JP2003301748A - 燃料改質供給装置およびそれを用いた燃料改質方法 - Google Patents

燃料改質供給装置およびそれを用いた燃料改質方法

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JP2003301748A
JP2003301748A JP2002106742A JP2002106742A JP2003301748A JP 2003301748 A JP2003301748 A JP 2003301748A JP 2002106742 A JP2002106742 A JP 2002106742A JP 2002106742 A JP2002106742 A JP 2002106742A JP 2003301748 A JP2003301748 A JP 2003301748A
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Japan
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solenoid
fuel
fuel reforming
solenoid unit
supply device
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Yoshihiro Ikeda
義廣 池田
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディーゼルエンジンなどの内燃機関に設けた燃
料導管の外周に巻回し脱着自在に装着することができる
燃料改質供給装置を提供すること。 【解決手段】燃料改質供給装置の燃料導管の外周に装着
するソレノイドユニットは、その軸線方向端が開口され
ていて、燃料導管を取り外すことなく、この開口端から
燃料導管の外周に装着できるように構成されている。こ
のソレノイドユニットに対して所定の電圧を印加するこ
とによって、ソレノイドユニット内部だけに均一な磁界
を発生させ、その磁界の作用によって、燃料導管を通過
する燃料を改質させることができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料改質供給装
置およびそれを用いた燃料改質方法に関するものであ
り、更に詳細には、内燃機関への燃料導管の1部を磁界
中に位置するように設け、所定の電位を印加することに
よって該燃料導管の透磁率を空気の透磁率に対して最大
になるように設定されている燃料改質供給装置およびそ
れを用いた燃料改質方法に関するものである。
【0002】近年、特に自動車の内燃機関、例えばデイ
ーゼルエンジンなどからの排気ガス中に含まれるCO、
HC、NOxや黒煙などの汚染物質が大気汚染ならびに
地球温暖化の原因の一つとして大きな社会問題となって
いる。かかる問題を緩和するために、自動車の排ガス規
制が一段と厳しくなっている。このような厳しい排ガス
規制に対する要求に対応するために、内燃機関の燃料燃
焼速度を速めることによって内燃機関の熱効率を向上す
る技術が開発されている。
【0003】かかる技術を1つとして、自動車の燃料ラ
イン上に永久磁石装置を装着して、燃料パイプ内壁にパ
ラフィン粒子が接着して被膜を形成するのを防止して、
エンジン性能も高くするという技術が提案されている。
しかしながら、この装置には、磁場による燃料のイオン
化によって発生する熱に対する防止手段が配置されてな
く、加熱による事故発生の恐れがあるという欠点があ
る。このような従来装置の欠点を改善する技術として、
特公平7−77323号公報には、液体燃料の分裂運動
を活性化させ、液体燃料のイオン化を容易に促進させ、
燃料燃焼効率を増大できる燃焼効率増強装置が開示され
ている。この燃料効率増強装置には、複数の多極永久磁
石の配列した電磁気波通路が設けて多極多軸の磁束パタ
ーンを形成することにより、燃料の微粒化と共にイオン
化を促進し、熱現象を減少するように構成されている。
しかしながら、この装置においても、永久磁石を燃料供
給路に装着している関係上、永久磁石の熱劣化の問題が
発生する。この問題を解消するためには、永久磁石に代
えて耐熱性の高い特殊な磁石を使用する必要がある。し
かし、かかる特殊な磁石を使用すると、装置の費用が高
くなり経済的ではない。
【0004】別の技術として、特公平8−144873
号公報には、自動車等のエンジンに使用される燃料改質
し、燃焼排気の浄化を図るための内燃機関用燃料の清浄
装置が開示されている。この清浄装置は、内燃機関の燃
料供給路中に接続された燃料流通用合成樹脂管の外周
に、導電コイルを巻回して、低周波・低電圧の低燃料を
導電ホイールに印加することによって、不純物の少ない
しかも溶存酸素の多い燃料を内燃機関に供給するように
なっている。しかしながら、この装置においては、燃料
流通用合成樹脂管の外周に導電コイルを巻回しているの
で、所望の改質燃料を得るために十分な磁界を得ること
が難しいという欠点がある。
【0005】上記先行技術の燃焼効率増強装置には、そ
の電磁気波通路に複数の多極永久磁石が装着されている
