JP2003302674A - 発光装置、カメラ及び発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、カメラ及び発光装置の製造方法

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JP2003302674A
JP2003302674A JP2002106424A JP2002106424A JP2003302674A JP 2003302674 A JP2003302674 A JP 2003302674A JP 2002106424 A JP2002106424 A JP 2002106424A JP 2002106424 A JP2002106424 A JP 2002106424A JP 2003302674 A JP2003302674 A JP 2003302674A
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Makoto Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト増を招かず組立の手間がかからず、しか
も高効率で発光できる発光装置、及びそれを備えたカメ
ラ並びに発光装置の製造方法を提供する。 【解決手段】導光部材6aの孔6bに、円柱状のXe管
6fを挿通しているので、Xe管6fから射出された光
線は、導光部材6aの内を通って発光されるようになっ
ているので、従来のプロテクタとリフレクタとを組み付
けるというような手間がかからず、しかも導光部材6f
の素材と空気との屈折率の差を利用することで、反射素
材の量を少なくしつつも、Xe管6fからの光線を有効
利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光装置、カメラ
及び発光装置の製造方法に関し、特にカメラなどに用い
られる効率の良い発光装置及びそれを備えたカメラ並び
に発光装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカメラを用いた撮影時に被写体の
輝度が低い場合、シャッタレリーズに連動させて発光装
置を発光させ、被写体からのその反射光により適正な露
出を得ることが行われている。このような発光装置は、
キセノン管(Xe管ともいう)などの光源に高電圧を印
加することによって閃光を発することができる。又、光
源から出射される光を有効に利用するために、光源の周
囲には、一方向が開放されているリフレクタが設けら
れ、且つその開放部にはプロテクタが設けられている。
光源から射出された光線は、リフレクタで反射され或い
は直接プロテクタに向かい、そこから外部に照射される
ようになっている(特開平8−262537号。特開平
10−115852号参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の発光
装置は、少なくとも光源の他にプロテクタとリフレクタ
とを部品として必要とすることから、コスト増となると
共に、これを組み立てる手間もかかる。又、発光装置か
ら照射された光は、その距離に応じて減衰するため、遠
方の被写体に対しては、より強い光量の光を出射する必
要があるが、上述した従来技術では、リフレクタの反射
率がせいぜい約85%程度であることから、最大でも約
85%程度しか被写体を照明するために利用できず、よ
り高効率の発光装置が望まれている。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、コスト増を招かず組立の手間が
かからず、しかも高効率で発光できる発光装置、及びそ
れを備えたカメラ並びに発光装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の発光装置
は、光源から出射された光を前方に照射する発光装置に
おいて、光透過素材(光を透過可能な素材)から形成さ
れた導光部材を備え、前記光源を前記導光部材の内部に
配したので、従来のプロテクタとリフレクタとを組み付
けるというような手間がかからず、しかも前記光透過素
材と空気との屈折率の差を利用して光線を全反射させる
ことにより、反射素材の量を少なくしつつも、前記光源
からの光線を有効利用できる。
【0006】第2の本発明の発光装置は、光源から出射
された光を前方に照射する発光装置において、光透過素
材から形成され、内部に前記光源を収容する収容空間を
有する導光部材を備え、前記収容空間は、前記光源の少
なくとも一部分の全周囲を包囲するものであり、前記導
光部材を介して前記光源から出射された光を前方に照射
するよう構成されているので、従来のプロテクタとリフ
レクタとを組み付けるというような手間がかからず、し
かも前記光透過素材と空気との屈折率の差を利用して光
線を全反射させることにより、反射素材の量を少なくし
つつも、前記光源からの光線を有効利用できる。
【0007】更に、前記導光部材の外周の一部に反射素
材を配置したので、前記光源からの光線を効率的に外部
へと導くことができる。尚、反射素材は、反射板を前記
導光部材の外周面に貼り付けても良いが、アルミニウム
や銀などからなる反射コート膜を、前記導光部材の外周
面に被覆すると、軽量化や組立工数の低減を図れるので
好ましい。
【0008】ここで、前記発光装置において用いる反射
素材について考察する。図1は、発光装置の模式的な断
面図である。ここでは、前記光透過素材(実施の形態で
は導光部材6a)の外周面に、反射素材(M)をコーテ
ィングすることを考える。ここで、前記光透過素材の屈
折率をn、空気の屈折率をn、光軸Xに対する前記
光透過素材の外周面の傾き角をδ、としたときに、光軸
Xに対して反射素材をコーティングしなくて良い角(す
なわちこの角以内であれば、反射によらず前記光源から
の光線が直接外部へと照射されるか、もしくは全反射条
件を満たして素材(6a)の表面で反射することにより
前面(照射面ともいう)6dから外部へと照射されるこ
とを意味する)をθとすると、以下の式が成立する。 θ=sin−1(n/n)+δ (1)
【0009】(1)式に具体的な数値を挿入して角θを
求めると、屈折率nは、一般的なアクリル樹脂で1.
