JPH03115469A - テルラピリリウム色素の精製 - Google Patents

テルラピリリウム色素の精製

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JPH03115469A
JPH03115469A JP2165841A JP16584190A JPH03115469A JP H03115469 A JPH03115469 A JP H03115469A JP 2165841 A JP2165841 A JP 2165841A JP 16584190 A JP16584190 A JP 16584190A JP H03115469 A JPH03115469 A JP H03115469A
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Michael R Detty
マイケル レイ デティ
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、2つの百分への類縁色素混合物の分離に関
する。この発明はまた、非対称テルロピリリウム色素類
の精製にも関する。この発明はさらにまた、化学合成で
生成された色素製品の収率向上に使用することのできる
精製技法にも関する。
この発明の後者の態様では、非対称テルロピリリウム色
素が類縁の対称副生成物から分離される。
この分離は、(a)酸化された誘導体へ色素分子を転化
する酸化反応、(b)その誘導体の相対的な不溶性に基
く分別結晶、および(C)その中間体から色素を回収す
るための還元を伴う。
従って、この分離は物理的段階および化学的段階の組み
合わせからなる。
〔従来の技術〕
米国特許第4.365.017号明細書は、テルロピリ
リウム色素(テルロピリリウム色素としても知られてい
る)と有機光電導性組成物の感光性を増強する際のそれ
らの使用を公表する。
米国特許第4 、584 、258号明細書は、そのよ
うな色素と記録要素における赤外吸収性色素としてのそ
れらの使用を公表する。
米国特許第4.634,553号明細書は、4Hチルリ
ンチルラン増感剤と電子供与光電導性組成物に対するそ
れらの使用を公表する。
pyryljum Dyes、3.0xidative
 Halogen AdditionTelluriu
m llalogen Exchange)+ Or 
anometallics(1986)互、 2250
〜2256ページで酸化的ハロゲン付加テルロピリリウ
ム色素を公表する。このような付加化合物のサイクリッ
クポルクンメトリーによる還元もまた公表されている。
状態の効果J (Electron−Acceptin
g MoleculesContaining Te1
luropyranyl Groups、The ef
fectof Tellurium 0xidatio
n 5tate on ReductionPoten
tials)、ム敗り傾堕、、 52.2133ページ
(1987)でテルロピラノン類の酸化的塩素、臭素お
よびヨウ素付加生成物とそれらの電気化学的還元を公表
する。
Dettyらは、ムl」四加狸、、 1982.47.
5235ページでテルラピリリウム色素類の生成を公表
する。
Dettyらは、Organometallics(1
988)7.1131ページでもまた、テルラピリリウ
ム色素類の生成を公表する。
[発明の開示] この発明は、幾つかのテルラピリリウム色素にとって有
用な精製技法に関する。非常に好ましい態様では、この
発明はメチン型橋の一端にテルラピリリウム核を有し、
かつその橋の他端にピリリウム核、チアピリリウム核ま
たはセレナピリリウム核を有する非対称テルラピリリウ
ム色素類の精与えるための酸化的ハロゲン付加を伴う。
この酸化された種は、溶液に不純物を残したまま良い収
率で選択的に結晶化することができる。不純物からの前
記酸化された種の分離後、それを還元してテルラピリリ
ウム色素を再生することができる。
テルラピリリウム色素類は、各種の電子写真用途、光学
記録材用途およびその他の用途にとって興味深いもので
ある。これらの色素類は、前述の関連する従来技術に示
され、後に検討する多様な置換基を有することができ、
そして各種方法で製造することができる。
この発明の説明をする目的上、本明細書では一端にテル
ラピリリウム核を含み、かっ他端にピリリウム核、チア
ピリリウム核またはセレナピリリウム核を含むメチン橋
またはトリメチン橋を有する色素が、「非対称テルラピ
リリウム色素」またはr UTPD Jと称されるであ
ろう。このようなメチン橋を含む色素類は、2−もしく
