JP2003303325A - 移動体識別システムの端末装置及びその製造方法 - Google Patents

移動体識別システムの端末装置及びその製造方法

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JP2003303325A
JP2003303325A JP2002105401A JP2002105401A JP2003303325A JP 2003303325 A JP2003303325 A JP 2003303325A JP 2002105401 A JP2002105401 A JP 2002105401A JP 2002105401 A JP2002105401 A JP 2002105401A JP 2003303325 A JP2003303325 A JP 2003303325A
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chip
antenna coil
wire
terminal
control device
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JP2002105401A
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Toru Tanaka
亨 田中
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナコイルが接続されるICチップとして
ベアチップを用いた場合においても、アンテナコイルを
十分な太さの線材で構成し得る移動体識別システムの端
末装置を提供すること。 【解決手段】本発明の端末装置1は,制御装置とともに
移動体識別システムを構成し、前記制御装置からの信号
の送信に応じて予め記憶された情報を前記制御装置へと
返信する端末装置であって、基材2と、接続用端子6
a,6bを備えたICチップ5と、前記基材2に支持さ
れ且つ線材4a,4bで構成されたアンテナコイルと、
前記接続用端子6a,6bと前記線材4a,4bとに接
合されて前記ICチップ5と前記アンテナコイルとを電
気的に接続した金属箔7a,7bとを具備したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置とともに
移動体識別システムを構成する端末装置に係り、特に
は、アンテナコイルが線材で構成された端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体識別システムは、リーダ/ライタ
と呼ばれる制御装置と、無線タグや非接触ICカードな
どと呼ばれる端末装置とで構成されている。リーダ/ラ
イタは所定の周波数の電波を送受信し、一方、無線タグ
或いは非接触ICカードはリーダ/ライタから送信され
る信号を受信してID番号のような所定の情報をリーダ
/ライタへと返信する。移動体識別システムでは、この
ような方法によって移動体の識別が可能とされている。
【0003】上述した移動体識別システムで利用される
端末装置には多様な形態が存在している。それらは使用
する周波数帯域や形状などに違いはあるものの、いずれ
も、基材上にICチップ及びアンテナコイルを設け、I
Cチップとアンテナコイルとが電気的に接続された構造
を有している。以下、ICチップへのアンテナコイルの
接続方法について、図6〜図8を参照しながら説明す
る。
【0004】図6は、ICチップへのアンテナコイルの
接続方法の一例を概略的に示す平面図である。図6に
は、端末装置として非接触ICカード101が描かれて
おり、この非接触ICカードは、カード基材102上に
ICチップモジュール103及びアンテナコイルが取り
付けられた構造を有している。ICチップモジュール1
03は、封止されたベアチップ105と、それぞれベア
チップ105から引き出されたアンテナコイル接続用端
子106a,106bとを有している。また、アンテナ
コイルを構成する線材の両端部104a,104bは、
それぞれ、半田111a,111bによってアンテナコ
イル接続用端子106a,106bに接続されている。
このように、ICチップがICチップモジュール103
として提供されている場合には、ICチップへのアンテ
ナコイルの接続は半田付けによって行うことができる。
【0005】ICチップがICチップモジュール103
として提供されている場合、他の方法を用いてアンテナ
コイルをICチップに接続することもできる。図7は、
ICチップへのアンテナコイルの接続方法の他の例を概
略的に示す平面図である。図6とは異なり、図7におい
て、アンテナコイルは導電ペーストをプリントすること
により形成されている。すなわち、アンテナコイルとア
ンテナコイル接続用端子106a,106bとは、アン
テナコイルの両端部104a,104bが、それぞれ、
アンテナコイル接続用端子106a,106b上に位置
するように導電ペーストを塗布することにより接続され
ている。
【0006】図8は、ICチップへのアンテナコイルの
接続方法のさらに他の例を概略的に示す平面図である。
図8においては、図7と同様に、アンテナコイルは導電
ペーストをプリントすることにより形成されている。し
