JP2003303609A - 情報機器 - Google Patents

情報機器

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JP2003303609A JP2002109360A JP2002109360A JP2003303609A JP 2003303609 A JP2003303609 A JP 2003303609A JP 2002109360 A JP2002109360 A JP 2002109360A JP 2002109360 A JP2002109360 A JP 2002109360A JP 2003303609 A JP2003303609 A JP 2003303609A
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の動作可能時間、燃料の補給時期、燃料
カートリッジの交換時期などを的確にユーザに知らしめ
ることが可能な情報機器を提供する。 【解決手段】 燃料改質器又は燃料電池の運転状態及び
/又は運転環境に応じた燃料の使用量と燃料電池で発電
される電流量との関係を表すデータを記憶しておき、こ
のデータに基づいて例えば機器の動作可能な時間を計算
することで、的確なタイミングで燃料を補給したり、燃
料カートリッジを交換したりすることを可能にする。ま
た、燃料タンクや燃料カートリッジの残量表示と、補助
電池の蓄電残量表示と、機器の動作可能時間表示を選択
的に表示したり、同時に表示したりすることを可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池を電源と
するビデオカメラなどの情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの情報機器では、充電
可能な二次電池を電源とすることができる。これらの充
電可能な二次電池としては、リチウムイオン二次電池
や、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム二次電
池、鉛蓄電池などが使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、ビデオカ
メラなどの情報機器の電源として燃料電池が提案されて
いる。燃料電池とは、水素を燃料として電気を発電させ
て電力を得るものである。燃料電池の燃料として、純水
素を直接燃料とする方式と共に、原油を原料とするガソ
リンやLPガス、天然ガス、メタノールなどを燃料とし
て、これらの燃料を改質することで改質水素を生成し、
この改質水素から発電する方式も各種提案されている。
【0004】しかしながら、ビデオカメラなどの情報機
器の電源として燃料電池を用いた場合には、燃料補給の
タイミングや燃料カートリッジの交換時期を、どのよう
に検出するかが課題となっており、さらに、その検出結
果をどのような手法でユーザに知らしめるかも課題とな
っていた。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、機器の
動作可能時間、燃料の補給時期、燃料カートリッジの交
換時期などを的確にユーザに知らしめることが可能な情
報機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報機器では、燃料から改質水素を生成す
る燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う燃料電池
と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的に蓄積す
る補助電池とを備え、前記補助電池の出力によって機器
の動作を行う情報機器において、前記燃料改質器又は前
記燃料電池の運転状態及び/又は運転環境に応じた前記
燃料の使用量と前記燃料電池で発電される電流量との関
係を表すデータを記憶する記憶手段を有し、前記データ
に基づいて所定の処理を行うことを特徴とする。
【0007】本発明の情報機器では、燃料から改質水素
を生成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う
燃料電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的
に蓄積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によ
って機器の動作を行う情報機器において、前記燃料の残
量を検出する第一の残量検出手段と、前記補助電池の蓄
電残量を検出する第二の残量検出手段とを有し、前記第
一の残量検出手段によって検出された燃料の残量と、前
記第二の残量検出手段によって検出された補助電池の蓄
電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残量から
求められる機器の使用可能時間とを選択的に表示するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の情報機器では、燃料から改質水素
を生成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う
燃料電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的
に蓄積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によ
って機器の動作を行う情報機器において、前記燃料の残
量を検出する第一の残量検出手段と、前記補助電池の蓄
電残量を検出する第二の残量検出手段とを有し、前記第
一の残量検出手段によって検出された燃料の残量と、前
記第二の残量検出手段によって検出された補助電池の蓄
