JP2009030265A - 弾性すべり支承及びその弾性すべり支承が備えられた橋梁 - Google Patents

弾性すべり支承及びその弾性すべり支承が備えられた橋梁 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性すべり支承設置箇所1箇所当たりのコストを削減する弾性すべり支承を提供する。
【解決手段】下部構造4と上部構造3のいずれか一方側に配置され、他方側へ突出する挿入部7bを有する挿入体7と、他方側に配置され、挿入体7と鉛直方向に対向し、挿入体7の挿入部7bが挿入される被挿入部9aを有する被挿入体9と、挿入体7の挿入部7bを外した位置の、挿入体7と被挿入体9との間に介在する弾性体8とを備える。挿入体7と被挿入体9のいずれか一方は固定され、挿入体7と被挿入体9は下部構造4と上部構造3の相対水平変位時に互いに係止し得る状態にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、弾性体のせん断変形が防止される弾性すべり支承及びその弾性すべり支承によって上部構造の鉛直荷重が支持される橋梁に関する。
橋梁や建物等の構造物において、橋桁等の上部構造と橋脚や橋台等の下部構造の間に配設される支持装置の一つに機能分離型支承がある。機能分離型支承は、例えば、主に通常時の鉛直荷重を支持する鉛直力支持装置と、主に地震時に発生する水平荷重を支持する水平力支持装置が独立して並設されている。この場合、鉛直力支持装置として弾性すべり支承が適用されることが多い。
弾性すべり支承は一般的に積層ゴムを具備し、積層ゴムによって鉛直荷重を支持する。弾性すべり支承はその役割から上部構造か下部構造の何れか一方にしか固定されず、水平力荷重に対する支持力を期待されないが、上部構造との間に発生する摩擦力によって上部構造に拘束され、上部構造と下部構造の相対的な摺動に追従してせん断変形する。
積層ゴムの鉛直荷重支持力は積層ゴムのヤング率や積層ゴムの面積等で算出されるが、上記せん断変形によって積層ゴムの鉛直方向の有効断面積が縮小するので、積層ゴムは実際には設計鉛直荷重支持力ほど鉛直荷重支持力を発揮できないことがある。そこで、積層ゴムのせん断変形を防止する手段が講じられている。
例えば、上部鋼板、ゴム層及び下部鋼板が一体化してなる弾性支承部(弾性すべり支承)を鋼製のせん断変形拘束壁部材が橋軸方向に挟んで鋼製ベースプレートに取り付けられることにより、弾性支承部のせん断変形を防止する手段がある(特許文献1参照)。
特開2002−212917号公報(段落0015、0016、図2〜4)
特許文献1の弾性すべり支承(弾性支承部)は外側からせん断変形拘束壁部材によってせん断変形が拘束され、防止すべきせん断変形は構造物の上部構造と下部構造の相対的な摺動によって発生することから、想定される弾性すべり支承のせん断変形の向きに対してせん断壁拘束壁部材を設置する必要がある。
特許文献1では弾性すべり支承を橋軸方向に挟んで2箇所にせん断変形拘束壁部材が設置されている。しかし、実際には河川・海又は山岳等の風が強い場所に設置される橋梁や地震時には橋軸に直交する方向に対しても上部構造と下部構造の相対的な摺動が起こり得るので、弾性すべり支承を橋軸と直交する方向に挟んでせん断変形拘束壁部材を設置することもある。
したがって、特許文献1の弾性すべり支承はせん断変形が想定される1つの方向に対して1対のせん断変形拘束壁部材を対向して設置しなければならないので、弾性すべり支承設置箇所1箇所当たりのコストが高くなる。
また、特許文献1の弾性すべり支承(弾性支承部)では、外側からせん断変形拘束壁部材によってせん断変形が拘束されているので、弾性すべり支承の設置スペースが大きくなる。したがって、弾性すべり支承を下部構造に固定するための鋼製ベースプレートが大型化し、全体的なコストが高くなる。
本発明の目的は斯かる課題に鑑みてなされたもので、弾性すべり支承設置箇所1箇所当たりのコストを削減する弾性すべり支承を提供することである。
