JP2003306377A - 誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品 - Google Patents
誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品Info
- Publication number
- JP2003306377A JP2003306377A JP2002111577A JP2002111577A JP2003306377A JP 2003306377 A JP2003306377 A JP 2003306377A JP 2002111577 A JP2002111577 A JP 2002111577A JP 2002111577 A JP2002111577 A JP 2002111577A JP 2003306377 A JP2003306377 A JP 2003306377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- main phase
- phase
- electronic component
- ceramic electronic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
いることと、高周波が使用されていることから、これら
の電子機器で使用されるセラミック電子部品としてはで
きるだけ小さくて高周波特性の良いものが望まれてい
る。 【解決手段】 この発明に係るセラミック電子部品は、
誘電体層が主相とガラス相とを有する誘電体磁器からな
り、該主相は誘電特性を発現する誘電体成分からなり、
該誘電体成分にはBiが固溶しており、該主相及び/又
は該ガラス相にはAgが固溶している。ここで、前記主
相は例えばxBaO・yTiO2・zNd 2O3で表さ
れる成分で形成することができ、前記BiはBi2O3
換算で前記主相の12〜24wt%の範囲が好ましく、
前記AgはAg2O換算で前記主相の1〜4wt%の範
囲が好ましい。
Description
タ、コンデンサ、デュプレクサ、共振器等のセラミック
電子部品、特に高周波用のセラミック電子部品とこれに
用いられている誘電体磁器組成物に関する。
共振器等のセラミック電子部品は、一般に、電極材料と
誘電体磁器とを所定の積層構造に形成し、これらを一体
的に焼結させて製造されている。積層構造をとること
で、小型でありながら高性能の積層セラミック電子部品
を実現することが可能になる。
ン酸バリウム系の誘電体磁器とNi金属の電極材料とを
積層構造に形成し、これらを高温で一体的に焼結させて
形成した小型・大容量の積層セラミックコンデンサがあ
る。
通信機器が広く使用されてきており、そのため、高周波
用のセラミック電子部品の高性能化が求められている。
まず、誘電体層の材料として使用される誘電体磁器の誘
電特性に大きく影響される。高周波用のセラミック電子
部品の誘電体層の材料として使用される誘電体磁器とし
ては、BaO−TiO2 系誘電体磁器、BaO−Nd
2O3 −TiO2 系誘電体磁器、MgTiO2 −C
aTiO2 系誘電体磁器などが知られている。
気特性は、内部電極の材料として使用される金属の導電
性にも影響される。すなわち、マイクロ波用積層セラミ
ック電子部品の内部電極の材料としては導電性の良い金
属が好ましい。そして、導電性の良い金属としてはA
g,Cu等が挙げられる。
く、900〜1050℃という低温で焼結させる必要が
あるのに対し、高周波用のセラミック電子部品の誘電体
層の材料として使用されている前記誘電体磁器は焼結温
度が1200℃以上とかなり高い。このため、誘電体層
と内部電極とを一体的に焼成して焼結させることができ
ず、このままではAg,Cu等の金属を内部電極の材料
として使用することはできない。
ク電子部品の内部電極の材料として使用できるようにす
るためには、誘電体層の材料として使用されている前記
誘電体磁器の焼結温度を900〜1050℃程度にしな
ければならない。
法の一つとして、誘電体磁器中にガラス成分を添加する
方法がある。従来の誘電体磁器の焼結温度は上述したよ
うに1200℃以上と高いので、この誘電体磁器の焼結
温度を900〜1050℃程度まで下げるためにはガラ
ス成分をかなり多量に添加しなければならない。
誘電体層の材料として使用されている誘電体磁器中にガ
ラス成分を多量に添加すると誘電体磁器が本来有してい
る誘電特性が低下し、所望の誘電特性が得られなくなっ
てしまう。
度の低い温度で焼結させることができ、しかも、誘電特
性を発現している主相が本来有している誘電特性を充分
に引き出すことができる誘電体磁器が求められ、そのよ
うな誘電体磁器として、例えば、特開2000−583
67、特開2001−31468、特開2001−31