は4−メチルテルラピリリウム核とカルコゲナビラノン
との反応によって製造することができる。同様に、トリ
メチン橋を含む非対称テルラピリリウム色素(UTPD
)類は、カルコゲナピラノ、ンをカルコゲナビラニルア
セトアルデヒドで置き替えた類似の反応によって製造す
ることができる。これらの反応で選ばれる溶媒は、酢酸
無水物のようなカルボン酸無水物である。
前述の方法は、活性メチル化合物とカルボニル化合物の
反応を含んでなり、アルドールプロセス型と解すること
ができる。この反応は単純でない。
この方法は、オレフィン系二重結合と水1分子を生ずる
。生成した水が工程を複雑にする。より詳細には、水が
目的の非対称色素と共に対称的な色素の生成をもたらす
逆アルドールプロセスを触媒する。この対称的な副生成
物は、非対称色素の「類縁体」として本明細書で称され
る。
具体例を挙げれば、2.6−ジーter t−ブチル−
4−メチルテルラピリリウムへキサフルオロホスフェー
トと2.6−シーtert−ブチル−4−セレナピラン
−4−オンの縮合は、モル基準で95:5のテルラピリ
リウムー4−(セレナピランデン)メチル色素と対称的
なセレナピリリウム−4−(セレナピリリウム)メチル
色素混合物を与える。
これは、反応式(1)(式中、Meは−011,を表し
ており、t −Buはter t−ブチルを表わす)に
よって模式的に説明される。
同様に、 同一の4メチル化合物と (カルコゲナピラニ で示される非対称トリメチン色素を与える。
(957,) (5”/) リデン) アセトアルデヒドの縮合は、 下記反応式(2) 逆アルドール反応は、これらのトリメチン型橋合成の合
成を通じても起こる。溶媒として酢酸無水物を使用する
前述の非対称テルル/セレントリメチン色素の製造は、
目的色素92%、対称セレン/セレントリメチン色素7
%および対称テルル/テルルトリメチン色素1%からな
る混合物を与える。非対称テルル/イオウトリメチン色
素の製造は、目的色素88%と対称イオウ/イオウトリ
メチン色素12%を含有する混合物を与える。非対称テ
ルル/酸素トリメチン色素の製造は、目的色素85%と
対称酸素/酸素トリメチン色素15%を含有する混合物
を与える。
場合によって、これらの色素混合物は慎重な再結晶また
は分取液体クロマトグラフィーによって精製することが
できる。どちらの場合にも、これらの従来技術の方法に
よる精製は、時間がかかり大規模精製に付することがで
きない。
軽質カルコゲン(セレン、イオウおよび酸素)に比較し
、テルルはハロゲンによる非常に迅速な酸化付加を受け
る。テルラピリリウム色素類でさえもテルル(IV)含
有種までの酸化的ハロゲン付加を受けるであろう。これ
らのテルル(IV)含有種は、出発テルラピリリウム種
に比較し非常に不溶性である。これらの溶解特性が改善
された精製方法の基礎となりうることを見い出した。
従って、この発明は前述の従来方法より描かに効率的に
またはより容易に実施する目的で簡単になった精製手段
を提供する。それゆえに、この発明は当該技術分野の著
しい進歩をもたらすものと解される。
〔好ましい態様の記述〕
好ましい態様のこの発明は、メチン型橋の一端にテルラ
ピリリウム核を有し、かつその橋の他端にピラニル、チ
アピラニルまたはセレナピラニル核を有する非対称テル
ラピリリウム色素を該色素の対称ピリリウム、チアピリ
リウム、セレナピリリウムまたはテルラピリリウム類縁
体から分離することによる前記非対称テルラピリリウム
色素の純度の改善方法であって、 (i)前記色素および前記類縁体の混合物をハロゲンと
接触させて前記色素のテルル(IV)誘導体を生成する
工程、(ii)分別結晶によって前記で生成した反応混
合物から前記誘導体を分離する工程、ならびに(iii
)還元剤を使用して前記誘導体を還元し、前記Te(I
V)誘導体から前記色素を再生する工程、を含んでなる
方法に関する。
前述のとおり、テルロピリリウム色素としても知られて
いるテルロピリリウム色素は米国特許第4.365,0
17号明細書に記載されている。この特許のカラム1第
24行からカラム14第33行までは引用することによ
って本明細の内容となる。本明細書で開示される精製方
法は、前記引例に公表される範囲内のすべての色素の精
製にほぼ適用可能である。
好ましい態様では、非対称テルラピリリウム色素と1種
以上の対称類縁体を含んでなる色素材料混合物に対して
酸化的ハロゲン付加が行われる。
このような混合物は、本発明者の前記刊行物、例えばL
街l遵iem、 (1982)旦、 5235ページお
よび貼p用山佳旦競(1988)7.1131ページに
示される合成工程またはいずれか類似の技法によって製