請求項1に係る発明は、構造物の下部構造と上部構造の間に設置される弾性すべり支承であって、前記下部構造と前記上部構造のいずれか一方側に配置され、他方側へ突出する挿入部を有する挿入体と、前記他方側に配置され、前記挿入体と鉛直方向に対向し、前記挿入体の前記挿入部が挿入される被挿入部を有する被挿入体と、前記挿入体の前記挿入部を外した位置の、前記挿入体と前記被挿入体との間に介在する弾性体とを備え、前記挿入体と前記被挿入体のいずれか一方は固定され、前記挿入体と前記被挿入体は前記下部構造と前記上部構造の相対水平変位時に互いに係止し得る状態にあることを特徴とする。
挿入体又は被挿入体の何れか一方が下部構造側に配置され、他方が上部構造側に配置され、挿入体又は被挿入体の何れか一方が下部構造か上部構造の何れか一方に固定される。挿入体又は被挿入体のうち固定されない方は、配置される側の上部構造又は下部構造の何れか一方との間に発生する摩擦力によって拘束されるので、挿入体と被挿入体は上部構造と下部構造の相対的な水平方向の摺動に連動して同様に相対的に水平方向に摺動する。挿入体と被挿入体が相対的に摺動しようとすると、挿入体及び被挿入体に固定される弾性体はそれに追従してせん断変形しようとする。
挿入体の挿入部が被挿入体の被挿入部に挿入され、挿入体と被挿入体は下部構造と上部構造の相対水平変位時に互いに係止し得る状態にあるので、上部構造と下部構造の相対的な摺動が発生すれば、挿入部又は被挿入体の何れか一方が他方に水平方向に対して係止する。
挿入部が1個形成されている場合、挿入部は水平方向に被挿入体を係止する又は被挿入体に係止される際に発生する水平荷重に対して所望の強度を備えていれば、弾性体のせん断変形を防止することができる。すなわち、1個の挿入部で全水平方向の上部構造と下部構造の相対的な摺動が阻止されて、弾性体のせん断変形が防止される。
挿入部が複数個形成されている場合、複数個の挿入部全体で全体の水平荷重を支持すればよいので、1個の挿入部は小型化され、全体として上記の1個の挿入部で構成されている場合と同等の大きさとなる。このように、弾性すべり支承1箇所当たりに1個の挿入部、又は実質的に1個の挿入部で弾性体のせん断変形が防止される。
また、挿入体の挿入部を外した位置の、挿入体と被挿入体との間に弾性体が介在するので、つまり、挿入部は弾性体の内部に設置されているので、弾性すべり支承の設置スペースが最小限に抑えられる。
前記挿入部が全周に亘って前記被挿入体及び前記弾性体に包囲されていることもある(請求項2)。挿入部は挿入体が配置された側と反対側に形成され、弾性体及び被挿入体に包囲されているので、外部に露出されない。したがって、挿入部は錆びにくく、挿入部の製品寿命が長くなる。
前記下部構造と前記上部構造のいずれか一方にアンカー体が定着され、前記挿入体と前記被挿入体のいずれか一方はこのアンカー体に固定されていることもある(請求項3)。この場合、挿入体又は被挿入体はアンカー体を介して上部構造と下部構造のいずれか一方に固定される。
また、前記被挿入体の前記被挿入部は鉛直方向に貫通した孔であり、前記被挿入体が前記下部構造に定着したアンカー体に固定され、前記アンカー体の前記被挿入体に接する面の外周は前記被挿入部の外周より外側に位置し、前記被挿入部は前記アンカー体に閉塞されていることもある(請求項4)。
アンカー体が下部構造に定着し、被挿入体がアンカー体に固定されると、挿入体は被挿入体の上方に配置される。この場合、挿入部は下方を向いているので、挿入部の周囲に水が溜まることはない。したがって、挿入部の錆びによる劣化が防止される。ここで固定とは、被挿入体が直接下部構造に固定されること、又は何らかの部材を介して間接的に下部構造に固定されることをいう。
挿入体と被挿入体が係止し合うためには、挿入体の挿入部が被挿入部に挿入していればよい。したがって、挿入部が鉛直方向に所定の長さを有し、鉛直方向に貫通する孔であると、被挿入体の厚さが小さくなり、被挿入体の形状が簡素化されるので、被挿入体の製造コストが削減される。
アンカー体は下部構造に定着し、被挿入体を固定するので、弾性すべり支承が例えばコンクリート製の橋台等の下部構造に設置される場合、下部構造構築のコンクリート打設時におけるコンクリートの弾性すべり支承内部への浸入が防止されると同時に、弾性すべり支承の下部構造への定着手段が確立される。