電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残量から
求められる機器の使用可能時間とを同時に表示すること
を特徴とする。
【0009】本発明の情報機器では、燃料から改質水素
を生成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う
燃料電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的
に蓄積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によ
って機器の動作を行う情報機器において、前記燃料の残
量を検出する第一の残量検出手段と、前記補助電池の蓄
電残量を検出する第二の残量検出手段とを有し、前記第
一の残量検出手段によって検出された燃料の残量と、前
記第二の残量検出手段によって検出された補助電池の蓄
電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残量から
求められる機器の使用可能時間と、前記燃料電池から前
記補助電池への充電動作状況とから成る各表示要素のう
ちの一部又は全部をアイコン表示することを特徴とす
る。
【0010】本発明の情報機器では、燃料タンクもしく
は燃料カートリッジに格納された燃料から改質水素を生
成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う燃料
電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的に蓄
積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によって
機器の動作を行う情報機器において、前記燃料の残量を
検出する残量検出手段を有し、前記燃料の残量に応じ
て、前記燃料タンクへの燃料補給もしくは前記燃料カー
トリッジの交換を促す警告を出力することを特徴とす
る。
【0011】本発明の情報機器では、燃料から改質水素
を生成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う
燃料電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的
に蓄積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によ
って機器の動作を行う情報機器において、前記燃料改質
器の改質動作を制御する手段と、前記補助電池の充電動
作を制御する手段とを有し、前記燃料改質器の改質動作
の準備が未完了である場合で、前記補助電池の充電量が
所定量以下であるときに、機器が十分に動作できない状
況を表す警告を出力することを特徴とする。
【0012】本発明の情報機器では、燃料から改質水素
を生成する燃料改質器と、前記改質水素から発電を行う
燃料電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的
に蓄積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によ
って機器の動作を行う情報機器において、前記燃料改質
器の改質動作を制御する手段と、前記補助電池の充電動
作を制御する手段とを有し、前記燃料改質器の改質動作
の準備が未完了である場合で、前記補助電池の充電量が
所定量以下であるときに、限定して機器の動作を行うこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の情報機器では、水素貯蔵器に貯蔵
された水素を燃料として発電を行う燃料電池と、前記燃
料電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池
とを備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行
う情報機器において、前記燃料電池の運転状態及び/又
は運転環境に応じた水素燃料の使用量と前記燃料電池で
発電される電流量との関係を表すデータを記憶する記憶
手段を有し、前記データに基づいて所定の処理を行うこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の情報機器では、水素貯蔵器に貯蔵
された水素を燃料として発電を行う燃料電池と、前記燃
料電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池
とを備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行
う情報機器において、前記燃料の残量を検出する第一の
残量検出手段と、前記補助電池の蓄電残量を検出する第
二の残量検出手段とを有し、前記第一の残量検出手段に
よって検出された燃料の残量と、前記第二の残量検出手
段によって検出された補助電池の蓄電残量と、これら燃
料の残量と補助電池の蓄電残量から求められる機器の使
用可能時間とを選択的に表示することを特徴とする。
【0015】本発明の情報機器では、水素貯蔵器に貯蔵
された水素を燃料として発電を行う燃料電池と、前記燃
料電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池
とを備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行
う情報機器において、前記第一の残量検出手段によって
検出された燃料の残量と、前記第二の残量検出手段によ
って検出された補助電池の蓄電残量と、これら燃料の残
量と補助電池の蓄電残量から求められる機器の使用可能
時間とを同時に表示することを特徴とする。
【0016】本発明の情報機器では、水素貯蔵器に貯蔵
された水素を燃料として発電を行う燃料電池と、前記燃