470等で公開されたものが提案されている。
層セラミック電子部品は、誘電体層と内部電極とを積層
してなる素体と、該素体の外部に形成され且つ該内部電
極に電気的に接続された外部電極とを備え、前記誘電体
層は主相とガラス相とを有する誘電体磁器からなり、該
主相は誘電特性を発現する成分からなり、該ガラス相に
はAgが固溶している。
表わされる成分からなる場合、xは3.47〜5.71
が好ましい。また、前記主相がBaO−yNd2O3−
zTiO2で表わされる成分からなる場合、yは0.6
5〜1.42、zは2.29〜5.42が好ましい。
させたので、焼成時におけるガラスの粘性が低下し、よ
り低い焼成温度での焼結が可能となり、焼結温度の高い
誘電材料(主相)をその誘電特性を低下させることなく
低い温度で焼結させることができ、従って、導電性の良
いAg,Cu等を内部電極の材料として使用することが
でき、その結果、高周波特性の良い積層セラミック電子
部品を提供することができる。
電体磁器組成物は、一般式xBaO・yNd2O3・z
TiO2(ただし、6≦x≦23、13≦y≦30、6
4≦z≦68、x+y+z=100の関係を有する)で
表される主成分に対して、副成分としてCu酸化物をC
uO換算にて0.1〜3.0重量%、Zn酸化物をZn
O換算にて0.1〜4.0重量%、B酸化物をB2O3
換算にて0.1〜3.0重量%、Agを0.3〜1.5
重量%の範囲で含有したものからなる。
BaO−Nd2O3−TiO2系主成分とともに、Cu
酸化物、Zn酸化物、B酸化物およびAgが含有される
ので、誘電特性を低下させることなく、AgまたはAg
を主成分とする合金の融点以下で焼結可能な誘電体磁器
組成物が得られる。
のような融点の低い金属を内部導体として電子部品を構
成することが可能となり、結果として高周波デバイスの
諸特性の向上、小型化、低コスト化が可能となる。
内部導体から誘電体内へのAg拡散を抑制するので、誘
電特性の不均一性が防止され、かつ、内部導体と誘電体
間の空隙の発生や、内部導体の外部接続部位における引
き込み発生が防止される。
電体磁器組成物は、一般式xBaO・yNd2O3・z
TiO2(ただし、6≦x≦23、13≦y≦30、6
4≦z≦68、x+y+z=100の関係を有する)で
表される主成分に対して、副成分としてCu酸化物をC
uO換算にて0.1〜3.0重量%、ガラス組成物を
2.0〜10重量%、Agを0.3〜1.5重量%の範
囲で含有するものとし、上記のガラス組成物は以下の組
成の範囲にあるものとする。
量%≦B2O3≦25重量% 50重量%≦(Mg+B
aO+SrO+ZnO+CaO)≦80重量% 90重
量%≦(SiO2+B2O3+MgO+BaO+SrO
+ZnO+CaO)≦100重量%
BaO−Nd2O3−TiO2系主成分とともに、Cu
酸化物、所定の組成範囲にあるガラス組成物およびAg
が含有されるので、誘電特性を低下させることなく、A
gまたはAgを主成分とする合金の融点以下で焼結可能
な誘電体磁器組成物が得られる。
のような融点の低い金属を内部導体として電子部品を構
成することが可能となり、結果として高周波デバイスの
諸特性の向上、小型化、低コスト化が可能となる。
内部導体から誘電体内へのAg拡散を抑制するので、誘
電特性の不均一性が防止され、かつ、内部導体と誘電体
間の空隙の発生や、内部導体の外部接続部位における引
き込み発生が防止される。
る電子回路の小型化、高密度化の流れはとどまるところ
がなく、高周波用のセラミック電子部品についても更な
る小型化が求められ、小型化のための種々の工夫が回路
設計上においてなされている。
型化に関しては積層セラミック電子部品で使用されてい
る誘電体磁器組成物の誘電率の大きさも大きく影響して
おり、誘電率が大きい方がセラミック電子部品を小型化
し易いので、ここで使用される誘電体磁器組成物の更な
る高誘電率化が求められている。
周波用のセラミック電子部品とこれに用いることのでき
る高誘電率の誘電体磁器組成物を提供することを目的と
する。
器組成物は主相とガラス相とからなり、該主相は誘電特
性を発現する誘電体成分からなり、該誘電体成分にはB
iが固溶し、該主相及び/又は該ガラス相にはAgが固
溶しており、この発明に係るセラミック電子部品は、誘
電体層と内部電極とを積層してなる素体と、該素体の外
部に形成され且つ該内部電極に電気的に接続された外部
電極とを備え、前記誘電体層は前記誘電体磁器組成物か
らなるものである。
BaO−TiO2−Nd2O3で表される成分を使用す
ることができる。この場合、BaO−TiO2−Nd2
O3系の成分をxBaO−yTiO2−zNd2O3
で表わした場合、xは12≦x≦19、yは64≦y≦
74、zは9≦z≦19の範囲が好ましい。
が12未満になると所望の誘電率が得られなくなった
り、焼結性が低下し、xが19を越えると電気特性であ