前記挿入部と前記弾性体との水平距離は、前記挿入部と前記被挿入体との水平距離と前記弾性体の最大水平膨出量の和以上であることもある(請求項5)。この場合、上部構造又は下部構造の鉛直方向変位によって弾性体が圧縮されて弾性体が水平方向へ膨出しても、挿入部と挿入部を包囲する面が接触して、挿入部を包囲する面が損傷することがない。ここで、挿入部を包囲する面として、例えば弾性体、又は弾性体等を防錆するために被覆するNR(天然ゴム)やCR(クロロプレンゴム)等のゴムからなる被覆部材等が想定される。
前記挿入体及び前記弾性体並びに前記被挿入体の外面に沿って被覆部材に被覆されていることもある(請求項6)。したがって、弾性すべり支承は錆びにくくなるので、製品寿命が延びる。挿入体、弾性体及び被挿入体の外面に沿って被覆部材に被覆される態様として、各部材毎に外面に沿って被覆部材が被覆する態様、一体化した挿入体、弾性体及び被挿入体全体の外面に沿って被覆部材が被覆する態様がある。通常、被覆部材は工場で対象部材に接着や圧着等の固定を施されるので、一体化した弾性すべり支承の外面に沿って被覆部材が被覆されている場合、現場での設置作業が容易となる。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の弾性すべり支承によって上部構造の鉛直荷重が支持される橋梁である。この場合、請求項1乃至6と同様な作用・効果を奏する。
本発明は上記の通り、挿入体の挿入部が被挿入体の被挿入部に挿入し、挿入体と被挿入体は下部構造と上部構造の相対水平変位時に互いに係止し得る状態にあるので、弾性すべり支承設置箇所1箇所当たりのコストを削減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図2に本発明の弾性すべり支承1が実施される橋梁2の例を示す。橋梁2は例えば連続梁であり、例えばPC橋桁等の上部構造3と、橋脚や橋台等の下部構造4と、上部構造3と下部構造4の間に介在する機能分離型支承5を有する。
機能分離型支承5は鉛直荷重を支持する弾性すべり支承1と水平荷重を支持する水平荷重支承6が例えば橋軸直角方向に交互に複数個配設されている(図1において、弾性すべり支承1が3体、水平荷重支承6が2体)。
図1に示すように、弾性すべり支承1は、上部構造3側に配置された例えば鋼製の挿入体7、下部構造4側に配置された例えば鋼製の被挿入体9、挿入体7と被挿入体9の軸方向の間に介在し、例えば積層ゴムからなる弾性体8を有し、挿入体7、弾性体8及び被挿入体9は一体化し、橋軸方向及び橋軸に直交する方向に対称となっている。ここで、挿入体7と被挿入体9は鋼製である必要はなく、所定の強度を有する等諸条件を備えれば他の材質であってもよい。弾性体8も積層ゴムである必要はなく、所定の支持力を有する等諸条件を備えれば硬質ゴム等他の材質であってもよい。
例えば、弾性体8の上面に挿入体7が圧着により固定され、弾性体8の下面に被挿入体9が例えば圧着により固定されている。弾性体8と挿入体7及び被挿入体9との固定は、接着剤等による化学的な接合やボルト等による機械的な結合によって行うことも可能である。
一体化した挿入体7、弾性体8及び被挿入体9の表面は、例えばNRやCR等の被覆部材10に覆われている。被覆部材10の外上面には例えばPTFE(四フッ化エチレン樹脂)製のソウルプレート12が例えば接着剤等により接着され、被覆部材10の外下面にはアンカー体11が当接している。
挿入体7の上に、被覆部材10及びソールプレート12を介して、上部構造3が固定されずに載置されている。上部構造3とソールプレート12の間には上部構造3に例えばアンカーバー14によって固定され、上部構造3と下部構造4の摩擦力を軽減するための鋼板15が介在している。ソールプレート12と鋼板15の間の摩擦力を一層軽減するために、少なくともソールプレート12又は鋼板15にグリス等の潤滑剤が塗布されている。このように、上部構造3は弾性すべり支承1を介して下部構造4に対して相対的に水平方向に摺動可能となっている。
アンカー体11は下部構造4に設けられた例えば無収縮モルタル等からなる杳座モルタル13に埋設されて下部構造4と一体化している。アンカー体11が被覆部材10を介して弾性体8の下に位置する被挿入体9に例えばボルト16等で取り付けられることによって、被挿入体9が間接的に下部構造4に固定されている。
