JP2003301883A - 滑り支承 - Google Patents

滑り支承

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JP2003301883A
JP2003301883A JP2002109928A JP2002109928A JP2003301883A JP 2003301883 A JP2003301883 A JP 2003301883A JP 2002109928 A JP2002109928 A JP 2002109928A JP 2002109928 A JP2002109928 A JP 2002109928A JP 2003301883 A JP2003301883 A JP 2003301883A
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sliding bearing
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JP2002109928A
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Mitsuru Sugisawa
充 杉沢
Yuki Hamada
由記 濱田
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Kawaguchi Metal Industries Co Ltd
Original Assignee
Kawaguchi Metal Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】滑り支承の構成の簡易化とこれによる経済性の
向上、支承高さの低減化とこれに伴うコンパクト化、上
部構造物の回転性能の確保などを図る。 【解決手段】上部構造体下部構造物の間に設置される滑
り支承であって、すべり材が前記上下部構造物の一方ま
たは両方にスライド自在に接している滑り支承におい
て、滑り支承20を構成する鋼製のすべり金物25に形
成した凹部28に、該凹部28に内接して円形ゴム板3
5およびポリアミド樹脂のすべり材26を重ねて設置
し、この樹脂系すべり材26を構成する樹脂の引張り強
度を60Mpa以上、すべり材の有効板厚(te)をそ
の直径(D)の1/30以上としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築および
機械構造物の分野において、地震や台風などの動的荷重
を受けて振動する構造物の鉛直荷重を支える滑り支承に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の滑り支承には、例えば、図15に
示す構造のものがある。同図において、下部構造物1の
上面にベースプレート2を配置し、かつ、ベースプレー
ト2の隅角部に開設されたボルト孔7に、下部構造物1
に植設されたアンカーボルト3を挿通し、ベースプレー
ト2の上面からナット4を締結することにより、該ベー
スプレート2が下部構造物1に固定される。
【0003】ベースプレート2上には凹部(ポット部)
5を有するポット金物6が溶接にて固定されており、凹
部5には上下面に調整板8を設けたゴム、エラストマー
などの弾性板10を配置し、弾性板10の上にピストン
金物9が設置され、ピストン金物9の上にPTFEなど
のすべり材11を配置する。凹部5に嵌合しているピス
トン金物9の水平力移動は凹部5内に制限されていると
共に、すべり材11はポット金物6の上端面から若干突
出している。
【0004】また、上部構造物14の下面には上部プレ
ート15が配置され、上部プレート15は、その背面に
固着のアンカー筋16を上部構造物14のコンクリート
中に埋設することで、該上部構造物14の下部に固着さ
れている。上部プレート15の下面にはソールプレート
17が固着されていて、該ソールプレート17の下面に
固着のスライド板18がピストン上面のすべり材11と
水平方向にスライド自在に載置されている。
【0005】従って、地震時など上部構造物14に水平
力が作用したとき、上部構造物14は、滑り支承19に
おける下部構造物1と水平方向に対して一体のピストン
上面のすべり材11と、上部構造物14と水平方向に対
して一体のソールプレート下面のスライド板18がスラ
イドすることで、上部構造物14の損傷を防止する。ま
た、弾性板10の伸縮に追従してピストン金物9は凹部
5内で上下動することができる。