ので、かかる永久磁石は内燃機関を分解しなければ脱着
することが不可能である。同様に、別の上記先行技術の
清浄装置には、燃料供給路中に接続された燃料流通用合
成樹脂管の外周に導電コイルを巻回しているので、内燃
機関を分解しなければ脱着することが不可能である。し
たがって、上記先行技術は、燃料導管を分解しなけれ
ば、永久磁石や導電コイルを修理したり、交換すること
ができないという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来技
術が有する課題を解決するために、本発明者は、内燃機
関の従来の燃料供給装置の改良すべく鋭意検討した結
果、燃料導管に永久磁石や、導電コイルを巻回した燃料
流通用合成樹脂管を設けることなく、燃料に磁界を印加
させることが可能な燃料改質供給装置を作製することに
成功して、この発明を完成した。
【0007】したがって、この発明は、1つの形態とし
て、燃料導管に永久磁石や、導電コイルを巻回した燃料
流通用合成樹脂管を設けることなく、ソレノイドユニッ
トを燃料導管の外周に着脱自在に巻回装着し、ソレノイ
ドユニットに対して電流を印加することによって燃料導
管を通過する燃料に磁界を印加させることが可能な燃料
改質供給装置を提供することを目的とする。また、この
発明は、別の形態として、燃料導管に永久磁石や、導電
コイルを巻回した燃料流通用合成樹脂管を設けることな
く、燃料導管の外周に巻回したソレノイドユニットに対
して電流を印加することによって燃料導管を通過する燃
料を改質して、内燃機関に改質燃料を供給することから
なる燃料改質方法を提供することを目的とする。
【0008】なお、本明細書においては、用語「実質的
に巻回」ならびにその関連用語は、ソレノイドユニット
が、物理的には燃料導管の外周全周を完全に巻回するの
ではなく、その一部分を開口しているが、磁気的には磁
界がその内側に配設される燃料導管の内部全体に亘って
発生するように実質的に巻回されている形態を意味する
ものとして使用している。したがって、この用語は、本
明細書では、単に巻回としか使用しない場合があるが、
特記しない限りまたは文脈から明らかな場合を除いて、
ソレノイドユニットが燃料導管の外周を実質的に巻回し
ているという意味で使用しているものと理解さるべきで
ある。また、本明細書においては、用語「開口」ならび
に「1部開口」およびそれらの関連用語は、燃料導管に
対するソレノイドユニットの軸線方向端が開口してい
て、その開口端を介してソレノイドユニットを燃料導管
の外周に装着できるように、装着時にはその開口端を拡
大してソレノイドユニットを装着し、装着後はその拡大
開口端を縮減して装着したソレノイドユニットが燃料導
管を巻回することができる開口の状態を意味するものと
して使用している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、1つの形態として、内燃機関と燃料タ
ンクとの間に各気筒毎に設けた燃料供給菅の外周に実質
的に巻回されかつ脱着自在に装着されたソレノイドユニ
ットと、該導電コイルに所定の電位を印加する電位発生
装置とからなる燃料改質供給装置であって、該燃料供給
菅の透磁率を空気の透磁率に対して最大になるように設
定されていることを特徴とする燃料改質供給装置を提供
する。この好ましい態様として、この発明は、燃料導管
に対するその軸線方向側が開口している1部開口環状ソ
レノイドユニットを装着した燃料改質供給装置を提供す
る。また、好ましい態様として、複数のソレノイド線が
その軸線方向端を開口させて並列に配置してユニット化
されたソレノイドユニットを装着した燃料改質供給装置
が提供てれる。別の好ましい態様として、その軸線方向
開口端から該燃料供給菅の外周にソレノイドユニットが
装着されている燃料改質供給装置が提供される。更に、
好ましい態様として、そのリング形状の1部を開口した
1部開口リング状ソレノイド線を複数並列に配列しかつ
それぞれを結合してユニット化した1部開口環状構造を
有するソレノイドユニットを燃料供給菅の外周に装着し
た燃料改質供給装置が提供される。更に好ましい態様と
して、この発明は、2本の半円状ソレノイド線のそれぞ
れ1端を結合し、多端を開口した1部開口環状形状をそ
れぞれ有する複数のソレノイド線をユニット化した1部
開口環状構造を有するソレノイドユニットを、またはフ
ィルムに複数のソレノイド線を並列に平行に配設し、フ
ィルムを略円形状に成形して得られる1部開口環状構造
を有するソレノイドユニットを、燃料供給菅の外周に装
着した燃料改質供給装置を提供する。
【0010】また、この発明は、別の好ましい態様とし
て、10ないし20本のソレノイド線から構成されるソ
レノイドユニットを燃料供給菅の外周に装着した燃料改
質供給装置を提供する。また、別の好ましい態様とし
て、ソレノイド線が銅線またはそれにメッキされた銅線
で構成されるソレノイドユニットを燃料供給菅の外周に
装着した燃料改質供給装置が提供される。更に別の好ま
しい態様として、同一燃料導管の外周にソレノイドユニ
ットが1個またはそれ以上装着されている燃料改質供給
装置が提供される。
