JP2003304902A

JP2003304902A - 靴べら機能付き靴

Info

Publication number: JP2003304902A
Application number: JP2002146924A
Authority: JP
Inventors: Yoshihisa Suzuki; 義久鈴木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-04-15
Filing date: 2002-04-15
Publication date: 2003-10-28

Abstract

(57)【要約】【課題】靴べらを使用しなで、スムーズに靴が履ける
利便性ばかりではなく、デザイン性の豊かな現代向け新
しい形の靴べら付き靴並びに帯状の靴べら付き靴を提供
する。【解決手段】靴の踵上部内側に、靴の外側に折りたた
める踵ガイド片（１）を設ける。並びに帯状の靴べら
（５）の両端を靴の踵上部内側の左右２個所に取り付け
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、従来の靴べらを
使用しないで、スムーズに靴が履ける靴べら機能付き靴
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より靴を履くには、靴べらを使用し
ないと、スムーズに靴が履けず、また、靴べらを使用し
ないと、踵で靴の踵部分を潰して変形させ、益々靴を履
きずらくしていた。一部の子供用運動靴あるいはスニー
カーには、踵部分の上部に摘みが付いているが、これを
指で摘み靴に踵を入れようとして引っ張ると、靴の踵部
分の上部が狭くなり、これもスムーズに履けなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。イ、靴を履くときは、靴べらを使用しないとスムーズに
靴が履けなかった。ロ、靴べらを使用しないで無理に靴を履こうとすると、
靴の踵部分を潰して変形させ益々靴を履きずらくしてい
た。ハ、踵部分の上部に突起した摘みを付けた靴があるが、
この摘みを手の指で引っ張ると靴の踵の上部が狭くなり
靴が履きずらかった。ニ、踵部分の外側にべろ状の摘みを付けた靴があるが、
靴べらを使用するときの如く、靴べらを靴の踵部分の内
側にあてがってこそ踵が滑り込むのであって、踵部分の
外側に設けたべろ状の摘みでは、本来の靴べらの機能を
果たせなかった。ホ、常時靴べらを持ち歩く必要があり不便であった。本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】靴の踵部分の内側に踵ガ
イド片（１）が靴の踵部分の上端より高くなるように設
ける。この踵ガイド片（１）は使用後に靴踵部分の上端
で折り返しが簡単にできるようにすため、切り欠き部
（３）を設ける。踵ガイド片（１）を折り返したした
際、その状態を保持するために重りとなるメタル（４）
あるいはスナップ（５）あるいは面ファスナーあるいは
磁性体を設ける。なお、本発明の他の実施の形態とし
て、靴の踵部分の内側に踵の挿入に必要な幅を確保した
帯（６）を設ける。本発明は、以上の構成よりなる靴べ
ら機能付き靴である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について図１から図３を利用して説明する。（イ）皮あるいはレザーあるいは透明なビニール等の
柔軟性のある素材で、踵の挿入に必要な幅と形状を有す
る踵ガイド片（１）を作成し、靴の踵部分の内側に装着
する。（ロ）踵ガイド片（１）は、靴べらに代えて使用した
後に、靴の踵の上端で折り曲げあるいは折り返しをした
際、素材に歪みが発生するのでその歪みを吸収させるた
めに、踵ガイド片（１）に切り欠き部（３）を設ける。
この切り欠き部（３）は、折り返した状態を保持し元に
戻りにくくする役割も果たす。切り欠き部（３）を深く
切り込んで、踵ガイド片（１）を帯状にしてもよい。（ハ）踵ガイド片（１）を折り曲げあるいは折り返し
た際に、その状態を保持するためにより有用な重りとな
るメタル（４）あるいはスナップ（５）あるいは面ファ
スナーあるいは磁性体を設ける。一対のスナップ（５）
を装着する場合、踵ガイド片（１）側にメスを設け、靴
の踵の外部側にオスを設ける。また、一対の面ファスナ
ーを装着する場合は、面ファスナーのオスを踵ガイド片
（１）側に設け、メスを靴の踵の外部側に設ける。な
お、一対の磁性体を装着する場合は、プラス・マイナス
をどちら側に設けてもよい。（ニ）本発明の踵ガイド片（１）は、靴の踵部分の内
側に使用する皮あるいはレザー等の材料をそのまま立ち
上げて、踵ガイド片（１）を形成してもよい。本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用す
るときは通常、踵ガイド片（１）は図２の如く靴の外側に折
り返しておくが、靴を履くときには、これを図１のよう
に立てて靴べらとして使用する。踵ガイド片（１）は、靴の外側ではなく、内側に設
けるので靴べらを使用するときと同様にスムーズに靴を
履くことができる。従って、靴の踵を潰して変形させ、
益々靴を履きずらくすることがなくなる。靴を履き終わったら踵ガイド片（１）を靴の外側に
折り返して図２の如く邪魔にならないようにできる。踵ガイド片（１）を折り返したときに外側になる面
には、好みのデザインを施すことができる。上記記載の外側になる面に重りとしてメタル
（４）を装着する場合は、このメタル（４）にブランド
のマークを施したり、あるいはイニシャルであるアルフ
ァベットの文字あるいはキャラクター等を金属等で作成
し、使用する者のイニシャルあるいは好みにあわせてキ
ャラクター等を選択し、後付けできるように別売りの商
品として用意することもできる。メタル（４）に代えてスナップ（５）を装着する場
合は、指で押すメスとなるボタン状の表面にブランドの
マークあるいは好みのデザインを施し、スナップのオス
は靴本体の踵側に設ける。その他、一対の面ファスナーあるいは一対の磁性体
をそれぞれ上記のスナップ（５）に代えて使用する場
合は、上記と同様に好みのデザインを施すことができ
る。これ等は上記と同様に、折り返した踵ガイド片
（１）を記載のメタルよりもさらに安定させる。本発明の踵ガイド片（１）を靴に装備することは、
利便の実用性ばかりではなく、今日までなかった靴の新
しい形のファッションとして、購買意欲を駆り立て経済
効果を高めることに寄与する。