造することができる。
特に好ましい態様では、下記式(1)で示される非対称
テルロピリリウム色素の純度を改善するためにこの発明
の精製方法が実施される;上式中、R,’  、R’ 
 、R’およびRaは、水素、アルキル、アリールおよ
び炭素原子1〜約12個有する複素環式基からなる群よ
り選ばれ、R2Rff、R&およびR7は水素、ヒドロ
キシ、ハロゲン、アミノ、炭素原子1〜約12個を含む
アルキル基、炭素原子6〜約12個含むアリール基なら
びにアルキルもしくはアリール基を含む置換基から選ば
れ、前記置換基はアルキルチオ、アリールチオ、アルキ
ルセレノ、了り−ルセレノおよびNRIZRll(ここ
でRI2およびR1:lの少なくとも1個は前記アルキ
ルおよびアリール基から選ばれる)から選ばれるもので
あり、R9,RIGおよびR1は、炭素原子1〜約12
個のアルキル基、ハロゲン、シアノおよび炭素原子1〜
約12個のアルコキシなどから選ばれ;nは0.1また
は2に等しく、そしてXIは酸素、イオウまたはセレン
から選ばれる。
この発明の方法により、式(I)で示される非対称テル
ラピリリウム色素は、下記式(■)で示される対称[縁
体から分離される: 上式中、Rで示される各基およびnは前記と同じ意味を
有し、そしてXIおよびX2は同一でかつ、酸素、イオ
ウ、セレンおよびテルルからなる群から選ばれる。
式(1)および(II)の色素において、アニオンZは
同一であって、いずれか適当なアニオンから選ばれる。
限定されるものでないが、このようなアニオンの具体例
としては、クロライド、プロミド、トリプロミド、トリ
ヨーシト、メシレート、テトラフルオロボレート、バー
クロレートおよびヘキサフルオロホスフェートが挙げら
れる。
この発明の方法の酸化的ハロゲン化工程を使用して前述
のような合成工程で副生成物として生成される対称類縁
体から非対称テルラピリリウム色素(UTPD)を分離
する場合、UTPD内の環上の置換基と副生成類縁体の
環上の置換基は一般に同一であろう。目的生成物と副生
成物のそれぞれの置換基は、環上の同じ相対的な位置を
また有するであろう(反応式(1)を参照のこと]。
この発明の開発に際して、研究はUTPDが最も主要な
色素成分であった混合物からのtlTPDの分離に主と
して向けられた。このような混合物としては、[ITP
Dが目的生成物でありそしてその類縁体が目的としない
副生成物として生成されるような生成混合物が典型例で
ある。従って、この発明の方法はUTPDが少なくとも
70モル%で残余をその類縁体が占めるような目的物と
その類縁体の混合物からUTPDを分離するために主と
して開発された。この方法は、UTPD含量がこの範囲
外、例えば約50モル%以上である場合にも満足な結果
を伴って実施することができる。しかしながら、混合物
中0UTPD含量がさらに少ない場合も予期されており
、この発明の方法は、例えば主要成分が対称生成物であ
る混合物において望ましくない不純物と考えられるtl
TPDを除去する目的で実施することができる。
この発明の方法は、テルラピリリウム色素のテルルへの
酸化的ハロゲン付加を含んでなる。この方法はまた、分
別結晶およびテルラピリリウム色素を再生する還元工程
を伴う。これらの工程は下記で順次説明する。
敢化町ム三LZ化 この発明の方法では、式(II)の類縁体色素1種以上
が混在する式(+’)の色素溶液がハロゲンと接触され
式(I)の色素を酸化して四価の状態のテルル原子を有
する誘導体を生成する。−船釣には、使用されるハロゲ
ン量は式(1)の色素が原料混合物から分離できるほど
その全部または実質的にその全部を酸化するのに十分な
ものである。
一般に、試薬の浪費や製造原価の低減、過剰なハロゲン
によってもたらされる不必要に工程の複雑化がすすむこ
とを避けるために大過剰のハロゲンの使用は避ねばなら
ない。
より具体的には、処理される反応混合物中に存在するテ
ルル含有種の量に対してほぼ等モルの割合のハロゲン量
を使用することによってこの発明の方法は都合よ〈実施
される。わずかに過剰量を使用して式(1)の色素のす
べての転化を促進することも可能である。例えば、混合
物が式(1)の色素1モルと式(II)の対称テルル類
縁体1ノ10モルを含む場合には、実施者は約1.1〜
約1.2モルのハロゲン量を選ぶことができる。当業者
に明らかなごとく、この範囲内のより低い値は、処理さ
れる混合物中のテルル含有種のモル数に等しく、より高
い値は約10%過剰のハロゲンを含む。場合によって、
いくぶん過剰量を使用することもできる。しかしながら
、テルル含有種のモル当たり使用されるハロゲンの1.