【0006】前記の弾性板10は、上部構造物14の回
転を吸収するために、凹部5の底面とピストン金物9の
下面の間に挟んで設置されているものである。この弾性
板10は、周辺を拘束していない場合、荷重を受けると
横に広がるため、許容支持力が低下する。これの対策と
して、通常の場合は、前記ポット金物6の中に密閉状態
にすることにより、許容支持力を確保する構成とされて
いる。
【0007】ゴムの弾性板10が道路橋などの滑り支承
に用いられる場合、密閉状態のゴムの長期許容支持力を
2.5kN/cm2としている。また、PTFEなどの
すべり材11の強度は3.0kN/cm2である。前記
において、すべり材11をゴムの弾性板10上に直に設
置することは強度の関係から難しく、それゆえに、所定
の厚みを有する鋼製のピストン金物9を設置し、これの
上面にすべり材11を設置している。
【0008】本発明が改良をめざす主たる要素は、従来
のピストン金物9を省略して支承装置を構成を簡易化
し、製作コストを低減することにある。これに関し、従
来の技術と関連して、次の11点の項目に分けて詳しく
検討する。
【0009】(1)PTFEなどのすべり材11は、直
接ゴムの弾性板10上に設置せず、前述のとおりピスト
ンと称する金物9をポット金物6内のゴムの弾性板10
上に設置している。このようにピストン上部にすべり材
11を設置する場合のほか、ピストン金物の上部自体を
低摩擦化処理をする場合もある。 (2)ピストン金物9の下部は、図15(B)に示すよ
うに、凹部5に若干のクリアランスを持って内接してい
る。このクリアランスにより、上部構造物14の回転を
許容することができる。
【0010】(3)上部構造物14の荷重を支持するピ
ストン金物9とポット金物6の凹部5とは、金属同士の
接触回転をするため、通常の塗装では耐久性が不足す
る。そのため、両金物は二硫化モリブデン系、グラファ
イト系またはフッ素系など潤滑性の高い焼付け塗装を行
うか、材料自体をステンレスなどの錆びにくい材料とし
ている。 (4)前述のように、ピストン金物9の設置やその防錆
処理のために、形状が複雑になる。また、製造コストも
上昇する。管理も難しくなる。 (5)樹脂系の材料からなるすべり材11は、上部構造
物14の荷重を支持しているから、上部支持面が、高面
圧による繰り返し加力を受けた場合、角部の変形が生じ
る。
【0011】(6)本発明では、前記の変形により回転
性能が失われないよう、この場合の対策として、前記角
部をあらかじめ斜めにカットすることにより、変形後も
回転性能が失われないようにする。つまり、角部を斜め
にすることにより、角部の抵抗を減少させ、摩擦係数を
安定する作用、効果を持たせる(後述する)。
【0012】(7)両面滑り支承の場合、ポット金物6
の中にゴムを密閉し、その上にピストン金物9を設置し
ているのは、既述のとおり上部構造物14の回転や、設
置時の傾き誤差を吸収する目的である。 (8)しかし、(7)の構成とすることにより、支承装
置が複雑となり経済性に劣る。また、高さが高くなりや
すく、構造物の計画上、納まりが難しくなりがちであ
る。
【0013】(9)また、従来の積層ゴムを用いた弾性
すべり支承の場合は、積層ゴムの弾性により、上部構造
物の回転や滑り支承の設置誤差(傾き)などを吸収して
いた。 (10)上部構造物の回転を吸収する場合、Φ500〜
Φ700の積層ゴムでは、ゴム一層の厚さは、10〜2
0mm程度以上とするなどの必要がある。しかし、ゴム
層を厚くすると、許容支持力は低下し、鉛直荷重による
クリープが生じやすくなる。道路橋の支承の場合は、長
期許容支持力はゴム有効面積に対して0.8kN/cm
2とされる。 (11)これらの場合で、許容支持力を1.5kN/c
2までに増加させるためには、弾性板のゴム厚は、通
常4〜7mm程度に低減する必要があるが、ゴム一層の
厚さを薄くすると、鉛直剛性が増大する。したがって、
回転に対する許容量が低下することになる問題があっ
た。このことから、積層ゴムの滑り支承にあっても、回
転に対する許容量を確保したうえ、なお構成の簡易化、
背丈高さの低減化などの必要性がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
諸点に鑑みて提案されたもので、解決しようとする課題
は、次の6点である。
【0015】(1)従来技術における、すべり材自体に
強度を持たせることにより、ピストン金物を省略し、経
済性を高める。 (2)すべり材を樹脂系にし、金属と樹脂系の組み合せ
に変えることにより、従来、困難であった、金属同士の