るτfが+側に大きくシフトしたり、所望のQ値が得ら
れなくなるからである。
が64未満になると電気特性であるτfが−側にシフト
したり、所望のQ値が得られなくなり、yが74を越え
ると焼結性が低下したり、電気特性であるτfが+側に
シフトしてしまうからである。
9未満になると電気特性であるτfが+側にシフトした
り、所望のQ値が得られなくなり、zが19を越えると
所望の誘電率が得られず、所望のQ値が得られなくな
り、また焼結性が低下するからである。
2〜24wt%の割合で固溶されている。BiがBi2
O3換算で12wt%未満になると所望の誘電率が得ら
れず、24wt%を超えると焼結性が低下し、所望の誘
電率が得られず、またQが低くなるからである。
wt%含有されているのが好ましい。Agが主相の1w
t%未満になると焼結性が低下し、内部電極端部に空隙
ができ、Agが主相の4wt%を越えるとAgが析出し
て絶縁抵抗IRが劣化するからである。
wt%含有されているのが好ましい。ガラス相が主相の
5wt%未満になると焼結できなくなり、12wt%を
越えると所望の誘電率が得られず、Qが悪化してしまう
からである。
以下であれば含有されていてもよい。Pbを添加しなく
ても所望の誘電体磁器組成物は得られるが、Pbが主相
の5wt%を超えるとτfが大きくシフトしてしまうか
らである。
t%含有されていてもよい。Cuを添加しなくても所望
の誘電体磁器組成物は得られるが、Cuが主相の2wt
%を超えるとτfが−側に大きくシフトしてしまうから
である。
相の成分であるが、焼成によりこれらの成分がガラス相
に拡散する可能性があるので、これらの成分がガラス相
に微量含まれていてもよい。
O、TiO2、Nd2O3、Bi 2 O3,PbOを表
1の試料番号1〜6に示す配合割合で各々秤量した。こ
こで、Bi2 O3は0〜30wt%の範囲で変化させ
た。また、各化合物は純度99.0%以上のものを使用
した。
ミルに入れ、湿式で15時間攪拌混合し、得られた泥漿
をバットに空け、乾燥機に入れて150℃で24時間乾
燥した。そして、得られた乾燥物を粉砕機で粉砕して3
25メッシュの粉体とし、この粉体を大気中において1
050℃で2時間仮焼して誘電特性を発現する主相の成
分粉末を得た。
3 :SiO2:ZnO =1:5:4のホウケイ酸亜鉛
ガラスとCuO及びAg2Oを表1の試料番号1〜6に
示す配合割合で各々秤量した。ここで、各化合物は純度
99.0%以上のものを使用した。
成成分の粉末を水とともにボールミルに入れ、湿式で1
5時間混合し、得られた泥漿をバットに空け、乾燥機に
入れて150℃で24時間乾燥した。そして、得られた
乾燥物を粉砕機で粉砕して325のセラミック粉体と
し、このセラミック粉体を有機バインダとともにボール
ミルに入れて混合し、磁器原料のスラリーを作成した。
脱泡し、このスラリーをリバースロールコータに入れ、
ポリエステルフィルム上にこのスラリーからなる薄膜を
形成し、この薄膜をポリエステルフィルム上で加熱して
乾燥させ、打ち抜いて所定の大きさのグリーンシートを
得た。
導電性ペーストを形成し、上記グリーンシートにこの導
電性ペーストからなる50個の導電パターンを印刷し、
乾燥させた。
て複数枚のグリーンシートを積層した。この際、隣接す
る上下のシートにおいて、その印刷面がパターンの長手
方向に約半分程ずれるように配置した。更に、この積層
物の上下両面に導電パターンの印刷の施されていないグ
リーンシートを積層した。そして、この積層物を厚さ方
向に圧力を加えて圧着させ、その後、この積層物を導電
パターン毎に裁断し、チップ状の積層体50個を得た。
気雰囲気中において930℃で3時間焼成し、チップ状
の素体を得た。そして、このチップ状の素体の端部に一
対の外部電極を焼き付け、積層セラミックコンデンサを
得た。
気特性(εr,Q,τf)を測定したところ、表2に示
す通りであった。
に示すように主相に対するBiの割合がBi2O3換算
で12〜24wt%の場合は所望の焼結性及び電気特性
のものが得られるが、試料番号1,2に示すように主相
に対するBiの割合がBi2O3換算で12wt%未満
になると所望の誘電率のものが得られなくなり、試料番
号6に示すように主相に対するBiの割合がBi2O3
換算で24wt%を超えると930℃の焼成で所望の密
度に焼結せず、所望の誘電率及び所望のQのものが得ら
れなくなることがわかる。
添加量及びCuOの添加量を変化させた以外は実施例1
と同様の条件で同様の実験をしたところ、表4に示すよ
うな結果が得られた。
2に示すように主相に対するAgの割合がAg2O換算
で1〜4wt%の場合は所望の焼結性及び電気特性のも
のが得られるが、試料番号7,8に示すように主相に対
するAgの割合がAg2O換算で1wt%未満になると
930℃の焼成で所望の密度に焼結せず、内部電極端部
