JP2003306485A - ジアゾ化合物 - Google Patents
ジアゾ化合物Info
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- JP2003306485A JP2003306485A JP2002112308A JP2002112308A JP2003306485A JP 2003306485 A JP2003306485 A JP 2003306485A JP 2002112308 A JP2002112308 A JP 2002112308A JP 2002112308 A JP2002112308 A JP 2002112308A JP 2003306485 A JP2003306485 A JP 2003306485A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アゾ色素の合成中間体、分析試薬、あるいは
感熱記録材料用素材に有用な、新規なジアゾ化合物を提
供すること。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される化合物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうち少なくとも一
つは-N2 +X-を示し、残りのうち少なくとも一つは置換基
を有していてもよいアルコキシ又はアリールオキシ基を
示し、その他は水素原子又は一価の置換基を示す。X-は
アニオンを示す。)
感熱記録材料用素材に有用な、新規なジアゾ化合物を提
供すること。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される化合物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうち少なくとも一
つは-N2 +X-を示し、残りのうち少なくとも一つは置換基
を有していてもよいアルコキシ又はアリールオキシ基を
示し、その他は水素原子又は一価の置換基を示す。X-は
アニオンを示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アゾ色素の合成中
間体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用素材等として
有用なジアゾ化合物に関する。
間体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用素材等として
有用なジアゾ化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアゾ化合物はアゾ色素の重要な合成中
間体として知られている。アゾ色素の合成法については
従来から種々の方法が知られており、「新実験化学講
座」(丸善株式会社)14−III巻1516〜1534頁
に記載されているように、酸化反応による合成、還元反
応による合成、置換反応による合成、付加反応による合
成、縮合反応による合成、その他の合成法が知られてい
る。しかしながら、アゾ色素の工業的製造方法として広
く利用されているのは、原料の入手容易性、コスト、収
率等の点から、ジアゾニウム塩とアニリン、フェノール
等のカプラーをアゾカップリングさせて製造する方法が
ほとんどである。
間体として知られている。アゾ色素の合成法については
従来から種々の方法が知られており、「新実験化学講
座」(丸善株式会社)14−III巻1516〜1534頁
に記載されているように、酸化反応による合成、還元反
応による合成、置換反応による合成、付加反応による合
成、縮合反応による合成、その他の合成法が知られてい
る。しかしながら、アゾ色素の工業的製造方法として広
く利用されているのは、原料の入手容易性、コスト、収
率等の点から、ジアゾニウム塩とアニリン、フェノール
等のカプラーをアゾカップリングさせて製造する方法が
ほとんどである。
【0003】また、ジアゾニウム塩は、ビリルビンの定
量分析のための分析試薬としても知られており、重要な
化合物である。これに関しては、特開平11−2285
17号公報に記載がある。
量分析のための分析試薬としても知られており、重要な
化合物である。これに関しては、特開平11−2285
17号公報に記載がある。
【0004】また、ジアゾ化合物は非常に化学的活性の
高い化合物であり、フェノール誘導体や、活性メチレン
基を有する、所謂、カプラーと呼ばれる化合物と反応し
て、容易にアゾ染料を形成するとともに、感光性をも有
し、光照射によって分解し、その活性を失う。そこで、
ジアゾ化合物は、ジアゾコピーに代表される光記録材料
として古くから利用されている(日本写真学会編「写真
工学の基礎−非銀塩写真編−」コロナ社(1982)P
89〜P117、P182〜P201参照)。
高い化合物であり、フェノール誘導体や、活性メチレン
基を有する、所謂、カプラーと呼ばれる化合物と反応し
て、容易にアゾ染料を形成するとともに、感光性をも有
し、光照射によって分解し、その活性を失う。そこで、
ジアゾ化合物は、ジアゾコピーに代表される光記録材料
として古くから利用されている(日本写真学会編「写真
工学の基礎−非銀塩写真編−」コロナ社(1982)P
89〜P117、P182〜P201参照)。
【0005】このようなジアゾ化合物の例として、クマ
リンジアゾニウム塩がいくつか知られている。以下に公
知のクマリンを母核とするジアゾ化合物について例示す
る。J.Chem.Soc.85(1904)1233にはクマリン-6-ジアゾニ
ウムクロリド等が、J.Heterocycl.Chem.24(1987)1041に
は4-メチルクマリン-7-ジアゾニウムクロリドが、J.Am.