料電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池
とを備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行
う情報機器において、前記燃料の残量を検出する第一の
残量検出手段と、前記補助電池の蓄電残量を検出する第
二の残量検出手段とを有し、前記第一の残量検出手段に
よって検出された燃料の残量と、前記第二の残量検出手
段によって検出された補助電池の蓄電残量と、これら燃
料の残量と補助電池の蓄電残量から求められる機器の使
用可能時間と、前記燃料電池から前記補助電池への充電
動作状況とから成る各表示要素のうちの一部又は全部を
アイコン表示することを特徴とする。
【0017】本発明の情報機器では、水素燃料タンクも
しくは水素燃料カートリッジに格納された水素を燃料と
して発電を行う燃料電池と、前記燃料電池にて発電され
た電気を一時的に蓄積する補助電池とを備え、前記補助
電池の出力によって機器の動作を行う情報機器におい
て、前記燃料の残量を検出する残量検出手段を有し、前
記燃料の残量に応じて、前記水素燃料タンクへの燃料補
給もしくは前記水素燃料カートリッジの交換を促す警告
を出力することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】[第一実施形態] <ハード構成>図1は、第一実施形態に係る情報機器の
ハード構成を示すブロック図である。第一実施形態に係
る情報機器は、燃料電池を電源としたビデオカメラであ
っても、それ以外の画像処理装置であってもよい。
【0020】図1中の101はビデオカメラブロック、
102は記録/再生ブロック、103はランダムアクセ
ス可能な記録メディア(光ディスク、光磁気ディスク、
ハードディスク、固体メモリ、不揮発メモリなど)であ
り、CPUバス108を介して接続されたCPU104
に制御されて動作する。カメラブロック101で撮影さ
れた静止画像や動画像は、記録/再生ブロック102で
圧縮符号化されて記録メディア103へ記録される。
【0021】スイッチ106は外部操作スイッチであ
り、ユーザから指示されている機器のモードや状態(例
えば記録モードや再生モード)をCPU104へ知ら
せ、CPU104はこれに従い、機器の各部を制御す
る。EEPROM105は、機器の情報を予め記憶して
おくための不揮発メモリであり、表示器107は、液晶
ディスプレイや、CRTディスプレイに代表されるモニ
タディスプレイである。表示器107では、ビデオカメ
ラブロック101から出力される動画像や静止画像、又
は記録メディア103に記録されて記録/再生ブロック
102で再生される動画像や静止画像を表示するのと同
時に、CPU104から指示された機器の各種情報を、
例えば図3や図4のように、前記映像の上にオンスクリ
ーンディスプレイとして、文字やアイコン表示する。
【0022】燃料カートリッジ110は、メタノールや
ガソリン、LPガス、天然ガスなどに代表される燃料を
格納する燃料容器で、燃料122が改質器111に送ら
れ、改質器111にて改質水素に改質される。この際、
改質器111はCPU104の指示で改質器制御回路1
14を介して制御される。改質器111で改質された改
質水素123は、燃料電池112へ送られ、雰囲気中の
酸素(非表示)と結合することで発電され、同時に水
(非表示)を排出する。
【0023】燃料電池112で発電された電気は、電流
124として二次電池113に供給され充電される。こ
の際、二次電池113は、CPU104の指示のもと充
電制御回路115にて制御されて充電される。ビデオカ
メラの各部(カメラブロック101、記録/再生ブロッ
ク102、CPU104、他)は、二次電池113から
電流121の供給を受けて動作する。
【0024】燃料残量検出器116は、燃料カートリッ
ジ110内の燃料の残量検出を行う。燃料流量検出器1
17は、燃料カートリッジ110から改質器111へ供
給される燃料122の供給流量を検出する。改質水素流
量検出器118は、改質器111で改質されて燃料電池
112へ供給される改質水素123の供給流量を検出
し、充電電流検出器119は、燃料電池112から二次
電池113へ充電される充電電流量124を検出し、二
次電池残量検出器120は、二次電池113の残量(充
電量)を検出する。
【0025】また、CPU104は、CPUバス108
を介して、燃料残量検出器116、燃料流量検出器11
7、改質水素流量検出器118、充電電流検出器11
9、及び二次電池残量検出器120に定期的にアクセス
することで、電源系の各情報入手して、これらの情報を
基に、機器のモード(記録モード/再生モードなど)ご
とに動作可能時間を検出したり、表示器107を介して
ユーザに逐次電源の状態情報を知らせたりする。
【0026】<動作可能時間の検出アルゴリズム>次
に、図2のフローチャートを用いて、CPU104がビ
デオカメラの動作可能時間を検出するアルゴリズムにつ
いて説明する。
【0027】まずステップS201において、CPU1
04は、燃料流量検出器117にて燃料の流量を検出
し、ステップS202では、改質器111の運転状況に
ついて調べる。ここで述べる運転状況とは、改質器11
1の現在の動作温度や、改質器111の運転モード(例
えば、始動中、定常運転中、終了動作中など)を表す。
【0028】この燃料の流量や改質器111の運転状況
を基に、ステップS203では、EEPROM105か
ら、現在の状況における改質水素発生効率V220を読
み込む。なお、EEPROM105には、前もって燃料
の流量や改質器111の運転状況に応じた改質水素の発
生効率を測定するなどして覚えさせておく。
【0029】次に、ステップS209において、残量検
出器116にて燃料カートリッジ110の残量を検出し