49171,空気の屈折率nは1であり、角δを20
度とした場合には、角θは62.1度となる。すなわ
ち、本発明によれば、角θの範囲では光線は全反射し被
写体に向けて照射されるので有効利用でき、角θを満た
さない範囲のみに反射素材を配置すれば足りるので、前
記光透過素材の上下方に広範囲にリフレクタを配置しな
ければならない従来技術に比較して、コストを低減させ
ることができる。尚、前記光透過素材は、アクリルやポ
リカーボネートのなどの透明な樹脂が、成形しやすく軽
量であり又低コストであるという観点から好ましいが、
ガラスであっても良い。
【0010】尚、図1において、光透過素材(6a)の
左端面(前面)6dは、光透過素材(6a)内部を通過
した光源(実施の形態ではたとえばXe管6f)からの
光がほぼ100%出射する面となっており、光透過部材
(6a)の上下面における角度θ以内の領域6e(ここ
では反射素材Mがコーティングする必要はない)は、全
反射面{光源(6f)からの光がほぼ100%反射され
る面}となっており、領域6eより後方(図1で右方)
の領域6hは、非反射面{実施の形態でいう反射素材M
のコーティングがなければ、光源(6f)からの光が出
射する面}となっている。
【0011】又、前記光源は、少なくとも発光部が円柱
状であり、前記収容空間は、前記円柱状の発光部に嵌合
する孔であると、前記導光部材の孔に、前記光源を差し
入れることで、前記光源の位置決めが容易にできる。
【0012】更に、前記光源は、少なくとも発光部が球
状であり、前記収容空間は、前記球状の発光部に嵌合す
る孔であると、前記導光部材の孔に、前記光源を差し入
れることで、前記光源の位置決めが容易にできる。
【0013】又、前記導光部材の外部より、前記孔に向
かって延在する横穴が形成されていると、前記光源に対
して発光のためのトリガ信号を与える配線を、前記横穴
に配置することができるので好ましい。尚、「前記孔に
向かって延在する」とは、前記孔に連通するまで延在し
ている場合、及び前記孔に近接した位置まで延在してい
るが壁により隔てられている場合の双方を含む。
【0014】更に、前記光源はXe管であると、十分な
閃光発光を得ることができるので好ましい。
【0015】又、前記光源の一部に反射素材を配置すれ
ば、前記導光部材に反射部材を配置する必要がなく好ま
しい。ここでいう反射素材とは、前記光源に隣接した併
置された反射板や、前記光源の外周面に被覆された反射
コート膜などを含む。
【0016】更に、前記導光部材の外部より前記横穴内
まで延在する導電部材を有すると、かかる導電部材は、
前記光源に対して発光のためのトリガ信号を伝達するた
めに用いることができる。前記反射コーティングが導電
性の場合には、同時にコーティングすることが可能であ
るので、コスト、工数もほとんど増加することなく、ト
リガ信号を与える構成が可能になる。
【0017】第3の本発明の発光装置は、光透過素材か
ら形成された導光部材と、前記導光部材の内部に配置さ
れた光源と備え、前記光源から出射された光を前方に照
射する発光装置であって、前記導光部材は、少なくと
も、前記光源からの光が全反射されて前方に照射される
全反射面を備えるので、前記光透過素材と空気との屈折
率の差を利用して光線を全反射させることにより、たと
えば前記光透過素材の外周面に設ける反射素材の量を少
なくしつつも、前記光源からの光線を有効利用できる。
【0018】更に、前記導光部材の外周の一部に、前記
光源より後方に出射された光を前方に反射させるための
反射素材を配したので、前記光源からの光線を有効利用
できる。
【0019】又、前記反射素材を、前記全反射面以外の
一部の面に配したので、前記光源からの光線を有効利用
できる。
【0020】又、前記発光装置をカメラに設けると好ま
しい。ここで、カメラとは、電子カメラ、銀塩カメラを
問わないが、それ以外にも、撮像素子を備えたPDA等
や、レンズ付きフィルムなどにも用いることができる。
【0021】第4の本発明の発光装置の製造方法は、光
透過素材から導光部材を形成する第1のステップと、前
記導光部材に孔を形成する第2のステップと、前記光源
を前記孔に挿入する第3のステップと、を有するので、
効率の良い発光装置を低コストで容易に製造できる。
【0022】更に、前記導光部材の外周の一部に反射素
材を配する第4のステップを有することによって、効率
の良い発光装置を提供できる。
【0023】又、前記第4のステップを、少なくとも前
記第3のステップより以前に行うと好ましい。