図1、図3に示すように、被挿入体9は例えば外輪郭正方形の鋼製平板からなり、例えば中央部に鉛直方向に貫通した正方形状の被挿入部9aが形成され、被挿入部9aには、後述する挿入体7に形成され、被覆部材10に被覆された挿入部7bが上方から被挿入部9aの軸方向の途中まで挿入している。被挿入体9の下面には被覆部材10を介してアンカー体11が取り付けられ、アンカー体11が被挿入部9aを閉塞している。この時、被覆部材10に被覆された挿入部7bの下面とアンカー体11の上面とが対面している。
被挿入部9aの孔壁には被覆部材10が被覆している。この時、被挿入部9aに被覆している部分の被覆部材10の外面と挿入部7bに被覆している部分の被覆部材10の外面との水平距離は数mm程度である。
被挿入体9の一面(図において上面)には弾性体8が固定され、弾性体8が固定される面と反対側の面(図において下面)にはボルト穴9bが例えば被挿入部9aを囲むように4つ形成されている。ボルト穴9bにはアンカー体12を被挿入体9に固定させるボルト16が螺合している。被覆部材10のボルト穴9bに対応する位置に例えばボルト穴9bと同一形状のボルト孔10aが形成されている。
被挿入体9の上に固定される弾性体8は、橋梁2の鉛直荷重を支持している。弾性体8の外輪郭は例えば平面視正方形であり、弾性体8には高さ方向に平面視正方形の貫通孔8aが設けられ、貫通孔8aには、後述する挿入体7に形成され、被覆部材10に被覆された挿入部7aが挿入している。貫通孔8aの孔壁には被覆部材10が被覆している。弾性体8が被挿入体9に固定された状態で貫通孔8aと被挿入部9aは連通している。
弾性体8の一面(図において上面)に固定されている挿入体7は固定部7aと挿入部7bを有し、固定部7aが弾性体8に固定され、挿入部7bは固定部7aから被挿入体9に対向する向き(図において下向き)に形成され、被覆部材10に被覆された状態で貫通孔8a及び被挿入部9aに挿入している。固定部7a及び挿入部7bの外輪郭は例えば平面視正方形である。
挿入部7b、貫通孔8a及び挿通孔9aの平面視形状は正方形に限られるものではなく、挿入部7bが貫通孔8a及び挿通孔9aに挿入可能であればよい。また、挿入部7b、貫通孔8a及び挿通孔9aの設置箇所は中央部である必要はなく、挿入体7、弾性体8及び被挿入体9が適切に一体化された状態で、挿入部7bが貫通孔8a及び挿通孔9aに挿入可能であればよい。
挿入部7bの長さは、例えば弾性体8の無荷重状態の厚さ以上であり、弾性体8の最大圧縮状態の厚さと被挿入体9の厚さの和以下であるのが好適である。
この場合、弾性体8に全く荷重が作用しない状態から許容最大荷重が作用する状態の弾性体8のあらゆる載荷状況下において挿入部7bの先端が被挿入部9aに収まるので、上部構造3の水平移動に伴って挿入部7bが被挿入体9に水平方向に係止され、又は下部構造4の水平移動に伴って挿入部7bが被挿入体9を水平方向に係止する。
また、挿入部7bの長さが弾性体8の最大圧縮状態の厚さと被挿入体9の厚さを足し合わせた長さ以下であるので、弾性体8の最大圧縮状態においても挿入部7b先端のアンカー体12の上面への衝突による、挿入部7bの破損や亀裂等の劣化に起因する強度低下が免れる。
図1、図4(a)、(b)に示すように、アンカー体11は例えば鋼板の蓋部11aと平面視略十字状の突状に形成されたアンカー部11bからなる。アンカー部11bにはボルト孔11cが被挿入体9のボルト穴9bに対応する位置に形成され、アンカー部11bの突状に形成された側を下部構造4に向けた状態でボルト16をボルト孔11cに通してボルト穴9bに螺合することによってアンカー体11が被挿入体9に固定される。したがって、アンカー体12が沓座モルタル13に埋設されることによって、弾性すべり支承1は下部構造4に定着する。
図4(a)、(b)に示されるように、蓋部12aは例えば円形に形成され、図1に示されるように、アンカー体11が被挿入体9に固定された状態で被覆部材10に被覆された被挿入部9aを外側から完全に閉塞する。したがって、弾性すべり支承1の下方で沓座モルタル13のモルタルを打設する際、又は下部構造4のコンクリートを打設する際に、アンカー体11が型枠として機能するので、弾性すべり支承1の内部へのモルタル又はコンクリートの流入が防止される。