かしながら、図8においては、図6及び図7とは異な
り、ICチップはICチップモジュール103ではなく
ICベアチップ105として提供されている。すなわ
ち、この場合、アンテナコイルの接続は、図6及び図7
に示すアンテナコイル接続用端子106a,106bに
比べてサイズが小さな電極パッド116a,116bに
対して行わなければならない。そのため、図8に示す接
続方法では、アンテナコイルの両端部104a,104
bの幅を細くすることにより、電極パッド116a,1
16bへの接続が実現されている。
【0007】また、ICベアチップにアンテナコイルを
直接的に接続する場合、特開平10−81086号公報
に記載された方法を利用することもできる。すなわち、
まず、カード基材に設けた凹部内にICベアチップを設
置する。次に、カード基材上に絶縁性フィルムを貼り付
ける。なお、絶縁性フィルムの露出面には金属箔が形成
されている。次いで、金属箔をエッチング法を用いてパ
ターニングすることにより、アンテナコイルとして用い
られる導体パターンを形成する。さらに、ICベアチッ
プの電極パッドに対応する位置でアンテナコイル及び絶
縁性フィルムを開口する。その後、その孔の位置でボー
ルボンディングを行うことにより、アンテナコイルとI
Cチップの電極パッドとを接続することができる。
【0008】以上説明した接続方法のうち、アンテナコ
イルをICチップモジュールに接続するものは、アンテ
ナコイルをICベアチップに直接接続するものに比べて
サイズやコストの点で不利である。また、アンテナコイ
ルを線材ではなく導電ペーストなどで構成した場合、電
気抵抗が増加してアンテナコイルの共振の鋭さ(Q)が
低くなるため、通信距離の点で不利である。そこで、ア
ンテナコイルをICベアチップに直接に接続するのとと
もに、アンテナコイルを線材で構成することが望まれて
いる。
【0009】しかしながら、上述のように、ICチップ
モジュールの代わりにICベアチップを使用する場合、
アンテナコイルの接続は、アンテナコイル接続用端子に
比べてサイズがより小さな電極パッドに対して行わなけ
ればならない。そのため、この場合、アンテナコイルと
して使用可能な線材は径の細いものに制限されてしま
う。線材の径が細い場合、当然の如く、電気抵抗が増加
して共振の鋭さ(Q)が低くなる。すなわち、従来技術
では、アンテナコイルをICベアチップに直接に接続す
るに当たり、高い共振の鋭さ(Q)を実現することがで
きなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、アンテナコイルが接続さ
れるICチップとしてベアチップを用いた場合において
も、アンテナコイルを十分な太さの線材で構成し得る移
動体識別システムの端末装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、アンテナコイルが接続されるIC
チップとしてベアチップを用い且つアンテナコイルを線
材で構成した場合においても、十分に高い共振の鋭さ
(Q)を実現することが可能な移動体識別システムの端
末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、制御装置とともに移動体識別システムを
構成し、前記制御装置からの信号の送信に応じて予め記
憶された情報を前記制御装置へと返信する端末装置であ
って、基材と、接続用端子を備えたICチップと、前記
基材に支持され且つ線材で構成されたアンテナコイル
と、前記接続用端子と前記線材とに接合されて前記IC
チップと前記アンテナコイルとを電気的に接続した金属
箔とを具備したことを特徴とする端末装置を提供する。
【0012】また、本発明は、制御装置とともに移動体
識別システムを構成し、前記制御装置からの信号の送信
に応じて予め記憶された情報を前記制御装置へと返信す
る端末装置であって、基材と、接続用端子を備えたIC
チップと、前記基材に支持され且つ線材で構成されたア
ンテナコイルとを具備し、前記線材は部分的に扁平化さ
れており、前記線材の扁平化された部分は前記接続用端
子に接合され、それにより、前記ICチップと前記アン
テナコイルとを電気的に接続したことを特徴とする端末
装置を提供する。
【0013】さらに、本発明は、制御装置とともに移動
体識別システムを構成し、前記制御装置からの信号の送
信に応じて予め記憶された情報を前記制御装置へと返信
する端末装置の製造方法であって、アンテナコイルを構
成する線材とICチップの接続用端子とに金属箔を接合
して前記ICチップと前記アンテナコイルとを電気的に
接続する工程を含んだことを特徴とする端末装置の製造
方法を提供する。
【0014】加えて、本発明は、制御装置とともに移動
体識別システムを構成し、前記制御装置からの信号の送
信に応じて予め記憶された情報を前記制御装置へと返信
する端末装置の製造方法であって、アンテナコイルを構
成する線材を部分的に扁平化する工程と、前記線材の扁
平化された部分をICチップの接続用端子に接合して前
記ICチップと前記アンテナコイルとを電気的に接続す
る工程とを含んだことを特徴とする端末装置の製造方法
を提供する。
【0015】本発明において、ICチップはベアチップ
であり且つアンテナコイル接続用端子はベアチップの電