【0024】第4の本発明の発光装置の製造方法は、光
透過素材から2以上の導光部材の部品を形成する第5の
ステップと、前記2以上の導光部材の部品に凹部を形成
する第6のステップと、前記2以上の導光部材の部品を
組み合わせる第7のステップと、前記光源を、前記2以
上の導光部材の部品の凹部が組み合わさることで形成さ
れる孔に挿入する第8のステップと、を有するので、効
率の良い発光装置を低コストで容易に製造できる。尚、
たとえば樹脂等による一体成形のように、前記導光部材
の部品と前記凹部とを一度に形成するようにして、第5
のステップと第6のステップとを同時に実行しても良
い。
【0025】更に、前記2以上の導光部材の部品の外周
の一部に、反射素材を配する第9のステップを有すると
好ましい。
【0026】又、前記第9のステップを、少なくとも前
記第7のステップより以前に行うと好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図2は、本実施の形態に
かかる発光装置を備え付けた電子カメラを、前蓋を開放
した状態で示す図である。フレーム1の中央に撮影レン
ズ2が配置されており、その上部には、ファインダ光学
系3が配置され。撮影レンズ2の図2で左方には電池B
が収容されており、撮影レンズ2の図2で右方にはスト
ロボ回路5が配置され、その上方には発光装置6が配置
されている。
【0028】図3は、本実施の形態の発光装置6を発光
させるストロボ回路5の回路図である。外部操作により
メインスイッチS1をオンにすると、発光禁止スイッチ
S2も連動してオンになり、電池Bの電流が抵抗R1を
介してトランジスタTRに流れて発振が開始し、発振ト
ランスTの二次側は高圧に昇圧される。この二次側の電
流をダイオードD1によって整流することで300〜3
50Vの直流高電圧を得て、メインコンデンサCM、及
び抵抗R3と直列に接続したトリガーコンデンサCTを
充電する。メインコンデンサCMが所定の電圧に充電さ
れると、抵抗R2と直列に接続された発光ダイオードD
Lが点灯する。
【0029】撮影のときには、レリーズスイッチ7の半
押しに連動してトリガースイッチSTがオンになる。こ
れによって、トリガーコンデンサCT、トリガースイッ
チST、トリガートランスTCの一次側巻線、及び発光
禁止スイッチS2を直列に接続した閉回路が形成され、
トリガーコンデンサCTに充電されていた電荷がトリガ
ートランスTCの一次側に放電する。この結果、トリガ
ートランスTCの二次側には更なる高圧が発生し、放電
管Xeのトリガー電極に印加されるので、放電管Xeの
中のイオン化されたキセノン原子が陰極より飛び出した
電子と衝突して励起され、メインコンデンサCMの放電
に伴って放電管Xeは発光する。
【0030】なお、トリガースイッチSTがオンになる
と、メインコンデンサCMの電荷の一部がトリガートラ
ンスTCの一次側及びトリガースイッチSTを通って電
流i1となって抵抗R4に流れる。また、トリガーコン
デンサCTが放電した後、メインコンデンサの電荷の一
部がトリガーコンデンサCTを充電すべく電流i2とな
って抵抗R4に流れる。抵抗R4,R5と、抵抗R5の
側をカソードとしたツェナーダイオードD2とが直列に
接続されているので、ツェナーダイオードD2には電流
i1と電流i2とを加えた電流iが逆向きに流れるの
で、ツエナー電圧が発生する。
【0031】ここで、互いに直列に接続されたフォトト
ランジスタPTとコンデンサCPとが、ツェナーダイオ
ードD2と並列に接続されている。フォトトランジスタ
PTは被写体にて反射したストロボ光を受光する。フォ
トトランジスタPTとコンデンサCPとの接続部分は抵
抗R6を介してトランジスタTRPのベースと接続さ
れ、トランジスタTRPのエミッタがサイリスタTh1
のゲートに接続されている。サイリスタTh1はバイパ
ス用のチョークコイルCCと直列に接続され、これらは
放電管Xeと並列に接続されている。
【0032】従って、サイリスタTh1がオンになる
と、放電管Xeに流れる電流よりも大電流でチョークコ
イルCCに電流が流れてメインコンデンサCMの電荷は
急速に消費され、放電管Xeの発光が停止されるように
なっている。
【0033】ツェナーダイオードD2に電流iが流れ、
ツェナーダイオードD2の両端にツェナー電圧が生じる
と、被写体の反射光に応じてフォトトランジスタPTに
電流が流れる。撮影距離が近距離であれば被写体によっ
て反射したストロボ光は強くなり、フォトトランジスタ
