画像長さの縮小・拡
大率が、該加圧ローラの初期温度と通紙枚数によって算
出される事を特徴とする請求項5、6記載の両面画像形
成装置。 - 【請求項8】 該定着ユニットは細長面状のヒータとフ
ィルムを有し、該加圧ローラによって駆動されるフィル
ム加熱方式の定着装置であることを特徴とした請求項7
記載の両面画像形成装置。 - 【請求項9】 該画像形成部の通過時間を測定できる通
過時間検知手段を有し、前記ある通紙枚数における画像
位置のずらし量または画像長さの縮小・拡大率が、 前記ある通紙枚数より前に画像形成部を通過した第2面
目のシートの通過時間を元に、算出されることを特徴と
する請求項5〜8記載の両面画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112902A JP2003307880A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 両面画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112902A JP2003307880A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 両面画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003307880A true JP2003307880A (ja) | 2003-10-31 |
Family
ID=29395235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002112902A Withdrawn JP2003307880A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | 両面画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003307880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010191273A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002112902A patent/JP2003307880A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010191273A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
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