5モル等価未満の量が推奨される。当業者は、大過剰の
ハロゲンが望ましくないハロゲン化または酸化を起しう
るので過剰なハロゲンが使用されたかどうかを容易に測
定することができる。
この発明の酸化的ハロゲン化にとって、出発原料として
使用される色素組成物溶液をハロゲン反応体溶液と混合
することが都合よい。しかしながら、この工程はその添
加様式に限定されず、当業者に明らかな反応成分を混合
する他のすべての方法を利用することができる。
ハロゲン反応体としては、塩素および臭素が好ましい。
多くの例では、安価であるとの理由から塩素が最も好ま
しいであろう。他の理由では、臭素は常温および常圧下
で液体であり塩素より簡単に取り扱えるので臭素が好ま
しい。ヨウ素も場合によって使用することができるが、
多くの例においてその使用はこの反応体の原価高を吸収
できない。さらに、ヨウ素は優れた酸化剤であり、特定
例ではその使用が好ましくない酸化をもたらす場合もあ
る。必要があればCF、OFを使用してもよい。
この発明の目的では、その物質がフッ素と等価なものと
考えられている。元素ハロゲンと等価または実質的に等
価な当該技術分野で既知の他のハロゲン化剤がこの発明
の方法で使用できることもまた予期されている。例えば
、他の次亜ハロゲン酸塩も使用することができる。
前述のように、酸化的ハロゲン化は不活性有機溶媒の存
在下で行われる。この発明の目的では、不活性溶媒はそ
れが容認できない範囲で生ずる有害な副反応(いずれか
の反応体または生成物に対して)を伴ない溶媒として定
義されている。言い換えれば、溶媒が処理成分に対して
完全に不活性であることを要求するものでなく、単に実
質上そうであればよい。従って、副反応が工程を不当に
複雑化しないかまたは原価に実質的に影響を及ぼさない
限り、極くまれな程度の望ましくない副反応は許容でき
る。ハロゲン化された溶媒が有効に使用できる。この型
の反応溶媒の好ましい例としては、ジクロロメタンを挙
げることができる。使用することのできる他の溶媒は、
低級アルコール類、水性低級アルコール類およびアセト
ニトリルなどである。「低級アルコール類」とは、1〜
約4個の炭素原子を有するアルコールを意味する。
酸化的ハロゲン化を行うためには、いずれか適当な濃度
の反応体を使用することが可能である。
反応体はそれらの飽和限度で存在してもよいが、−Sに
はより低い濃度の材料を使用する。反応体濃度の下限は
存在せず、これは反応容器の寸法、溶媒原価、反応速度
およびこの発明の方法の次の工程で他の材料からのハロ
ゲン化生成物の分離の容易さなどの二次的な理由によっ
て決定される。
一般に、使用される溶媒中の色素混合物濃度は、約0.
001M〜約IM、好ましくは約0゜IM〜約1.0M
の範囲内にあり、使用される溶媒中のノ\ロゲン反応体
濃度は、約0.OOIM〜約IM、より好ましくは約0
.1M〜約IMである。
ハロゲン化反応工程は温和な温度でよい。周囲温度で行
うことができ、このような温度が好ましい。場合によっ
て、周囲温度以下を使用してもよい。温度は、処理を不
当に遅延させるほど低くないかまたは成分の低下した溶
解性によってもたらされる処理の複雑さをもたすほど低
くないものであらねばならない。処理温度は、いずれか
目的物質の分解が起こる温度より低くなければならない
ハロゲン化についての好ましい温度範囲は、約−78°
C〜約50°C1より好ましくは約0°C〜約25゛C
である。
ハロゲン化処理は周囲圧力でよく、必要があれば周囲圧
を越えるかまたは下回る圧力を使用することができる。
ハロゲン化に必要な時間は、完全に依存性をもつ変動性
ではないが、反応体の反応性、処理温度、前述のような
他の二次的理由に少なくともある程度左右される。一般
に、酸化的ハロゲン化は実質的に数分で終了する。それ
ゆえに、反応時間の典型的な範囲は、約0.5〜約60
分、好ましくは約5〜約30分である。
分腔持益 酸化的ハロゲン化を実施してUTPDのT e (IV
 )誘導体が生成した後、この反応混合物を処理して溶
液から前記誘導体を採取する。適当な技法は、反応混合
物に二次溶媒を加えて前記誘導体の溶解度を低下させ、
溶液からそのT e (IV )誘導体を沈殿させる。
場合によって得られた混合物を冷却して混合物からさら
に誘導体を沈殿させてもよい。
例えば、この発明で使用される分別結晶は、前述のハロ
ゲン化工程で生成された混合物にジエチルエーテルを加
えることによって行うことができる。加えられるエーテ
ルはハロゲン化で使用される溶媒量とほぼ同容量である