PTに流れる電流は大きくなるので、コンデンサCPの
充電は早くなる。一方、撮影距離が遠距離であれば被写
体によって反射したストロボ光は弱くなり、フォトトラ
ンジスタPTに流れる電流は小さくなり、コンデンサC
Pの充電は遅くなる。
【0034】この結果、近距離であれば、トランジスタ
TRPはオンになるのが早く、サイリスタTh1もオン
になるのが早いので、放電管Xeの発光途中でメインコ
ンデンサCMの電荷が急速にチョークコイルCCにより
消費されて、放電管Xeの発光は早めに停止する。一
方、遠距離であれば、トランジスタTRPはオンになる
のが遅く、サイリスタTh1もオンになるのが遅いの
で、放電管Xeは遅めに発光停止する。従って、絞りが
一定であっても撮影距離に応じて被写体からの反射光が
変化してストロボの総発光量が変化するので、撮影距離
が変化しても略一定の露光量が得られる。
【0035】なお、トリガースイッチSTがオンになっ
たときにチャタリングが発生し、動作が不安定になるの
で、この防止のためにサイリスタTh2が設けられてい
る。
【0036】図4は、導光部材6aの斜視図である。図
5は、図4の導光部材6aをV-V線を含む面で切断して
矢印方向に見た図である。図6は、導光部材6aの製造
工程を示す図である。導光部材6aの製造工程を通じ
て、発光装置6の構成について説明する。図4におい
て、アクリル樹脂などの透明な(光を透過可能な)樹脂
素材から形成された導光部材6aは、長手方向に貫通延
在する孔(内部が収容空間となる)6bと、導光部材6
aの外周面から孔6bの略中央に向かって直交するよう
に連通した横穴6cとを有している。孔6b、横穴6c
は、成形時に一体的に形成されても良く、或いは後加工
で形成されても良い(図6のステップS101:第1の
ステップ及び第2のステップ)。尚、導光部材6aのカ
メラ(図1)の前面に露出する照射面6dは、フレネル
レンズ形状として集光機能を持たせても良い。
【0037】更に、導光部材6aの背面(図1ではカメ
ラの奥側に位置する部分)に、スパッタ等でアルミや銀
を蒸着することで反射膜のコーティングを行う(ステッ
プS102:第4のステップ)。図7は、反射膜Mをコ
ーティングした導光部材6aの図5と同様な断面図であ
る。反射膜Mのコーティングは、図1に関連して説明し
た(1)式で定められる角θの範囲外に施せば足りる。
それにより、効率よい発光を行える。図7から理解され
るように、横穴6c内にもアルミ等の蒸着がなされ、し
かもアルミ等の蒸着面は導電性を有するので、孔6b内
にXe管6f(図8参照)を挿入すれば、反射膜Mを介
して外部からトリガ電流を与えることができる。すなわ
ち、反射膜Mは、図3の回路でトリガートランスTCか
らXe管に向かって伸びる配線CD1(すなわち導電部
材として)の役目を果たす。反射膜Mのコーティング後
に、光源としての発光部が円柱状のXe管6fを孔6b
内に挿入する(図6のステップS103:第3のステッ
プ)と、Xe管6fは、孔6bにより、その外周面を全
周囲にわたって包囲されるようになる。それにより本発
明でいう発光装置6のユニットが成立する。
【0038】図8は、発光装置6が図1のカメラに取り
付けられる際に、ストロボ回路5に接続される状態を示
した図である。Xe管6fは、ゴムバンドRBによっ
て、導光部材6aの背面側(反射膜Mがコーティングさ
れた側)に付勢され、位置決めされている。孔6bを、
一体成形などで精度良く形成すれば、Xe管6fの位置
決めも精度良く行うことができる。又、ゴムバンドRB
は、非導電性部材であるため、反射膜M上を延在して
も、漏電を生じさせるという問題もない。更に、Xe管
6fの両端の端子には、図3のストロボ回路における配
線CD2,CD3がそれぞれ半田付けによって接続され
る。又、反射膜Mには配線CD1が接続され、横穴6c
内のアルミ蒸着を介して、孔6b内に挿通されたXe管
6fにトリガ信号を供給できるようになっている。
【0039】図9は、発光装置6の別な支持例を示す斜
視図である。図9において、導光部材6aの孔6bに挿
通されたXe管6fの両端を、回路基板CPに埋め込ん
だ金属プレートMPから延在する導電部8に半田付けす
るようにしても良い。この場合、金属プレートMPは、
図3のストロボ回路における配線CD2,CD3に接続
されている。かかる例によれば、導電部8により、電流
の供給と支持の双方を行える。
【0040】尚、以上の実施の形態では、横穴6c内に
アルミの蒸着を施したが、その代わりに、図3のストロ