極パッドであってもよい。本発明において、接合の位置
で、ICチップは線材の上方または側方に位置していて
もよい。
【0016】本発明の方法において、電気的に接続する
工程は、例えば、線材とICチップとを線材が接続用端
子に対向するように保持し且つ線材のICチップに対す
る相対移動を少なくとも線材の長手方向に垂直な方向に
関して制限する保持具を用いて行うことができる。この
保持具は、例えば、ICチップが嵌合する穴または窪み
が設けられたICチップ保持部と、その穴または窪みを
挟んで両側に位置し且つそれぞれ線材が載置されるV字
型のスリットが設けられた一対の線材保持部とを備えて
いてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同
様または類似の構成要素には同一の参照符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施形態に係る移
動体識別システムの端末装置を概略的に示す平面図であ
る。図1に示す端末装置1は非接触ICカードであり、
基材としてカード基材2を有している。カード基材2上
には、ICチップとしてICベアチップ5が取り付けら
れている。また、カード基材2上には、線材で構成され
且つICベアチップに電気的に接続されたアンテナコイ
ル4が取り付けられている。なお、この非接触ICカー
ド1において、アンテナコイル4を構成する線材は、例
えば、銅線を絶縁性被膜で被覆してなる被覆電線や、絶
縁性被膜を有していない裸電線である。後者の場合に
は、線材同士の交差部での電気的短絡を防止する構造を
採用する。
【0019】この非接触ICカード1によると、リーダ
/ライタが放射した信号はアンテナコイル4で受信さ
れ、ICベアチップ5に入力される。ICベアチップ5
は受信した信号から動作電力を抽出するのとともに、I
Cベアチップ5内に予め記憶されているID番号などの
情報をアンテナコイル4を介して返信する。図1に示す
非接触ICカードを用いた移動体識別システムによる
と、以上の方法により個人認証などを行うことができ
る。
【0020】図2は、図1に示す非接触ICカード1の
一部を拡大して示す斜視図である。図2に示すように、
アンテナコイル4を構成する線材の両端部4a,4bの
間には、ICベアチップ5が配置されている。線材の端
部4aには金属箔7aの一端が接合されており、金属箔
7aの他端はICベアチップ5のアンテナコイル接続用
端子である電極パッド6aに接合されている。また、線
材の端部4bには金属箔7bの一端が接合されており、
金属箔7bの他端はICベアチップ5のアンテナコイル
接続用端子である電極パッド6bに接合されている。
【0021】このように、本実施形態では、金属箔7
a,7bを利用してアンテナコイル4とICベアチップ
5とを電気的に接続している。そのため、使用する線材
の太さに依存することなくアンテナコイル4とICベア
チップ5とを電気的に接続することができる。したがっ
て、アンテナコイル4を太い線材で構成することがで
き、十分に高い共振の鋭さ(Q)を実現することが可能
となる。
【0022】本実施形態において、アンテナコイル4を
構成する線材及び電極パッド6a,6bへ金属箔7a,
7bの接合は、例えば、以下の方法により行うことがで
きる。すなわち、まず、アンテナコイル4を構成する線
材の両端部4a,4bに金などの金属製の金属箔7a,
7bをそれぞれ接合する。なお、この接合には、例えば
半田などを利用することができる。次に、線材の両端部
4a,4bに接合した金属箔7a,7bを電極パッド6
a,6b上にそれぞれ位置させ、超音波、電気溶接、レ
ーザ溶接、或いは導電性接着剤などにより、金属箔7
a,7bを電極パッド6a,6bにそれぞれボンディン
グする。
【0023】なお、金属箔7a,7bの電極パッド6
a,6bへのボンディングは、ICベアチップ5をカー
ド基材2に取り付ける前でもよく或いは取り付けた後で
あってもよい。また、線材の両端部4a,4bへの金属
箔7a,7bの接合は、同時に行ってもよく或いは個別
に行ってもよい。同様に、電極パッド6a,6bへの金
属箔7a,7bの接合は、同時に行ってもよく或いは個
別に行ってもよい。さらに、線材の両端部4a,4b及
び電極パッド6a,6bへの金属箔7a,7bの接合
は、同時に行ってもよく或いは個別に行ってもよい。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る非接触
ICカード1の一部を示す斜視図である。図3に示す非
接触ICカード1は、アンテナコイル4とICベアチッ
プ5との電気的接続に金属箔7a,7bを使用せずに以
下の構成を採用したこと以外は、図2に示す非接触IC
カード1とほぼ同様の構造を有している。
【0025】すなわち、図3に示す非接触ICカード1
では、アンテナコイル4を構成する線材の両端部4a,
4bをそれぞれ部分的に扁平化し、それら扁平化した部
分を電極パッド6a,6bにそれぞれ接合している。こ
のように線材の扁平化した部分は、図2を参照して説明
した金属箔7a,7bと同様の機能を有し得る。そのた
め、本実施形態によると、アンテナコイル4を十分な太
さの線材で構成することができ、十分に高い共振の鋭さ
(Q)を実現することが可能となる。