【0011】この発明はまた、別の形態として、内燃機
関と燃料タンクとの間に設けられた各気筒の燃料供給菅
の外周にソレノイドユニットを実質的に巻回しかつ脱着
自在に装着し、ソレノイドユニットに所定の電位を印加
することによって該燃料供給菅の透磁率が空気の透磁率
に対して最大になるように設定することからなる燃料改
質方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の態様】以下に、この発明の実施の態様を
図面を参照して説明するが、下記説明は、この発明を限
定する意図で一切なされるものではなく、この発明をよ
り具体的に理解できるように例示としてなされるもので
ある。図1に示すように、この発明に係る内燃機関用燃
料改質供給装置は、燃料導管10と、その外周に実質的
に巻回されかつ脱着自在に装着したソレノイドユニット
20とから構成されている。燃料導管10は、内燃機関
のエンジンヘット12とエンジンブロック14に配設し
たインジェクションポンプ16との間に内燃機関の各気
筒毎に配設されていて、燃料タンク30からデイーゼル
エンジンなどの内燃機関に燃料を供給するようになって
いる。燃料導管10は、磁力を発生させるために磁性体
で構成するのが好ましいが、燃料導管10が磁性体で形
成されてなく、ゴムホースや樹脂製のパイプなどの非磁
性体で構成する場合には、燃料導管の外周に極薄の磁性
体素材を巻回するのが好ましい。図中、符号34はエン
ジンブロック14が載置されるシャーシー部を、符号3
5はバツテリを、符号36はダイナモを、符号38はマ
フラーをそれぞれ示す。
【0013】この発明において、燃料導管10は、一般
的には、内燃機関の気筒毎に配設されるので、例えば、
4個から12個設置される。しかしながら、この発明
は、複数個の気筒を備えたデイーゼルエンジンなどの内
燃機関に限定されるものではなく、単気筒の内燃機関に
も適用することができる。一方、ソレノイドユニット2
0は、一般的には、各燃料導管10の外周にそれぞれ装
着されるので、複数個、例えば4個から12個設置され
ることになるが、その数は特に限定されるものではな
く、例えば、単気筒のエンジンの場合には、ソレノイド
ユニット20を1個装着することができる。しかしなが
ら、1個の燃料導管10に対して装着できるソレノイド
ユニット20の数も何ら限定されるものではなく、1個
の燃料導管10に対して複数個のソレノイドユニット2
0を装着することも可能である。いずれの場合でも、複
数個のソレノイドユニット20はそれぞれ直列に接続さ
れるのがよい。
【0014】例えば、図1に示すような6気筒のエンジ
ンでは、その6気筒のそれぞれに対して燃料導管10が
配設されていて、それらの燃料導管10のそれぞれの外
周にソレノイドユニット20a−20fが巻回装着され
ている。このそれぞれのソレノイドユニットの両端に
は、配線が接続されていて、その配線の端には接続用コ
ネクタもしくは端子が連結されている。それぞれのソレ
ノイドユニットは、この接続用コネクタもしくは端子を
介して直列に電気的接続をすることができる。かかる接
続用コネクタもしくは端子を介して、例えば、ソレノイ
ドユニット20aと20bと、20bと20cという順
序で全てのソレノイドユニット20a−20fは直列に
電気的接続される。なお、ソレノイドユニット20の一
方端側のソレノイドユニット20aは、その1端側の接
続用コネクタもしくは端子を介して電位発生装置18に
電気的に連結されている。他方、かかるソレノイドユニ
ット20の反対端側のソレノイドユニット20fは、そ
の他端側の接続用コネクタもしくは端子を介して、ソレ
ノイドユニット21に電気的に連結されていてもよい。
【0015】ソレノイドユニット21は、インジェクシ
ョンポンプ14と燃料タンク30とを連通連結している
燃料導管32に配設するのがよい。ソレノイドユニット
21を燃料導管32に配設することにより、燃料の改質
効果をより一層向上させることが可能となる。ソレノイ
ドユニット21は、ソレノイドユニット20とその構成
は同じであってもよい。ソレノイドユニット21は、ソ
レノイドユニット20fに連結された反対側がエンジン
ヘット12に電気的に連結される。
【0016】上述したように、この発明においては、ソ
レノイドユニット20は、一般的には、燃料導管10ご
とに1個配設されるが、各燃料導管10ならびに/もし
くは燃料導管32に対して2個またはそれ以上のソレノ
イドユニット20を配設することも可能である。燃料導
管に複数個のソレノイドユニットを配設することによっ
て、燃料の改質効果をより一層向上させることが可能で
あるが、複数個のソレノイドユニットを燃料導管に実装
するかどうかは、経済的観点などから検討する必要があ
ることも事実である。燃料タンク30からインジェクシ
ョンポンプ16に連通する燃料導管32には、ソレノイ
ドユニット21の燃料タンク側にフェールフィルター3
6が配設されている。
【0017】この発明においては、ソレノイドユニット
20は、燃料供給菅を分解することなく、その燃料導管
に実質的に巻回しかつ脱着自在に装着できる形式のもの