図1に示すように、弾性すべり支承1は、被挿入体9の底面、外側面、弾性体8と挿入体7の外側面、挿入体7の上面、被挿入体9と弾性体8の内側面、挿入部7bと弾性体8の間で固定部7aの下面、挿入部7bの側面、下面に亘って、被覆部材10で被覆されることによって防錆処理が施されている。
例えば、被挿入体9、弾性体8及び挿入体7の外側面を被覆する部分の厚さが10mm、弾性体8と挿入体7の内側面を被覆する部分の厚さが5mm、それ以外の部分が2mm程度である。このように、弾性体8が使用状態で外部に面して劣化し易い部分が特に厚く形成されている。
また、弾性すべり支承1は、上述したように加硫成形される場合、一般的に工場で製造され、現場へは一体化された状態で搬入されるので、弾性すべり支承1の設置作業が容易となり、その作業時間が短くなる。
上部構造3は主に風や車両等の輸送機械の通行による揺れによって水平方向に摺動する。上部構造3は水平方向に摺動可能な状態で弾性すべり支承1に載置されているが、上部構造3の質量が非常に大きいので、上部構造3と弾性すべり支承1との間の摩擦力も非常に大きくなる。したがって、上部構造3は弾性すべり支承1に固定されているような状態となり、上部構造3と間接的に接している挿入体7も上部構造3と共に水平方向に摺動しようとし、挿入体7の摺動に追従して弾性体8がせん断変形しようとする。
上部構造3が水平方向に摺動する他に、下部構造4が地震によって水平方向に摺動することがある。この場合、下部構造4に固定されている被挿入体9も下部構造4と共に水平方向に摺動しようとし、被挿入体9の摺動に追従して弾性体8がせん断変形しようとする。
しかし、図5に示すように、例えば上部構造3が図中の太線の矢印の方向(図において右向き)に摺動した場合、挿入部7bが弾性体8の内部に挿入して、さらに被挿入体9の被挿入部9aに挿入しているので、挿入体7が上部構造3と同一の向き(図において右向き)に摺動する際に、挿入部7bが被挿入体9に係止され、弾性体8のせん断変形が阻止される。挿入部7bが被挿入体9に全周に亘って包囲されているので、挿入部7bで全水平方向に対する弾性体8のせん断変形を防止することができる。図示されないが、下部構造4が水平方向に摺動する場合、被挿入体9が下部構造4と同一の向きに摺動する際に、挿入部7bが被挿入体9を係止し、弾性体8のせん断変形が阻止される。
せん断変形を防止する手段が弾性すべり支承1の内部に講じられることで、下部構造4に固定される被挿入体9の面積が縮小され、部材費用が削減される。また、挿入部7bは被覆部材10に被覆され、固定部7aと弾性体8とアンカー体11によって外部から遮断されているので、水との接触が軽減される。さらには、挿入部7bは固定部7aから下向きに形成されているので、挿入部7bの周囲に水が溜まることは無い。したがって、挿入部7bの錆による劣化が防止される。
また、挿入部7b及び被挿入部9aが本実施の形態のように円形以外の形状、例えば正方形等の角形や楕円形に形成されている場合、挿入部7bと被挿入部9aは弾性すべり支承1の周方向の回転に対して互いに係止し得るので、弾性体8の捻れ変形も防止される。
(実施の形態2)
次に、他の実施の形態である弾性すべり支承21について説明する。だだし、実施の形態1と共通する部分については、同一の名称・符号を用い、説明を省略する
図6、7に示すように、弾性すべり支承21は、上部構造3側に配置される挿入体27と、下部構造4側に配置される被挿入体9と、挿入体27と被挿入体9の間に介在する弾性体28とを有し、挿入体27、弾性体28及び被挿入体9は一体化し、表面に沿って被覆部材30に被覆されている。
弾性体28の中央部には貫通孔28aが形成されており、弾性体28の内外両側面とも上部構造3を支持した状態で水平方向に膨出している。図中の一点鎖線は弾性体28及び被覆部材30の上部構造3が設置される前の状態を表している。上部構造3が設置される前の弾性体28の側面は被挿入部9aの孔壁と面一になっている。