ことができる。加えられる溶媒量は、類縁体またはその
誘導体の溶解度を低下させることなく、UTPDの分別
結晶が目的としない物質からUTPD誘導体を分離する
能率的な手段でなくならない程度にUTPDのハロゲン
化誘導体の溶解度を低減させない限りより多量のまたは
より少量の溶媒を使用することができる。UTPDのハ
ロゲン化誘導体の能率的な分離を果すために使用される
溶媒およびそれらの量、ならびに使用される冷却の程度
は、日常的な実験によって決定することは当業者(本明
細書の教示をW)知する)の技術水準内にある。
冷却が分別結晶の目的で使用される場合には、使用され
る温度は比較的温和、例えば、約0°C〜約−10°C
の範囲内の温度であることができる。当業者は、この温
度範囲が限定的でないことを認識しうるであろうし、こ
の範囲外の温度を必要によって使用できることも認識し
うるであろう。
l−元 分別再結晶後、前記ハロゲン化Te(IV)誘導体は適
当な?各課で再ン容解される。この目的では、ハロゲン
化溶媒、低級アルコール、水性アルコールまたはアセト
ニトリルのようなニトリルを使用するかも知れない。誘
導体が溶液であるとき、それはIJTPDを再生するた
めに使用される還元剤とより容易に接触される。この誘
導体の再溶解は、当業者に明らかないずれか都合のよい
方法によって行われうる。
Te(TV)誘導体の還元は、いずれかの適切な方法で
行うことができる。例えば、場合によって電量手法を使
用してそれを実施することができる。
このような方法は2つの電子還元を含んでなる。
また、還元は、還元剤として生物学的系(電子移動剤の
存在下)を使用して行うこともできる。従って、還元酵
素を有する微生物またはその適当な抽出物を使用しても
よい。例えば、還元剤として大腸菌の培養物を使用して
行うことができる。いずれかの適当な化学的還元剤もま
た使用することができる。適当な還元剤とは、目的とし
ない副反応を起こすことなくTe(IV)M導体の目的
の還元を達成するものをいう。適当な化学的還元剤の例
としては、次リン酸、亜硫酸水素ナトリウム、ジチオ硫
酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、他のアルカ
リ金属類縁化合物類例えばカリウムなどが挙げられる。
一般に、還元剤はほぼ化学量論量で使用されるが、場合
によっていくぶん多い量およびいくぶん少い量を使用す
ることもできる。還元は温和な条件を使用して行うのが
好ましい。一般に、処理温度、処理圧力および処理時間
は、ハロゲン化工程について前述したような条件を使用
することができる。
この発明の方法は以下に具体的に例示されるがこの例に
よって限定されるものでない。例において使用される色
素混合物は、反応式(1)および(2)によって概述さ
れるような合成方法によって得られた。
以下の式中、rt−Bu」はtert (第三)ブチル
基を意味するニ ジクロロメタン10m1に92%の色素1.7%の色ク
ロロメタン1成中の臭素(0,09g、0.55ミ1ノ
モル)を注射器で加えた。添加が終了した後、反応混合
物をエーテル10m1で徐々に希釈した。1斗られた混
合物を冷却して暗赤色結晶の色素4を沈殿させ、この沈
殿物を濾取したところ、m、p、 1.88〜190°
Cで下記の特性を有する物質0.32g (71%)を
’+5た: HNMR(CD:+CN)δ8.65(dXd、  I
II、  J=12. 1511z)8.52(s、 
 211)、  7.22(d、  III、  J=
1.511z)、  7.07(s、111)。
7.01(d、  IH,J=12Hz)、  6.5
6(s、  III)、  1.66(s。
2711)、  1.57(s、  911) ;  
λ。x  (log  e )  546nm(4,7
6) in C1l、Cj22゜ジクロロホルム5dと
メタノール5 mlに色素4(0,180g、0.20
ミリモル)を溶解した。水5雁中の亜硫酸水素ナトリウ
ム(0,050g、0.50ミリモル)を加えた。得ら
れた混合物を周囲温度で5分間撹拌した。反応混合物を
水20m2に注いだ。生成物をジクロロメタン(2X2
5ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、次いで濃縮した。残渣をアセトニトリル
1 mllとエーテル20m1から再結晶化して’II
 NM+?スペクトルより色素2と色素3を1%未満含
有する色素lの0.142 g(96%)を得た。
