JP2003303639A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003303639A
JP2003303639A JP2002107987A JP2002107987A JP2003303639A JP 2003303639 A JP2003303639 A JP 2003303639A JP 2002107987 A JP2002107987 A JP 2002107987A JP 2002107987 A JP2002107987 A JP 2002107987A JP 2003303639 A JP2003303639 A JP 2003303639A
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Japan
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connector
cavities
housing
cavity
female
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JP2002107987A
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Senkichi Tanaka
宣吉 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リークの発生をより確実に防止する。 【解決手段】 下側のキャビティ32A,32Aに対応
する前端面36Aと上側のキャビティ32Bに対応する
前端面36Bの位置が前後にずれているため、これらの
キャビティ32A,32B間の沿面距離を大きくとるこ
とができ、端子金具20,53間でのリークの発生を確
実に防止することができる。また、雌ハウジング31を
貫通孔Hに通す際には、突出部31Aが案内となるた
め、作業を円滑に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車等に用
いられるコネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車のウィンカーは、ランプ本体
をランプ保持部材を介して車体側に固着する構成となっ
ており、ランプ本体から導出される複数の電線の端末部
にそれぞれ端子金具を装着して、これらの端子金具をコ
ネクタのハウジング内に収容するようになっている。こ
のようなコネクタとして、図7及び図8に示すものが知
られている。このコネクタは、前後方向に細長い略直方
体状のハウジング1を備えており、ハウジング1内には
前記した端子金具(図示せず)を収容可能な3つのキャ
ビティ2が前後に開口して形成されている。ハウジング
1の前端面には各キャビティ2の前側開口2A間を仕切
るようにT字形のリブ3が突設され、このリブ3によっ
て各キャビティ2間の沿面距離を稼ぐことで、水等が付
着した場合の端子金具間におけるリーク発生の防止が図
られている。このコネクタは、組み付けの際には、前記
のランプ保持部材に形成された円形の貫通孔4(図8参
照)に通された後に、車体側の相手コネクタと嵌合接続
される。なお、自動二輪車のウィンカー等に使用される
コネクタとして、例えば公開技報98−6297に記載
されたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
コネクタでは、ハウジング1前端面にT字形のリブ3を
設けることで端子金具間のリーク防止を図っていたが、
コネクタの使用状況によっては、さらに確実なリーク防
止手段が求められることがある。そのような場合、キャ
ビティ2間の沿面距離をより大きくすることが必要であ
るが、一方で、コネクタは、組み付けの際にランプ保持
部材の貫通孔4に通さねばならないため、径方向につい
て大型化することができないという事情があった。本発
明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、
リークの発生をより確実に防止することの可能なコネク
タを提供するところにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るコネクタは、端子金具を収容
可能でかつ前後に開口したキャビティが複数形成された
ハウジングを備え、このハウジングを貫通孔に通した後
に、相手側コネクタに対して前端側から嵌合するように
したコネクタであって、前記ハウジングにおいては、一
部の前記キャビティの前側開口が形成される前端面が、
他の前記キャビティの前側開口が形成される前端面に対
して、前方に突出した位置に設けられているところに特
徴を有する。 【0005】 【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、一
部のキャビティに対応する前端面と他のキャビティに対
応する前端面との位置が前後にずれているため、これら
のキャビティ間の沿面距離を大きくとることができ、端
子金具間でのリークの発生を確実に防止することができ
る。また、ハウジングを貫通孔に通す際には、前方に突
出した部分が案内となるため、作業を円滑に行うことが
できる。 【0006】 【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図1から図6を参照して説明する。図1は、本実施形態
のコネクタ30が使用される自動二輪車のウィンカー1
0を示している。このウィンカー10はランプ本体11
とランプ保持部材12とを備えて構成されている。 【0007】ランプ本体11は、前部に発光部13を備
