JP2003305849A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法

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JP2003305849A JP2002114928A JP2002114928A JP2003305849A JP 2003305849 A JP2003305849 A JP 2003305849A JP 2002114928 A JP2002114928 A JP 2002114928A JP 2002114928 A JP2002114928 A JP 2002114928A JP 2003305849 A JP2003305849 A JP 2003305849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吐出効率に優れた、小型のインクジ
ェットヘッドを提案すること。 【解決手段】 静電駆動式インクジェットヘッドの、共
通インク室6から複数の個別インク室5にインクを供給
するためのインク供給口部9は、そのインク流路の途中
部分に等間隔で形成した3個の三角形断面形状をした柱
状突起27が、三角形底辺が個別インク室側を向くよう
に配置され、ここにおいて、共通インク室側からの単一
流路が4本の分流路とされ、再び個別インク室側におい
て単一流路とされている。4本の分流路部分の断面積が
共通インク室側から個別インク室に向けて漸次狭まる構
造とすることによって、インクジェットヘッドのノズル
孔からインク液滴を吐出する際には、共通インク室6へ
のインクの逆流を抑制し、インク液滴吐出後には共通イ
ンク室6から個別インク室5へのインク供給を速やかに
行えるようになり、インクの吐出効率に優れた、小型の
インクジェットヘッドを実現することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク液滴を記録
媒体上に吐出して印刷を行うインクジェットヘッド、及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平10−119270号公
報には、圧電式の圧力発生手段を備えたインクジェット
ヘッドが開示されている。
【0003】このインクジェットヘッドは、2枚の金属
板を接着層を介して貼合わせた母材にインク供給口をプ
レス加工によって形成したインク供給口形成基板と、共
通インク室を形成したリザーバ形成基板と、インクノズ
ルを形成したノズル基板とを接着剤層を介して積層した
流路ユニットと、圧電振動板および個別インク室を備え
たアクチュエータユニットとを熱溶着フィルムを介して
接合して構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
たインクジェットヘッドは、インクジェット式記録ヘッ
ドに適したインク供給口の製造方法が開示されている。
【0005】しかし、その構造上、供給口の断面積が一
定となるように設計されていることから、吐出効率をさ
らに向上した小型の流路を設計するには限界があり、イ
ンクジェットヘッドを小型化できないという課題があ
る。
【0006】本発明は、この点に鑑みて、個別インク室
と共通インク室を連通しているインク供給口部の構造を
工夫することにより、応答速度が速く、吐出効率が高
く、しかも印字品質の良い小型のインクジェットヘッド
を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】共通インク室と、個別イ
ンク室と、この個別インク室に連通しているインクノズ
ルと、前記共通インク室から前記個別インク室にインク
を供給するための単一流路部分と複数の分流路部分とを
備えたインク供給口部を有し、前記個別インク室の容積
変動により前記インクノズルからインク液滴を吐出させ
るインクジェットヘッドにおいて、前記インク供給口部
の複数の分流路部分は、前記共通インク室から個別イン
ク室に向かって、断面積が漸次減少していることを特徴
としている。
【0008】上記構成により、インクジェットヘッドの
ノズルからインク液滴を吐出する際には、共通インク室
へのインクの逆流を抑制し、インク液滴吐出後には共通
インク室から個別インク室へのインク供給を速やかに行
えるようになり、インクの吐出効率に優れた、小型のイ