て、ステップS208にて発生効率V220に乗ずるこ
とで、これからの改質水素の発生可能量V221を求め
る。さらに、ステップS211において、変換済みで且
つまだ発電をしていない改質水素の量(改質器111と
燃料電池112の間に溜まっている改質水素の量)を検
出して、ステップS210にて加算して、発電可能な改
質水素の総量V223を求める。
【0030】一方、ステップS204では、燃料電池1
12の運転状況(例えば運転温度や運転負荷状況など)
を検出して、予めこれらの相関関係のデータを記憶した
EEPROM105からデータを読み出すことで、発電
効率V222を調べる。そしてステップS212では、
ステップS210で求めた改質水素の総量V223に発
電効率を乗ずることで、燃料電池112で発電可能な電
力量V224を求める。
【0031】続いてステップS213では、二次電池1
13の残量検出器120にて残量を検出して、ステップ
S214にて燃料電池112での発電可能な電力量V2
24と加算することで、機器の使用できる総電力量V2
25を求める。
【0032】また、ステップS206では、機器の動作
モード(例えば、記録モードや再生モードなど)から、
ステップS207において、予め機器の動作モードと消
費電流との関係を記憶させたEEPROM105から読
み込むことで、機器の現在の消費電流V226を調べ
る。ステップS214では、機器で使用できる総電力量
V225を消費電流V226で除することで、動作可能
時間(ステップS216)を求める。
【0033】<動作可能時間などの表示>次に、上述し
たアルゴリズムで求めた動作可能時間を、どのように表
示してユーザに知らせるかについて、図3(A)〜
(F)を参照して説明する。
【0034】図3(A)〜(F)は、第一実施形態の残
量表示などを表す画面図であり、文字によって情報を表
示する例を示している。
【0035】図中の301は、表示器107のスクリー
ンの外枠であり、このスクリーンの中に、CPU104
の指示により、カメラや記録メディアの記録/再生画像
が表示されると同時に、オンスクリーン表示にてユーザ
に情報を知らせる例である。
【0036】図3(A)では、燃料残量検出器116で
検出された燃料カートリッジ110の燃料残量のみを表
示枠302に文字情報表示している例を示している。図
3(B)は、二次電池残量検出器120にて検出された
二次電池113の残量のみを表示枠303に文字情報表
示している例を示している。図3(C)は、上述のアル
ゴリズムにて求めた動作可能時間のみを表示枠304に
文字情報表示している例を示している。
【0037】また、図3(D)は、図3(A)、
(B)、(C)にて別々に表示した、燃料残量と二次電
池残量と動作可能時間の3つを同時に表示枠305に文
字情報表示している例を示している。なお、この図3
(A)〜(D)までの表示形式は、スイッチ106を操
作することで切り替えることが可能であり、ユーザの好
みの表示形態を自由に選択することができる。
【0038】次に、図3(E)、(F)では、アイコン
を使って表現した例を示している。すなわち、燃料残量
をアイコン311で表現し、二次電池残量をアイコン3
13で表現する。動作可能時間は、アイコン314のよ
うな文字形態で表現している。
【0039】この図3(E)、(F)では、新たに、燃
料電池112の稼動状態を示すアイコン312も表示し
ている。図3(E)のアイコン312は、燃料電池11
2や改質器111が稼動状態で、二次電池113に充電
を行っている最中であることを表しており、図3(F)
のアイコン312は、二次電池113が満充電であるの
で、燃料電池112や改質器111は停止状態にあるこ
とを示している。
【0040】<警告の表示>次に、種々の警告をユーザ
に発する表示例について、図4(A)〜(F)を参照し
て説明する。なお、図3(A)〜(F)と共通の要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0041】図4(A)、(B)は、第一実施形態の警
告表示を表す画面図であり、燃料カートリッジ110が
空になったことをユーザに知らせる警告の例である。
【0042】図4(A)では、カートリッジ残量が例え
ば10%を下回ったならば、そのときの表示が、たとえ
カートリッジ残量表示でない場合(図3(B)、
(C))であったとしても、強制的にカートリッジ残量
表示(302)に切り替えて、加えて“カートリッジを
交換してください”と表示(402)にする例を示して
いる。
【0043】図4(B)では、燃料カートリッジ110
が空になったのを、燃料カートリッジ110のアイコン
311を点滅させて、加えて“カートリッジを交換して
ください”と表示(415)にする例を示している。
【0044】図4(C)、(D)では、まもなく燃料カ
ートリッジ110が空になることをユーザに知らせる警
告の例を示している。図4(C)、(D)は共にアイコ
ン表示であり、燃料カートリッジアイコン311を点滅
させて警告しつつ、“カートリッジの準備をしてくださ
い”という意味合いの警告表示425、435を所定時
間だけ表示する。
【0045】なお、この警告を発するタイミングは、二
次電池113の残量にも依存して決めており、図4
(C)の二次電池残量表示313で表された残量の方
が、図4(D)の二次電池残量表示313で表された残
量の方よりも多いので、燃料カートリッジ110の残量
が図4(C)の方が図4(D)よりも少ないにもかかわ
らず、警告が出ている例である。ここでは、二次電池1
13の残量にも依存して警告を出したが、二次電池11
3だけに依存するのではなく、機器の動作可能時間とカ
ートリッジ残量に依存して警告を出しても構わない。
【0046】図4(E)、(F)では、長期間、機器を
使用しなかったりして、燃料カートリッジ110の残量