弾性体28の一面(図において上面)に固定されている挿入体27は固定部27aと挿入部27bを有し、固定部27aが弾性体28に固定され、挿入部27bは固定部27aから被挿入体9に対向する向き(図において下向き)に形成され、被覆部材30に被覆された状態で貫通孔28a及び被挿入部9aに挿入している。図6に示すように、固定部27a及び挿入部27bの外輪郭は例えば平面視正方形である。
挿入部27bの先端部には、拡径部27cが形成されている。拡径部27cの側面を被覆する部分の被覆部材30と被挿入体9の内側面を被覆する部分の被覆部材30の水平方向の隙間は数mm程度である。被挿入体9と拡径部27cは被覆部材30を介して実質的に接触しているので、被挿入体9と挿入体27は水平方向に相互に拘束し合い、上部構造3又は下部構造4の水平移動による弾性体28のせん断変形が防止される。この結果、弾性層28の有効断面が一定となるので、弾性体28の鉛直方向支持機能が維持される。
また、拡径部27cの側面は挿入部27bの拡径部27c以外の部分の側面より、弾性体8の最大水平膨出量分、挿入部27bの外側へ形成されている。すなわち、挿入部27bの拡径部27c以外の部分の側面と上部構造3が設置される前の弾性体28の内側面との水平距離L1が、拡径部27cの側面と被挿入体9の内側面との水平距離L2と弾性体28の最大水平膨出量との和となっている。
したがって、弾性すべり支承21に最大圧縮力が作用した場合でも、弾性体28が水平方向に膨出し、被覆部材30を介して挿入部27bに挿圧されることによって、弾性体28の弾性係数が増大して鉛直方向の弾性機能が低下することはない。さらに、被覆部材30が摩耗することはない。
(実施の形態3)
次に、他の実施の形態である弾性固定支承61について説明する。だだし、実施の形態1と共通する部分については、同一の名称・符号を用い、説明を省略する。
図8、図9に示すように、弾性すべり支承41は、上部構造3側に配置された例えば鋼製の挿入・被挿入体47、下部構造4側に配置された例えば鋼製の挿入・被挿入体47、挿入・被挿入体47と挿入・被挿入体47の軸方向の間に介在し、例えば積層ゴムからなる弾性体48を有し、挿入・被挿入体47、47及び弾性体48は一体化し、橋軸方向及び橋軸に直交する方向に対称となっている。
例えば、弾性体48の上面に挿入・被挿入体47が圧着により固定され、弾性体48の下面に挿入・被挿入体47が例えば圧着により固定されている。弾性体48と挿入・被挿入体47及び挿入・被挿入体47との固定は、接着剤等による化学的な接合やボルト等による機械的な結合によって行うことも可能である。
一体化した挿入体47、47及び弾性体48の表面は、例えばNRやCR等の被覆部材50に覆われている。被覆部材50の外上面には例えばPTFE(四フッ化エチレン樹脂)製のソウルプレート12が例えば接着剤等により接着され、被覆部材50の外下面にはアンカー体51が当接している。
挿入・被挿入体47、47は一対であり、それぞれ固定部47aと挿入部47bを有し、固定部47aには被挿入部47cが設けられている。固定部47aは弾性体48の上下面の何れか一方に固定され、挿入部47bは被覆部材50に被覆された状態で、他方の挿入・被挿入体47の被挿入部47cに挿入している。固定部47aの外輪郭は例えば正方形である。挿入部47bは固定部47aの他方の挿入・被挿入体47に対向する面の例えば偏心した位置に形成されている。挿入部47bの長さ方向(図において上下方向)に直交する断面の形状は例えば矩形である。
被挿入部47cは、図9の2点鎖線で示され、固定部47aの中心Cを通り、何れかの一辺に平行な線L3に対して挿入部47bと線対称となる位置に形成されている。すなわち、被挿入部47cは、一対の挿入・被挿入体47が例えばその外輪郭が面一となる状態で相互に挿入部47bを挟み込むように配設された時に挿入部47bが対向する位置に形成されている。被挿入部47cの軸に直交する断面の形状は例えば挿入部47bの長さ方向(図において上下方向)に直交する断面の形状と同一の矩形である。
挿入・被挿入体47の挿入部47bが形成されている面と反対側の面にはボルト穴47dが例えば4つ形成されている。ボルト穴47dにはアンカー体51を挿入・被挿入体47に固定するボルト16が螺合する。