ボ回路における配線CD1に接続された導電部材(導線
など)9を、図10に示すように挿通させるようにして
も良い。
【0041】又、Xe管6fへトリガ信号を供給するた
めには、Xe管6fに直接電流を与える必要はないた
め、図11に示すように、横穴6c’を孔6bに連通さ
せることなく形成し、図12に示すように、その横穴6
c’内に、図3のストロボ回路における配線CD1に接
続されるようにして、反射膜Mと同じアルミ蒸着などを
行っても良い。又、導光部材6aの外周に、配線CD1
に接続された誘電帯を設置すれば、横穴を設ける必要も
ない。
【0042】以上の実施の形態は、発光装置をカメラの
本体1に取り付ける構成であった(図1参照)。これに
対し、カメラの前蓋に発光装置6を、以下のようにして
取り付けることもできる。図13は、前蓋10をカメラ
の内部側から見た図である。図14は、そのような取り
付けを行える導光部材6の斜視図である。図14から明
らかであるが、導光部材6は、両側に耳6gを一体的に
形成している。図13に示すように、この耳6gの孔に
ネジ11を挿通させ、前蓋10に取り付けることができ
る。その他の点については、図8の構成と同様であるの
で説明を省略する。
【0043】尚、発光装置を前蓋に取り付ける態様とし
ては、これに限られず、図15に示すように、導光部材
6aを、前蓋10の受け部10aに接着(B)しても良
いし、或いは図16に示すように、導光部材6aを前蓋
10と一体的に形成し、導光部材6aに対し、孔6bや
横穴6cを設けXe管6fを取り付けるようにしても良
い。但し、この場合には、前蓋10の素材を、導光部材
6aと同じ透明な素材にしなくてはならないため、前蓋
10には、不要光がカメラ内部に侵入するのを抑制した
い場合には、遮光塗装やシート材の貼付などを施した方
が良い。
【0044】図17〜図20は、変形例にかかる発光装
置6のユニットを示す斜視図である。図17において、
導光部材6aは、図4の実施の形態と同様な形状を有す
るが、光源としてのクリプトン球(LEDでも良い)6
f’を2個、孔6bの両側から差し入れている点が異な
る。図18においても、導光部材6aは、図4の実施の
形態と同様な形状を有するが、光源としての発光部が球
状の電球6f”を、孔6bの中央に差し入れている点が
異なる。
【0045】図19において、導光部材6a’は、図4
の実施の形態と光源を差し入れる孔の形状が異なる。よ
り具体的には、一対の孔6b’は、導光部材6a’の後
端(図19で奥側)から、照射面6dに向かって延在す
る袋孔となっており、この孔6b’内には、光源として
のクリプトン球(LEDでも良い)6f’が、それぞれ
挿入されている。尚、孔及び光源の数・配置位置は任意
である。
【0046】図20において、導光部材6a”は一体成
形された半紡錘形状(光軸方向断面は図1に等しい)と
なっており、孔6b’は、導光部材6a’の後端中央
(図20で奥側)から、照射面6d’に向かって延在す
る袋孔となっていて、この孔6b’内には、光源として
のクリプトン球(LEDでも良い)6f’が挿入されて
いる。尚、本例でも孔及び光源の数・配置位置は任意で
ある。
【0047】図21は、別な実施の形態にかかる発光装
置6の斜視図である。図22は、導光部材6aの製造工
程を示す図である。導光部材6a’の製造工程を通じ
て、発光装置6の構成について説明する。まず、図22
のステップS201(第5のステップ及び第6のステッ
プ)で、アクリル樹脂などの透明な(光を透過可能な)
樹脂素材から形成された導光部材の部品6A、6Bを成
形する。部品6A、6Bは、半紡錘形状を面対称に2分
した形状を有し、このとき対向する面に凹部6Aa、6
Baも一緒に形成されると都合がよい。
【0048】続いて、部品6A、6Bの背面に相当する
側(図21で奥側)に、スパッタ等でアルミや銀を蒸着
することで反射膜Mのコーティングを行う(ステップS
202:第9のステップ)。かかる場合、部品6A、6
Bの反射膜Mを設ける部分は非球面となり、従来の板状
のリフレクタでは、その形状を再現することは困難であ
るが、部品6A、6Bを樹脂素材から成形で形成し、ア
ルミ蒸着などで反射膜Mを形成すれば、その製造は容易
である。
【0049】反射膜Mのコーティング後に、部品6A、
6Bを接着剤等を用いて貼合わせ、図20に示すような
導光部材6a’を得る(ステップS203:第7のステ
ップ)。ここで、凹部6Aa、6Baが組合わさること