ピストン金物とポット金物との接触部の防錆を容易にし
て、かつ経済性を高める。 (3)すべり材の強度を補強するために、必要に応じ
て、すべり材と密閉ゴムの間に凹部に内接する鋼板を設
置する。
【0016】(4)両面滑り支承の場合、該支承装置に
おける上部構造物の回転能力を容易に高める。 (5)ピストン金物を不要にすることによる支承装置の
高さを低減し、コンパクト化を図る。
【0017】(6)積層ゴムを用いた弾性滑り支承の場
合、ゴム一層の厚さを薄くして許容支持力を増大し、か
つ、ゴム一層の厚さを薄くすることにより生じる鉛直剛
性の増大および、上部構造物の回転性能の低下を、滑り
支承部にゴム層を設置することで簡易に防止し、円滑な
滑り支承性を確保する。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る滑り支承は次のように構成する。
【0019】第1の発明は、上部構造体と下部構造物の
間に設置される滑り支承であって、すべり材が前記上下
部構造物の一方または両方にスライド自在に接している
滑り支承において、前記滑り支承を構成する鋼製のすべ
り金物に形成した凹部に、該凹部に内接して弾性板およ
び樹脂系すべり材を重ねて設置し、この樹脂系すべり材
を構成する樹脂の引張り強度を60Mpa以上、すべり
材の有効板厚(te)をその直径(D)の1/30以上
としたことを特徴とする。
【0020】第1の発明により、次の作用が奏される。
まず、従来のピストン金物を省略できて経済的である。
つまり、すべり材の材質を高め、すべり材の厚みを確保
することにより、必要な強度を持ち、摺動時の損傷を防
ぐことができる。また、すべり材表面に発生した摩擦力
は、すべり材の側面よりポットに伝達できる。
【0021】また、滑り支承装置のコンパクト化が図ら
れる。特に、ピストン金物の省略により、装置の高さ方
向の低減ができる。
【0022】さらに、ポット金物の凹部(ポット部)と
の接触部の防錆処理が簡略化できる。つまり、凹部をメ
ッキ処理としても、樹脂系すべり材との接触では損傷を
受けない。さらに、樹脂系すべり材であるため、もとも
と摩擦係数は低く、回転しやすい。
【0023】第2の発明は、第1の発明において、弾性
板とすべり材の間に、前記凹部に内接した金属板を設置
したことを特徴とする。これにより次の作用を奏する。
【0024】まず、すべり材の表面に発生した摩擦力
は、すべり材と金属板の間の摩擦力にて金属板に伝わ
り、次いで、金属板より凹部(ポット部)に伝達され
る。
【0025】また、すべり材自体は、摩擦力を伝達する
に十分な板厚方向の耐力が必要となるが、金属板を加え
ることにより補強がなされる。さらに、すべり材と金属
板を接着することにより、複合材として強度をさらに高
めることができる。
【0026】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記すべり材の摩擦面の端部を斜めに面取り加工
したことを特徴とする。これにより次の作用を奏する。
【0027】まず、滑り支承の高圧面下の使用や、極め
て多い繰り返し使用をされた場合、樹脂系すべり材は、
その角部が摩擦熱等により変形を受ける。したがって、
このような場合、回転性能の低下を生ずるおそれがあ
る。したがって、予め、角部を斜めにカットしておき、
前述の変形が生じても回転性能に影響のないようにす
る。これにより、すべり材の角部により生じる物理的抵
抗力を低下することができ、摩擦係数の安定化ができ
る。
【0028】第4の発明は、滑り支承が両面滑り支承で
あり、この両面滑り支承の少なくともどちらか一方のす
べり材部に、第1発明〜第3発明の何れかに記載のすべ
り材支持構造を具備させたことを特徴とする。これによ
り、次の作用を奏する。
【0029】まず、滑り支承装置の回転性能を維持しつ
つ、ピストン金物を省略でき、経済的メリットが得られ
る。また、凹部(ポット部)との接触面の防錆処置が簡
易、経済的となる。さらに、両面滑り支承装置の高さを
低くでき、構造物の計画上の制約を少なくできる。
【0030】第5の発明は、滑り支承が積層ゴムにすべ
り材を設置した弾性滑り支承であり、この弾性滑り支承
において、すべり材部に第1発明〜第3発明の何れかに
記載のすべり材支持構造を具備させたことを特徴とす
る。これにより、次の作用を奏する。
【0031】まず、回転性能を滑り装置部に付与するこ
とにより、積層ゴム部に求められる回転性能を少なくで
きる。また、弾性滑り支承性能を維持しつつ、ピストン