であれば、特定の形式のものに限定されることはなく、
種々の形式のものを使用することができる。また、ソレ
ノイドユニット20は、各燃料導管中を通過する燃料に
対して、均一な透磁率でかつ最大の磁力を付与すること
によって、その燃料を改質しかつ微粒化することができ
るものであればいずれでもよい。更に、ソレノイドユニ
ット20の形式や形状などは、エンジンや燃料改質供給
装置の燃料導管などの種類、形状や配置、構成などよっ
て適宜選択して使用することができる。
【0018】この発明に使用するソレノイドユニット2
0は、それを装着する燃料導管10の軸線方向端が開口
していて、その外周に脱着自在に装着できる形式のもの
であればいずれの形式のものであってもよい。例えば、
ソレノイドユニット20は、それを構成する複数のソレ
ノイドを並列に線状に配列するとともに、複数のソレノ
イドをその1部をそれぞれ連結してユニット化した形状
を有していて、そのソレノイドを構成するソレノイド線
が、その1部を開口した1部開口リング形状をしている
ことから構成されている。なお、ソレノイドユニット2
0に使用されるソレノイド線は、例えば、銅線もしくは
メッキした銅線を用いることができ、その外皮部分が耐
熱性に優れたテフロン(登録商標)系の素材で被覆され
ているのが好ましい。その銅線もしくはメッキした銅線
は、例えば、0.1から5mm程度の直径を有するもの
を使用するのがよい。
【0019】例えば、図2および図3には、この発明に
おいて使用することができるソレノイドユニット20の
形式の例をそれぞれ示している。図2Aは1部開口環状
ソレノイド方式の1例である1部開口環状ソレノイドユ
ニット20Aを示している。図3は、1部開口環状フィ
ルムソレノイド方式のフィルムソレノイドユニット20
Bを示している。ただし、この発明において使用するこ
とができるソレノイドユニットの形式は、図示したこれ
らの形式に一切限定されるものではないことは言うまで
もなく、この発明の目的を達成することができる形式の
ソレノイドユニットであればいずれも使用することがで
きることは当然のことである。
【0020】図2Aに示すように、1部開口環状ソレノ
イドユニット20Aは、例えば、半円状の2本のソレノ
イド線を、それぞれの1端だけを結合して1部開口環状
形状のソレノイドを形成すると共に、かかる1部開口環
状ソレノイドを複数個(図2においては13個)それぞ
れの開口部分を線状に位置合わせして並列に線状に配列
し、それぞれの1部分を互いに連結してユニット化した
構成になっている。この構成を有する1部開口環状ソレ
ノイドユニット20Aにおいては、それが装着される燃
料導管10に対してその軸線方向端が開口した状態にな
っている。ソレノイドユニット20Aには、その両端に
配線(ケーブル)が接続されていて、その先端にはそれ
ぞれ接続用コネクタまたは端子が接続されている。この
ような構成を有するソレノイドユニット20Aは、その
軸線方向側の両端が開口した状態になっているので、こ
の開口端を広げてソレノイドユニット20Aを燃料導管
10の外周を包むように装着することができる。反対
に、ソレノイドユニット20Aは、その開口端を広げて
燃料導管10から取り外すことができる。以上のよう
に、この発明に係るソレノイドユニットは、燃料導管に
脱着自在に巻回装着することが簡単にできる。
【0021】上記1部開口環状ソレノイドユニット20
Aについて、図2Aを参照しながら更に詳細に説明す
る。例えば、図2Aで示すように、1部開口環状ソレノ
イドユニット20Aは、複数本(図2Aにおいては13
本)のソレノイド線20−1〜20−13が、それぞれ
の開口部分が直線状になるように位置合わせをして、並
列に連続的に直線状に配列されている。各ソレノイド線
20−1〜20−13は、例えば、2本の半円状のソレ
ノイド線を、それぞれの1端だけを結合した1部開口環
状構造を有するように構成するのがよい。かかる構成か
らなる1部開口環状構造のソレノイド線は、例えば、そ
の結合部同士を別のソレノイド線22で結合することに
よって、ソレノイド線20−1〜20−13をそれぞれ
電気的に互いに接続することができる。このように2本
の半円状のソレノイド線を使用することによって、その
開口端は開閉自在になり、燃料導管に装着する場合に
は、広げることができ、反対に燃料導管の外周に装着固
定する場合には、狭めることが容易に可能になる。上記
のようにしてソレノイド線20−1〜20−13で構成
されたソレノイドユニット20の両端には、それぞれソ
レノイド線23、25が電気的に接続されるように、ソ
レノイド線20−1と20−13とに結合されている。
これらソレノイド線23、25にはそれぞれ接続用コネ
クタもしくは端子24、26とが配設されている。これ
ら接続用コネクタもしくは端子24、26を介して、ソ
レノイド線20−1と20−13とは、それぞれ電位発
生装置18と、ソレノイドユニット21もしくはエンジ
ンヘット12に電気的に接続されている。
【0022】図3は、この発明において使用することが
できるソレノイドユニット20の別の形式であるフィル
ム状ソレノイドユニット20Bを示している。図3A