はまだあるにもかかわらず、二次電池113の残量があ
まり残っていないときに、改質器111がまだ十分に起
動していため、改質水素を十分に生成できずに充電が追
いつかないときの警告の例を示している。
【0047】図4(E)の例では、充電が間に合わない
ので機器を動作できないため、動作可能時間の表示31
4は同図に示すようなキャンセル表示になると共に、燃
料電池112の稼動状態を示すアイコン312が点滅
し、さらに“充電が間に合いません“という警告表示4
45を出す。
【0048】また、図4(F)の例では、同様に充電が
間に合わないので、機器を十分に動作できないが、例え
ば、消費電力の低い再生モードのみは動かすことができ
るだけの電力があるので、動作可能時間の表示314は
同図に示すような有効表示になると共に、”再生モード
のみ動作可能です“と警告表示455を出す例である。
【0049】なお、ここで表現されているオンスクリー
ン表示の言葉やアイコンの図柄、警告の文言は、これに
制限されるものではなく、同様の意味合いをユーザに対
して伝えられるならば、どのような表現でも構わない。
【0050】本実施形態によれば、燃料電池112を電
源とした、画像記録再生装置などの情報機器において、
予め燃料電池112の運転状況に応じた発電効率を記憶
しておき、これに基づいて機器の動作可能な時間を計算
することで、的確なタイミングで燃料カートリッジ11
0を交換することができる。
【0051】さらに、燃料カートリッジ110の残量表
示と、二次電池113の残量表示と、機器の動作可能時
間を選択的に表示したり、同時に表示したりすることを
可能にすることで、限られた表示スペースにおいて、使
用者の望む表示を選択できるメリットがあり、使用感を
高めることができる。
【0052】また、燃料カートリッジ110の残量表示
と、二次電池113の残量表示と、機器の動作可能時間
と、燃料電池112から二次電池113への充電動作
の、全部もしくは一部をアイコンにて表示することで、
限られた表示スペースにて、使用状況や稼動状況を、使
用者に的確に分からせることができる。
【0053】そして、燃料の減少とともに、カートリッ
ジ交換のための警告を段階的に、また二次電池113の
残量や機器の動作可能時間を考慮しつつ、文字又はアイ
コンで表示することで、的確なタイミングで燃料補給や
カートリッジの交換ができる。
【0054】さらに、燃料電池112や改質器111の
起動中で、まだ二次電池113に充電が十分にできない
にもかかわらず、二次電池113の充電量が少ない時に
は、警告を出すことで、ユーザに状況を知らせると共
に、機器の動作を禁止したり、機器の動作を限定して行
わせることもできる。
【0055】なお、本実施形態では、燃料カートリッジ
110を交換するタイプで実施形態を説明したが、燃料
タンクに直に燃料を補給するタイプでも構わないし、そ
れに合わせて、警告などのオンスクリーンの言葉や図柄
を変えても構わない。
【0056】[第二実施形態]第二実施形態では、純水
素を直接燃料とするタイプの燃料電池を電源とした場合
について説明する。
【0057】<ハード構成>図5は、第二実施形態に係
る情報機器のハード構成を示すブロック図である。第二
実施形態に係る情報機器は、燃料電池を電源としたビデ
オカメラであっても、それ以外の画像処理装置であって
もよい。なお、上記第一実施形態の図1と同じ機能を有
するブロックに関しては同じ符号で表し、説明を省略す
る。
【0058】水素燃料は水素貯蔵機510に貯蔵され、
純水素(水素燃料)523が燃料電池112へ供給され
て発電される。水素貯蔵器510の純水素の残量は、水
素残量検出器516で検出され、水素貯蔵器510から
燃料電池112への水素供給量(流量)は、純水素流量
検出器518にて検出して、それぞれCPUバス108
を介してCPU104へ伝えられる。また、二次電池1
13の出力は機器各部へ供給され機器が動作するが、こ
の機器各部へ供給される電流は、消費電流検出回路51
9にて検出され、同様にCPU104に伝えられる。
【0059】<動作可能時間の検出アルゴリズム>次
に、図6(A)を用いて、本実施形態における動作可能
時間の計算アルゴリズム(第1の例)について説明す
る。
【0060】まずステップS601では、CPU104
は、燃料電池の運転状況(例えば運転温度や運転モード
などの運転負荷状況など)を検出し、続くステップS6
02にて予めこれらの相関関係のデータを記憶したEE
PROM105からデータを読み出すことで、発電効率
を調べる。
【0061】そして、ステップS603において残量検
出器516にて検出した水素の総残量にステップS60
4にて発電効率を乗ずることで、燃料電池で発電可能な
電力量V630を求める。ステップS605では、二次
電池113の残量検出器120にて残量を検出して、ス
テップS606にて燃料電池での発電可能な電力量V6
30と加算することで、機器の使用できる総電力量V6
31を求める。
【0062】一方、ステップS607では、機器の動作
モード(例えば記録モードや再生モードなど)から、ス
テップS608にて、予め機器の動作モードと消費電流
との関係を記憶させたEEPROM105から読み込む
ことで、機器の現在の消費電流を調べる。ステップS6
09では、機器で使用できる総電力量V631を現在の
消費電流で除することで、動作可能時間を求める(ステ
ップS610)。
【0063】図6(B)は、本実施形態における動作可
能時間の計算アルゴリズムに関する第2の例について説
明するものである。
【0064】本例では、機器の消費電力をEEPROM
105のデータから推測するのではなく、ステップS6
20において消費電流検出回路519にて実測した結果
を基に動作可能な時間を求めるようにしたものである。
【0065】図6(C)は、本実施形態における動作可