【0026】本実施形態において、アンテナコイル4の
電極パッド6a,6bへの接合は、例えば、以下の方法
により行うことができる。すなわち、まず、アンテナコ
イル4を構成する線材の両端部4a,4bをそれぞれ部
分的に扁平化する。この扁平化には、例えば機械プレス
や超音波などを利用することができる。線材の両端部4
a,4bに形成した扁平部分を電極パッド6a,6b上
にそれぞれ位置させ、図2を参照して説明したのと同様
の方法によりボンディングする。なお、線材の電極パッ
ド6a,6bへのボンディングは、ICベアチップ5を
カード基材2に取り付ける前でもよく或いは取り付けた
後であってもよい。
【0027】上述した第1及び第2の実施形態に係る非
接触ICカード1は、例えば、以下に説明する保持具を
用いて製造してもよい。
【0028】図4は、本発明の第1及び第2の実施形態
に係る非接触ICカード1の製造に利用可能な保持具を
概略的に示す斜視図である。また、図5は、図4に示す
保持具に線材を保持させた状態を概略的に示す斜視図で
ある。
【0029】図4及び図5に示す保持具10は、ICチ
ップ保持部10aと一対の線材保持部10bとで主に構
成されている。ICチップ保持部10aには、ICベア
チップ5が嵌合する穴または窪み11が設けられてお
り、一対の線材保持部10bはICチップ保持部10a
に設けられた穴または窪み11を挟んで両側に位置して
いる。また、一対の線材保持部10bのそれぞれにはV
字型のスリット12a,12bが設けられており、それ
らスリット12a,12bに線材が載置される。
【0030】この保持具10を用いると、例えば、以下
に説明する方法により非接触ICカード1を製造するこ
とができる。まず、ICベアチップ5の電極パッド6
a,6bが設けられた面が図中上向きとなるように、I
Cチップ保持部10aに設けられた穴または窪み11に
ICベアチップ5を嵌合させる。
【0031】次に、アンテナコイル4を構成する線材の
両端部4a,4bをスリット12a,12bに載置す
る。なお、ここでは、線材の両端部4a,4bをスリッ
ト12a,12bに載置するのに先立ち、予め、線材の
両端部4a,4bに金属箔7a,7bをそれぞれ接合し
ておくか、或いは、線材の両端部4a,4bをそれぞれ
部分的に扁平化しておくこととする。
【0032】さらに、金属箔7a,7b或いは線材の両
端部4a,4bに形成した扁平部分を電極パッド6a,
6bに接合する。以上のようにして、アンテナコイル4
とICベアチップ5とを電気的に接続する。
【0033】その後、互いに電気的に接続したアンテナ
コイル4とICベアチップ5とを基材カード2に取り付
ける。これにより、非接触ICカード1が得られる。
【0034】この方法では、ICベアチップ5の保持具
10に対する平面方向の相対位置が固定されるのに加
え、線材の両端部4a,4bの長手方向に垂直な方向へ
の移動はスリット12a,12bによって制限される。
そのため、接合作業の際にズレが生じるのを抑制するこ
とができる。したがって、製造歩留まりを向上させるこ
とが可能となる。
【0035】以上、ICチップとしてICベアチップ5
を使用することについて説明したが、ICチップとして
ICチップモジュールを使用することも可能である。な
お、上述した技術の有用性は、ICチップモジュールの
接続用端子が大きい場合に比べ、ICチップモジュール
の接続用端子が小さい場合に大きい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、制御
装置とともに移動体識別システムを構成する端末装置の
アンテナコイルを線材で構成するのとともに、線材とI
Cチップの接続用端子とに金属箔を接合することによ
り、或いは、線材を部分的に扁平化してその扁平化され
た部分をICチップの接続用端子に接合することによ
り、ICチップとアンテナコイルとを電気的に接続す
る。そのため、アンテナコイルが接続されるICチップ
としてベアチップを用いた場合においてもアンテナコイ
ルを十分な太さの線材で構成することができ、十分に高
い共振の鋭さ(Q)を実現することができる。
【0037】すなわち、本発明によると、アンテナコイ
ルが接続されるICチップとしてベアチップを用いた場
合においても、アンテナコイルを十分な太さの線材で構
成し得る移動体識別システムの端末装置が提供される。
また、本発明によると、アンテナコイルが接続されるI
Cチップとしてベアチップを用い且つアンテナコイルを
線材で構成した場合においても、十分に高い共振の鋭さ
(Q)を実現することが可能な移動体識別システムの端
末装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る端末装置を概略
的に示す平面図。
【図2】図1に示す端末装置の一部を拡大して示す斜視
図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る端末装置の一部
を示す斜視図。
【図4】本発明の第1及び第2の実施形態に係る端末装
置の製造に利用可能な保持具を概略的に示す斜視図。
【図5】図4に示す保持具に線材を保持させた状態を概
略的に示す斜視図。
【図6】ICチップへのアンテナコイルの接続方法の一
