JP2003303860A - 半導体チップ搭載用テープキャリア基材及びその製造方法 - Google Patents

半導体チップ搭載用テープキャリア基材及びその製造方法

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JP2003303860A
JP2003303860A JP2002109173A JP2002109173A JP2003303860A JP 2003303860 A JP2003303860 A JP 2003303860A JP 2002109173 A JP2002109173 A JP 2002109173A JP 2002109173 A JP2002109173 A JP 2002109173A JP 2003303860 A JP2003303860 A JP 2003303860A
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tape carrier
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semiconductor chip
manufacturing
copper
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JP2002109173A
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English (en)
Inventor
Takumi Shimoji
匠 下地
Reona Yano
玲諸奈 矢野
Yasunari Shimizu
康也 清水
Eizaburo Kanda
栄三郎 神田
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銅めっきによって形成した銅層表面を研磨する
ことで、突起の無い半導体チップ搭載用テープキャリア
基材とその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体チップ搭載用テープキャリア基材
を、ポリイミドフィルムに導電性のある被膜を形成し、
その上に湿式銅めっきを片面、または両面に施し、その
後、物理的に銅表面を研磨し、更にその銅表面に化学研
磨を行うことで製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、T−CSPやT−
BGA,COFなどに使われる半導体チップ搭載用テー
プキャリア基材の製造方法、およびその方法によって製
造された基材で製造された半導体チップ搭載用テープキ
ャリアを使った半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体チップ搭載用テープキャ
リアの部材として多く用いられる銅/ポリイミドや、銅
/ポリイミド/銅の構造を持った基材の製造において、
ポリイミド表面にスパッタリングによりクロム等の導電
層を形成し、その上に銅めっきによって銅層を成長させ
ることで、半導体チップ搭載用テープキャリア基材が作
られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な製造方法で
は、銅めっきにて銅層を成長させる際、大きさ数μm〜
200μm、高さ0.5μm〜10μmの突起が発生
し、フラットな銅めっき面が得られないという問題があ
った。
【0004】突起発生の原因は、銅めっき液中のパーテ
ィクル(ほこりや、金属粉)等の影響で、銅層中に異物
または銅粉が混入してしまうことに起因する場合や、ポ
リイミドフィルムの製造中に混入される0.1〜数μm
φ無機フィラーまたはその擬縮体がポリイミド表面に現
れることで、ポリイミドフィルム表面が凸状になり、導
電層や銅めっき層もその凸形状に追従してしまい、突起
となって半導体チップ搭載用テープキャリア表面にも現
れてしまうことに起因する。
【0005】このような突起を減少させるには、銅めっ
き液のフィルタリング(目の細かいフィルターを用い
る)効果等をアップさせることで、銅めっき液中のパー
ティクルを減少させる方法があるが、銅めっき液中のパ
ーティクルを完全に除去することは困難であるため、突
起発生を撲滅することは困難であり、またフィラーある
いはその擬集体についても、ポリイミド製造過程におい
て混入しないことで突起の発生を低減することが可能で
あるが、フィラーの混入されていないポリイミドフィル
ムを用いると、基材製造の際に強度が損なわれ、搬送性
が悪くなってしまう等の問題があった。
【0006】そして、従来の技術で製造された半導体チ
ップ搭載用テープキャリア基材には突起が表面に存在
し、さらにその基材を用いフォトファブリケーション技
術により加工された半導体チップ搭載用キャリア表面に
も突起は存在する。その突起がワイヤーボンディングさ
れる場所にあった場合、凸形状がボンディングの際の妨
げとなり、ボンディングワイヤーとキャリア基材間の接
続不良を起こりやすいという、半導体装置の生産性を悪
くし、かつ信頼性を下げる不具合があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、銅めっきに
よって形成した銅層表面を研磨することで、突起の無い
半導体チップ搭載用テープキャリア基材とその製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、半導体チップ搭載用テープキャリア基材の両面、
あるいは片面の銅層表面を物理、化学研磨することによ
って突起を除去することと、研磨された基材を半導体装
置に用いることを特徴とする製造方法、および使用方法
である。
【0009】
【発明の実施の形態】半導体チップ搭載用テープキャリ
ア基材の製造方法において、ポリイミド両面あるいは片
面にスパッタリングによりクロムの導電層を形成した
後、湿式銅めっきにて銅層を成長させる。その後、めっ
きされた銅表面を#600以上のシリコンカーバイトや
酸化アルミニウム砥粒をボンドに混ぜ焼結させた表面を
持つ筒状砥石により0.1μm〜6μm銅厚が均一にな
るように物理的に研削する。この研削の際、#600未
満の砥石を使用すると、請求項3,6に記した銅表面粗
さ及び基材伸縮を得られないことが確認されている。更
にその銅表面に化学研磨を行うことで、銅表面上に残っ
た研削粉を排除することで、突起の無い銅表面を作り出
すことができる。
【0010】上記方法で製造した基材を用いて、半導体
チップ搭載用テープキャリアを製造する。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る半導体チップ搭載用テー
プキャリアの実施例を比較例とともに詳細に説明する。
【0012】(実施例)半導体チップ搭載用テープキャ
リア基材として、リール状のポリイミド両面にクロムの
導電層をコーティング、さらに両面に厚さ15〜18μ
mの銅めっきを施した後、#1500のシリコンカーバ
イト砥粒をボンドに混ぜて焼結した筒状砥石によりリー
ル搬送方向と同じ向きに回転させ物理研磨し、さらに酸
系の薬液にて銅表面を化学研磨した基材を用いて、フォ
トファブリケーション技術により片面に回路となる配
線、反対面に半導体装置を搭載するためのポリイミド構
造を持った半導体チップ搭載用テープキャリアを製造し
た。
【0013】(比較例)また実施例の製造過程における
物理、化学的研磨のみを行わない方法で半導体チップ搭
載用テープキャリアを製造した。即ち、半導体チップ搭
載用テープキャリアの製造方法、条件は、前述の点を除
いては、実施例、比較例ともに同じ条件で製造した。
【0014】比較例での半導体チップ搭載用テープキャ
リア銅表面を顕微鏡観察した結果、高さ0.5μm以上
の突起は「0.34個/cm2」であった。
【0015】次に、実施例の半導体チップ搭載用テープ
キャリア銅表面を比較例と同一条件で顕微鏡観察した結
果、高さ0.5μm以上の突起は「0.00個/cm2
と、なくなっていた。
【0016】また、下記の表1からは、実施例、比較例
の製造過程において、導体除去される前後の基材伸縮
を、予め測定された孔間隔を再測定することで求めた基
材伸縮の結果であるが、ともに0.06%以下に押さえ
られていることが分かる。
【0017】
【表1】
【0018】そして、下記の表2からは、研磨を行った
半導体チップ搭載用テープキャリアのボンディング性に
ついて研磨なし品と比較すると、ワイヤーと基材間の接
着強度は上がり、標準偏差も小さくなっていることが確
認でき、研磨なし品よりも優れていることが分かる。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本発明は前述のように、半導体チップ搭
載用テープキャリア基材の製造において研磨を導入する
ことで突起を無くし、半導体チップ搭載時のワイヤーボ
ンディング不良を起こさず、信頼性を高めた、半導体チ
ップ搭載用テープキャリアが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 康也 東京都青梅市末広町1−6−1 住友金属 鉱山株式会社電子事業本部内 (72)発明者 神田 栄三郎 東京都青梅市末広町1−6−1 住友金属 鉱山株式会社電子事業本部内 Fターム(参考) 5F044 MM03 MM04 MM48