で、図20に示すごとき袋孔が得られるので、ここに、
光源としてのクリプトン球又はLED6f’を挿入する
(ステップS204:第8のステップ)と、本発明でい
う発光装置6のユニットが成立する。完成した発光装置
6は、図20に示す構成と同様であるが、本実施の形態
にごとく、導光部材6aを2つの部品を組み合わせて形
成することで、成形の容易性が向上する。
【0050】図23は、発光装置6の別な変形例を示す
図である。本変形例は、図4に示す導光部材を、図22
に示す工程で製造したものであり、より具体的には、ア
クリル樹脂などの透明な(光を透過可能な)樹脂素材か
ら形成された導光部材の部品6C、6D(図4の導光部
材6aを上下に2分した形状を有する)を形成し、同時
に対向する面に凹部6Ca、6Daも一緒に形成する。
反射膜Mのコーティング後に、部品6C、6Dを接着剤
等を用いて貼合わせ、図20に示すような導光部材6
a’を得る。その他の点に関しては、上述した実施の形
態と同様であるので説明を省略する。
【0051】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば、反射素材は、光源の外周面
に被覆されても良いし、導光部材の孔内周面と光源の外
周面との間に配置した反射板であっても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、コスト増を招かず組立
の手間がかからず、しかも高効率で発光できる発光装
置、及びそれを備えたカメラ並びに発光装置の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光装置の模式的な断面図である。
【図2】本実施の形態にかかる発光装置を備え付けた電
子カメラを、前蓋を開放した状態で示す図である。
【図3】本実施の形態の発光装置6を発光させるストロ
ボ回路5の回路図である。
【図4】導光部材6aの斜視図である。
【図5】図4の導光部材6aをV-V線を含む面で切断し
て矢印方向に見た図である。
【図6】導光部材6aの製造工程を示す図である。
【図7】導光部材6aに反射膜Mをコーティングした状
態を示す断面図である。
【図8】発光装置6が図1のカメラに取り付けられる際
に、ストロボ回路5に接続される状態を示した図であ
る。
【図9】発光装置6の別な支持例を示す斜視図である。
【図10】導光部材6aの別な配線例を示す断面図であ
る。
【図11】導光部材6aの別な横穴6c’を示す断面図
である。
【図12】導光部材6aの別な横穴6c’に反射膜Mを
コーティングした状態を示す断面図である。
【図13】前蓋10をカメラの内部側から見た図であ
る。
【図14】図13に示す導光部材6aを取り付けた状態
で示す斜視図である。
【図15】導光部材の別な取付例を示す図である。
【図16】導光部材の別な例を示す図である。
【図17】変形例にかかる発光装置6のユニットを示す
斜視図である。
【図18】変形例にかかる発光装置6のユニットを示す
斜視図である。
【図19】変形例にかかる発光装置6のユニットを示す
斜視図である。
【図20】変形例にかかる発光装置6のユニットを示す
斜視図である。
【図21】別な実施の形態にかかる発光装置6の斜視図
である。
【図22】導光部材6aの製造工程を示す図である。
【図23】発光装置6の別な変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム 6 発光装置 6a、6a’ 導光部材 6b、6b’ 孔 6c 横穴 6f Xe管 6f’ クリプトン球又はLED 6F” 電球 10 前蓋 M 反射膜

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光を前方に照射する
    発光装置において、 光透過素材から形成された導光部材を備え、 前記光源を前記導光部材の内部に配したことを特徴とす
    る発光装置。
  2. 【請求項2】 光源から出射された光を前方に照射する
    発光装置において、 光透過素材から形成され、内部に前記光源を収容する収
    容空間を有する導光部材を備え、 前記収容空間は、前記光源の少なくとも一部分の全周囲
    を包囲するものであり、 前記導光部材を介して前記光源から出射された光を前方
    に照射するよう構成されていることを特徴とする発光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記導光部材の外周の一部に反射素材を