ンクジェットヘッドを実現することが可能となる。
【0009】また、インク供給口部は第一の基板にIC
Pプラズマエッチングによる異方性エッチングによって
溝加工された後、個別インク室を加工した第二の基板と
接合して形成することを特徴としている。上記構成によ
り、精度及び加工効率を向上させることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
【0011】図1は本例のインクジェットヘッドの断面
図である。本例のインクジェットヘッドは3枚のノズル
基板1、キャビティ基板2、電極基板3を順に積層した
3層構造をしている。
【0012】中間のキャビティ基板2は、例えばシリコ
ン基板であり、その表面に一端から平行に等しい間隔で
形成された複数本の、底壁が薄肉で、面外方向(図にお
いて上下方向)に弾性変位可能な振動板4として機能す
る個別インク室5と、1つの共通インク室6とがエッチ
ングによって形成されている。また、キャビティ基板2
の上面には共通電極7が形成されている。
【0013】キャビティ基板2の上側に接合されるノズ
ル基板1は、キャビティ基板2と同様に例えばシリコン
基板であり、個別インク室5の上面部分には各個別イン
ク室に対応してノズル孔8が個別インク室5の先端部付
近に形成されており、各ノズル孔8は対応する個別イン
ク室5に連通している。また、個別インク室5と共通イ
ンク室6の中間部分の上面には、共通インク室6を各個
別インク室5に連通させているインク供給口部9として
の溝がICPプラズマエッチングによる異方性エッチン
グによって形成されている。
【0014】キャビティ基板2の下側に接合される電極
基板3は、例えばホウ珪酸ガラスからなり、その上面に
は各振動板4に対峙する位置に、浅くエッチングされた
凹部10が形成されている。この凹部10の底面には、
振動板4に対峙する個別電極11が形成されている。ま
た、インク取入れ口12が設けられており、キャビティ
基板2を接合したときに、共通インク室6の下側にくる
ように配置されている。インクは外部のインクタンク
(図示せず)からインク供給チューブ(図示せず)を介
してインク取入れ口12に供給され、共通インク室6、
インク供給口部9、個別インク室5を満たしている。
【0015】上記3枚の基板を順に接合し、電極基板3
に設けた凹部10を樹脂などの封止材13を用いて外気
から気密封止してインクジェットヘッドの形状が出来上
がる。
【0016】各個別電極11の端部は電極端子14とな
っており、この電極端子14と共通電極7に、ドライバ
ICが搭載されたFPC(フレキシブルプリント基板)
ケーブル(図示せず)が接続される。
【0017】個別電極11と振動板4の間隔は1μm以
下の寸法に保持されており、ドライバICから各電極端
子14と共通電極7との間に駆動電圧パルスを印加する
ことによって、振動板4が静電気力によって個別電極1
1の方へ弾性変形して撓み、個別電極11の表面に当接
する。この時、個別インク室5の容積が増加するため、
インクが共通インク室6からインク供給口部9を通って
個別インク室5に流入する。
【0018】次に、駆動電圧パルスをオフすることによ
って静電気力が解除され、振動板4はそのバネ力によっ
て元の位置に戻る。この復元動作によって個別インク室
5の容積が急激に減少し、それに伴って個別インク室5
内の内圧が急激に上昇し、個別インク室内の一部のイン
クがノズル孔8から図1の上方へ向けてインク液滴(図
示せず)として吐出される。さらに振動板4がバネ力の
反動で再び個別電極11側に撓むことによって、再びイ
ンクが共通インク室6からインク供給口部9を通って個
別インク室5に供給される。
【0019】図2は、本発明のインクジェットヘッドの
インク供給口部9が形成されている部分を部分的に拡大
した上面図であり、図3は図2のs−s線で切断した部
分断面図である。
【0020】図3に示すように、キャビティ基板2に形
成された個別インク室5と共通インク室6の間は台形断
面形状の仕切り壁部20によって仕切られている。この
仕切り壁部20は上面20aが平行四辺形形状をしてお
り、その両側のエッジ20b、20cから個別インク室
5、および共通インク室6に向かって傾斜している傾斜
面20d、20eを備えている。
【0021】ノズル基板1には、台形断面形状の仕切り