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリイミドフィルムに導電性のある被膜を
    形成し、その上に湿式銅めっきを片面、または両面に施
    し、その後、物理的に銅表面を研磨し、更にその銅表面
    に化学研磨を行うことで製造されることを特徴とする半
    導体チップ搭載用テープキャリア基材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材において、導電性の被膜がスパッタリング
    により形成されることを特徴とする半導体チップ搭載用
    テープキャリア基材。
  3. 【請求項3】請求項1記載の半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材において、物理研磨と化学研磨で銅表面粗
    さをRa=0.1〜1.0μmの範囲内に仕上げること
    を特徴とする半導体チップ搭載用テープキャリア基材。
  4. 【請求項4】請求項3記載の半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材において、物理的研磨は、#600以上の
    シリコンカーバイトまたは酸化アルミニウム砥粒をボン
    ドに混ぜ焼結させた表面を持つ筒状砥石で行うことを特
    徴する半導体チップ搭載用テープキャリア基材。
  5. 【請求項5】請求項1記載の半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材において、銅表面に高さ0.5μm以上の
    突起が無いことを特徴とする半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材。
  6. 【請求項6】請求項1記載の半導体チップ搭載用テープ
    キャリア基材において、フォトファブリケーション技術
    により導体除去される前後の基材伸縮を、単位長さあた
    り0.06%以下に抑えることを特徴とした半導体チッ
    プ搭載用テープキャリア基材。
  7. 【請求項7】ポリイミドフィルムに導電性のある被膜を
    形成し、その上に湿式銅めっきを片面、または両面に施
    し、その後、物理的に銅表面を研磨し、更にその銅表面
    に化学研磨を行うことを特徴とする半導体チップ搭載用
    テープキャリア基材の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の製造方法において、導電性
    の被膜をスパッタリングにより形成することを特徴とす
    る製造方法。
  9. 【請求項9】請求項7記載の製造方法において、物理研
    磨と化学研磨で銅表面粗さをRa=0.1〜1.0μm
    の範囲内に仕上げることを特徴とする製造方法。
  10. 【請求項10】請求項7記載の製造方法において、物理
    的研磨は、#600以上のシリコンカーバイトまたは酸
    化アルミニウム砥粒をボンドに混ぜ焼結させた表面を持
    つ筒状砥石で行うことを特徴する製造方法。
  11. 【請求項11】請求項1記載の製造方法において、銅表
    面に高さ0.5μm以上の突起が無いことを特徴とする
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059439A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Shindo Denshi Kogyo Kk フレキシブル配線板用の導体積層フィルムおよびフレキシブル配線板、ならびにそれらの製造方法
JP2007242790A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Hitachi Cable Ltd 半導体装置用両面配線テープキャリアおよびその製造方法

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