2:       6か゛の色 5の ジクロロメタン20滅に88%の色素6と12%の色素
5(0,70g、1.0ミリモル)を溶解した。ジクロ
ロメタン1 ml中の臭素(0,20g、1.2ミリモ
ル)を滴下して赤色溶液を得た。添加が終了した後、反
応混合物を周囲温度で5分間撹拌し、次いでエーテル2
5m1で希釈した。得られた溶液を冷却すると、明るい
オレンジ色の結晶色素7が沈殿し、このものを濾取、次
いで乾燥してm、I)、 190.5〜194.0°C
で下記の特性値を有する物質0.59g (78%)を
得た: ’If NMR(CD2Cn Z)68.48(s、 
211)、 8.43(d X d 。
11l、 J=12.1511z)、 7.28(d、
 11l、 J=151iz)  6.95(s+ I
II)、 6.93(d、 1.11. J−1,21
(z)、 6.39(s、1ll)。
1.67(s、 1811)、 1.65(s、 9t
l)、 1.60(s、 II) ;λMaX(log
 ε)524nm(4,85)in CIIzCj2z
色素7 ジクロロメタン5 dとメタノール5戚中に色素7 (
0,214g、0.25ミリモル)を溶解した。水5d
中の亜硫酸水素ナトリウム(0,052g、0.50ミ
リモル)を加えた。得られた混合物を周囲温度で5分間
撹拌した。この反応混合物を水50m1に注ぎ、次いで
生成物をジクロロメタン(2X25d)で抽出した。合
わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで濃
縮した。残渣をアセトニトリル1mlとエーテル25m
1から再結晶化して’HNMRで色素6を1%未満含有
する色素5 (0,141g、81%)の黄緑色結晶(
m、p、 220〜221 ’C)を得た。
以下の各側もまた非対称テルラピリリウム色素(色素8
および色素11)のそれらの対称類縁体からの分離を具
体的に説明するものである。
ジクロロメタン20滅に85%の色素8と15%の色素
9 (0,034g、0.050ミリモル)の含有混合
物を溶解した。ジクロロメタン1 ml中の臭素(0,
016g、0.10ミリモル)を加え、得られた溶液を
周囲温度で5分間撹拌した。反応混合物をエーテル5−
で希釈するとオレンジ色固体が沈殿した。このオレンジ
色の固体色素10を濾取し、次いで乾燥してm、p、 
178〜180°Cで下記特性を有する物質0.035
g(色素8に基づいて92%)を得た。
’II NMR(CDzi 2) δ8.40(dX 
d 、  III、 J=1215Hz)、 7.73
(s、 211)、 7.05(d、 IH,↓=15
Hz)。
6.90(s、 III)、 6.89(d、 lit
、 J−12Hz)、 6.38(s、Itl)。
1.65(s、 911)、  1.60(s、 91
1)、  1.55(s、  1811) ; λl1
1.X(log  ε)510nm(4,(io)in
 C11zCf、。
ジクロロメタン2dとメタノール2 mlに色素1゜(
0,021g、0.025ミリモル)を溶解した。水2
 ml中の亜硫酸水素ナトリウム(0,010g、 0
.10ミリモル)を加えた。得られた混合物を周囲温度
でio分間撹拌した。この反応混合物を水20m1に注
ぎ、生成物をジクロロメタン(2×20m1)で抽出し
た。
合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで
濃縮した。残渣にエーテル20m1を加えることによっ
て結晶化した。緑色結晶の色素8 (0,014g、8
2%)を濾取した。色素8 (m、p、 198〜20
0’c )は、1■NMRで色素9を1%未満含むにす
ぎなかった。
ジクロロメタン10m中に95%の色素11と5%の色
素12(0,075g、0.10ミリモル)含有混合物
を溶解した。青色が明るいオレンジ色に退色するまで前
記溶液中に塩素ガスを発泡させた。反応混合物を濃縮し
、残渣をアセトニトリルから再結晶化して黄緑色の固体
として0.063g (77%)の色素13(m、p、
 202〜206°C)を得た。
’11 NMR(CD2Cj2 z)δ8.23(s、
 211)、 7.23(s、 III)。
6.49(s、  III)、  6.43(s、  
1)I)、  1.66(s、  1B!I)、  1
.56(s、 911)、 1.50(s、 911)
 ;元素分析Cztl14+Cff1 zSeTe−P
F、として:計算値: C,39,6i II、 5.