壁部20の平行四辺形形状をした上面20aに面した部
分に、平行四辺形形状に浅くエッチングされた溝部21
が形成されており、この溝部分21と仕切り壁部20の
上面20aの間にインク供給口部9が形成されている。
【0022】このインク供給口部9における個別インク
室5側の縁22は、仕切り壁部20のエッジ20bより
も個別インク室5の側にせり出した位置にある。従っ
て、この縁22と仕切り壁部20のエッジ20bとによ
り区画される連通部23を介して、インク供給口部9は
個別インク室5に連通している。
【0023】このインク供給口部9における共通インク
室6の側は、共通インク室6の形状に対応した形状とな
るように形成された溝部24に連続している。従って、
インク供給口部9は、仕切り壁部20のエッジ20cと
溝部24の底面(浅くエッチングされた溝部21)とに
より区画されている連通部25を介して、共通インク室
6に連通している。
【0024】ここで、インク供給口部9における両側の
連通部23、25を繋ぐ連通路26の途中位置には、略
三角形断面の柱状突起27が、インク流れ方向に直行す
る方向に、三角形底辺が個別インク室側に向くように等
間隔で3個形成されている。これらの柱状突起27は、
ノズル基板1に溝部21を形成する時に島状に残したも
のである。
【0025】インクタンク(図示せず)からインク供給
チューブ(図示せず)を介してインク取入れ口(図示せ
ず)、共通インク室6に供給されたインクは、エッジ2
0cの側に形成された連通部25を通ってインク供給口
部9に供給される。インク供給口部9に入ったインク
は、浅くエッチングされた溝部21と、台形断面形状の
仕切り壁部20の平行四辺形形状をした上面20aの一
部で構成される第1の単一流路部を通り、図2において
矢印で示すように、柱状突起27の部分で4つの流路に
分割された分流路部を通って分流となり、再び、浅くエ
ッチングされた溝部21と、平行四辺形形状をした上面
20aの一部で構成される第2の単一流路部に入って単
一流となり、エッジ20bの側に形成された連通部23
を通って個別インク室5に供給される。
【0026】ここで、柱状突起27の断面形状を略三角
形とし、底辺が個別インク室5側を向くように配置する
ことによって、断面積が共通インク室6側から個別イン
ク室5に向けて漸次狭まる形状としている。このような
形状とすることで、ノズル孔8からインク液滴を吐出す
る際に、ディフューザー効果による4つの分流路部の圧
力損失拡大によって、共通インク室6へのインクの逆流
を抑制することができる。また、インク液滴吐出後は共
通インク室6から個別インク室5へのインク供給におい
て、リデューサ効果によるインク流れ方向の圧力低下に
よって流れに無理がなくなり、さらに柱状突起断面形状
の三角形頂点が共通インク室側を向いていることから、
柱状突起の壁面による流路抵抗を小さくすることが可能
になり、共通インク室6から個別インク室5へのインク
供給を速やかに行えるようになる。
【0027】その結果、ノズル孔8からのインクの吐出
効率を高めることが可能となる。また、4つの分流路部
の断面積が共通インク室6側から個別インク室5に向け
て同一形状の場合とインクの吐出特性を同じに設計する
ならば、個別インク室5、インク供給口部9、共通イン
ク室6などの形状を小さくすることが出来、インクジェ
ットヘッドを小型化することが可能となる。
【0028】このインク供給口部9では、柱状突起27
により4つの分流路部の断面積が小さくなっている部分
は音響抵抗の増加に寄与する部分であり、それ以外の単
一流路部分はインク通路断面積が大きいので、イナータ
ンスの増加に寄与する部分である。
【0029】この構成のインク供給口部9を備えたイン
クジェットヘッドにおいて実験を行ったところ、柱状突
起27の大きさ、間隔、三角形形状等を適切に設計する
ことにより、インクジェットヘッドの応答速度を速め、
しかも、良好な印字品質を確保するために必要なインク
吐出スピードを確保できることが確認できた。
【0030】図4、図5に、インク供給口部の第2の実
施例を示す。図4はインク供給口部9を部分的に拡大し
た上面図であり、図5は図4のs−s線で切断した部分
断面図である。
【0031】図5に示すように、上記第1の実施例と同
様に、キャビティ基板2に形成された個別インク室5と
共通インク室6の間は台形断面形状の仕切り壁部20に