に空隙ができ、試料番号13に示すように主相に対する
Agの割合がAg2O換算で4wt%を超えるとIRが
劣化することがわかる。
加量を変化させた以外は実施例1と同様の条件で同様の
実験をしたところ、表6に示すような結果が得られた。
22に示すように主相に対するPbの割合がPbO換算
で0〜5wt%の場合は所望の焼結性及び電気特性のも
のが得られるが、試料番号23に示すように主相に対す
るPbの割合がPbO換算で5wt%を超えるとτfが
大きくシフトすることがわかる。
加量を変化させた以外は実施例1と同様の条件で同様の
実験をしたところ、表8に示すような結果が得られた。
28に示すように主相に対するガラスの割合が5〜12
wt%の場合は所望の焼結性及び電気特性のものが得ら
れるが、試料番号24、25に示すように主相に対する
ガラスの割合が5wt%未満になると930℃の焼成で
所望の密度に焼結せず、試料番号29に示すように主相
に対するガラスの割合が12wt%を超えると所望の誘
電率及び所望のQのものが得られなくなることがわか
る。
分であるBaO,TiO2,Nd2O3の割合を変化さ
せた以外は実施例1と同様の条件で同様の実験をしたと
ころ、表10に示すような結果が得られた。
〜33に示すようにxが12〜19の場合は所望の焼結
性及び電気特性のものが得られるが、試料番号30に示
すように、xが12未満になると所望の誘電率のものが
得られなくなったり、930℃の焼成で所望の密度に焼
結せず、試料番号34に示すように、xが19を越える
と電気特性であるτfが+側に大きくシフトしたり、所
望のQ値のものが得られなくなることがわかる。
号36,37に示すようにyが64〜74の場合は所望
の焼結性及び電気特性のものが得られるが、試料番号3
5に示すように、yが64未満になると電気特性である
τfが−側にシフトしたり、所望のQ値のものが得られ
なくなり、試料番号38に示すように、yが74を越え
ると930℃の焼成で所望の密度に焼結せず、電気特性
であるτfが+側にシフトすることがわかる。
号40,41に示すようにzが9〜19の場合は所望の
焼結性及び電気特性のものが得られるが、試料番号39
に示すように、zが9未満になると電気特性である所望
のQ値のものが得られなくなったり、τfが+側にシフ
トし、試料番号42に示すように、zが19を越えると
所望の誘電率や所望のQ値のものが得られなくなり、9
30℃の焼成で所望の密度に焼結しなくなることがわか
る。
電体磁器組成物の主相にBi2O3換算で12〜24重
量%のBiが固溶しているので、誘電体磁器組成物の誘
電率が従来のものより高くなり、その結果、従来より小
型のセラミック電子部品を得ることができるという効果
がある。
が固溶しているので、焼成時におけるガラスの粘度が低
下し、より低い焼成温度での焼結が可能となり、焼結温
度の高い誘電体材料(主相)をその誘電特性を低下させ
ることなく低い温度で焼結させることができ、従って、
導電性の良いAg,Cu等を内部電極の材料として使用
することができ、その結果、高周波特性の良いセラミッ
ク電子部品を得ることができるという効果がある。
Claims (16)
- 【請求項1】 主相とガラス相とを有する誘電体磁器か
らなり、該主相は誘電特性を発現する誘電体成分からな
り、該誘電体成分にはBiが固溶し、該主相及び/又は
該ガラス相にはAgが固溶していることを特徴とする誘
電体磁器組成物。 - 【請求項2】 前記主相がxBaO・yTiO2・zN
d2O3で表される成分からなり、xが12≦x≦1
9、yが64≦y≦74、zが9≦z≦19であり、B
iがBi2O3換算で前記主相の12〜24wt%の割
合で含有されていることを特徴とする請求項1に記載の
誘電体磁器組成物。 - 【請求項3】 AgがAg2O換算で前記主相の1〜4
wt%の割合で含有されていることを特徴とする請求項
1又は2に記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項4】 前記ガラス相が前記主相の5〜12wt
%の割合で含有されていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項5】 前記主相にPbが固溶していることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の誘電体磁器組
成物。 - 【請求項6】 PbがPbO換算で前記主相の5wt%
以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項1
〜5のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項7】 前記ガラス相にCuが固溶していること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の誘電体磁