能時間の計算アルゴリズムに関する第3の例について説
明するものである。
【0066】本例では、動作可能時間の求め方として、
EEPROM105の発電効率データを基に機器のもつ
電力量に換算する方式ではなく、水素残量検出器516
で検出した水素貯蔵残量を純水素流量検出器518で検
出した水素流量で除した値と、二次電池残量検出器12
0で検出した二次電池113の残量を消費電流検出回路
519で検出した消費電流量で除した値を加算して、動
作可能時間を求める方式のアルゴリズムである。
【0067】<動作可能時間などの表示>次に、上述し
たアルゴリズムで求めた動作可能時間を、どのように表
示してユーザに知らせるかについて、第二実施形態の残
量表示などを表す画面図である図7(A)〜(F)を参
照して説明する。
【0068】第一実施形態の図3に示す表示例がカート
リッジ燃料の残量を表示したのに対して、図7(A)〜
(F)は、水素貯蔵器510の水素残量を表示するよう
に置き換えたものであり(702,703,705,7
11)、ディスプレイ上の表現も、“カートリッジ残
量”から“水素残量”に替わっている(702,70
3,705)。
【0069】<警告の表示>次に、種々の警告をユーザ
に発する表示例について、第二実施形態の警告表示を表
す画面図である図8(A)〜(F)を参照して説明す
る。
【0070】図8(A)〜(D)に示す表示例は、図4
(A)〜(D)において、カートリッジに対して水素を
直接補給するように警告の文言を替えたものである。し
たがって、“カートリッジを交換してください”の警告
表示402,415が“水素を補給してください”の警
告表示802,815に替わっており、“カートリッジ
を準備してください”の警告表示425,435が“ま
もなく水素の補給が必要です”の警告表示825,83
5に替わっている。
【0071】但し、ここで表現されているオンスクリー
ン表示の言葉やアイコンの図柄、警告の文言は、これに
制限されるものではなく、同様の意味合いをユーザに対
して伝えられるならば、どのような表現でも構わない。
【0072】また、本実施形態では、水素貯蔵器510
に純水素を貯蔵して燃料とすることから、水素を外部か
らタンクに補給するイメージになっているが、水素カー
トリッジを交換するタイプでも構わないし、液体水素を
補給するタイプでも構わない。
【0073】本実施形態によれば、燃料電池112を電
源とした、画像記録再生装置などの情報機器において、
予め燃料電池112の運転状況に応じた発電効率を記憶
しておき、これに基づいて機器の動作可能な時間を計算
することで、的確なタイミングで燃料補給することがで
きる。
【0074】さらに、水素貯蔵器510の残量表示と、
二次電池113の残量表示と、機器の動作可能時間を選
択的に表示したり、同時に表示したりすることを可能に
することで、限られた表示スペースにおいて、使用者の
望む表示を選択できるメリットがあり、使用感を高める
ことができる。
【0075】また、水素貯蔵器510の残量表示と、二
次電池113の残量表示と、機器の動作可能時間と、燃
料電池112から二次電池113への充電動作の、全部
もしくは一部をアイコンにて表示することで、限られた
表示スペースにて、使用状況や稼動状況を、使用者に的
確に分からせることができる。
【0076】そして、燃料の減少とともに、燃料補給の
ための警告を段階的に、また二次電池113の残量や機
器の動作可能時間を考慮しつつ、文字又はアイコンで表
示することで、的確なタイミングで燃料補給やカートリ
ッジの交換ができる。
【0077】さらに、燃料電池112や改質器111の
起動中で、まだ二次電池113に充電が十分にできない
にもかかわらず、二次電池113の充電量が少ない時に
は、警告を出すことで、ユーザに状況を知らせると共
に、機器の動作を禁止したり、機器の動作を限定して行
わせることもできる。
【0078】なお、上述した図2又は図6のフローチャ
ートに従ったプログラムを例えばEEPROM105に
格納し動作することにより、上述の制御方法を実現させ
ることが可能となる。
【0079】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又は
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読み出し実行することによっても、完成されるこ
とは述べるまでもない。
【0080】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれることは述
べるまでもない。
【0081】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又
は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは述べるまでもな
い。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、燃料改質器又は燃料電池の運転状態及び/又は運転
環境に応じた燃料の使用量と燃料電池で発電される電流
量との関係を表すデータを記憶しておき、このデータに
基づいて例えば機器の動作可能な時間を計算すること
で、的確なタイミングで燃料を補給したり、燃料カート
リッジを交換したりすることが可能になる。
【0083】さらに、燃料タンクや燃料カートリッジの
残量表示と、補助電池の蓄電残量表示と、機器の動作可
能時間表示を選択的に表示したり、同時に表示したりす
ることを可能にすることで、限られた表示スペースにお
いて、使用者の望む表示を選択でき、使用感を高めるこ
とが可能になる。
【0084】また、燃料タンクや燃料カートリッジの残
量と、補助電池の蓄電残量と、機器の動作可能時間と、
燃料電池から補助電池への充電動作状況の、一部又は全
部をアイコンによって表示することで、限られた表示ス