部品を省略でき、経済的効果が得られる。従って、積層
ゴム部は積層ゴムの一層厚を少なくして、積層ゴム部の
許容圧縮応力度を高めることができ、かつ、円滑な滑り
支承性能を確保できる。さらに、支承装置の形状を小さ
くすることができ、コンパクトな装置が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を参
照して説明する。
【0033】図1〜図7は実施形態1を示し、図1は引
き抜き対応型の両面滑り支承の正面図、図2は図1の断
面図、図3は実施形態1の変形例の断面図である。図4
〜図7は、図1の両面滑り支承の部品図である。
【0034】引き抜き対応型の両面滑り支承20におけ
る下端側のベースプレート22は下部構造物21にアン
カーボルト(図示省略する)にて固着され、上端側の上
部プレート23は上部構造物24にアンカーボルト(図
示省略する)にて固着されていおり、ベースプレート2
2と上部プレート23の間にすべり金物25が配設され
ている。
【0035】各部構造を順に説明すると、ベースプレー
ト22の上面には表面処理をしたSUS304などのス
テンレス板からなる下部すべり板27が設置されてい
る。上部プレート23の下面には、上部すべり板37が
設置されている。すべり金物25は、すべり材26を介
して上部プレート23下面の上部すべり板37をスライ
ド自在に支持すると共に、下部すべり板27を介してベ
ースプレート22上面にスライド自在に支持されてい
る。
【0036】すべり金物25は、強度を付与すべく鋼材
にて構成されており、その配置状態での平面形状を図4
に示し、部品図を図5、図6に示す。各図から分かるよ
う、すべり金物25の本体部25aは、横断面が矩形で
あって、上面にはすべり材26を収容する横断面円形状
の凹部(ポット部)28が設けられている。すべり金物
25の下面には下部すべり材44を収容する横断面円形
状の収容部29が設けられている。
【0037】また、矩形のすべり金物25の本体部25
aの上端の対向する2辺には、所定の厚みを有する上部
側面突出部30が形成されると共に、本体部25aの下
端の対向する2辺で、かつ、上部側面突出部30に挟ま
れる2辺に所定の厚みを有する下部側面突出部31が形
成されている。そして、上部側面突出部30と下部側面
突出部31の先端面には、それぞれ同幅の帯状の表面処
理したステンレス鋼板からなる側面すべり材32が当て
がわれ、ステンレス皿子ねじ33で固着されている。
【0038】図2、図3に示すように、すべり金物25
の凹部28の底面には、所定板厚のクロロプレンゴム製
の円形ゴム板35が載置されていて、該円形ゴム板35
の上にポリアミド樹脂にて板状に構成される前記すべり
材26が収容されていて、本発明では、このポリアミド
板製のすべり材26が主要素の1つをなしている。すべ
り材26の単体形状は、図7(a)、(b)に示すとお
りで、所定の厚さ(t)を有する円盤形状をなしている
と共に、上部周縁に斜め面取り部36を形成している。
図2、図3に示すように、すべり材26を凹部28に収
容したとき、その上面は、すべり金物25の上端面から
若干突出していて、この上面に上部プレート23の下面
に固着した表面処理してなるステンレスの上部すべり板
37がスライド自在に圧接している。
【0039】本発明は、すべり材26を設けたことに特
徴があるのでこれについて、詳しく説明する。従来の支
承装置における滑り支承部は、PTFE(四フッ化エチ
レン板、商品名、テフロン(登録商標))のすべり材が
必要な強度を有しないことから、図15に示したとお
り、鋼板製のピストン金物9の表面側にPTFEすべり
材11を組み合わせたものであったが、本発明はこれに
変えて、従来のPTFEすべり材11とポット金物を兼
ねる、すべり材26を所定板厚で、強度に富む合成樹脂
系材(実施例では、ポリアミド樹脂)で構成している。
【0040】さらに説明すると、本発明では、鋼製の凹
部28に内接するように円形ゴム板35に重ねて収容さ
れるポリアミド樹脂のすべり材26につき、樹脂の引張
り強度を60Mpa以上、上部プレート23の下面に固
着してある表面処理したステンレスの上部すべり板37
と接するすべり材26の有効板厚(te)を直径の1/
30以上としている。
【0041】材料の違いによる引張り強度の比較につい
て説明する。 PTFE(四フッ化エチレン、商品名、テフロン(登録
商標)):14.7Mpa以上→0.147t/cm2 ポリアミド:60〜70Mpa(N/mm2)→0.6