は、フィルムにソレノイド線をプリント配線した状態の
フィルム状ソレノイドユニット20Bを示す模式図であ
る。図3Bは、図3のプリント配線したフィルム状ソレ
ノイドユニット20Bを燃料導管の外周に巻回装着する
ように屈曲させた状態のフィルム状ソレノイドユニット
20Bを示す模式図である。図3Aに示すように、フィ
ルム状ソレノイドユニット20Bは、例えば、導電性を
有しないプラスチック製のフィルムに複数本のソレノイ
ド線をプリント配線することによって作製することがで
きる。例えば、図3Aに示すような場合には、17本の
ソレノイド線のそれぞれが、各ソレノイド線の1端、つ
まりピン端子が隣接するソレノイド線の他端、つまりピ
ン端子と平行の位置に配置するように、フィルム40に
斜め方向に平行にプリント配線する。なお、プリント配
線は従来から当該技術分野において常用されている常法
に従がって行うことができる。
【0023】更に詳細に説明すると、例えば、ソレノイ
ド線41−2とそれに隣接するソレノイド線41−3と
は、ソレノイド線41−2の1端bが隣接ソレノイド線
41−3の他端b’とフィルム40に対して平行の位
置、つまり相対する反対側に位置するようにフィルム4
0上に斜めにかつ平行にプリント配線するのがよい。こ
のような関係を保持しながら、その他のソレノイド線に
対しても同様にプリント配線するのがよい。また、フィ
ルム40の最外端の位置にプリント配線するソレノイド
線41−1もその他のソレノイド線と同様な関係を保持
しながらプリント配線するのがよい。したがって、ソレ
ノイド線41−1の1端aは、ソレノイド線41−2の
他端a’とフィルム40に対して平行な位置に配置され
ることになる。同様に、ソレノイド線41−1と反対側
の最外端の位置にプリント配線されるソレノイド線41
−5もその他のソレノイド線と同様な関係を保持しなが
らプリント配線するのがよい。したがって、ソレノイド
線41−5の他端N’は、隣接するソレノイド線41−
4の1端Nとフィルム40に対して平行な位置に配置さ
れることになる。
【0024】このようにプリント配線して得られたフィ
ルム状ソレノイドユニット20Bを燃料導管の外周に巻
回装着する場合には、図3Bに示すように、例えば、ソ
レノイド線41−1と隣接するソレノイド線41−2と
は、ソレノイド線41−1の1端aが隣接ソレノイド線
41−2の他端a’と、燃料導管を挟んで相対する反対
側の位置に配置されるように、その1部が開口した形状
になるようにフィルム状ソレノイドユニット20Bを円
形状に丸めて使用するのがよい。なお、フィルム40の
1方の最外端に位置するソレノイド線41−1は、その
1端aが隣接するソレノイド線41−2の他端a’と相
対する位置に配置されることになるが、ソレノイド線4
1−1は、その他端には配線42が接続されていて、そ
の配線の他端には接続用コネクタもしくは端子43が設
けられている。同様に、フィルム40の他方の最外端に
位置するソレノイド線41−5は、その他端N’が隣接
するソレノイド線41−4の1端Nと相対する位置に配
置されることになるが、ソレノイド線41−5は、その
1端には配線44が接続されていて、その配線の他端に
は接続用コネクタもしくは端子45が設けられている。
これらの接続用コネクタもしくは端子を介して、その他
の要素に電気的に接続されることになる。
【0025】上記のようにしてソレノイド線がプリント
配線されるフィルムの両側端部には、一般的には、その
両側端部が電気的に接続されるように導電性素材からな
る細い線状導電部をプリント配線するのがよい。その
上、各ソレノイド線は、その両端がフィルムの導電部に
位置するようにプリント配線される。更に、各ソレノイ
ド線の1端にはオスピン端子として、またその他端には
メスピン端子が取り付けられる。この構成によって、フ
ィルム状ソレノイドユニット20Bは、ソレノイドとし
て作用することができるようになる。
【0026】上記構造を有するフィルム状ソレノイドユ
ニット20Bは、上述したように、その軸線方向開口端
を開口した状態で、燃料導管の外周に巻回して装着でき
るように丸めるだけで、燃料導管を取り外すことなく、
燃料導管の外周に簡単に巻回装着することが可能であ
る。フィルム状ソレノイドユニット20Bを実質的に円
形状に丸める場合、各ソレノイド線は、その1端が隣接
するソレノイド線の他端と相対する位置に配列するのが
よい。反対に、フィルム状ソレノイドユニット20Bを
燃料導管の外周から取り外すには、そのフィルム状ソレ
ノイドユニット20Bを広げて引き抜くだけで簡単に取
り外すことが可能である。上記したように、この発明に
係るソレノイドユニットは、燃料導管の外周に簡単に装
着することができると共に、その燃料導管から簡単に取
り外すことができる。
【0027】この発明に係るソレノイドユニット20を
燃料導管10に実装する場合には、ソレノイドユニット
を、図2Bに示すように、例えば、ソレノイドケース5
0内に装着して、ソレノイドケース50を燃料導管10
に装着して固定するのがよい。そのためには、ソレノイ
ドケース50は、2つに分割したケース部50a、50
bとから構成するのが好ましい。この発明において、ソ