    配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光源は、少なくとも発光部が円柱状
    であり、前記収容空間は、前記円柱状の発光部に嵌合す
    る孔であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の発光装置。
  5. 【請求項5】 前記光源は、少なくとも発光部が球状で
    あり、前記収容空間は、前記球状の発光部に嵌合する孔
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の発光装置。
  6. 【請求項6】 前記導光部材の外部より、前記孔に向か
    って延在する横穴が形成されていることを特徴とする請
    求項4又は5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】 前記光源はXe管であることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 【請求項8】 前記光源の一部に反射素材を配置したこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の発光
    装置。
  9. 【請求項9】 前記導光部材の外部より、前記横穴内ま
    で延在する導電部材を有することを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれかに記載の発光装置。
  10. 【請求項10】 光透過素材から形成された導光部材
    と、 前記導光部材の内部に配置された光源と備え、 前記光源から出射された光を前方に照射する発光装置で
    あって、 前記導光部材は、少なくとも、前記光源からの光が全反
    射されて前方に照射される全反射面を備えることを特徴
    とする発光装置。
  11. 【請求項11】 前記導光部材の外周の一部に、前記光
    源より後方に出射された光を前方に反射させるための反
    射素材を配したことを特徴とする請求項10に記載の発
    光装置。
  12. 【請求項12】 前記反射素材を、前記全反射面以外の
    一部の面に配したことを特徴とする請求項11に記載の
    発光装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    発光装置を有することを特徴とするカメラ。
  14. 【請求項14】 光透過素材から導光部材を形成する第
    1のステップと、 前記導光部材に孔を形成する第2のステップと、 前記光源を前記孔に挿入する第3のステップと、を有す
    ることを特徴とする発光装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記導光部材の外周の一部に反射素材
    を配する第4のステップを有することを特徴とする請求
    項14に記載の発光装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第4のステップを、少なくとも前
    記第3のステップより以前に行うことを特徴とする請求
    項15に記載の発光装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 光透過素材から2以上の導光部材の部
    品を形成する第5のステップと、 前記2以上の導光部材の部品に凹部を形成する第6のス
    テップと、 前記2以上の導光部材の部品を組み合わせる第7のステ
    ップと、 前記光源を、前記2以上の導光部材の部品の凹部が組み
    合わさることで形成される孔に挿入する第8のステップ
    と、を有することを特徴とする発光装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記2以上の導光部材の部品の外周の
    一部に、反射素材を配する第9のステップを有すること
    を特徴とする請求項17に記載の発光装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第9のステップを、少なくとも前
    記第7のステップより以前に行うことを特徴とする請求
    項18に記載の発光装置の製造方法。
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