〜0.7t/cm2 本発明のすべり材においては、板厚(t)≧1/20直
径(D)が望ましい。この値は、実験により確認した数
値である。また、すべり材26の必要板厚については、
滑り支承協会などに算定式が存在するが、安全側の算定
であり、実態に則さない。しかし、すべり材26が余り
薄い場合は、摺動時に発生する熱による変形などを生じ
やすいので、ある程度の厚さは必要である。
【0042】例えば、本発明のすべり材における、有効
板厚(te)≧1/30、直径(D)で、すべり材部に
生じた摩擦力を上下構造体に伝達する場合、直下の円形
ゴム板との摩擦力は期待できない。すべり材側部と鋼板
との支圧力にて伝達するものと考える。このため、すべ
り材はある程度の厚みが必要である。 長期荷重:Pv=π/4・D2・fc 摩擦力:Ph=μ・Pv=μ・π/4・D2・fc すべり材の鋼板との接触部見付け面積:Ae=D・te ここで、D:すべり材直径(mm) te:すべり材の鋼板との接触厚さ(mm) fc:すべり材の長期圧縮強度(N/mm2) μ:すべり材の摩擦係数 すべり材端部の短期支圧応力度=2・fc、ここで、μ
=0.08と仮定すれば、 すべり材端部の支圧強度:RPh=2・fc・Ae=2
・fc・D・te≧Ph=0.08・π/4・D2・f
c 従って、te≧(0.08・π/4・D2・fc)/
(2・fc・D) te≧1/31D≒1/30D、または、te/D≧1
/31≒1/30
【0043】また、図3に実施形態1の変形例として示
すように、円形ゴム板35とすべり材26の間に金属板
47を設置してもよい。金属板47としては、2〜10
mm程度のステンレス鋼板などが使用される。このよう
に構成することで、すべり材26の表面に生じた摩擦
力の伝達を補助する。つまり、摩擦力の一部は、すべり
材26→金属板(中間鋼板)47→凹部28の内側壁へ
と流れる。すべり材26の耐力が増加する。つまり、
すべり材26の中央部は、板厚方向の圧縮力を受ける
が、この力による変形や座屈を金属板47で抑制する。
すべり材26と金属板47を接着材で固着させることに
より、の効果は増大する。
【0044】さらに、図1〜図3において、すべり材2
6の摩擦面(上面)の端部を斜めに面取り加工して面取
り部36を形成している。これは次の理由による。滑り
支承は、高圧面下での使用や、極めて多い繰り返し使用
をされた場合、樹脂系すべり材26は、その角部が摩擦
熱等により変形を受ける。したがって、このような場
合、滑り支承で支持する上部構造物の回転性能の低下を
生ずるおそれがある。これの対策として、すべり材26
の角部を予め斜めにカットして面取り部36を形成して
おくことで、前述の変形が生じても回転性能に影響のな
いようにする。これにより、すべり材26の角部により
生じる物理的抵抗力を低減することができ、摩擦係数の
安定化が可能となる。
【0045】実施形態1の説明を続ける。この実施形態
1の滑り支承20は引き抜き対応型であり、そのため引
き抜き抵抗金物38が上部プレート23の下面にボルト
39にて固着されている。
【0046】引き抜き抵抗金物38は、長さ方向と直交
する断面が略L字型の厚肉金属板製の真直な部材であっ
て、すべり金物25の左右の上部側面突出部30と若干
の間隔をあけて平行に配設され、上面の凸条部40を上
部プレート23の下面に形成の凹条部41に嵌合し、上
部プレート23の上面側からボルト39を凸条部40に
ねじ込むことで、該引き抜き抵抗金物38を上部プレー
ト23の下面に固着している。さらに、引き抜き抵抗金
物38の係合部42が、すべり金物25の上部側面突出
部30の下側に若干の間隙を介して入り込んでおり、ま
た、垂直部内側面に側面すべり板43が固着されてお
り、この側面すべり板43が、所定の間隔をあけて側面
すべり材32と対峙して設けられている。
【0047】したがって、地震時などに上部構造物24
に上揚力が作用したとき、上部プレート23と一体の引
き抜き抵抗金物38の係合部42がすべり金物25の上
部側面突出部30と係合することで、上部プレート23
の引き抜きが防止される。また、すべり金物25が左右
にスライドするとき、側面すべり材32が、若干の間隔
をあけて平行に配設された側面すべり板43に係合する
ことで、すべり金物25の水平移動が制限される。
【0048】また、すべり金物25が図2の紙面の表裏
方向にスライドするとき、下部側面突出部31に設けた
側面すべり材32(図1、図4〜図7に示す)が、係止
部材(図示省略する)に係合することで、すべり金物2
5の紙面の表裏方向の水平移動が制限される。