器組成物。 - 【請求項8】 CuがCuO換算で前記主相の2wt%
以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項1
〜7のいずれかに記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項9】 誘電体層と内部電極とを積層してなる素
体と、該素体の外部に形成され且つ該内部電極に電気的
に接続された外部電極とを備え、前記誘電体層は主相と
ガラス相とを有する誘電体磁器からなり、該主相は誘電
特性を発現する誘電体成分からなり、該誘電体成分には
Biが固溶し、該主相及び/又は該ガラス相にはAgが
固溶していることを特徴とするセラミック電子部品。 - 【請求項10】 前記主相がxBaO・yTiO2・z
Nd2O3で表される成分からなり、xが12≦x≦1
9、yが64≦y≦74、zが9≦z≦19であり、B
iがBi2O3換算で前記主相の12〜24wt%の割
合で含有されていることを特徴とする請求項9に記載の
セラミック電子部品。 - 【請求項11】 AgがAg2O換算で前記主相の1〜
4wt%の割合で含有されていることを特徴とする請求
項9又は10に記載のセラミック電子部品。 - 【請求項12】 前記ガラス相が前記主相の5≦ガラス
≦12wt%の割合で含有されていることを特徴とする
請求項9〜11のいずれかに記載のセラミック電子部
品。 - 【請求項13】 前記主相にPbが固溶していることを
特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のセラミッ
ク電子部品。 - 【請求項14】 PbがPbO換算で前記主相の5wt
%以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項
9〜13のいずれかに記載のセラミック電子部品。 - 【請求項15】 前記ガラス相にCuが固溶しているこ
とを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載のセラ
ミック電子部品。 - 【請求項16】 CuがCuO換算で前記主相の2wt
%以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項
9〜15のいずれかに記載のセラミック電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111577A JP4146152B2 (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002111577A JP4146152B2 (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003306377A true JP2003306377A (ja) | 2003-10-28 |
JP4146152B2 JP4146152B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=29394330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002111577A Expired - Fee Related JP4146152B2 (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | 誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4146152B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004284941A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-10-14 | Ngk Insulators Ltd | 低温焼成用誘電体組成物および電子部品 |
JP2012148919A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミックス組成物及び電子部品 |
JP2014122144A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Fdk Corp | 誘電体磁器組成物、誘電体磁器組成物の製造方法、積層チップ部品、積層チップ部品の製造方法 |