1゜実験値二C,39,9; II、 5.3゜ ジクロロメタン2dとメタノール2 mlに色素13(
0,021g、0.025ミリモル)を溶解した。水2
 mfl中の亜硫酸水素ナトリウム(0,010g、 
0.10ミリモル)を加えた。得られた混合物を周囲温
度で10分間撹拌した。反応混合物を水20dに注ぎ、
生成物をジクロロメタン(2X20d)で抽出した。合
わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで濃
縮した。残渣にエーテル20m1を加えて再結晶化した
。緑色結晶の色素11(0,014g、82%)を濾取
した。色素11 (m、p、 198〜200 ’C)
は、’H11MIIで色素12を1%未満含むにすぎな
かった。
炎−l ジクロロメタン15ml1に95%の色素11と5%の
色素12含有化合物を溶解した。ジクロロメタン1 m
l中の臭素(0,20g、1゜25ミリモル)を加えた
。得られた混合物を周囲温度で5分間撹拌し、次いでf
AlIした。残渣をアセト二l・リルから再結晶化して
0.53g (60%)の色素14 (n+、p、 2
01〜205’C)を得た。
’II NMR(CD2C12)δ8.22(s、 2
H)、 7.23(s、 1.11)。
6゜49(s、 III)、 6.46(s、 III
)、 1.64(s、 1811)、 1.57(s、
 911)、 1.53(s、 911) ;元素分析
C27114IBrzSeTe・PF、として:計算値
: C,35,8; II、 4.6.実験値:C,3
6,1;++、 4.7゜ ジクロロメタン2 mllとメタノール2dに色素14
(0,088g、0.10ミリモル)を溶解した。水2
 rrdl中のアスコルビン酸ナトリウム(0,080
g )を加えた。
得られた混合物を周囲温度で約15分間撹拌した。
反応混合物を水20m1に注ぎ、生成物をジクロロメタ
ン(2X20d)で抽出した。合わせた有機抽出物を硫
酸ナトリウムで乾燥し、次いで濃縮した。
残渣をアセトニトリル0.5成とエーテル10 mlか
ら再結晶化して0.065g (90%)の色素11 
(m、p。
223〜227°C)を得た。このものは’IIN門R
で色素12を1%未満含むにすぎなかった。
[発明の効果] 前記例かられかるように、この発明の方法は、NMRで
示されるごとく対称類縁体の含有量が1%未満に減少す
るように非対称テルラピリリウム色素類から対称類縁体
を除去するのに使用することができる。この発明の好ま
しい態様はUTPDの類縁体含量をこのレベルまで低下
させることからなる。
具体的に説明したこれらの方法は、他の還元剤と方法を
使用する目的で前記に説明したものに類似するように変
更することができる。同様に、例によって具体的に説明
した方法は他の溶媒や反応条件を使用する目的で前記に
説明したものに類(以するように変更することができる
前記例によってこの発明の方法が具体的に説明された後
では、当業者は式(1)の範囲内のものを式(II)の
範囲内にあるそれらの類縁体から分離するのと同様に、
他の非対称テルラピリリウム色素の純度を改善するかも
知れない。
この発明の方法は、前記で開示したハロゲン型の酸化剤
に代え非ハロゲンの温和な酸化剤の使用に拡張すること
ができる。例えば、過酸化水素や類似の酸化剤を使用す
ることができる。しかしながら、ハロゲンの使用を含ん
でなる分離方法はより良い結果を与えるので、酸化剤と
してはハロゲンの使用が好ましい。
この発明は、それらの好ましい態様を具体的に引用して
前記に定義しそして具体的に説明された。
前記記載を熟知する当業者は、特許請求の範囲とその精
神から遊離することなく多くの変更や置換を行うことが
できるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メチン型橋の一端にテルラピリリウム核を有し、か
    つその橋の他端にピラニル核、チアピラニル核またはセ
    レナピラニル核を有する非対称テルラピリリウム色素を
    該色素の対称ピリリウム、チアピリリウム、セレナピリ
    リウムまたはテルラピリリウム類縁体から分離すること
    による前記非対称テルラピリリウム色素の純度の改善方
    法であって、 不活性有機溶媒中前記色素および前記類縁体の溶液をハ
    ロゲンと接触させて前記色素のテルル(IV)誘導体を生
    成する工程、分別沈殿を行うことにより反応混合物から
    前記誘導体を沈殿させて溶液中に不純物を残す工程、な
    らびに前記誘導体を還元剤で還元して前記色素を再生す
    る工程、を含んでなる方法。 2、前記混合物と前記ハロゲンを不活性有機溶媒中で接
    触させる請求項1記載の方法。 3、前記混合物とハロゲンをジクロロメタンで溶解する
    請求項2記載の方法。 4、前記ハロゲンが塩素および臭素からなる群より選ば
    れる請求項1記載の方法。 5、前記ハロゲンが臭素である請求項4記載の方法。 6、前記分別結晶を、前記有機溶媒中で前記混合と前記
    ハロゲンとを接触させることによって得られる溶液を冷
    却することで行う請求項2記載の方法。 7、前記誘導体を、前記分別結晶によって副生物として
    生成した液相から分離し、次いで不活性有機溶媒に再溶
    解した後にその誘導体を前記還元剤と接触させる請求項
    6記載の方法。 8、前記溶媒を低級アルコール類、アセトニトリルおよ