え、後端に発光部13内に配されたランプ(図示せず)
を保持するソケット部14を備えている。ソケット部1
4からはランプに接続された3本の電線15が導出され
ており、各電線15の端末部には後述の雌側端子金具2
0(図2参照)が接続され、これらの各雌側端子金具2
0がコネクタ30に装着されている。 【0008】ランプ保持部材12は、全体が合成樹脂材
によって形成され、前方に開口した椀状をなす保持部1
6と、一端が保持部16の側面に接続され円筒状をなす
首部17と、この首部17の他方の端部に接続され末広
がりの筒状をなす取付部18とを一体に備えている。首
部17の内側には円形の貫通孔Hが形成され、その一端
側が保持部16内に開口し、他端側は取付部18の内側
に連なっている。取付部18の端縁部には平板状の一対
のねじ止め部18Aが径方向の外側へ向けて突設され、
これを車体側にねじ止めすることでランプ保持部材12
が車体に固定されるようになっている。保持部16に
は、ソケット部14を内側に収容するようにしてランプ
本体11が装着される。前記したコネクタ30は、首部
17の貫通孔Hを通した後に車体側に設けられた相手の
雄コネクタ50(後述する)と嵌合接続される。なお、
以下の説明においては、コネクタ30及び雄コネクタ5
0について互いに嵌合される側を前方とする。 【0009】雌側端子金具20は、導電性の金属板材か
ら形成されており、図2及び図4に示すように、後部に
バレル部21が設けられ、ここに前記した電線15の端
末部がかしめ接続されている。また、雌側端子金具20
の前部には、略角筒状の端子接続部22が設けられてい
る。端子接続部22には、前方の開口から雄側端子金具
53のタブ部56が挿入可能とされると共に、端子接続
部22内に設けられた弾性接触片(図示せず)がタブ部
56に弾性的に接触することで導通が取られるようにな
っている。 【0010】コネクタ30は、図2及び図3に示すよう
に、合成樹脂製の雌ハウジング31を備えている。この
雌ハウジング31の内部には、雌側端子金具20を収容
可能な3つのキャビティ32A,32A,32Bが設け
られている。これらのうちの2つのキャビティ32A,
32Aは雌ハウジング31の下部に左右に並んで配置さ
れ、残りの1つのキャビティ32Bは雌ハウジング31
の上部に下側の両キャビティ32Aに対して横向きに配
置されている。各キャビティ32A,32Bは前後に開
口しており、後側の開口は雌側端子金具20を挿入可能
な端子挿入口34として大きく開口し、前側の開口は雄
側端子金具53のタブ部56を挿入可能なタブ挿入口3
5(本発明の「前側開口」に相当)として小さく開口し
ている。 【0011】さて、上記の3つのキャビティ32A,3
2A,32Bは、その内径寸法及び長さ寸法ともに互い
にほぼ等しくされているが、下側の一対のキャビティ3
2A,32Aは、上側のキャビティ32Bに対して、長
さLだけ前方に位置ずれしている。言い換えれば、一対
のキャビティ32Aのタブ挿入口35が開口した前端面
36Aは、キャビティ32Bのタブ挿入口35が開口し
た前端面36Bに対して、長さLだけ前方に突出した位
置にある。上側の前端面36Bに対して突出した部分
(一対のキャビティ32A,32Aの前端部の外壁を構
成する部分)は、突出部31Aとされ、その後側の部分
に比べ上下方向の寸法が小さくなっている。 【0012】各キャビティ32A,32Bの内部には、
前後方向の中央付近から前方へ向けて片持ち状に延出す
るランス37が形成されている。なお、上側のキャビテ
ィ32Bについては、ランス37は側面に形成され、そ
の先端部は左右方向に撓み変形可能とされている。ま
た、下側のキャビティ32Aについては、ランス37は
下面、即ち雌ハウジング31の下壁33の内側に連続す
るように設けられ、その先端部は上下方向に撓み変形可
能とされている。各ランス37の先端部には、それぞれ
キャビティ32A,32Bの内側へ突出する係止突起3
7Aが設けられ、この係止突起37Aが雌側端子金具2
0における端子接続部22の後端縁に係止することで雌
側端子金具20が抜け止め状態に保持される。 【0013】前記した下壁33は下側のキャビティ32
Aの後半領域のみに設けられており、ランス37の基端
部から前方の領域が開放部38となっている。この開放
部38は、突出部31Aの前端面36Aに至るまで形成
され、ランス37を成型する際に金型を前方向へ抜くた
めの型抜き孔を兼ねている。また、雌ハウジング31の
下面には、下壁33よりも下方へ突出したリブ39が全
長にわたって設けられており、このリブ39の前部が一
対のキャビティ32A,32Aの開放部38の間に突出
した形態となっている。また、突出部31Aの前端面3
6Aには、各キャビティ32A,32A,32B間を仕
切るようにT字形のリブ40が突設され、これらのリブ
39,40によって各キャビティ32A,32A,32
B間の沿面距離が大きくされている。なお、上記のよう
に雌ハウジング31の下壁33のうちランス37から前
方の領域を開放部38とすることで、下壁33全体の厚
さ寸法が小さくされ、雌ハウジング31をより小さな貫
通孔Hに通すことが可能となる。 【0014】一方、雄コネクタ50は、図4及び図5に
示すように、合成樹脂製の雄ハウジング51を備えてい
る。この雄ハウジング51の前部には、雌ハウジング3
1を嵌合可能なフード部52が形成され、その後側には
雄側端子金具53を抜け止め状態で収容可能な3つのキ
ャビティ54A,54A,54Bが設けられている。こ
れらのうちの2つのキャビティ54A,54Aは、雄ハ
ウジング51の下部に左右に並んで配置され、残りの1
つのキャビティ54Bは雄ハウジング51の上部に下側