レノイドケース50を利用して、ソレノイドユニット2
0を燃料導管10に装着するには、例えば、ケース部5
0a、50b中にソレノイドユニット20を収容した状
態で、ソレノイドユニットを燃料導管の外周に装着した
後に、ケース部50a、50bを互いに閉じて燃料導管
の外周に固定させるのがよい。他の態様としては、ソレ
ノイドユニット20を燃料導管10の外周に巻回装着し
た後に、ソレノイドケース50を燃料導管の外周に固定
させることも可能である。なお、ソレノイドユニット2
0を燃料導管10に装着する方法としては、上記に何ら
限定されるものではなく、ソレノイドユニットを燃料導
管の外周に実質的に巻回して、着脱自在に装着すること
ができる方法であればいずれも使用することができる。
【0028】次ぎに、この発明に係る燃料改質供給装置
を使用して、エンジンなどの内燃機関に燃料タンクから
燃料を供給するに際して、この発明のソレノイドユニッ
トによって磁力を燃料に印加することによって、燃料を
改質する方法を図1を参照しながら説明する。図1に示
すように、電位発生装置18を作動させて、発生した電
流を燃料改質供給装置に印加する。電位発生装置18か
ら燃料改質供給装置に印加された電流が燃料導管10に
装着したソレノイドユニット20中を流れると、燃料導
管10内外に磁力線が発生する。例えば、電位発生装置
18から燃料改質供給装置に2アンペアの電流が印加さ
れると、ソレノイドユニット20には、ソレノイドユニ
ット20のソレノイド線の周回数(n)に電流2アンペ
アを積算した値、つまり、2アンペアx n(周回数)
=2n(アンペアターン)分の磁力線が発生する。ま
た、燃料導管10は、磁性体で構成されているので、透
磁率が増大するとともに、磁束密度も倍増する。この場
合の磁束密度は20倍であった。なお、これをエンジン
の回転数に応じて可変し、磁力をコントロールすること
も可能である。また、同一燃料導管に対してソレノイド
ユニット20を複数個直列に取り付けて接続した場合に
は、この効果を増大させることも可能である。そのよう
なこの発明による効果によって、この発明に係る燃料改
質供給装置により、燃料は、改質かつ微粒子化されて燃
料効率を向上させて、CO、HC、NOxやスモークな
どの汚染物質を大幅に削減することができる。
【0029】上記のようにソレノイドユニット20に対
して、電位発生装置18から電流を印加した場合には、
発生する磁界の方向はフレミングの法則で決まり、また
ビオバザールの法則により磁界は円筒形の燃料導管内に
だけ発生し、その磁界の分布状態も均一であることが判
明した。
【0030】次に、円筒状燃料導管中に流れる磁界につ
いて説明する。まず、有限長円筒、つまり円筒状燃料導
管における磁界について説明する。図4(A)におい
て、円筒の半径をaとし、コイル巻き数をNとして、電
流Iを流すという条件の下での円筒中心点Pでの磁界
と、点Pがコイル端にある場合の磁界について、ビオバ
ザールの法則を用いて求めることにする。
【0031】(中心点Pでの磁界)図4(B)におい
て、中心点Pにおける磁界Hは次式(1)で計算するこ
とができる。
【0032】
【式1】
【0033】有限長円筒の断面を図4(C)に示す。こ
こで、点Pから距離χにある微小長さdχにおけるコイ
ル巻数は、ndχとなる。そこで点Pの磁界dHはビオ
ザバールの法則の次式(2)で表される。
【0034】
【式2】
【0035】従って、点Pの磁界Hは次式(3)で計算
することができる。
【0036】
【式3】 なお、円筒の半径aが小さく、長さlが無限長の場合
は、磁界Hは次式(4)で表すことができる。
【0037】
【式4】
【0038】一方、点Pがコイル端にある場合の点Pで
の磁界Hは次ぎのように計算することができる。つま
り、上式(2)の積分を0からlまでとすると、点Pが
コイル端にある場合の点Pでの磁界Hは次式(5)で表
すことができる。
【0039】
【式5】
【0040】l>>aであれば、点Pがコイル端にある
場合の点Pでの磁界Hは次式(6)で表すことができ
る。
【0041】
【式6】
【0042】したがって、コイル端における磁界はコイ
ル中心の半分である。
【0043】他方、無限長円筒の断面を図4(D)に示
す。図4(D)において、円筒内外にまたがる磁界をA
BCDで表すと、下記の関係が成立する。なお、円筒内
外にまたがる磁界の方向は、右ネジの法則・フレミング
の左手の法則から、図4(D)の矢印(→)方向とな
る。仮に、円筒内中心の磁界をPとすると、アンペアの
周回積分から次式(7)が成立する。
【0044】
【式7】
【0045】ここでAB方向の磁界は次式(8)で表す
ことができる。
【0046】
【式8】
【0047】また、BC方向の磁界は、DA方向の磁界
と反対となり、ゼロとなる。つまり、下式の関係が成立
する。
【0048】
【式9】
【0049】したがって、円筒コイルの磁界は、円筒内
のみとなる。また、点Pの磁界は、上式(8)から次式
(9)として得られる。
【0050】
【式10】
【0051】つまり、上式(9)は、有限長円筒で求め
た上式(4)と同じである。また、図4(D)に示す縦