例を概略的に示す平面図。
【図7】ICチップへのアンテナコイルの接続方法の他
の例を概略的に示す平面図。
【図8】ICチップへのアンテナコイルの接続方法のさ
らに他の例を概略的に示す平面図。
【符号の説明】
1…非接触ICカード 2…カード基材 5…ICベアチップ 4…アンテナコイル 4a,4b…線材の端部 6a,6b…電極パッド 7a,7b…金属箔 10…保持具 10a…ICチップ保持部 10b…線材保持部 11…穴または窪み 12a,12b…スリット 101…非接触ICカード 102…カード基材 103…ICチップモジュール 105…ICベアチップ 104a,104b…線材の端部 106a,106b…接続用端子 111a,111b…半田 116a,116b…電極パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/38 G06K 19/00 K 7/00 H Fターム(参考) 2C005 MA22 NA08 NA36 NB09 NB10 PA01 RA26 5B035 AA00 BA03 BB09 CA01 CA08 CA23 5J046 AA02 AA06 AA10 AB11 PA07 5J047 AA02 AA06 AA10 AB11 EF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置とともに移動体識別システムを
    構成し、前記制御装置からの信号の送信に応じて予め記
    憶された情報を前記制御装置へと返信する端末装置であ
    って、 基材と、接続用端子を備えたICチップと、前記基材に
    支持され且つ線材で構成されたアンテナコイルと、前記
    接続用端子と前記線材とに接合されて前記ICチップと
    前記アンテナコイルとを電気的に接続した金属箔とを具
    備したことを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】 制御装置とともに移動体識別システムを
    構成し、前記制御装置からの信号の送信に応じて予め記
    憶された情報を前記制御装置へと返信する端末装置であ
    って、 基材と、接続用端子を備えたICチップと、前記基材に
    支持され且つ線材で構成されたアンテナコイルとを具備
    し、 前記線材は部分的に扁平化されており、前記線材の扁平
    化された部分は前記接続用端子に接合され、それによ
    り、前記ICチップと前記アンテナコイルとを電気的に
    接続したことを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】 前記ICチップはベアチップであり且つ
    前記アンテナコイル接続用端子は前記ベアチップの電極
    パッドであることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 前記接合の位置で、前記ICチップは前
    記線材の上方または側方に位置したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 【請求項5】 制御装置とともに移動体識別システムを
    構成し、前記制御装置からの信号の送信に応じて予め記
    憶された情報を前記制御装置へと返信する端末装置の製
    造方法であって、 アンテナコイルを構成する線材とICチップの接続用端
    子とに金属箔を接合して前記ICチップと前記アンテナ
    コイルとを電気的に接続する工程を含んだことを特徴と
    する端末装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 制御装置とともに移動体識別システムを
    構成し、前記制御装置からの信号の送信に応じて予め記
    憶された情報を前記制御装置へと返信する端末装置の製
    造方法であって、 アンテナコイルを構成する線材を部分的に扁平化する工
    程と、 前記線材の扁平化された部分をICチップの接続用端子
    に接合して前記ICチップと前記アンテナコイルとを電
    気的に接続する工程とを含んだことを特徴とする端末装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電気的に接続する工程は、前記線材
    と前記ICチップとを前記線材が前記接続用端子に対向
    するように保持し且つ前記線材の前記ICチップに対す
    る相対移動を少なくとも前記線材の長手方向に垂直な方
    向に関して制限する保持具を用いて行うことを特徴とす
    る請求項5または請求項6に記載の端末装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記保持具は、前記ICチップが嵌合す
    る穴または窪みが設けられたICチップ保持部と、前記
    穴または窪みを挟んで両側に位置し且つそれぞれ前記線
    材が載置されるV字型のスリットが設けられた一対の線
    材保持部とを具備したことを特徴とする請求項7に記載
    の端末装置の製造方法。
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