【0049】すべり金物25の下面の収容部29に収容
されたポリアミド樹脂製で所定厚の円板形状の下部すべ
り材44は、該すべり金物25の下面から若干突出して
いて、下部すべり板27の上面をスライドできる。この
円板形状の下部すべり材44の外側を間隔をあけて取り
囲むようにゴム製の環状シール材45が、すべり金物2
5の下面の環状溝46に埋設固着されている。
【0050】環状シール材45は下部すべり材44を取
り囲み、かつ、下部すべり板27の上面と接触してすべ
り金物25と一体にスライドするもので、したがって、
環状シール材45によって下部すべり板27上面のゴミ
などスライド障害物を排除し、かつ下部すべり材44の
下面に侵入させないので、下部すべり材44の下部すべ
り板27上面での円滑なスライド環境を保持できる。
【0051】本発明のすべり材26を主要素とするすべ
り支承機構は、両面滑り支承の場合、少なくとも一方の
滑り面に設置するとよい。
【0052】次に、図8〜図10を参照して実施形態2
を説明する。
【0053】図8(a)は、普通タイプの両面滑り支承
の断面図、図8(b)は、同図(a)における、下部構
造物21に固着のベースプレート22の平面図である。
図9(a)は、図8に示す、すべり金物25の断面図、
(b)は、すべり金物25の平面図、(c)は、すべり
金物25の底面図である。図10(a)は、すべり材2
6の側面図、(b)は、円形ゴム板の平面図、(c)
は、円形ゴム板の平面図、(d)は、下部すべり板の平
面図、(e)は、下部すべり板の側面図である。
【0054】図8の両面滑り支承20aは、下部構造物
21と上部構造物24との間に配設される。両面滑り支
承20aにおいて、上向きの環状突部49を有するベー
スプレート22が下部構造物21に溶接にて固着され、
ベースプレート22の上面にスライド自在にすべり金物
25が載置されている。また、下向きの環状突部50を
有する上部プレート23が上部構造物24の下面に固着
されている。
【0055】前記すべり金物25は、すべり材26を介
して上部プレート23をスライド自在に支持すると共
に、下部すべり板27を介してベースプレート22上面
をスライド自在に支持されている。また、実施形態2で
は、すべり金物25の本体部25aは横断面が円形であ
って、上面にはすべり材26を収容する横断面円形状の
凹部(ポット部)28が設けられている。すべり金物2
5の下面には下部すべり材44を収容する横断面円形状
の収容部29が設けられている。
【0056】すべり金物25の凹部28の底面には、所
定板厚のクロロプレンゴム製の円形ゴム板35が載置さ
れていて、該円形ゴム板35の上に実施形態1と同じポ
リアミド樹脂にて板状に構成される前記すべり材26が
収容されていて、本発明ではこのすべり材26が主要素
の1つをなしている。すべり材26の単体形状は、図1
0(a)、(b)、(c)に示すとおりで、所定の厚さ
を有する円盤形状をなしていると共に、上部周縁に斜め
面取り部36を形成している。すべり材26の上面は、
すべり金物25の上端面から若干突出していて、この上
面に上部プレート23の下面に固着した表面処理したス
テンレスの上部すべり板(図では省略する)がスライド
自在に圧接している。
【0057】すべり金物25の下面に設けられた収容部
29に収容されているポリアミド樹脂製で、所定厚の円
板形状の下部すべり材44は、該すべり金物25の下面
から若干突出していて、ベースプレート22の上面をス
ライドできる。
【0058】実施形態2の両面滑り支承19aにおい
て、すべり金物25の下面の下部すべり材44がベース
プレート22とスライド自在に接し、すべり金物25の
上部のすべり材26が上部プレート23の下面にスライ
ド自在に接することで、上部構造物24をスライド自在
に支持できる。実施形態2の主要素であるポリアミド樹
脂からなる、すべり材26の作用効果は、実施形態1と
同じであり、従来のすべり材を支持するピストン金物に
相当する部材が省略される。
【0059】次に、図11〜図14を参照して実施形態
3を説明する。
【0060】図11は、積層ゴムを用いた普通タイプの
弾性滑り支承の断面図、図12(a)は、図11のc−
c矢視図、図12(b)は、図11のd−d矢視図、図
13(a)は、図13(b)の断面図、図13(b)
は、図11のe−e矢視図である。
【0061】図11に示すように、実施形態3の弾性滑
り支承20bは、下部構造物21と上部構造物24との
間に配設され、かつ、積層ゴムからなる弾性支承部53