Chem.Soc.67(1945)909には4-ヒドロキシクマリン-3-ジ
アゾニウムベタイン等が、J.Heterocycl.Chem.19(1982)
129には4-ヒドロキシ-6-ニトロクマリン-3-ジアゾニウ
ムベタイン等が、J.Indian Chem.Soc12(1935)793には3,
4-ジメチル-7-ヒドロキシクマリン-8-ジアゾニウムベタ
イン等が記載されている。
リンジアゾニウム塩がいくつか知られている。以下に公
知のクマリンを母核とするジアゾ化合物について例示す
る。J.Chem.Soc.85(1904)1233にはクマリン-6-ジアゾニ
ウムクロリド等が、J.Heterocycl.Chem.24(1987)1041に
は4-メチルクマリン-7-ジアゾニウムクロリドが、J.Am.
Chem.Soc.67(1945)909には4-ヒドロキシクマリン-3-ジ
アゾニウムベタイン等が、J.Heterocycl.Chem.19(1982)
129には4-ヒドロキシ-6-ニトロクマリン-3-ジアゾニウ
ムベタイン等が、J.Indian Chem.Soc12(1935)793には3,
4-ジメチル-7-ヒドロキシクマリン-8-ジアゾニウムベタ
イン等が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アゾ
色素の合成中間体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用
素材に有用な、新規なジアゾ化合物を提供することにあ
る。
色素の合成中間体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用
素材に有用な、新規なジアゾ化合物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者は鋭意研究を行った結果、上記の目的を達成し得る新
規な化合物の合成に成功し、本発明を完成した。即ち、
本発明は、次のものを提供するものである。 <1>下記一般式(I)で表される化合物。
者は鋭意研究を行った結果、上記の目的を達成し得る新
規な化合物の合成に成功し、本発明を完成した。即ち、
本発明は、次のものを提供するものである。 <1>下記一般式(I)で表される化合物。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうち
少なくとも一つは-N2 +X-を示し、残りのうち少なくとも
一つは置換基を有していてもよいアルコキシ又はアリー
ルオキシ基を示し、その他は水素原子又は一価の置換基
を示す。X-はアニオンを示す。)
少なくとも一つは-N2 +X-を示し、残りのうち少なくとも
一つは置換基を有していてもよいアルコキシ又はアリー
ルオキシ基を示し、その他は水素原子又は一価の置換基
を示す。X-はアニオンを示す。)
【0010】<2>一般式(I)中、R3が-N2 +X-である
<1>記載の化合物。
<1>記載の化合物。
【0011】<3>一般式(I)中、R1が-N2 +X-である
<1>記載の化合物。
<1>記載の化合物。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 <一般式(I)で表される化合物>本発明の化合物は、次
の一般式(I)で表されるものである。
する。 <一般式(I)で表される化合物>本発明の化合物は、次
の一般式(I)で表されるものである。
【0013】
【化3】
【0014】R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうち少なくと
も一つは-N2 +X-を表す。-N2 +はジアゾニオ基を表す。X-
で表されるアニオンは、無機アニオン、有機アニオンの
いずれでも良い。該無機アニオンとしては例えば、ヘキ
サフルオロリン酸イオン、ホウフッ化水素酸イオン、塩
化物イオン、硫酸イオンが好ましいものとして挙げら
れ、なかでも、ヘキサフルオロリン酸イオン、ホウフッ
化水素酸イオンが特に好ましい。また、該有機アニオン
としては、例えばポリフルオロアルキルカルボン酸イオ
ン、ポリフルオロアルキルスルホン酸イオン、芳香族カ
ルボン酸イオン、芳香族スルホン酸イオンが好ましく、
なかでも、ポリフルオロアルキルカルボン酸イオン、ポ
リフルオロアルキルスルホン酸イオンが特に好ましい。
基-N2 +X-の結合部位は、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のう
ち、いずれでもよいが、R1又はR3が実用上好ましい。
も一つは-N2 +X-を表す。-N2 +はジアゾニオ基を表す。X-
で表されるアニオンは、無機アニオン、有機アニオンの
いずれでも良い。該無機アニオンとしては例えば、ヘキ
サフルオロリン酸イオン、ホウフッ化水素酸イオン、塩
化物イオン、硫酸イオンが好ましいものとして挙げら