の両キャビティ54Aに対して横向きに配置されてい
る。各キャビティ54A,54A,54Bは前後に開口
しており、その前側開口55からフード部52内へ雄側
端子金具53の有するタブ部56が突出している。 【0015】上記の3つのキャビティ54A,54A,
54Bは、その内径寸法及び長さ寸法ともに互いにほぼ
等しくされているが、下側の一対のキャビティ54A,
54Aは、上側のキャビティ54Bに対して、長さLだ
け後方に位置ずれしている。言い換えれば、一対のキャ
ビティ54Aの前側開口55が開口した嵌合面57A
が、上側のキャビティ54Bの前側開口55が開口した
嵌合面57Bに対して、長さLだけ後方に位置した構成
となっている。また、嵌合面57Aには、雌ハウジング
31側のリブ40を受け入れ可能なT字形の溝部58が
設けられている。 【0016】次に本実施形態の作用を説明する。組み付
けに際しては、まずランプ本体11より導出された3本
の電線15の端末に接続された雌側端子金具20をそれ
ぞれ対応するキャビティ32A,32Bに挿入する。雌
側端子金具20が正規の位置まで挿入されると、ランス
37の係止突起37Aが端子接続部22の後端縁に係止
して、雌側端子金具20が抜け止めされた状態となる。 【0017】次に、雌側端子金具20を装着したコネク
タ30をランプ保持部材12の貫通孔Hに通す。まずコ
ネクタ30を保持部16内に挿入し、突出部31Aを貫
通孔H内へ差し込む。そして、突出部31Aの下面を貫
通孔Hの孔縁部に押し付けるように摺接させて、雌ハウ
ジング31全体を貫通孔Hに差し入れる。このように、
上下寸法の小さい突出部31Aを先に貫通孔Hへ差し込
み、雌ハウジング31を案内させることで、貫通孔Hと
雌ハウジング31との間のクリアランスが少ない場合で
も円滑に挿入することができる。 【0018】こうして、コネクタ30を貫通孔Hに通
し、反対側の開口から引き出した後、コネクタ30を車
体側に設けられた雄コネクタ50のフード部52へ嵌合
する。嵌合状態では、図6に示すように、タブ部56が
雌側端子金具20の端子接続部22に差し込まれて雌雄
の端子金具20,53が導通状態となる。また、T字状
のリブ40が溝部58内に受け入れられる。さらに、雌
ハウジング31の開放部38はフード部52により覆わ
れた状態となる。 【0019】本実施形態によれば、下側のキャビティ3
2A,32Aに対応する前端面36Aと上側のキャビテ
ィ32Bに対応する前端面36Bの位置が前後にずれて
いるため、これらのキャビティ32A,32B間の沿面
距離を大きくとることができ、端子金具20,53間で
のリークの発生を確実に防止することができる。また、
雌ハウジング31を貫通孔Hに通す際には、突出部31
Aが案内となるため、作業を円滑に行うことができる。 【0020】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では、3つのキャビティのうち上側
のものに対応した前端面と下側のものに対応した前端面
との位置を2段階にずらしたものを示したが、本発明に
よれば、キャビティを3つ以上設けたものにおいて前端
面の位置を3段階以上にずらすようにしても良い。な
お、回路構成上、端子金具間でのリークを生じにくいキ
ャビティ同士については、上記実施形態の下側の前端面
(36A)のように、前端面の位置を同じにするように
しても良い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態におけるウィンカーを示す斜視図 【図2】雌側端子金具を雌ハウジングに挿入する前の状
態を示す側断面図 【図3】コネクタの正面図 【図4】コネクタを雄コネクタに嵌合する前の状態を示
す側断面図 【図5】雄コネクタの正面図 【図6】コネクタを雄コネクタと嵌合した状態を示す側
断面図 【図7】従来例におけるコネクタを示す側断面図 【図8】その正面図 【符号の説明】 H…貫通孔 20…雌側端子金具(端子金具) 30…コネクタ 31…雌ハウジング(ハウジング) 32A,32B…キャビティ 35…タブ挿入口(前側開口) 36A,36B…前端面 50…雄コネクタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 端子金具を収容可能でかつ前後に開口し
    たキャビティが複数形成されたハウジングを備え、この
    ハウジングを貫通孔に通した後に、相手側コネクタに対
    して前端側から嵌合するようにしたコネクタであって、 前記ハウジングにおいては、一部の前記キャビティの前
    側開口が形成される前端面が、他の前記キャビティの前
    側開口が形成される前端面に対して、前方に突出した位
    置に設けられていることを特徴とすることを特徴とする
    コネクタ。
JP2002107987A 2002-04-10 2002-04-10 コネクタ Pending JP2003303639A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233306A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Jst Mfg Co Ltd コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233306A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Jst Mfg Co Ltd コネクタ

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