を具備しており、実施形態3は、積層ゴムを用いた弾性
滑り支承に、実施形態1、2に開示のすべり材26を設
置した点に特徴がある。
【0062】各図について説明すると、弾性滑り支承2
0bにおいて、弾性支承部53は、積層ゴム51の中に
複数の補強鋼板52を埋設してあり、さらに、積層ゴム
51の上下面に所定厚の金属プレート54、55が当て
がわれ、各金属プレート54、55の周縁部を積層ゴム
51と一体の被覆ゴム56で抱持して一体成形されてい
る。
【0063】上部の金属プレート54には、上部構造物
の下面に固着される上部プレート23を当てがい、上部
プレート23上面側から挿通するボルト39をねじ込む
ことで、両部材を一体に固着している。また、下部の金
属プレート55の下面には下部取り付け板57を当てが
い、下部取り付け板57を上面側から挿通するボルト3
9をねじ込むことで、両部材を一体に固着している。
【0064】下部取り付け板57の下面には収容凹部5
8が形成されていて、この収容凹部58の底面には所定
板厚のクロロプレンゴム製の円形ゴム板35が収容され
ていて、該円形ゴム板35の下に実施形態1と同じポリ
アミド樹脂にて板状に構成されるすべり材26が収容さ
れている。
【0065】この所定厚のポリアミド板のすべり材26
は、下部取り付け板57の下面から若干突出していて、
ベースプレート22の上面に設置の下部すべり板27の
上面をスライドできる。
【0066】円板形状のすべり材26の外側を間隔をあ
けて取り囲むようにゴム製の環状シール材60が、下部
取り付け板57の下面の環状溝59に埋設固着されてい
る。環状シール材60は、実施形態1と同様に、下部す
べり板27の上面と接触して下部取り付け板57と一体
にスライドするもので、したがって、環状シール材60
によって下部すべり板27上面のゴミなどスライド障害
物を排除し、かつすべり材26の下面に侵入させないの
で、すべり材26の下部すべり板27上面での円滑なス
ライド環境を保持できる。実施形態3において、ポリア
ミド樹脂からなる、すべり材26の作用効果は、実施形
態1と同じであり、従来のすべり材を支持するピストン
金物に相当する部材が省略される。
【0067】加えて、実施形態3によると、回転性能を
滑り装置部に付与することにより、積層ゴム部に求めら
れる回転性能を少なくできる。また、弾性滑り支承性能
を維持しつつ、ピストン部品を省略でき、経済的効果が
得られる。従って、積層ゴム部は積層ゴムの一層厚を少
なくして、積層ゴム部の許容圧縮応力度を高めることが
でき、さらに、必要な装置の形状を小さくすることがで
き、コンパクトな弾性滑り支承装置が得られる。
【0068】本発明において、主要素であるポリアミド
樹脂からなるすべり材26は、実施形態1〜3に示した
以外のタイプの滑り支承に実施してもよい。また、本発
明の滑り支承は、上部構造物が例えば、50ton〜2
00ton程度の比較的軽い荷重を支承するのに適して
いる。さらに、低コスト性を優先させる滑り支承に実施
する場合に適している。
【0069】
【発明の効果】本発明によると、滑り支承のすべり材の
材質を高めるため、ポリアミドなどの強度に富む樹脂で
構成し、すべり材の厚みを確保し、かつ、摺動時の損傷
を防ぐことができるようにすることで、該すべり材に、
従来の滑り支承におけるピストン金物と、これにこれに
取り付けられるPTFEのすべり材の両機能を兼用させ
たので、従来のピストン金物を省略できたもので、材料
費、製作コストが低減化でき経済的である。
【0070】しかも、すべり材は、その材質を高めるこ
とで必要な強度を持ち、また、すべり材表面に発生した
摩擦力は、すべり材の側面よりすべり金物の凹部(ポッ
ト部)に伝達できるとともに、ピストン部材の省略によ
り、装置の高さ方向の低減ができてコンパクト化が図ら
れ、さらに、すべり材と凹部と接触部の防錆処理が簡略
化できる。すべり材に金属板を加えることで、すべり材
の補強は一層向上する。
【0071】さらに、摩擦熱等により変形しやすい、す
べり材の摩擦面の端部を斜めに面取り加工することで、
すべり材の角部により生じる物理的抵抗力を低減でき、
摩擦係数の安定化ができて、変形が生じても回転性能に
影響のないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る引き抜き対応型の両
面滑り支承の正面図である。
【図2】(a)は、図1の断面図、(b)は同(a)の
(イ)部の拡大図である。
【図3】(a)は、図1、図2の実施形態1の変形例の