よって仕切られている。この仕切り壁部20は上面20
aが平行四辺形形状をしており、その両側のエッジ20
b、20cから個別インク室5、および共通インク室6
に向かって傾斜している傾斜面20d、20eを備えて
いる。
【0032】ノズル基板1には、台形断面形状の仕切り
壁部20の平行四辺形形状をした上面20aに面した部
分にインク供給口部9が形成されており、平行四辺形形
状に深くエッチングされた溝部30、31と、浅くエッ
チングされた溝部32と、浅くエッチングされた溝部3
2の途中位置に設けられた、断面が略三角形状をした柱
状突起34で構成されている。さらに、柱状突起34配
置された流路の両側の側壁部も、柱状突起34と同様に
断面が略三角形状の突部33が形成されている。この柱
状突起34はインク流れ方向に直行する方向に等間隔で
5個配列されており、ノズル基板1の浅くエッチングさ
れた溝部32をエッチングする工程において、柱として
残したものである。
【0033】インクタンク(図示せず)からインク供給
チューブ(図示せず)を介してインク取入れ口(図示せ
ず)、共通インク室6に供給されたインクは、エッジ2
0cの側に形成された連通部35を通ってインク供給口
部9に供給される。
【0034】インク供給口部9に入ったインクは、深く
エッチングされた溝部30と、台形断面形状の仕切り壁
部20の平行四辺形形状をした上面20aの一部で構成
される第1の単一流路部、浅くエッチングされた溝部3
2と、平行四辺形形状をした上面20aの一部で構成さ
れる第2の単一流路部を通り、図4において矢印で示す
ように、柱状突起34の部分で6つの流路に分割された
分流路部を通って分流となる。
【0035】その後、再び浅くエッチングされた溝部3
2と、平行四辺形形状をした上面20aの一部で構成さ
れる第3の単一流路部に入って単一流となり、深くエッ
チングされた溝部31と、平行四辺形形状をした上面2
0aの一部で構成される第4の単一流路部を通り、エッ
ジ20bの側に形成された連通部36を通って個別イン
ク室5に供給される。
【0036】この構成のインク供給口部9は6つの分流
路部の断面の対角線長さがノズル孔8の直径よりも小さ
くなるように設計しており、インク供給チューブ、イン
ク取入れ口、共通インク室6などインク供給口部9より
手前側から流れてきた異物が、インク供給口部9の分流
路部を通過してノズル孔8に詰まり印字不良となるのを
防止するため、柱状突起34の近傍でトラップ出来る構
造としている。
【0037】ここで、柱状突起34の断面形状を略三角
形とし、底辺が個別インク室5側を向くように配置する
ことによって、6つの分流路部の断面積が共通インク室
6側から個別インク室5に向けて漸次狭まる形状として
いる。
【0038】このような形状とすることで、上述の第一
の実施例と同様に、ノズル孔8からインク液滴を吐出す
る際に、ディフューザー効果によって共通インク室6へ
のインクの逆流を抑制し、インク液滴吐出後は共通イン
ク室6から個別インク室5へのインク供給において、リ
デューサ効果および柱状突起断面形状から柱状突起壁面
による流路抵抗を小さくすることが可能になり、共通イ
ンク室6から個別インク室5へのインク供給を速やかに
行えるようになる。
【0039】その結果、ノズル孔8からのインクの吐出
効率を高めることが可能となり、さらに、インクの吐出
性能を従来と同じに設計するならば、インクジェットヘ
ッドの小型化も可能となる。
【0040】このインク供給口部9では、柱状突起34
によりインク通路断面積が小さくなっている部分、浅く
エッチングされた溝部32と、平行四辺形形状をした上
面20aの一部で構成される第2の単一流路部、および
第3の単一流路部は音響抵抗の増加に寄与する部分であ
り、それ以外の深くエッチングされた溝部30、31
と、平行四辺形形状をした上面20aの一部で構成され
る第1の単一流路部、および第4の単一流路部はインク
通路断面積が大きいので、イナータンスの増加に寄与す
る部分である。
【0041】この構成のインク供給口部9を備えたイン
クジェットヘッドにおいて実験を行ったところ、柱状突
起34の大きさ、間隔、三角形形状、および深くエッチ
ングされた溝部30、31、浅くエッチングされた溝部
32の長さ、深さ等を適切に設計することにより、イン
クジェットヘッドの応答速度を速め、しかも、良好な印
字品質を確保するために必要なインク吐出スピードを確