    びジクロロメタンから選ぶ請求項1記載の方法。 9、前記分別結晶を、前記誘導体の溶解度を低減するた
    めに前記反応混合物への第二の溶媒の添加によって行う
    請求項1記載の方法。 10、前記第二の溶媒がジエチルエーテルである請求項
    9記載の方法。 11、メチン型橋の一端にテルラピリリウム核を有し、
    かつその橋の他端にピラニル、チアピラニルまたはセレ
    ナピラニル核を有する非対称テルラピリリウム色素を該
    色素の対称ピリリウム、チアピリリウム、セレナピリリ
    ウムまたはテルラピリリウム類縁体から分離することに
    よる前記非対称テルラピリリウム色素の純度の改善方法
    であって、前記色素と前記類縁体がその色素を少なくと
    も約50モル%以上有する混合物を含んでなり、不活性
    溶媒中前記色素および前記類縁体の前記混合物溶液をハ
    ロゲンと接触させて前記色素のテルル(IV)誘導体を生
    成する工程、分別沈殿を行うことにより反応混合物から
    前記誘導体を沈殿させて溶液中に不純物を残す工程、な
    らびに前記誘導体を還元剤で還元して前記色素を再生す
    る工程、を含んでなる方法。 12、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼色素1▲数式、化学
    式、表等があります▼色素2▲数式、化学式、表等があ
    ります▼色素3 でそれぞれ示される色素1、色素2および色素3の混合
    物からの色素1の分離方法であって、(a)ジクロロメ
    タン中で前記混合物と臭素を接触させて、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 色素4 で示される色素4を生成する工程、 (b)エーテルで希釈しそして冷却することによって色
    素4を沈殿させる工程、ならびに(c)これらに続く、
    亜硫酸水素ナトリウムと色素4を反応させて色素1を再
    生する工程、を含んでなる方法。 13、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼色素5▲数式、化学
    式、表等があります▼色素6 でそれぞれ示される色素5および色素6の混合物からの
    色素5の分離方法であって、 (a)ジクロロメタン中で前記混合物と臭素を接触させ
    て、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 色素7 で示される色素7を生成する工程、 (b)この反応混合物の冷却を行うことによってその混
    合物から色素7を採取する工程、ならびに (c)これらに続く、亜硫酸水素ナトリウムと色素7を
    反応させて色素5を再生する工程、を含んでなる方法。 14、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼色素8▲数式、化学
    式、表等があります▼色素9 でそれぞれ示される色素8および色素9の混合物からの
    色素8の分離方法であって、 (a)ジクロロメタン中で前記混合物を臭素と接触させ
    て、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 色素10 で示される色素10を生成する工程、 (b)エーテルで沈殿を起こすことによって反応混合物
    から色素10を分離する工程、ならびに(c)これらに
    続く、亜硫酸水素ナトリウムと色素10を反応させて色
    素8を再生する工程、を含んでなる方法。 15、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼色素11▲数式、化
    学式、表等があります▼色素12でそれぞれ示される色
    素11および色素12の混合物からの色素11の分離方
    法であって、 (a)ジクロロメタン中で前記混合物を塩素と接触させ
    て、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 色素13 で示される色素13を生成する工程、 (b)前記反応混合物の濃縮を行うことによってその反
    応混合物から色素13を分離し、次いでアセトニトリル
    から色素13を再結晶する工程、ならびに (c)これらに続く、亜硫酸水素ナトリウムと色素13
    を反応させて色素11を再生する工程、を含んでなる方
    法。 16、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼色素11▲数式、化
    学式、表等があります▼色素12でそれぞれ示される色
    素11および色素12の混合物からの色素11の分離方
    法であって、 (a)ジクロロメタン中で前記混合物を臭素と接触させ
    て、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 色素14で示される色素14を生成する工程、 (b)前記反応混合物の濃縮を行うことによってその反
    応混合物から色素14を分離し、次いでアセトニトリル
    で色素14を再結晶する工程、ならびに (c)これらに続く、アスコルビン酸ナトリウムと色素
    14を反応させて色素11を再生する工程、を含んでな
    る方法。
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