断面図、(b)は同(a)の(ロ)部の拡大図である。
【図4】すべり金物の配置形態での平面図である。
【図5】(a)は、すべり金物の半断面図で示す側面
図、(b)は、同図(a)のA−A矢視図である。
【図6】(a)は、図5(a)と平面90°回転した角
度から見た図で、すべり金物の半断面図で示す側面図、
同図(a)のB−B矢視図である。
【図7】(a)、(b)は、すべり材の側面図と平面
図、(c)、(d)は、円板ゴムの側面図と平面図であ
る。
【図8】実施形態2を示し、(a)は普通タイプの両面
滑り支承の断面図、(b)は、同図(a)における、下
部構造物に固着のベースプレートの平面図である。
【図9】(a)は、図8に示す、すべり金物の断面図、
(b)は、すべり金物の平面図、(c)は、すべり金物
の底面図である。
【図10】(a)は、すべり材の側面図、(b)は、円
形ゴム板の平面図、(c)は、円形ゴム板の平面図、
(d)は、下部すべり板の平面図、(e)は、下部すべ
り板の側面図である。
【図11】実施形態3を示し、積層ゴムを用いた普通タ
イプの弾性滑り支承の断面図である。
【図12】(a)は、図11のC−C矢視図、(b)
は、図11のD−D矢視図である。
【図13】(a)は、同図(b)の断面図、(b)は、
図11のE−E矢視図である。
【図14】(a)、(b)は、実施形態3における、す
べり材の側面図と平面図、(c)、(d)は、円板ゴム
の側面図と平面図である。
【図15】(a)は、従来の滑り支承の断面図、(b)
は、同図(a)の(ハ)部拡大図である。
【符号の説明】
1 下部構造物 2 ベースプレート 3 アンカーボルト 4 ナット 5 凹部 6 ポット金物 7 ボルト孔 8 調整板 9 ピストン金物 10 弾性板 11 すべり材 14 上部構造物 15 上部プレート 16 アンカー筋 17 ソールプレート 18 スライド板 19 滑り支承 20 滑り支承 20a 滑り支承 20b 滑り支承 21 下部構造物 22 ベースプレート 23 上部プレート 24 上部構造物 25 すべり金物 26 すべり材 27 すべり板 28 凹部(ポット部) 29 収容部 30 上部側面突出部 31 下部側面突出部 32 側面すべり材 33 ステンレス皿ねじ 35 円形ゴム 36 斜め面取り部 37 上部すべり板 38 引き抜き抵抗板 39 ボルト 40 凸条部 41 凹条部 42 係合部 43 側面すべり板 44 下部すべり材 45 環状シール 46 環状溝 47 金属板 49 上向き環状突部 50 下向き環状突部 51 積層ゴム 52 補強鋼板 53 弾性支承部 54 金属板 55 金属板 56 被覆ゴム 57 下部取り付け板 58 収容凹部 59 環状溝 60 環状シール材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造体と下部構造物の間に設置され
    る滑り支承であって、すべり材が前記上下部構造物の一
    方または両方にスライド自在に接している滑り支承にお
    いて、前記滑り支承を構成する鋼製のすべり金物に形成
    した凹部に、該凹部に内接して弾性板および樹脂系すべ
    り材を重ねて設置し、この樹脂系すべり材を構成する樹
    脂の引張り強度を60Mpa以上、すべり材の有効板厚
    (te)をその直径(D)の1/30以上としたことを
    特徴とする滑り支承。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構成において、前記弾
    性板とすべり材の間に、前記凹部に内接した金属板を設
    置したことを特徴とする滑り支承。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の構成におい
    て、前記すべり材の摩擦面の端部を斜めに面取り加工し
    たことを特徴とする滑り支承。
  4. 【請求項4】 滑り支承が両面滑り支承であり、この両
    面滑り支承の少なくともどちらか一方のすべり材部に請
    求項1〜3の何れか1項に記載のすべり材支持構造を具
    備させたことを特徴とする滑り支承。
  5. 【請求項5】 滑り支承が積層ゴムにすべり材を設置し
    た弾性滑り支承であり、この弾性滑り支承において、す
    べり材部に請求項1〜3の何れか1項に記載のすべり材
    支持構造を具備させたことを特徴とする滑り支承。
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