保できることが確認できた。
【0042】上述の各例は、柱状突起の断面形状を三角
形形状としたが、長辺を個別インク室側に向けて配置し
た台形形状としても同様の効果が得られる。
【0043】上述の各例は、インク液滴を基板上面に設
けたノズル孔から吐出させるフェイスイジェクトタイプ
を示したが、基板の端部に設けたノズル孔から吐出させ
るエッジイジェクトタイプでも適用可能である。
【0044】また、上述の各例は静電駆動式のインクジ
ェットヘッドに関するものであるが、圧電式のインクジ
ェットヘッドにも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットヘッドでは、共通インク室と個別インク室を連通
しているインク供給口部に、単一流路部分と、断面積が
共通インク室側から個別インク室に向けて漸次狭まる複
数本の分流路部分とを形成している。このように構成す
ることによって、インクジェットヘッドのノズル孔から
インク液滴を吐出する際には、共通インク室6へのイン
クの逆流を抑制し、インク液滴吐出後には共通インク室
6から個別インク室5へのインク供給を速やかに行える
ようになり、インクの吐出効率に優れた、応答速度が速
く、しかも印字品質の良い小型のインクジェットヘッド
を実現することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドの断面図であ
る。
【図2】図1に示すインクジェットヘッドのインク供給
口部を説明するための部分上面図である。
【図3】図1に示すインクジェットヘッドのインク供給
口部を説明するための第1の部分断面図である。
【図4】図1に示すインクジェットヘッドのインク供給
口部の第2の実施例を説明するための部分上面図であ
る。
【図5】図1に示すインクジェットヘッドのインク供給
口部の第2の実施例を説明するための部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル基板 2 キャビティ基板 3 電極基板 4 振動板 5 個別インク室 6 共通インク室 7 共通電極 8 ノズル孔 9 インク供給口部 10 凹部 11 個別電極 12 インク取入れ口 13 封止材 14 電極端子 20 仕切り壁部 20a 仕切り壁部の上面 20b、20c 仕切り壁部のエッジ 20d、20e 仕切り壁部の傾斜面 21、32 浅い溝部 22 縁 23、25、35、36 連通部 24 溝部 26 連通路 27、34 柱状突起 30、31 深い溝部 33 突部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C057 AF06 AG12 AG31 AG54 AP02 AP31 AP34 AQ01 AQ02 BA04 BA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通インク室と、個別インク室と、この
    個別インク室に連通しているインクノズルと、前記共通
    インク室から前記個別インク室にインクを供給するため
    の単一流路部と複数の分流路部とを備えたインク供給口
    部を有し、前記個別インク室の容積変動により前記イン
    クノズルからインク液滴を吐出させるインクジェットヘ
    ッドにおいて、 前記インク供給口部の複数の分流路部は、前記共通イン
    ク室から個別インク室に向かって、断面積が漸次減少し
    ていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 対向電極の間に電圧を印加することにより発生する静電
    気力によって、前記個別インク室に容積変動を発生させ
    て、前記インクノズルからインク液滴を吐出させること
    を特徴とする静電駆動式のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 インク供給口部は第一の基板にICPプラズマエッチン
    グによる異方性エッチングによって溝加工された後、個
    別インク室、共通インク室を加工した第二の基板と接合
    して形成することを特徴とするインクジェットヘッドの
    製造方法。
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