JP2018098386A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | Tdk株式会社 | 積層電子部品 |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002111577A patent/JP4146152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004284941A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-10-14 | Ngk Insulators Ltd | 低温焼成用誘電体組成物および電子部品 |
JP2012148919A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミックス組成物及び電子部品 |
JP2014122144A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Fdk Corp | 誘電体磁器組成物、誘電体磁器組成物の製造方法、積層チップ部品、積層チップ部品の製造方法 |
JP2018098386A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | Tdk株式会社 | 積層電子部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4146152B2 (ja) | 2008-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4936825B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
KR100814674B1 (ko) | 유전체 자기 조성물 및 그 제조방법 | |
US7239501B2 (en) | Dielectric ceramic composition and laminated ceramic capacitor | |
KR100497754B1 (ko) | 유전체 자기 조성물 및 전자 부품 | |
JP3523280B2 (ja) | 多層セラミック部品の製造方法 | |
JP2001307940A (ja) | 積層セラミックコンデンサとその製造方法 | |
JPWO2004065325A1 (ja) | 誘電体磁器組成物、誘電体磁器およびこれを用いた積層セラミック部品 | |
JP4203176B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP4146152B2 (ja) | 誘電体磁器組成物及びセラミック電子部品 | |
JP2000239061A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP2021153105A (ja) | 積層電子部品 | |
JP4052032B2 (ja) | 誘電体組成物およびこれを用いた積層セラミック部品 | |
JP2005255461A (ja) | 電子部品、誘電体磁器組成物およびその製造方法 | |
JP3373436B2 (ja) | セラミック積層電子部品 | |
JP4802490B2 (ja) | 電子部品、誘電体磁器組成物およびその製造方法 | |
JP4691978B2 (ja) | 誘電体組成物の製造方法 | |
JP3798901B2 (ja) | 多層配線基板 | |
JP4419487B2 (ja) | 酸化物磁器組成物、セラミック多層基板およびセラミック電子部品 | |
JP4249690B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器および積層体 | |
JP3329014B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP2010235325A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP4052031B2 (ja) | 誘電体組成物およびこれを用いた積層セラミック部品 | |
JP4377482B2 (ja) | 誘電体磁器組成物およびその製造方法 | |
JP3631607B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器および積層体 | |
JP3389947B2 (ja) | 誘電体磁器組成物及びそれを用いた厚膜コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080617 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080619 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4146152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |