JP2003301303A - ストッキング - Google Patents

ストッキング

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JP2003301303A
JP2003301303A JP2002102147A JP2002102147A JP2003301303A JP 2003301303 A JP2003301303 A JP 2003301303A JP 2002102147 A JP2002102147 A JP 2002102147A JP 2002102147 A JP2002102147 A JP 2002102147A JP 2003301303 A JP2003301303 A JP 2003301303A
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Japan
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texture
yarn
polyester
acid
stockings
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Application number
JP2002102147A
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English (en)
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Hironori Uranaka
宏典 浦中
Keiji Hokin
圭二 宝金
Mieko Kuroiwa
三重子 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Du Pont Toray Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィット性、伸長回復性、着用時の着脱性に優
れ、生地が薄く、風合いがソフトで、ドレープ感があ
り、シャリミのある触感を有するストッキングを得るこ
と。 【解決手段】構成成分の一方がポリエチレンテレフタレ
ートを主成分とし、他方の構成成分がポリトリメチレン
テレフタレートを主成分とするサイドバイサイド型また
は偏芯シース・コア型であるポリエステル系複合繊維を
含有してなることを特徴とするストッキング。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストッキングに関
する。
【0002】さらに詳細には、フィット性、伸長回復
性、着用時の着脱性に優れ、生地が薄く、風合いがソフ
トで、ドレープ感があり、シャリミのある触感を有する
ストッキングに関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、ストッキングに用いられる素
材として、主にポリアミド繊維の原糸あるいは仮撚加工
糸をポリウレタン系弾性繊維に一重あるいは二重に被覆
した弾性被覆糸が用いられてきた。しかし、これらを用
いたストッキングは、生地が厚く、風合いが硬く、フィ
ット性、伸長回復性、着用時の着脱性が十分に満足でき
る物にはなっておらず、これら欠点を改善できるストッ
キングの開発が急がれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術では得られなかったフィット性、伸長回復性、着
用時の着脱性に優れ、生地が薄く、風合いがソフトで、
ドレープ感があり、シャリミのある触感を有するストッ
キングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のストッキング
は、前記課題を解決するため以下の手段を採用する。
【0006】すなわち、構成成分の一方がポリエチレン
テレフタレートを主成分とし、他方の構成成分がポリト
リメチレンテレフタレートを主成分とするサイドバイサ
イド型または偏芯シース・コア型であるポリエステル系
複合繊維を含有してなることを特徴とするストッキング
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のストッキングを説
明する。
【0008】本発明のストッキングは、構成成分の一方
がポリエチレンテレフタレートを主成分とし、他方の構
成成分がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とす
るサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型である
ポリエステル系複合繊維を含有する。
【0009】本発明のストッキングに用いられるポリエ
ステル系複合繊維について説明する。
【0010】前記ポリエステル系複合繊維は構成成分の
一方がポリエチレンテレフタレートを主成分とし、他方
の構成成分がポリトリメチレンテレフタレートを主成分
とするサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型の
ものである。
【0011】前記ポリエステル系複合繊維において極限
粘度の異なる重合体が貼り合わされることによって、紡
糸、延伸時に高粘度側に応力が集中するため、2成分間
で内部歪みが異なる。そのため、延伸後の弾性回復率差
および布帛の熱処理工程での熱収縮差により高粘度側が
大きく収縮し、単繊維内で歪みが生じて3次元コイル捲
縮の形態をとる。この3次元コイルの径および単繊維長
当たりのコイル数は、高収縮成分と低収縮成分との収縮
差(弾性回復率差を含む)によって決まるといってもよ
く、収縮差が大きいほどコイル径が小さく、単位繊維長
当たりのコイル数が多くなる。
【0012】ストレッチ素材として要求されるコイル捲
縮は、コイル径が小さく、単位繊維長当たりのコイル数
が多い(伸長特性に優れ、見映えがよい)、コイルの耐
へたり性がよい(伸縮回数に応じたコイルのへたり量が
小さく、ストレッチ保持性に優れる)、さらにはコイル
の伸縮特性は、低収縮成分を支点とした高収縮成分の伸
縮特性が支配的となるため、高収縮成分に用いる重合体
には高い伸長性および回復性が要求される。そこで、本
発明者らはポリエステルの特性を損なうことなく前記特
性を満足させるために鋭意検討した結果、低収縮成分に
ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、高収縮成分
に、ポリトリメチレンテレフタレートを主成分としたポ
リエステル複合繊維を用いることを見いだした。ポリト
リメチレンテレフタレート繊維は、代表的なポリエステ
ル繊維であるポリエチレンテレフタレート繊維やポリブ
チレンテレフタレート繊維と同等の力学的特性や化学的
特性を有しつつ、伸長回復性がきわめて優れている。こ
れは、ポリトリメチレンテレフタレートの結晶構造にお
いてアルキレングリコール部のメチレン鎖がゴーシュ−
ゴーシュ構造(分子鎖が90度に屈曲)であること、さ
らにはベンゼン環同士の相互作用(スタッキング、並
列)による拘束点密度が低く、フレキシビリティーが高
いことから、メチレン基の回転により分子鎖が容易に伸
長・回復するためと考えている。
【0013】本発明で用いられるポリエチレンテレフタ
レートには、ポリエチレンテレフタレート単位を主たる
繰り返し単位とする重合体成分からなるものが好まし
い。
【0014】すなわち、本発明におけるポリエチレンテ
レフタレートとしては、テレフタル酸を主たる酸成分と
し、エチレングリコールを主たるグリコ−ル成分として
得られるポリエステルが好ましい。ただし、他のエステ
ル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以下の割合
で含まれるものも好ましく、10モル%以下の割合で含
まれるものはより好ましい。共重合可能な化合物とし
て、たとえばスルフォン酸、ナトリウムスルフォン酸、
硫酸、硫酸エステル、硫酸ジエチル、硫酸エチル、脂肪
族スルフォン酸、エタンスルフォン酸、クロロベンゼン
スルフォン酸、脂環式スルフォン酸、イソフタル酸、セ
バシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、アジピン酸、シ
ュウ酸、デカンジカルボン酸などのジカルボン酸、p−
ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクトンなどのヒドロ
キシカルボン酸などのジカルボン酸類、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオー
ル、ブタンジオール、ペンタンジオール、ハイドロキノ
ン、ビスフェノールAなどのジオール類が好ましく使用
される。
【0015】また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸
化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗
酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料な
どを添加してもよい。
【0016】本発明で用いられるポリトリメチレンテレ
フタレートには、トリメチレンテレフタレート単位を主
たる繰り返し単位とする重合体成分からなるものが好ま
しい。
【0017】すなわち、本発明におけるポリトリメチレ
ンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主たる酸成
分とし、1,3プロパンジオ−ルを主たるグリコ−ル成
分として得られるポリエステルが好ましい。ただし、他
のエステル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以
下の割合で含まれるものも好ましく、10モル%以下の
割合で含まれるものはより好ましい。共重合可能な化合
物として、たとえばイソフタル酸、コハク酸、シクロヘ
キサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン
酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボ
ン酸類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキ
サンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコールなどのジオール類が好ましく使用され
る。
【0018】また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸
化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗
酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料な
どを添加してもよい。
【0019】本発明において、コイル状捲縮を発現さ
せ、編織物を形成した際に所望の伸縮性を得る観点か
ら、ポリトリメチレンテレフタレートの極限粘度は1.
0以上であるのが好ましく、1.2以上であるのがより
好ましい。
【0020】本発明で使用されるポリエステル系複合繊
維の単糸断面形状はサイドバイサイド型または偏芯シー
ス・コア型とするものである。
【0021】断面形状がサイドバイサイド型または偏芯
シース・コア型でないと、糸条に熱が付与された際に、
コイル状捲縮が発現せず、糸条に伸縮性を付与すること
ができない問題がある。
【0022】また、ポリエステル系複合繊維におけるポ
リエチレンテレフタレート/ポリトリメチレンテレフタ
レートの重量比率は、製糸性および繊維長さ方向のコイ
ルの寸法均質性の観点から30/70以上70/30以
下の範囲であることが好ましい。
【0023】本発明のストッキングにおいては、ポリエ
ステル系複合繊維は、そのまま用いられてもよく、ま
た、加工糸の構成成分として用いられてもよい。
【0024】ポリエステル系複合繊維が加工糸の構成成
分として用いられる場合、ポリウレタン系弾性繊維に前
記ポリエステル系複合繊維を一重あるいは二重に被覆し
たり、合撚したものや、前記ポリエステル系複合繊維に
他の繊維を一重あるいは二重に被覆したり、合撚した
り、複合仮撚、あるいはエアー交絡処理により混繊した
ものも好ましい。
【0025】本発明で好ましく用いられるポリウレタン
系弾性繊維としては、ポリマージオールと有機ジイソシ
アネートを主体とするイソシアネートと多官能活性水素
化合物を反応させて得られるポリウレタン重合体を紡糸
して得られたものが好ましい。本発明で用いるポリマー
ジオールとしては、ポリテトラメチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレンエーテルグリコール
のようなポリエーテルグリコール類、エチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどのグリコール類の少な
くとも一種とアジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、β−メチルアジピン酸、イソフタル酸など
のジカルボン酸の少なくとも一種を反応させて得られる
ポリエステルグリコール類、ポリカプロラクトングリコ
ール、ポリヘキサメチレンジカーボネートグリコールの
ようなポリマージオールの一種または二種以上の混合物
または共重合物が例示できる。
【0026】また、ポリウレタン弾性繊維に用いられる
有機ジイソシアネートとしては、4,4´−ジフェニル
メタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,
4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、4,4´−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネートのような有機ジイソシ
アネートの一種または二種以上の混合物が例示できる。
さらにトリイソシアネートを少量併用してもよい。
【0027】ポリウレタン弾性繊維に用いられる多官能
活性水素化合物としては、エチレンジアミン、1,2−
プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリ
レンジアミン、4,4´−ジフェニルメタンジアミン、
ヒドラジン、1,4−ジアミノピペラジン、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、水などの一種またはこれらの二種以上の混合
物が例示できる。所望により、これら前記化合物に、モ
ノアミン、モノアルコールのような停止剤を少量併用し
てもよい。また、2,6−ジテトラブチルパラクレゾー
ル、亜リン酸エステルなどの酸化防止剤、ヒドロキシベ
ンゾフェノン系またはヒドオキシベンゾチアゾールなど
の光または紫外線吸収剤、1,1−ジアルキル置換セミ
カルバジド、ジチオカルバミン酸塩などのガス黄変、劣
化防止剤、および酸化チタン、酸化亜鉛などの白色顔料
を適宜使用してもよい。
【0028】本発明で好ましく使用されるポリウレタン
系弾性繊維の繊度は11デシテックス以上156デシテ
ックス以下の範囲が好ましく、22デシテックス以上4
4デシテックス以下の範囲がより好ましい。
【0029】また、破断伸度は300%以上であること
が好ましい。
【0030】さらに、ポリウレタン系弾性繊維の断面形
状は円形であってもよく、扁平であってもよい。
【0031】使用される他の繊維としては、フィラメン
ト糸または紡績糸のいずれであってもよく、具体的に
は、フィラメント糸として、レーヨン、アセテート、ポ
リアミド、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、
塩化ビニル等の化合繊または絹(生糸)等が好ましく用
いられ、態様は原糸、仮撚加工糸、もしくは先染糸等の
いずれであってもよく、また、これらの複合糸であって
もよい。
【0032】また、紡績糸は、木綿、羊毛、麻、絹等の
天然繊維、レーヨン、ポリアミド、ポリエステル、アク
リロニトリル、ポリプロピレン、塩化ビニール系等の化
合繊からなるステープルが好ましく、これらが単独もし
くは混紡された紡績糸のいずれであってもよい。
【0033】本発明においては、ポリエステル系複合繊
維もしくはポリエステル系複合繊維が構成成分として用
いられた加工糸の繊度は、用途目的に応じて20デシテ
ックス以上1000デシテックス以下の範囲が好まし
い。
【0034】さらにポリエステル系複合繊維の単糸繊度
は、用途に応じて0.4デシテックス以上25デシテッ
クス以下の範囲が好ましい。
【0035】本発明のストッキングは、市販の2口もし
くは4口給糸の丸編機等を用い、前記ポリエステル系複
合繊維もしくは構成成分としてポリエステル系複合繊維
が用いられた加工糸を用いて編成することも好ましく、
また、ポリウレタン系弾性繊維を芯糸とする被覆弾性糸
と前記ポリエステル系複合繊維とを交互に編成すること
も好ましく行われる。
【0036】編成された編地は常法に基づいて染色等が
行って製品に加工するのが好ましい。
【0037】本発明が対象とするストッキングは、パン
ティストッキング、ロングストッキング、ショートスト
ッキング、タイツで代表されるストッキング製品類など
である。
【0038】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0039】なお実施例中の極限粘度(η)は次の方法
で求めた。
【0040】ただし、本発明がこれら実施例により限定
されるものではない。 [極限粘度(η)]オルソクロロフェノール10mlに
対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオス
トワルド粘度計を用いて測定した。 [フィット性]パネラー10名による官能テストを行
い、着用時のフィット性について評価した。フィット性
について、非常に良好を5、良好を4、どちらともいえ
ないを3、やや不良を2、不良を1とした5段階評価を
行い、10名の平均値を評価値とした。 [伸長回復率]JIS−L−1096B法に基づいて測
定した。 [風合い(生地厚感)]パネラー10名による官能テス
トを行い、生地厚感について評価した。生地厚感につい
て、薄いを5、やや薄いを4、どちらともいえないを
3、やや厚いを2、厚いを1とした5段階評価を行い、
10名の平均値を評価値とした。 [風合い(ソフト感)]パネラー10名による官能テス
トを行い、着用時のソフト感について評価した。ソフト
感について、非常に柔らかいを5、柔らかいを4、どち
らともいえないを3、やや硬いを2、硬いを1とした5
段階評価を行い、10名の平均値を評価値とした。 [風合い(シャリミ感)]パネラー10名による官能テ
ストを行い、着用時のソフト感について評価した。ソフ
ト感について、シャリミ感があるを5、ややシャリミ感
があるを4、どちらともいえないを3、ややヌメリ感が
あるを2、ヌメリ感があるを1とした5段階評価を行
い、10名の平均値を評価値とした。 [着用時の着脱性]パネラー10名による官能テストを
行い、着用時の着脱性について評価した。ソフト感につ
いて、非常に着脱しやすいを5、着脱しやすいを4、ど
ちらともいえないを3、やや着脱しにくいを2、着脱し
にくいを1とした5段階評価を行い、10名の平均値を
評価値とした。
【0041】[実施例1]極限粘度が1.31のポリト
リメチレンテレフタレートと極限粘度が0.52のポリ
エチレンテレフタレートをそれぞれ別々に溶融し、紡糸
温度260℃で24孔の複合紡糸口金よりポリエチレン
テレフタレート/ポリトリメチレンテレフタレートの重
量比率が50/50となるように吐出し、紡糸速度14
00m/分で引き取り、165dtex24フィラメン
トの未延伸糸を得た。さらに、ホットロール−熱板系延
伸機を用い、ホットロール温度70℃、熱板温度145
℃、延伸倍率3.0で延伸して、56dtex24フィ
ラメントのサイドバイサイド型ポリエステル系複合繊維
(延伸糸)を得た。
【0042】得られたポリエステル系複合繊維を釜径4
in、針本数400本の通常のパンティストッキング用
丸編機を用いてゾッキパンストを編成し、分散染料で染
色、仕上げセットを施し、ゾッキパンストを得た。得ら
れたストッキングのフィット性、伸長回復率、風合い
(生地厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性の
結果を表1に示す通りであり、フィット性、伸長回復
率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風合い
(シャリミ感)、着用時の着脱性に優れたものであっ
た。
【0043】
【表1】
【0044】[実施例2]実施例1で使用した56dt
ex24フィラメントのポリエステル系複合繊維にダブ
ルツイスターを用いて、Z250T/mの撚糸を施し、
実施例1同様にゾッキパンストを編成し、分散染料で染
色、仕上げセットを施し、ゾッキパンストを得た。得ら
れたストッキングのフィット性、伸長回復率、風合い
(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風合い(シャリミ
感)、着用時の着脱性の結果を表1に示す通りであり、
フィット性、伸長回復率、風合い(生地厚感)、風合い
(ソフト感)、着用時の着脱性に優れたものであった。
【0045】[実施例3]20dtexのポリウレタン
系弾性繊維を芯糸とし、鞘糸として実施例1で使用した
56dtex24フィラメントのポリエステル系複合繊
維を用い、以下の条件でカバリング加工を施し、一重被
覆糸を得た。
【0046】ドラフト:3.0倍 ヨリ数:Z1000T/m スピンドル回転数:13000rpm 巻取比:93.0% 得られた一重被覆糸を用いて、実施例1と同様に、ゾッ
キタイツを編成し、分散染料で染色、仕上げセットを施
し、ゾッキタイツを得た。
【0047】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性に優れた
ものであった。
【0048】[実施例4]20dtexのポリウレタン
系弾性繊維を芯糸とし、鞘糸として33dtex6フィ
ラメントポリアミド延伸糸を用い、実施例3と同様に以
下の条件でカバリング加工を施し、一重被覆糸を得た。
【0049】ドラフト:3.0倍 ヨリ数:Z1000T/m スピンドル回転数:13000rpm 巻取比:93.0% 得られた一重被覆糸と実施例1で使用した56dtex
24フィラメントのポリエステル系複合繊維とを交互に
編機の給糸口に供給し交編タイツを編成し、分散染料と
酸性染料で染色、仕上げセットを施し、交編タイツを得
た。
【0050】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性に優れた
ものであった。
【0051】[実施例5]実施例3で得られた一重被覆
糸と56dtex24フィラメントのウーリーポリエス
テルとを交互に編機の給糸口に供給し、交編タイツを編
成し、分散染料で染色、仕上げセットを施し、交編タイ
ツを得た。
【0052】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性に優れた
ものであった。
【0053】[実施例6]20dtexのポリウレタン
系弾性繊維を芯糸とし、鞘糸として実施例1で使用した
56dtex24フィラメントのポリエステル系複合繊
維を用い、以下の条件でカバリング加工を施し、二重被
覆糸を得た。
【0054】ドラフト:3.0倍 下ヨリ数:S1000T/m 上ヨリ数:Z850T/m スピンドル回転数:13000rpm 巻取比:93.0% 得られた二重被覆糸を用いて、実施例1と同様に、ゾッ
キタイツを編成し、分散染料で染色、仕上げセットを施
し、ゾッキタイツを得た。
【0055】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性に優れた
ものであった。
【0056】[比較例1]20dtexのポリウレタン
系弾性繊維を芯糸とし、鞘糸として33dtex6フィ
ラメントポリアミド延伸糸を用い、実施例3と同様に以
下の条件でカバリング加工を施し、一重被覆糸を得た。
【0057】ドラフト:3.0倍 ヨリ数:Z1000T/m スピンドル回転数:13000rpm 巻取比:93.0% 得られた一重被覆糸を用いて、実施例1と同様に、釜径
4in、針本数400本の通常のパンティストッキング
用丸編機を用いてゾッキパンストを編成し、酸性染料で
染色、仕上げセットを施し、ゾッキパンストを得た。
【0058】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性について
十分なものを得ることができなかった。
【0059】[比較例2]比較例1で得られた一重被覆
糸と33dtex6フィラメントウーリーナイロン糸を
用い、56dtex18フィラメントのポリエチレンテ
レフタレート延伸糸とを交互に編機の給糸口に供給し、
交編タイツを編成し、分散染料で染色、仕上げセットを
施し、交編タイツを得た。
【0060】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性について
十分なものを得ることができなかった。
【0061】[比較例3]20dtexのポリウレタン
系弾性繊維を芯糸とし、鞘糸として56dtex18フ
ィラメントのポリエチレンテレフタレート延伸糸を用い
比較例1と同様に以下の条件でカバリング加工を実施
し、二重被覆糸を得た。
【0062】ドラフト:3.0倍 下ヨリ数:S800T/m 上ヨリ数:Z680T/m スピンドル回転数:13000rpm 巻取比:93.0% 得られた二重被覆糸を用いて、実施例1と同様に、釜径
4in、針本数400本の通常のパンティストッキング
用丸編機を用いてゾッキパンストを編成し、酸性染料で
染色、仕上げセットを施し、ゾッキパンストを得た。
【0063】得られたストッキングのフィット性、伸長
回復率、風合い(生地厚感)、風合い(ソフト感)、風
合い(シャリミ感)、着用時の着脱性の結果を表1に示
す通りであり、フィット性、伸長回復率、風合い(生地
厚感)、風合い(ソフト感)、着用時の着脱性について
十分なものを得ることができなかった。
【0064】
【発明の効果】本発明により、フィット性、伸長回復
性、着用時の着脱性に優れ、生地が薄く、風合いがソフ
トで、ドレープ感があり、シャリミのある触感を有する
ストッキングを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 三重子 滋賀県大津市園山1丁目1番2号 東レ・ デュポン株式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 3B018 AA00 AC01 AC10 AD02 AD07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成成分の一方がポリエチレンテレフタレ
    ートを主成分とし、他方の構成成分がポリトリメチレン
    テレフタレートを主成分とするサイドバイサイド型また
    は偏芯シース・コア型であるポリエステル系複合繊維を
    含有してなることを特徴とするストッキング。
  2. 【請求項2】前記ポリエステル系複合繊維を構成成分と
    する加工糸が用いられてなることを特徴とする請求項1
    に記載のストッキング。
JP2002102147A 2002-04-04 2002-04-04 ストッキング Pending JP2003301303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1616491A1 (de) * 2004-07-17 2006-01-18 Malerba Strümpfe Deutschland GmbH Socke oder Strump mit einer Sohle mit einer rutschhemmenden Beschichtung und Verfahren zur Herstellung der Socke
JP2014094112A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Gunze Ltd ストッキング

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