れ、なかでも、ヘキサフルオロリン酸イオン、ホウフッ
化水素酸イオンが特に好ましい。また、該有機アニオン
としては、例えばポリフルオロアルキルカルボン酸イオ
ン、ポリフルオロアルキルスルホン酸イオン、芳香族カ
ルボン酸イオン、芳香族スルホン酸イオンが好ましく、
なかでも、ポリフルオロアルキルカルボン酸イオン、ポ
リフルオロアルキルスルホン酸イオンが特に好ましい。
基-N2 +X-の結合部位は、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のう
ち、いずれでもよいが、R1又はR3が実用上好ましい。
【0015】R1、R2、R3、R4、R5、R6で-N2 +X-ではない
置換基のうち少なくとも一つはアルコキシ基又はアリー
ルオキシ基を示し、その他は水素原子又は一価の置換基
を示す。上記アルコシキ基は、さらに置換基を有してい
ても良く、総炭素数1以上18以下のものである、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシ
ルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、3,5,5-トリメ
チルヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシルオキ
シ基、2-フェノキシエトキシ基、2-(3,5-ジ-t-ブチルフ
ェノキシ)エトキシ基、ジブチルカルバモイルメトキシ
基、ヘキサデシルオキシ基、オクタデシルオキシ基が好
ましく、さらに総炭素数1以上10以下のもの、メトキシ
基、エトキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2-エ
チルヘキシルオキシ基、3,5,5-トリメチルヘキシルオキ
シ基、2-フェノキシエトキシ基、ジブチルカルバモイル
メトキシ基が好ましい。
置換基のうち少なくとも一つはアルコキシ基又はアリー
ルオキシ基を示し、その他は水素原子又は一価の置換基
を示す。上記アルコシキ基は、さらに置換基を有してい
ても良く、総炭素数1以上18以下のものである、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシ
ルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、3,5,5-トリメ
チルヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシルオキ
シ基、2-フェノキシエトキシ基、2-(3,5-ジ-t-ブチルフ
ェノキシ)エトキシ基、ジブチルカルバモイルメトキシ
基、ヘキサデシルオキシ基、オクタデシルオキシ基が好
ましく、さらに総炭素数1以上10以下のもの、メトキシ
基、エトキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、2-エ
チルヘキシルオキシ基、3,5,5-トリメチルヘキシルオキ
シ基、2-フェノキシエトキシ基、ジブチルカルバモイル
メトキシ基が好ましい。
【0016】上記アリールオキシ基は、さらに置換基を
有していても良く、総炭素数6以上18以下のアリール基
である、フェニル基、トリル基、4-クロロフェニル基、
4-アセトアミドフェニル基、2-ブトキシフェニル基、2-
ベンゾイルアミノフェニル基、2,5-ジメトキシ-4-ニト
ロフェニル基、3-オクチルオキシフェニル基に酸素原子
が付加したものが好ましく、さらに総炭素数6以上10以
下の(置換)フェニル基である、フェニル基、トリル
基、4-クロロフェニル基、4-アセトアミドフェニル基、
2-ブトキシフェニル基、2,5-ジメトキシ-4-ニトロフェ
ニル基に酸素原子が付加したものが好ましい。
有していても良く、総炭素数6以上18以下のアリール基
である、フェニル基、トリル基、4-クロロフェニル基、
4-アセトアミドフェニル基、2-ブトキシフェニル基、2-
ベンゾイルアミノフェニル基、2,5-ジメトキシ-4-ニト
ロフェニル基、3-オクチルオキシフェニル基に酸素原子
が付加したものが好ましく、さらに総炭素数6以上10以
下の(置換)フェニル基である、フェニル基、トリル
基、4-クロロフェニル基、4-アセトアミドフェニル基、
2-ブトキシフェニル基、2,5-ジメトキシ-4-ニトロフェ
ニル基に酸素原子が付加したものが好ましい。
【0017】上記一価の置換基としては、アルキル基、
塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ニトロ基、シアノ
基、カルベトキシ基、ジエチルカルバモイル基、ジブチ
ルスルファモイル基、アセトアミド基、ベンゾイルアミ
ノ基が好ましく、塩素原子、カルベトキシ基、ジエチル
カルバモイル基、アセトアミド基、ベンゾイルアミノ基
が特に好ましい。
塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ニトロ基、シアノ
基、カルベトキシ基、ジエチルカルバモイル基、ジブチ
ルスルファモイル基、アセトアミド基、ベンゾイルアミ
ノ基が好ましく、塩素原子、カルベトキシ基、ジエチル
カルバモイル基、アセトアミド基、ベンゾイルアミノ基
が特に好ましい。
【0018】<<化合物例>>以下に、本発明の一般式
(I)で表されるジアゾニウム塩の具体例を示すが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
(I)で表されるジアゾニウム塩の具体例を示すが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0019】
【化4】
【0020】<<一般的合成法>>一般式(I)に表され
る化合物は、以下の方法で製造できる。すなわち、一般
式(II)で表されるアミノクマリン化合物を、酸性溶媒
中、亜硝酸ナトリウム、ニトロシル硫酸、亜硝酸イソア
ミル等を用いてジアゾ化し、引き続き所望のアニオンと
の塩に交換することで得られる。
る化合物は、以下の方法で製造できる。すなわち、一般
式(II)で表されるアミノクマリン化合物を、酸性溶媒
中、亜硝酸ナトリウム、ニトロシル硫酸、亜硝酸イソア
ミル等を用いてジアゾ化し、引き続き所望のアニオンと
の塩に交換することで得られる。
【0021】
【化5】
【0022】[一般式(II)においてR11、R12、R13、
R14、R15、R16のうち少なくとも一つはアミノ基を示
し、残りのうち少なくとも一つは置換基を有していても
よいアルコキシ又はアリールオキシ基を示し、その他は
水素原子又は一価の置換基を示す。]
R14、R15、R16のうち少なくとも一つはアミノ基を示
し、残りのうち少なくとも一つは置換基を有していても
よいアルコキシ又はアリールオキシ基を示し、その他は
水素原子又は一価の置換基を示す。]
【0023】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】[合成例1]
<化合物I-1の合成>2−アミノ−7−ヘキシルオキシ
クロメン−2−オン 1.2g、塩酸1.6mlをメタノール12
mlに溶解し、0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム0.34g
を水1mlに溶かした溶液を滴下し、10分撹拌した後、カ
リウムヘキサフルオロホスファート1.1gを添加した。室
温にて30分撹拌し、水20mlを加え、0℃に冷却した。析
出した結晶を濾取、水洗、乾燥し、化合物I-1 1.6gを得
た。
クロメン−2−オン 1.2g、塩酸1.6mlをメタノール12
mlに溶解し、0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム0.34g
を水1mlに溶かした溶液を滴下し、10分撹拌した後、カ
リウムヘキサフルオロホスファート1.1gを添加した。室
温にて30分撹拌し、水20mlを加え、0℃に冷却した。析
出した結晶を濾取、水洗、乾燥し、化合物I-1 1.6gを得
た。
【0025】1H−NMR(CDCl3) δ:0.90
(3H,t)、1.38(4H,m)、1.48(2
H,m)、1.96(2H,m)、4.40(2H,
t)、6.48(1H,d)、7.00(1H,s)、
7.76(1H,d)、8.84(1H,s)
(3H,t)、1.38(4H,m)、1.48(2
H,m)、1.96(2H,m)、4.40(2H,
t)、6.48(1H,d)、7.00(1H,s)、
7.76(1H,d)、8.84(1H,s)
【0026】[合成例2]
<化合物I-3の合成>8−アミノ−7−ヘキシルオキシ
−4−メチルクロメン−2−オン 4.5gを用いて、
合成例1と同様に合成を行い、化合物I-3 4.8gを得
た。1H−NMR(CDCl3) δ:0.92(3H,
t)、1.38(4H,m)、1.46(2H,m)、
1.92(2H,m)、2.40(s,3H)、4.0
4(2H,t)、6.16(1H,s)、6.86(1
H,d)、7.48(1H,d)
−4−メチルクロメン−2−オン 4.5gを用いて、
合成例1と同様に合成を行い、化合物I-3 4.8gを得
た。1H−NMR(CDCl3) δ:0.92(3H,
t)、1.38(4H,m)、1.46(2H,m)、
1.92(2H,m)、2.40(s,3H)、4.0
4(2H,t)、6.16(1H,s)、6.86(1
H,d)、7.48(1H,d)
【0027】<化合物I-4の合成>6−アミノ−7−ヘ
キシルオキシ−4−メチルクロメン−2−オン 3.0
gを用いて、合成例1と同様に合成を行い、化合物I-4
4.2gを得た。1H−NMR(CDCl3) δ:
0.92(3H,t)、1.40(4H,m)、1.4