【０００６】以下、本発明の第二の実施の形態について
図４を利用して説明する。Ｉ皮あるいはレザーあるいは布あるいは透明なビニー
ル等の帯（６）の両端を、踵の挿入に必要な間隔をもっ
て、かつ、靴の踵外側と帯（６）の間に指が入る程度の
隙間をつくり、靴の踵上部内側に装着する。なお、帯
（６）に代えて鎖を取り付けてもよい。ＩＩ帯（６）は、靴を履いたとき、足のアキレス腱に
触れないように角度をつけて設ける。本発明は、以上の構成よりなている。本発明を使用する
ときは、帯（６）に指を引っ掛けて引っ張ることで、靴
の踵部分の両側をめくる形となり、踵が靴に入りやすく
簡単に靴を履くことができる。従来の子供用の運動靴あ
るいは一部のスニーカー等のように靴の踵の中心部分に
設けられた摘みは一点装着なので、これを引っ張って踵
を入れようとすると、靴の踵部分が狭くなり靴が履きず
らかったが、帯（６）は、その両端を踵部分の内側上端
の二点に一定の間隔をおいて装着するので、これを引っ
張ると、踵部分が両側に開く形になるばかりでなく、踵
の内側に設けられているので靴べらと同様の機能を果た
し、スムーズに靴を履くことができるので、靴の踵部分
を潰して変形させ、益々靴を履きずらすことがなくな
る。。

【０００７】

【発明の効果】本発明を使用することによって１本発明は靴べら機能付き靴なので、通常の靴べらが
一切不必要となり、靴べらを持ち歩く必要がなくなる。２前記

【０００５】の本発明の第一の実施の形態について記載
のとおり、利便性・実用性・ファッション性が高いばか
りではなく、魅力ある新しい靴の形として購買意欲をも
たらし経済効果的にも社会に大きく貢献する。３前記

【０００６】の本発明の第二の実施の形態については、
利便性・実用性が非常に高いので、まだまだ無器用な子
供達や高齢者にとって非常に有用な靴べら機能付き靴で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の拡大斜視図

【図２】本発明の靴べら機能付き靴の使用後の状態を示
す斜視図

【図３】本発明の靴べら機能付き靴を使用するときの状
態を示す斜視図

【図４】本発明の他の実施の形態を示す斜視図

【符号の説明】

１踵ガイド片２接合部３切り欠き部４メタル５一対のスナップ６帯

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも踵部を有する靴本体と、靴の踵
の内側から上方に突き出した突出部を有する踵ガイド片
とにより構成され、前記踵ガイド片は踵挿入に必要な形
状を維持させる幅となっていることを特徴とする靴べら
機能付き靴。
【請求項２】突出部は折り曲げあるいは折り返し可能で
あり、折り曲げあるいは折り返した状態を維持できるよ
うになっていることを特徴とする請求項１記載の靴べら
機能付き靴。
【請求項３】突出部を折り返した状態にした際に開口部
踵位置の形状を保持する形状保持機構を有するものであ
ることを特徴とする請求項１又は２記載の靴べら機能付
き靴。