ペースにて、使用状況や稼動状況を、使用者に的確に知
らせることが可能になる。
【0085】また、燃料の残量に応じて、燃料タンクへ
の燃料補給もしくは燃料カートリッジの交換を促す警告
を出力することで、的確なタイミングで、燃料補給やカ
ートリッジ交換を行うことが可能になる。
【0086】さらに、燃料電池や燃料改質器の改質動作
の準備が未完了である場合で、前記補助電池の充電量が
所定量以下であるときに、機器が十分に動作できない状
況を表す警告を出力することで、ユーザに状況を知らせ
るとともに、機器の動作を禁止したり、機器の動作を限
定して行わせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る情報機器のハード構成を示
すブロック図である。
【図2】第一実施形態に係る動作可能時間の検出アルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図3】第一実施形態の残量表示を表す画面図である。
【図4】第一実施形態の警告表示を表す画面図である。
【図5】本発明の第二実施形態に係る情報機器のハード
構成を示すブロック図である。
【図6】第二実施形態に係る動作可能時間の検出アルゴ
リズムを示す図である。
【図7】第二実施形態の残量表示などを表す画面図であ
る。
【図8】第二実施形態の警告表示を表す画面図である。
【符号の説明】
101 ビデオカメラブロック 102 記録/再生ブロック 103 記録メディア 104 CPU 107 表示器 110 燃料カートリッジ 111 改質器 112 燃料電池 113 二次電池 114 改質器制御回路 115 充電制御回路 116 燃料残量検出器 118 改質水素流量検出器 119 充電電流検出器 120 二次電池残量検出器 510 水素貯蔵機 516 水素残量検出器 519 消費電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA06 DA12 DA13 DC06 EA04 EA05 EA10 GG13 GG14 HH02 HH07 HH09 5C022 AC16 AC18 AC73 5H027 AA02 BA01 BA13 DD03 KK10 KK31 KK52 MM12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料改質器又は前記燃料電池の運転状態及び/又は
    運転環境に応じた前記燃料の使用量と前記燃料電池で発
    電される電流量との関係を表すデータを記憶する記憶手
    段を有し、 前記データに基づいて所定の処理を行うことを特徴とす
    る情報機器。
  2. 【請求項2】 前記所定の処理は、前記データに基づい
    て機器の使用可能時間を計算することを特徴とする請求
    項1に記載の情報機器。
  3. 【請求項3】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料の残量を検出する第一の残量検出手段と、 前記補助電池の蓄電残量を検出する第二の残量検出手段
    とを有し、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間とを選択的に表示
    することを特徴とする情報機器。
  4. 【請求項4】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料の残量を検出する第一の残量検出手段と、 前記補助電池の蓄電残量を検出する第二の残量検出手段
    とを有し、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間とを同時に表示す
    ることを特徴とする情報機器。
  5. 【請求項5】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料の残量を検出する第一の残量検出手段と、 前記補助電池の蓄電残量を検出する第二の残量検出手段
    とを有し、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間と、前記燃料電池
    から前記補助電池への充電動作状況とから成る各表示要
    素のうちの一部又は全部をアイコン表示することを特徴
    とする情報機器。
  6. 【請求項6】 燃料タンクもしくは燃料カートリッジに
    格納された燃料から改質水素を生成する燃料改質器と、
    前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料電池
    にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池とを備
    え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う情報
    機器において、 前記燃料の残量を検出する残量検出手段を有し、 前記燃料の残量に応じて、前記燃料タンクへの燃料補給
    もしくは前記燃料カートリッジの交換を促す警告を出力
    することを特徴とする情報機器。
  7. 【請求項7】 前記警告の出力タイミングは、前記補助
    電池の充電量に応じて調整することを特徴とする請求項
    6に記載の情報機器。
  8. 【請求項8】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料改質器の改質動作を制御する手段と、 前記補助電池の充電動作を制御する手段とを有し、 前記燃料改質器の改質動作の準備が未完了である場合
    で、前記補助電池の充電量が所定量以下であるときに、
    機器が十分に動作できない状況を表す警告を出力するこ
    とを特徴とする情報機器。