8(2H,m)、1.96(2H,m)、2.46
(s,3H)、4.02(2H,t)、6.34(1
H,s)、7.02(1H,s)、8.88(1H,
s)
キシルオキシ−4−メチルクロメン−2−オン 3.0
gを用いて、合成例1と同様に合成を行い、化合物I-4
4.2gを得た。1H−NMR(CDCl3) δ:
0.92(3H,t)、1.40(4H,m)、1.4
8(2H,m)、1.96(2H,m)、2.46
(s,3H)、4.02(2H,t)、6.34(1
H,s)、7.02(1H,s)、8.88(1H,
s)
【0028】<化合物I-5の合成>6−アミノ−4−ヘ
キシルオキシクロメン−2−オン 4.1gを用いて、
合成例1と同様に合成を行い、化合物I-4 7.7gを
得た。1H−NMR(DMSO-d6) δ:0.90(3H,
t)、1.36(4H,m)、1.52(2H,m)、
1.84(2H,m)、3.36(2H,t)、6.2
6(1H,s)、7.94(1H,d)、8.80(1
H,d)、9.20(1H,s)
キシルオキシクロメン−2−オン 4.1gを用いて、
合成例1と同様に合成を行い、化合物I-4 7.7gを
得た。1H−NMR(DMSO-d6) δ:0.90(3H,
t)、1.36(4H,m)、1.52(2H,m)、
1.84(2H,m)、3.36(2H,t)、6.2
6(1H,s)、7.94(1H,d)、8.80(1
H,d)、9.20(1H,s)
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、アゾ色素の合成中間
体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用素材に有用な、
新規なジアゾ化合物を提供することができる。
体、分析試薬、あるいは感熱記録材料用素材に有用な、
新規なジアゾ化合物を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(I)で表される化合物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうち少なくとも一
つは-N2 +X-を示し、残りのうち少なくとも一つは置換基
を有していてもよいアルコキシ又はアリールオキシ基を
示し、その他は水素原子又は一価の置換基を示す。X-は
アニオンを示す。) - 【請求項2】一般式(I)中、R3が-N2 +X-である請求項
1記載の化合物。 - 【請求項3】一般式(I)中、R1が-N2 +X-である請求項
1記載の化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112308A JP2003306485A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | ジアゾ化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112308A JP2003306485A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | ジアゾ化合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003306485A true JP2003306485A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29394853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002112308A Pending JP2003306485A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | ジアゾ化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003306485A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5479105B2 (ja) * | 2007-11-05 | 2014-04-23 | 国立大学法人佐賀大学 | 新規ユビキリン結合性小分子 |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002112308A patent/JP2003306485A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5479105B2 (ja) * | 2007-11-05 | 2014-04-23 | 国立大学法人佐賀大学 | 新規ユビキリン結合性小分子 |
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