アンカー体51は下部構造4に設けられた例えば無収縮モルタル等からなる杳座モルタル13に埋設されて下部構造4と一体化している。アンカー体51が被覆部材50を介して弾性体48の下に位置する挿入・被挿入体47に例えばボルト16で固定されることによって、挿入・被挿入体47が間接的に下部構造4に固定されている。
弾性体48の上側に位置する挿入・被挿入体47の上に、被覆部材50及びソールプレート12を介して、上部構造3が固定されずに載置されている。
弾性体48は例えば積層ゴムからなり、橋梁2の鉛直荷重を支持する。弾性体48の外輪郭は例えば平面視正方形であり、弾性体48には高さ方向に平面視矩形の貫通孔48aが設けられ、貫通孔48aには被覆部材50に被覆された挿入部47bが挿入している。貫通孔48aの孔壁には被覆部材50が被覆している。弾性体48が挿入・被挿入体47に固定された状態で貫通孔48aと被挿入部47cは連通する。貫通孔48aと被挿入部47cの軸に直交する断面は同一の形状・同一の大きさに形成されている。
挿入部47bが被挿入部47cに収まっているので、一対の挿入・被挿入体47、47は相互に水平方向に係止し合う。このような構成によって、挿入部47bと被挿入部47cに着目すると、実施の形態1の場合と同一の作用・効果を奏する。
本実施の形態においては、一対の挿入・被挿入体47、47で構成されているので、挿入体7、27及び被挿入体9、29が用いられる実施の形態1又は2に比して部品数が削減される。したがって、製造に必要な設備数も削減されるので、弾性すべり支承のトータルコストが削減される。
挿入・被挿入体47は、例えば挿入部47bの長辺方向が橋梁2の橋軸方向と一致するように設置されている。挿入・被挿入体47が設置された時に、一方の挿入・被挿入体47に形成され、被覆部材50に被覆された挿入部47bが他方の挿入・被挿入体47に形成された被挿入部47cの軸方向の途中まで挿入している。被挿入部47cの孔壁には被覆部材50が被覆している。
また、挿入部47bが弾性すべり支承1の内部で2つ並設されているので、挿入部47b及び被挿入部47cのどのような断面形状であっても、上部構造3と下部構造4の相対的な回転に連動し、弾性すべり支承41の内部に発生する周方向の回転に対しても一対の挿入・被挿入体47、47が相互に係止し合い、弾性体48の捻れ変形が防止される。
図8、図10(a)、(b)に示すように、アンカー体51は例えば鋼板の蓋部51aと平面視略十字形の突状に形成されたアンカー部51bからなる。蓋部51aにはボルト孔51cが挿入・被挿入体47のボルト穴47dに対応する位置に形成される。アンカー部51bの突状に形成された側を下部構造4に向けた状態でボルト16をボルト孔51cに通してボルト穴47dに螺合することによって、下部構造4側に位置する挿入・被挿入体47にアンカー体51が固定される。したがって、アンカー体51が沓座モルタル13に埋設されることによって、弾性すべり支承41は下部構造4に定着する。
蓋部51aは例えば円形に形成され、図9に示すように、アンカー体51は挿入・被挿入体47に取り付けられた状態で被覆部材50に被覆された被挿入部47cを外側から完全に閉塞する。したがって、弾性すべり支承41の下方で沓座モルタル13のモルタルを打設する際、又は下部構造4のコンクリートを打設する際に、アンカー体51が型枠として機能するので、弾性すべり支承41へのモルタル又はコンクリートの流入が防止される。
(その他の実施の形態)
上述したように、弾性すべり支承1、21、41は連続梁に適用されるのみでなく単純梁にも適用することができる。また、上部構造2はPC桁以外に鋼桁にも適用することができる。この場合、鋼板15は上部構造3とアンカーバー14ではなく、例えばボルトによって固定される。
実施の形態1乃至3では、弾性すべり支承1、21、41が下部構造4に固定されているが、上部構造3に固定されていても良い。また、挿入体7、27が上部構造3側に配置されているが、挿入体7、27が下部構造4側に配置され、被挿入体9が上部構造3側に配置されてもよい。