方向の磁界は均一となる。したがって、図4(D)に示
す円筒内の磁界は、(1)磁界方向が左から右に向いて
いて、(2)磁界は円筒内のみに発生し、(3)磁界は
円筒内の縦方向において均一である。
【0052】なお、有限長円筒の磁気分布を図5に示
す。
【0053】
【実施例】この発明に係る燃料改質供給装置を用いてC
O、HC、NOおよび黒煙の削減割合をAT車平成11
年規制値と比較した。燃料改質供給装置としては、は、
10本のソレノイド線を使用して、上記の構成にしたが
って作製した1部開口環状ソレノイドユニットを使用し
た。使用した車両は、上記ソレノイドユニット20Aを
設けた燃料改質供給装置を装着したトヨタカルデア(S
−CT196)平成5年式AT車で、走行距離が14
5、000kmの車両であった。なお、測定は、10、
15モード(g/km)によって、財団法人日本自動車
運輸技術協会の指定場所で行った。その結果を、ディー
ゼル中量車(車輛総重量1.7トン超2.5トン以下)
に対するAT車平成11年規制値と比較して、表1に示
す。
【0054】
【表1】
【0055】上記結果から、この発明に係る燃料改質供
給装置は、AT車平成11年規制値と比較した場合で
も、CO、HC、NOおよび黒煙を著しく削減すること
ができることが判明した。
【0056】
【発明の効果】上述したように、この発明に係る燃料改
質供給装置は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関から
の排ガス中のCO、HC、NOおよび黒煙の量を著しく
削減することができるという大きな利点を有している。
また、この発明に係る燃料改質供給装置は、それが装着
される燃料導管を内燃機関から取り外すことなく、燃料
導管に装着することができると共に、燃料導管から取り
外すことも簡単に可能であるという大きな利点がある。
更に、この発明に係る燃料改質供給装置は、それが装着
される燃料導管内にだけ磁界を発生することができるの
で、燃料を改質する効果を著しく向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る燃料改質供給装置の1態様を示
す概略図。
【図2】この発明に係る燃料改質供給装置に装着される
ソレノイドユニットの1例を示す図。図2Aはソレノイ
ドユニット20Aを示す斜視図。図2Bは図2Aのソレ
ノイドユニット20Aをソレノイドケースに収納した状
態を示す図。
【図3】この発明に係る燃料改質供給装置に装着される
フィルム状ソレノイドユニットの1例を示す図。図3A
はソレノイドユニット20Bを示す平面図。図3Bは図
3Aのソレノイドユニット20Bを装着する際の状態を
示す斜視図。
【図4】円筒中を流れる磁界を説明するための説明図。
図4Aは有限長円筒の磁界を説明するための説明図。図
4Bは中心点Pの磁界Hを説明する図。図4Cは有限長
円筒の断面を示す図。図4Dは無限長円筒の断面を示す
図。
【図5】有限長円筒の磁界分布を示す図。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関と燃料タンクとの間に各気筒毎に
    設けた燃料導管の外周に実質的に巻回されかつ脱着自在
    に装着されたソレノイドユニットと、該ソレノイドユニ
    ットに所定の電位を印加する電位発生装置とからなる燃
    料改質供給装置であって、該電位発生装置から該ソレノ
    イドユニットに所定の電位を印加することによって該燃
    料導管の透磁率を空気の透磁率に対して最大になるよう
    に設定されていることを特徴とする燃料改質供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載する燃料改質供給装置にお
    いて、該ソレノイドユニットが1部開口環状構造を有す
    ることを特徴とする燃料改質供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載する燃料改質供給
    装置において、該ソレノイドユニットは、複数のソレノ
    イド線がその軸線方向端を開口させて並列に配置してユ
    ニット化されていることを特徴とする燃料改質供給装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3に記載する燃料改質供給
    装置において、該ソレノイドユニットが、その軸線方向
    開口端から該燃料供給菅の外周に装着できるように構成
    されていることを特徴とする燃料改質供給装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか1項に記載す
    る燃料改質供給装置において、該ソレノイドユニット
    が、その1部が開口した1部開口リング状ソレノイド線
    を複数並列に配列しかつそれぞれを結合してユニット化
    した1部開口環状構造を有していることを特徴とする燃
    料改質供給装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか1項に記載す