  9. 【請求項9】 燃料から改質水素を生成する燃料改質器
    と、前記改質水素から発電を行う燃料電池と、前記燃料
    電池にて発電された電気を一時的に蓄積する補助電池と
    を備え、前記補助電池の出力によって機器の動作を行う
    情報機器において、 前記燃料改質器の改質動作を制御する手段と、 前記補助電池の充電動作を制御する手段とを有し、 前記燃料改質器の改質動作の準備が未完了である場合
    で、前記補助電池の充電量が所定量以下であるときに、
    限定して機器の動作を行うことを特徴とする情報機器。
  10. 【請求項10】 水素貯蔵器に貯蔵された水素を燃料と
    して発電を行う燃料電池と、前記燃料電池にて発電され
    た電気を一時的に蓄積する補助電池とを備え、前記補助
    電池の出力によって機器の動作を行う情報機器におい
    て、 前記燃料電池の運転状態及び/又は運転環境に応じた水
    素燃料の使用量と前記燃料電池で発電される電流量との
    関係を表すデータを記憶する記憶手段を有し、 前記データに基づいて所定の処理を行うことを特徴とす
    る情報機器。
  11. 【請求項11】 前記水素貯蔵器に貯蔵された水素の残
    量を検出する手段を有し、 前記所定の処理は、前記データを用い、前記水素貯蔵器
    の水素残量と予め機器内に記憶された機器の動作モード
    とに応じた消費電力量に基づいて、機器の使用可能時間
    を計算することを特徴とする請求項10に記載の情報機
    器。
  12. 【請求項12】 前記水素貯蔵器に貯蔵された水素の残
    量を検出する手段と、機器の消費電流を検出する手段と
    を有し、 前記所定の処理は、前記データを用い、前記水素貯蔵器
    の水素残量と所定のタイミングでの機器の消費電流とに
    基づいて、機器の使用可能時間を計算することを特徴と
    する請求項10に記載の情報機器。
  13. 【請求項13】 前記水素貯蔵器に貯蔵された水素の残
    量を検出する手段と、機器の水素の使用量を検出する手
    段とを有し、 前記所定の処理は、前記データを用いて、前記水素貯蔵
    器の水素残量と所定のタイミングでの機器の水素使用量
    とに基づいて、機器の使用可能時間を計算することを特
    徴とする請求項10に記載の情報機器。
  14. 【請求項14】 水素貯蔵器に貯蔵された水素を燃料と
    して発電を行う燃料電池と、前記燃料電池にて発電され
    た電気を一時的に蓄積する補助電池とを備え、前記補助
    電池の出力によって機器の動作を行う情報機器におい
    て、 前記燃料の残量を検出する第一の残量検出手段と、 前記補助電池の蓄電残量を検出する第二の残量検出手段
    とを有し、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間とを選択的に表示
    することを特徴とする情報機器。
  15. 【請求項15】 水素貯蔵器に貯蔵された水素を燃料と
    して発電を行う燃料電池と、前記燃料電池にて発電され
    た電気を一時的に蓄積する補助電池とを備え、前記補助
    電池の出力によって機器の動作を行う情報機器におい
    て、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間とを同時に表示す
    ることを特徴とする情報機器。
  16. 【請求項16】 水素貯蔵器に貯蔵された水素を燃料と
    して発電を行う燃料電池と、前記燃料電池にて発電され
    た電気を一時的に蓄積する補助電池とを備え、前記補助
    電池の出力によって機器の動作を行う情報機器におい
    て、 前記燃料の残量を検出する第一の残量検出手段と、 前記補助電池の蓄電残量を検出する第二の残量検出手段
    とを有し、 前記第一の残量検出手段によって検出された燃料の残量
    と、前記第二の残量検出手段によって検出された補助電
    池の蓄電残量と、これら燃料の残量と補助電池の蓄電残
    量から求められる機器の使用可能時間と、前記燃料電池
    から前記補助電池への充電動作状況とから成る各表示要
    素のうちの一部又は全部をアイコン表示することを特徴
    とする情報機器。
  17. 【請求項17】 水素燃料タンクもしくは水素燃料カー
    トリッジに格納された水素を燃料として発電を行う燃料
    電池と、前記燃料電池にて発電された電気を一時的に蓄
    積する補助電池とを備え、前記補助電池の出力によって
    機器の動作を行う情報機器において、 前記燃料の残量を検出する残量検出手段を有し、 前記燃料の残量に応じて、前記水素燃料タンクへの燃料
    補給もしくは前記水素燃料カートリッジの交換を促す警
    告を出力することを特徴とする情報機器。
  18. 【請求項18】 前記警告の出力タイミングは、前記補
    助電池の充電量に応じて調整することを特徴とする請求
    項17に記載の情報機器。
  19. 【請求項19】 前記補助電池は、リチウムイオン二次
    電池及びニッケル水素二次電池を含む、充電が可能な二
    次電池で構成されたことを特徴とする請求項1乃至18
    に記載の情報機器。
  20. 【請求項20】 前記補助電池は、電気を蓄積可能なコ
    ンデンサで構成したことを特徴とする請求項1乃至18
    に記載した情報機器。
  21. 【請求項21】 被写体を撮像する撮像手段と、前記撮
    像手段の出力映像を記録する記録手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1乃至20に記載の情報機器。
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