橋梁に弾性すべり支承を形成した様子を表す断面図の要部拡大図である。 橋梁に弾性すべり支承を形成した様子を表す断面図である。 一体化された挿入体、弾性体及び被挿入体が被覆部材で被覆された様子を表す、図1のA−A底面図である。 (a)は図1に示すアンカー体の平面図、(b)は図1に示すアンカー体の正面図である。 図1の上部構造が水平方向に摺動した時の様子を表す要部拡大図である。 橋梁に弾性すべり支承を形成した様子を表す断面図の要部拡大図である。 一体化された挿入体、弾性体及び被挿入体が被覆部材で被覆された様子を表す、図6のB−B底面図である。 橋梁に弾性すべり支承を形成した様子を表す断面図の要部拡大図である。 一体化された挿入体、弾性体及び被挿入体が被覆部材で被覆された様子を表す、図8のC−C底面図である。 (a)は図8に示すアンカー体の平面図、(b)は図8に示すアンカー体の正面図である。
符号の説明
1………弾性すべり支承
2………橋梁
3………上部構造
4………下部構造
5………機能分離型支承
6………水平荷重支承
7………挿入体
7a……固定部
7b……挿入部
8………弾性体
8a……貫通孔
9………被挿入体
9a……被挿入部
9b……ボルト穴
10……被覆部材
10a…ボルト孔
11……アンカー体
11a…蓋部
11b…アンカー部
11c…ボルト孔
12……ソールプレート
13……沓座モルタル
14……アンカーバー
15……鋼板
16……ボルト
21……弾性すべり支承
27……挿入体
27a…固定部
27b…挿入部
28……弾性体
28a…貫通孔
30……被覆部材
41……弾性すべり支承
47……挿入・被挿入体
47a…固定部
47b…挿入部
47c…被挿入部
47d…ボルト穴
48……弾性体
48a…貫通孔
50……被覆部材
51……アンカー体
51a…蓋部
51b…アンカー部
51c…ボルト孔
L1……挿入部の拡径部以外の部分の側面と弾性体の内側面との水平距離
L2……拡径部の側面と被挿入体の内側面との水平距離
L3……固定部の中心を通り、何れかの一辺に平行な線
C………固定部の中心

Claims (7)

  1. 構造物の下部構造と上部構造の間に設置される弾性すべり支承であって、
    前記下部構造と前記上部構造のいずれか一方側に配置され、他方側へ突出する挿入部を有する挿入体と、
    前記他方側に配置され、前記挿入体と鉛直方向に対向し、前記挿入体の前記挿入部が挿入される被挿入部を有する被挿入体と、
    前記挿入体の前記挿入部を外した位置の、前記挿入体と前記被挿入体との間に介在する弾性体とを備え、
    前記挿入体と前記被挿入体のいずれか一方は固定され、
    前記挿入体と前記被挿入体は前記下部構造と前記上部構造の相対水平変位時に互いに係止し得る状態にあることを特徴とする弾性すべり支承。
  2. 前記挿入部が全周に亘って前記被挿入体及び前記弾性体に包囲されていることを特徴とする請求項1に記載の弾性すべり支承。
  3. 前記下部構造と前記上部構造のいずれか一方にアンカー体が定着し、
    前記挿入体と前記被挿入体のいずれか一方はこのアンカー体に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性すべり支承。
  4. 前記被挿入体の前記被挿入部は鉛直方向に貫通した孔であり、
    前記被挿入体が前記下部構造に定着したアンカー体に固定され、 前記アンカー体の前記被挿入体に接する面の外周は前記被挿入部の外周より外側に位置し、前記被挿入部は前記アンカー体に閉塞されていることを特徴とする請求項3に記載の弾性すべり支承。
  5. 前記挿入部と前記弾性体との水平距離は、前記挿入部と前記被挿入体との水平距離と、前記弾性体の最大水平膨出量の和以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弾性すべり支承。
  6. 前記挿入体及び前記弾性体並びに前記被挿入体の外面に沿って被覆部材に被覆されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の弾性すべり支承。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の弾性すべり支承によって上部構造の鉛直荷重が支持されることを特徴とする橋梁。
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