    る燃料改質供給装置において、該ソレノイドユニット
    が、2本の半円状ソレノイド線のそれぞれ1端を結合
    し、多端を開口した1部開口環状形状をそれぞれ有して
    いる複数のソレノイド線をユニット化した1部開口環状
    構造を有していることを特徴とする燃料改質供給装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれか1項に記載す
    る燃料改質供給装置において、該ソレノイドユニット
    が、フィルムに複数のソレノイド線を並列に平行に配設
    し、該フィルムを略円形状に成形することを特徴とする
    燃料改質供給装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか1項に記載す
    る燃料改質供給装置において、該ソレノイド線は、その
    数が10ないし20本であることを特徴とする燃料改質
    供給装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれか1項に記載す
    る燃料改質供給装置において、該ソレノイド線が、銅線
    またはそれにメッキされた銅線であることを特徴とする
    燃料改質供給装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9のいずれか1項に記載
    する燃料改質供給装置において、該ソレノイドユニット
    が、燃料導管にそれぞれ1個またはそれ以上装着されて
    いることを特徴とする燃料改質供給装置。
  11. 【請求項11】内燃機関と燃料タンクとの間に各気筒毎
    に設けた燃料導管の外周にソレノイドユニットを実質的
    に巻回しかつ脱着自在に装着し、電位発生装置から該ソ
    レノイドユニットに対して所定の電位を印加して該燃料
    導管内に磁界を発生させ、該燃料導管中を通過する燃料
    に対して該磁界を作用させることによって、該燃料供給
    菅の透磁率を空気の透磁率に対して最大になるように設
    定することを特徴とする燃料改質方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載する燃料改質方法にお
    いて、該ソレノイドユニットが1部開口環状構造を有す
    ることを特徴とする燃料改質方法。
  13. 【請求項13】請求項11または12に記載する燃料改
    質方法において、該ソレノイドユニットは、複数のソレ
    ノイド線がその軸線方向端を開口させて並列に配置して
    ユニット化されていることを特徴とする燃料改質方法。
  14. 【請求項14】請求項11ないし13に記載する燃料改
    質方法において、該ソレノイドユニットが、その軸線方
    向開口端から該燃料供給菅の外周に装着できるように構
    成されていることを特徴とする燃料改質方法。
  15. 【請求項15】請求項11ないし14のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイドユニット
    が、その1部が開口した1部開口リング状ソレノイド線
    を複数並列に配列しかつそれぞれを結合してユニット化
    した1部開口環状構造を有していることを特徴とする燃
    料改質方法。
  16. 【請求項16】請求項11ないし15のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイドユニット
    が、2本の半円状ソレノイド線のそれぞれ1端を結合
    し、多端を開口した1部開口環状形状をそれぞれ有して
    いる複数のソレノイド線をユニット化した1部開口環状
    構造を有していることを特徴とする燃料改質方法。
  17. 【請求項17】請求項11ないし15のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイドユニット
    が、フィルムに複数のソレノイド線を並列に平行に配設
    し、該フィルムを略円形状に成形することを特徴とする
    燃料改質方法。
  18. 【請求項18】請求項11ないし17のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイド線は、そ
    の数が10ないし20本であることを特徴とする燃料改
    質方法。
  19. 【請求項19】請求項11ないし18のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイド線が、銅
    線またはそれにメッキされた銅線であることを特徴とす
    る燃料改質方法。
  20. 【請求項20】請求項11ないし19のいずれか1項に
    記載する燃料改質方法において、該ソレノイドユニット
    が、燃料導管にそれぞれ1個またはそれ以上装着されて
    いることを特徴とする燃料改質方法。
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